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怪奇大家族#7

「もう一度こんにちはの巻」

高笑いする眼帯のゴスロリの夢を夜な夜な見る妹のキョウコの学校に転校生がやってきた.それはあの夢のゴスロリ・天中殺子.見た目からしてものすごく不審な彼女の黒い服に,キョウコはなぜか見覚えがあった.それはまだ小学校の頃の記憶のはずなのだがはっきりとは思い出すことができない.
次の日から,転校生は明らかにキョウコを狙って嫌がらせをしかけてくる.校舎屋上からの飛び降り自殺まで偽造され,さすがのキョウコも直談判に出向いたが,殺子は「裏切り者!」と言葉を浴びせ高笑い.その異様な迫力に気丈なキョウコも倒れてしまう.

ここまで実写としては珍しいほどのハイテンションぶりを見せつけてくれた「怪奇」ですが,今回はちょっと小休止.ゲストの笑い声だけは非常にアレなのですが(笑)物語自体はスタンダードで寂しさすら感じさせるもの.忌野家の良識としてここまで頑張ってきた妹のキョウコ.オカルトをかたくなに否定するゆえにはまってしまうと泥沼に…という一般原則を忠実に再現,というか,あのかたくなな態度には過去の事件が関わっていたのです.

序盤は夢でうなされるキョウコよりスタート.黒いフリル,パーフェクトに不健康な感じにキメたメイクで絶笑するゴスロリ少女.ワンポイントとして黒の眼帯に白で「殺」とペイントされているあたりが着用者独特のセンスで…怖い(笑).下手なコスプレよりも確実に浮いてます.そんな不吉な…怖いけど懐かしい夢を毎晩見させられる気の毒なキョウコ.彼女の古い日記はなぜか穴だらけで読めなくしてある部分が満載.今回の脅威はその穴の中からやってくるのです.
次の日,学校でキョウコの前に姿を現したのは夢に見たままのあの少女.ゴスロリ転校生が黒板きーきー言わせつつ書いた名前は「天中殺子」! 強そうです(笑)! このゴスロリ,夢の中と同じく現実でもキョウコにまとわりついて凶悪な嫌がらせを繰り広げます.机に置いてあるノートの表紙には「殺したい奴リスト」と表題が.それを開くと…自分の顔が! 中に鏡を仕込んであるという手の込んだ嫌がらせから,靴の紐をかた結びするという地味な嫌がらせまで振れ幅が大きく,極めつけは屋上からキョウコの名を拡声スピーカーで叫び,衆目を集めて飛び降り自殺を敢行するという凶悪なもの.もちろんダミー人形なんですが,気の弱い人間なら卒倒必至の度の過ぎた嫌がらせに耐えかねたキョウコは屋上に.2人きりになったキョウコとゴスロリ.キョウコに対して「やっと2人きりになれた」と懐かしそうに語るゴスロリ.しかしうろたえるだけのキョウコをなぜか裏切り者呼ばわりし,高笑い! この高周波に負けたのか,キョウコは倒れてしまいます.

中盤.倒れたキョウコはゴスロリ殺子の家にお持ち帰りされてしまい,目覚めたときに判明する血縁関係.頭の上で笑っていたのは,ゴスロリと「ないとめ屋」の店主の姿でありました.あの高笑いは血の成せるものだったわけですね.殺子さん,店主に負けず劣らず素晴らしい笑いぶりを披露していて,役者さんもさぞや大変なことだと思います(笑).まるでキョウコを知っているかのように親しげに話しかける殺子に対し,殺子のことを知らないキョウコ.殺子は思い出のテディを出して見せますがもちろんキョウコには覚えもなく.この状況に怒ったゴスロリは,そのチャームポイントであった眼帯を外します.その瞳は恐らく邪眼と呼ばれる種類のもの.その力で呼び起こされた,キョウコの封印された記憶とは.
蘇る小学生時代の思い出.「嘘つき殺っちん」と呼ばれた殺子と友達になったキョウコ.2人とも霊能力を持ち合わせていたがゆえに,同じ話ができる無二の親友となるのに時間はかかりませんでした.しかしそれを叱ったのが頭の固い先生.見える2人にとってはまぎれもない現実なのに,それを否定するように強要する鬼教師.来月のお楽しみ会を人質に取られたキョウコは,殺っちんだけでなく幽霊や精霊までも裏切ってしまいます.幽霊なんか絶対いないと信じ込むしかなかった,それは辛いことだったから…封印して,忘れた.忘れるしかないくらいに辛かった! 邪眼によって思い出した妹は泣きだし,心理的にブロックされていたに違いない心霊機能の封印が解けて幽霊だってリアルな実体として知覚.祖父と祖母譲りの霊能力は兄だけでなく妹にも色濃く流れていたのです.封印していた能力を蘇らせたキョウコは…なぜか殺っちんと同じゴスロリに(笑).夜を爆走する乙女3人.

終盤は復讐劇から元へと返るまで.恐ちゃんと殺っちんのゴスロリコンビは幽霊を連れて日常を爆走.あの現実離れした服装自体が,彼女たちが現実に属していないことを示すサイン.そして2人の仲を引き裂いた,未だに霊の見える子どもを弾圧している教師のところに参上して復讐を果す恐ちゃん殺っちんwith幽霊の絶妙トリオ.これを皮切りに急速に殺っちんのいる方向へと転がり落ちていくキョウコ.殺子の邪眼の影響以上に,霊が見えるようになった喜びでついには3日も留守にする始末.見える快楽に堕ち込んでしまったキョウコは,昼夜を忘れてその喜びに浸っていたのでありました.この状態,まさに幽霊中毒か依存症といったところ.年をとってからハマると普通よりも病が深くなるという典型例でもあるようなないような(笑).その中毒はむしろ中毒させた殺子にすら手がつけられないほどの重症ぶりで面白い.
ここでようやくまともな活躍の場を与えられたはずの兄キヨシ(主役).妹に説教するものの見事に役立たず.あまりに激しい中毒によって食べることすら忘れ,衰弱して死ぬ勢いのキョウコを止めるためにやってきた店長.このままでは…と殺子にすごくうさんくさいヘッドギアを手渡します.それが何をもたらすのかを知りながら,笑ってキョウコに手渡すしかない殺子,もちろん裏切られたことを恨んでいて,それでも懐かしい友達のことが好きだった殺っちん.「これかぶって.もっといいものが見えるの」.…ヘッドギアの電撃でキョウコのここまでの記憶と霊能力は封印され,すっかりこれまでのことを忘れてしまった妹.その素晴らしい成果に笑い泣きして去る殺っちん.…けれど,殺っちんはキョウコの新しい友達として,今も忌野家にいるのです(笑).そんなオチつきで基本的にはいい話の今回ですが,気になるのは次回の予告.キヨシを待つ暴力的で夜な霊の世界とは一体どのようなものなのか.アサミさんは大丈夫? 次回に続きます!

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