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金色のガッシュベル#80

「小さくたって力持ちの巻」

最上層に上った清麿たちが目にしたのは,巨大な敵の攻撃を浴びて倒れたウォンレイの姿.巨体の石版魔物・デモルトの咆哮は,月の光で回復したはずの清麿たちの体を凍りつかせる.しかしその中,レイラだけは動き出してデモルトに向かっていく.石版魔物同士は術での戦いができないため,尻尾をつかんで呪文を使わず小さな体で投げ飛ばすレイラ.意識の飛んでいた恵たちをも瀕死のウォンレイの元へとぶん投げた上に,転ばせたデモルトを挑発してその攻撃を引き受ける.恵たちが渾身のサイフォジオをウォンレイに放つ間,小さなレイラは心を操られたままのアルベールの手を引いてデモルトから逃げていた.しかしデモルトは千年の昔と異なり,単純な直接攻撃だけではなく壁や地面への的確な攻撃をも仕掛けてくる.その技がレイラを襲うかと思ったそのとき,足をすくませていたガッシュたちが戦線に復帰した.いくら強大な石版魔物であろうとも,これだけの戦力と清麿の頭脳があれば互角に戦える…そのはずだった.

長い石版魔物編の終盤を向かえている「ガッシュ」.この一連の戦いでの最終目的地,月の光の石の部屋に到着したガッシュたちですがいきなり先行チームがやられていて大ピンチ.今回は次回の怒涛の戦闘を前にぐっとこらえて溜める回で,こらえる分どうしても物語は地味.作画は気合が入ってかっこいいんですが,今回のような話で一番重要な演出が,シーンごとは決して悪くないんですが繋げてみると散漫な印象が残って勿体無かったかも.普通のアニメなら十分な品質なんですが,なんせこれまでが必要以上に熱い展開だったからなぁ(苦笑).

前半は前回のあらすじから.本作のお約束として前回のあらすじからは極力ギャグを抜く,という方針があるのかと思ったら…うわ思い切り前回の前半(笑).本当にレイラのおかげでいろいろあった前回前半を思い出して笑ったあとは,先行した恵たちが大ピンチとなる前回後半を回想.ウォンレイが倒れてから先が今回分となります.
巨大な石版魔物の叫びの迫力に動けなくなるガッシュたち一行.見上げるほどにでかい化け物の上に仲間は瀕死の重傷で,階段を上がる途中での清麿の甘い見通しなんかあっさり吹っ飛ぶ始末.敵の攻撃に立ち向かわなければならないはずが動けない一行の中で唯一動き出したのはレイラ.同じ石版魔物で何度もデモルトの姿を見ていたからこそ,最初から自由自在に動くことができるはずで,もし初見なら一緒に固まっていたんじゃないだろうか.石版魔物同士は呪文を出すことができないという制限は有効なので,呪文で足を崩し呪文なしで尻尾をつかんで…投げるレイラ! 小さな体で凄まじい力.その信じがたい光景に清麿たちが別の意味で固まりそうです(笑).レイラの力持ちぶりは素晴らしく,たとえ敵だろうと回復役だろうと人間だろうと豪快にぶん投げております.そして良い着地ぶりの恵たちはサイフォジオを実行.デモルトが動き出したおかげで体に月の光が当たるようになった恵は,心の力が回復してきたようです.
レイラの活躍はまだまだ続き,デモルトを冷笑の上に「しりもちをつかされた女の子にお尻を向ける気かしら」なんて素晴らしい挑発ぶり.自分からはろくに動けないアルベールの手を握り,引きずり回しつつ移動する姿がかっこいい.石版魔物のパートナーの人間の心は,月の光の石を壊せば元に戻るはずなのですが,デモルトが効果的な攻撃を食らわせてくるので壊すことができず,逆に動けないアルベールが重荷となって大ピンチ.やられそうになった2人を救ったのは,もちろん,ようやく動き出した主役です!
レイラとともに前面に出てデモルトを引き受けるガッシュとウマゴン.後では遺跡の壁に偽装した上でウォンレイたちを保護するキャンチョメ.いつまでも敵の強大さに怯えてすくんでいては主役の名が泣きますからね.「足のすくんでいた子がどうしたの」とにやにやと皮肉気なレイラ.千年前の魔物なので,主役チームの中ではぶっちぎりに年上だから子ども扱いは当然のこと.直接戦闘するガッシュやウマゴンだけでなく,足の震えが止まった清麿もまた,チームの指揮者としてこの戦いに挑むことになります.レイラの計算では頭なしのデモルトには知略による攻略が有利だったはずですが….

後半はまずはゾフィスとシェリーたち.前半でも姿なきココから攻撃を受け,それを呪文で撃退していたシェリーたちですが,ゾフィスの誘う山の高みでとうとう本格的な戦闘が勃発.岩に反響する声を利用してココの姿を見せないゾフィス.シェリーたちの勝利条件の1つであるココを隠しておくことによって,広範囲に影響する強大な呪文の使用を抑制しているゾフィスの戦術は実に効果的で,正しい人質の使い方です.さらに仮面をつけたゾフィスには謎の防御シールドが発動.石版魔物の存在を研究し,呪縛を解く月の光の石をつくり,さらにその石から人間の心を操る機械やら防御シールドつきマスクまでをも開発したゾフィス,この作品中での反則レベルの天才に対抗するのは復讐鬼のシェリーお嬢様とお伴の魔物(笑).今回もシェリーさんの戦いぶりは絵に気合が溢れていて実に華麗です.
シェリーたちがゾフィスと戦いを開始した頃,遺跡の中でもデモルトとガッシュたちの本格的な戦闘が開始.レイラは石の破壊.ガッシュ・ウマゴンは2方向から攻撃をかけるという清麿のプランですが,いくら肉体強化の呪文をかけたとしても,相手がでかすぎて攻撃が通りません.体がいくら強くなったとしてもガッシュたちが大きく重くなるわけではないので,正面から当たっても効果は微小.現状ではレイラがやったように相手の重量を利用する形の攻撃をかけるか,それとも弱点を捜してピンポイント攻撃をかけるくらいしか効果的な手はなさそうなんですが,果たして清麿はそれに気がついているのでしょうか(苦笑).その上一撃で敗北確定の強大な攻撃力を誇るデモルトには,生来の力だけでなく適切なタイミングで発動する技まで持ち合わせていて大変なことに.以前のデモルトを知っていたレイラは,その技の賢さから,デモルトの本の持ち主が心を操られていないことを見抜きます.
そう.この戦いで最も厄介なのはデモルトではなく実はこの男.ゾフィスの考えに協調した悪漢・ヴァイル.ものすごくわかりやすい思考回路の悪役なんですが,術の展開,応用ぶりは確かな上に人間で,下手に攻撃対象にすることもできません.ただし,ヴァイルの腐った夢に憤る主役組も,絶対に負けるわけにはいきません.今回のレイラの頑張りに答え,ガッシュたちが逆境の中反撃を開始する次回へと続きます.

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