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R'sM 2004年アニメ大賞

いよいよ今日で2004年も終了.他サイトさんでも様々な今年のアニメ総決算企画が並んでいて楽しいので,自分もやってみることにしますよ.もちろんここが評価しなければならない点はたった1つ,「笑えるかどうか」です!
この1年,ここで長文あるいは短評で触れたアニメから,私的なベスト3を部門ごとに選択してみたいと思います.見ていないあるいは触れていないあるいはシリアスなアニメは評価対象から外れてますんで,どうかご了承を.ちなみに好きな大先生は手塚でも藤子でもなくひたすらに赤塚.中でも「おそ松くん」が最高です.テクニックよりはノリ重視.考えてじんわり来る高度なネタよりは一瞬で爆笑できる直球ネタを高く評価します.

<ツッコミ部門>
まずは愉快なだけではともすればダレていく作品に絶妙のタイミングで冷や水をぶっかけ,同時に視聴者の代弁をしてくれた優れたツッコミから,ベスト3を選出!

 1.ビュティ(ボボボーボ・ボーボボ)
 2.神山高志(魁!!クロマティ高校)
 3.高嶺清麿(金色のガッシュベル!)

2004年を代表するツッコミと言えばビュティさんで間違いないでしょう.大暴走する仲間と敵にコンパクトにツッコミを入れ続けるその体力はまさに可憐なる鉄人! 比較的そのまま叫ぶので話芸としてはそう高度ではありませんが,間の絶妙加減と回数が他のツッコミを圧倒しています.ボケまくる他の番組を見ているときには,つい「ここにビュティさんがいてくれたら!」と願ってしまうものです(苦笑).
2位以降となる神山と清麿は共に櫻井氏ですね.ただしタイプは大幅に異なり,どうしようもない周囲に対し冷静にツッコミつつも.油断するとまったく別の方向に話を誘導してしまうという脅威の話芸を誇る神山と,同じくどうしようもない周囲に対し熱い感情のままにツッコむものの大抵は最終的に状況に流されてしまう(笑)ヘタレツッコミぶりを誇る清麿は好対照.トリッキーな話芸の凄さから神山をより高く評価していますが,ギャグとシリアスの両方をこなせる清麿も実はかなり器用で素晴らしい.

4位以降.独特の暴力ツッコミを見せてくれたメグ(レジェンズ)とボケまくる親友とお邪魔虫に対し果敢に耐え続けた楓(ニニンがシノブ伝)はそれぞれ直球ですが魅力的なツッコミを見せてくれました.暴力ボケを受けつつも流血しつつツッコミ続けたリキッド(PAPUWA)の健闘も讃えたい.キャプテンブルーJr(ビューティフルジョー)はツッコミによってボケばかりでバランスを崩しかけた作品全体を見事に安定させることに成功.河内恭介(焼きたて!!ジャぱん)は今年よりは来年が正念場.良いツッコミを見せてくれるのを期待しています.最後,ボーボボ(ボボボーボ・ボーボボ)は主役らしいボケの入った暴力ツッコミを評価.彼が凄いのはボケとツッコミ,両方完璧にこなせる点ですね.

<ボケ作品部門>
何かの間違いで(笑)作品そのものがおかしくなってしまい,ひたすらにボケ続けた作品について特に表彰します.視聴者に対する無謀な信頼がなければ制作不可能な脅威の作品はこちら.

 1.ギャラクシーエンジェル
 2.アークエとガッチンポー
 3.クラッシュギアNitro

この部門は「ギャラクシーエンジェル」のためにあると言い切っても過言ではありません(笑).たった1クールですが登場人物全員で投げまくったその雄姿は首位に相応しい.特に優れたボケ・ツッコミがいるわけではありませんが,それぞれが忠実に己の役をこなし,笑いをとっていくという劇団的な芸風を評価したい.
2位は一応ツッコミ役のタケシがいるもののほとんど役に立たないくらい作品のボケがひどい「アークエ」に差し上げます.いや,本当に作品全体が無茶苦茶なので,来年の時間変更が楽しみです(笑)! 3位は抜群の電波を放って自分を魅了した「Nitro」.笑いの面では元々主役の勝の不条理なボケが凄かったんですが,そのボケが中盤以降全体を包み込み,終盤に至っては作品そのものの1つの味になってしまったあたりが素晴らしかった.

4位以降.あまりにも真剣すぎるのが面白すぎた「リングにかけろ」と,きちんと笑わせることを狙って中盤を作りこんできて見事にハマった「光と水のダフネ」が良かった.「マイネリーベ」はリンかけ型なんですが,終盤の展開で我々をどこまで笑いのめしていただけるんでしょうか.非常に楽しみです(笑).

<ボケキャラ部門>
お笑いの花であるボケ.時には知的に,時には不条理に,そして時にはどうしようもなく下品に(笑)高度な技術力で画面を縦横無尽に駆け回った脅威の花たちを表彰!

 1.首領パッチ(ボボボーボ・ボーボボ)
 2.メカ沢新一(魁!!クロマティ高校)
 3.ケロロ軍曹(ケロロ軍曹)

バラエティ豊かな芸人を揃えすぎた(笑)「ボーボボ」ですが,首位となれば首領パッチ以外は考えられません,ボーボボとの絶妙なコンビ芸も恐ろしいですが,ピンでも十分に見応えのある舞台を作り出せるその才能は首位にふさわしい,十年に1人の逸材.
次点はこれも多彩な芸人を揃えた「クロ高」を代表してメカ沢を.笑いが取れる絶妙な見た目とそれに嫌なくらいはまっている声,さらに漢気溢れる態度と天然ボケとしては今年最強でしょう,3位はベテランらしい見事な演技力を見せてくれた軍曹に差し上げたい.爆発力には劣りますが,笑いを取るために計算された正統派の気持ちのいい演技が素晴らしかった! この3人は本当に素晴らしいんですけども…人外ばかりになってしまったなぁ(笑).

4位以下.音速丸(ニニンがシノブ伝)は状況を理解してなおかつボケている老獪な芸風.ボケでは今年の若本氏の活躍は目覚しく,ゲストですがビクトリーム(金色のガッシュベル!)の突き抜け具合も凄まじいものがありました.忍(ニニンがシノブ伝)はシンプルかつ愛らしいボケというかお色気ボケというか…ともかく目の保養ではトップです(笑).ボケは少数の番組に逸材が揃い,OVERとのコンビネーションが素晴らしかったところ天の助(ボボボーボ・ボーボボ),その考察方向がお笑いマニアには他人に思えない山口ノボル(魁!!クロマティ高校)にも触れておきたいところ.さらに最近デビューした作品を台無しにしかねない深刻なボケの太刀花リク(陰陽大戦記)と,今すぐビュティさんを派遣したい精神年齢小学生コンビオルフェ&ルーイ(マイネリーベ)もまた非常に有望です.
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今年はやはり「ボーボボ」の完成度が圧倒的でしたね.超高スピード・高密度で展開されるとんでもないネタの数々はこれまでのどのジャンルのギャグとも質が違う,まったく新しい何かなんですが,バラエティ番組風味溢れる原作の勢いをそのまま映像化した技術力を高く評価したいです.適当にやっているように見えて実際は非常に高度な計算の上に作られているこの作品は,普通のアニメの歴史には残してもらえないと思うんですけども(笑)完結していない現状であっても,間違いなくギャグアニメの歴史に残る大傑作だと思います.
より一般受けを考えて絶妙のコントロールがされていたのが「クロ高」と「ケロロ」そして「シノブ伝」でしょう.誰もが安心して見られるように丁寧に作られたこの3作は実に良質なギャグとなりました.中でも丁寧でありながらかつ笑いの爆発力も兼ね備えた「クロ高」は傑作と評価するに相応しい.
「ボーボボ」と同じく独自の笑いを強く押し出し,一般受けを犠牲にしても芸を突き詰めたのはボケ番組部門の「ギャラクシーエンジェル」「ガッチンポー」ですね.どちらもやる気でやっているので怒っても反省しそうにないところが大好きです(笑).作品の雰囲気ぶち壊しすら厭わない「ガッシュ」や「陰陽」のギャグパートもこちらに入るかな.
一方意図があるかどうかは不明ですが,作品そのものが何かをやりすぎて(笑)天然ボケと化した「Nitro」「リンかけ」「マイネリーベ」は見る側に通常よりも高度なお笑い解読能力を要求するものの,そこから染み出す天然の味わいが素晴らしかった! 特に「リンかけ」「Nitro」の感動してるんだか呆れて笑ってるんだかわからないという異様な精神状態は,未体験の方にぜひ一度味わっていただきたいですね.

そんなわけでこのサイトとしては,今年は見るべきものの多い,非常に楽しい一年でありました.来年も徹底的に笑いのめしてくれる素晴らしい作品が次々に出てくることを期待しつつ,年末のご挨拶とさせていただきます.
では皆様,よいお年を.

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金色のガッシュベル#88

「報いのことばに溢れる涙の巻」

ゾフィスのかけた心の罠をシェリーは打ち破り,再び親友のココをその手に取り戻す.ブラゴに負けて動けないゾフィスと,まだ眠ったままのココ.しかしゾフィスは,彼がかけた陰険な最後の罠の存在をシェリーに教えて笑う.特別な精神操作を受けたココだけは,ここまでの悪行の記憶を持ったままで正気を取り戻すというのだ.このままではココは苦しい記憶ゆえに命を絶ちかねない.シェリーはゾフィスに記憶を消すように迫り,さらに恐ろしいブラゴがゾフィスを脅迫する.魔界に帰ったあとのことを考えれば,ゾフィスはココの記憶を消すことを承諾するしかない.そしてようやく,シェリーの長く辛い戦いにひとつの終止符が打たれた.

石版魔物編最終回となる「ガッシュ」.今回の主役は原作の通りシェリーとブラゴ.ここまでは,精神面ではシェリーが前線で戦い,ブラゴがバックアップするという体制だったわけですが(笑)本当に重要な局面で前線に出た上に,最高の脅しを見せてくれるブラゴが素晴らしい.ガッシュ組の別れはごくあっさりなのがちょっと物足りなかったんですが…でも,エピローグのシェリーとココの場面にたっぷりと時間を使い尽くすのは正しい.私怨が消えパートナーへの借りが増え,さらに主役らしくなるシェリー・ブラゴ組のかっこよさを堪能してください.

