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天地無用!GXP#11

「宇宙で素敵なショッピングの巻」

獲物を捜す宇宙海賊リョーコ・バルタの船.ちょうどいいカモを見つけたと思ったら宇宙警察のオトリ艦.凶悪なる不運を誇る主人公,山田西南の乗る守蛇怪(かみだけ)だ.あわてて逃げるリョーコだが,どんなに逃げようとも西南の不運ゆえに逃げ切ることができない.
オトリとして抜群の成績を挙げ,海賊を次々に捕えてしまうがゆえについたあだ名は「ローレライ西南」.その西南の活躍をなんとしても止めたい海賊たち.西南との接触暦のあるリョーコは海賊ギルドから警察側のスパイではないかと疑われた.己の潔白を証明するため,リョーコは西南を暗殺することになる.同じ海賊のタラントに,自船のクルーの家族を人質にとられてしまったがゆえの行動だ.
抜群の成績を上げた西南には,高額の初給料が口座に振り込まれた.船から降りた西南は,変な人格のガイドロボ・NBの頼みでとても他人には見せられない恥ずかしい物品を街に買いに行くことに.そんな西南の後をつけるのは西南が気になって仕方がない2人の美女,雨音と霧恋.しかし後をつける2人は女王様に囲まれて追跡を阻まれ,西南の前には以前一緒に暮らしたこともある獣人の女性エルマが現れる.

以前から書きたかった「GXP」.これからはレギュラーが休みで日程に余裕があるときに,飛び飛びになると思いますが書いていきたいと思います.ちなみに初回放映時に最後まで見てありますよ.この作品の面白みはナベシンならではの軽快なギャグ.特に主役西南の壮絶な運の悪さは巻き込まれた人々が気の毒になるほどに強烈.そして彼の周囲にはべる美女たちと,その状況の素晴らしさをまったくわかっていない西南の朴念仁ぶり.あとはやりたい放題の監督の分身NBの暴れっぷりですね(苦笑).
前半は,どこまで逃げても西南の艦に追われてしまうリョーコからスタート.不運の塊であるゆえに海賊船を引き寄せるオトリ艦の艦長を務めることになってしまった西南.リョーコがジャンプアウトして逃げたら直後にすぐ近くに西南の艦が.退避に退避に退避を繰り返すものの逃げ切れない凶悪な西南の悪運.もし,西南がリョーコに会うことを幸運だと思うならこうはならないはずですし,西南自身はリョーコに悪感情は感じていないので,純粋に「リョーコさんを追ってしまって申し訳ない」と思っているんだろうなぁこいつは.タラントに強いられて西南暗殺をすることになったリョーコですが,「エルマにやらせます」って台詞が後の展開を考えると微妙.
西南側ではエロ全開で覗き用のちくわにご執心のNBはいつもの通り(笑).そして西南は,なんと艦長服のままで恥ずかしいグッズの収集に向かってしまうという間抜けっぷり.気が回っていないのか規程に服の使い方までは決められていないのか,それとも艦長のような地位のある人間にしか入れない特別なショップがあったりするのかはわからないのですが.興味津々で追いかける雨音と霧恋の一喜一憂ぶりが愛らしい.

後半はエルマと一緒に買い物をはじめる西南.女の人が喜びそうなもの,ということでマーケットへ.ここでとても偉くて料理が趣味のアイリ様の買出しに遭遇.これも後でわかるのですが,たまたまじゃありません.エルマを近くに置いて,あまりにもいつもと違う行動を取り始めた場合には尾行・監視をつけるという手はずになってたんでしょう.アイリ様の助言に従ってアクセサリーを捜し始める西南.その横でケースに映る自分の手を西南の手と重ねてみるエルマの仕草が愛らしい.雨音・霧恋と同じくすっかり西南に夢中のエルマ.西南は不運なかわりに美女との縁だけは最高のものが準備されてるんだろうか.しかも美女は揃いも揃ってショタ(笑).しかしエルマを監視する者の目も光っていて,彼女は実行しなければならなくなります.
買い物を終えて戻ってきた西南に銃をつきつけるエルマ.撃ち返す様にプレゼントを差し出す西南.トラウマに残りかねない経験をしていながら,銃口を突きつけられてもお礼を言う西南…現実離れしたいい奴というか,純真な子どもというか等身上げた十円安というか(笑).そんな優しさにショタ魂をやられたエルマは正体のリョーコ・バルタに戻ります.しかし暗殺には失敗したので己から死を選ぼうとするものの,雨音と霧恋の乗るパトカーが突っ込んできて自殺も失敗.隠れていたアイリ様も出てきてリョーコは逮捕.
天南先生が暴れてくれたおかげでリョーコのクルーの家族は助かり,それを聞いてほっとするリョーコ.西南に自分のためのアクセサリーを渡されて礼を述べます.もちろんそれを見れば他の女性もアクセサリーが欲しくなるわけですが,もう潰れてるんだよなぁ(笑).確かに逮捕されたリョーコは不運ですが,西南に関わって致命的な事態に陥らずにすんだのは結果的には幸運だったのではないかと.ただ,あんな風に助けられて西南にさらに惚れてしまうってのは,死と同等の不運であったのかもしれません(笑).

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美鳥の日々#13

「忘れられない言葉を本当の体での巻」

正治に好きだと告白した綾瀬.夕焼けの中,抱きつかれる正治は呆然とするもののその答えは「ごめんな」.今はそういうことを考えられないと言う正治に,綾瀬は好きな人がいるのかと尋ねる.正治が気にしているのは,いつも一緒にいるのが当たり前で,離れると頭に浮かんで離れない彼女のこと.綾瀬はそれが「好き」だと言う.はっきり言ってくれてよかったと言う綾瀬.辛そうな正治を励ましてくれるものの,正治は「ごめんな」としか言えない.
春日野邸には耕太が見舞いに.目覚めた美鳥は本体が眠っていた間のことを何も覚えていない.しかし美鳥の胸には,とても楽しかった満たされていた感じが残っている.今美鳥に本当のことを話したら,また正治の右手に戻ってしまうのではないかと恐れる耕太.そして「もう忘れましょう」と娘を抱く美鳥の母.
夜.正治は自宅に帰宅.すっかり左利きの癖がついている.洗面所には小さな美鳥の痕跡.そして暗い部屋の中には…! 姉の顔に本気でびびる正治.温泉饅頭を土産に持ってきた姉だが,美鳥がいなくなったことを知って不機嫌に.「本体は?」という姉の問いに答えられない正治は,仕送りと饅頭を取り上げられる.そして正治は一人きり.ベッドの上に美鳥の日記があるのを見つける.
次の日.春日野邸の前にいる正治を耕太が見つける.美鳥が元の体に戻ったことを聞いた正治は,耕太に右手の美鳥の日記を渡してもらおうとする.しかし耕太は,美鳥が右手の記憶を失っていることを告げた.

右手の彼女という一発芸以外はほぼ王道を歩んだ本作も最終回.一発芸のインパクトが強すぎて見失いやすいものの,物語の基本構造は正治から見れば羽衣伝説と非常にオーソドックス.そしてこの原型に従えば,己の本来の場所を離れ異郷に出た人間は何らかの悲劇とともに元の世界に戻ることになります.現代の作品では同構造で悲劇に落ちずに終わるものも多いのですが,本来は悲劇をはらんで当然の構造であり,ゆえに最後まで目が離せません.実際に「右手時の記憶を失う」という悲劇は確かに発生.しかしその悲劇の向こうを貪欲に求めるのがいかにも現代っぽいわけです.とまあてきとーに思いついた話はここまでにして本編について.

前半は,というかOPなしで冒頭から綾瀬さん特攻.美鳥さんのいない喪失感にやられている正治には本当に魅力的なはずの綾瀬さん.しかし彼女では今の正治から失われたものは埋まることはなく.その失われた感覚こそ恋慕なのだと気がつかない阿呆にも呆れつつ,綾瀬さんは役割を終えて一時退場.にしても当て馬役,しかも13話しかないのに告白から玉砕まで漕ぎつけた綾瀬さんは偉い! もう一人のヒロインとしての役割は十二分に果たしたのではないかと.マフラーは無駄になってしまいましたけども,一度根性がつけばきっとまた別の誰かを見つけたときには走っていけるはずです!
そして残るは主役の2人のみ.本当の体に戻ったかわり,右手のときの記憶を失ってしまった美鳥.天女は異郷で手にしたものは全て置いて帰るもんですからね.ただし美鳥はたった1つ,胸に想いを持ち帰ってきていました.この想いの重力が彼女を再び地上に引き寄せることになります.このあたりで美鳥が「お母さん,ごめんね」と謝っているのがよかった.これを言いたいがために元の体に戻ったって部分も多いでしょうから.戻ってきた美鳥だから素直に言えてますが,以前の美鳥には言えなかったかも.
さて筋金入りの朴念仁・正治といえば,美鳥さんを失ったことを数少ない理解者である姉に叱責され制裁を受けます.失ったことはともかく,その先どうなったのか確認してないってのはどういうことだという姉の怒りポイントは妥当.言葉にされて叱られて,美鳥さんがもはやいないことを痛感する正治.美鳥さんがいない.そんなうつろな気持ちで見つけたのは,彼女が書き残した日記でした.それは美鳥が持って帰れなかった右手の『美鳥の日々』そのものです.

そして後半.この期に及んでまだ本物に会う根性が決まらない正治は本当に困った奴なのですが(苦笑),単に勇気がないわけではなく,今の美鳥の暮らしを乱したくないからこそ積極的になれません.「忘れたほうがいいんだよ.美鳥のためにも」なんて台詞は恐らく以前の正治では出なかったはずで,美鳥の幸せを願えばこそのコメント.ただし正治の今の態度では物語は定型通り離別に終ります.
その定石を打ち壊すべく立ち上がったのは耕太と美鳥.正治を見つけた美鳥は動揺.目覚めたときに失った何かを求めようとする美鳥を,母は必死で留めます.「そこは現実じゃない! あなたが変わらなきゃ!」 右手は夢で現実ではなく,本当に正治をつかまえるためには同じ人の姿にならなければなりません.だからこそ美鳥は,己の足で正治の元へと走り出します.随分長い間眠っていた割に足がしっかりしているところは気にするな(笑)! そもそもずっと眠っていたわりに点滴されてないあたりでもうおかしかったわけですし!
右手の姿で見慣れていた街を迷わず走り,正治の姿を必死で探してたどり着いたのはやはりあの公園.日記のおかげでさらに強烈な喪失感に襲われている正治の前に現れたのは大きな美鳥.たった一つ持ち帰った想いのままに告白するその言葉に,「知ってるよ」と答え始める正治はとても優しい.

突飛な物語にはらはらするのは当たり前.しかし「美鳥の日々」が凄かったのは,たった13話,しかもごくありがちな物語なのに脚本と演出の力ではらはらさせることに成功したところ.この短さでここまで持ってきた制作者の実力は相当のものです.中途半端な突飛さではなく典型を選んだことで特に終盤は格調まで高くなってましたし.見始めた当初期待していたものとはちょいと違ってしまいましたが,右手以外は正統派のラブコメディとして十二分に楽しめるシリーズだったと思います.面白かったです!

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100000ヒット突破

皆様,日頃のご愛顧真にありがとうございます.
本日の夕方,「R'sM」に設置されたカウンターが10万を越えました.
直前のIPと異なれば回る比較的回りやすいカウンターとはいえ,去年の12月から初めて7ヶ月で6ケタ目まで使うことになるとは思いませんでした.検索経由で迷い込んだ大多数の皆様方と,更新を待っていただいている常連の皆様に感謝を.今晩の分はこれから仕上げるのでもうちょっと待ってください(苦笑).
それから,12月の時点で1日に10-20ヒット程度だったここに最初に感想系からリンクを張っていただいたへびのあし@ココログさん並びにリンクいただいている皆様,そして読ませていただいているリンク先の皆様に格別の感謝を.それからここの芸風を決定づけた数々の番組(特に「ボーボボ」)にも感謝を(笑).

小さい声で面白い替え歌を歌っていたはずが,気がついたらやたら沢山の人に聞かれていたような気分です.長く続けるために,できるだけ自分がやりやすい形式と難易度で今後も書いていくと思いますので,読み手の皆様もそれぞれに楽しみ方をあみ出していただきますよう,お願いいたします.

さて,10万越え記念としてReadMeJapanに参加してみました.今のカウンタよりはずっと少ない数しか出ないはずですが,どうなるかな?

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金色のガッシュベル#63

「ビクトリーム様断末魔の舞の巻」

バカだが強いビクトリームとの戦いは続く.自爆して倒れたビクトリームだが,ガッシュ側は呪文はもうほとんど使えない状態.少ないチャンスを生かすため,転がったビクトリームの頭部にザケルガをかますガッシュ.ダメージを食らいつつ体に戻ったビクトリームだが,その体は勝手に動いてモヒカンエースから本を奪おうとする上に,もう1つの自分の体がガッシュとティオに痛めつけられているのに気がつく.今下にある体はキャンチョメが化けたものだったのだ.怒ったビクトリームはガッシュたちにバグルガを発射.それをガッシュたちは避け,かわりにビクトリームの本物の体に衝突,自爆.
ガッシュたちの行動をよくやったと褒める清麿.しかしフォルゴレは限界だ.ビクトリームはVの態勢でチャーグルを開始.大技を恐れる清麿はガッシュにそれを止めさせようとするものの,ヨーヨーで防がれて失敗.チャーグルは最終段階.「我が美しさを股間の紳士に!」 言葉とともに光り始めるビクトリームの股間にとんでもない表情で石を投げるティオ.痛みで光が消えてしまい,ビクトリームはまたも倒れる.
しかしまたも立ち上がるビクトリーム.チャーグルは最終段階となり全身の玉の光が増幅され,大技が発動.巨大なV字のビームがガッシュたちに放たれるが,清麿はガッシュのバオウ・ザケルガで迎え撃つ.ところが打ち負けてしまい,あわてて逃げるガッシュたち.余裕たっぷりにあざ笑うビクトリームを前にガッシュ側に残る呪文は恵の使うあと1回分だけ.ここで清麿が指示したのは回復呪文・サイフォジオだった.

まず本編に入る前にCMでやられた自分がいます.なんだよあの音頭はよ! さて本編は対ビクトリーム戦後半.強いがバカなビクトリームに対抗するには頭を使うしかありません.今回は清麿プロデュースによるビクトリーム様全力翻弄大作戦.その作戦内容のくだらなさをたっぷりお楽しみください(苦笑).
前半から炸裂する天才の作戦.無防備な敵の頭に容赦なしのザケルガ.騙されてまたも無防備の敵の体に容赦なしの袋叩き.効率と卑怯は同義と言わんばかりの主役側の戦いぶりに,むしろビクトリーム様が気の毒に見えてくる始末.そんな攻撃にキレたビクトリーム様,大技のためにチャーグル開始.誇り高き心は接触が悪いようですが腕から体の中心へと玉は光り,股間の紳士に到達したときが最後です.ここで凄かったのはやはりティオ.他の連中にやられるよりもティオに食らったほうが精神的なダメージも入るからとかそういう理由で投げることになったんだろうか.ティオもビクトリーム様も双方ともに気の毒.「わぁおう」とか「私の紳士をいじめないで」って若本氏の台詞がいろんな意味で泣けます.

後半はビクトリーム様を倒すための最後のミッションがスタート.清麿たちはチャーグルの間にコンビネーションを相談.サイフォジオで誰かの呪文が回復し,清麿はふらふらの体でバオウ・ザケルガを上空へと放ちます.ここからビクトリーム様の推理劇場が開幕.バオウ・ザケルガが天井に衝突して無駄になったと上機嫌のV様.しかしなぜか本が2冊に! モヒカン1人と本が2冊.さらにモヒカンの腹にはキャンチョメの顔.これまでの展開がフォルゴレのコンビネーションに違いないと判断するV様は決して頭が悪いわけではありません.ただ,あのペン書きの顔を本当のキャンチョメの顔と見間違えるあたりがバカ(苦笑).このビクトリームのバカ程度を完全に読みきった清麿は凄い奴なのかもしれません.本の持ち主のモヒカンエースは1と書かれるわ運次第では大事故に繋がる職場だわクッションにされるわ腹に顔を書かれるわしまいにはビクトリーム様に倒されるわと散々な本の持ち主ライフだったわけですが,キャンチョメが本を奪ってくれたおかげでようやく解放.敗因は魔物が人間とパートナーになっていないことだという清麿さんのコメントで終ればそれっぽくまとまったはずなのですが,断末魔のごときベリーメロンが炸裂してしまいどうしたらいいのやら.てっきり踊っている間に本を奪い返されるのかと思ったらきちんと燃えていてよかった(苦笑).ガッシュたちの呪文は完全に尽きてしまい,もう一度休息をとろうとしたらさらに石版魔物2体が登場してしまいます.今度はギャグじゃありません!
さて,今回の戦いの間,ガッシュたちと一緒に何かやりたいけれどできないウマゴンが外に向かって叫ぶ様子とともに,遺跡の外にいる男の影が描かれています.本の持ち主探しに出かけたウマゴンの前に現れた彼.彼に出会ったあと,ウマゴンの本は彼の手にあるようです.2体の石版魔物との戦いとともに,ウマゴンの本を持つ彼がいつ戦いに踏み込んでくるのか.すっかりシリアスな雰囲気で次回に続きます.

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ケロロ軍曹#13

「戦隊物は素晴らしいの巻」

(A)地球に潜伏中の宇宙人たち.頭はアザラシだがその下は変態男の宇宙人,美女に風呂場で気配を感じさせる気配発生型宇宙人.ペコポンの経済支配をもくろむ実演販売宇宙人.彼らは次々に何者かに襲われ,そこにはそれを見守るようなセーラー服の少女の姿があった.
夏美のクラスに転校したきた少女,東谷小雪.なんと夏美と比肩あるいは凌駕するほどの運動神経の持ち主だ.帰宅の途中,冬樹と一緒の夏美の口から,「宇宙人」「ボケガエル」という単語を盗み聞いてしまう小雪.急いでレトロな家に帰宅した小雪は,待っていた第5の宇宙人ドロロに夏美の話をする.しかし「自分は過去を捨てた身」と仲間に会うことを拒否するドロロ.だが小雪は仲間も会いたがっているに違いないと考え,ドロロの仲間のカエル型宇宙人が潜伏しているはずの日向家へと侵入する.

