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金色のガッシュベル#72

「二段ボケでツッコミ不在は致命的の巻」

3つのルートに分かれて先に進むことになったガッシュたち一行.フォルゴレ・キャンチョメとナゾナゾ博士・キッドの4人の前に現れたのは,椅子に座った巨大な石版魔物・ベルギム・E・O.正面から当たれば間違いなく負けるに違いない相手なのだが,なぜか「自分を芸で満足させたら通してあげる」と提案してくるベルギム.他に取れる手段も見つからないので,まずはフォルゴレが芸を見せることにする.
世界のスーパースターフォルゴレはキャンチョメのフォローもあって「チチをもげ」を絶唱.それを静かに聞くベルギム,歌が終了すると呪文を次々に放った上でその歌を絶賛し,今度は自分も一緒に歌いたいと言い出す.しかし歌の冒頭で舌を噛み,その痛みに逆切れした上で呪文をぶっ放すベルギム.フォルゴレたちの絶体絶命の危機は続行する.

遺跡3元中継中の「ガッシュ」.今回からはフォルゴレ・博士組の激闘をお届け.トリッキーな技が主体のキャンチョメとトリッキーかつ強力な攻撃が主体のキッドとついでに人間としては頑丈でスーパースターなフォルゴレの3人を参謀たる博士がどう使いこなすかが勝敗の決め手となりますが,この手持ちの3枚のカードでは普通対応しきれないのが今回の敵・ベルギムです.その攻略の糸口を掴むための必死の戦いが展開されるわけなんですが…本人たちはかなり必死なんですけども,やっぱり笑えます(苦笑).そしてそんな面白話に花を添えるのが美しい画.シリアスよりも面白話に良いスタッフを突っ込むあたりが「ガッシュ」の素晴らしいところです.

前半はフォルゴレたちの前に出現した巨大な椅子の人ことベルギム・E・Oのご登場.華麗なるビクトリーム様の強化バージョンとも言えるベルギムですが,その強化のされっぷりは半端ではありません.王を決める戦いで人間界に来ている魔物はどんな見た目であっても子どもなわけですが,幼少時からこのサイズだと将来的にはどこまででかくなるのやら.でもってこのわがままな上に巨大な子どもを前に命をかけた芸を披露する羽目になるフォルゴレ.一度はびびるもののキャンチョメの勇気と信頼に答えるために歌います.もちろん曲は「チチをもげ」でしかもフルコーラス! 間奏まで見事に映像化されていてもはや悔いはありません.プロとしての根性を見せつけるフォルゴレはすごいですが,それ以上に信頼する相手のためならどんな巨大な相手にも体を張れるようになったキャンチョメの成長ぶりが素晴らしい.あのサーカスの日々は伊達じゃない.で,このチームの頭脳である博士は分析に集中するものの結局見つからず.これは博士が無能なわけではなく,相手が悪すぎる(苦笑).博士の目論見としては歌に対するベルギムの反応から隙のできる瞬間をできるだけ多く発見しようとしていたはずなんですが,聞いている間は無反応でしかも聞き終わったら技のデパートじゃ隙なんか見つかるわけがありません.…まあ,鼻水を出す必要があるかどうかは微妙なんですが(笑).渾身の「チチをもげ」は結局「マキシマムグッド」とベルギム絶賛.でもって今度は一緒に歌わせたら舌を噛んで逆切れ.もうフォローのしようがないくらいベタベタです(苦笑).
ちなみに清麿たちはヒトデの操作者を探索中,恵たちは前回の戦いで消耗した体を休息中です.物語的には,後半でのウマゴンの足音で何かに気づく清麿とウォンレイに入門を申し出るティオの下りは押さえておきましょう.

後半はさらに続く必死の時間稼ぎでだんだん無理が出てきます(苦笑).フォルゴレでは時間稼ぎできないと判断したナゾナゾ博士,帽子から鳩を出すという手品を実行! 立派な芸なわけですが,この過酷な戦場に踏み込むに当たって事前にネタを仕込んできたあたりがびっくりというか,仕込むならもうちょっと実用的なものはなかったのかというか…(笑).戦いをあっさり忘れて手品を見たがったり,過去のトラウマが蘇る敵味方を前にして,先の展開を考えるとダメージのでかい手品を打ち切って得意のナゾナゾに切り替える博士.
…以上の展開を見る限り,このチームの現状最大の問題はツッコミ不在のために博士のペースが保てないことのようです.ここに清麿やティオや恵がいれば,ボケる敵味方に一端ツッコミが入りそこに博士がさらなる強力なボケをかますという流れが成立するんですが,現在ツッコミがいないので博士の立ち位置がどうしても中途半端になってしまいます.この状態では敵の存在や判断力を巻き込むようなもの凄い二段ボケが発揮できません.ゆえに答え入りナゾナゾもくるくる回転もどうしても中途半端に.やはり有能なツッコミの存在は戦いを左右するくらいに重要なのです!
博士のふがいない芸に怒るベルギム,「椅子に座っておしおきよ」と術を放とうとしますがさっきまでの暴発によって呪文が枯渇.この隙をついて,博士たちは回復を妨害しつつ勝ち目のない敵に本格的な戦いを挑みます.ツッコミ不在も大きな問題ですがまともな戦闘では防御の術がないというキャンチョメ組とキッド組.ゆえに博士の身を削ってのぎりぎりの作戦が開始されます.さて,前回から引き続いての問題ですが,3箇所の戦いで一番笑えるのはどこでしょう.…それから一番泣けるのは? 清麿の芸風がクレイジーなふりかけのCMに頭を抱えつつ,次回,本格的な戦闘に続きます.

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