前半は前回の続きから.ゾフィスの抵抗も空しく,シェリーはようやくその手にココを取り戻します.人の心を操るという能力ゆえに,その心の力の本当の強さを甘く見ていたのがゾフィス最大の敗因でしょう.終盤ではあのイヤリングを着けていたココも含め,ゾフィスの周囲には味方が一人もいない状態でしたからね.そんなわけで石版魔物編最後のエピソードもようやく終局へと向かいます.ここでガッシュ組もシェリーたちの側に集まるわけですが,ブラゴたちが倒れるまで介入はしないという約束と物語の重力に従って,仲間の介入を止めさせる清麿.ゾフィスの逆襲があっては困るから,こっちはこっちで…と回復していたんじゃないかと.
しかし,ゾフィスはここで「ココに幸せは戻らねえのさ」と最後の抵抗を.己のパートナーに最後の罠を植え付けていたゾフィスはさすがボスらしくどこまでも卑劣です.優位なときは丁寧で,劣勢になるほど汚い言葉遣い.特に汚い言葉でシェリーに対して告げるのは,心が元に戻っても,悪いココの記憶は残るという恐ろしいプレゼントの存在.己の悪行が残るがゆえにパートナーを苦しめる.だから自分を殺したり消したりすることはできない…というゾフィスの最後の盾は確かにシェリーには有効.罠の存在を予想し,ゾフィスを怒りにまかせて消さなかったシェリーの判断は正しかったものの,どうあっても精神的に優位に立ちたい罠を仕掛けたゾフィスは解除を拒否.もう少し心に余裕があれば,解除を仕返しのネタではなく交渉の材料にするんだろうけども.もう一息でココをトンネルの外へと連れ出せる,その直前で歯噛みすることになったシェリーは,悔しさ,絶望,憎しみ…それらを込めてゾフィスの名を絶叫します.
ここで今回真打のブラゴが登場.「お前逃げただろ」とゾフィスの心の弱みにつけ込みます.ここまで見てきておなじみのとおり,ゾフィスが執拗に狙っていたのはあくまでもシェリーであってブラゴではありません.さらに遺跡に来ようとするブラゴたちを強い石版魔物が邪魔しに来たというエピソードまでつけ加え,「お前はオレが怖くて仕方なかったんだ」と宣言.記憶喪失のガッシュはともかく他の魔物の間ではブラゴの怖さには定評のあるところ.自分のパートナーがそのブラゴのパートナーの友人だということが分かったとき,ゾフィスは一体どんな気分だったのか.そのとききっと感じたであろう恐れがここで現実に.魔界に帰ってまで,あのブラゴから逃げ続ける根性なんかありません….
ブラゴの一言でゾフィスは完全敗北.もはや笑みを浮かべる余裕もなし.そこそこ切れる頭を使い,己の自分勝手な考えで卑劣な行動を取ってきたゾフィスですが,恐怖と悔しさの涙を流す姿は確かに子ども.この屈折した役を見事にこなした声の演技は,シリーズ全体を通して素晴らしかった!
そして,ようやく長かった戦いに勝利し,こちらは喜びの涙を流すしかないシェリー.彼女がどんな苦難の道を歩み,己の身を削っても手に入れたかったものを与えてくれたのは,いつも先を歩いていたパートナーのブラゴの,力ではなく言葉だったのです.

後半は石版魔物編の終結とエピローグ.まずは今回の主役組であるシェリーたちが一時ヘリで退場.間際にはガッシュたちと軽く言葉をかわしています.一段落ついて心に余裕のできたシェリーはガッシュを誉めてますが,しかし次は恐らく敵同士.こんな風に会話するのはもしかすると最後の機会なのかもしれません.シェリー一行は感謝の言葉を残し,勝者を賞賛するかのような美しい青空へと消えていきます.
青空の下で,清麿がため息をついてからがガッシュ組のエピローグ.パートナーと別れる,最も辛い経験を負うことになったナゾナゾ博士が一同をねぎらう言葉をかけるというのが切ない.静かな音楽の中で役割を果した喜びを味わう一同は,今後もそれぞれ良い王を目指すために戦うことを決意.今回の長い戦いでは,もう役立たずではなくなったキャンチョメ組と心強い戦力になってくれたウマゴン組の活躍が際立ってましたね.そして石版魔物編のテーマそのものでもあったレイラは,ガッシュたちに最後のお願いを.石版となってからここまでの長く辛い時間を考えれば,もはや役目を果したレイラをこの世界に留める理由はありません.千年後の魔界だって,そんなに悪い世界じゃないはずですし.変な効果音(笑)つきでアルに登り頬にキスするレイラ.千年前とこの時代と,真のパートナーを2人得た稀有な魔物となった彼女が帰還して,実に長かった石版魔物編の本編は無事に終了し,原作準拠でさっぱりと,ガッシュ組はそれぞれに解散していきます.ここ,もう少し膨らますかと思ったんですがさっぱりしてましたね.
最後は石版魔物編のサブエピソードとして残ったシェリーとココの物語のエピローグ.シェリーはあの白い勝負服ではなくなってます.病室で,いつもとは違う笑顔を浮かべるシェリーと,意識を取り戻し,言いたいのに言えずにいるココ.部屋から去ろうとするシェリーを引き止める,ココの叫び! …友を助けたいという思いだけでここまで来たシェリーには,その気持ちが一方通行でもかまわないという覚悟はあったはずだし,むしろココに覚えていてもらっては困るわけですが.それに報いてくれたのがココの叫び.無二の親友がくれた精一杯の感謝のことばがあれば,シェリーは本当にもう,何もいりません.
ようやく闇から抜け出した2人の少女の運命を切り開いたのは,確かな善の心.そして青空の下を,ブラゴの願いを叶えるためにシェリーは再び歩き出します.王を決める戦いではブラゴが先行し,ココを取り戻す戦いではシェリーが先行していたちぐはぐな2人の歩調は,ここでようやく隣同士となり,一緒に進めるようになりました.

石版がクローズアップされた48話から実に40話をかけた大長編,石版魔物編はここで終局! 長かった物語を情感込めて飾るエピローグが終了し,ガッシュたちもやっともちのき町の日常に戻ったのかと思ったら…いや,Vがいるのは日常じゃない.そんな日常は勘弁してください(笑)!というわけで次は本当に久しぶりのギャグ回の模様.シリアスが心底苦手な自分にとっては,79話以来の書きやすそうな回がうれしくてたまらない(苦笑)次回に続きます!

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写真・年末年始帰省ツアー:1

このサイトでは毎度おなじみ,旅行のお伴の写真記事です.
今回は北海道の田舎へ帰省.ちなみに昨年は飛行機に乗り遅れるという珍しい失態をさらしまたんで(苦笑)今回はそこそこ余裕を持って出かけようと眠ったあたりから話ははじまります.あ,睡眠時間確保のために年賀状は断念しました(笑).3日,戻ってから書きますんで御覧の関係者はご了承ください.

朝,昼飛ぶ飛行機に乗るため起床.前の日ほとんど準備が終了していたので,戸締りなどを完了するため窓を見に行ったら,


雪が降ってやがります.
…早いよ! それは向こうについてからだよ! 間を読めよ(苦笑).

しかし,行かないわけにもいかないので雪のなかを出陣.濡れた状態で電車に乗って羽田へと移動.余裕があったので大江戸線から大門-品川経由で羽田空港というコースをとってみました.時間はかかるけれど上下移動が少なくて,席が空いているのはいいかも.

 
11時半頃には空港に到着.ターミナルが2つになったので掲示がたくさん出ています.窓口や床面積が増えたこともあって,例年のようなあまりひどい混雑は起こしていないようです.土産を買ったりうろついたりしたあとチェックイン.

 
で,13:10発のはずが…搭乗手続きが始まりません.原因は機体の到着遅れ.恐らくこの天候と年末の過密の相乗効果じゃないかなぁ.実際は30分遅れで出ることになりました,近くのテレビで見たら混雑している羽田の映像が流れてちょっと面白かった.

15時には北海道に到着.本州で着ているとひどい寒がりみたいだった服飾装備もここでは適度.夕方,一面の雪景色が見せる色は東京では絶対に見られないような鮮やかな色合いで美しい.

家に到着したのは17時で,直後爆睡の上,今に至ります.外はいい天気.
今晩もマイナス20度突破の予感.
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ゆかねカムパニー2: 陰陽大戦記 第13話 「二人の絆」でまた触れていただきました.「ワタル」の頃からキャラ中心の和風異文化モノは特に大好きな路線で,それゆえに必要以上の気合を込め,全力で書いてしまっていますが,かなり頻繁にやりすぎたり間違ったりしてますんで話半分でお願いいたします(笑).
C.Mayaさんの陰陽大戦記レビューは,柔らかい文章で1点を一心不乱に見つめている姿勢が大好きです.「この視点だとこう見えるよなぁ」と面白がれるだけでなくて,見落としていた鋭い観点にはっとさせられることも多いです.そんなわけでモモちゃんと電車については,C.Mayaさんにおまかせしたいと思います(笑).
そしてここでは足りないもう一味については,ふくまめさんのアニメ日記の「陰陽」レビューが素晴らしいのでお勧めです.GBAソフトは買いました.冒頭からものすごいネタバレで倒れました.

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はじめましてとか最終回とか帰省とか

まずはいつも見ている皆にはあんまり関係のないご挨拶を.

「しりとり」情報を探していらっしゃいました皆様,はじめまして.Rowenと言います.好きな芸能人は伊集院光,最近好きだったドラマは「怪奇大家族」,好きなアニメは「ボーボボ」など右側のリンクにある奴(笑).M-1はアンタッチャブルに投票してました.主に超長文のアニメレビューをやっていますが,面白ければ何でも好きなので,「しりとり」も2回から書き起こしています.
ここのレビューは,どれもこれも文字が多かったり間違ったり他の人と解釈が食い違ったりしますが(笑),データ的な正確さよりは自分の受けた印象や躍動感を文字で叩きつけることを目指していますんで,どうぞご勘弁ください.
ただ確実に言えるのは,どんな書き起こしよりも実際の映像のほうが面白いということです.もし運良く関東にお住まいで,今回初めて見て気に入った方はぜひとも一緒に「しりとり」を追いかけましょう.本物は,どんな文字よりも絶対に素晴らしいですから!