(B)ドロロを見つけたのはいいものの帰隊を拒否された軍曹たち.きっと忘れてしまっていたのが原因だろうが,漫画連載なら7巻まで引っ張りたいネタだ.ケロロ・ギロロ・ゼロロ(ドロロ)の3人は実は同級生.へたれだが金持ちのぼんぼんであるゼロロと,ケロロはガンプラ揃いまくりの環境に釣られて友達になった.折角できた友達から絶交されるのが嫌で,いじめられ鍛えられてしまったゼロロはついに軍のアサシン部隊のトップにまで上り詰めた.その戦闘能力は一兵士としてはギロロ以上だ.
そんな戦闘力に似合わぬまともな神経の持ち主でもあったドロロは,耐えぬ争いから地球を守るため,軍から地球側に寝返っていた.今晩もこの美しい地球のために戦おうとするものの,ケロン人にとっての天敵である蛇型宇宙人ヴァイパーに小雪とともに捕えられてしまう.その知らせを受けたケロロ小隊はただちに救援に出動する.

今回の一番の見所というか聞き所と言えば新キャラゼロロ改めドロロの声.その壮絶に二枚目なカエルの声に悶絶.おかげで折角のもう1人の新キャラ,小雪さんが霞んでしまうほど.制作がサンライズということもあって草尾氏の今後の使われっぷりが非常に心配です(苦笑).演技力がなければ面白くないギャグだからこそ,主役級のベテランを大量投入するその姿勢はまったく正しいのですが,…まさか必殺技のあれをやらせるためだけに選んだわけじゃないよな?(笑).
もちろん脚本も演出も作画も今回は文句なく抜群.特に5人戦隊物についての知識のある人間が見れば終盤の演出っぷりは爆笑間違いなしです.脚本も原作コミックをからめてみたりとサービス満点.かといってマニア一辺倒に走ることはなく,話の本筋はわかりやすく出来ていたのでお子さんも喜んで見られたのではないかと.

前半はまずアレな宇宙人がいろいろ.美女のシャワーシーンのあたりは音楽も含めホラー映画のお約束.そして…確かに深夜の通販番組ではUFOで地球にやってきてましたが,それをそのまま等身引き伸ばして宇宙人にしてしまうのはどうなんだろうか(苦笑).そして挙動不審の小雪さんは愛らしく,回りこみやらアクションやらも全て切れ味良く素晴らしい.夏美さんと同じクラスなので,学校を舞台とした話ではしっかり活躍してくれそうです.やっぱり由緒正しい忍者の血筋なんでしょうか.そしてくの一ならば,今後お色気の術も使うんでしょうか!
小雪さんが侵入した日向家の中では,複数の宇宙人がごろごろだれているというこの家ならではの素敵風景が展開.しかしギロロが持ってきた宇宙人襲撃事件の情報から緊迫する軍曹たち.もちろんいいかげんなあいつらが5人目のことなんか気にしているわけもなく.ギロロに気づかれた小雪さんは日向家から逃げ出そうとするものの,夏美さんに発見され失敗.そんな失敗をフォローにやってきたゼロロ改めドロロに対し,忘れていた割に意外とフレンドリーな対応を見せる小隊の面々.あれは今まで忘れていたことをフォローするというよりは,自分たちが忘れていたのすら忘れているように見えるのは気のせいではなさそうで.しかし共鳴はお断りの上随分と達筆の絶縁状まで叩きつけて離脱するドロロ.

そして前半とはテンションが2段ほど違う後半! 冒頭のヴァイパーで大笑い.ネタ元の構図や動きとよく似せてあって,実にこだわりを感じさせます.そしてこちらは素晴らしいとはとても言えないドロロの過去.後にそれでドロロが大成したとしても,それはドロロが偉いだけ.日向家だって聞いててヒイてますし,イジメはやっぱりだめ絶対.しかしそんな元へたれの危機にはちゃんと立ち上がる軍曹たちは,やはりドロロの友人で間違いないようで.
蛇にカエルが弱いというのは自然界の基本.そのお約束に従っていきなり15秒で全滅する軍曹たち.敵に襲われる恐怖ゆえに変なスイッチの入ってしまう軍曹,いきなり幼少時の罪をドロロにわび始め,その正直さをきっかけにドロロが覚醒.このお約束っぷりが心をくすぐるわけですが,本番はここから! 「本当のことを言ってくれたんだね!」ってなさわやかな草尾声でドロロがいきなり小隊復帰,再結成.どこからか出てきたマントをつけて朝焼けの空に小隊の皆様が回転し,ポーズ!ケロロ小隊5人衆勢ぞろい!…ここまで戦隊物のカタにはめられたらもはや笑うしかありません.作り手の「好き」の気持ちが見ている側に突き刺さってきますよ! そしてもちろんお約束の必殺技! エナジーボールをリレーして,一番最後は「添えるだけ」って…それやらせたくてその声かよ(笑)! きっと日本の戦隊ものも勝手にコピーされて宇宙的に配信されているに違いありません.そんなペコポンから宇宙に対する文化的な侵略に見事にはまってしまったヴァイパー,爆発しなければいけない気になって爆発.特撮戦隊物のお約束ここに極まれり.
というわけでドロロが復帰するかと思ったら,オルゴールの件がまったく解決されていないことに気がついて契約更新は保留に.それが許されるのは,今回の侵略作戦においてドロロの役割が最も大きいからなのかそれとも軍曹たちがいいかげんなだけなのか.たぶん後者.しかしこれで全キャラ揃って次回は全員でどんなどあほうな作戦を展開してくれるのか,楽しみに待ちたいと思います.

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まめかんとかリンク整理とか

昨日は有休消化で会社を休みました.先週末はいろいろあって(笑)疲れが取れなかったのと,ここ数日の洒落にならない暑さにばててきてたので.寒冷地で製造されているため,暑さと湿度には特に弱いわけですよ.普段でもひどいのに,いつもに輪をかけて頭が動かなくなってしまうこの仕様をどうすればいいのか….去年は冷夏だったので助かったのですが,今年はどうなるんだろうか.
そんなわけで食欲に難のあるここ数日ですが,まめかんを買ってみましたよ.

豆はしょっぱいので,黒蜜にしばらく浸してなじんでから食べるとさっぱりとしてうまいと思う.

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負債も昨日で返し終わったので,久しぶりにリンクを整理してみました.
お気に入りのレビューサイトを追加.

 はてなダイアリー - 辺境の獣人日記
 はてなダイアリー - takecのぼんやり
 いぬ日記

イラストの素敵なサイトも追加.
 カタトランタン

どれも一癖あるところが本当に大好き.つうか「いぬ日記」さんに取り上げられちゃった! ええっと,ああいうアニメは嫌いじゃなくって,むしろGANTZの場合は必要なところでその描写が足りないのでもっと欲しかったです(苦笑).

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GANTZ#11

「ゲームだけは終わり,他は何も終らずの巻」

玄野の前でテレビを見ている巨大な鳥.あれがラスボスだ.絶体絶命の情況で,四方を囲む鈴木星人たちは「ユウゾウクン?」と玄野に呼びかける.玄野は情況が理解できていないながらも,「はい,ユウゾウです…」と答え,その返答に対し口々によくわからないことを玄野に言いはじめる鈴木星人たち.そんな情況で玄野の首に上がってきた小さな鳥に首を噛まれた玄野.殺さずに床には降ろしたものの,それでも星人は怒りはじめる.しかしまだラスボスが動いていないうちならと倒しに行こうとする玄野,ところがまたも鳥を踏み潰しかけ,ラスボスはこちらを向いた.
立ち上がり,向かってくるラスボスの巨体に死を覚える玄野.しかし「死んでたまるか!」という思いもこみ上げる.腹の銃を取り出しボスの喉元に突きつけ,引き金を引く.ボスは絶叫.玄野は銃を撃ちまくるものの,敵の攻撃はさらに凄まじく.その威力によって崩れ始める建物から逃げ出す生身の玄野は,なんとか倒壊前に脱出に成功する.

今期アニメの比較的問題児「GANTZ」も今回でひとまず閉幕.過激すぎて放映できる部分がなくなって番組に穴を開けるような事態にだけはならなかったことはよかったのですが(ひやひやしてました),やはりこういう作品こそ,ベテランが手練手管を使いに使って例えてぼかして韜晦して,しかし重要な要素はきっちり出すという手を使ってもらいたかった.それと,もし放映できなかった部分を足してDVDを作ったとしてもこのままではちょっと難が多すぎるかなと思ってます.詳しくは感想のあとで.
前半はくろのくんはじめてのおつかい.中を偵察して来いという不良の言葉を受けて恐々出かけたくろのくん.建物の中では鈴木星人たちに囲まれるわ鳥を粗末にするわと失態ばかり.そしていろいろあって最終的にはおつかいに出かけた建物を壊して帰ってくるという(笑).生身で,しかも敵に取り囲まれるという危機一髪のお使いからもとりあえず生きて帰ってこられるほど,玄野の生に対する欲求は強いようです.
その一方,祖母と孫を殺したガレージの鈴木星人たちを必死で倒す岸本.もはや撃てない加藤は彼女たちの足手まといでしかなく.しかし岸本の好きという気持ちは別物だったようで.…いやむしろ増したのか?そしてようやく玄野たちに合流したと思ったら,玄野がやたらハイになっているというとんでもない情況に.

そして後半.ボスを倒して終ったと思った玄野ですが,しかし時間はまだ残っていて.復活したボスにまずさらわれたのは,玄野をお使いにやった不良,上空で死亡.次にターゲットとなったのはイケメンではなく,もちろん主人公玄野.しかしハイテンションなままの玄野,「逃げろ!」という仲間の声に従わず,腹の中で反論するわけでもなく,己の口で「逃げねえよ!」と宣言.やっと主人公らしくなったのはいいのですが,頭に血が上っているために鳥にさらわれたあとは,肩をつかまれしばし苦戦.しかし生身でも,絶対的に不利でも,それでも戦う気は失せていません! 銃を必死で撃つも当たらず,しかし鳥の口元の金属を引っ張ると鳥は落下.玄野は上空から落とされて…空中にあってもさらに銃を撃ち,そのまま民家の屋根に落下.…スーツなしの癖に本当に大活躍しやがりましたよ! その上落ちてもなんとか生きているというとんでもない丈夫さです.ようやくゲームは終了.ここでエンディングになだれ込んでもらって,採点はエンディング中・声なしでもよかったんだけどな(苦笑).
アパートに戻ると残るは採点.犬0,岸本10,加藤,ストーカー0,イケメン10,リーダー0,…パシリ38点.点数はすごいですが立場的にはパシリで間違いないかと.解放される即席メンバーたちはそのまま解散・帰宅.岸本の恋も玄野の恋もまったく何も解決されていませんが,それは仮初めとはいえ命があるから次の機会までになんとかすればいいことで.しかし所詮借り物だってことを忘れんな,というわけで次回には続かず今シリーズは終了.

今後出されるDVDが不安なのは,既に日常部分の描写のテンポがかなり間延びしていること.ゲーム部分はともかく日常部分はあのままではあまりにもテンポが悪すぎるんですよね.そんなわけで素材としてはものすごくいいんですが作り手側の経験値不足が目立ちすぎ,全体的には非常にもったいない作品となってしまいました.ただし,原作の質と映像的・素材的には本当にいいものなのは間違いなく,今回の放映分と未収録分を素材と考えて,贅沢にカッティング&編集をすると相当面白いものになるはずです.あとは編集次第のはずなので,ぜひ徹底した再編集を入れていただきたいと思います.1シリーズ終了したのに作品づくり自体が全然終ってないって情況がいかにも「GANTZ」でおかしいんですけども(苦笑),製作者の皆様方,まだ何も終っていませんので…頑張ってくだちい.

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美鳥の日々#12

「魔法は解け失われた何かの巻」

正治によって救われたものの混乱している耕太.それでも美鳥がそこにいることを春日野家に知らせてあげるべきだと主張する.しかし正治は「しばらく黙っていてくれないか」と口止めを依頼.今一番戸惑っているのは美鳥だからと.
沢村宅に戻った正治と美鳥.マフラーを編みながらも悩んでいる美鳥.美鳥の編んでいるマフラーに対し,「手編みは男の夢だ!」と熱く主張する正治. 彼女と寄り添って2人でマフラーをぐるぐると!と夢を語る正治に美鳥はアピールするものの,正治に「右手ではぐるぐるはできない」と言われてしまう.今の美鳥はただの右手だ.だから…「このままってわけにはいかねえんじゃねえか」
真夜中にマフラーを編み上げた美鳥.正治はもう眠っている.月の光の下でこれまであったことを思い出す美鳥.右手になってから知った,正治の優しさ,照れ屋なところ,そして意外にもてること.右手になったから一緒にいろんなところにも出かけた,けれど自分の楽しみの影で,周囲に迷惑をかけ,悲しませていることも知っている.「一番戸惑っているのは美鳥だ」と正治は言ったが,今こうなっているのは自分のせいではないのか.ずっとこのままでいたいけれど「…私にとってもこのままでいいのかな…」.
月が消え.美鳥が消える.

平均すれば非常に高い水準の絵と短期シリーズを前提として原作のエッセンスを大胆に抽出しアレンジしたシナリオ.今期のアニメの中でも見て楽しいシリーズの1つだった「美鳥の日々」もいよいよあと2回.今回は最終回前編というわけで,これまで長らく引っ張ってきた美鳥さんの帰宅問題が決着.耕太だけでなく正治も背中を押していましたが,彼女を本来の体に戻したのはやはり自身の「気づき」でした.不自然ゆえに面白かった右手の美鳥さんの存在.しかし不自然なものはやがて自然に戻るもの.そして後半,一人取り残された正治は空白に苦しみます.

前半は前回の続き.正治の頬はしっかり腫れ上がってますが美鳥さんには怪我がないようで何より.春日野家の追い詰められっぷりは相当のものでしたが,最後の呪術師は本物のようで,「彼女が気づくまで待つしかないのです」という言葉の通りに展開します.ここに至るまでずいぶん時間はかかりましたが,現状は他人に迷惑をかけているだけでなく自分自身をも傷つけているのだと,美鳥さんはやっと気がつきます.これは8話で無意識のうちに気がついていた内容なのですが,それがはっきりとした言葉になった瞬間,美鳥さんの存在は正治の右手から切り離されます.誰かに無理に追い出されたり,逆に右手にいられないようなことをやらかして逃げたわけでもなく,美鳥さんはごく自然に,あっけなく,自分のために元の体に戻っていきます.
そしてもう一人のヒロインである綾瀬さん.いい友達に恵まれて,不器用な恋にアドバイスをもらえるのも普通の体あってのこと.強くて意地っ張りで素直に好きと言えないあたりは,実際は美鳥よりむしろ正治に似ている気が.しかし友人の後押しを受けた綾瀬,大勝負に挑むことを決意! …正治にもまともな友達がいれば,あのとき美鳥さんに好きと言えたんでしょうか.

今回の主役は正治.美鳥さんと一緒にいることに完全になじんでしまい,けれど美鳥さんを元の体に戻さなければならないこともわかっていた正治.ゆえに随分と美鳥さんを邪険に扱っていたのは,彼なりの美鳥さんへの気遣いというか無駄な努力だったんではないかと.お前がその姿のままじゃ俺は嫌なんだと言い切ればいいのに,元々照れ屋の上に今の美鳥さんがいなくなることも無意識のうちでは嫌で,あんな緩くて中途半端な拒否になってしまったんではないかと.
そして消えた美鳥さんに正治は静かに静かに大パニック.糸の切れた凧のように正治は再び迷走を開始.綾瀬が声をかけても答えもせず,恐らく理由もわからずにひたすらに苛立つ正治.以前はずっと一人だったから平気でしたが,2人だった長い時間のあとでいきなり切り離されたがゆえの望まぬ孤独を満喫状態.寂しさを埋めるために子分を叱りエロ本AVを手に入れてるあたりはダメ人間ですが,ここまでの禁欲生活のことを思うと後半は仕方ないだろうな(苦笑).つうかこれまでよく耐えてきたなぁ….
人形を見て美鳥を思い出し,そして自分の手にいない苛立ちをぶつけるため,迫る大量の敵をこの悪魔の右手で誰にも頼らず叩きのめそうとする正治.感情のぶつけどころがわからずその身を自分で傷つけているとしか思えない所業に,さすがの綾瀬さんも正治を叱責.そしてその勢いを殺さず告白に持っていきます! 小さな体で常に言い続けていた美鳥さんの言葉とは,サイズと回数ゆえに心への響きっぷりが桁違い.その上美鳥さんがいないという途方もない喪失感に襲われている正治は,綾瀬さんの魅力的な言葉にどう答えるのか!そして今はまだうつろな美鳥さんに,記憶はともかく勇気は宿っているのか! ついでに正治も言えていない好きという言葉を誰かに言えるのか! 2話でのあの約束なども気にしつつ,次回最終回に続きます!

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金色のガッシュベル#62

「ビクトリーム様縦横無尽の巻」

石版魔物との激闘に勝利したガッシュたちは外の空気を吸ってリフレッシュ.水を見つけた一行は呪文が使えるようになるまで休憩することにする.清麿はノートにアルムの話を記録・整理する.力が回復する月の光の話が気になる清麿と恵の後ろで,ふざけすぎたガッシュはティオに首を締められる.そこでフォルゴレが取り出したのはボインではなくメロン.しかもこんなこともあろうかと皿・包丁等一式を持参している恵.さっそく切っておやつにするが,迫る足音.それは新たなる敵,華麗なるビクトリームの襲来だった.
己の襲来をアピールするもののメロンに夢中のガッシュたちはなかなか気づかず,ようやく恵が発見.憤っていたビクトリームだが,無視さえしなければ上機嫌だ.ただし機嫌がどうであろうと,ビクトリームがガッシュ一行を冥土に送る予定は変わらず.そんな敵に何かを感じたフォルゴレはまかせておけと歩み出て,いきなり謝るという味方に対する奇襲攻撃.「いいものを!」とフォルゴレが取り出したのはメロン.ビクトリームはメロンを嗅ぎ,キャッチマイハートと踊りだす.それに対し思わず清麿は「やかましい!」と突っ込みを入れてしまい,フォルゴレの作戦はビクトリームの気分を害して大失敗.Vの一撃がまだ回復しきっていないガッシュたちに迫る.

