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GANTZ#11

「ゲームだけは終わり,他は何も終らずの巻」

玄野の前でテレビを見ている巨大な鳥.あれがラスボスだ.絶体絶命の情況で,四方を囲む鈴木星人たちは「ユウゾウクン?」と玄野に呼びかける.玄野は情況が理解できていないながらも,「はい,ユウゾウです…」と答え,その返答に対し口々によくわからないことを玄野に言いはじめる鈴木星人たち.そんな情況で玄野の首に上がってきた小さな鳥に首を噛まれた玄野.殺さずに床には降ろしたものの,それでも星人は怒りはじめる.しかしまだラスボスが動いていないうちならと倒しに行こうとする玄野,ところがまたも鳥を踏み潰しかけ,ラスボスはこちらを向いた.
立ち上がり,向かってくるラスボスの巨体に死を覚える玄野.しかし「死んでたまるか!」という思いもこみ上げる.腹の銃を取り出しボスの喉元に突きつけ,引き金を引く.ボスは絶叫.玄野は銃を撃ちまくるものの,敵の攻撃はさらに凄まじく.その威力によって崩れ始める建物から逃げ出す生身の玄野は,なんとか倒壊前に脱出に成功する.

今期アニメの比較的問題児「GANTZ」も今回でひとまず閉幕.過激すぎて放映できる部分がなくなって番組に穴を開けるような事態にだけはならなかったことはよかったのですが(ひやひやしてました),やはりこういう作品こそ,ベテランが手練手管を使いに使って例えてぼかして韜晦して,しかし重要な要素はきっちり出すという手を使ってもらいたかった.それと,もし放映できなかった部分を足してDVDを作ったとしてもこのままではちょっと難が多すぎるかなと思ってます.詳しくは感想のあとで.
前半はくろのくんはじめてのおつかい.中を偵察して来いという不良の言葉を受けて恐々出かけたくろのくん.建物の中では鈴木星人たちに囲まれるわ鳥を粗末にするわと失態ばかり.そしていろいろあって最終的にはおつかいに出かけた建物を壊して帰ってくるという(笑).生身で,しかも敵に取り囲まれるという危機一髪のお使いからもとりあえず生きて帰ってこられるほど,玄野の生に対する欲求は強いようです.
その一方,祖母と孫を殺したガレージの鈴木星人たちを必死で倒す岸本.もはや撃てない加藤は彼女たちの足手まといでしかなく.しかし岸本の好きという気持ちは別物だったようで.…いやむしろ増したのか?そしてようやく玄野たちに合流したと思ったら,玄野がやたらハイになっているというとんでもない情況に.

そして後半.ボスを倒して終ったと思った玄野ですが,しかし時間はまだ残っていて.復活したボスにまずさらわれたのは,玄野をお使いにやった不良,上空で死亡.次にターゲットとなったのはイケメンではなく,もちろん主人公玄野.しかしハイテンションなままの玄野,「逃げろ!」という仲間の声に従わず,腹の中で反論するわけでもなく,己の口で「逃げねえよ!」と宣言.やっと主人公らしくなったのはいいのですが,頭に血が上っているために鳥にさらわれたあとは,肩をつかまれしばし苦戦.しかし生身でも,絶対的に不利でも,それでも戦う気は失せていません! 銃を必死で撃つも当たらず,しかし鳥の口元の金属を引っ張ると鳥は落下.玄野は上空から落とされて…空中にあってもさらに銃を撃ち,そのまま民家の屋根に落下.…スーツなしの癖に本当に大活躍しやがりましたよ! その上落ちてもなんとか生きているというとんでもない丈夫さです.ようやくゲームは終了.ここでエンディングになだれ込んでもらって,採点はエンディング中・声なしでもよかったんだけどな(苦笑).
アパートに戻ると残るは採点.犬0,岸本10,加藤,ストーカー0,イケメン10,リーダー0,…パシリ38点.点数はすごいですが立場的にはパシリで間違いないかと.解放される即席メンバーたちはそのまま解散・帰宅.岸本の恋も玄野の恋もまったく何も解決されていませんが,それは仮初めとはいえ命があるから次の機会までになんとかすればいいことで.しかし所詮借り物だってことを忘れんな,というわけで次回には続かず今シリーズは終了.

今後出されるDVDが不安なのは,既に日常部分の描写のテンポがかなり間延びしていること.ゲーム部分はともかく日常部分はあのままではあまりにもテンポが悪すぎるんですよね.そんなわけで素材としてはものすごくいいんですが作り手側の経験値不足が目立ちすぎ,全体的には非常にもったいない作品となってしまいました.ただし,原作の質と映像的・素材的には本当にいいものなのは間違いなく,今回の放映分と未収録分を素材と考えて,贅沢にカッティング&編集をすると相当面白いものになるはずです.あとは編集次第のはずなので,ぜひ徹底した再編集を入れていただきたいと思います.1シリーズ終了したのに作品づくり自体が全然終ってないって情況がいかにも「GANTZ」でおかしいんですけども(苦笑),製作者の皆様方,まだ何も終っていませんので…頑張ってくだちい.

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