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プラネテス#16

「ハチマキひとりぼっちの巻」

突発的な太陽フレアによって一人宇宙に放り出されたハチマキ.回収はされるものの,まともに太陽フレアを浴びていたら重度の放射線被爆による死は免れない.診療室の前で祈る仲間たちだが,ハチマキの体はほとんど被爆していなかった.ヴァン・アレン帯に入っていたこと,そして地球の影に入っていたこと.2つの幸運(悪運?)でハチマキは生還したのだ.しかし最後に残った感覚遮断検査で,空間喪失症にかかってしまったことがわかる.宇宙空間に一人きり放り出された恐怖によって起きるこの症状.心因的なもので,特に船外作業(EVA)のスペシャリストであるハチマキには,宇宙飛行士をやめなければならないほどの病なのだ.

原作つきの1話.ハチマキの中での「ターニングポイント」はむしろこの話かも.悪運によって命は救われたものの,心の傷が残ってしまい,それを克服しようともがくハチマキが流血しつつ戦います.一方タナベはそれを見ているしかなく,また直接症状から救い出すのもタナベではなく.このあたりから,ハチマキと宇宙とタナベの三角関係がはじまるんだろうなたぶん.
ふつーの人間でも徹底した感覚遮断をやるとハチマキみたいな症状を起こします.ヨガとかの苦行で地面に穴掘って埋まって悟りを得るような奴はそれを利用してますね.ただ,以前は6時間耐えられたはずのハチマキがかかった「空間喪失症」は,PTSDとの相互作用によってそれがより短時間で出る,というもののようで.ちゃんと修行を積んだ聖人でもきついような幻覚を曲がりなりにも克服したハチマキには,この先遠くまで突っ走るだけの覚悟が出来ました.ただ,それを間接的に導いてくれたのが仲間なんだという事実にはまだ気づいてねえやこいつ.

とうとう実物が出てきたフォンブラウン号(の一部).また,以前登場したニンジャさんやノノのエピソードもきちんと生かされていていました(ニンジャさんは次回からも時々見られそうですが).幻覚も迫力十分.ただ,…最後の見せられてから触るあたりまでは,音楽はいらなかった.惜しい(苦笑).

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