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GANTZ#4

「兎角この世も生きにくいの巻」

テレビでは例の写真集が消えた学生の遺留品として報道されていながら,しかし自分はここにいるという不思議を味わう玄野.西の説ならばオリジナルの玄野たちは死に,今の自分たちはFAXから出てきたコピーなのかもしれないが.今自分は確かにここにいる.あの夜,「誰にも話さないほうがいいぜ」と西に命令されたあと,あの不思議なマンションからは出られるようになり,そのままタクシーを拾って帰宅した玄野・加藤・岸本の3人.加藤と岸本がすっかりいい雰囲気になっているのが玄野には面白くなかったが.
次の日の学校,平穏な日常に戻ってきたはずの玄野だったが,自称友人の松村が2年からカツアゲされているのに巻き込まれてしまう.帰宅したはずの岸本は,自殺した岸本本体が意識を取り戻してしまい,帰る場所がなくなって公園のベンチで目覚める.そして加藤は辛い居候生活に戻るが,テレビには加藤が持って電車にアタックした弟の傘が映っていた.

きっとつい最近のおはなし,死にかかった3人の若者は,黒くて大きな魔法の球の出した大変な試練を乗り越えて,新しい命をもらって生き返ることができました.そのうち一人はすごい武器と防具までもらって帰ることができました.けれど魔法の球はいいかげんだったので,若者の一人の生きる場所がなくなってしまい,そのうえ折角生き返っても,やっぱり世の中は冷たかったのです.というわけで今回は玄野たちが現実世界に帰還してからが描かれます.
斬新なのはGANTZの世界と玄野たちの世界が地続きであるということ.あのマンションがそのまま現実空間に繋がっているところはやはり斬新で,そして気持ちが悪い.あの部屋が現実と異世界を結ぶ通路になっているのか,それとも全て現実世界で起きていることなのか.スーツの力が現実世界でも同じように使えるということは,ネギ星人を殺した世界もこの現実世界と同じなのかもしれませんが….まあ,そんな難しいことはともかく,目の前の問題をどうするかで玄野たちは精一杯なわけですが.今回は,異世界で戸惑いっぱなしだった先回までとは違い,日常に戻ったので素の年齢相応の表情もところどころで見られます.

来る前と帰ってきた後で最も状況が大きく変わったのは岸本.GANTZがいい加減なおかげで帰る場所がなくなってしまいました.公園で眠り駅のホームの椅子に座っているくらいしかできず,せっかく助かった命を自分から絶つこともできず…その結果がラストシーンに.
加藤は元々居心地のひどく悪い居候生活ですが,自分だけでなく大切な弟を守らなければなりません.その純真な弟に傘のことを聞かれますがさすがに答えにくく.
そして玄野は,序盤より繰り返し描かれたクライマックスに向かって日常の中で大転落.はさみこまれるシーンは使いまわしではありますが,使い方としては適切です.あの繰り返しなしでは序盤淡々と話が進んでしまいますし,放映できる部分は限られていますからね.自称友人の松村に金を払う義務を押し付けられた玄野ですが,学校に持ってきていたスーツを着込んで準備完了.とはいえテストなしの一発本番,失敗すれば歯が数本なくなる状況で「ぜ,ぜってぇはらわ,ねえ」と言い切ってしまうあたりアホのような度胸.そして岸本の記憶によってスーツまで怒張させて不良の親玉を粉砕です.カウンターで何かが不良の顔に入っているのがちゃんと描かれてますね.あの状況で岸本を思い出せる玄野はやはり筋金入りのエロでした.「そこにいるヤンキーじゃない奴帰っていいぜ」と見栄をきった割には手はふるえ,そして帰ってきた家の前にはなぜか岸本が.このままではスーツの力発揮し放題!というわけで次回に続きます.

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