…というわけで挨拶終了.「しりとり竜王戦SP」の放映直前からいらっしゃる方が増えましたんで,あわててご挨拶した次第です.たぶんアニメレビューはまったく興味のないお客さんたちにここがどう映るのか不安なんですが,「しょうがねえなあ」と諦め顔で笑っておいてください(苦笑).
ちなみに他の「しりとり」関連サイトとしては,

 燃えよ!しりとり竜王戦
 luminessence@筋少ちゃんdiary - 「しりとり竜王戦」感想一覧

リンクしていただいたりとても好きだったり.他にも記録だけを淡々とまとめたとても見やすいところがあったはずなんですが,URLが見つからないので断念しております.
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ここから先はいつもの奴(笑)! 最終回の感想・第2段.

△サムライガン 3:2:1
最近規制が厳しくなってどこも描写が薄くなっている中,テレ朝最深夜という地の利を生かしたどぎついエログロっぷりがなかなか.このシリーズ単体で完結しているわけではないので高評価はできませんが,レイアウトと色合いだけを武器にして繰り広げられた省エネ演出と,常に寂しさの漂う意外と骨太の物語は,時間帯とあいまって結構面白かった.

△うたかた 3:2:2
最初に期待していたほどの凄さはありませんでしたが,作り手がしっかりあがいていたのでよし(笑).出てくるキャラが毎度いろんな意味で壊れていく中で,必死に己を保とうとする主役がとても良かった.上質…とは言いにくいですがこれは独特の味のジュブナイルに違いないので,主役たちと同世代から少し上の人の中には,ものすごいハマリかたをする人が出てもおかしくないですね.

△ローゼンメイデン 2:3:1
確かに真紅の高貴さには一目置きたい魅力があったんですけども,折角の深夜大人向けのはずなのに肝心の物語が薄い.キャラとバトルの描き方を変えれば日曜の朝に子どもが見ていても問題ないつくりってのは,難しいことをやろうとして大失敗するよりはマシなのかもしれないけれど…本当にそれでいいのかどうかは判断の分かれるところ.

○ふぁいなるあぷろーち 4:2:3
要するに駄菓子を作ると言い切った上で本当においしい駄菓子を作ってきたわけだから,やる気でやってる奴は責められない(苦笑).物語の整合性とか繊細な心理描写とか奥深い味わいとかをさて置いた(笑)おかげで,ノリ良く軽快でしょうがない物語に仕上がっています.あまりにも癖が強すぎて,ともすればものすごく嫌なキャラになりかねない主役たちに親しみを持てたのは,あの基本的に能天気なノリのおかげだと思います.楽しかった!

○蒼穹のファフナー 4:1:1
一般が低いのは序盤が辛すぎるため.最初本当に辛かったけど,頑張って見続けてよかった! ありがとう冲方先生,「カオスレギオン」完結おめでとうございます(笑).嘘臭くてどうにもならなかった序盤,何度も諦めかけたんですけども中盤から物語が息を吹き返し,登場人物にも血が通ってきたのが凄かった.最初からこの凄さがあればもっと幸せな作品になったはずなのに勿体無いよなぁ….最終回の目まぐるしい展開は,冲方小説の怒涛の終盤をそのまま映像化したかのような情報集積度で,自分はかなり楽しかったです.

とりあえずこんなところ.シリアスには厳し目ですいません.
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さて,明日から田舎に帰省することになりました.戻ってくるのは3日の予定.その間は特別編成として頻繁に北海道の風景などをお見舞いすることになりますんで,どうぞ皆様ご覚悟をよろしくお願いします(笑).現在貯めている「ガッシュ」「怪奇」「ジャぱん」そして「しりとりSP」は,帰省中に時々アップする予定なのでのんびりとお待ちください.

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ケロロ軍曹#39

「今年最後の名人芸の巻」

(A)クリスマスを前に気合の入るケロンが一匹.浮かれたペコポン人の隙を突いて侵略しようという軍曹の計画は,ボーナスをせしめてガンプラを買うためのもの.しかしこの計画からあっさり離脱するドロロとタママ.特にタママの発言にひっかかった軍曹は,先にクリスマスについて調べてみることにする.

(B)大掃除を前に気合の入るケロンが一匹.日向家の掃除を一身に担ってきた軍曹は,フル装備の上で大掃除の現場総指揮を取る.ペコポン侵略とは段違いの迫力で指示する軍曹は,おばあちゃんの知恵袋的掃除小ネタや自分を棚に上げた詭弁を披露しつつ大掃除を遂行していく.

今時滅多に見られないような時事ネタすら淡々とこなす実力派の「ケロロ」.この芸の幅の広さが実にプロっぽい.今回は軍曹が両編とも主役らしく大暴れで声も含め演技のバリエーションが特に素晴らしい.でも,侵略より掃除に生き生きしてるってのは指揮官としてどうなのか.
前半はクリスマス.この浮かれた季節に乗じて侵略計画を実行しようとする軍曹は珍しく真面目なのかと思ったら,当然のように目当てはガンプラ.視聴者もギロロも,もう期待なんかしちゃいけないとわかっていながらついつい無駄に期待してしまうんだよなぁ(苦笑).この計画,ギロロとクルルは乗るものの,卑怯ということでさっくりドロロが撤退.その拒否は当たり前すぎて,出番が減るだけなんだけどいいのか? それに比べるとタママの「三太さん」からプレゼントをもらうために辞退,というネタは何度も回想してもらえる良いヒキです.クリスマスについての知識のない軍曹は,計画のためにもまずは情報集めすることに.
ネット検索で調べる軍曹と,直接夏美さんに聞いてみるギロロ.心温まる情報に魅入られそうになりながら初志貫徹に突き進む軍曹に対し,夏美さんのコメントであっさりゆでがえるとなり取り込まれるギロロ(苦笑).そもそもガンプラには興味がなかったというのもありますが,夏美さんが絡むと軍曹より情けないところも相変わらず.さらにクルルも秋ママさんにパーティに誘われたので脱落で,軍曹には一人ぼっちの戦争をやる根性もなくガンプラはなしと決定し…タママの語ったサンタさんのクリスマスプレゼントにすがるしかないというのは実にお約束.
サンタさん情報を冬樹から入手しようとするも,あまりにも詳細すぎてあっという間にお手上げになる軍曹.さすがは冬樹,オカルトマニアゆえにこの手の情報にも詳しいなぁ.サンタにプレゼントをもらうために駆けずり回る軍曹ですが,「なんでもお見通し」という言葉を思い出して愕然となりつつも,556とラビーさんの手伝いで善行を地道に積むことに決定.こんな一時的な善行にどれほどの効果があるのかはわかりませんが,楽しいクリスマスパーティもケーキもアルバイト代もなしで必死に働く軍曹がちょっぴり哀れ.バイト代があればきっとガンプラ買えたんだろうけどね(苦笑).そしてくたくたの夜,滅私の働きを評価した誰かが軍曹にもプレゼントをご提供.きっとこれは,ペコポンの文化にケロンを組み込もうとする誰かの陰謀に違いない.

後半は時期的に気になるけれどもできない(笑)大掃除.基本的に非常に面倒くさいイベントなんですが,異様に光り輝くのは我らが軍曹.なんせここまでの9ヶ月間で軍曹がまともに身に着けた唯一のスキルが日向家の家事.自信満々で現場総指揮にあたる軍曹には逆らいがたい指揮官の風格が漂います.このカリスマ性を侵略作戦の時に発揮できればこんな話にはなっていないんですが…(苦笑).掃除用オプションをフル装備の軍曹は,居候のギロロを含め部下を動かし掃除に邁進.
頭に装備したミツケール君でダメな掃除を発見した上で直ちに是正していくお掃除軍曹.窓掃除には新聞紙,畳には茶殻&箒.奥さんこれ覚えて帰って下さいよ的な知恵をご披露する軍曹.茶殻の部分で無駄にトレビアンなパリ風なのが,なぜか異様におかしいぞ(笑).掃除は埃を効率的に取るのも重要ですが,大切なのは捨てられないものを減らすこと.本を整理する冬樹は軍曹の口車に乗せられて本を供出してしまいますが,どうしても整理できないものは他人の冷たい目で分類してもらうってのは一つの手でしょうね.もちろん本当に大切なものは真っ先に別にしておきたいところですけども,意外と図書館には同じ本があったりするもんですよ.片づけるのに必要なのは,新しい本に出会うために捨てる勇気…ということですが,あの本を捨てずに古本屋に持って行けば新しい本との出合いもぐっと近づくのでさらにお勧めです.散々口先で盛り上げられたあと,軍曹がガンプラを死守していることを知った冬樹の落ち込みぶりは,やっぱり気の毒(苦笑).
軍曹の小姑のような大活躍のおかげで家はぴかぴかに.いつも壊したり惑星レベルで掃除したりのモアさんには,新鮮な体験だったようでよかったですね.それからギロロ,ゴミの野焼きは論外なのでやめなさい.合成繊維を低温で燃やすなんてのは最悪ですよ! そして軍曹,間違った掃除を正したいのはわかるけれど,夏美さんの風呂場に突入するのは…夏美さんが浴槽から出ているタイミングを狙いなさい(笑).夏美さんにぶっ飛ばされて頭を燃やす軍曹,お約束なんですがよく燃えてるなぁ.
仕上げは年越しそばを食べながらまったり.来年も日向家とケロンたちの細く長い縁は続いていくわけですね.相変わらず「時そば」知ってて除夜の鐘を知らないというバランスの悪い知識をご披露する軍曹には,来年もまだまだ学んでもらうべきことは多そうです.大晦日のテレビでは格闘技…ってテレ東だから「でぶや」のほうがいいんじゃないかな(笑).実にこの作品らしい手堅さの,きりっとした名人芸で締めたところで来年の次回に続きます.

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陰陽大戦記#13

「二人一緒に笑えるようになるまでの巻」

ランゲツとの戦いで消耗しきったコゲンタは新太白神社に運ばれ,ホリンの回復の術を受けることに.そこになぜか突然やってきたのはモモとリナ.リクはコゲンタが心配で,ナズナはリクを休ませたいのだが,モモとリナがいると治るものも治らないとコゲンタに言われたために3人は京都見物に出かけることに.残ったコゲンタはホリンに,リクとこれまでの戦いについて語る.最初はダメ闘神士だったリクも少しはマシになってきたが,コゲンタに言わせれば「しょうがない奴」だ.

04年下期中の作品の中でもトップクラスの「陰陽」.今回は総集編なんですが,ここまでたった12話しかないはずなのにいろんなことがあったなと感慨深いものがあります.1話の時点ではここで書くにはまともすぎて作品に申し訳ないかもと思ったんですが,その後連中のボケがかなり深刻なことが判明し(笑)一気に書きやすくなりました.正直,一番怖いのはリクの日常が中盤以降に大きく崩れることなんですが,まあそのときは泣きながら書くかな.

