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ボボボーボ・ボーボボ#32

「ネタ詰め込みすぎでぎちぎちだの巻」

トイレコロシアムでの激戦はなおも続く.とうとう便器内に落下した天の助とヘッポコ丸の命はあと10分で風前の灯火.そんななかで自己紹介をはじめる3人の敵.その名は黄河文明(黒髪)・インダス文明(水色)・メソポタミア文明(ピンク).天の助たちを助けようとする首領パッチだが誤って水を流してしまって大変なことに.流れそうになる天の助たちに田楽が差し出したのはそうめんの束で届くわけもなくゆでていないのでめんつゆも無駄だ.ボーボボは首領パッチソードで罠攻撃をかけてくる黄河文明・メソポタミア文明と渡り合う.
内輪もめしたり幻の奥義を出したり助けてくれるはずがトランプをやっていたり蹴り落としたりという乱戦の中,便座という戦場に残るのは敵3人とボーボボだけとなってしまう.よくも仲間を落としてくれたなと敵の非道に怒るボーボボが取り出したのは「天の助はじらいのポエム集」.これを敵の前で読み始めることによって天の助が自力で便器内より復帰.そしてやっくんを釣竿の先につけることによってそれに食いついた首領パッチも復帰.ボーボボ・天の助・首領パッチの最強トリオが揃い,天の助の己の身を犠牲としたところ天マグナムによって敵を圧倒する.だがしかし,ここまでのボーボボの非道に対して怒っていた仲間たちはボーボボを陥れ,敵の目前で仲間割れした.

OVER城戦も終盤の「ボーボボ」,1時間スペシャルの2話目なんですが展開については滅茶苦茶以外の何者でもありません特に終盤.物語はここまで彼らが積み上げてきた芸風が(主に味方に対し)炸裂する序盤・中盤から,話を進ませない3人が融合することで一気に展開する終盤へと流れ,意味不明ですがカタルシスだけはあるようなないような.ギャグによる空気の奪い合いが「ボーボボ」バトルの真髄で,そんな駆け引きをやっていることを理解して見ると非常に面白く,逆にこの視点がないといつも以上にわけがわからんと思われます(苦笑).原作の強烈さに追いつくために脚本も演出も限界まで頑張ってますが,それでも足りないくらいに今回分は滅茶苦茶です.

今回のアバン相当部分は1時間スペシャルの2話目にしてはとてもまとも.なんせ野球中継が中止になった場合はこの話が今日のスペシャルの1話目になるかもしれなかったので,あまりにハジケてしまうとさらにわけがわからなくなりますからね.
本編はこの期に及んで自己紹介を開始する敵よりスタート.どうやらここで初めて判明した名前のようですが,エジプトはどうした(笑).「名前」というベタですが強力な技で攻める敵に対し,ボーボボたちは「仲間攻撃」という前回より継承した展開で対抗.返り討ちとしてボーボボに投げられる首領パッチ,敵にかわされたおかげで便器の水を流してしまってヘッポコ丸たちは流される危機.そうめんを差し出す田楽にめんつゆを投げつけるヘッポコ丸は命ぎりぎりゆえに必死で凶暴.ヘッポコ丸が便器から引き上げてもらえないのは,上げてもあまり役に立たないだけでなく,前回の赤ちゃんへっくんの狼藉ぶりの報いを地味に受けているんじゃないかと.ドンパッチソード(ねぎ)で刀と渡り合いしかも切れないというナンセンスでボーボボが攻めれば,敵も自分自身を罠にかけるという場の支配をかけた凄まじい攻防が展開.その横で余計な不良ハジケを炸裂させている首領パッチは真剣勝負の邪魔なので敵もろともにボーボボが排除.綺麗になった舞台(便座)で炸裂するボーボボ・幻のマル秘奥義ゴロゴロアタック.1年かかったというはったりと技のしょぼさと結末が絶妙のコントラスト.ここでボーボボのフリを受けてヘッポコ丸たちを助けに行くと言い出す首領パッチ,助けても面白くならないので(苦笑)あっさりボーボボは無視する上に,ついでとばかりに田楽も蹴り落とした上で一人きりになり,「よくも」と泣いて怒る始末.仲間攻撃だけでなく責任転嫁もここに極まれり! ところが敵もさすが.3人目でツッコミが入ってボーボボの場の支配が途切れてしまいます.やはり個人の緩い連携では敵を倒しきれないと判断したボーボボが召還したのはやはり実力者の首領パッチと天の助.はじらいのポエム集が他人事ながら恥ずかしい(笑)! さらにところ天マグナムでボーボボに体を撃ちぬかれていく天の助.敵も必死でトラップ自爆を披露するわけなのですが,「ボーボボ魚雷」で完璧に仲間割れしている3人の場の支配ぶりにはかなうわけもなく.序盤はボーボボ組が優勢で終了.このあたり,短時間にネタ詰め込みすぎだと思います.

中盤.ハジケで戦う芸人の場合はその戦いの中でツッコミ役に回った時点で劣勢なのですが,便器中に落とされそうなボーボボが許されて好きを見せられて落ちるが田楽を蹴って復帰という一連の流れは完成度が高すぎて逆にツッコミにくいですね.それに対抗する敵の黄河文明の氷結汗はまずはその汗を出した自分が凍ってしまうという適度なゆるさでさすがは馬鹿な子,突っ込みやすいです! そんな黄河文明の氷の上ではじまる乱戦.まずは4人で黄河文明を壊した後でインダス&メソポタミアと天の助&首領パッチのタッグバトルが展開しますが,タコさんウインナーと中の犬という小道具で敵側が主導権を握る一方,いつの間にか復帰した黄河とさらに便器の中から蛇に食われながら戻ってくるという大技を見せるボーボボでパワーバランスはまたも均衡状態へ.カーリングをネタに互いにハジケますが被害としては田楽が再び便器に落下しボーボボに吹っ飛ばされた首領パッチと天の助が便器の蓋を落とした程度.蓋にはまった敵を口から炎を吐いて攻撃するボーボボ,もう彼の場合は何がどうなったって特に驚きもしませんよ(苦笑).
そんなぐだぐだの戦いの中,ビュティさんのおかげでヘッポコ丸と田楽の危機が再び判明,トイレに詰まって大ピンチ.ここまでボーボボたちはメインテーマとして「仲間攻撃」を貫いてきたんですがいきなり戦術を大きく方向転換,ボーボボフュージョンで合体です! 今回は天の助も加わってできあがったのは美形青年…かっこいいけどあんた誰?

終盤はフュージョンで完成したボボパッチの助が大活躍.「仲間攻撃」から「仲間との一体化」へと真逆に方向性を逆転させたボーボボたち.ボボパッチの助の能力は強力で,田中ソードや田中斬り程度はあくまでくすぐり.1分が限界ですが信じられないことばかり起きる「マジでタイム」を使いこなします.彼が最初に「マジで」が起きると宣言したゆえに,マジでタイム内で起きた事象はたとえ自分たちのハジケであっても自分たちで突っ込まなければなりません.要するに全てボボパッチの助の攻撃に変わって,己自身にぶつけられるのです.これに対抗するには何もしないで1分を耐え抜くかよりメタな攻撃で戦うしかないわけですが,芸人にとって何もしないで1分過ごすなんてのは当然不可能.ゆえにハジケて自爆するしかない3大文明.無駄に「星矢」風なのはどうしたらいいのか(苦笑).メソポタミアの中から人,しかも中の人とインダスは親子!黄河は女で3年前からインダスは黄河のことが好きでした! 婚約だ!結婚だ!ハワイで温泉饅頭で,宇宙船でイスタンブールへ! 地球に向けて攻撃だ!地球がこんがり焼けました!…あらすじが意味不明なことこの上ないわけですが(笑),3大文明は「マジで!」と己のハジケに突っ込まなければならず,それゆえに自分たちの首を絞めていきます.にしてもなんで前回黄河が発情してるのかと思ったらこれの伏線…のわけはないと思いたい(苦笑).マジでタイムも終焉の時.ママチャリアタックとともに放たれたマツゲ真拳フォーエバーで戦闘はようやく終了.乗れよ,と言われてビュティさんもママチャリに乗って,完?
いよいよ最上階のOVERの元へ! 扉には例のマーク,中には毛狩りされた軍艦の哀れな姿.闇の中にいたのは…巨大なハサミを持つOVER.これまでにない激しい戦いを前にして,「ボーボボ」の土曜夜の放映は終了.10月からは土曜午前に移動です! ラストの「マジでー」ってのは野球休止で1本分ずれたら台無しだった可能性のある危険なギャグでした.OVER編クライマックス開始の次回に続きます.

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