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焼きたて!!ジャぱん#7

「商品じゃなくて広告で!の巻」

サンピエールとパンタジア南東京支店の新作パン披露会がテレビ大東京でいよいよ開催.しかし和馬の持ち込んだジャぱん57号には,致命的な弱点が潜んでいることを松代店長は知っていた.豪華な審査陣の前で披露される両店の新作パン.まずはサンピエールの模糊山は披露する,一見クイニーアマン風の新作,クイニー・プディング・アマン.中に甘みのないプリン(プディング)を入れることで甘みの変奏曲を奏でたこのパンは審査員全員が満点をつける傑作だ.もちろん和馬も負けてはいない.ジャぱん57号は売れ残りをタレにつけて揚げた歌舞伎揚げパンで,審査員を着替えさせるくらいの威力を発揮する.
だが,模糊山のクレームで審査員の印象は一転.材料が売れ残りであるという点に難色を示す審査員と観客たち.和馬は売れ残ったもののおいしいパンを無駄にしたくないと必死に観客に訴えるのだが,その言葉は人々の印象を覆すには至らない.この南東京支店の危機に,マイスター霧崎が現れた.

順調におかしくなってはきているものの,かろうじて普通の料理アニメの域にいる「ジャぱん」.とはいえ7話の段階でテレビカメラの前で闘っているのはかなり豪快なわけですが,今後の展開を考えるとこの程度なら軽いものです(笑).見所は言うまでもなく審査員とマイスター.特に審査員の歌舞伎リアクションはなかなかの力の入れっぷり.
前半はいよいよ対決開始.普通の対戦番組だとスタジオ内でパンを作成するところですが,生地作りから焼成まで大量の観客を入れて放送するには時間がかかりすぎることと,スタジオに入れられる装置では満足のいく仕上がりにならないためと思われます.審査員の中に服部先生がいるのはいいとして(笑)プロデューサーが気になるな.発表はサンピエールが先行.菓子パンの神様こと模糊山が作成したのは丸いクイニーアマン風のパン.一時期ブームともなった非常に甘いパンですが,近頃ではコンビニでも並んでますね.しかし中には特別の工夫が! その美味さとタネを切々と語る服部先生以下審査員一同.いい大人がパンに頬を染めながらエキサイトしている様が愉快です.クイニー・プディング・アマンは30点満点を取得して南東京支店は大ピンチ.しかし美味いジャぱんを出すことしか考えていない和馬は3つの揚げられたパンをご披露.口にした審査員が招かれたのは…桧舞台! 鮮やかなる早着替えで「美味なりー!」と見得を切る審査員たち.舞台も衣装もよく描けてます.このジャぱんは店の売れ残りをタレにつけて揚げたもの.直前の甘いパンとは方向性をまったく変え,しかも日本人にとっては口なじみのいいたれを使用していたために審査員はもちろん絶賛.…しかし,「売れ残り」を使用していたことが悪印象を与えてしまいます.
スーパーなどの半値コーナーでよく見ることができる売れ残り.本当にうまくて腐ってもいないのなら売れ残りだって価値はあるはずですが,日本人は特に食べ物の新鮮さには几帳面なので話がうまく通りません.まだ食べられる売れ残りを捨てる辛さは松代ですら経験してきたことですが,捨てずに済む方法は見つからないままで現在に.だからこそ,だめかもしれないが和馬のジャぱんにかけてみた松代と…マイスター霧崎.散る羽根とともに登場した霧崎は,審査員に対し別の観点を提示します.

後半は霧崎の口先と松代のフォローが大活躍で煙に巻きます.鳩とともに登場した霧崎が尋ねたのは値段.パンタジアの伝家の宝刀的存在の霧崎は,「最高の職人」という名の力と彼自身の迫力で押し切り,値段について問いただします.模糊山のこだわりまくりのクイニーアマンは,その素材の良さもあって本来はかなり高価なのを頑張って190円に.たしかに安いので観客や審査員は誉めてますが,実際に店に出す場合には店内でも格の高いパンをあまりに安くしてしまうと他のパンが割高に見えてしまうので,時期か個数を限定してプレミア感をつけるような工夫が必要だろうな.対して売れ残りを使用した和馬のジャぱんの値段は0円.元々売れ残りの商品に付加価値をつけて無料で配るということは,タレなどの材料費は全て広告費に入れるってこと.バイトを雇って1日チラシ配りさせても1日1万円くらいはかかるので,それ以下の材料費と人件費でそれ以上に客が来るのなら,決して無茶な値段設定ではありません.
ここで霧崎の指図で松代が戦いに乱入.必死のフォローのあと(笑)明日から並ぶので!と頭を下げる松代,月乃,河内.それを見ていた和馬も頭を下げて,さらに月乃はかろうじてお色気まで投入.最初から違和感はなかったんですが,出番は少ないものの純真で世慣れていない声としては月乃はこの声で正解だと思います.皆に忘れられている河内味はともかく,審査結果は両者満点というわけでドロー.実質では乗り込んだパンタジア側の勝利で終わってめでたいんですが,当然敵側の模糊山にとっては大変宜しくない事態になってしまいました.
パンの名前を間違えられた河内以上に影の薄い,認識すらされていない可能性のある木下を店に残して,南東京支店の連中は祝勝会行脚.こうしてジャぱんと和馬の存在が図らずも日本中に知れ渡ることとなります.まあ,日本中からパン職人が挑みに来たりはしない予定なわけですが(笑)同じ系列店からの注目度の上昇はいたしかたないところ.入社直後からものすごい勢いで和馬に差をつけられはじめた河内が,彼なりにあがきはじめる次回に続きます.

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