前半はサブタイトルから始まっているのが新鮮.前回の激闘で倒れたコゲンタを回復させるため,ナズナはダメージが残ったままのホリンを降ろして術をかけることに.震坎乾坤…と言いかけたところで思いがけない面子が新太白神社に乱入.しばらく出番のなかったモモとリナが登場! リクをあっさり発見した上に,いきなりナズナさんと鍔迫り合いを開始するモモちゃん.そして拡大版でお届けされるモモちゃん妄想特急…話の本筋に何の貢献もせず己のエゴを画面にぶつけるなんて,ある意味ユーマより性質が悪いモモちゃんに見込まれてしまって辛いなあリッくん(苦笑).とりあえずリクは年下好みとかじゃないと思うので,無理に奪い返すよりは休ませてやってください….
新太白神社にモモたちが来ることができたのは,前日リクが連絡したのか,それともリナの能力でコゲンタの居所を察知したのか.状況をわきまえない点ではさらに上を爆走しているリナが居ては辛いので(苦笑)コゲンタはリクに京都見物を勧めるわけですが,リク本人はコゲンタをひどく心配.しかし,「こんなんじゃ…治るもんもなおらねえ」「特に,あいつがいると休めねぇ」という修羅場ぶり.結局3人は式神たちとナズナとテルを残して外出することに.で,テルは境内の掃除係に.ちなみにリクが明日学校に行かなければならないってことは,今日は日曜ってことかな.ならば京都に来たのが土曜で,じいちゃんが目を覚ましたのが金曜以前…ってことは学校はさぼってはいないようで.
やかましい一同が出かけたあと,ナズナとホリンは回復術を再開.震坎乾坤離兌巽離震…ということで「震坎兌離」の四方以外の斜めの音が入ってますね.これはより古い体系には含まれるということなのか.そしてホリンの術に癒されつつ,「なかなか立派な闘神士」について語るコゲンタ.
そりゃもうひどかった1話のリクは,神操機をまともに振ることすら一苦労.さらに2話では孤月拳舞以外の印を知らないことが判明して大ピンチ.その後印探しと修行をしないと駄目だとコゲンタが急かし,しかしリクがなかなか行かない…というのが7話くらいまで続いたんだよな.のんきでもたもた,頼りないし知らないし…と闘神士リクに対する不満を絶好調でこぼしながらも,最近は戦いに対し,指示より前に印を切ったり自分の判断で符を使ったりと少しはマシになったことを誉めるコゲンタ.スイッチの入ったリクが自分なりの意見を主張するようになったのは5話くらいからですが,より能動的に動きはじめるきっかけとなったのはやはり9話.ただ,現状ではリクのコゲンタに対する思い入れがあまりに強すぎて,闘神士として式神をその性能ぎりぎりまで使いこなす…というレベルには達していません.コゲンタが傷つくことをひどく怯えるのは,コゲンタの能力に対する信頼が足りないから.こんな状態では格上の相手を前にしたとき取れる戦術の幅がひどく狭いものになってしまう,というのは前回の戦いでも露呈してましたね.

後半はリクのダイジェスト.目の前で相棒が死にかかったり暴走したりという凄まじい戦いを経験したのと同日に,京都を引きずりまわされるリク.やたら喋るモモ,挙動不審のリナ,それを見守るリクはひたすら無言という絶妙のトライアングルぶりが素晴らしい(笑).さらに市場ではリュージまで合流.ボート部の付き合いの良さにもはや微笑むしかないリク.事情を知っているからこそ本当に心配だったんだろうけど…でも,同じボート部の仲間のためとはいえ,こいつら旅費はどうやって工面したんだ(苦笑).目当てのオカルト店が開いてなくて落ち込むリナが見つけたのはしっぽのキーホルダー.それを見て,置いてきた相棒のことがまた心配になるリク.手にしたことから非日常への扉を開いてしまった神操機は,彼にとっては災厄の箱でもあるはずなんですが,持っていないことを心細く思うほどに依存しているようです.
コゲンタの回想がリクとコゲンタのバトル中心だったのに対し,リクの回想は戦い以外の光景や出会った人々も豊富.1話では本当に何も知らなかったリク.祖父と学校程度のごく狭い世界で生きてきた彼は,祖父を助けるために闘神の世界におっかなびっくり踏み込んでいきました.闘神についてわからないリクがボケてコゲンタがツッコむ,というコンビネーションも結構早いうちから確立してたなあ(笑).リクはコゲンタから闘神を学び,その中で自分がどのような立場に立つのかを確認しながらここまで来ました.その思い出にはコゲンタだけでなく,モモたち学校の仲間や,ユーマ,マサオミ,テル,ソーマ,ナズナといった闘神士たちとのエピソードも数多く含まれています.闘神士とならなければ出会うことのなかった人々との交流もまた,リクの心を育てているようです.気がかりなのは仲間に対する強い守護の心.心底孤独を嫌うゆえに,コゲンタやモモたちやソーマといった仲間のことを本当に大切に思っているからなんでしょうが…もしその味方に裏切られたら,リクはどうなってしまうんだろう.大降神よりはそっちのほうが気にかかってしまいます(苦笑).
リクにもあまりにコゲンタに怒られ過ぎという自覚はあったようで,少しはなんとかしたいみたいですが…たぶん生まれつきだから,根治は無理だな(笑).怒られダイジェストをバックに,口はすごく悪いし乱暴で自分勝手で強引で負けず嫌いで無茶ばっかりで危なっかしい…と本人に聞こえないのをいいことに苛烈なコゲンタ批評を展開するリク.出会った時には,そんな批判がさらさら出た上にしかも一緒にいたいと思うようになるなんて思わなかったに違いない.基本的には怒られてばっかりなんですが,時折誉められたり認められたりするときには本当にうれしいんだろうなぁ.こいつ.
夕方,見物からの帰り道,リクは荷物を手に走り出します.コゲンタの治療もちょうど終了.ナズナが真面目にやっている最中に誰かが中断する,というのは繰り返しの笑いですが,今回はリクが飛び込んで,コゲンタのところに走り寄って涙ぐんでしけたつらといわれて笑われて,そして,やっと2人で一緒に大笑い.元々の性格が違いすぎるのでまだまだ息ぴったりとはいきませんが,この笑いがそのレベルへの最初の一歩ってことになるのかな.

リクたちボート部一行は帰還.モモちゃんは大人気ないのでナズナさんに噛み付くのはやめてください.それはたぶんリッくんに対しては逆効果だ(笑).テルも新太白神社を追い出され,一体どこをさ迷うことになるのやら.とりあえず生き残り,コゲンタと離れるのが辛いと痛感したリク.ヤクモに邪魔されたことで計算が狂い,爪を噛むマサオミ,そして古い太白神社の前から消えるヤクモ.前回離脱したユーマも含め闘神士と式神たちは一体どこへと向かうのか.次回に続きます.

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焼きたて!!ジャぱん#10

「パンはあまり出てきませんの巻」

パンタジア新人戦の開催まであと3週間.覚悟を決めた河内は筋力トレーニングに励むだけでなく,己のプライドを賭けて和馬に宣戦布告する.河内に嫌われたのだと誤解して落ち込んだ和馬だったが,店長からお前は河内に漢として認められたのだと聞いてやる気を取り戻す.逆に河内にライバル宣言した和馬は全力で河内と戦うために岐阜へと向かう.

いよいよ開幕する新人戦…ということでこれまでとは一段雰囲気が変わってきた「ジャぱん」.徒歩で材料探しや肉体改造程度なら可愛いもので,今後待つのは相当無茶な仕込みとそれに対する無謀なリアクション! 今回の場合は,特にその片鱗が現れる前半の高揚感が素晴らしい.後半はついに動き出す和馬より,和馬のじいちゃんたちの暴れぶりが目立っているかも.
前半は,亡き父の思いを背負い夢を掴むために肉体改造に勤しむ河内からスタート.新人とはいえ全国から選ばれた強豪と互角に戦うためには,太陽の手甲を手に入れることは確かに重要で,その気合の充実ぶりは月乃さんも認めるところのようです.両腕にパワーリストを装着して鍛え上げる姿はまさにすごいフックとか撃ちそうなボクシング漫画(笑).鍛え上げたこの腕力で,和馬には死んでも負けん!話しかけるな!と絶縁を言い渡す河内.ただし,大阪パンで予選は通過できるだろうし,太陽の手甲を手に入れればテクニック面では和馬と互角に戦えるかもしれないけれど,肝心のパンに対する発想面の強化はどうなっているのやら.和馬が強いのは「ジャぱん」というネタの引き出しをしっかり持っているところだからね.
一方本店では黒柳が犬を使ってパンをチェック.この麻薬捜査風の極端な行動もまた,今後本選で待つとんでもない展開を匂わせております.犬の鼻で防腐剤を使用したパンを探し,これを容赦なく失格させていく黒柳のところには同じ新人の諏訪原が.入社試験での因縁ゆえに和馬と河内には特に思い入れが深い彼も,パン職人としてのプライドをかけて雪辱戦に挑みます.和馬たちを倒すという目的の前には,本社出場のプレッシャーは眼中にないようで.そんな気合を高めるべく真剣で巻き藁を斬っております.武術の面で超一流の才能を持つ諏訪原ですがパンは生の道ということでパン職人に…犬といい剣といい,どこがパン漫画なんだろう(苦笑).
ライバルと舞台が盛り上がる中,河内の宣戦布告で落ち込む主人公和馬.田舎から一人出てきてはじめて仲良くなった河内からの拒絶に,思いのほか激しく落ち込んでおります.声をかける店長に対し非常にゆっくり振り返りゆっくり戻る間が素晴らしい! 落ち込む和馬に,嫌われたわけではなく認められたのだと主張する店長.嫌いな奴のために一生懸命やる奴はいない,というのはなかなかの名言.そして漢の礼儀は全力だ! ライバルだ!という熱弁の途中で和馬はいなくなり,残されて盛り上がった上にアフロを掴む店長が良い外しっぷり.もちろんパンづくりにアフロが必要かどうかとかそんなことは考えちゃ負けだ(笑)!
店長の檄によって立ち上がって和馬は旅支度の上,岐阜へ! 河内をライバルとして認めるからこそ,最高の戦いをするために秘密兵器の調達に向かいます.

