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焼きたて!!ジャぱん#1

「ゆったりしっかりまだ序盤の巻」

上京の日だというのにのんきにパンを焼く東和馬.完成したパンを抱えて姉のバイクで新潟駅へ.既に到着していた家族に見送られて東京へと出発する.米どころである新潟の米農家に育った和馬がパンづくりをはじめたのは10年前,6歳の頃.姉に連れて行かれたパン屋,「サン・ピエール」で口にしたパンの美味さに魅了されたのがきっかけだった.店主のパン作りを見ることになった和馬は,店主からご飯より美味い日本のパン,「ジャぱん」をつくりたいという夢を聞いた.しかしこのままではジャぱんどころではなく店が潰れそうだと嘆く店主のため,和馬は自宅でパンを食べてもらえるように祖父をパン好きにしようとする.姉と一緒に朝食をパンにしてみた和馬だが,祖父はどうしても納豆と味噌汁が食いたいと言い張り,その2つはパンにはどうしたって合わない.納豆と味噌汁に合うパン…そんなものが存在するのだろうか.

世の中に溢れるギャグ漫画の中でもかなり特異な芸風で人気を得ている「ジャぱん」がアニメ化.その特異すぎる芸風はこことしてはどうしても記録しておきたいところなので,序盤はそんなそぶりをまったく見せないんですが(苦笑)そのときが来るまでは頑張ってレビューしてみます.今回分はてっきり回想で流すかな?と思っていた部分なので1話分のエピソードとして作ってあって逆にびっくり.肝心のギャグに関しては…さすがにじいちゃんでは本領発揮とはいかない(苦笑).
前半は謎の闘争劇よりスタート.…ここ,なんか作画的にとてつもなく贅沢なことをやっている気がするんですが(笑)! そしてやたら気合の入ったねえちゃんのバイク爆走につき合わされる主役・東和馬.ここまで見た限りではごく普通のグルメアニメの導入なんですが,その後のオープニングがあまりにも今後そのまんまだったのでびっくり.てっきりもっと落ち着いたものにしてくるのかと思ったら,どうやら作り手はやる気満々らしいな.大丈夫かな.
旅立つ和馬はまだ中学を卒業したて.なんで中卒で和馬が旅立つことになってしまったのか…という理由が過去の回想で描かれます.10年前,朝食にパンを食べたい姉が和馬の口の中につっこんだ食パンからはじまる彼のパンの道.…本当に米どころではパンの人気がなかったりするんだろうか.姉ちゃんが和馬を連れてきたのは「サン・ピエール」.確かに形の魅力は,パンにはありますがご飯にはあまりないもので,これが今後の展開でも良いつかみとして機能するのです.食パンを顔に叩きつけるのはいただけませんが,本当に美味いパンならあれくらい一気に食べてしまうってところはわかる(笑).パンに興味を持った和馬は店長のパン作りを見学.ごくスタンダードなパンづくりが丁寧に描かれる中,店長の「ご飯は食べてうまい.パンはつくっていて面白い」という分析が楽しい.そして店長の夢見るご飯を越える「ジャぱん」.西洋文明から日本への食文化侵略で最も強力な武器・パンを迎え撃つ対抗兵器たる日本独自の「ジャパン」を作ることがフランス帰りの店長の夢.だがしかし店自体はすでに倒産手前の大ピンチ.ここで割と単純な和馬,まかせろ!と祖父をパン好きにしてここのパンを家族に食べてもらうことを決意し,今回落とすべきターゲットが決定.
ターゲットである和馬の祖父ですが,米好きの彼にパンを食べてもらうためには納豆と味噌汁に合うパンが必要になります.これで今回の課題も決定.あとはどのようにそれを解決するのかと,そのパンを食べたターゲットのリアクションがどうなるのかだけです.

後半は課題解決編.戦後の苦しい時代から米を頑張って作り続けてきた祖父に食わせるには,納豆と味噌汁に合うトーストがどうしても必要.この課題をなんとかする方法をすぐに思いつくあたりはさすがはサン・ピエールの店主.和馬は店主のアイデアと己の愛情をあわせ,はじめて「ジャぱん」を作り出すことに挑戦します.前半で示された材料通りですが牛乳のかわりに別の液体を加える店長と,それを生まれ持っての暖かい手でこねる和馬.…見た目はさっきと同じ食パンが完成.しかし同じでは良いリアクションが取れるわけがありません.実際に祖父に無理に食わせると……さくさくと食べる! 祖父は納豆と味噌汁とパンのハーモニーに映像として溺れます.「味っ子」を彷彿とさせる映像ですが,この作品が次回以降に目指していくのはこの先にあるものです.
ターゲットは見事に撃破.しかし時はすでに間に合わず閉店・廃業するサン・ピエール.自分のアイデア以上に和馬の「太陽の手」を誉める店主.この戦いで踏ん切りがついたのか,さびれた店でパンを食べてくれる人を待つのではなく,己のこれまでのキャリアと誇りをかけて東京に一か八か出てみることを決意します.「フランスには大切なものを置き去りにしたけれど」って店主の一言は今後のために拾っておきましょう.そして,「ジャパンを追い求めていたら」と和馬との未来の再会を示唆する店長.
時は現在へ.あの1号からから55号まで「ジャぱん」試作を重ねてきた和馬,これから先は東京の「パンタジア」で腕を振るうのか…と思ったら5分遅刻の5点減点で,この作品の重要なターゲットであり真の主役の1人が登場! ルーズなことが大嫌いで気難しい審査員,黒柳.確かにこの役は今後子安でないと無理な状況が頻出しますんでキャスティングとしては間違ってない(笑).最後のパン豆知識での口調がなんかあいつっぽいなぁ(苦笑).
今後,明らかに漫画という媒体に特化している原作のギャグをどうやって映像化していくのか.画の派手さよりは間の取り方や苦しいこじつけをどう苦しそうに見せるのか,さらに明らかに外したとしてもいけしゃあしゃあと芸をまっとうできるかなど気になる部分はまだまだ満載.脅威のリアクション芸がいつから見られるようになるのか…というか本当に笑えるように映像化できるのかを不安まじりに楽しみにしつつ,次回に続きます.

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