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焼きたて!!ジャぱん#4

「河内が必死で話を回すの巻」

パンタジア南東京支店に入社することになった和馬と河内.他の社員は2人を引き抜いた月乃と影の薄い木下ともう1人で,計5人しか社員のいない小さな支店.本店での出世を夢見ていた河内はどん底に落ち込むが,月乃が「店長の推薦があれば本店への異動も夢ではないと聞きやる気を取り戻した.
まずはフランスパン(パリジャン)をつくることになる和馬と河内.太陽の手によって失われる水分をバターと塩を増すことで補う和馬のパンは,口にすれば思わずパリジャンヌになる優れもの.しかしこれを店に出せるかどうかは店長に決めてもらわなければならないということで,日本一のフランスパン職人と謳われる店長,松代のところへパンを持って行くことになる.

笑いのツボを外してるのがむしろ面白いという風に,真の意味での映像化が非常に難しい「ジャぱん」.とはいえ難しくなっていくのはこれから先,今回はいよいよ序盤の影の主役である店長が登場するわけですが,ものすごく頑張ったのは河内.いじけるやら蘇るやら説明するやら突っ込むやらリアクションするやらまくしたてるやらと八面六臂の大活躍.なんせ主役が純粋なボケなので1人きりでは話が回せず,河内が動き回ることで無理やり回していきます.台詞の量もさることながらテンションの上げ下げが激しく,演者にとっては非常に疲れた回に違いありません.

冒頭から凍死しかける主役で軽くご機嫌を伺った上で前半がスタート.あの状況だと死んでいるのが普通だと思うので気をつけろ和馬(苦笑).パンタジア南東京支店は和馬,河内,月乃と木下,松代の5人しかいない小さな支店で,中でも木下は地味すぎて忘れられることがネタになるくらいに地味.もちろんこの店にいる以上才能はあるのですがそれはまた別の話です.無職になることだけは免れたものの,この状況は出世を望んでいた河内にとっては逆境に違いないわけで冒頭から隅っこで丸まっています(笑).しかし周囲は河内のことは大して気にすることもなくフランスパンづくりを続行.作成するのはパリジャンで,50~70cmのフランスパン.
「フランス」パンを前にして,河内たちに語られる「ジャぱん」という思想.ここで日常消費される「ごはん」と同列と言いきっていることによってラストのあの展開につながっていくわけです.しかし思想では地位が手に入れられるはずもなく,でかい話を自信満々に語る和馬の隣でいじけ続行の河内.しかしさすがは月乃.激しくやる気を失っている河内の鼻先にあっさりにんじんをぶら下げることに成功…「なんやてー!」月乃はもちろん策士なんですが,それ以上に河内の頭が単純なだけと思われます(苦笑).ビッグやー!ジャパーん!と吼えるバカ2人.ああもうこいつらしょうがねえなあ.
和馬の太陽の手特製のパリジャンには河内たちをパリジャンヌに変える威力.「パリっ子」でないあたりは本場ものとはちょっと違うものが入っていたせい? これを店頭に出せるかを確かめるため店長の松代に評価してもらうことに.向かうは大人の遊園地.

後半はあまり遊園地ではない競馬場にやって来た和馬と河内.普通に店の作業着のまま外出してますが,それは衛生的にどうなのか…あ,帰ったら脱いで洗えばいいのか.芝生で寝ているもじゃもじゃのアフロに見つかった2人は,持っていたフランスパンを馬に投げられ,馬はかぐだけで食いません.それを「毒でも持ってあるんじゃねえのか」とその筋の人のごとく滅茶苦茶な因縁をつけるこの男,しまいには和馬を人殺し呼ばわり.…ばりばりのキッズ枠でしかもまだ4話なんだけど思いきりいいなぁ(苦笑).なんせアフロのパンは馬が食った上にリアクションまで出るわけで.馬は餌の良し悪しが区別できるんだと言い切った上に,馬の口を借りて和馬のパンを罵倒するアフロは店長.今時の主役らしく和馬のボケもまた相当に深刻で,河内がいないと話がまともに回りません.古い少年漫画の典型的な主役キャラに近い和馬の思考回路は一般社会からは明らかに逸脱しているわけで,そこをなんとか現実に繋いでいくのが今後の河内の大切な役割.肝心のパンの腕のほうはまたちょっと違う役割になるんですけどね.
店長が言うとおりパン職人はクリエイター.レシピ通りにしか作れないならばロボットと一緒という言葉も間違いではないんですが…そのパンロボットのフォルムが中途半端に懐かしいのがいけません(苦笑).ネットなんか見ていなさそうなんですがなんであの造形なのやら.そして松代の「美味いだけでなく馬味いパンをつくれ!」という命令に従い,己の首をかけてパン作りに挑むことになった新人の2人.
店長のパンはさすがに最高でパン業界の革命.日本人向けのフランスパンにはバターが含まれていますが,馬はバターのような油を嫌い,本物のフランスパンもバターは入らないらしく.さらに月乃の口から語られる店長の真意とは…妹のアレルギーに端を発したもの.8年前に妹を襲った乳製品を原因としたアナフィキラシーショック.パンは日常的に食べられる食品であるゆえに,特定のアレルギーがあっても食べられるように工夫をしなければなりません.実際にアレルギーを発症する一因として同じ食品を毎日大量にとり続けるというのがあるようで,パンの中のバターを別の物に置き換えれば発症のリスクを少しは下げられそうではあります.もちろんより望ましいのはパンだけを食べ続けるのではなく全体をローテーションさせる食事なわけですが.そんなわけでようやく納得した河内はパンづくりへのモチベーションを回復.しかし気になるのはまだ泣いている和馬.やっぱりボケているんですが(笑)その内容は程なく説明されるはずなので,次回に続きます.

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