後半は東一門大暴れ.河内の前に置かれているアフロは意味不明ですね.現状では(笑).岐阜に行った和馬は自らつるはしをふるって洞窟で粘土を採取し,これを美濃焼き名人の馬三郎じいちゃんに焼いてもらいます.この秘密兵器とペターライトという言葉はいいところで出てきますのでお楽しみに.馬三郎は馬太郎に比べればまだしっかりしているようですが,兄貴の名前で位牌を勝手に作って拝んだ上に,間違いに気がついたら自分用に書き換えるってのはどうなのか(苦笑).それに戒名じゃないし.この大らかな家風に育てられた和馬も,未来はあんな風になるんだろうか….山篭り&土掘りの和馬や滝にうたれる諏訪原に比べると,河内のパワーリストはまだまともだな.
南東京支店では両者合格の通知に崩れる店長.月乃さんは2名突破に賭けていたということですが,実質的な賭けの対象になっていたのは恐らく河内だけと見た(笑).河内自身の仕上がりはまだまだで,実力的にはぎりぎりで本選に進めたと言ったところ.しかし結果は終わるまではわかりません.そのためにはまず新人戦に出ることが必要なんですが,なぜかそんなところに問題を抱えているのが主役の和馬.遅刻は彼のお約束です(苦笑).さすがに理解してきた月乃が和馬の実家に連絡したことによって,姉が迎えに出てくれてよかった.来てもらえなければ失格になっていたでしょうからね.ちなみに例の秘密兵器で作られた44号は,馬三郎を昇天させかかっております.
本店では新人戦の準備完了.もちろんライバルなのでともに競うことを待っていた河内は和馬の不在にやきもき.そこに挨拶に来た諏訪原にも真っ直ぐに闘志をぶつける漢ぶり.本店入社試験では実質的に優勝した和馬と準優勝の諏訪原が2強で,河内はこの2人からかなり遠いところにいたはずですが,1ヶ月の努力でどこまで近づいたのか.
新人戦はついに試験官黒柳が説明開始.賞金の百万&3ヶ月フランス留学&希望者は本店勤務という栄光を掴むために集まった新人たちの中でも,遅刻のため一際遅く到着する和馬! 個性豊かなパン職人たちと,パンに対しては公正な試験官が揃い,いよいよこの作品の方向性を決定づけた新人戦が開幕.そこに待つのは一体どんなリアクションなのか! 次回,1時間スペシャルに続きます.

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怪奇大家族#12

「先祖の因果が子孫に報い?の巻」

三途の川に流されてしまったキヨシは,どこかの川の袂に流れ着く.それを発見したのは父と同じ顔の着物姿の男.伝統的な日本家屋の中で目を覚ましたキヨシを「キヨベエ様」と呼ぶこの男は下男のマサキチ.そして「兄者は見つかったのか」とこれも着物でやってきた妹そっくりの彼女の名はオキョウ.キヨシは,タイムスリップの上ご先祖様の家に転がり込んでしまったのだ.名前と服装は違うものの過去の忌野家は現在とそっくり.しかし過去の忌野家は霊能力を悪用しいんちき霊感商法を生業としていた.忌野家に協力しない妖怪や幽霊を封じる部屋を発見したキヨシは,可哀想な彼らを解放する.先祖の非道な行いをやめさせようとするキヨシだが,本物のキヨベエが出てきたおかげでキヨシは捕まってしまった.

主役のキヨシ死亡中の「怪奇大家族 DEATH」.前回終盤で三途の川に流されたキヨシがたどり着いたのは思ってもいなかった光景となります.アバンが変わっているのは前回からですが,今回はさらに軽いなぁ.さらに劇中の音楽も今回用に変わっているあたりは芸が細かい.キヨシが流された直後に開かずの間の中の彼の体が消え,今回の物語「and REBIRTH」」がスタート.

序盤.流されたキヨシを拾ったのは着物姿の父.助けられたキヨシが運ばれたのは,現代の忌野家の一戸建てではなく純日本家屋.目覚めたキヨシは父からキヨベエ様と呼ばれて大混乱.前回予告で約束されたとおりにここは過去の世界.しかし予告を見ていない(笑)キヨシは家族の変貌にうろたえるしかありません.ここは過去の忌野家,キヨシのご先祖様の家.妹そっくりで気が強そうなオキョウと父そっくりのマサキチ.さらに祖父はもう死んでいて,相変わらずの役立たずぶり.
ちなみに現代の忌野家では四十九日の法要が十中弟のおかげで無事終了.そこになぜか参加しているMIBの2人と十中弟のエロとか生臭な小競り合いぶりがおかしい.外人には絶対見えないけれど外人と言い張るMIBと,どう見ても外人なのに国籍をぼかす十中弟の相性はやはり悪いようで.そしてまたも例のペンでぴかっとなって巻き戻っている展開.大事なグッズなのはわかるんだけどさ,話が先に進まないから,そのペンどこかにしまおうよ(苦笑).
一方過去では忌野家ご先祖の家の中をうろつくキヨシ.霊能力を生かした過去の忌野家の商売は悪霊落とし.でも「こんなん出ましたー」は…いいのか(苦笑)? 母そっくりのご先祖の能力に感動していると,その直後にさっくり剥げる化けの皮.霊とグルになった上で霊障を起こし,それを解決して礼金をもらうという悪辣なマッチポンプぶり.この悪さは現在の忌野家にはないものですね.さらに現在の忌野家にはないものがもう1つ.気が強そうで遊び人の兄・本物のキヨベエに出会ってしまって思わず暴力を振るった上に気絶させてしまう気の弱いキヨシ.普段の情けない演技はあまりにもしっくりと来ているんですが(笑),気が強いキヨベエも自然に演じているのが素晴らしい.
暴力不祥事の証拠隠滅を行おうとしたキヨシが発見したのは,ここまで登場した妖怪・幽霊などが集められた部屋.単体でもあれだけひどい目に遭わされた連中の一挙登場にうろたえるキヨシの前に出てきたのは,赤い服のオアサさん.後でライターをいじっている物の怪の前でキヨベエに捨てられ命を絶った彼女が説明するところによると,例の茶番劇に協力しない物の怪一同をここに閉じ込めたのは過去の忌野家であるという事実が判明.「いんちき霊感商法」という時代考証大失敗のフレーズまで飛び出すサービスぶりが素晴らしい.まあ,宇宙人いるしね(苦笑).忌野家がやたら超常現象に好かれた理由だけでなく,アサミさんがやたらキヨシが大好きだった理由までなんとなくわかって,この部屋から超常現象一同を開放するキヨシ.封印を剥がすたびに大ウケされてうれしそうなキヨシは,そのうれしさを力に変えて悪徳商法に勤しむご先祖の祖母と妹に直訴するわけですが,逆にそれを不審がられた上に本物のキヨベエまで復帰してしまい,過去であってもやっぱり大ピンチに.

中盤はキヨシの晴れ舞台.旧家族に捕まって縛り上げられこづかれる我らが主役キヨシ.それを助けてくれるのがさっき解き放った超常現象一同.…宇宙人がどうしようもなく浮いているのがたまりません.それほど広くない部屋の中にキヨシと旧忌野家と物の怪一同が集結してちょっとしたラッシュ状態.どうすんだこの大量の登場人物(苦笑).もちろんいがみ合う旧忌野家と物の怪に対し,割って入るしかない未来のキヨシ.「ちょっと待った!」 ここから先が忌野清四享年22歳の一世一代の大舞台.これまでの成り行きをかいつまんで話し,未来には過去の忌野家も物の怪たちも居場所はないと主張.それに異議を唱える過去の母ことオユウ様はキヨシの頭の中にあるこれまでのダイジェストを見て卒倒.疑惑がようやく晴れたことで,追い撃つようにはっきりと自分の名と子孫という立場を言うキヨシ.
未来はいんちき霊感商法はともかく(笑)物の怪には居場所のない世界のはず…なのに激しく超常現象に襲われていた現代の忌野家.原因は開かずの間の邪悪なものか,それとも過去でのいがみあいなのか.だから現在の家族を救うために,皆仲良くしようよ!とオユウ様と妖怪ババアを必死に握手させるキヨシ.ここまでの経験から,無情な人間よりは情のある物の怪のほうがずっと人間的だと知っているキヨシならではの交渉ぶりに一同も拍手! とりあえず過去での物の怪VS忌野家の抗争が発生することだけは防げたわけですが,過去に来てしまったキヨシの問題は解決しないまま…と思ったら指でキヨシを誘うオユウ様.

終盤はさらに怒涛! またも縛り上げられ,例の開かずの間そっくりの部屋に連れてこられたキヨシ.なんと旧忌野家はキヨシを未来に送還する儀式を行ってくれるということで,キヨシも戻れると大喜び.ここで一発借りを返すキヨベエに対し「お前になんか絶対似てない!」と言い切るキヨシですが…そっくりなんだけど(笑).さらにオユウ様に大事な呪文を口伝で教わるものの,どうにも覚えの悪いキヨシ.雰囲気ぶち壊しなのは間違いないですが,いきなり覚えろって言われても(苦笑).
そして,発動するのは未来送還「封印」の儀! 「ちょっと待ったー!」 さらにキヨシが教えられたのは誰もが物の怪を見られるようになるという厄介極まりない呪文.現代社会で物の怪が見えることがどこまで面倒くさいことなのか,骨身に染みて知っているはずのキヨシの意思を無視して儀式は発動.この大仕掛けはベタですが矛盾もなく,しかもびっくり! 最終回1話前にしてとんでもない存在と化してしまったキヨシは果たして現在に無事復活できるのか…いや,復活してはまずいのか? さらに教えられた呪文もまた発動してしまうのか! この非常に気持ちのいい展開に身を浸しつつ,次回,石版魔物編最終回に続きます!

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金色のガッシュベル#87

「本当の声しか届かないの巻」

憎きゾフィスを渾身の力で倒そうとするガッシュ.純粋に戦闘能力の面だけなら,ガッシュとゾフィスの間にそれほど大きな差はない.しかし,シェリーはガッシュの呪文を止めさせる.ゾフィスを倒したいという気持ちは清麿もシェリーも変わらないのだが,どうしても己の手で倒したいシェリーのために一触即発の事態に.そんな2組を襲うのがゾフィスの強大な呪文.優位だった状況を崩されたガッシュたちは岩の間に逃げ込み,そこでシェリーからゾフィスとココとの因縁について聞かされる.

