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GANTZ#10

「今再びの死の巻」

西の死を前にしても慣れによって怖くなくなってきている自分を恐れる玄野.しかしまだ鈴木星人は残っているはずで戦いは終わっていない.このゲームでは時間内に一定の領域から参加者が出ると即殺されるらしく,祖母と孫がいないのに気がついた加藤はイケメンたちと岸本とともに2人を探しに,また残った鈴木星人を倒しに行く.残されたスーツのない玄野はヤンキーに銃を突きつけられてリーダーとともに別行動をすることに.しかし同行を強制される直前に,玄野は銃を拾い服の下に隠す.
ガンツのゲームが終るまでは参加者の姿は街の誰にも見えない.泣く孫を背負って歩く祖母.ヤンキーに銃で殴られて泣く玄野.そして加藤は敵を倒しに向かうのに,撃たないとだめだと知っているが銃が撃てない.加藤たちは祖母と孫に合流するものの鈴木星人にも遭遇.弱い2人を逃がすものの鈴木星人は次々と沸いて出て,加藤は1体を捕まえるが他の鈴木星人たちの集中攻撃を受ける.

短期シリーズでも特に短い今作は次回が最終回.評判が良ければ続編もあるのでしょうが,とりあえず今シリーズでは最終回まで放映できる部分が残っていそうでよかったです(苦笑).ゲームの終結に向かって物語は大転回.強くて情報を持つ西が死んだあと,残った面子でどうやってゲームを続けるのかという問題にぶちあたる参加者たち.今回は加藤とヤンキーはどうしてもそりが合わず別のチームとなり,それと勝手な行動をとる祖母と孫の3元中継が展開.これまで参加者の経歴が真面目に描かれてきたゆえに,ガンツの無情さを最初の戦い以上に感じる結果となります.
まずは前半.知識とコミュニケーションが重要なこのゲームで,状況がここに至っても理解できていないという点で祖母と孫にはこのゲームに生き残る資格はないと西なら言いそうなところなのですが彼は既に死亡.そんな西の死を前にして,それにすら衝撃を受けなくなっている自分の順応性の高さに苦しむ玄野.死のような非常に大きなストレスすら切り離せる.もしそうであればこれこそが玄野の持つ主人公としての素晴らしい才能ではないかと.もちろんあの状況でストレスを受けないわけはないのですが,玄野の場合は頭の中で冷静な突っ込みを入れることで,異常な状況から受けるストレスと自分自身を一時的に切り離すことに成功しているようです.また状況と自分を切り離せるからこそ銃を撃って敵を殺すこともできるわけで,これはまったく表裏のない加藤にはできない芸当です.ヤンキーに盾として連れ出されるときに銃を拾っておくという芸当も,彼我の切り離しの良さゆえのことでしょう.
一定領域から出ると頭の中に仕掛けられた爆弾で殺されるガンツのゲーム.前回は1時間で2匹殺したところで終了したので今回も同様かと思ったら大変なことに.そんな過酷な状況に至ってもイケメンを追っているストーカーの根性はなかなかですが,この期に及んでもまだ「手で捕まえる!」とか言ってる加藤もなかなかのダメ根性ぶりです.

後半はまずは岸本大活躍.玄野とともに銃を撃った経験があり,かつ玄野に「加藤は撃てねえよ」と吹き込まれていた岸本.ここは自分が撃つしかないのですが初回は覚悟が足りず敵の反撃に突き飛ばされます.しかし一体を行動不能にするのと引き換えにスーツをお釈迦にしてしまう加藤を前にすれば「加藤くんのためなら」と撃つこともできるわけで,女性はこういう場合強いです.イケメンも必死で戦い鳥が逃げ出したところであと23分.ただし,鈴木星人の逃げ出した先が問題でした.
鈴木星人が追ったのは逃げた祖母と孫.星人にも弱い相手から殺す程度の知能はあるようで.車庫の影に隠れている祖母と孫を鳥が見つけ,さっき逃げた2体がほどなく到着.孫を守るために体を張る祖母.通りがかる警察は自分たちの姿が見えないので役に立たず.…本当の彼らは恐らく事故で死んでいて,コピーの彼らの仮初めの命にどれほどの価値があるかはわかりません.いきなり事故で死ぬのに比べ,祖母が孫を精一杯守ったこの結末のほうが意味があるのかもしれません.ただし結果は祖母は孫を守ってともに死に,加藤たちは間に合いませんでした.
そして3元中継の残り1箇所には主役が到着.寮のような建物の中にはたくさん何かがいるはずで,安全な場所にいたいヤンキーは玄野を先行させます.2階に上がった玄野の四方からは鈴木星人が迫り,そして部屋の中の大きな影.あの影は何なのか.そしてスーツなしの玄野は主人公として活躍ができるのか.おいしいところを全部加藤に持って行かれると…まあ,この作品らしいですが.次回に続きます.

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