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金色のガッシュベル#55

「湧き上がる激しい怒りに立ち上がるの巻」

ささやかでかけがえのないガッシュたちの日常をぶっ壊すパティ.彼女の連れてきた刺客3匹は千年前の戦士だという.清麿はなぜ千年前の戦士がここで戦っているのかを尋ね,パティは戯れに清麿に理由を話す.ただし,攻撃を緩めることはない.千年前の戦士はパティの指示で攻撃をかける.まずは逃げるガッシュと清麿.極力呪文を使わずに,かつ周囲の人を巻き込まないように逃げる2人.
ガッシュたちがたどり着いたのは人気のない公園の一角.3体の魔物の強い攻撃に宿る凶悪な感情を感じ,さらにパティの言葉から,清麿はあのなくなった石版には魔物が閉じ込められていたことと,そこから解放された魔物たちが怒りに支配されていることを知る.彼らを石版から解放したのはあのロードで,今のガッシュと清麿は彼らの怒りに捧げられる生贄だ.1体の魔物の攻撃を必死のザケルガで跳ね返すことに成功し,さらに行動不能に持ち込んだはずが,千年前の魔物は現在の魔物以上に丈夫でまだまだ動く.相手の高い防御力とと3体の攻撃のバリエーションに対応できず逃げるしかない2人.清麿は一直線の道を選んで逃げ,追走する敵に最強呪文のバオウ・ザケルガを浴びせようとする.しかし敵の2体も対抗し,最強呪文をぶつけてきた.

前回の幸せな雰囲気はラストで暗転.今週はその暗転の先を描きます.さっきまで間抜けな缶けりしてたはずなのにすっかりぼろぼろのガッシュと大出血の清麿がとても気の毒です.肉体的には戦力差の激しい戦闘によって追い詰められる一方,精神的にはパティの説明によって謎が解消されるかわりに怒りが心に満ちて行きます.4対1.序盤からどう考えても不利な状況で,それでも貪欲に情報収集を続け分析することをやめない清麿の根性が素晴らしい.一方敵のパティさんはロードに与えられた力に有頂天のはずですが,そんな状態のはずなのに冷静に戦力を分析して的確な指示をしているあたりは並みの魔物ではありません.さらに清麿の指示を忠実にこなしていくガッシュ.3人が中心となってスピード感溢れる戦闘が展開していきます.特にやっかいなのは千年前の魔物のスペックが防御力の面で異なっていること.この1点によってここまで磨いてきた効率のいい戦闘方法が通じなくなってしまいました.ガッシュの技は基本的に単体の敵を倒すための攻撃技が主体なので,今後石版魔物を相手にするには戦略の面から見直すことが必要になるでしょうね.

というわけで後半.最強技のバオウ・ザケルガも石版魔物2体の最強技によって消され,心の力を使い果たし,清麿が倒れてしまいます.勝ち誇るパティを前にしても本を隠すくらいしかできず,ガッシュも捕われ絶体絶命.しかし清麿はさらに本の使い手について聞きます.自分の力を回復させるための時間稼ぎの意味合いが強そうですが,にしてもその貪欲さには目を見張ります.案外これまでの話の展開から,知ることによって怒り,心の力が回復しそうだと内心予測して聞いたのかもしれません.その予測の通りパティさんの話すおぞましき真実は…ロードは魔物と本を蘇らせた上,本の持ち主の子孫に本を持たせ,その心を操ることで人間と本の波長を合わせた.そして心を操るついでに余計な感情も消した.と自慢するパティさんの言葉に,当然ながらガッシュも清麿もぶちぎれです.このあたり意外とパティさんの単語がところどころ怪しいのは,ロードに聞いた言葉をそのまま話しているからでしょうね.パティさん自体は心底悪い奴ではないので,今内容を正しく理解してしまうと石版魔物を使うときに躊躇してしまうでしょうから,わざと内容をよく吟味していないのかもしれません.
そしてコルルの悲しい最後を思い出し,怒りから立ち上がるガッシュと清麿.ちょっと回想が長い気はしますが,これまで真剣に見ていた視聴者であの怒りが理解できない奴はいないはず.絵も演出もものすごい気迫で,その激しさはパティをひるませます.負けられない戦いに吼える清麿.さらにガッシュたちを助ける仲間の頼もしい姿が! ティオと恵コンビが参戦したところで次週に続きます. …あ,原作連載or単行本既読の方には,少年サンデー超(スーパー)GW増刊号のガッシュ読み切りがお勧めです.このタイミングで読むとえらく燃えますので!

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