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金色のガッシュベル#56

「主演:高嶺清麿の巻」

パティと石版魔物たちの攻撃によって絶対絶命のガッシュと清麿.しかしその状況を変えられる頼もしい仲間,ティオと恵が合流する.ティオたちの元にナゾナゾ博士から連絡があり,ガッシュの元に石版魔物が向かうことを知らせてくれていたのだ.しかも博士の「教える戦い」のおかげで新技も習得しているティオ.まずは1つ目のギガ・ラ・セウシルで敵の攻撃を自爆技にすることで1体の石版魔物を消す.「私たちは一人じゃない!」と力強い2人.残る石版魔物は2体.数の面では互角だが既に清麿が限界に.そこでティオの2つ目の新呪文,サイフォジオの剣を清麿に刺すことによって体と心の消耗を回復させる.
一緒に戦おうとするティオと恵に対し,40以上の石版魔物との厳しい戦いに2人を巻き込むことになるのを知っている清麿は聞く.「いいのか2人とも」と.それに対する恵の返事は「たった40?」 4人で一緒に戦うなら少ないくらいで,4人ともロードの非道は許せない.同じ気持ちで共に歩んでくれる仲間が隣にいるから,清麿は立ち上がるしかない.

パティ襲来完結編.絶対絶命のガッシュと清麿の元に訪れた頼りになるお嬢さんお2人の大活躍でいっそヒロイン物になるのかと思ったら…清麿が情緒面で大活躍.ここまで活躍されると主役のはずのガッシュがどうでもいいくらいに大活躍(苦笑).助けに泣き,彼女たちを巻き込むことを恐れ,それを知ってなお戦ってくれる2人に泣き.他の作品ならもう少し繊細に,表情の変化程度で描かれるところですが,「ガッシュ」のお客さんは子どもですし作品自体もダイナミックさが売りなので,これでもかこれでもかと極太の描写連発です.太い筆でぐりぐりと描かれたような感情の表現があってこその「ガッシュ」だな,とつくづく感じる話となりました.

ちなみに清麿の次に活躍していたのはナゾナゾ博士(私見).3週間前に恵たちのもとにやってきていた博士.花束と挑戦状の持ちっぷりが格好よくて仕方ありません.そして動画通信やらビッグボインのボイン占いやらとギミックも大サービス! このあたり伝聞情報中心なのですが,博士とキッドが全部持って行ってます.
いきなり敵かあるいは恋のライバルが増えてしまったパティさんは大暴れするものの,冷静さを失ったゆえにあっという間に陣容はがたがた.弱った清麿に攻撃かけるあたりは卑怯もへったくれもなく至極正しい戦術なのですが,新しく加わったのが防御&回復のエキスパートだったのが仇となりました.「あなたたちはたった2人じゃない!」と雄雄しいティオと恵の未来を気遣う清麿,そしてその気遣いを無用と笑う2人に清麿さんも男泣き.先回から血を流したり涙を流したりと脱水症状が気遣われるところです.

後半はとうとう嫉妬でぶちぎれるパティさん.石版魔物2体による攻撃が開始されますが.防御のスペシャリスト,ティオの盾はそう簡単には破れません.そして仲間を得て落ち着いた清麿,盾の効力が切れるまで次の手を考え,そして実行します.ギガ・ラ・セウシルを敵2組にかけ,呪文が出せなくなったところで外からバオウ・ザケルガをぶつけるというコンビネーションが決まって1体を撃破1体を無力化.このあたり逃げ道のないハメ技のように見えますが,実は敵にギガ・ラ・セウシルが切れるまで防御呪文を使って待たれ切れた直後にティオを攻撃されたりとか,ガッシュとティオが2体の攻略で手一杯のところでパティさんが攻撃をかけたりするともう台無しになる危険な作戦です.にやりと笑っている余裕などない,薄皮一枚のざる計画なので注意しておきましょう.特に後者は当然考えられる動きだと思うのですが,頭に血が上ったパティさんは自分が魔物だということをすっかり忘れている模様.このあたりまで見抜いた上での計画だと…いいなぁ….
一緒に戦える仲間がいる喜びに泣く清麿.残る魔物はパティのみとなり,ガッシュとティオが生け捕りにしようとしますがウルルの大活躍で退避.飛行魔物で退避しようとするパティを空中まで走って追いかけるガッシュが素晴らしい.そして丸まったティオの上に力尽きて落下する様もまた素晴らしい.ギャグなんだかシリアスなんだかわかんないこの雰囲気こそ「ガッシュ」ですよ!
正気に戻った本の持ち主たち.元に戻ったのはいいもののあまりにいい人たちなので,その分ロードに怒る4人.何も覚えていない本の持ち主の手には古いタイルが.かなり古い遺跡のもので,これを調べて居場所を突き止めロードを絶対ぶっとばすと清麿が主人公らしく怒ったところで今回の戦いは終了.次に狙われているのは…どう考えても向かった石版魔物が気の毒になってしまうあの強い2人です.どんな凄惨が戦いが繰り広げられるのかどきどきしつつ,次回に続きます.

