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GANTZ#6

「静かに,しかし着実にの巻」

朝.虐げられる暮らしの中でその身に怒りを溜め込む加藤.玄野と岸本はコンビニで朝食を買うが,レジには駅のホームで玄野に話しかけてきたあの老女がいた.「ホームを教えてくださいな」 岸本を引っ張りコンビニから逃げ出す玄野.家に戻ってあの黒いスーツを引っ張り出して準備をはじめる.玄野はあの老女こそ玄野にとっての予兆だと気がついている.通勤ラッシュの迷惑になっているあの祖母と孫.建築現場ではサボるヤンキーたち.岸本が玄野のスーツを必死で着てみると体の線が丸見えに.「着ると生き残る確率が上がるから」と主張する玄野だが,「どうやって使うの?」という岸本の問いには答えることができない.仕方なく「着て,気合を入れればいいんだ」とおざなりな説明をすると.「だったら着る必要ないじゃない」ともっともな岸本の主張.ペットに「変態入ってる」と言われる玄野.
玄野は今日も学校に.部屋に置いていかれる岸本は行き先のある玄野がうらやましい.そして岸本が玄野を誘ったのは自分の家.一瞬期待したが夢破れる玄野.加藤の通う学校では,加藤の友達が上級生にからまれていた.

失うはずの命を無理やり繋がれて,この世に留まり続けるGANTZに呼ばれた者たち.そしてこれからもうすぐ命を失うはずで,しかしそれを知らない者たち.とりあえず今回は画面と台詞の端々に乗り物が出てくるたびに嫌な予感で一杯です.朝から家の中で追い詰められる生き残り組の加藤.しかも力があるのに無力な弟がいるために激しい抵抗もできないわけで.一方玄野と岸本はどうにもよそよそしい同居生活.しかしあのババアが再び登場して事態は緊迫の度を増します.恐らくガンツが現実世界に,あるいは玄野の脳に介入し,あのババアを玄野の前に登場させているのだとは思いますが,あんな予兆嫌だ.そして他の面子にはそれぞれに別の予兆が存在するんでしょうか.
黒いスーツを岸本に着せてご満悦のエロ玄野.次にあのスーツを着るのが楽しみで仕方ないのではないかと.そりゃもうスーツのパワーだって全開となるに違いありません.というわけで今回もエロが空回りしている玄野なのですが,その空回りが致命的だったのが岸本が家に行きたいと言い出した際の対応.心の弱みを見せているということはそれなりに玄野を受け入れはじめている証拠なのですが玄野はこれを冷遇というどあほうぶり.ここは思っていなくても岸本のことを全力で気遣ってやらなきゃだめですよ!目先のエロに目がくらんで折角のチャンスを失っております.

後半は街のスケッチにはさまる加藤の暴力.強い後輩である加藤をシメようと計画する先輩方ですが,なんせ加藤は相手に暴力を振るうことを既に覚えています.上級生の不意打ちの相談をチクってもらった加藤,普通ならこの段階で逃げるべきなんでしょうが,スーツもなしにトイレに殴りこみ完膚なきまでの不意打ちを遂行.玄野がスーツの力を借りなければできなかったことを生身で実行できる加藤.彼もまた既に死んでいます.だから本当は将来を考えて我慢する必要はありません.もう死んでいて未来はないわけですから,この先何がどうなったって構わないわけで.加藤が「自分が我慢する必要がない」という事実にはっきりと気づいたとき,加藤の居心地の悪い家はどんな風に変わるのでしょうか.街の風景は本屋の中.イケメン,玄野,強気と弱気の女,ストーカー,女子高生,万引き犯.どこまでが次回の登場人物になるのかはわかりませんが,とりあえず乗り物はとても不吉です(苦笑).
そして圧巻は最後の部分.岸本の家でもう一人の岸本を見て,ヤンキーはまた煙草を買いに行き,加藤は眠る弟の横で拳を握り締め,祖母は孫を車で連れて走り.岸本は泣き,駅は終わり,西が待つ.この一連の流れが心地いい分だけ,この先の展開が否応なしに不安.いよいよ動き始める新しいゲームを待ちつつ,次回に続きます.

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