というわけで前回ラストから皆様ご期待の通り,今回は華麗なるビクトリーム様が主役です.主役一行と言えどあの強いキャラに勝てるわけがなく,むしろ文字通り踊らされる始末.さらにビクトリーム様から発せられるらしいマヌケ空間の影響でフォルゴレどころか恵さんまで面白くなり,その中で比較的正気を保ってしまった清麿が気の毒.ただしツッコミとしては晴れ舞台でしょう.声の若本氏と櫻井氏の組み合わせから想像されるのはもちろん「クロ高」なんですけど,両氏のより高いテンションでの,しかし息の合ったコントをお楽しみくださいってなもんですよ.

前半は辛い戦いに勝利してしばらくぶりの太陽の光や空にほっとしすぎた一行,あっという間にギャグ方面に爆走開始.飲み水を取る水路で泳いでみたり,ティオにセクハラしてみたりとガッシュは奔放.真面目にやっているのは清麿と恵だけかと思ったら,メロンの登場でいきなり恵さんがフォルゴレと同じ場所に行ってしまいいきなり一人きりになる清麿が愉快(笑).「こんなこともあろうかと!」と取り出されたテーブルウェア一式ですが,重そうな皿は実は不要だったようです.他人のものが良く見えるガッシュがメロンの大きさに動揺しているあたりもとても子どもらしく,その他のシーンでもガッシュたちの子どもらしさが十二分に発揮されているところは素晴らしい.
そしていよいよご登場のビクトリーム様.V字型の適当かつ絶妙の造形,そしてあの声に視聴者はくらくらです! 視線を合わせただけで,キャラとしての方向性が同じフォルゴレがいきなり謝りはじめるのも無理ありません(苦笑).しかしこのフォルゴレの行動に清麿さんのツッコミスイッチが完全にオンに.たとえ仲間の作戦を台無しにしようとも,仲間がいかした歌に合わせて踊っていようとも,やかましいものはやかましい! 絶妙のタイミングで清麿のツッコミを食らったビクトリーム様が愕然としていらっしゃる様子もまた素晴らしい(笑).

後半はツッコミに怒ったビクトリーム様,本格的に攻撃開始かと思ったらまたギャグに戻っていくという揺れる作品世界.おかげで話はちっとも進みませんが,笑えるならばよし! 食らったら大ダメージのVの攻撃を避けたことにお怒りのビクトリーム様.しかもガッシュたちが弱ったのを見計らって攻撃をかけてきたことも判明.清麿を焦らせるくらいにいい判断をしているわけですが…またもメロンを差し出され,同じ手に…ひっかかるのが彼なわけですよ! またも歌いだし,特に「ブルァー」のあたりの歌いっぷり?がキレてます.そして歌って踊っておかわりを所望し,悦に入ったビクトリーム様に迷わず奇襲をかける卑怯な魔物の子どもたち(笑).大切なところを踏みつけるティオさんに対し,V様のあの表情は微妙です(苦笑).しかし素敵なVがあの程度でやられるわけがありません.モヒカンエースの呪文で脱出するV様は鼻の穴に両手の人差し指を突っ込むという独自の怒りポーズで宣戦布告.頭部と胴体を分離させ,頭を上空で回転させ術を乱射.遺跡を壊しセウシルにひびを入れるほどの攻撃なわけですが,バカなので自爆! このあたり,緊迫感と笑いが交互にやってきていて実に「ガッシュ」らしいです.
いつもはどんな危機状況でもギャグをかましてくれるのがこの作品のいいところのなのですが,今回は壮絶なギャグの中で無理やりバトルをやらなければならない逆構造.ビクトリーム様のバカっぷりはもちのき町で鍛えられている清麿が対応できるレベルを越えています.しかも残る呪文はあとわずか.ビクトリーム様のペースに合わせていては程なく呪文が尽きてしまうはず.この大ピンチをどうやって切り抜けるのか.そして若本氏はなおも爆走を続け,止められる奴はいないのか! さらなる笑いを期待しつつ,次回に続きます.

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台風は去って

昨日吹き荒れた台風はもう通過して,今日はひどくひどくいい天気でした.日中は建物の中なので関係ないのですが,昼食で外に出ただけで眩しさにくらくらと.乱視なので明るい場所も苦手ですよ.

夕方はこんな感じ.

台風が来る直前に比べると湿度が格段に落ちたので,暗くなれば涼しくなるってのはいいんですけどね.
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台風は去ったものの,土曜あたりからの今までにないアクセスの集中はまだ去りません.「しりとり」レビューが参照されているようで,ほとんど誰も気にしていないうちから「しりとり」を書いてきた成果がここで一気に出たってことなのかな.それと,遅れているレビューを待っている人たちもいそうですが…平日は1日1本が精一杯ですのでご勘弁を(苦笑).今日もちゃんと書いてはいるんですけど,負債を解消するには今週一杯かかりそうです.

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ボボボーボ・ボーボボ#26

「蛇足ばかりの物語の巻」

Zブロック基地のボス田楽マンがついにボーボボたちの前に.大砲の筒先からとろろにまみれてご登場.とろろにはちみつをかける新しい食生活をボーボボたちに提案し,ぱく,ぐおー,ぱく,ぐおー.既に始まっていた戦いのなかで敵の体の健康を宣言する田楽マン.両親に感謝してどこかで聞いたことがあるような歌を歌いだす田楽マン・ボーボボ・首領パッチ.そこにまぶされるサービスマンの特殊効果を蹴っ飛ばすヘッポコ丸はナイスプレー.
田楽マン,まずは首領パッチに攻撃をかけようとするところからはじまる間寛平コント.そこからうそぴょん踊りに展開して首を痛めて自爆.隙ありとばかりに迫る首領パッチも狙ったように石でこけて泣き出し,泣く2人にうろたえるばかりのボーボボ.こいつら全員だめだめです.
道具を出そうとポシェットを探る田楽マン.そのポシェットを奪って破くボーボボ.中から出てきた秘密ノートはサイン練習帳.バトルに疲れたボーボボたちは風呂に向かい,止めようとした田楽マンもなぜか混じって風呂こと滝へ.大惨事.かくなる上はと田楽マンは降参.しかしボーボボのアフロのリスの「あきらめないで」のプラカードに感動し,一番得意な旗上げゲームで勝負! もちろん狙ったように失敗し旗やラジカセに八つ当たりしてこれまた見事に自爆してお休みママと寝てる場合じゃない!と思ったら時計に寝かされて布団山盛りで重い.でもいい天気だから弱音は吐かないはずが外に降るものは雨から矢へ.吸盤の矢が全身に刺さって「あんたたちのせいでお母さんこんなことに!」.ボーボボはごめんよかあちゃんで田楽マンは豪華客船で最後は一緒にはいポーズ.こんなことが出来る奴はハジケリストしかいない.

ここまで何度も顔出ししてきた田楽マンがついにボーボボたちの前に敵として登場.ただでも饒舌で冗長な本作をさらに無意味にするその圧倒的なハジケっぷりは脅威.なんせ上のあらすじで重要なのは最初の文と最後の文のみ.あとは全て蛇足ときています(苦笑)! 田楽マンは愛らしい見た目に似合わない高度な一人ボケツッコミや自爆芸を多用.そしてシチュエーションコントも得意のようで,位置づけとしては新喜劇出身のピン芸人といったところでしょうか.そんな敵の実力を知ったボーボボと首領パッチは積極的にバトルという名の悪ふざけ.ビュティさんのような一般人には到底理解しがたい…というか理解したくない超絶バトルが繰り広げられましたとさ.

前半は「ぶっ殺す!」と勇ましい叫びの割にマイペースで一人漫才を開始する田楽マン.あの出方からするとやはり関西系の気が.「とろろとはちみつ恋をしたー」と適当ソングでボーボボたちを呼び寄せて味覚の異世界へ出かけます.そしてもう1曲の適当ソングですが,あの歌詞からするとアレなんですけども無理に番組のBGMに当てはめることで,原曲をわかっている人間にとっては面白い効果を出しています.
前回壊れたビュティさんが完全に復調したことで,ヘッポコ丸も安心して無意味なやりとりにハイレベルな戦いを見るというボケを思う存分披露し,その前では風呂こと滝に打たれ落木を食らうというお約束をどうやら素で演じている救いがたいバカ3人.旗上げのあたりは自爆芸としては間もリアクションも素晴らしく,こんな芸人じゃ社会に出ても普通の人としてやっていけないのは間違いないところです(苦笑).

中盤はさらに続く田楽マンとボーボボたちの攻防.まずは田楽マンからスタート.お題は「手軽な食べ物」.帰宅する田楽マンの前には餃子自販機.ぎょうぎょうしく出てくるぎょうざはそのまま星に.これは首領パッチのツボど真ん中.(笑いの)ツボを突かれるということは相手の攻撃(ギャグ)に対し無防備になることのようです,つまり相手が面白すぎて自分の芸が出せない状態なのでしょう.ゆえに引きこまれるヘッポコ丸とあくびしているビュティさんの間には,冷静に芸を見つめるツッコミとしての素質の差があるように見えるのは…考えすぎですね.首領パッチのハジケはラーメン里美と別れの予感.何も言わない里美(ラーメン)を出会った場所(コンビニ)へと持って行く首領パッチ.懐かしさを満喫したら過去の女清美(ラーメン)が!そんな修羅場も浮気じゃないんだ忍パッチ.全ての物事に理由があり…って今の展開のどこに理由があったのか正直に答えやがれと(苦笑).
こんなすごいものを見せられた田楽マンは崩れ落ち,次はボーボボがファミレスで客を不法侵入で逮捕.短いのですがこれはヘッポコ丸のツボ.そしてボーボボと首領パッチのダブルハジケは「テーブルマナーゴルフ」.…意味がわからない芸を「じゃあやるな」と冷静に突っ込むビュティさんのクールさが素晴らしい.絶体絶命の田楽マン.しかし兄を見返すまでには!とか言い出します.この番組に出てくる奴らは,どいつもこいつも過去に訳ありです!
実は犬だった田楽マン.兄たちから突っ込まれて育ち,友達もいなかった.これまでの迷走した人生は友達が欲しかっただけ…なんか「認めてほしかった」軍艦に似てます.そんな田楽マンを呼ぶZブロック隊員たち,田楽マン! 帰れ!と脅威の展開.満場の帰れコールにいたたまれないビュティさんですが,田楽マンはちゃっかりその声をボーボボに転嫁.その打たれ強さに驚くビュティさん…とまた最後の1文以外が基本的に無意味なのはどうしたらいいのやら(苦笑).

終盤は孤独な田楽マンに友達紹介するボーボボ.カブトムシの卵を育てたいすごい造形の山下さん,顔がライオンのオオカミ五郎.そして輪ゴム.確かに輪ゴムが一番普通なんですが…友達にするのは無理じゃないかと思ったら実は人格者であることが後に判明します.そしてレディースも参加してねるとんがはじまりますが,ボーボボが邪魔したり首領パッチに妨害されたり参加者に「わきまえろ!」と言われたり散々な田楽マン.そして運命の風船割りゲーム.ここでペアを組んだレーズン女のキャラの立ちっぷりは壮絶です! 謎のレーズン曼荼羅で敗北させられたらそりゃ納得いかないでしょう.そして告白タイム! ビュティさんは虫嫌い.出来たカップルは愛の巣ごと爆破.さらに田楽マンはレーズンに断られサポーターに.あまりに哀れな田楽マンに友達になってやると言い出す首領パッチは優しいですが,それを認めないボーボボはハートとハートのガチンコ勝負を希望.しかしガチンコ勝負なのに,1対6はひどくない?
ボスを倒したことによりよくわからないうちにZブロック基地は壊滅.田楽マンは恐らく無職に.そして次回は久しぶりに奴が戻ってきます! なんせ「ぬ」ですから!

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第4回しりとり竜王戦 決勝

しりとり竜王戦の本選の模様です.ちなみに予選については2つ前の記事かこちらをどうぞ.予選の結果勝ち残ったのは関西の4人.準決勝は板尾対有野のベテラン同士の戦いと,千原対渡辺の新人同士の戦いとなりました.準決勝同士を比較して見えるのは,しりとりですら場数を踏めば踏むほど力が上がるという事実.ベテランの余裕に満ちた戦いは素晴らしい.また若手の最初はおずおずと,しかし次第に踏み込んでいく新人らしい戦いぶりにも見所がありました.

準決勝は「しりとりイマジネーション」.テーマに沿った言葉でしりとり.

準決勝第1戦は有野対板尾.テーマは「珍しいオリンピック競技」

有野からスタートですが「血豆持ち3段とび」と可愛いが血だらけで滑りそうな競技からスタート.板尾はそれに「びびりながらの開会式」といきなり競技外に突っ込んでいく面白展開.出だしからかみ合うベテラン2人の打ち合いは見ごたえ十分です.有野の「木登り早降り」は運動会よりは枝打ち職人競技のよう.しかしまだ競技なのに対し板尾の「りんごのののしりあい」は競技ですらなく.さらに有野が自分の芸風らしく「いじめられっこ投げ」という愛らしい響きでバイオレンスな競技を示すと,板尾はそれにさらに己の芸風をかぶせて「ゲイ同士の投げあい」と真っ向勝負! 相当ともどんな競技なのかは謎です.板尾に奪われそうになった主導権を取り戻すための有野の「イメージ110メートルハードル」は微妙に考えさせるネタ.それに呼応する板尾は「ルンルンとび」とさらに難易度の高いネタへ.オリンピック競技という縛りから離れ始める2人は,有野の「ビールかけられ」(勝敗はどこで決めるのか)板尾の「れんこん穴くぐり」(人間では無理)と単純に面白い競技…しかも運動会競技へとシフト.有野の「理科室早移動」はその運動会よりの連想でしょうが郷愁を誘い素晴らしい.それに答える板尾の「ウガンダ人だけ走る」はオリンピックという要素を拾いなおした割りに競技としてまったく成立していないナンセンスさ(笑).ここまでで打ち合いに疲れたらしく有野の「ルールなしアマレス」も板尾の「ストーカーマラソン競技」も味はあるのですが弱く,そのまま微妙なネタで有野の「偽善者エスコート」板尾の「父ちゃんと飛ぶ」と緩やかに終了.

愛らしいがバイオレンスな有野の世界と,不条理で尖った板尾の世界は見事に混合されて大爆発.特に中盤の爆発が素晴らしい一戦でした.結果としては有野が1点差で勝利しましたが,2人の名人にとってはとても楽しい打ち合いだったようです.

準決勝第2戦は千原対渡辺.テーマは「まだ知られていない健康食品」

新人2人のデスマッチとなり戸惑う2人ですが,千原より「例のやつ」と大雑把にお客様にお伺い.対する渡辺の「積み木の出し汁」は極端すぎて今ひとつ.千原は長考の末に「ルーズソックスのあれ」とまたも曖昧で展開しますが2回目以降は弱く.どうやら渡辺はこのテーマがまったく想像つかないらしく,「レッスン場でのため息」ってそりゃ魔女の薬だよ(笑).千原の「黄色汁」はまたも曖昧で弱く,こっちはニュアンスはつかんでいるのですが知識そのものが足りないみたいですね.渡辺の「ルビーを30分冷やしたもの」も魔女の薬っぽいのですが,それにかぶせる千原の「ノースリーブを30分寝かせたもの」って…あんなネタにすがるとは,どうやらかなり追い詰められているようです(苦笑).渡辺の「ノーコン投手のグローブを粉状にしたもの」は長すぎて焦点が定まらず,ここで千原が「ノベルティグッズなのに」と独自の中途半端っぷりを披露.この攻撃になぜか渡辺が「妊婦の笑顔」とさわやか(しかもやっぱり西洋魔術)路線へ.そこで千原は「お前の笑顔」と戻し(実際渡辺はすごくいい笑顔っぷり),それに渡辺が「俺の笑顔」と堂々と引き取ってお約束成立して終了.

結果,テーマに苦しみながらもニュアンスは理解していた千原が勝利.想像ネタのストック不足で敗北してしまった渡辺ですが,お約束展開はなかなかのものでした.

決勝戦は「しりとりツバメ返し」.「**だが**」でしりとり.
テーマは「深い事情がありそうな言葉」
対決するのは有野と千原.流れを掴むと独自の道を爆走する有野に対し,板尾風・不条理妄想系の千原がどのように立ち向かうかが見物です.有野を調子付かせないためには序盤を制するしかないわけですが,実際に千原は先行し,有野より先に場を支配しようと奮闘します.

まず千原が「小3だが喪主」とサスペンス風味でスタート.対する有野は「弓だが矢がコンパス」といつもの変なネタでスタート(笑)…情況がすでに読めません.千原の「ステッキだがマロニー」は佳作で恐らく次の有野の「煮込んだがまだ固い」はたぶんマロニーを引き取った流れではないかと.そこで千原の出してきた「従兄弟だが取り立てる」は板尾名人のような素晴らしい手.恐らくビデオで過去戦を研究してきたのではないかと.有野はここで長考し,「ルミ子だがケンヤはいない」と千原の支配に水を差しに.しかしまだ自分が優勢と見てさらに畳み掛ける千原は長考の末「妹だが取り立てられた」と重ねます.しかし,これはネタとして弱く逆にさっきの良い手を弱める結果に.そこで有野は「他人だが肩を組んで歩いた」とスタンダードに戻して揺さぶります.ネタが切れ始めた千原は「食べれるのだが硬い」は序盤の有野の影響がそのまま出てしまって今ひとつ.勝手に調子を崩す千原を横目に有野はマイペースに「犬だがまったく吼えない」とスタンダードへ.それに答える千原の「胃カメラだが短い」は不条理の良い手です.有野は医療ネタ連携で「意識はないのだがマフラーを編みきった」とさらに強いネタをかぶせます.必死の千原の「タイプなのだが殺す」はいかにも板尾風.有野は「スルメだが固くない」と序盤の流れに戻り,千原は「いい奴なんだがバツ8」と不条理に極端に.最後には有野が「血まみれなのだが大爆笑」と己の本道に戻って終了.

結果.序盤から中盤の爆発によって有野が名人位を再び得て終了.本当にうれしそうな有野が印象的です.うんちくとは違って他の番組で活躍するのは難しそうですが賞だってだけでうれしいんだろうなぁ(苦笑).最終戦で頑張った千原の芸風は恐らく「手堅い板尾」.「ん」はなかなかつかないでしょうが無頼風を吹かせるにはより一層の演技力と独自の着想を磨くべきでしょうね.にしても決勝レベルの戦いの品質の安定は,さすが4回目といったところでした.次回はぜひ,関東のしりとり名人にも頑張っていただきたいものです!