石版魔物編も完結間近.とはいえ敵はゾフィスでもシェリーでもないのが複雑なところ.原作から離れかかるアニメ展開を再び原作へと引き戻そうとする強大な物語の重力が主にガッシュたちを襲います.
前半.前回脅威の回復力で清麿たちがゾフィス戦に参戦の上,ラストでは主役オーラでゾフィスを追い詰めるという猛攻ぶりを発揮.デモルト戦で相当に消耗していた割に随分と元気なのは,落下した月の光の石に残る力をかき集めた上にサイフォジオを使いまくって来たのか,それともシェリーたちの戦いが思った以上に長かったのか.どちらにしてもそれは描いてもらわないと(苦笑).何はともあれ回復しているらしい清麿はザケルガのみならずバオウまで出してまだ動けるという元気ぶり.こんな元気な連中に一人立ち向かわなければならなくなったゾフィスですが,思ってもいない助けの手が!
地の底より舞い戻ってきたシェリーたちがガッシュの攻撃を妨害した上で仲たがいを開始.これはデモルト戦直前のやりとりの再来.気持ちは一緒だがゾフィスは任せてもらいというシェリーの意思は未だ衰えていません.この異常な執着はナゾナゾ博士がブラゴをスカウトしに行った時と何も変わりありませんが,しかし…「言えた義理じゃないがぼろぼろじゃないか」とツッコむ清麿.どちらも心は変わっていませんが,体力面ではデモルト戦直前の2組の状況とは逆転しているわけで.どうにも交渉が進まない2組のいがみ合いに乗じてゾフィスは大技を繰り出し,状況はリセット.操られて力を引き出されているとはいえ,ココの呪文の力は底なし.技から逃げ惑うガッシュ組の中でも博士・フォルゴレ・サンビームのトリオ(のお笑いバランス)がなんかいいなあ.
ガッシュ組とブラゴ組は同じ洞窟に退避.この状況では戦いを譲ってもらえそうにないと諦めたシェリーは,悲痛な,張り詰めた表情で経緯を語ります.因縁ゆえに,友のために,どうあってもこの戦いの主役の座が欲しいのだと熱弁するシェリー.途方もなくわがままなんですが,この意地こそが彼女を強くしここに来させたという事実ゆえに,彼女は譲ることができません.

後半はとうとう物語の勝利.ゾフィスの前に現れるのは,片足移動のシェリーとブラゴ.同格の呪文をぶつけ合う2組の様子を見守るしかない清麿とガッシュとウマゴン.シェリーの強すぎる意志にやむなくラストバトルを譲った清麿.ガッシュの「倒すのだぞ!」という言葉に「お前に言われる筋合いはない!」と即座に返すブラゴがいいなぁ.
というわけで石版魔物編のラストで一番おいしいところを持っていくことが決定したシェリー.気合は十分ですが体力的には未だ劣勢.しかし,これを補うのが過去の積み重ね.過酷な生い立ちのお嬢様を目的のために鍛え上げたのはブラゴ.生身の人間に魔物と対等に渡り合う力をつけさせるため,攻撃に対して目を閉じさせないという凄まじい特訓を施した成果が今ここに.勝利だけでなくスパルタ教師の教えに報いるためにも,シェリーは前を見据え,逃げて避けてかわします! このあたりの静かに気合の入った避けっぷりが素晴らしい.
シェリーの足を警戒したのか,ゾフィスは溶岩を広げ足場をより難しくします.この溶岩はギャラリーのガッシュたちのところにも迫り,これを止めるために動き出す一同.特にガッシュたちはシェリーへの攻撃のフォローに入ろうとするのですが,ウマゴンを自在に操る清麿がよく考えるとおかしい.恐らく両者とも,誰が誰のパートナーなのか一時的に忘れてしまっているんではなかろうか(苦笑).
ゾフィスはココに「幸せをなぜ奪うの」と言わせ,シェリーの心を乱そうとするわけですが,彼女の心はもはや揺らぐはずもありません.ブラゴの呪文に潰されあがくゾフィスは首飾りを見せつけようとするものの「偽物にしか見えない」と言われてしまい逆に動揺.おかげで思わず真相を口走ってしまいます.これは最後までネタをばらすことがなかったシェリーの精神的な勝利ですね.ココを溶岩に向かってダイブさせたって,ここまでの精神戦に打ち勝ったシェリーにはゾフィスの動きはお見通し.落下するココの元へ向かうシェリーの上空では最後の呪文が激突!
長い石版魔物編の,しかもギャグ抜きで大変に辛かった(苦笑)最終決戦がようやく次回で決着.残すは様々な別れのみ.原作ではあまりにあっさりとしすぎた終幕が物足りなかったので,アニメではいろいろ乗せてくれるとうれしいんですがどうなることやら.本当に長かった1日の終わる,次回に続きます.

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今ひとつとか年末番組予定とかてんこもりとか

12月に追い詰められている今日この頃,皆様いかがお過ごしでしょうか.こちとら調子が良くないため,集中力の維持ができなくなっております.おかげで論理展開や間違い探しが非常に難しく,感情のコントロールも効かないってんだから洒落になりません.多少失敗しても問題ないどころかストレス発散になっている感想書きはともかくとして仕事に支障が(苦笑).でも,こればっかりは騙し騙しやるしかないからな.
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土曜には忘年会がありました.その集合時間までの暇つぶしにポストホビーに連れて行ってもらったんですが,おもちゃ屋のはずなのに魅かれる商品がない自分に逆にびっくり.なんと店の対象年齢が高すぎて,自分が欲しい種類の商品の姿がなかったことが判明し非常に複雑な気分に(苦笑).

写真は料理.前菜.

面白い味でした.しかしこの畏まった席では今ひとつ調子が出ない我々は,2次会のもっとくだけた料理屋で大暴れ.ちなみにおなじみの皆様やお久しぶりの皆様がほとんどだったのですが…うー.よりによって書いていて,しかも覚えていてすいません.ごめんなさい.ごめんなさい(苦笑).
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年末年始の番組チェック.出典はテレビブロス.詳細はテレビ局サイトで確認すること.
自分用なのでバラエティやドラマやアニメが入り乱れております.

12/25(土)
 8:05- NHKBS2「学園アリス」「マ王」休止
 10:45- テレ朝「ボーボボ」休止
 17:30- TBS「ガンダムSeedD」1時間スペシャル
 25:45- フジ「クイズ!スパイ2/7 60分SP」
12/26(日)
 18:30- テレ朝「M-1グランプリ2004」
 26:00- テレ東「ファフナー」1時間スペシャル
12/27(月)
 23:40- テレ朝「しりとり竜王決定戦スペシャル」
 25:50- テレ東「ファンタジックチルドレン」「月詠」時間変更
12/28(火)
 19:00- テレ東「ジャぱん」1時間スペシャル
 26:00- テレ東「遥か」「tactics」時間変更
12/29(水)
 25:40- テレ東「怪奇大家族スペシャル」
 25:30- テレ東「双恋」「BECK」時間変更
12/30(木)
 18:00- テレ東「陰陽」「ビィト」休止
12/31(金)
 21:30- NHK教育「プラネテススペシャル」
1/1(土)
 (全面的に休止)
1/2(日)
 (全面的に休止)
 26:20- TBS「ギャラクシー・クエスト」
1/3(月)
 7:00- フジ「DIGITAL MONSTER」
 11:55- テレ東「スクールランブル」時間変更?
1/4(火)
 18:00- テレ東「スクールランブル」「BLEACH」「ジャぱん」休止
 26:45- テレ朝「巌窟王」時間変更
1/5(水)
 25:00- テレ東「魔法先生ネギま!」開始
1/7(金)
 18:00- テレ東「アークエとガッチンポー!てんこもり」

…てんこ盛りって,何を(笑)! つうか,あのクレイジー番組を,浦沢さんを夕方に連れていっちゃだめだー! 何をどう間違ったのか知名度が大幅に上がる機会に恵まれてしまった「ガッチンポー」の行方が激しく不安で,面白くてたまりません! 今回もやっぱりPTAに目をつけられてしまうのかという点も絶対外せない見所.いい大人が見るようなもんじゃない低俗ぶりが最高なので,ぜひとも何かの間違いで子どもたちの間でブレイクし,やっかいな社会現象と化して欲しいものです.

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ケロロ軍曹#38

「オタクばっかり楽しいぞの巻」

(A)キョクプロ星人の持ち込んだ企画に乗った軍曹.宇宙で大人気のびっくりカメラ企画で,あのギロロを引っ掛けてやろうというのだ.すももが入った夏美そっくりのペコポン人型パワードスーツ(スクール水着装着)はギロロに果敢かつ魅惑的なアタックを繰り広げるが,ギロロは髪の毛程度しか残っていない理性で必死にこれに抵抗する.

(B)夏美の首にはまだクルル制作の変身チョーカーがついていた.パスワードがわからないので外せないのだ.感情が高まったり音声コマンドが入ると勝手に武装してしまう変身チョーカーをつけたまま学校に向かう夏美だが,まともに授業を受けることができず早退する.その帰り道,「ペコポン侵略」というキーワードを聞いてケロン人を無差別に襲う暴走を開始する夏美.

