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怪奇大家族#4

「無理して2話にしてみました!の巻」

(4)父オサムの体験した怖い話.不気味な女店主の待つ店「ないとめ屋」で,とある資産家一家を全滅させた「貴婦人の微笑み」というタイトルの美女の絵を買ってきた父.話では笑い出す絵のはずが家族の漫才にも笑わない.しかし次の日から妹以外の家族の様子がおかしくなっていき,黒こげトーストを食む忌野家の食卓の上では貴婦人の微笑が笑い出す.その笑いは家族の笑顔を吸い取っていくのだ.

(4.5)父オサムの体験した怖い話.不気味な女店主の待つ店「ないとめ屋」で,とある資産家一家の殺された「令嬢の右手」を買ってきた父.自分の部屋にこっそり運び入れたのだが,その夜から悪夢が始まる.オサムの部屋の中に粗大ゴミを運び入れる令嬢の右手.必死で運び出してもまた拾ってくるどころか運び込む量はどんどん増えていく.ところがこれは悪夢の序の口.本当の悪夢は妹のところに訪れた.

今回は豪華2本立てでお送りする「怪奇大家族」…とは言っても1本目は枕で2本目が実質の本編.30分には変わりありません.長期シリーズなら複数回をかけてやる種の繰り返し話を1話で片づけたためにネタはどうしても小ぶり.小品としての整った面白さはありますが,これまで見せてくれたような物語の暴走はあまり見られないのがちょっと残念.そういえば,清水監督の力量はアメリカでも認められたようで幸いですが,国内でこのドラマの存在を認めている…どころか知っている人間はどれくらいいるんでしょうか(苦笑)?
さて,序盤は枕.次の話に繋ぐため,ちょっとした話で場を暖めて笑いやすくするのが役目です.父オサムが通う怪しすぎる「ないとめ屋」に並ぶ商品がどれも面白いんですが,中でも「夫婦喧嘩用皿」が気になってたまりません.店主は遠山景織子で豪華な上,高笑いが凄まじくかっこいい! そんな遠山がお勧めする今晩の商品が「貴婦人の微笑み」.普通なら重厚な油絵が出てくるところなんですが写真をフォトショップのフィルタにかけたような安っぽさがミスマッチ.家族にとっては迷惑千万な父の趣味なわけですが,「笑う」と聞けば全然面白くないコントを敢行するあたり,家族のずれっぷりもまたなかなかのもの.
父が買った割には商品は確かなもので,次の日の朝から家族は急激に呪われていきます.いつもなら傍観者で頑張るキヨシまで巻き込まれ,黒こげで仏頂面になっていく家族と逆に笑みを増すのが「貴婦人の微笑み」.人の感情から喜びを奪うこの絵のために,資産家一家は全員自殺の憂き目に遭ったわけですが…ここで父が出してきたのが「貴婦人の微笑み返し」.これもパステル調でものすごく歴史と由来がなさそうなあたりがナンセンスでよろしい.通販で買ったこの絵は「貴婦人の微笑み」から吸い取られた喜びの感情を戻すという素晴らしい能力が! この凄まじいご都合主義の上で大爆笑で終わる一家の夜.…いいのかそんな終わり方で(笑).もし1話かけてこの話をやってくれたなら,終盤には居間に大量の絵が並んで3すくみ以上の愉快な状況となったに違いなさそうです.で,ここまでが枕.

中盤より始まるのが今回の本編.序盤で「ないとめ屋」の紹介が終わっているので導入部分はさくさくと展開.「ところが!」と言ったあとには姿が見えなくなるのがお約束.遠山お勧めの掘り出し物は「令嬢の右手」.家族に見せびらかすと怒られると学んだオサムが自分の部屋に持ち込むと,令嬢の右手のおかげであっという間にお部屋が汚部屋に(笑).押入れには狸の置物やら大量の粗大ゴミやらが満載に.しかも外に粗大ゴミとして出していても令嬢の右手のおかげで出てくる出てくる同じもの.勝手に動く令嬢の右手は他の家族にはリモコンとか肩もみとか気が利いたサービスを続けるのかと思ったら,手のターゲットは父から妹へ! 肩を掴まれ振り向いても誰もいない…しかし目を離した方向から突然迫る令嬢の右手!

終盤は右手の再会.右手が消えてしまったので父はキヨシに助けを求めます.アサミさんと一緒にファミコンで遊んでいるキヨシ…もう,なんか普通になじんじゃってるというかむしろ恋人同士のようで微笑ましいですよお二人さん(笑)! ノーコンである令嬢の右手は,自分の失われた体を捜しているはずがコントロール悪くごみを家の中に持ち込んでいたあたりはギャグ設定ですが,自分の体が見つからない場合には他人の体を無理やり奪おうとするというあたりはちゃんとしたホラー設定! 妹を縛り付けて動けなくした右手は,なぜかでかい斧を持って再登場.一体どこから持ってきたのやら.危うく右手を切断される妹の危機を救ったのは…女店主が持ってきた「恋人の右手」というか愛のちから.ちょっと待った!と突っ込んできたキヨシが2つの手を出会わせれば,運命の再会,異様に感動的なからみあう2つの手(だけ)を前に笑顔のキヨシ.だけど妹は先に助けてあげたほうがいいと思うぞ(苦笑).位牌が増え,女店主は笑いすぎでむせておりましたとさ.
今回もキヨシが最後の最後で頑張ったおかげでなんとか忌野家から犠牲者を出さずにすんだものの,霊ラインと妖ラインのある限り,この家には外から脅威がやってくるのは間違いなし.例えば相手の見つからない別の誰かの手が再び訪れることだって….次は一体誰が,あるいはどんなしょうもない状況がこの家に訪れることになるのか…って予告ラストで出ている発光体はあれですね? 次回に続きます.

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