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GANTZ#3

「エロは死の欲望を越えての巻」

電車に轢かれてから激変した玄野の運命.今目の前には縛られたネギ星人.西はそれを撃てと指示する.死人を見たいという好奇心や殺してみたいという奥深い欲望をそそのかす西の言葉,しかしどうしても岸本の目が気になる玄野.結局は銃を収める.お前も偽善者かと失望する西.なおも死体を見ること…つくることをそそのかす西.目の前に死にそうな奴がいれば,死体が見られるかもしれないって思うだろ? しかし玄野には西の言葉以上に岸本が気になる.結局玄野は撃てず,西は送る用の銃でネギ星人をどこかへと送った.ネギ星人も消え,再び最初のマンションへ転送される玄野たち.マンションには生きている者しか帰れず,部屋に戻れば今受けている傷は元に戻るという.しかし,玄野と岸が必死で呼びかけても,加藤は倒れたまま,来ない.

このシリーズが開始してからたった10分程度で死に,そこから1.5回かけて今度は別の生命の生殺与奪の権利を握った玄野.今週は握ったその命を潰してしまえと年下の西に誘惑されるという壮絶な展開を丁寧に描いています.この不条理な状況の中で,命などより岸本が気になって仕方のない玄野の卑小さが本当に笑えます.玄野はどうやら筋金入りのエロのようで,写真集を買い,キスをするという複線が生かされた絶妙な展開なのは間違いないのですが,人として本当にそれでいいのかどうかは微妙なところです.西は玄野を自らの仲間にしようと頑張りますが玄野が死の誘惑なんかよりも岸本ことエロに夢中だったおかげで失敗.岸本のおかげでネギ星人の命は奪わず終わりましたが,失われつつある加藤の命は呼び戻せないように見えて前半終了.

後半では,マンションにさらに犬と加藤が戻ってきて採点開始.採点も面白いのですが岸本に惚れられている加藤が うらやましくて仕方ないエロ玄野が愉快.採点では犬0点.岸本0点,加藤0点,西3点,玄野0点.基本的に敵を送ると点が得られるようですが,殺したときにどれくらいの点が得られるのかは不明のまま.生き残ったそれぞれへの実も蓋もないコメントとともに採点終了.そして彼らにはもれなく生きる権利が与えられます.冷笑する普通の中学生こと西がここに来たのは1年前.しかしそれより前からこの部屋では同じことが繰り返されていたらしく.今回補充されたのが西と犬以外全員だったということは,前回は西と犬以外全員が死んでいるってことですね.死に魅入られた西が玄野を自分の仲間に引き込もうとするのは恐らくはその孤独ゆえ.そして仲間にならない玄野を偽善者呼ばわりするのですが,玄野はそんな立派なものではなくただただエロなだけと思われます(苦笑).
己の部屋に帰ってきた玄野は,自分が元のままなのか,それとも今の自分は違う存在なのかを悩みます.テレビではあの政治家や先生の死が伝えられ,自分たちの死は「消えてしまった高校生」としてニュースのネタに.その上あの素敵なスーツと銃は部屋に残っています.夢じゃない.夢じゃなかったんだ!どうしよう!というわけで次週に続きます.

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