« ジャンプインジャンプ#4 ボーボボ×デスノート | トップページ | 4月アニメ初回見残り分 »

GANTZ#2

「戦え玄野,適切に削れGANTZ!の巻」

不思議マンションに響く「新しい朝がきた」.黒い球には「ネギ星人をやっつけに行け」という指示が出て,内部に格納されていた銃と,名前つきの黒い服が出てくる.全員がそれを受け取りきらないうちに,来たときと逆に頭から消えてしまう部屋の人々.服と銃をなんとか持って外に送られた玄野は,コスプレのようなその黒い服を着る.送られた外の街を歩くマンションの面々.若い不気味な男・西は,「自分たちはスカウトされ,宇宙人をやっつけにいくのだ.一匹退治すれは一千万だ」と訳知りに言う.「スカウトなんかされてねえ」と反論する玄野たちだが.「ここに来る前に話しかけられなかったか?」という彼の言葉には全員覚えがある.ナビゲータを頼りにネギ星人を探しに行くマンションの連中.教師がアパートの一室で小さなネギ星人を発見し,マンションの連中はそれを銃で殺した.
程なく小さなネギ星人を殺した彼らのもとにやって来たのは,血の涙を流すネギ星人の親.マンションの連中は次々にネギ星人に殺される.

これを読んでるような人間に今更書くこともないとは思いますが,どのメディアにも表現に対する一定の線引きがあります.物理的なものから人間の決める倫理的なものまで様々ですが,テレビ局ってのはその倫理的な規制がちょいときつめです.「GANTZ」原作はバイオレンス満載なのでそれを地上波のアニメにするにはそのまま作れるわけがありません.これは当たり前の話です.しかしそれでも「GANTZ」がやりたいと作る側が思うのなら,規制を如何にして回避し乗り越え置き換えるかを考えるべき.そんなわけでこの番組も,「ケロロ」や「ボーボボ」と同じく,どんな風に規制を乗り越えるのかが1つの見所になっていますよ自分の中では.
今回は規制に触れる部分を削って,長さが中途半端になったから1話に入るようにさらに削ったみたいですね.これじゃ途中削りすぎだ(苦笑).首領パッチソードを御持参&御食用のネギ星人子どもが無残にやられる様を見せておかないと,親の怒りと加藤の涙がよくわからなくなってしまいますよ.親に頭を握られたヤクザと教師のやりとりとか,「生き残る」と宣言しながら殺されるヤクザとかはその恐慌状態がよく出ていて好きなんですけどね.そしてめまぐるしいやり取りの中で地味に政治家のおっさんが一人ではみ出して死んでおります.この調子で削るとフジに切られる前に放映できるフィルムがなくなると思われるので別の意味でどきどきです(笑).

後半は,加藤がネギ星人(親)を泣きながら説得しようとする馬鹿っぷり.殺し合いは嫌だが自分も死にたくない.相手は撃ちたくないが生き残るためには撃つしかなく.けれど撃てない加藤は転落.人間としては正しすぎる行動,しかも命がけだから非の打ち所もないんですが,それでも加藤の行動を見ている凡人はどうしようもなくやるせない気分になってしまいますよ.残った玄野と女の子の逃避行ですが,女の子岸本が玄野が撃たないことを責めるのは納得がいきません(苦笑).あんな状況じゃしょうがねえ!
2人の逃げた先は行き止まりの路地.追い詰められた玄野は,加藤が夢見た過去のガキ大将だった自分を呼び起こします.ぎりぎりの行動をヒーローになるために選択する玄野,スーツの力で華麗なる大ジャンプ.このあたりの浮遊感とスピードは映像として素晴らしい.どっこい生きてた加藤の助け(しかし役立たず)のおかげで,ネギ星人をスーツで強化された筋力でぶん殴る玄野.しかし加藤は許しを請うネギ星人を助けるよう求め,一方やってきた西は逆に銃でこいつを撃てと促します.
さて,玄野は彼を撃つのかどうか.撃ったあとにわかることとは.そして1時間経つと何がどうなるのか.さらに来週はどこまで削るのか,あんまり削るとなくなるぞ! とんでもなく歪んだ楽しみを見つけているような気がしつつも次週に続きます.

|

« ジャンプインジャンプ#4 ボーボボ×デスノート | トップページ | 4月アニメ初回見残り分 »

レビュー◆GANTZ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: GANTZ#2:

« ジャンプインジャンプ#4 ボーボボ×デスノート | トップページ | 4月アニメ初回見残り分 »