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ケロロ軍曹#2

「幽霊さんの無力ぶりが愛らしくの巻」

(A)軍曹は朝から家の掃除.冬樹は学校へ.勉強は嫌だが学校には友達がいる.それを聞いた軍曹,自分が一緒にペコポン(地球)に来た仲間を探すのをすっかり忘れていたことに気がついた.急いで探しに外に行きたいものの,夏美に「改造」「実験」「不慮の事故」が外では待っていると言われて外出拒否.死ぬのは嫌なので自宅でガンプラをつくろうとすると,そのふがいなさを仲間の幻影に叱られる.隊長失格だけは嫌なのでまずは冬樹の学校を探索に.
学校では夏美はバレーボールで大活躍.ボール籠の中の見慣れない緑のボールを打つと跳ね回った末に逃げていく.ボールのふりをしていた軍曹,夏美にぼこぼこにされて早くも戦意をくじかれ,冬樹を探すことにするへたれぶり.

(B)桃華は日向家に上陸しようとするも門前で夏美に出鼻をくじかれる.そして日向家から出てきた冬樹のエプロン姿に萌え.しかしケロロ軍曹がつくっていた料理(お好み焼き?)が脱走して桃華の顔に激突&吸着.ウェルカムクリーチャーを撃滅する桃華と追い討ちをかけるタママ二等兵.その修羅の如き様,まさにこの上司にしてこの部下あり.
というわけで桃華とタママ日向家に上陸.まずは軍曹とタママはブリーフィング.侵略にやってきた5人が揃えばこの星を落とすなどたやすいけど日向家には恩があるので迷惑をかけないようにと言う軍曹に仁義を感じるタママ.しかし軍曹がクリーチャーを片付けはじめたのを見て,「メイドさんにお願いしましょうよ」ととんでもない提案.

まだまだ物語も立ち上がり半ば.今週は人は誰でも秘密を抱え…というわけで西沢桃華が「ひみつ」ことタママ二等兵を抱えて愛しの冬樹に急接近です.愛らしい外見に反し切れると恐ろしい桃華とタママ.ただしタママが切れるのが比較的瞬間的でありかつ出てくるのも口からバズーカならぬビームなため現実味が薄いのに対し,桃華さんは比較的長時間切れかつその暴力が非常に現実的なので残虐度アップ.さらにマンガだと数コマなのですが映像では以外と長く,そのインパクトはなかなかのもの.また,ちょいと現実離れしたレベルのお嬢様でもあります.

前半は桃華さん冬樹に接近しようと頑張るものの空回りのお話.軍曹のつくろうとしていたガンプラの箱絵がちゃんとガンダムで,しかもちゃんと色プラ(独自技術)なのが芸が細かい.言いたいことを言えないうちに冬樹のオカルトクラブに入部できた幸せ者桃華さん.しかし愛の告白にはタママの屁が大きな妨害となり,手下の不始末を鉄拳?制裁する桃華さんの雄姿.そう,こうでなくてはいけません.
そしてぶちぎれて頭からすごい何か(笑)を出している桃華さんを,ケロボールのタライ落としで救う軍曹.ここのタライの落下ぶりはなかなかに見ごたえがあって楽しく.コントにタライはつきものですからね.キレると何が起きるかわからない恐ろしい二重人格は飼い主もペットも同様で,双方が切れた場合に誰も止める者がいないというのは非常に危険な状況です.

後半は爆弾娘桃華さんが日向家に上陸.ウェルカムクリーチャーの表面のかつぶしの揺れっぷりがリアルです(笑).そしてはじめての共鳴.まだ短いですが数が増えればきっと必要以上に長くなってくれるのではないかと期待です.タママ側の優遇状況を知ってすっかり負け組の軍曹.複線はわざわざ書いてありますが,軍曹が邪魔していたのもあまりにリッチな西沢家の状況をうらやんで,という感情の流れがあるのかもしれません.あ,タママは隙あらばいつでも桃華の寝首をかき切るつもりだと思うので問題はありません(苦笑).
「冬樹くん」と呼べない桃華さん.前半の秋に引き続き,冬じゃないのに苦し紛れの冬トーク.しかし露骨な複線によってちゃんと呼ぶことができました.桃華さん,ミッションコンプリートに満足そうです.
登場人物は揃ってきましたが実はまだボケと流される奴ばかりでツッコミの数が足りません.このちょいと間の抜けた状態で次週に続きます.

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