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ケロロ軍曹#12

「それ軍としてはどうなの?の巻」

(A)うなされる冬樹が目覚めると,自分の上に宇宙人が寝ていた.彼女はすもも.宇宙レベルのスーパーアイドルだ.なんでこんな辺境惑星にトップアイドルが来たのかと思ったら,どうやらケロロ小隊を激励に来たらしいということで沸き立ち慰問ステージのセッティングをはじめる軍曹たち.でもコンサートの前はのんびりしたいということで,すももはアホトロン星人の変身能力で人間に変身して街へ外出.辺境のペコポンは宇宙通貨も使えない不便な土地だが,自分を知る人間がいないことに大喜びのすもも.しかし写真を撮影してほしいと頼まれたりしているうちにどんどん憂鬱な顔に.

(B)クルルが開発したベルトは,軍曹たちの戦闘能力を通常の3倍に高める上に風車もついている優れもの.しかし己の訓練の成果のみを信じるギロロからは「くだらん」とコメント.そんなギロロは雨の日に,濡れていた猫を助ける.
次の日.侵略会議に出席したギロロだが,何かおかしいと思ったらいつもかけていたベルトがなくなっていた.それが妙にツボに入ったらしい軍曹とタママに爆笑されぶちぎれるギロロだが,体のコントロールがうまくいかず突っ込むことができない.おかげで次々にものにぶち当たって痛く,かわりにまわしなどをつけてもバランスの崩れは直らず.このまま小隊の足を引っ張るくらいならと真面目なギロロは,愛する夏美にドリフのような言葉を残して除隊することにする.

今回は軽いコントを2つお届け.「ケロロ」にはこの形態のほうが合っている気がしますね.男だけ,あるいは女だけがギャグ要員というのはよくあるんですが,ケロロは男女混交でギャグをやっているのが珍しい.本来この構造だと添え物になってしまいかねない女の子たちがイキイキと勝手に活躍しているところは「ケロロ」の優れた点だと思うので,今回だけでなくぜひ今後も愛らしく動かしてもらえるといいですね.

前半は宇宙のアイドルすももちゃん.アホトロン←アホロートルというわけでモデルはウーパールーパーなんだろうなあたぶん.登場当初はそのへんてこデザインで大丈夫かと思ったものですが,人間の姿に変形したところで疑問は氷解.ペコポン人に化ける際にあの愛らしいデザインを即座に選択できるコーディネートのセンス,そしてどんな情況でも他者の目を集めなければ生きていけない強い自己顕示欲.これならアイドルとしてやっていけますね.そんなトップアイドルのオーラの直撃を受けた軍曹はなぜかやり手のイベンターに.きっと近隣の宇宙テレビのネットに入っている星の住人にチケットを売りまくったんでしょうが,結果的には恐らく大変な負債が.ばかばかしいと言い切っていたギロロがモアさんと一緒になぜかチケット販売やらされているのと,意外とクルルが素直に物販を手伝っていたのがおかしい.ギロロは命令されたんでしょうがクルルは自分が気にいらないと働かないはずなので…ファンだったんだろうなぁ(笑).
実はちょっとした気の迷いからペコポンにやってきたすももちゃん.しかし他者の視線がないと生きていけないアイドルの魂からカラオケステージに乱入して支配.さすがの才能であっという間に客が大挙.もう普通の女の子じゃ我慢できない!と帰るすももちゃん,とりあえずグループ脱退とか芸能界引退まで思い切らないうちに己の気持ちを確認することができてよかったのではないかと(笑).

後半はギロロが大変なことに.誰でもニュータイプにしてしまう素晴らしい3倍ベルトは愉快なのですが,ベルトがなくなりバランスが取れなくなってしまったゆえに戦闘能力が大幅ダウンしてしまったギロロが気の毒.「たかがベルト」と思う向きもあるかもしれませんが,どんな商売でもプロは自分の道具にとりわけ気を配るもんなので仕方がないかと.ケロンの足元の細さからするとあのベルトはバランスをとるのに随分と影響していたようで,見事に吉本新喜劇系のぶつかり芸を体現しているギロロはとても気の毒.それに比べ,軍曹たちは確かに面白いですがあんなに爆笑しなくても(苦笑).実際,ツボに入るってのはあんなもんなんですけど,いくらツボでも現在進行形の現象を笑うのはやめようと思いました.もちろん終了した現象に対しては遠慮なく笑う方向で.
己の無力さに除隊を申し出るギロロ.あのまま地球を離れたら恐らく宇宙の藻屑となるに違いなく.しかしそんな一介の有能な軍人の命を救ったのはあの猫で,ギロロを追い詰めたのはクルルでした…己の研究のためなら面白半分に仲間を死地に追いやっても後悔しないであろうクルルに,だめだが深い共感を覚えるのはなぜだろう(苦笑).ベルトの中には夏美の写真というわけで,無理にクルルが作らなくてもギロロは副作用のない3倍ベルトを既に手に入れていましたとさ.
ツッコミゆえに通常はメインで活躍することの難しいギロロですが,長いシリーズならば主役を張れるチャンスが何度かあるかも.あの楽しそうな動かし方からすると作る側もギロロが大好きのようなので,今後もぜひその気持ちをそのまま作品にぶつけていただきたいものです.

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第4回しりとり竜王戦 予選

珍奇な概念の組み合わせのみが勝負を決めるシンプルかつ深遠な戦い「しりとり竜王戦」.しりとり道場で見出された名人たちも加わった戦いなのですが,今回は関西勢の躍進が目覚しい回となりました.つうか関東の出場者は主に癖がありすぎで,題にあわず場の支配ができなかったことが多かったわけですが.そんな予選はベテランと新人がもみ合う展開となりました.

今回の参加者は有野(よゐこ),矢部(カラテカ),千原浩史(千原兄弟),大久保(オアシズ),志茂田,川元(ダブルブッキング),渡辺(ジャリズム),板尾竜王.矢部・大久保・志茂田が道場より参入.全体的に素人が減り芸人が数多く並びました.勝ち残り名人の位を得た矢部と志茂田に加え,善戦した女流大久保も参入.この3人がどこまで頑張るかが1つの見所.そして癖の強い新人とベテランの間で,新規参入の定評ある芸人である千原・渡辺がどのような方向性を見せてくれるかにも注目すべきでしょう.

予選の競技は「しりとりセンスマッチ」.テーマに合った粋な言葉でしりとり.
Aブロックは有野,矢部,千原,大久保.竜王経験のある非常に強い有野に対し他のメンバーがどのように対応するかが勝敗を決める鍵となります.支配する雰囲気に逆らわず乗るか,それともそれに逆らうか,己の道を行くか.…実際の戦いではそれ以前の問題と戦う名人が一名出てしまったわけですが(笑).

予選Aブロックへの1つ目のお題は「情けない言葉」
千原「プードルのお下がり」が基準.「類似品ばかりだ」「すいかがメインディッシュ」「胃下垂なのにレオタード」のように第一印象でのパンチは弱いですがじわじわ効いてくるレベルの高い回答揃い.大久保は「リンスが足りない」「だまだまのセーター」のように女性らしい正攻法.有野はさすが「犬に挟まれた」と粋かどうかはあやしいですがテーマに沿ったわかりやすい強いネタを展開.そして矢部は,「中身も食べる」は恐らく味噌汁のしじみあたりではないかと思うのでわかるのですが,最後の「水曜日が怖い」はあまりにも一般性がなさすぎと回答の波が見られました.「大金を見るともらす」はよくわかるんですけどね(苦笑).実際に点差を大きく左右したのは参加者のケアレスミス.有野の「足らないカーテン」と大久保の「ユンボで通勤」はともに良いのですが「ん」がついてマイナス3点.しかし竜王経験者の有野は終盤に「百合畑でコンタクトを捜す」「苦労して係長」という強いネタを連打してマイナスを取り戻してしまいます.それに比べると大久保の「どんぐりが主食」では弱すぎて点差を取り戻すのは難しいはずです.

予選Aブロックへの2つ目のお題は「ロックな言葉」
矢部の「名古屋発ロンドン行き」からスタート.矢部は「洗濯orDIE」のようにネタだけなく演技も良いのですが,後半は「今はフリーター」「友達はいねえ」のようにネタが弱すぎて演技だけに頼ってしまうことに.千原は「キダタローで立てノリ」「インドに行って変わった俺」と矢部よりも具体性の増した描写で勝負.キダタローが関東でも通じて幸いでした.終盤の「絵本で往復ビンタ」は,そういう教育を子どもにほどこしているんだろうなと思わせて愉快ですね(苦笑).有野は余裕があり「下水道にもラジカセ」「うるう年にダンスパーティ」とロックかどうか冷静に考えると微妙なラインをしれっと攻めるところがまた面白く.
そしてある意味ものすごかったのが女流長考の大久保.最初の「リヤカーで夜逃げ」からどうもおかしかったのですが,「レスキュー隊出動!」と来たところで視聴者も気がつきます.大久保,このテーマがどうやらものすごく苦手のようです.恐らく想像がつかないんではないかと.ゆえに千原の「体操はエイトビートで」というロックな単語の使用に反応し大久保「デース」.…デスロック? どっちかっていうとメタルの接頭語なんだけどなそれ(苦笑).この追い詰められっぷりはどんどんひどくなり,終盤の「タオルケット」に至ってはもはやしりとりでしかありません(笑).感想戦でも集中攻撃を浴びることになる珍回答をしりとりの歴史に刻んでしまった大久保です.最後は有野が「戸締りはハートにもしな」と王道に帰って終了.

結果,終始安定していた有野と千原が勝ち抜け.矢部はネタの弱さがあって健闘及ばす.大久保さんは…今回はすごいことになってしまったので,次回はぜひ汚名返上をお願いしたい(苦笑).

Bブロックは板尾,川元,渡辺,志茂田.板尾と川元の連携に飲み込まれると敗北が決定する恐ろしいブロックですが,渡辺が思った以上に素晴らしい戦いぶりを見せます.その一方苦しんだのは志茂田.前回浮き上がっていた「自分が苦手なネタをどうやってこなしていくか」という課題に正面から当たってしまいます.

予選Bブロックへの1つ目のお題は「気まずい言葉」
板尾は「裏だよねお互い」と業界ネタからスタート.終始バランスよく,「ナルトの渦は逆だね」「のびた君全部嘘だったんだ」と不条理だがわかりやすい良いハジケも見せます.川元はスタートを「イラン人とサイコロトーク」としてダッシュ失敗.「ネイルをしてきなさい」「団しん也と2人きり」と不条理なのですがひねりすぎの回答が多く.その川元の不調を尻目に台頭したのが渡辺.長考派ですが「9時間待たせてチェンジ」「居留守をきっかけに人間国宝」という正統派の強いネタを提示して板尾とともに波に乗ります.そして残る志茂田は「じっと待ちたくはないんだけどな」「うぜえよりうるさいの」と呟きはじめて審査員びっくり(笑).他のメンバーは「気まずい情景を描く言葉」を出しているのに対し,志茂田のみ「言われると気まずくなる言葉」をマイペースで回答してしまい審査員から点を引き出すことができず,終盤に至って渡辺の「立派な万引き」を引き取って「忌引きして万引き」としましたが時すでに遅し.志茂田の独自の風が他のメンバーの風と正面から当たることによって,全体の雰囲気が淀んでしまいます.

予選Bブロックへの2つ目のお題は「清潔感のある言葉」
板尾は「うるせーよメンソール売り」は単語を意味なく挟むという素晴らしい戦術で一つの頂点です.しかし「風呂大臣」は「ん」がつくいつもの奴で,それのリベンジである「七色風呂」は今ひとつ.失敗をすっぱり切り捨てる思い切りの良さがつけば,さらに強い名人になる可能性がありますね.川元は先程ひねりすぎたことを反省してか「リンス3回」とストレートに再スタート.「フッ素加工の雨あられ」は決して悪くないのですがこれは審査員に通じずもったいなく.結局「ローブローは打たない」という王道に戻りますが中盤のダレが響きました.志茂田は「ロックンロールよりロシア民謡」「イタメシより奴豆腐」「田植えの後にはシャワー浴びな」以外は対比の構図.ただし対比は組み合わせる相手を工夫しないとインパクトは小さめで,全体的に小粒に.そして渡辺.「医者のアンダースロー」「留守番電話専用合唱隊」「レインコートはいらないよとローマ法王は言った」と佳作を連発.他のメンバーが弱かった中盤を制したことによって場を支配します.最後の「イギリス人でございます」は言い方だけなのですが場を支配しているゆえに審査員には高評価となりました.

結果,場を支配した渡辺と強い板尾が勝ち上がり.難しくしすぎた川元と独自の感性が審査員のツボから外れてしまった志茂田はここで敗北.波の激しい志茂田が落ちてしまったのは運の問題でもありますが,あれだけ安定していた川元を下してしまった渡辺の実力はまさに脅威です! 残った4強がどのような戦いを繰り広げたのかについては決勝記事をお待ちください.

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妹がやって来た

タイトル通り,昨日の夕方に最近流行の妹がやってきました.どうやらこちらで行きたいライブがあり,うちを宿代わりに使用したいという意向なわけですが,そのライブというのがよくわからないのです.

一般的にライブに参加するのにこのようなふかふか扇子は必要なんでしょうか?
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今日は妹のご所望で吉祥寺まで.自分はこの間行ったばかりですね.
そして井の頭公園でライブを(意図せず)目撃してしまいました.
 スーパーアイドル日野誠
石を含んだ土の上をローラースケートで走る姿が,転んだときのことを考えると怖くて仕方なく,そして歌とパフォーマンスは突っ込みどころ満載でした.言いたいことは一杯あるんですが,とりあえず転んで骨など折らないように注意していただきたいのと,はやくお金が貯まって新しいローラースケートが買えるといいなと思いました.頑張れ.
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てな感じで推移しておりますので,なかなか感想を書く時間が取れません.とりあえず今晩中にはしりとり予選分をアップしたいと思っているのですが.

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7月からの取扱品についてとボーボボの勲章

へびのあし@ココログ: 7月期新番。を見て「そろそろだなぁ」と思う今日この頃です.でも今回は既に書くものが決まっているので他のアニメは気楽に見られそうですよ.
7月からレビューするのは,「ニニンがシノブ伝」と「ギャラクシーエンジェル」です.「シノブ伝」は放映をずっと待っていた作品なのでとても期待.「ギャラクシーエンジェル」は前シリーズと同じ芸風なら非常にここ向きのはずなので(笑).
てなわけで7月からはさらにギャグ味が強くなりますよ.
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でもってそのギャグの現状での1つの最高峰が「ボーボボ」であるのは間違いないのですが,神聖リオデジャネイロ王国さんでご紹介されていた通り,新しい勲章を手に入れてしまいました(笑).
 見せたくない番組トップ「ロンドンハーツ」 PTA調査 - asahi.com : 社会
下品でアホだけども発想の質は非常に高い通常のバラエティ番組に混じってこの位置にいるのが偉いや(笑).今となってはそう過激でもない「しんちゃん」の近くで放送していたから目をつけられた可能性もありますが.絶大なる小学生人気を誇る作品としては,ぜひ小5だけの親子の結果を見てみたいところです.
見せたくない理由に上げられているのが「ばかばかしい」「常識やモラルを極端に逸脱」「言葉が乱暴」なんですけども,ばかばかしい行動や乱暴な言葉などで常識やモラルをわざと逸脱するからこそギャグってのは面白いはずなので,上3つとも元を辿れば笑いを積極的に本気で取りにいっているいい証拠だと思うのですが.
(追記)6/18の「笑いの金メダル」中で「ボーボボ」のタイトルが「ワンピ」とともにコントネタとして使用されているのを発見.ネタに使えるほど一般化した…のはワンピのほうでボーボボは言葉の響きが面白かっただけの可能性が高いのですが(苦笑).
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今日の深夜,「虎の門」は「しりとり竜王戦」! いい大人の深夜のハジケ合戦をどうぞご覧ください!

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梅雨の切れ間に

関東はここ数日間梅雨の切れ間.風の通る日陰は涼しくていい.
仕事は相変わらずですが,それよりも週末に妹が上京してくるはずなのでそっちのほうが問題です.どうも巷では妹が大流行のようなのでそのブームがついに我が家にも!…って違う.とりあえず「ボーボボ」と「カリキュラマシーン」と「クロ高」と「しりとり竜王戦」のヘビーローテーションでお出迎えしてみたいと思います.というわけで今週末はレビューのペースが崩れる可能性が高いですが,これは妹のためなので(笑).
 Yahoo!ニュース - 社会 - 共同通信
交通機関のストも回避できたようでよかった.
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これは日曜に自転車で放浪したときのもの.かっこいい.

しかし,いる間はいいがなくなったときにはかわりにビルが建ち,空が減るのでちょっと困る.
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最近のココログの記事投稿ができないほどの負荷に自分もやられていました.一番困ったのは,投稿できないことよりも事前にとっておいたメモを見ることができなくなったこと.最初の視聴でざっとメモをとり,そこからあらすじと感想をつくっているのでメモが見られないと…やりなおすのが大変です.
今はメンテナンスも入って軽くなってますね.症状からすると書いた内容を保存しておくデータベースサーバへの入出力要求が多すぎてサーバが対応できなくなったのではないかと.ブログ自体は過負荷に強いシステムなのですが,それはあくまで閲覧者の閲覧要求に強いのであって,投稿者のデータベース側への要求が多くなるとやっぱり落ちるもんみたいです.
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久しぶりにドラゴンドライブ目当てで月刊少年ジャンプを買いました.タクミ編になってからは買ってなかったのですが今月はレイジが!レイジが!とか一人で盛り上がっていても誰もついてきてくれないだろうなと思うとちょっと寂しい.

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GANTZ#10

「今再びの死の巻」

西の死を前にしても慣れによって怖くなくなってきている自分を恐れる玄野.しかしまだ鈴木星人は残っているはずで戦いは終わっていない.このゲームでは時間内に一定の領域から参加者が出ると即殺されるらしく,祖母と孫がいないのに気がついた加藤はイケメンたちと岸本とともに2人を探しに,また残った鈴木星人を倒しに行く.残されたスーツのない玄野はヤンキーに銃を突きつけられてリーダーとともに別行動をすることに.しかし同行を強制される直前に,玄野は銃を拾い服の下に隠す.
ガンツのゲームが終るまでは参加者の姿は街の誰にも見えない.泣く孫を背負って歩く祖母.ヤンキーに銃で殴られて泣く玄野.そして加藤は敵を倒しに向かうのに,撃たないとだめだと知っているが銃が撃てない.加藤たちは祖母と孫に合流するものの鈴木星人にも遭遇.弱い2人を逃がすものの鈴木星人は次々と沸いて出て,加藤は1体を捕まえるが他の鈴木星人たちの集中攻撃を受ける.

