ケロロ軍曹#1
「胸&エロス減量で手堅くスタートの巻」
(A)2004年・現代.日向家という戦場を愛機とともに駆け抜ける戦士の姿があった.ペコポン(地球)の最新装備こと掃除機の実力を縦横無尽の活躍で見せつけるケロロ軍曹.しかし手が誤り上官の日向夏美のスカートを巻き込んで大ピンチ.さらに横から友人の日向冬樹が支援を誤って大惨事.それでもお風呂掃除のあとにはビーフシチューが食べられると知って張り切る軍曹.
日向家に帰宅したママさん,軍曹に部屋を与えるというお達し.専用の部屋.それはステータスでありかつ3倍の能力であり,ペコポン(地球)征服にやってきた軍曹にとっては前線基地ともなりえる素敵物件.ママさんにご案内された部屋は開くと荷物だらけ.そしてカエルの大好きなじめじめだ.
(B)2004年・現代より数週間前.地球に侵略してきた宇宙人から逃げる夢にうなされる日向冬樹.姉の夏美に起こされるものの,「宇宙人のメッセージかも!」と主張して二度寝しようとする冬樹.それを起こすために夏美がついた嘘,「あんなところに宇宙人が!」 が,嘘のはずがほんとにいちゃった宇宙人.しかも人語を話すでかいカエル.日向姉弟に捕獲されて中づりにされる宇宙人.「カエルであります」と流暢な日本語で主張するカエルがいるわけがない.しかし宇宙人も大切だが学校も大切.遅刻しそうな日向姉弟は学校へ.取り残された宇宙人はぎりぎりで縄抜けに成功し姉弟への復讐を誓う.
宇宙人でマニアという未知との遭遇を描いた評判の高い原作をあのサンライズでアニメ化.なんせ作品の要が「ガンダム」であったため,妙な偽ガンダムでごまかす以外にはサンライズでつくるしか手がないわけで.テンション高めの原作のあのノリをどこまで再現し,どこからどうやって原作を越えようとするのか,しばらく見守ってみることにします.ちなみに好きなのはモアさんです(笑).
#1は前半と後半で2話構成になっていますが,これは来週からも続くんだろうか? とてもスタイリッシュなキャラなのでフォント遊びで使う文字もまたお洒落.「宇宙最強掃除ガエル伝説」での使い方が一番好きだなあ.
前半は,ママさんの提案で「専用の」部屋を支給される軍曹.ママさん的には夏の自由研究・蟻の巣の観察なノリで宇宙人のプライベートルームが見たいだけみたいですが.軍曹は宇宙人ですがかえるなのでじめじめが快適.そんなわけで封印されていた荷物部屋にすっかり大喜び.そして完成したのがいかにも快適そうなアーバンルーム.ただ,あの環境だとじめじめではないんだろうなぁ.カエルにはいいかもしれませんがAV機材には湿気は大敵ですからね.そして快適な暮らしには憑き物も…ビバ,オカルト!
後半は軍曹たちがやってきたというかその存在がいかにして露見し,彼が日向家に配属されるに至ったかについての説明話.冬樹の夢,なんで夏美がスイカを持って逃げているのかよくわからないのですがまあ夢なんてそんなもんかもしれず.軍曹がなぜ日向家に侵入していたのかについても結局不明なままですが,冬樹の持ってる何かを狙って侵入してたんでしょう.たとえばガンプラとか.天井から逆さづり&宇宙ヒルとくれば深夜帯なら間違いなくサービスシーンのはずなのですが,テレ東の昼間ではやぱり無理でした.でもこの厳しさで番組をつくっていくのなら,コードのきついアメリカにでもそのまま輸出できそうで.ただしこの番組のガンダム関係の面白さを外人に理解してもらえるかどうかには激しく疑問が残るわけですけどね.
そしてママさんの見た「インパクト」「アクション」「関連グッズ」.…セルフパロディっていうか制作会社含めてメタ的に面白く.そんな強いキャラこと軍曹をお気に入るママさん.侵略者なんですけどね.取り残されてますけどね.
| 固定リンク
「レビュー◆ケロロ軍曹」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント