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焼きたて!!ジャぱん#6

「新人なのに大勝負!の巻」

パンタジア本店は凄い人気なのに,和馬たちのいる南東京支店はまったく人気がなかった.売れ残ったパンを前に「ジャぱん57号に使うんじゃよ!」と和馬はうれしそうだが,河内にとっては店の経営状況の悪さを示すものでしかない.店長に店の状況について尋ねた河内と和馬.松代店長にネコの子のように吊り下げられ,見せ付けられたのが斜め向かいのパンタジアのライバル店,サンピエール本店.あんなでかくて人気のある店があっては南東京支店が流行るわけがない.サンピエール本店の店長,模糊山にジャぱんをバカにされて怒る和馬.そのいさかいをよりややこしい方向に大きくする松代によって,サンピエールの模糊山とパンタジアの和馬がテレビで新作パン勝負を行うことが決まってしまう.

こちらも序盤の設定説明がほぼ完了し,ようやく目指すところに突き進む体制のできた「ジャぱん」.特に人材が定位置へと配置されたのが大きく,天然の和馬と茶化して状況を悪化させる松代店長,そしてその2人などにコンパクトかつ激しくツッコミを入れるしかない無力な河内…という構図が安定していて実に強い.言葉の面では主に河内が,状況の面は主に松代が転がしてくれるので展開が非常にスピーディ.今回は特に画と音楽の融合具合も素晴らしく,原作既読者としてこれまで見たいと思ってきたものに近づいてきました!

前半は南東京支店上の,和馬と河内の下宿からスタート.南東京支店の経営状況を危ぶむ河内に対し,売れ残りのパンを材料にするのだとにこにこしている和馬は好対照.今更ですが和馬のジャぱんバカぶりはかなり見事で,パン以外のことは基本的に全て無視しているあたりは主役らしい.しかし河内の指摘によって不安になった2人は松代に経営状況を聞いて…ネコの子のように店長に首根っこをつかまれ,外に連れ出される2人.「2時の方向をご覧ください」とご案内されたのは今回の敵でありパンタジアグループの最大のライバル,サンピエールの本店.元々パンタジア支店のみで優良な商圏をつくっていたところに目をつけたサンピエールが本店を進出させた,という構図かな? サンピエール店長の模糊山は…ネタとして十分通用する程度に濃い古典的なオカマキャラ.和馬のジャぱんを「ダジャレ」とバカにする模糊山,あまりに濃い顔によって画面がもう,すごいことに.
自分がバカにされてるかどうかの判断すら怪しい和馬すら霞んで見えるほどに濃すぎる模糊山から主導権を奪ったのは松代店長.「模糊山ごとき職人の挑発に乗るな」という露骨な挑発で怒らせて,道路を挟んだ怒気交じりの駆け引き.心地いいテンポの言葉の応酬の末に,なぜか和馬と模糊山がテレビで新作パン勝負を行うことが決定.しかも勝負は明後日という急展開.松代の人を見る目や状況判断能力はかなり優れたものなんですが,肝心要のところで先の読めない賭けについ出てしまうあたりが今後も玉に瑕となっていきます(苦笑).
日々窮している南東京支店にとっては,広範囲への宣伝となるテレビ出演は願ってもない話.ただし相手はあんなでも菓子パンの神様なので無名の新人である和馬の勝算は薄く,しかも負けたら廃業確実.和馬本人はともかくとして,巻き込まれたに近い形の河内にとってはまさに悪夢の展開です.ちなみに模糊山は勝利を確信しているのかお体のお手入れに余念がありません.従業員5人中4人がろくに仕事をしない南東京支店もアレですが,いい大人な部下を前にして嫌な暴君振りを発揮するサンピエールのほうが病は深そうです.

後半はいきなり前置きなしに「なんでやねん」とツッコむ河内.悪夢ですからね(笑).しかも和馬が準備しているのは売れ残りパンを使った新作57号.未だに和馬の頭の中にしかなく,うまいかどうかも「たぶん!」程度の確証しかない新作ジャぱんに己のキャリアがかかってしまった河内.明らかにビッグになる夢の方を向いて逆走状態,おかげですっかり憔悴気味.月乃さんが学生だったことは今回の話どころか今後の話にも特に影響がないので軽く流しておきましょう.
さて,松代の賭けに安易に乗ったように見えながらも,サンピエールにとってこの戦いは実に好条件.なんせ素人同然のパンタジア代表を公衆の面前で叩きのめすことができるわけですから.ゆえに当然パンタジア本店からは黒柳以下本店のスタッフが駆けつけて事態の収拾にあたろうとするわけですが,ここで黒柳の師匠であった店長は彼を牽制し,決定権を持つ鳩とともに登場した仮面の金髪の元へ.この仮面の男前こそマイスター霧崎.謎多き本店のGMは,松代の態度に何かを感じたのか東君に合いたいと言い出します…その声はハマリ役でとんでもなく男前(笑).今後の静かゆえに不条理なリアクションが楽しみでなりません.戦いに挑む和馬がつくっていたのはパンではなく,パンのためのたれ.これを見た霧崎は和馬に対し,パンにいくらの値をつけるのかを考えておくように助言します.どうやら一目で和馬の才能を見抜いた霧崎の判断は「勝負続行」.入社直後の新人の肩に南東京支店の運命がかかることが確定です.
やってきた対決の日にまたも遅刻する和馬.河内だけはやきもきしてるんですが他の連中はいつもと同じくマイペース.しかし松代はジャぱん57号の致命的な欠点に気がついていました…とここまででバトルのための仕込みは完了で実際の勝負は次回.なんかまた無体に豪華なゲストがやってくるようなので(笑)どんなリアクションを見せてくれるのか.次回に続きます!

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