短期シリーズでも特に短い今作は次回が最終回.評判が良ければ続編もあるのでしょうが,とりあえず今シリーズでは最終回まで放映できる部分が残っていそうでよかったです(苦笑).ゲームの終結に向かって物語は大転回.強くて情報を持つ西が死んだあと,残った面子でどうやってゲームを続けるのかという問題にぶちあたる参加者たち.今回は加藤とヤンキーはどうしてもそりが合わず別のチームとなり,それと勝手な行動をとる祖母と孫の3元中継が展開.これまで参加者の経歴が真面目に描かれてきたゆえに,ガンツの無情さを最初の戦い以上に感じる結果となります.
まずは前半.知識とコミュニケーションが重要なこのゲームで,状況がここに至っても理解できていないという点で祖母と孫にはこのゲームに生き残る資格はないと西なら言いそうなところなのですが彼は既に死亡.そんな西の死を前にして,それにすら衝撃を受けなくなっている自分の順応性の高さに苦しむ玄野.死のような非常に大きなストレスすら切り離せる.もしそうであればこれこそが玄野の持つ主人公としての素晴らしい才能ではないかと.もちろんあの状況でストレスを受けないわけはないのですが,玄野の場合は頭の中で冷静な突っ込みを入れることで,異常な状況から受けるストレスと自分自身を一時的に切り離すことに成功しているようです.また状況と自分を切り離せるからこそ銃を撃って敵を殺すこともできるわけで,これはまったく表裏のない加藤にはできない芸当です.ヤンキーに盾として連れ出されるときに銃を拾っておくという芸当も,彼我の切り離しの良さゆえのことでしょう.
一定領域から出ると頭の中に仕掛けられた爆弾で殺されるガンツのゲーム.前回は1時間で2匹殺したところで終了したので今回も同様かと思ったら大変なことに.そんな過酷な状況に至ってもイケメンを追っているストーカーの根性はなかなかですが,この期に及んでもまだ「手で捕まえる!」とか言ってる加藤もなかなかのダメ根性ぶりです.

後半はまずは岸本大活躍.玄野とともに銃を撃った経験があり,かつ玄野に「加藤は撃てねえよ」と吹き込まれていた岸本.ここは自分が撃つしかないのですが初回は覚悟が足りず敵の反撃に突き飛ばされます.しかし一体を行動不能にするのと引き換えにスーツをお釈迦にしてしまう加藤を前にすれば「加藤くんのためなら」と撃つこともできるわけで,女性はこういう場合強いです.イケメンも必死で戦い鳥が逃げ出したところであと23分.ただし,鈴木星人の逃げ出した先が問題でした.
鈴木星人が追ったのは逃げた祖母と孫.星人にも弱い相手から殺す程度の知能はあるようで.車庫の影に隠れている祖母と孫を鳥が見つけ,さっき逃げた2体がほどなく到着.孫を守るために体を張る祖母.通りがかる警察は自分たちの姿が見えないので役に立たず.…本当の彼らは恐らく事故で死んでいて,コピーの彼らの仮初めの命にどれほどの価値があるかはわかりません.いきなり事故で死ぬのに比べ,祖母が孫を精一杯守ったこの結末のほうが意味があるのかもしれません.ただし結果は祖母は孫を守ってともに死に,加藤たちは間に合いませんでした.
そして3元中継の残り1箇所には主役が到着.寮のような建物の中にはたくさん何かがいるはずで,安全な場所にいたいヤンキーは玄野を先行させます.2階に上がった玄野の四方からは鈴木星人が迫り,そして部屋の中の大きな影.あの影は何なのか.そしてスーツなしの玄野は主人公として活躍ができるのか.おいしいところを全部加藤に持って行かれると…まあ,この作品らしいですが.次回に続きます.

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美鳥の日々#11

「二人の冬のはじまりの巻」

試験勉強がわからなくてもだえる正治.美鳥にかわりに試験を受けさせようと正治は「ゲームでもやらないか?」と提案.負けたら願いことをなんでも聞くことにして「あっちむいてほい」対決.そして完敗の正治.美鳥の願いは嘘でもいいから正治に好きだと言ってもらうこと.嘘でも言えばいいんだと正治は気合を入れるものの,結局言えないまま.だから美鳥は自分から正治のことが好きだと言う.結果,微分積分を頑張るしかない正治.
次の日.綾瀬は合コンで正治が興味を持ったのは変装した自分だから.ありのままの自分を正治に好きになってもらいたいと考える.今朝は試験範囲をまとめたノートで頑張るのだが貸す事には成功するものの恋には繋がらずむしろ余程の暇人扱いに.そんな綾瀬の様子に,綾瀬のほうが以前の自分よりも素直で勇気があると思う美鳥.
その一方,悪霊払いなどまで呼んで美鳥を目覚めさせようとする春日野家を見て,耕太は美鳥を救うためにもう一度正治のところに向かう.しかし校門では不良がたむろ.間違って声をかけてしまった耕太は彼らに連れ去られる.

華やかに広がった右手の美鳥さんの世界.しかしそれは右手という立場に頼った仮初めの花で,美鳥自身が自分の力で花開かせた本物の恋ではありません.季節のように冷えていく物語は,とうとう幻の花を散らせにかかります.先に待つ別離を前にして美鳥さんと正治の思いも乖離を開始.そんな冬の風景に彩を添えるのが…美少年のヌードってのが致命的に間違っているんですけど(苦笑).コミカルかつシリアスに物語は展開し,終盤は次回以降へと突っ走りはじめます.
まだまだ緩いテンポの前半は美鳥さんの回想からスタート.大きい昔の美鳥は正治には何も言えなかったのに対し,小さな今の美鳥さんは正治にどんな思いも伝えることができます.ただし今回で小さな美鳥さんのままではできないことがはっきりと浮き上がるわけですが.あっちむいてほいには完敗の正治,勝利した美鳥のお願いは,正治に好きだと言ってもらうこと.嘘でもいいけど言って欲しい女心と,…恐らくは嘘でないから言えない正治の男心はお約束ですれ違い.自分から好きだと言ってくねくねする美鳥さんが愛らしい.一方春日野家では相当に怪しい手段に頼るしか手がなくなり,綾瀬は「ありのままの私で勝負するの!」と今の美鳥さんにはできないアプローチを必死で正治に放ちます.自分の家族を泣かせないため,そして綾瀬が目指すように正治に「本当の自分」を好きになってもらうには元の姿に戻らなければならないのですが,元の姿に戻ったときに今と同じように正治に積極的に接する自信のない美鳥さんは,そうすることができないようです.

後半は,まずはこれまでの物語の経過による正治の変化.美鳥さんが右手にいるゆえに試験勉強をする程度にはマシになった正治.今回,正治の行動は少し冷たく見えますが,いくら可愛いとはいえ自分の手についている女の子に対して何の抵抗もなく本気で「好き」とは言えるほどの常識なしではなく,またそのまともさが正治のいいところでもあるので仕方がありません.そんな常識がある割りに嘘でも「好き」と言えないあたりがまた彼らしい.
「お前とこうなるまで」という正治の言葉にまたも照れる美鳥.公園の噴水の前で「ずっと噴水を見ていたい」と言う美鳥と「またいつでも来れんだろ」と軽く言う正治.前半の好きと言えない正治もそうなのですが,このあたりは2人が分かれたときに回想に使用されそうです.ファミレスで恋人ごっこをしてみたい美鳥さんに対し,「誰か俺を好きになってくれないかなぁ」と美鳥さんをないがしろにする正治の発言もまた回想用かも.美鳥さんは必死でアピールするものの指先程度の突起ではやはり不発(苦笑).こんな他愛もないやりとりを後で思い出して悲しみに暮れるのはどちらなんでしょうか.
そして終盤.敵の不良に誰かが捕まったことを報告してかかと落としされる不幸な子分宮原.美鳥さんが右手にいるゆえに,足癖は悪くなっているようです.宮原の言う後輩が耕太だと気づいた美鳥の言葉によって,正治は助けに向かいます.さらわれた耕太は実に見事な姫っぷりなわけですが…なんで脱がせたんだろう(苦笑).そして王子こと狂犬沢村参上して早速喧嘩開始.このあたりの喧嘩絵は久しぶりで素晴らしく,蹴り中心の戦いが小気味良く展開.ただし右手なしではダメージが入りきらず…ついに美鳥は右手として武器をつかみ,不良3人を2人がかりで撃退.そんなはじめての協働作業を耕太が目撃してしまいます.

美鳥さんが正治の右手という居心地のいい場所から離れるときがついに開始.ただし今の美鳥さんはまだ自信が持てず,周囲に迷惑をかけていることもあって元の体にも戻りにくい状況です.そして美鳥のおかげで一人きりの寂しさから救われてきた正治は,彼女が去ったあと気づいて打ちのめされるのでしょうか.2人の冬がはじまります.

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金色のガッシュベル#61

「優しい石版魔物の巻」

なおも力を示そうとする2体の石版魔物と闘うガッシュとティオたち.激しい戦いの中で,しかしガッシュは相手に攻撃せず本を奪うことで勝ちたいと考える.その気持ちはわかるが無茶だと言うティオたちに,効率の面でも気持ちの面でも本だけを狙いたいと言う清麿.そして再びのラウザルクでガッシュは強化される.
その一方,遺跡の通路を逃走中のキャンチョメ一行.ポルクを使って通路や壁に化け,追い詰められたふりをしながら本を狙う.やられても無敵フォルゴレで蘇り,フォルゴレはコポルクで本を燃やすことを指示する.指示に従ってキャンチョメは小さくなってマッチを持って敵に接近.本に火をつけるのに成功する.
続く地下の戦い.ガッシュは洞窟を跳ねて敵の攻撃をかわし,互いに疲労するばかりで決定打は出ない.むしろ攻撃してこないガッシュに苛立つ魔物に対し,ガッシュは「戦いは千年前に終っている」と叫ぶ.怒った石版魔物の一体が最大呪文を放ち,清麿はこれをバオウ・ザケルガのカウンターで止めるもののさらにもう1体が最大呪文を追い撃つ.これをそこでティオが心の力を溜めた防御呪文で防御.そしてその隙に恵が石版魔物の本の持ち主から魔本を取り上げていた.

今回で遺跡の戦いの序盤戦が終結.石版魔物とその本の持ち主を助けるためにガッシュと清麿が意地を貫き,それをティオたちと,残る1体を引き離してくれているキャンチョメたちが支えます.前回からのおさらいとしては,清麿が現在出している指示は「ガッシュは自由に戦え」,「ティオたちに指示を出す」となっていますのでこれを前提として前半の戦いを見てあげましょう.
というわけで前半.なおも本のみを狙うガッシュと清麿.ここは意地の見せ所.実はこの意地の張りっぷりこそが敵2体の目をガッシュに集中させるための罠でもありました.ガッシュに対し清麿が指示を出さなかったのは,ガッシュの現在の行動が作戦を妨げるものでなかっただけでなく,「演技」などという高等なものを奴に期待できないために違いありません(苦笑).逃げるガッシュの避けっぷりはなかなかの見ごたえ.敵の目を十分に引きつけ,最強呪文を2発ともガッシュに向かって撃たせ,人間が死にかねない強い呪文が出なくなったところで敵の後ろに行ってもらっていた恵さんに本を取り上げてもらって戦いが終了.序盤の戦いからバオウ・ザケルガを放っているという大問題は残るものの,ティオのサイフォジオを計算に入れているでしょうからまあまあではないかと.
そして効率の面ではキャンチョメ戦のほうが素晴らしい.ウマゴンは目隠しなどで主なしでも役に立ち,フォルゴレもおとりとしてよく殴られ,そしてキャンチョメはマッチという地下の戦いと比べるととても地味な,しかし非常に効率的な手段でしっかりと勝利.結果,イタリアの貴公子が面白い顔になりましたが,変身呪文がすぐに尽きるとも思えないのでキャンチョメはこの先まだまだ戦えそうです.
そしてガッシュたちによって魔界へ帰される魔物たち.現在の魔物にとっては魔界は敗北者の行き先ですが,石版魔物にとっては魔界は安住の地でもあります.

後半は消えていく石版魔物たち.消えつつある魔物に次々に質問を浴びせかける清麿たち.…どうして聞きたいことを全部聞いてから火をつけないんでしょうか清麿さん(苦笑).そんなうかつな連中に自分の知識をどんどん伝える魔物アルム.「ゾフィスのいる塔に行くには地下道しかない」.「魔物にも楽しんで戦っている奴がいるからちゃんと魔物に攻撃しろ」「人間の心を支配することで石版魔物も支配されている」「石版魔物が互いに燃やしあえば石に戻されるはず」「あの塔には月の光のような回復させる何かがある」.己の望まない戦いだったからこそ,この先に進むガッシュたちを助けるための言葉を残し,「負けんじゃねえぞ」と励ましてくれる彼は間違いなく優しい魔物です.
そして全員がようやく合流.大喜び.早くも心の力を使い果たしかけている効率の悪い奴もいる(笑)ということで,まずは少し休んで力を溜めることに.目覚めた本の使い手たちとのコミュニケーションはフォルゴレの知名度のおかげでなんとか.残って頑張る連中も助けた人間から「ありがとう!」と感謝され,この戦いの成果として喜ぶ恵たち.しかし,戦いはまだまだ序盤です.お次に控えるは…お遊びをしている子どもの魔物ではなく,V字ことビクトリーム!…またか! またやりたい放題の若本さんか(苦笑)! おいしいところを持っていく憎いベテランの登場にいろんな意味で身を震わせつつ次回に続きます!

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ボボボーボ・ボーボボ#25

「ツッコミ壊しの珍展開の巻」

ボーボボたちの前に立ちはだかるラジオマン.形がテレビなのに「ラジオマン」程度ではもはや笑いもとれないこの無情な世界.ラジオマンの中から出てきた連中はボーボボたちをテレビの中に引きずり込もうとするも全員非力.ただし「100円あげる」という甘言に釣られて首領パッチおやびんはラジオマン(テレビ)の中に入ってしまい,それを追って破天荒とボーボボがラジオマン(テレビ)の中へ救出に向かう.
モニタの中に閉じ込められたボーボボと首領パッチは早速全国放送のニュース番組を乗っ取って見ているだけで腹が立つような変なニュースの報道開始.それを見ているビュティとヘッポコ丸は外から突っ込むしかない.そして残る破天荒はどうなったのかと思ったら,視聴者投稿の心霊写真にぼんやり写ってる始末.
ボーボボたちのあまりのやりたい放題ぶりに敵・ショウ・メイが登場.変なキャラになっているボーボボたちを前に「Z基地は最強.ザコですら天の助レベルだ」と言い放つ.そしてボーボボたちを足止めするために懺悔フラッシュを照射.ボーボボは首領パッチを蹴落としたことを,首領パッチはボーボボを勝手に迷子にしたことを懺悔しふたりは絶交.これはショウ・メイの思惑通りの仲間割れだ.案の定ラジオマンの外では大量のザコに囲まれるヘッポコ丸とビュティ.ザコとは言え全員天の助並みの実力で大ピンチ.そして田楽マンは今日も可愛い.

今回は久しぶりのすさまじいハジケっぷりというかもはや凄すぎてなんだかわからない(笑).あんたは破綻しすぎです! 理屈不明のまま頭の中に叩き込まれる珍奇な脚本が強烈ですがそれにしっかりついていった演出も作画も見事なもの.さらにバラエティ豊かな音楽も加わって,これまでどんなボケにもきっちり対応してきたビュティさんがとうとうぶっ壊れるほどに.最初はテレビ,次は食べ物,そして格闘物へと繋がっていくテーマの変遷も見事です.

まずは珍世界の7不思議よりスタート.前回のあらすじの捏造はもはやおなじみなわけですが,オープニングがはじまる前に番組を応援しにくくするってのはいかがなものか(苦笑).で,本編がはじまったらラジオマンはテレビなのにラジオだという事実を必死にアピールするものの…今更その程度のネタでは何の意外性もなし.ここの音楽の使い方が情けなさを増していてなかなか.そしてテレビの中から出てきた弱い人たちに騙されて連れ込まれるのはやはりベテラン首領パッチ.おいしい状況は絶対に見逃しません! 師匠恋しさに追いかける破天荒と愉快な状況を前に飛び込まざるを得ない実力派ボーボボ. ただし30分経って戻ってこなければ警察に届けてくれって…その対応がこの世界では通じないことをわかっているゆえに愉快.
テレビの中のボーボボたちはさっくりニュースジャックを成功させた上でバカ番組炸裂! 犯人役もやってジャンケンやってボクの勝ち&負け,新型火車,スポーツのパチ美さんが一瞬で終了,明日の天気が見えないなど,ツッコミ魂をくすぐりまくる展開に傍観者という立場にやるせない気分のビュティさんとヘッポコ丸.しかし変態服装の敵ショウ・メイが出てきてからは状況が一変.むしろビュティさんたちのほうが大ピンチに.とりあえずボーボボと首領パッチは互いを友人と認識しているようで何より(笑).

中盤は大量の天の助並みに囲まれるビュティさんたち.彼らの正体は…一流シェフ集団.早速料理攻撃が来るのかと思ったら一杯いすぎて動けず,天の助並みのバカであることが判明.モニタの中ではショウ・メイの照明を浴びたボーボボがバンパイアで日傘もないので消えかかり,演技のふりして本当に灰に.愕然とする首領パッチの前で蘇ったボーボボは,ボーボボWTマークIIセカンドという長い名前となり黒角アフロ化.首領パッチも一緒に適当にパワーアップ.お外に出たいとだだをこねる攻撃を放つボーボボのアフロの中にははんぺんが.これではおでん屋さんにしかなれません.…ここまでお読みいただいてご理解いただけますように,このあたりの展開は敵が突っ込みに回るしかないほどに滅茶苦茶です.しかし滅茶苦茶はさらに加速! ボーボボはおでん屋を召還して客ごと装着,誕生!「忠」の闘神武甲冑 「カオスオブおでん!」… “カオス”は身をもって蹴りから守るおでん屋の客ことアーマー業界に再就職したてのお父さんです.そして頑張ったお父さんは「信」の力に目覚め首領パッチアーマーを装着し誕生!「スターダストモスファイアー」!…ヒーローもののパロディギャグは数あれど,装着シーンだけでここまで引っ張ったバカはこれまでいなかった気が(苦笑).装着シーンそのものの気合の入りぶりはいかにも「星矢」なのですがもはやそれに突っ込みを入れている状況ではありません!
外では囲まれてピンチのビュティ.思わず「助けてお兄ちゃん!」と妹シャウト.他人が間に挟まりますがその声に答えるようにソフトン参上.ただしロケーションは最悪でZ基地の女子トイレ.女性隊員にすっぽんで殴られるという大変な屈辱を味わい,しかもサービスマンまで同行する「下ネタコンビ」です.