手堅く破綻が少なくて万人向けのお手本のような「ケロロ」.とはいえ長期シリーズなので,短期とは比べ物にならないくらい1話ごとのバリエーションは豊富です.例えば前回は基本的に大人受け放棄で子どもを狙ったつくりだったわけですが,今回はその逆.そりゃもう凄まじい高品質の作画で画面一杯暴れる夏美さんのスク水姿はティーン以上の男の心を絨緞爆撃.子どもにはこの回の価値は正直わからないと思うんですが,わからないほうが幸せだと思います(笑).
前半はすももさんが夏美さんパワードスーツで大暴れ.アイドルゆえの無邪気さなのか人の痛みがわからない残酷さなのか,夏美さんパワードスーツでの乱暴狼藉に一切容赦がないところが逆に気持ちがいい(笑).驚かせることは宇宙共通の面白さのようで,「びっくりカメラ」ももちろん大人気.大好きな番組のためには協力を惜しまないケロロ小隊が提供した生贄はひっかかったときに一番愉快なギロロ.恐らくは事前にギロロ動揺特集VTRを編集の上キョクプロ星人に送りつけ,その愉快さを主張してあったに違いない.この作戦に投入される夏美さんパワードスーツは,この寒いのにスク水ってのがミスマッチで…いい(笑).
寒い朝.芋を焼いているギロロのテントの中に出現するあられもない姿の夏美さん.夏が来た! テントの中に夏が来た(笑)! よほど割り切った短期アニメシリーズでもありえない超絶状況に何もかもを見失うギロロと男性視聴者.内蔵のすももちゃんの熱演によって本能の濁流に流されそうなギロロはかろうじて正気を保ち,看板役のタママはフライング気味.ほっぺのごはんつぶを食われたりスク水エプロンが解けたりスク水タオルでオフロニシマスカだったりと凶悪そのものの攻撃にギロロのリビドーは限界寸前! しかしこれを,「オレはー!」とスポーツやら銃やらで涙ぐましい解消ぶりを見せる様子が哀れです.決して朴念仁ではなく,むしろ過敏な反応ぶりに男の悲しさを感じます.
このギロロの忍耐が女優の心を傷つけて,すももはいきなり路線を「機関銃でどっきり」に勝手に変更! キッチン破壊から始まって,屋根の上で展開されるカエルVSスク水のいろんな意味で恥ずかしい戦闘を本物の夏美さんが見てしまったがゆえに状況はさらにややこしく.その恥ずかしさに軍曹のところにねじこんだ上,クルル製のお守りことチョーカー装着で地上に出る本物夏美さん.女優魂で恥ずかしい夏美さんを演じきろうとするすもも夏美と,乙女の恥じらいを力でぶつける本物夏美の戦いはお守りのおかげでもっと恥ずかしいことに! 変身まではいいんだけどさ.なんで中が水着なのかなぁ…いや,いいけどさ(苦笑).この騒動の中で己が騙されていたことに気がついた哀れなギロロと夏美は元凶・すももを止めるわけですが,パワードスーツの内部確認に戸惑うギロロが男の悲しさそのものです(笑).そしてすもも,生き返った!と思ったら「びっくりカメラでしたー!」でどーつかーれさーんと撤収!話中では一番ひどい目に遭ったのは夏美さんで,一番いい目を見たのはギロロですが,あの後,きっと軍曹が夏美さん以上にひどい目に遭わされたに違いない.

後半はギロロと夏美を襲う更なる衝撃展開.日向家の庭に妙な形の痕跡と,夏美さんの首に変身チョーカーを残してしまった前半の戦い.軍曹は露骨に解除パスワードを教えないようですが(苦笑)夏美さんは仕方なくそのままで学校に.ただし感情が高まったり戦闘とか攻撃のようなキーワードにも反応してしまうこのチョーカーつきでは,とても授業なんか受けられるわけがない…と思ったら案の定の展開に.ペコポン人としては驚異的な身体能力を誇る夏美さんをチョーカーを使って小隊の傘下に置くという軍曹らしからぬ非人道的な作戦なわけですが,「最強兵器彼女」ってテレビの前の普通のお客さんにはネタがわからないんじゃないかなぁ(苦笑).
さて,学校に向かった夏美さんは授業をまともに受けることができません.あたかも武器の気配に敏感に反応してしまうちせのごとく,セント→戦闘,先頭→戦闘と勝手に変換してしまう夏美さん.ゆえに早退するしかないところまで軍曹の周到な計算のうちってのが珍しい.しかし,意図してかどうかは不明ですが,クルルのバーサーカーシステムのミスがケロロ小隊を壊滅へと導きます.アレンビーと違って感情を爆発させるのではなく,むしろレインのごとく冷静な機械に変わってしまった夏美さん.戸惑うギロロに対しこのあたりのクルルは陰険でかっこいい.生意気に先輩呼ばわりしたり,侵略兵器しかつくらないと言い切ってみたりと子安のまともな魅力(笑)が全開です.
躍動する美しい画で大暴れする夏美さんのおかげで軍曹は黒漕げアフロに.この麗しきキリングドールを止めるためには,凄まじく恥ずかしい台詞を音声入力しなければなりません.…これはクルルのギロロに対する意図的な嫌がらせなのか? まあ彼らの真の意図がどうであってもギロロは重装甲スーツで出るしかありません.このご都合主義とオタクなネタに満ちた物語の中で,彼の真心だけが唯一の真実.
暴走夏美さん相手ではケロロ小隊は誘導すら苦戦.今回もいきなり団子が出てますね(笑).高速移動が可能なドロロがギロロの元に誘導し,嘘臭いギミックで地上に出た重装甲スーツと夏美さんの一騎打ちが開始.無駄にギミックが細かいところはもちろん凄いんですが,重装甲スーツの重量感溢れる崩れ方が凄まじい.作り手総出でのバカなノリを感じてしまいます(苦笑).ギロロは夏美の意識を焼き芋で逸らし,耳元でとんでもなく恥ずかしいパスワードを詠唱.ただ,ギロロにとっては英語でよかったのではないかと.万が一日本語だったら「お前が好きだ! お前が欲しい!」ってやらされてるところだぞ(笑).ギロロの恥をかなぐり捨ててでも夏美さんを助けたい気持ちと,夏美さんの乙女らしい食い気によってケロロ小隊は救われ,ようやく,たった一言だけですが報われながらも,そんな気分を台無しにするほどの辱めを受けることになるギロロ.これはやはり前半の収録失敗の原因に対するクルルの手の込んだ復讐と考えるべきなんだろうか.さすがにこれほどまでに濃い遊び方をされてしまうと,普段は極力軽視しているネタに触れないわけにはいかないよなぁと苦笑いしつつ,次回に続きます.

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しりとり歌人戦

本当に面白いんですが不定期開催なのが大変に困る(苦笑)しりとり竜王戦.今回の企画は「歌人戦」として歌手限定のしりとりなんですけども,それに先立って衝撃のお知らせを!

 12月27日(月)しりとり竜王戦スペシャル放映決定
 ダウンタウン松本参戦予定!

放映日が決まっているのはありがたいなあとかでも年末の27日(平日)って気をつけないと見忘れるなぁとかうんちくが大変なことになったからゴールデンでなく深夜帯で本当によかったなぁとかいろいろあるわけですが,2行目の情報でそんなもんが全部吹っ飛びました! 芸風の好みを抜きにすれば間違いなくお笑いとして当代最強の1人.特に即興ハジケに関しては「一人ごっつ」で超絶センスを披露した経験もある超一流が…どうしてこんな安い番組に出ちゃうんだ(苦笑)! 普通だとギャラが払えないはずなので,本人が出たがったに違いありません(笑).うわぁ,どんな壮絶なことばが出てくるのか,これは今から身震いしてしまいます.間違いなく夢の一夜となりますので皆様ぜひともお見逃しなく!

というわけで松本の眷属である(笑)板尾が参加に激しく困るオープニングよりスタート.解説席にはいつものいとうと勝俣の他に,名人の千原,板尾,有野が参加.解説者の推薦するアーティスト4人によるしりとりが行われますが,芸人とは違う一般ウケを無視したエキセントリックなセンスが炸裂することになります.
参加者は以下の4人.ジョン・B・チョッパー(ウルフルズ)は千原・いとうが推薦.ANI(スチャダラパー)は有野推薦.まこと(シャ乱Q)は板尾推薦.池田貴史(100S)はいとう推薦.…どいつもこいつも微妙に挙動不審です.

予選の競技は「しりとりセンスマッチ」.テーマに合った言葉でしりとり.
最初のテーマは「ワイルドな言葉」
板尾の「俺のパジャマはレイバンのサングラス1つだ!」からスタート.ちなみに「ん」がつくのは技ではなく,出演者の仲は決して悪くありません(笑).

まずはANIの「騙しあい」,そしてまことの「いつでも長靴」…弱い!というかどこがワイルドなのか(苦笑).池田の「つまらんやつはかめ!」は亀でも噛めでも今ひとつ.ジョンBの「迷信を信じて生きるぞ」で一巡.…ミュージシャンの明後日センスが非常に不安になってきました(笑).ANIの「ゾーッとするほど凶暴」でようやくテーマに近づき,まことは長考の末に「腕立て伏せ100回できる!」 この回答に対してはワイルドには回数が足りないと審査員が指摘.でもなんせアーティストは激しく文系なわけで,100回なんて想像もつかないわけで(苦笑).池田の「ルンバのジョニー」はジョニーがワイルドでちょっといい(笑).そしてジョンBの「人間失格」…ワイルド過ぎる奴は確かに人間としてはアウトというのは間違ってないけれど,それを「人間失格」と表現するのが大間違い.いとうの言うとおり,太宰はワイルドじゃない(苦笑)! ANIの「汲み取り式」は確かに水洗式に比べればワイルド.まことの「今日もカヌーを漕ぐ」はワイルドライフとしては正しいんだけど読み取ってもらえず.このアーティストらしい迷走の真っ只中,池田の「国中の猛者食べた」の直球ぶりがいい味.しかしこれを越えるのがジョンB.「たこ…です」…どこをどう考えればこの回答にたどり着くのかはまったくわからないが,ともかく面白くてどうしたらいいんだ(笑)! つうかこれってたこ八郎?

あまりに激しいアーティストの迷走に審査員も戸惑い気味ですが,言葉の力が強いジョンBを気に入る勝俣.…やっぱりワイルドとは縁遠い文系どもにこのテーマは辛すぎたようです.

次のテーマは「青春ぽい言葉」
千原の「汗と泪と男子と女子」からスタート.いい.

終盤の一撃で場の空気を支配しているジョンBの「しみのついた制服」,さらにANIの「苦学生」とこのテーマは文系には合っているようです.まことの「一番の次に好きだった人」はそう悪くはないんですが,票がいっこうに入らないことに苛立ちを感じているご様子.池田の「とにかく汗」とジョンBの「セミ,ダブル」は並びもあってアーティストらしい青春模様.ANIの「ルーマニアからの留学生」もまことの「今から会いにいくぞ!」も悪くはないんですが,まことは言い方で感情を揺さぶろうとする姑息なテクニックがダメ(笑).さて,もうネタが尽きてきたのか池田は「そこにも汗」と己のネタを重ね,これを受けたジョンBが「せちがらな,この世の中,さよなら」と大爆発! テーマが青春でしかも遺書! 性と死はしりとりでは抜群の力を発揮します! この暴風を受けたANIの「ラップで告白」はアーティストらしい正道の良さでかわし,しかし続くまことときたら「クリスマスも絶対会うぞ」…とってもふかわな空気が漂ってるんだよなぁ(苦笑).最後の池田「そしたらお前が先に行け!」はことばのリズムが素晴らしい.

今回の戦いもやはりジョンBが名前とか駒が鳴らないことを含め(笑)空気を支配.そんな中でテーマから離れず正攻法で来るANIと多少暴走気味のところが面白い池田は大健闘です.そんな中,ただ一人噛ませ犬空気を漂わせてしまったまことは,このキャラが染み付くと非常にまずいのではなかろうか.
結果.まこと0点以外は全員8点(笑).審査員の投票で3人の中から2人が選ばれ,決勝に進むのはジョンB池田の当たると強い2人に決定.手堅いANIは選ばれなくて残念ですが,噛ませ犬空気を背負ってしまったまこととは違いますから!