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コメント

初めまして、最近見始めたものですが、楽しいレビューは毎回楽しみです。

実は原作では、ウルルは千年魔物を指揮するパティには同行していないのです。
防御されることに関しては、あのレベルの魔物が使う防御呪文くらいなら、バオウはブチ抜いてK.Oさせられるので無問題なのですが(耐えたバリーは異常だったのです)、パティが術を使える状況というのはさすがに問題が……。とは言え後の展開を知る身としては、一概にウルルの存在を『いらない』とは言えないのがつらかったりもします(笑)。
まあ、スオウを破ったあとでも、バオウ・ザケルガに魔物2人を気絶させるだけの威力があることは証明済みなのですが、それでもパティが何も手を打とうとしないのは不自然でしたし。

投稿: しーぷ | 2004.05.15 19:37

しーぷさん,コメント&ご愛顧ありがとうございます!

自分も原作は既読(連載分まで)です.確かにウルルがいないと呪文出せませんので,マンガでは比較的矛盾も小さいんですが,アニメでキャストが足されたことで,ものすごーく変な感じになってしまってますよね,
セウシル切れ待ちは,原作もアニメも,相手が石版魔物(防御力高)でしかも2体いることから有効なのではないかと.高度な防御呪文の2体重ねがけか,あるいは最強呪文の2体重ねがけカウンターでバオウを防御か無力化することができますね.
でもまあ,清麿さんの勢いとノリに巻き込まれた時点で石版魔物&パティさんの敗北は見えているのでまあいいかも!と(笑).

投稿: Rowen | 2004.05.15 22:44

ややっ、それは失礼しました。美鳥の日々のレビューで、原作を読まれているような話があったことには気付いていたのですが、原作でのウルル不在に言及されていなかったために、「ガッシュは読んでいないのかなー」などと、勝手に決め付けてしまっていました。

高位防御呪文に関しては、まだこの段階はティオ専用の扱いなので考えちゃダメです(笑)。まあ、ギガ・ラ・セウシル内なら高位防御呪文は展開できるスペースはありませんし、使えるのは、そもそも上級呪文を複数使いこなす強者。単体ではバランシャあたりとどっこいどっこいぐらいの相手なら、使える恐れは……って、そういえば前述の用件を全てクリアする魔物も一人出てました(汗)。

あの状況を打破する策は、色々想像をめぐらせられるところで、僕もやりましたが、大体がバックファイア覚悟だったり、イチかバチかの賭けだったりして、「あのレベルの魔物に実行できる胆力は無い」となるか、「そもそも追い詰められてパニくってる状況で、そんなギリギリの策は思いつかない」って結論になりました。本来、人間が作戦担当って部分もありますし。でもアニメでは、もうちょっと落ち着ける立場で、いろいろあがけそうな方がいるんですよねー……パティさーん。ウルルとは言わないのが原作読者(笑)。

余談ですが、強大な力を持ちながらも防御呪文のない魔物が何人もいたり、高位防御呪文が激レアだったりするあたり、『ガッシュ』では、防御呪文には何か特殊な才能を要するのではないかと妄想したりしています。
なんだかやたら長くなってしまい申し訳ありません。これからも楽しみにしてます。

投稿: しーぷ | 2004.05.17 21:00

しーぷさん,コメントありがとうございます.頑張ります.

基本的には原作とアニメは別の作品だと思うので,原作との差異はあまり大きく取り上げないようにしています.取り上げたほうがアニメが面白く見られる場合は別ですが(苦笑).
高位防御呪文が難しいとなると,やはり最強呪文によるカウンター狙いが有望でしょう.ただしこの策を相手が取ろうとした場合,実はティオだけで2体を自滅させることができます.やりかたはティオが力が切れた「ふり」をするだけ.ガッシュが攻撃する「ふり」をすればなお効果的.切れたと見せかけて相手がカウンター狙いで攻撃呪文を放った直後にセウシルを元に戻せば自滅が狙えます.
あとはブラゴたちと戦った魔物のように,地下から攻撃する手段があれば(セウシルの形態にもよりますが)ティオを止める事ができるかもしれません.…まあ,こんなに落ち着いてるやつはあの場にはいなかったからいいや(苦笑).

防御呪文の持ち主が少ないのは…その専門家はブラゴのような絶対的に強い相手にすでに敗北しているのではないかと.ティオのように高位の防御呪文が発揮できるまで勝ち残ることは稀なのではないでしょうか.

投稿: Rowen | 2004.05.17 23:03

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