終盤はお父さんアーマー,ボーボボや首領パッチよりも必死に活躍.首領パッチアーマーは敵の攻撃を見事に避けて中身のお父さんばかりがやられます.でもお父さんはそもそもアーマーなので攻撃が当たらないと意味ないですし.ボーボボの鼻毛真拳「修学旅行」にショウ・メイは巻き込まれ,おでんの具と一緒に修学旅行へ.でも夜うるさくする悪い生徒なので「バーニングハンドヘルファイア」(キメ台詞つき)でやられて敗北.
さらにモニタの中からボーボボメタモルフォーゼでちょびっと巨大竜に変身して脱出! カタストロフの後には卵を産んでビュティさん大混乱.そして生まれてビュティさん感涙…あまりの滅茶苦茶さに,とうとう我らのビュティさんが壊れました! 珍奇展開による衝撃に耐えられなくなったビュティさんの心は己を守るために別の人格を作り出したのです.嘘! ワイルドな本能ビュティさんに対しヘッポコ丸は目を覚ましてくれと殴ろうとしますがやはりできず,それを「ためらうな」とそそのかした首領パッチは本能ビュティさんの折檻を食らいます.次にボーボボが変身したフェニファルコ(不死鳥)は出現と同時に死にかかり,まじめにやれと言われて寸劇「課長フェニファルコ」…周囲をなめまくりの展開の中でやっとボーボボが元に戻り,この超展開ぶりに錯乱していたビュティさんもヘッポコ丸を殴ってやっと元に.「俺だってわかんねぇよぉ」と泣くヘッポコ丸が気の毒でしたが,ツッコミ仲間が元に戻ってよかったな!
ただしわけのわからない展開が終了したわけではありません.ボーボボの中で5年も雌伏していた敵はさすがの強さ.5メガネ,割り箸,明太子はキャンセル,ウーロン茶,雑巾,領収書の使い方がわからないとツッコミを置いていくいろんな意味での超絶バトル(カードバトルのパロディ)が展開し最後には「ガネメ」! …眼鏡を使わないただの言葉であり,ボーボボの「地獄モズ落とし」という技らしい技が相打ちしていてビュティさんがやっとツッコミ復活!ラストは新たな敵戦車!というよりはむしろ上に乗っているサービスマン.いよいよ田楽マンのハジケが見られるのか.そして破天荒は心霊写真のままなのかそれとも基地に誘い込んだらあとは傍観を決め込んでいるのか! 見ているほうもついて行けないんですけども次回に続きます!

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ケロロ軍曹#11

「温泉旅館コントを忠実に再現の巻」

日向家の地下基地宛に本部から連絡が到着.宇宙でも大人気のテレビ番組『シクシク訪問録』が地球ロケにやってくるので,取材に協力しなさいとの通達だった.番組の大ファンのケロロは大喜びで準備を開始する.
宇宙からやってきたタレントは感動担当のRグレイとアクシデント担当3M,それにカメラマンMr.G.感動番組のキャストの割には随分と生臭い宇宙タレントたち.そして庭に落ちたタレントの宇宙船で潰されるギロロとテント.玄関でタレントご一行を温泉地スタイルでお出迎えしようとするケロロだが,スタッフは扉を誤って壊すというやらせから勝手に収録スタート.控え室に招かれたお客人は軍曹のお茶も気に入らず,しかしモアや桃華には満足する.
軍曹たちに後で合成するから放映用の素材を撮影してこいと命令するタレントたち.幻滅するものの「協力するなら特別出演させるかも」という言葉に軍曹たちは撮影に出かける.しかし彼らの欲しい素材は地理的制限をまったく無視するめちゃくちゃなものだった,
日向家では夏美さんが帰宅し,玄関の壊れと宇宙人の急な来訪に怒る.しかし相手が大人気のタレントであることを知って怒りはおさまり,夏美・桃華・モアの美少女集結でタレントたちのための料理を開始する.

宇宙と地球を日向家で繋ぐ「ケロロ軍曹」.今回は宇宙からのお客様をお招きして普段のガンプラ話ではわからないような物語世界の広さを示す話のはず…だったのかもしれませんが,結果的には本当にものすごくベタなニセタレント&温泉旅館コントになっていてどうするよ(笑).すでにメインキャラの濃さが半端でないのでゲストのキャラはどうしても弱め.ただし美少女&美女がこれでもかとばかりに満載されてます.そんな中での冬樹の空気っぷりがすごい.
前半は謎の宇宙警察からスタート.これが出てくるあたりで「ああ,今日は誰か捕まるんだなぁ」と観客に予測させるのがコントとしては基本です.日向家には本部から宅配便に偽装?した連絡が到着.国からテレビ局への協力を依頼される軍曹たちですが,あの番組内容を見る限りは戦意高揚には繋がりそうにもないのですが.元ネタ番組の方向性から考えても,ペコポンは秘境扱いのようで.そしてこの手の番組に対する姿勢としてはクルルに深い共感を覚えます(苦笑).
そしてやってきたタレントたちがギロロを潰してしまったおかげで,この時点で日向家はツッコミ不在に.それをいいことにタレントどもは無茶な注文を連発.今回一番愉快だったのは地球各地でビデオ収録するケロロ小隊で,自由の女神と富士山と日の出を一緒に撮れだの.アフリカでシロクマとカンガルーが戯れる様子を撮れだの無茶な注文一杯.極めつけはエベレスト→お台場→日暮里のコースなわけですが,…後で合成するんなら,別に軍曹が動物に殴られたりエベレストから落とされたりする必要はないはずなのですがどうか(笑).

後半はきれいどころ満載.旅館ならばまずは料理.3美少女ともそれぞれに思惑は違うわけですが,夏美さんの適切な指示もあって家庭料理の数々の出来はなかなかのもの.少々不安だったモアさんも無難にお手伝いしていて,よかったようなちょっと残念のような(苦笑).戻ってきた軍曹のみエベレストのダメージがしっかり入っていて気の毒なのですが,折角の力作ビデオは置き去りに.
そして視聴者も待っていたかもしれない美女と混浴大作戦.しかも最強プロポーションのママさんまで追加.とはいえ作品内戦闘能力ではトップレベルの皆様なので宇宙人が心配だなぁと思ったら案の定.エロサービスを要求する宇宙人に対し,軍曹がキレる前にママさんが!しかも土曜日のキッズ向け時間帯なのでタオルの下は当然のように水着です.地球式マッサージことバトルを開始し,やらせは編集として許せませんと啖呵.ここでようやく登場したのは冒頭の宇宙警察官ポヨンちゃん.詐欺師の面々はゴッチューでミッションコンプリートされて一件落着.さらに残ったギロロも彼なりに残った仕事をこなして本部からは血文字…もう,ものの見事にお約束の塊(苦笑).Rグレイ(本物)が「お宅訪問」になっていたので,ぜひ基地を褒めてほしかったな.
今回もお約束のまとまりっぷりがちゃんとしすぎていて,作品としての出来は悪くないのですがことギャグとしてはどうしても弱い.見る側の意表をつくことで笑いを誘うギャグの場合は破綻してなんぼなので(笑)もうちょっといい加減につくってくれることを祈りつつ次回に続きます.

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残業とかロボドリーム2004とか

「Rowenさん,今日はサーバのミドルウェアの設定を手伝いなさい」
日頃お世話になってますしね.いいですよ.
「あ,ちなみに作業開始は今日の21時からだから」
…ふざけるな(苦笑).

実際は20時に開始になり,「基本的には相手が間違っている」の法則によりさくさくと作業を終えて帰宅.帰り際別のミドルウェアが動かないとうめいていたけれど,どうなったんだろうなぁ.
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むいむい星人の寝言: ロボドリーム2004@ANIMAXで知ったロボットドリーム2004 ロボットアニメTOP100投票をしてきましたよ.

 金:魔神英雄伝ワタル 順位: 35位
 銀:機動武闘伝Gガンダム 順位: 20位以内
 銅:メダロット 順位: 33位

好きなもののうち,できるだけ年代がかぶらないように3本選んでみたつもり.どれも見て損をするシリーズではありません.これに足すなら「パトレイバー」とか「ダ・ガーン」とか「ゾイド」とか「キングゲイナー」とか「キディ・グレイド」(笑)とか.でも上の3作品に比べれば「パトレイバー」以外は好きのレベルが一段落ちますね.
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ゆかねカムパニー 2さんにリンクしてもらいました! 愛読しているのでうれしいな.

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GANTZ#9

「あと10点が遠すぎての巻」

迫る鈴木星人の前で立ち尽くす玄野だが,最初は何もしてこない.しかし玄野が鳥を払い落としたのをきっかけに敵となる.追いかける鈴木星人から逃げる玄野は加藤たちと合流.敵と戦いはじめたのは西だった.
鈴木星人は西の攻撃をことごとくかわし戦いは川の中へ.その中,何かが壊れ西の姿が消えなくなった.攻撃された西は傍観している玄野たちに向かい,「手伝え!」と叫ぶ.しかしこれまでのこともあり即席チームの助力が得られないどころか「死ね」と言われる始末.ヤンキーのリーダーは西が仲間を殺したことを責め,わびるなら助けてやると言うが西は謝らない.今度は西のスーツが壊れ,鈴木星人は近づき,それでも西は謝らない.逃げる西を助けるために立ち上がったのは加藤.「あいつが死んだら何もわからなくなる」と川の中へ.

ようやくはじまった2度目の戦い.緻密で過激な原作をアニメにするためには,技術の壁と倫理規制の壁の両方をクリアしなければならないわけですが…展開,早(苦笑).原作をそのままつくると通らないとしても,回避する手段はこれまでのアニメの歴史の中でいくつも開発されてきたはずで,この削りっぷりはそのノウハウをもってしてもなんともならないんでしょうか.とりあえず作る側の要領が悪すぎるということで(苦笑).
速度全開で展開される前半では,鈴木星人と西の死闘.あと10点で自由になれるはずの西ですが,あまりにも生意気であったために他の助力を得られず大変なことに.ガンツのゲームで生き延びるために重要なのはまずは知識.しかし知識だけでは通用しない場合があり,そのときはコミュニケーション能力が生き延びるための鍵となる.さらに個人の知識が足りない場合も,他者と協力することでそれを補える…状況は突飛なのですが根底にある理論は現実の世界と何も変わりません.装置が壊れ消えなくなって愕然となり,その上スーツまで壊される西.今は万能のように見えますが,スーツも使ううちにだめになっていくんだろうか.冷笑が消え狼狽し,死ぬしかない西を救おうとしたのは,コミュニケーション能力しかない加藤でした.彼は自分に何が足りないのかをよくわかっています.

後半も展開はめまぐるしく.そして前半から引き続いてペットこと岸本,ある意味大活躍(苦笑).欲望一杯だが表に出さない玄野に比べ,岸本は己のエゴを周囲にそのままぶつけ,そのことで周囲が動くと考えている節もあって狡猾.もし天然だとしても同性には嫌われそうですが異性には非常にもてるタイプだなきっと.
川の中では西・加藤と鈴木星人の戦い.スーツがない玄野が傍観しているうちに.西は鈴木星人の攻撃をまともに食らいはじめ,早く敵を殺してくれと叫ぶものの肝心の加藤は暴力を振るう自分に対する恐怖があるのか鈴木星人を殺すことができず.そして加藤の死に直面し恐慌する岸本が自分が助けに行くと言い出してはじめて動き始める玄野.岸本もどうかと思いますが玄野もどうかと(苦笑).もちろんこの典型にはまらない具合が作品をリアルに見せているのですが.玄野は銃を撃つがはずれ,しかし加藤が鈴木星人を捕まえることに成功.締め付けると中からはでかい鳥.あの小さな鳥はこの鳥の子なのだろうか.自分の子を殺されれば怒り狂っても仕方はなさそうですが…ネギ星人もそうでしたね.玄野が銃で撃つと鳥が送られて,一応戦いは終わります.これで玄野に点が入ったのかな.
そして終る西の時間.彼の転落死は…自殺.俺だけはちゃんとしないとと呟く西は,最後まで自分のことしか考えることができず,ゆえにあと10点を残してご臨終.ガンツの音がふざけすぎ.さて,一応戦いは終結したものの生きて帰れるかどうかはまた別の話.次回に続きます.

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美鳥の日々#10

「幸せなのは彼女だけの巻」

夢の中.コウタを待っていたのは小さな美鳥.彼女が読んでいたのは白雪姫の絵本.そして白雪姫のように目覚めない今の美鳥.彼女にかかった悪い魔法を解くには王子様のキスが必要で,やってきた王子は正治…夢から目覚めた耕太の頭には,白雪姫の物語が残る.
今日は合コンを満喫する正治.もちろん右手の美鳥は不満.不本意ながら連れてこられた綾瀬も正治を監視するために帽子と眼鏡で参加しているが,その姿はもろに正治の好みだった.正治のために子分宮原がはじめた王様ゲーム.チョコを両側から食べるゲームに挑む正治と変装綾瀬.美鳥はそれを必死で止めるものの,実際はがっつきすぎの正治をついぶんなぐってKOしてしまう綾瀬のおかげで失敗に終る.
次の日.キスを妨害できたことに大喜びの美鳥に対し残念不満の正治は俺の青春を返せと不機嫌.そんな正治に刺さる視線は,あの夢を見た耕太のものだった.美鳥を目覚めさせるために正治に協力してもらいたいのだが怖くて近づけない.学校では昨日のチャンスをふいにした自分に憂鬱な綾瀬と,その不機嫌の理由がわからない正治.
学校からの帰り道,耕太は精一杯の勇気を出して正治に声をかける.

いよいよ佳境に近づく物語.今回以降は一連の続き物として見たほうが良さそうです.というわけで次回以降へのネタふり開始.右手以前の美鳥を知るキャラクターを追加することで,物語は美鳥を元の場所に戻すための圧力を彼女にかけ始めます.話そのものの対比としては2話.良い面を見せ美鳥をなんとしても元に戻したかった2話の正治と,悪い面を見せ美鳥を無理に戻したくはなくなった今回の正治を見比べるのも面白そうです.
前半は乙女でポエムな夢を見る耕太と合コンでものすごく即物的な欲望を抱く正治の対比.心優しい幼馴染の耕太と粗暴(になってしまった)正治は対称的ですが,正治のあんな様子を見てもなお彼を守ることに全力投球の美鳥さん.正治への心酔っぷりは余程のもののようです.現在のところ正治さえいれば何もいらない美鳥さんですが,耕太が運んできたのは美鳥の本体が長い間眠ったままであるという重い事実.これを解決しようとすると2人が離れることを考えなければならないゆえに,無意識のうちに無視されてきた大問題なわけです.で,そんな3人の脇で不器用な綾瀬は悔恨しきり.綾瀬がこれまで見ているのは正治の割と良い面ばかりなので,ダメな面を見ればああなるのも本当は仕方がないところです.

後半は以前の美鳥と今の美鳥の対比.耕太は,美鳥のことをとても内気で見ているしかできなかったと語り,美鳥を目覚めさせられるには正治の力が必要だと助力を願います.しかし前回の訪問で大変なことをやらかしてしまった正治は行きにくく,しかも美鳥さんも行きたくないというわけで断るしかありません.耕太はがっかりするものの,正治の言葉に「みんなの噂してるような人じゃなくてよかった」と素直すぎるコメント.実は正治の評判からとんでもない妄想が炸裂していたことが判明.一体どんな噂が一人歩きしているのか気になるところです…きっと独り言がらみの噂も立っていそうな気が.
内気だった以前の美鳥はクラスにすらなじめず.憧れたのは思っていることをさばさばと話すクラスメイトの岩崎さんで,好きだったのは強さの塊のように見えた正治.美鳥の心には正治を「好き」という気持ちが積もり,それを伝えたいために恐らくは正治の右手に宿ってしまったのでしょう.…ただしこれを単純な「好き」と考えていいのかどうか.例えば自分が弱く,自分が強くなりたかったから,強い正治を好きになり「勝手に」右手に宿ったのかもしれません.正治が好きという気持ちよりも,気持ちを伝えられるようになりたいという願いが強いのだとしたら,それは正治のことすら考えていない,本当に自分勝手な願いに違いありません.
自分の気持ちをそのまま伝えられる今の美鳥さんは幸せ.自分が心配されているのを知っても,このままでいたいほどに幸せ.この自分勝手な幸せを守るため,美鳥は目覚めません…たとえ周囲を困らせても,泣かせても.しかし身勝手な行動のツケが回ってくる日はそう遠くないはずで.次回に続きます.

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虹が出ていたので

いろいろ忙しい毎日です.…いつものことなんですが.おかげで折角購入した小さいパソコンの設定がまったく進みませんよやりたいんですけど.昨日も昨日で19時過ぎに重大なバグが発覚して23時まで帰れなくなったのは辛かった.なんせ朝9時に出社してたもんで(苦笑).

でも虹も見ましたよ.

虹と言えばやっぱりこれかな.愛らしいキャラクターとかっこいいディフォルメマシンとナンセンスな敵,くだらない楽しさと後半には切ない悲しみ,それらに「子どもに伝えるべき教訓」がしっかりとまぶされた傑作です.時間があれば見直したいところですが.あ,これに関しては最初の奴だけを非常に強くお勧めしますので,それ以外は自己責任でよろしくお願いしたい(笑).

