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金色のガッシュベル#62

「ビクトリーム様縦横無尽の巻」

石版魔物との激闘に勝利したガッシュたちは外の空気を吸ってリフレッシュ.水を見つけた一行は呪文が使えるようになるまで休憩することにする.清麿はノートにアルムの話を記録・整理する.力が回復する月の光の話が気になる清麿と恵の後ろで,ふざけすぎたガッシュはティオに首を締められる.そこでフォルゴレが取り出したのはボインではなくメロン.しかもこんなこともあろうかと皿・包丁等一式を持参している恵.さっそく切っておやつにするが,迫る足音.それは新たなる敵,華麗なるビクトリームの襲来だった.
己の襲来をアピールするもののメロンに夢中のガッシュたちはなかなか気づかず,ようやく恵が発見.憤っていたビクトリームだが,無視さえしなければ上機嫌だ.ただし機嫌がどうであろうと,ビクトリームがガッシュ一行を冥土に送る予定は変わらず.そんな敵に何かを感じたフォルゴレはまかせておけと歩み出て,いきなり謝るという味方に対する奇襲攻撃.「いいものを!」とフォルゴレが取り出したのはメロン.ビクトリームはメロンを嗅ぎ,キャッチマイハートと踊りだす.それに対し思わず清麿は「やかましい!」と突っ込みを入れてしまい,フォルゴレの作戦はビクトリームの気分を害して大失敗.Vの一撃がまだ回復しきっていないガッシュたちに迫る.

というわけで前回ラストから皆様ご期待の通り,今回は華麗なるビクトリーム様が主役です.主役一行と言えどあの強いキャラに勝てるわけがなく,むしろ文字通り踊らされる始末.さらにビクトリーム様から発せられるらしいマヌケ空間の影響でフォルゴレどころか恵さんまで面白くなり,その中で比較的正気を保ってしまった清麿が気の毒.ただしツッコミとしては晴れ舞台でしょう.声の若本氏と櫻井氏の組み合わせから想像されるのはもちろん「クロ高」なんですけど,両氏のより高いテンションでの,しかし息の合ったコントをお楽しみくださいってなもんですよ.

前半は辛い戦いに勝利してしばらくぶりの太陽の光や空にほっとしすぎた一行,あっという間にギャグ方面に爆走開始.飲み水を取る水路で泳いでみたり,ティオにセクハラしてみたりとガッシュは奔放.真面目にやっているのは清麿と恵だけかと思ったら,メロンの登場でいきなり恵さんがフォルゴレと同じ場所に行ってしまいいきなり一人きりになる清麿が愉快(笑).「こんなこともあろうかと!」と取り出されたテーブルウェア一式ですが,重そうな皿は実は不要だったようです.他人のものが良く見えるガッシュがメロンの大きさに動揺しているあたりもとても子どもらしく,その他のシーンでもガッシュたちの子どもらしさが十二分に発揮されているところは素晴らしい.
そしていよいよご登場のビクトリーム様.V字型の適当かつ絶妙の造形,そしてあの声に視聴者はくらくらです! 視線を合わせただけで,キャラとしての方向性が同じフォルゴレがいきなり謝りはじめるのも無理ありません(苦笑).しかしこのフォルゴレの行動に清麿さんのツッコミスイッチが完全にオンに.たとえ仲間の作戦を台無しにしようとも,仲間がいかした歌に合わせて踊っていようとも,やかましいものはやかましい! 絶妙のタイミングで清麿のツッコミを食らったビクトリーム様が愕然としていらっしゃる様子もまた素晴らしい(笑).

後半はツッコミに怒ったビクトリーム様,本格的に攻撃開始かと思ったらまたギャグに戻っていくという揺れる作品世界.おかげで話はちっとも進みませんが,笑えるならばよし! 食らったら大ダメージのVの攻撃を避けたことにお怒りのビクトリーム様.しかもガッシュたちが弱ったのを見計らって攻撃をかけてきたことも判明.清麿を焦らせるくらいにいい判断をしているわけですが…またもメロンを差し出され,同じ手に…ひっかかるのが彼なわけですよ! またも歌いだし,特に「ブルァー」のあたりの歌いっぷり?がキレてます.そして歌って踊っておかわりを所望し,悦に入ったビクトリーム様に迷わず奇襲をかける卑怯な魔物の子どもたち(笑).大切なところを踏みつけるティオさんに対し,V様のあの表情は微妙です(苦笑).しかし素敵なVがあの程度でやられるわけがありません.モヒカンエースの呪文で脱出するV様は鼻の穴に両手の人差し指を突っ込むという独自の怒りポーズで宣戦布告.頭部と胴体を分離させ,頭を上空で回転させ術を乱射.遺跡を壊しセウシルにひびを入れるほどの攻撃なわけですが,バカなので自爆! このあたり,緊迫感と笑いが交互にやってきていて実に「ガッシュ」らしいです.
いつもはどんな危機状況でもギャグをかましてくれるのがこの作品のいいところのなのですが,今回は壮絶なギャグの中で無理やりバトルをやらなければならない逆構造.ビクトリーム様のバカっぷりはもちのき町で鍛えられている清麿が対応できるレベルを越えています.しかも残る呪文はあとわずか.ビクトリーム様のペースに合わせていては程なく呪文が尽きてしまうはず.この大ピンチをどうやって切り抜けるのか.そして若本氏はなおも爆走を続け,止められる奴はいないのか! さらなる笑いを期待しつつ,次回に続きます.

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