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ボボボーボ・ボーボボ#20

「なんで1話だけでこんなものすごい量なのですかの巻」

ボーボボ対強敵6月7日.ボーボボはボーボボ・ワールドを展開.そこにはキング鼻毛様もご登場.「この世界では精神を解放できないものには死あるのみ」というわけで,早速キング鼻毛様が攻撃開始.しかしボーボボがレアキャラなのに気がついたキング鼻毛様,敵を無視してボーボボをゲットしようと駆け寄ったところ,花畑の中のボーボボは首領パッチ先生のクラスの授業参観に父兄として出席中だった.教室の生徒は全員お江戸納豆.その生徒を後から釣竿でひっかけようとしているボーボボ.首領パッチ先生が納豆に質問すると答えられないはずが答えるしキング鼻毛様が食べているのは豆沢君だしキング鼻毛様はちゃんと答えるし伝えたいことは伝えず気持ちは取りに行こうとするがわかっていなくて台詞は噛み,ついには「こんなんなっちゃったー」と首領パッチ.そして警部殿! イエッサー大佐! ドレミファソラシー! ドッキング! あけましておめでとう! 寿! と壮絶な展開に.「全然文字になってねぇ!」と6月7日は突っ込み,精神の解放ができなかったというわけで敗北しボーボボの勝利.それを見ていて喜ぶヘッポコ丸だが,首領パッチに一喝されて負け組席に戻る,と,なぜかボーボボも一緒に座っている.
ポマードリング第3戦は首領パッチ対強そうな人.首領パッチはボーボボを負け犬扱いし,偉そうに出陣.「1秒で倒す!」と宣言する強そうな人に「 かかってこいやー!」と挑発する首領パッチ.本当に1秒でやられて戻ってきた.もちろんボーボボとヘッポコ丸に蹴りだされる.次の第4戦は天の助が出場.負けてないはずのボーボボはここでもやっぱり負け犬扱い.

スポーツ中継のおかげで久しぶりの「ボーボボ」.さすがに番組としての破壊力はずば抜けています.というかずば抜けすぎで,特に今週は長いブランクのあとで頭が鈍ってる視聴者に対していきなりこれはないだろう(苦笑).出だしからボーボボ・ワールドなのでついていくだけで大変.例えるならば寝起きロデオ状態.作画・演出・脚本が揃って良く,特に女性の脚本のせいかビュティさんがいつもよりも強く周囲に突っ込み.また今週から1話が3パートになったのですが,どうして1パート分のボリュームが他のアニメよりも遥かに多いのですか(涙).とりあえず冒頭のあらすじは最初のパートのみです.

さて最初のパート.見ている人間をいきなり全力で置き去りにする恐ろしき聖鼻毛領域.上のあらすじでもまったくわけわからん部分が2箇所あると思うのですが,そこはそういう展開だったとしか言い様がありません(苦笑).「歓迎してやろうぜ!」とキング鼻毛様が呼ばわっても誰も出てこないので,結局そのまま攻撃続行のようなネタも間に挟まっているんですけどね.京都のペナントと江戸の納豆.微妙な地域ネタで攻めてくるのかと思ったら実際にはお家芸の学校ネタが生徒が無生物&食料&顔なしで高度に展開.眩暈のする展開についていけなかったのは視聴者だけではなく6月7日も一緒だったようでボーボボの勝利.ただしボーボボはあの状況で勝った奴が負け席に座ることほど芸人としておいしい展開はそうもなさそうで負け組に(笑).そのおいしさがわかっている首領パッチも天の助もボーボボを負け組として扱い,逆にそこまではわかってない若手ヘッポコ丸は必死でボーボボを弁護.その弁護まで全てひっくるめて,ボーボボは芸人としてはものすごくおいしい状況です.
そし首領パッチ戦,天の助戦と続くわけですが,ここであっさり2人とも続けて負けてチーム的には敗北.芸人としてはチームの勝利よりは笑いを優先させるべきで,この敗北も実はお笑いとしてはかなりおいしい.そんなしょうもない展開を涙して見守るしかないビュティさん.そこに伝わるテレパシーはウン…いや,ソフトンの顔の形.当然ながら近寄ってくるそれを全力で嫌がるビュティさん.今回は嫌がられてしまいましたけど,ソフトンはビュティさんのことを本当に大切にしていますね.

さて,中盤は敵味方ともハシャギすぎ.3勝した軍艦が勝利の宴の無礼講で墜落ボタンを押したがためにポマードリング落下・崩壊.地上に戻ってきたボーボボたちは天の助以外は無事.しかもビュティさんも取り返して元に戻したまではよかった.試合に負けて勝負に勝った状況…だったのにビュティさんをまた人形に戻してぶんなげるというのはやっぱりはしゃぎすぎ.そりゃ助けてもらったとはいえビュティさんも怒ります(苦笑).
さて,ソフトンはボーボボの弱点を発見し,このままでは戦えば死ぬ(が悪霊にはなりません)ので克服するためにバビロン界に行け!とバビロン界への門こと公衆トイレを召還.わざとオーバーアクションで探し,釣られて出てきたボーボボと首領パッチをそこへ蹴りこみます.さらに一緒に行ってあげてくれと頼んでビュティも同行.これでビュティさんをより安全なところへ送れたと思ったら軍艦5人衆の最後の一人がトイレと間違ってバビロン界へ.…間違ってはいないのか.あれがバビロンの門だって事実が間違ってるんだな(苦笑).そして残ったソフトンとヘッポコ丸の前には軍艦が出現.

そして最後のパート.バビロン界という名の四畳半に御到着のボーボボたち.早速鳥人間ことバビロン界の案内人,しかも大量を発見.ボーボボの弱点を探す旅がはじまりますが,案内人がついてきてどうするよとビュティさんは冷たい目.フルーツヨーグルトに飛び込もうとする魚ことボーボボをあわてて止めるがもうだいなしだし.首領パッチを連行して飛んできた飛行機にはただのブタではないブタ貴族.そしてビュティさんの前にやってくる,いかにも倒すとパンを落としそうな「ボーボボの弱点」.
とうとう耐え切れなくなったビュティさんは全員を正座させてお説教を開始.真面目にやってと命令するわけですがそれを聞く連中だったらこの番組は成立していません(笑).ビュティさんの「だいっきらいだー!」のシャウトのショックではじまる変なボーボボ劇場.軍艦5人衆の一人を間にはさんだボーボボと首領パッチの女の戦いがはじまるとおもったら幕末とおもったら陽だまりを浴びて優雅な喋りのバカ2人.この部分,ここまで猛スピードで展開していた流れを上手に緩めることで,実は単体としてのテンポは速いのですが緩やかに見えるというとても愉快な効果が出てます.そして「ゴメーヌ」…そんな謝罪の言葉は心底お断りしたい(苦笑).
さらにビュッティさんを讃えるバビロン界の皆様.周囲が全員自分をネタ兼観客としていじろうとするのがわかり心底嫌になるビュティさんですが,この流れに巻き込まれた軍艦5人衆の一人デスマスクがようやく正気に戻ってバトル開始&終了.ボーボボの弱点は必殺技が少なく見破られると次がないこと.しかし本当は大切なものなのでおいそれとは出せないだけ.ただし軍艦相手なら最終奥儀鼻毛横丁を使う覚悟をし,バビロン界を後にするボーボボたちでした.あ,天の助は放置されてるほうがおいしいからあれでよし(笑).

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