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金色のガッシュベル#60

「信念を貫く戦い再びの巻」

目を騙す戦いに勝ったキャンチョメ.ところが3体目が後にいた.役に立つ喜びを知ったキャンチョメは,その一体を自分たちだけでなんとかすると宣言し,敵の魔物を挑発して通路の奥へと引き離しはじめる.そんなキャンチョメたちを追いかけるウマゴン.部屋の中では騙された2体の魔物が復活.キャンチョメたちの後を負わせないようにセウシルで通路を塞ぎ,部屋の中での2体2の戦いがスタート.敵の魔物2体の同時攻撃はセウシルを突きやぶる強さ.しかしガッシュと清麿の高速移動によって1体を地に這わせる.だがその魔物は追撃してこないガッシュたちに「何をやっている!」と叫んだ.その叫びに石版魔物にも意思があることを知って驚くガッシュたち.自分たちはお前たちを操るロードを倒しに来たのだと言うガッシュの言葉に,魔物は笑って呪文で地面から衝撃波を放つ.千年閉じ込められた自分たちを解放してくれたロードに感謝していると言い切る魔物.そして人間は呪文を放つためのバッテリーだと.まるで挑発しているとしか思えない魔物の言葉.しかしガッシュは逆に魔物の千年のうちに荒廃した心を感じて,はやく解放してやりたいと考える.

いよいよはじまったロードの本拠地での戦い.ここまで出てきた主要キャストの大半が勢ぞろいする豪華な長編です.スポーツ漫画で例えるならば選抜戦.普段敵として戦っている面子が集まり団結して別の敵と戦うことで,彼らの強さや弱点,そして敵である間には見えなかった性格などが披露されるわけです.もちろん選抜戦なのでこれが終れば再び敵同士に戻ることになるわけですが.

今回の冒頭はなぜか鈴芽からスタート.一人遊びはやはり寂しく.しかし南アメリカの遺跡は危険一杯で寂しいどころではありません.首をぎぎぎと言わせながら振り向くと3体目がいて驚くキャンチョメたちが愉快です.しかしやる気十分のキャンチョメはその一体を自力でなんとかすると宣言。彼ららしい戦いぶりで本を狙うわけですがまずは失敗.ここで久々に炸裂する「無敵フォルゴレ」! …命がけの戦いのはずのですがまったくもって緊迫感がありません.しかも相手の魔物まで乗っている始末.そしてキャンチョメには「無敵フォルゴレ」の良さを知る敵の石版魔物のことが、なぜかかわいそうに見えます。
そのかわいそうな石版魔物2体と残ったガッシュ・ティオ組の戦いは部屋全体を使って展開.いつの間にかとんでもない高速移動が真顔でできるようになっているガッシュと清麿がおかしい.ガッシュはいいけど清麿は違うだろと突っ込みたくてたまりません.つうか声さえ届けばいいんだから移動する意味ないぞ清麿.続く石版魔物の叫びのくだりはシリアス.千年の間石版に閉じ込められ,魔界に戻ることもできずロードに使役される石版魔物たち.魔物がなぜこんなひどいことを言えるのかわからないと言い,千年は可愛そうだと泣くガッシュ.あの魔物の言葉は本心ではなく,あたかもガッシュたちを挑発し早く倒してもらいたいようにも聞こえます.そんなシリアスなシーンの合間での清麿の押入れトークが…盛り上がりまくりの緊迫感のなかでやっぱりおかしい(苦笑).

後半は魔物を襲うブラゴとシェリーよりスタート.魔物の攻撃を踊るように避けるシェリーに,あいつも少しはましになったとコメントするブラゴ.彼らにとっての一世一代の出番を前になんか特撮っぽい大爆発で勝利.あいつらはあいつらで勝手にやると思いますので、無理に仲間になることを求めなくてもいいと思いますよ博士.車のアポロとすれ違ったということは,博士もブラゴたちも遺跡のかなり近くまで来ているようです.
で,遺跡の中では龍型魔物の吐き出した水との戦い.濡れてしまい電撃を放つと感電する状態に.そこで清麿はガッシュに水中の壁の穴を広げさせてそこから逃げ出すことに.…穴を開けるときに電気のエネルギーは全て使い果たされているから,あの状態で飛び込んでも感電しないんだなきっと(苦笑).
逃げ出してたどり着いた別室での再戦では,清麿はガッシュにラウザルクをかけ自由に戦えと指示した上で,ティオたちに指示を出すことに.龍の魔物すら受け止めて放り投げる力を,ガッシュはあくまで「倒すため」ではなく「解放するため」に使います.それはこれまでも度々描かれてきた,自らの信念ゆえの勝つことが難しい戦いへの挑戦.対バリー戦では力が足りず勝つことができませんでしたが,今回は相手こそ違うものの仲間と強くなった心と体を揃えた上での再度の挑戦です.強力な石版魔物を相手にガッシュたちは己の信念を貫き通すことができるのか.次週に続きます.

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ボボボーボ・ボーボボ#24

「毎度ながらの迷走ぶりの巻」

ボーボボ一行がやってきたのはZブロック基地.ボスはその愛らしさゆえにだからみんな大好き田楽マン.中に入るとなぜか夏真っ盛りのビーチが広がり,当然のように水着に着替える首領パッチ.ボーボボは鎧姿.その上突っ込みのビュティまで遊ぶ気満々だ.冬に季節を先取りしすぎた悲しみを晴らすためにナンパを待つ首領パッチ.思った通り男に声をかけられたと思ったらロボだった.そんな周囲の満喫ぶりを見守るしかないヘッポコ丸.波乗りし溺れてアイドルになりたいと絶叫するボーボボ.ビュティも折角だから泳ごうといきなり服を脱ごうとしてヘッポコ丸はドキドキ土器.
ロボにオイルを塗られる首領パッチ.そこに来たのは子分の破天荒.おやびんの体にオイルを塗れるのは自分だけだと破天荒.しかしついついおやびんを踏みつけてしまい叱られる.すいか割りという名のビーチバレーボールで戦うことになった恋のライバルのロボは実は毛狩り隊だった.破天荒・ボーボボの毛の王国タッグとロボ1号・ロボ2号のロボ組の対決.サーブ権はボーボボに.まずは破天荒の背中に全力でぶつけるボーボボ.次の1球は破天荒をバズーカで撃ち,なんと計2ポイントがつく.それに対しロボ側からきたボールはノーカウント.実は審判のカモメは毛狩り隊に恨みを持っていた.審判を仲間につけた破天荒たちなのだが,ロボが奥の手として出してきたのは捕えられた首領パッチだった.

毎度ながら不条理ギャグとしては最高?の品質を維持し続ける脅威の番組「ボーボボ」.前衛具合についてはもう既に限界だと思うのですが,今回はさらにいつもと違ったノリを目指して金魚コントよりスタート.一番スタンダードであるからこそよく出来ている前回のあらすじをいじる試みはやっぱり失敗.「新しいかと思ってー」と今までのと変えたくなることはあるとは思うのですが,…いつも通りでいいと思いますよ.話進みませんし.
今回は前半のビーチではビュティさんの無邪気っぷりとナンセンスな「すいか割り」の楽しさが,後半は「わざと面白くないことをやる」という非常に前衛的な試みが目玉です.特に後半は,ギャグアニメとしては普通挑戦しないラインに攻めこんで行くあたり,自分には見ごたえがありました.あと,作画が美しいですな.

というわけでボーボボ一行こと前衛お笑い集団が踏み込んだのは夏の海.ここでのパチ美の水着のつけっぷりがおかしい.…尻はそこなのか(苦笑)の割にスカートは体の下なわけですが.海中で「アイドルになりたーい」と絶叫しつつ増えるボーボボ.行動と絶叫の関連が皆無です.そしていつもなら突っ込みのビュティさんも遊ぶ気満々で,その言動にどきどきしたヘッポコ丸は縄文なら行ける口.弥生はだめ.このあたりでいい雰囲気にしてあるのが後で効いてきます.
おやびんのしもべ破天荒がジェラシーで呼び込んだ戦いはすいか割りという名のビーチバレー.ボーボボを後に回したあたりで嫌な予感で一杯でしかもそのお約束通りの展開が.前にも後にも敵でどうなることかと思ったら,なんと審判が仲間に! 主役側が審判を味方につけるという珍妙な展開のはずが,おいしいところを確実に拾うベテラン首領パッチが見事にヒロインの地位へ! カモメの演技がいきいきしすぎです(笑).

中盤は捕われのパチ美.これまでなら全員が白けて終るか首領パッチに集中攻撃が向かうはずですが,おやびんLOVEの破天荒が加わっているゆえにおかしなことに.なんじゃこりゃーと白ける面々の前で一人だけ盛り上がる破天荒.首領パッチのボケを受けて増幅させるという,トリオコントで見られるパターンです.「私のことを思うのなら勝って!」という白々しい台詞を真に受ける破天荒.勝てる仲間を捜してヘリをスカウト(3ヶ月の経験者).それに対して合体するロボは…扇.「きれいだね」と褒めて突っ込みを拒否するビュティさんの判断は正しい(笑).ビーチバレーには飽きたのか,今度は野球でなぜか合同チームの上に敗北.ビーチフラッグス!パパラッチ!と勝負はロボ優勢.なんせショートしながら温泉に入ってるなんてネタ写真としては最高です.ここまで切れていた頭の回線がいきなりつながる破天荒.ロボの中には動力のネズミ.森へお帰りとぶんなげるボーボボ.そんなボーボボの中にはV3型エンジン.コンセントの抜けてる趣味のエンジンですが! これには勝てないと砂浜でうなだれるロボは反省して合体技,「許して仮面」! 最後の最後まで貪欲に笑いを取りに来る相手芸人集団を許せるわけがない主役たち,合体技,「許して仮面」 許す!と互いに気持ちの通じ合う2組.でも3号はだめでした.しかも言ってないとか言い張るし.そんなこんなでロボブロック敗北.

後半はいよいよ前衛の真骨頂.ボーボボたちは敵本拠地のツッコミどころ満載の正門を発見.入ると中では「クイズ毛狩りでポン」の収録中.出てくる回答者はボーボボと首領パッチとカッパと西大.でもカッパは帰れ.シルエットクイズ,泣き声クイズと番組の枠に縛られてハジケきらない芸人たち.番組と芸人の方向性が致命的に合わないのか,驚くほど面白くありません.ギャグ番組なのに(苦笑)! ここで出たビュティさんのコメント,「面白くないよ!へっくん以下だよ!」はステージの芸人よりはむしろ横のヘッポコ丸に大変なダメージ.前半でわざわざいい雰囲気にしてありましたからねぇ.でも事実ですし! 「まっぴら」の表現は面白かったんですが正解ではなく.なっとうもうまくいかず.最後のネタは「旅立ち」…列車で去るボーボボと首領パッチ.これこそが敵の罠!残ったヘッポコ丸とビュティは大ピンチなのですがやっぱり戻ってきたボーボボ.乗客はサンバで登場! まさしくいい旅夢気分だったようでポン太郎は敗北.そして出てくる真打はラジオマンなのにテレビ.本当に恐ろしい秘密とは!…って動力が原子力だったらどうしよう(笑).次回に続きます.

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ケロロ軍曹#10

「面白い教育目的番組の巻」

地球侵略をもくろむケロロ4人組.しかし今日も今日とてお菓子広げて夏美とだべる軍曹.ペコポン人を油断させる作戦だと言い切ってお菓子を大量投入しているのだが,軍曹の真意が気になるギロロ.もちろん軍曹がお菓子を大量に食べたいだけの計画だ.ところが軍曹の歯に突然の刺激.軍曹絶叫.奥歯からの激痛でびきびきがんがんやられる軍曹の様子を見て基地で見守っていた連中は緊急発進.仰々しい小隊の様子にたかが虫歯じゃないかと考える夏美だが,虫歯をなめてはいけない.虫歯は極小宇宙人の秘密基地なのだ.はいはいごめんよーとクルルはコンコンと虫歯を叩いて軍曹をいびる.軍曹の虫歯こと宇宙人の軍曹侵略を食い止めるためのカリエス大作戦が開始.ミクロイド光線で小さくなり,ギロロとタママは見事なガンダムぶりで軍曹の口中に突入.
静かな口中に響く2人の足音.そこに敵の侵略宇宙人が襲来.タママが暴走し軍曹の口中で炸裂するが,全て当たらず敵を倒すことができずに戻ってきた2匹.敵は凶悪宇宙人の超ダリーで,このままでは明らかな戦力不足.だったらボクが!と言いかける冬樹を遮ったのはクランケの軍曹だった.

なおも抜群の安定感で展開中の「ケロロ」.今回はサンライズのお家芸であるガンダムギミックをこれでもかこれでもかと叩きつけます.ただし台詞ではなく構図・要素・効果音などで主に処理しているあたりが正しいですね.こういう使い方なら,ガンダムがよくわかっている親とわからない子どもが一緒に見ても楽しいでしょうから.それとクルルの根性悪ぶりが随所で発揮されているので子安の落ち着いた(笑)演技を楽しむのも良いでしょう.
冒頭からだれっぱなしの軍曹は,お菓子が食べたいからと適当な作戦を立案.指揮官としての職権乱用も甚だしいわけですが,どうもあのチームだと軍曹だけでなくギロロ以外の他の面子も似たり寄ったりの乱用はやっている気がしてなりません.地球に侵略しに来た宇宙人に侵略されてしまったうっかりさんの軍曹.虫歯はやっぱり早めに歯医者に行った方がいいと思いますよ.我慢したぶんだけ通う時間が長くなりますし.そのような教訓的要素をうまく笑いにからめるという手法は,モニタに接近するギロロたちのシーンでも使われてますね.仲間に確保された上に,よく冷えた水等で確認されている軍曹がどうにも痛々しく.「コンコン,コンコンコン」なんて叩かれてたらそりゃ視聴者だって軍曹が錯乱したのかなーとか普通に思ってしまうわけで.それから,ナース姿のモアさんは素晴らしいですな.

ケロロとタママが小さくなった割には効果音などが巨大ロボット(というかガンダム)の第1次カリエスウォー.しかしタママのノーコンぶりで撤退.後半は錯乱したわけではなかった軍曹,隊長なので率先して危険地帯へ!と脳波コントロールロボット・ケロロBが登場.屋根に登るためには随分とオーバースペックです.そして頭に装備されている導火線.新戦力として参加するのは冬樹と夏美さん.そんな夏美さんを守りたいギロロの熱い気持ちはナレーションにすら翻弄される始末.
そしていよいよはじまる口の中の戦争.カリエスウォーは前半でもガンダムだったのですが,後半はさらにガンダム.というか最近見たアニメの中では「ボーボボ」と並んで実にロボットらしい良い動きをしているという事実はどうなんだろう(笑).特にギロロと夏美さんの命中率100%コンビの気持ちのいい戦いぶりはなかなかのものです.
そして戦いも終盤に至れば巨大ボスの出番です.まあその前に自分の神経という弱点に軍曹はやられているわけですが.ラスボスのマザーは巨大な美人.よい暴れっぷりでさすがに一時退却しようと思ったら,神経をつつかれて救助艇に乗れなくなってしまう軍曹.全員脱出命令を発し,置いていかれるメカ軍曹はかっこよく.ここで秘密兵器を発動させようとしたら宴会芸セット.ここの外しっぷりと直後の展開は本当によくできていて,軍曹と視聴者の予想と違うことで笑わせ,さらにそれがやはり視聴者の期待する予想通りになっていくということで重ねて笑わせる,スタンダードで良いコメディの構造になっているのが素晴らしい.
後日談はちゃんと歯磨きする軍曹の横で夏美さんの歯が…というわけでまたも素敵なサバゲーがはじまって終了.一度見る側が期待してしまったものはきっちり提供することがギャグには必須です.しかし良い仕事だけでは飽きてしまいますので,今後どんな風に今の番組の枠を壊していくのか,そのあたりに注目しつつ次回に続きます.

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第3回しりとり道場

「虎の門」の不定期企画しりとり竜王戦.いい年齢の芸人がしりとりをネタにハジケ合戦を繰り広げるという非常に実験的な企画ですが,評判も上々のようです.ただしいつやるのかがわからないので,それはぜひなんとかしていただきたい(苦笑).
今回は不条理の雄・板尾名人を迎え,未来のしりとり界を担う逸材を発掘するためのしりとり道場を開催.ただし有野が前回自分だけハジケすぎてスタッフに怒られたため,板尾名人はソフトタッチで行くとのコメント.まあ,意気込みだけなら何とでも言えますし,実際あの人がいなければいつものように板尾名人に全てが支配されたに違いありません.
参加者はケンドーコバヤシ,室井佑月,鍛冶(さくらんぼブービー),志茂田景樹.悪目立ちしているのは志茂田.普通に座ってるだけでも既にハジケている見た目天然系ですが,職業は文筆業.言葉を使って飯を食っている年月と気合においてはそこらの若手芸人の及ぶレベルではありませんでした.

最初はおなじみしりとり4局打ち.4対1ですが回答回数の多い名人の方が実は有利.最初のテーマは「じーんと来る言葉」.間口の広い初心者に優しいテーマです.
しりとりは鍛冶からスタートしますが,「よし,それはほんとのお父さんだよ」…回答自体は悪くはないのですが演技が弱い! 関東のテレビに緊張しているのかこの傾向は終始続きます.「大根しかないよ」のような貧乏ネタをキメ技として抱え,それで押しきるようにすればもう少しよくなるはずなのですが.それに比べると板尾は「よしたまえ」「象印なんだ」とじーんとするかどうかは不明ですが演技は力強く.どこがソフトタッチなのかわかりません(苦笑).ケンドーは「誰だって化け物は怖いさ」「夜だけパパ」ととてもスタンダードでいい回答を出しているのですが周囲の変則ぶりに埋もれてしまい,室井は「余命半年でごめん」のようにこれも正攻法なのですが言葉のレベルでの爆発力に今ひとつ欠ける上に「ん」がつくことによるペナルティも大きく.ゆえにこの時点で結局頭1つ抜け出してきたのがなんと志茂田.「越中フンドシはいいぞ」と序盤からよくわからないノリで飛ばし,板尾が「サーカスで働いてるんだよ」「四男の嫁にお行き」と素晴らしい演技を見せているのに.「キスはもういいわ.心が欲しいの」で淑女という独特の風を吹かせ,それに板尾が「野ざらしのどこが悪いのよ」でとはすっぱな女で答えるという面白い連携が.板尾個人の中での連携であるサーカスネタよりも,やはりこういう連携のほうが見ごたえがありますね.淑女をきっちり引き取って返した板尾名人の凄さは言うまでもありませんが,彼にそうさせるような魅力的な回答を放った志茂田の世界観にも目を見張るものがあります.

続いては「器の大きそうな言葉」.これは有田が得意そう.
波に乗っている志茂田からスタート…ですが「生みの母より育ての母」はタイミングを誤り今ひとつ.板尾名人はさすがで「鼻かみなんていらんよ」と余裕.ケンドーの「妖怪だって友達さ」は人類に限らないあたりがいいのですが,それに答える板尾の「皆サザンさ」…「さ」ではじまる回答をしろよ(笑).そして「ささみはそれ以上無理さ」って無理やりの回答はどんな意味ですか(苦笑).このテーマで面白い味が出ていたのは紅一点の室井.「さあみんなついてこい」「全部買えや」となぜかおっさん臭くておかしいですが総じて標準的.板尾は「家に来い」と絶好調で,鍛冶の回答は「胃が分厚い」.1文字単語は追い詰められた証なわけですが,これに答える板尾名人の「胃を貸そうじゃないか!」はさらにでかくなります.しかしそこに突っ込む志茂田は前段に縛られることなく「雷落とすぞ」と炸裂.サイズの大きさで攻める板尾は「象はちいせえなぁ」と素晴らしい回答.そしてケンドー.志茂田より天候,板尾よりサイズを継承した「涙で流しそうめん」はいいのですが「ん」がついてしまって痛恨のミス.鍛冶がネタをふってからの中盤のノリがよかったのですが,ケンドーがもったいなかったですね.

結果,勝ち残ったのは鍛冶と志茂田の2人.やはり「ん」のマイナスがなかったことが大きかったようです.ケンドーは本当にいい回答を出していたので,ぜひ再度の挑戦を待ちたいものです.

最終戦はしりとりイマジネーションテーマは「売れなさそうな芸人のコンビ名」.これもなかなかいい題ですね.
鍛冶からはじまりますが「ずっこけ二人組」は言い方が弱く,これに比べると板尾の「ミートボーラー」は言い方が強い.けれど言葉そのものの破壊力では志茂田の「ラッパとトッポ」がずば抜けていて,板尾名人が「ポパイとポテト」と追従し,空間が板尾&志茂田世界に染まりはじめます.残る鍛冶の「トイレ愚連隊」は面白かったのですが,続く水ネタの板尾「井戸水」は勝俣の「いつか枯れるんで」というコメントにも助けられて直前の印象を打ち消すほど.そして志茂田がはじめて水ネタを継承.しかも「ずずっ,ずずっとすすろう」というド迫力! 思わず板尾はルールをまた忘れて「ウクレレ職人」…だからしりとりなんだから「ん」をつけるなと(苦笑).かわりに受けた鍛冶の「ういろう」はいいのですが地味.そして板尾の「うかいのれ」って何だよ(苦笑).そして波に完全に乗った志茂田の「蓮華と線香」…絶対その芸人は売れません!(笑) すげえ! 志茂田の風にやられた板尾と鍛冶は完全に調子を崩し,板尾ときたら時間切れしてしまう始末.さらに志茂田の「ぽんぽんとぱんぱん」は「ん」がついてしまいましたがグループ名としては素晴らしく.板尾の「ぽっぽっぽー,何ぽっぽー」,鍛冶「ポップヒップ」と続き,最後は志茂田の「ヨンさまとベッカム」で手堅く終了.後半の志茂田のハジケ具合が素晴らしかったですね.

判定の結果,ダークホース志茂田が優勝し名人に! 最初の予想を完全に覆すほど志茂田が良かったです.有野タイプの波に乗ると周囲をなぎ倒す恐ろしい名人で,完全に乗れば板尾名人すら蹂躙される可能性があります.しかも有野より冷静なのでどんな場合でも自分の風はきっちりキープしていきそうです.課題は自分がよく知らない,苦手なテーマに対しどのように対応していくかですね.
もう1つ,今回特筆しておきたいのは板尾の「うかいのれ」.面白い言葉の響きだけで押し切り意味を無視するという手が本気で使えるようになると,しりとりで単語が見つからず追い詰められる可能性が大幅に減少します.いや,しりとりとしてはどうかと思うんですけど(笑),久々の素晴らしい新人,新しい戦術の登場に心が躍ります!

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終わってないし

もうね,昨日の今日なんですよ.ミオルさんありがとうございますなんですよ.
これが一昨日の記事で,コメントを読んでほしいんですよ R'sM: 塊魂の終わり
そして昨日からの塊魂オンザウェブなわけですよ.

…王子が立ち上がったわけですよ!
もっと早めに立ち上がっておいてほしかった! うれしいけど(苦笑)!

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昨日はいい天気でした.

こんな日は帰りたくて仕方ないわけですが,そういうわけにもいきません.なんせ現在仕事が2つほど思い切りピークに向かって上昇中なので.今日も21時過ぎまで頑張ったのですが結局キリのいいところにすらたどり着かず.こんな状態になるともう積極的にさぼりたくなるのが人情ってもんでして.しかもばれないようにさぼりたい.そんな怠惰なあなたにはこれ!
 MAT's studio: ほぼテキストブラウザ
使えます(笑)! 現在かなりこまめにバージョンアップ中のようです.

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なんとなく光希桃さんのリンク経由でAfter Dark, My Sweet.さんを見に行ってみました(横にリンクがあるのに…).自分はもぐ根性がないのでトランプにしようと思いますが,そもそも大人が1人でどうやって見に行くか,そっちのほうが問題です(苦笑).

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塊魂の終わり

先日から楽しんでいたゲーム,「塊魂」の公式サイト塊魂オンザウェブが終了したような微妙に変更してるような.中には入れなくなってるんですけど,このトップ画面の絵が頻繁に変わっている上に「また明日」ってことは明日もまた違う絵に変わるんだろうか.微妙です.じわじわ売れているようなのでぜひ2の制作をお願いしたいです!
以前の塊魂記事は R'sM: 塊魂を集めてみよう これ.

さて,反射神経がない上に地図記憶も問題のある自分が楽しめるかどうか,ちょいとびくびくしながら買ったのですが,結果としてはちゃんとクリアまで行けました.というか普通の人間なら下手すると1日でクリアできるんじゃないかと思います.で,もしそれができない自分のような人間でも,繰り返して慣れれば大丈夫な程度の難易度ですので,ぜひ遊んでみることをお勧めします.

以下は,自分がさっき最終面をやってみたときの大雑把なルートです.結果は500mくらい.どうしても最終面がクリアできない方には参考になるかもしれませんが,タイムアタックにはまったく役立ちません.というかもっと効率のいいルートを教えてください.お願いします…というわけでネタばれ注意.
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空中からスタート.適当に拾って風船の方向に落下.大根を拾って,曲の前奏が終わるくらいに街に突入.歩いてくるものに吹っ飛ばされながら細かいものを集め,町の路上を数周しながらでかくなる.人間が巻き込めるようになったら人間狙い,そして机がかたまって置いてあるところにも突入.残り22分で3メートル.
人間がある低程度終ったら,自販機,柵狙い.このあたりで公園の柵回収.学校の校庭に侵入して,公舎近くの壁の壊れたところからもう1段高い街に侵入しようと思ったら失敗.落下して池から街,農場などもう一回り.19分で5メートル.
このあたりから軽自動車など大きめのものもくっつく.校庭で赤玉とすいか回収.公園の野牛もいける.海岸づたいで旅館のある砂浜から街へ.人間,テント,車,看板,電柱,ガードレール,牛などくっつける.岩ときのこの道から農場に上がってあらかたくっつけ,降りてくると10メートルを越えるくらいになるので今度は木をくっつける.14分で11メートル.
このあたりで狭いところに入るとはまるので気をつけて移動する.…はまりました.30秒以上ロスしました.しかしきのこと岩を回収して12分で13メートル.ここで12メートル以下立ち入り禁止の道へ.降りてすぐの民家で小屋など回収してから港へ.ブロックや魚など,長いもの優先で回収し,15メートルを越えたらタコの横で回っている小さな漁船を回収.海中から飛び出す奴は潜水艦に注意.港をあらかた片づけたら橋を渡って線路のある緑地へ.主に小さな木とこけしを回収.そのあとさっきまでいた街に戻る.9分で30メートル.
さっきの街でとれなかった大物をがんがん回収.倉庫などの建物まで巻き込めば40メートルを越えるので,この状態でヨットや大きな漁船を回収し,さっきの港を通り過ぎてコンビナートのある港へ.どんどん建物をくっつけていく.ここから先しばらくは橋のある一本道.その途中にあるものをどんどんくっつける.7分で80メートル.
このあたりからタコや大きな建物がくっつく.60メートル以下禁止の橋を渡るとビルが一杯.くっつけて道なりに進めるとあっという間に大きくなる.5分で140メートル.
130メートルを越えると海中の小さな島がくっつくようになるが,最初は道になっている部分を除いて無理に海中に回収には行かない.陸地を中心にくっつける.ビルがあらかた片付いてくると,今度はもう少し大きい島もくっつくようになる.3分で200メートル.
お城,巨大ビルなどを回収開始.橋,おばけだこ,タンカー,かなり大きな島までくっつくようになるのでやはりできるだけ陸地から離れないように回収続行すると,2分30秒で300メートルを突破.

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最後に.最低限必要なものを.
 1.集中力.特に長くなるほど切れます.最初の2回に賭けるのをお勧め.
 2.あきらめない心.たぶん10回以上失敗してもクリアはできます.
 3.丈夫な指の皮.長時間やっていて剥けました(笑).

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GANTZ#8

「西くんぶっちゃけるの巻」

主を失い,テレビの音が無意味に響く玄野の部屋.命を失いガンツに送られ彼らが姿を消したその後に朧に残るのは,玄野に道を聞いた老女の姿.
例のマンション.玄野には命綱のスーツがない.即席チームの面子にスーツを着てもらいたい加藤に反発するヤンキーたち.その傍らの玄野にはスーツがない.妻帯者であるヤンキーのリーダーは加藤に反発するが,加藤は暴力を避けて着るように願うだけだ.岸本が玄関に着替えに行くと,それを覗きにいくヤンキー3人.岸本は彼らに取り囲まれるが,それを止めたのはヤンキーのリーダーだった.この行動がリーダーと3人の間の溝を深め,そんな連中の後ろの玄野にはスーツがない.
加藤の努力が実り玄野とヤンキー3人以外はスーツを着用し,ここにきて玄野がスーツを忘れたことが発覚.ださすぎと西に笑われる玄野.

新しい宇宙人狩りが今回より開始…と思ったらはじまりませんでした.前半は致命的な忘れ物にうろたえまくる玄野の右往左往っぷり,後半は西のぶっちゃけぶりが見ものってのはこういう作品としては明らかに間違っているんですけども.でも,こんな状況なら当然ありえるぐだぐだを省略しないからこそ,この先の展開がより豊かに見られるならありでしょう.というかこういう部分省略しちゃうと地上波で流せる映像がなくなってしまう可能性があるので!(笑) OPがちゃんと星人に合わせて変わっているあたりは偉い.
前半はおろおろとうろたえる玄野.なんせ命の危機なので必死.しかし頼りの加藤は新人にスーツを着せようと一生懸命.反発を受けながらも努力がそれなりに報われていくあたり,やはり彼こそヒーローに相応しく,それゆえに自分のことだけで必死の上に報われない玄野の情けなさがより際立ちます.岸本は今回は人間だけでなく犬にまで襲われる始末で,人垣で見えませんでしたが一体どんなことになっていたのやら.そして妻帯者のヤンキーのリーダー.彼は他のバカと違って本気で帰らねばなりません.面子を気にするもののスーツを受け入れるのは,牛乳を買って帰らなければならないためでしょう.そんな面々を見る西の目は冷たく,冷たく.

後半はコンビニの隅からスタート.カプセルだけがまるごとなくなり,何もないのに開く扉,残される金.それこそが見えない客こと新たなる敵宇宙人の行いでした.これでガンツに送られる戦場となる世界と玄野たちの暮らす通常の世界が限定的ながらも同じ世界であることが判明.戦場には宇宙人以外には誰も(恐らく動物は全て)いなかったことと,現実のコンビニでは宇宙人の姿は見えなかったが菓子は棚から消えたことから,戦場と現実では動物や他の意思が関与しないと動かない自動車のようなもの以外の全ての要素が共通で,しかも2つの世界は互いに影響を及ぼす可能性があること.また時間の流れが同一であることなどが示唆されます.恐らくはあのマンションを経由することで,現実の存在は戦場へと転送されるのでしょう.もちろん現実と戦場ではカプセルの中身が(たぶん)違うように,2つの世界の共通点はそう多くはないのかもしれませんが.ただし,戦場が現実に深刻な影響を及ぼす可能性があるのなら,戦場の宇宙人を倒さなくてはならないと考えてもおかしくはないですね.
スーツのない玄野は情けなく泣き,盗む根性もなく,世話焼き加藤がヤンキーに貸してくれと提案.…なんだかとっても小学校で忘れ物したへたれを助ける友達の図なわけですが,ヤンキーは貸さず,しかも他人のスーツじゃただの服だという西のコメントで絶望的.生き残る方法.他のスーツを着た人間に守ってもらう以外にあるのだろうか?
そして 「お前らみんな死んでんだよぉ!」 からはじまる西君のぶっちゃけ.ここにいる面子は死んだって構わない.ああいうのを暴力衝動って言うんだよ.頼るばかりで何もできないくせに.泣いてる馬鹿.お前が一番先に死ね.誰かに頼らなきゃ絶対死ぬ.甘やかすのは自己満足なんだよ.ゴミにリーダーもへったくれもないだろう.お前は新聞読むだけましかもな…彼の言葉は痛いほど暴力的な真実.でも,だったらお前はなんなんだと,登場人物だけでなく視聴者まで敵に回した上に,己に歯向かうヤンキーを射殺.…あれだけ銃を向けられるのを嫌うということは,たとえスーツでも銃が効いてしまう場合があるということなのでしょうか.
そして転送開始.玄野の前にはいきなり迫る鈴木星人.絶体絶命で次回に続きます.

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美鳥の日々#9

「オタクの道は獣道の巻」

暗い部屋,光る画面の前の高見沢.頭にひっかかるのは「みどり」という名前.その響きのときめきに部屋で暴れていたときに出てきたメモリーカードのおかげで,忘れていた美鳥の思い出が蘇ってしまう.
金のない正治は今日も倹約生活.夕食の材料を買った帰り道,嫌な視線に気がつくと相手は高見沢.記憶が戻った彼は盗撮を再開していた.記憶が戻り友達になったことまで思い出してどうして盗撮するんだと怒る正治に,高見沢は自分のサイトを見せる.「美鳥の小部屋」という名のこのサイト,美鳥の盗撮画像だらけでしかも大人気.怒った正治はこのサイトを今すぐ閉鎖しろと命令し,高見沢はだったらお願いが,と交換条件を申し出る.
高見沢が正治に頼んだのはコミケの売り子.その異様そのものの空間に圧倒される正治と美鳥.高見沢が売りたいのも美鳥の人形で,もちろん正治は怒るのだが収益の半分を提供するという申し出に折れる.
売り子だがやる気のない正治にかわり,美鳥が人形のふりで売り子をやることに.その可愛らしさに瞬く間に客が集まり,売り切れてしまう美鳥人形.しかしまだ欲しがる客は山ほどいて,彼らは正治の右手の(本物の)美鳥に目をつける.いつのまにかオークションとなり50万という値段のついてしまう美鳥.しかし正治はきっぱりと,大切だから売れないと言い切る.その啖呵が集まった人形好きの魂を揺さぶってしまい,正治は人形の神として祭り上げられる.

シリアスだった先回の揺れ戻しか今回の主役は高見沢.社会的に見れば少数派である彼のオタク趣味を2部構成で笑いとともにご提供.前回に比べれば…正直とても楽な1話です(笑).美鳥さんが基本的に傍観者として描かれるので大きな物語のうねりはありませんが,前半は正治が瞬く間に神へと上り詰めるあたりがやっぱり愉快で,後半はちょっとしたおまけって感じですね.特に高見沢のくねくね具合が尋常じゃありませんので,そのうねる様をじっくりと堪能するのもいいかもしれません.
カウンタが50万突破の「美鳥の小部屋」.可愛い表情の秘密は盗撮!ってそれが通る世の中と正治ではありません.しかし美鳥さんはまんざらでもなく.そりゃここしばらくの間正治と正治姉と高見沢にしか顔を見せてないわけですから,たとえ盗撮画像だろうと自分に人気があればうれしいってのが女心.マリンちゃんが出てきては正治に吹かれて消えていく,ってとこが妙に可愛い.
金に釣られた正治が引き込まれたのは,一般人にとっての異世界ことコミケ.やたらこの会場の描写に気合が入っているように見えるのは,やはり取材の賜物なのでしょうか(笑).己の最も輝く場所でくねくねとくねる高見沢と,真っ白にならざるを得ない正治が本当に好対照.恐らくここが一番目立たない場所に違いないということもあり,美鳥さんは呼び込みのお手伝いを実行.不特定多数に呼びかけるなんて普段では絶対考えられないことですからね.そして京本.アニメではまだまだ愛らしいレベルですが,実在は相当強引な手を使ってでも集めているという噂なので,とりあえず神と神の人形はよく気をつけて帰るほうが良いと思われます(苦笑).

後半はマニア高見沢恋に落ちる.でも理由が「人形に似てるから」ってのはどうなのか.美鳥と正治の考える高見沢の日々3は監禁モノで,それはやっぱり犯罪なのでなんとか阻止せねばなりません.ただでも今回は高見沢の動きが本当にオタクらしいくねくねっぷりなわけですが,そんなくねり高見沢に正治は漢コスプレを施し,わざとふられるように仕組みます.
いよいよ訪れる(ふられるための)告白の時.しかし少女は一枚上手でむしろいい雰囲気に! マリンちゃんに似て可愛くてどじっ子で審美眼に問題があって…とここまではパーフェクトな萌えキャラっぷり.あまりのいい雰囲気に正治は最後の手段ことヤクザコスプレを実行.事前に保険として準備してきたものなのでしょうが,高見沢は思った以上に漢であり,しかしそれ以上に少女はバイオレンスだったのでした(笑).高見沢には不評でしたが,自分はパーフェクトな萌えだからこそ暴力というスパイスが加わればさらに萌えると思います.少女に殴られて豪快に吹っ飛ぶ狂犬沢村.彼女のキレっぷりは女沢村という表現が非常に適切.恐らくは正治と同じようにその乱暴ゆえに彼氏ができず,ある日目覚めると右手に男の子がくっついているに違いありません.
今回はちょっぴりのんびり.けれど基本的にごく少数の人間としか話すことができない美鳥さんにとって,たとえ高見沢でも事情を知っている人間が増えたのは良いことなのかもしれません.できれば美鳥さんの今の暮らしを「不自然だ」と教える役目も担ってほしいところですが,必要以上の期待はしないことにして(苦笑)次回に続きます.

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