決勝の競技は「しりとりイマジネーション」.テーマのイメージでしりとり.
テーマは「さほど親しくない人からの年賀状に書いてあった言葉」
有野の「メールアドレス変えましたか?」からスタート.さすがに上手い.

このとんでもなく長いテーマに2人はしばし悩みます.どこかに余所余所しさを漂わせる年始の挨拶…ってテーマは相当に過酷.そんな中池田は「かにみそどうもありがとう」と良い演技で主導権を取ろうとするんですが,ここでジョンBが素晴らしい妨害を.いきなり指し方を忘れるという大技は「ん」並みに相手の空気を奪います(苦笑)! しかも 「うなぎごちそうさまでした」って前のネタそのままかい(笑)! この攻撃に調子を崩した池田の「楽しかったね」は弱く,ジョンBの「願いは叶いましたか」はまた直前の回答と同傾向なんですがこちらのほうがより良い.池田は完璧に己のペースを見失い「数合わせです.ごめんね」と微妙.対するジョンBは「年賀状毎年ありがとう」と素晴らしい余所余所しさ! またも主導権を完璧に握ったジョンBの前では池田の「丑年ですね」は決して悪くないんですが効果が薄い.しかし2人ともまともだったのはここまで.ジョンBの「ネコも元気ですか」,池田の「仮装大賞見た?」(間違い)「ラッキーな年にしようね」と弱い回答のままで戦いは終了.

この難しいテーマの中で,結果,5対2でジョンBが優勝でしりとり歌人を襲名.勲章の欲しい37才にはちょうどいいプレゼントになったようです(笑).芸人ではない池田もANIも初めてにしてはかなり健闘したと思いますが,まことのふかわ臭は大変に危険と思われます.次回のスペシャルに出場できるかどうかは不明ですが,早めになんとかしないと芸能活動全般に支障をきたしかねませんのでお大事に.
さて! 超一流は我々に一体どんな幻覚を見せてくれるのか,今から楽しみにしつつ,次回12月27日に続きます!

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陰陽大戦記#12

「それこそが恐らくは変貌の理由の巻」

ユーマは青龍を祀る社の前でマサオミに出会うが,「天流の白虎使いが来ている」とマサオミは言って社の中の太極陣の中へと消えてしまう.その天流の白虎使い・リクは新太白神社で朝を迎えた.思い出せない楽しい夢の余韻でぼんやりとしているリクは,ナズナたちとともにもう一度天流遺跡へ向かい,御神木の根元の空洞に手を差し入れて光り輝く勾玉を取り出す.その勾玉の正体も,リクがなぜそこに勾玉があるとわかったのかもわからない,何も知らない3人の天流闘神士たちの前に,地流のユーマが姿を現した.

ここまで驚異的な面白さを見せてきた「陰陽」.素敵な電波でツッコミがいのある(笑)キャラの魅力や,注目点を変えることで,弱い技中心でも十分魅せるというバトル演出の魅力だけでも通常の作品のレベルを軽く超えてうれしいんですけども,それ以上に凄いのは物語の構成力.話の筋本体はごく普通のもので破綻もなく,多少の経験と理解力のある視聴者ならかなり先まで読めますが,あちこちにそっと,それこそ気にしなければ流されてしまいそうな場所に置かれている伏線・因果を忠実に回収していく様子はまさに脅威.余程事前に作品を構成する要素を細かく取り決め,さらに決して壊さないようにコントロールしないとこうはならないはず.これを楽しむには他作で学んだ「お約束」や邪な目線はむしろ邪魔.わざと忘れて真正面から組み合ったとき,これほど手ごたえの来る作品は本当に久しぶりです!

前半は短いですが重要.前回リクたちがなんとかイゾウを退けた頃,ユーマは竹林の中の青龍を祀る社に来ていました.そのユーマの前に姿を現したのは,前回途中でリクを置き去りにしたマサオミ.ユーマと話すマサオミのにこやかな真っ黒さがものすごく,悪魔というのはきっとこんな笑顔に違いない.「きゅんときちゃうなぁ!」や符を使った瞬間移動マジックに誤魔化されて全てを忘れてしまいそうですが(苦笑),リクの情報を流すマサオミは一体誰の味方なのか?
そして夜.マサオミに「里帰りしている」と言われたリクの夢はようやくアバンに繋がります.前回も軽く強調されていたご神木の根元で,ハマってじたばたしている幼いヨウメイ.なんでそんなところに詰まったんだ(笑)? そこに来る母親は麗しく,にこぉと笑うヨウメイも可愛らしい,暖かい夢.
朝になっても夢の余韻にいつも以上にぼーっとしているリクは,暴食のテルに朝食を片づけられてます.おかげでナズナの中ではテルの株価は人としてストップ安に(笑).リクは,夢の楽しさだけを覚えていました.不思議だけどとても楽しい夢は彼の過去の断片だったのか,リクはもう一度遺跡に向かい,朧な記憶に従って御神木の中から勾玉を取り出します.輝くこの勾玉は,あの幼いヨウメイが取ろうとしたものなのか,それとも隠したものなのか.この神秘的なシーンの直後,勾玉を眼にした天流3人組のやりとりがどうにもおかしい.テルはともかく,思わせぶりなナズナまで「わかりません」だもの(笑).もちろん勾玉があることがなにゆえわかったのかというナズナの質問に対し「うーん,なんとなく」と答えるリクのボケっぷりは一段違うわけですが(苦笑).
けれどほのぼのムードもここまで.地流のユーマが遺跡に来て短い前半は終了.

怒涛の後半! まずはマサオミ側.前半で陣の向こうの霧の回廊…伏魔殿?で出会ったフードの男とマサオミ.どうも別の奴とここでデートの待ち合わせをしていたらしいマサオミですが,相手が違うことに気がついて態度を変えます.「ここは貴様らが入っていい場所じゃない」って,地流はどうして入ってはいけないのか? そしてマサオミの待つ相手を倒したのか「お前の待っているものは来ない」と言うフードの男.マサオミはキバチヨを降ろし,天流の青龍使いを名乗ろうとしますが相手に否定されます.なんせ神操機に書いてあるからね(笑).フードを外し,同じく青龍のブリュネを降ろすのは天流のヤクモ! 年こそ違いそうですが,彼はコミックで主役を張っている彼と同一人物なのか?
青龍の戦いは白虎の戦いと同時に展開しているんですが,槍を使い空間を大きく使うのが特徴.持つ神操機の形は違うものの,強い闘神士同士の戦いは大技が入り乱れ激しく,かつ華麗なもの.マサオミが邪気滅殺砲,竜鱗爆雷と技を連発すると,これを印ではなく符を使って封じるヤクモ.しかし戦いの中ではやがてマサオミが優位に立ち始め,ヤクモは撤退,マサオミも深追いせず終了.上級者同士の戦いは実に鮮烈.
一方天流遺跡のリクたちの前にはユーマが登場.前回の戦いで式神を傷つけた2人の仲間に対し「早く下がれ!」と強い言葉を放つリクは完璧にスイッチが入ってます.初めての戦いとは違い,仲間のソーマのためにも戦いを止めようとするわけですがそもそもユーマにそれを聞く耳があればこんなことにはならないわけで.結局ユーマもリクも白虎の式神を降ろし,剣を装備させ闘神を開始.天流遺跡をぶっ壊しながらはじまるコゲンタとランゲツの戦いは直線的で力強く,ナズナはリクが宗家であるかどうかをこの戦いの結果に賭けることにします.
少なくともただの初心者ではなくなったリク.闘神士が戦いを見つめることができるようになったためか窮地にも良い動きを見せ,己を狙う剣すら体術で防ぐコゲンタ.しかし技自体の強さはランゲツにかなうわけがなく,大技を食らったコゲンタはひどいダメージを負ってしまいます.怒涛斬魂剣すら避けられて打つ手のなくなったリクとコゲンタが選べる道は,コゲンタがリクに託した百鬼滅衰撃の印のみ.素晴らしい力を秘めた印ではありますが,外せば逆にコゲンタの命が風前の灯火となる諸刃の剣…これを使わせないことをリクはコゲンタに対する信頼の証としてきましたが,しかし出さなければこれでお別れと言われ,己の言葉を曲げる覚悟を決めます.離坎震震の印で発される百鬼滅衰撃は技だけでなくランゲツすら吹っ飛ばす力を発揮! 式神の信頼に答えて価値ある印を切ったリク.闘神士の能力が式神の力を引き上げるわけですが,眼前の巨大な成果に対し「お前は最高だぜ」と言い残し,倒れるコゲンタ.しかし戦いがここで終わらなかったことが,恐ろしいものを招くことになります.
百鬼滅衰撃の生み出した灼熱の道の向こうで,倒れたはずのランゲツが立ち上がり,動けないコゲンタにとどめを刺すために接近.これを防ぐため,必死で神操機を振るリクの姿と叫びは悲壮.普通に考えれば厄介ごとを運んできた己の式神を,「まださよならしたくないんだよ!」と叫んで呼び起こそうとする様子は百鬼滅衰撃に涙を流し怒ったときの繰り返し.しかし今回はもう一歩先へと進み,極限に追い詰められたリクは,「もう,ひとりぼっちは嫌なんだよ!」と本心を絶叫! …これは,9話で欠けていた大きな要素の一端.コゲンタを失うのが嫌なのは,孤独になるのが嫌だから.リクの心を動かしスイッチを入れる動機の一部が明らかになることによって,溢れる光! コゲンタは異様な脈動をはじめ,その体からは巨大な黒い影が立ち上ります.式神本来の力を開放するという大降神を図らずも発動させてしまったリクの手と神操機は激しく震え.黒い影はランゲツを軽く蹂躙.誰にもコントロールできない異常事態に飛び込んできたのはユーマの知己であるらしいミヅキ.ランゲツを回収して姿を消し,残るは暴走するコゲンタのみ.リクは必死で元に戻るように叫び…その声に応えたのか,ようやく元に戻るコゲンタ.

大降神の姿はアバンで暴れている巨大な式神の姿によく似ています.千年前にこの地を滅ぼしたのは地流の大降神? それにわざとこの地を襲わせたのだとすれば,大降神をコントロールする方法もありそうですが.また,リクが孤独をひどく嫌うのは,両親の存在を途中で失うという生い立ちゆえのこと? コゲンタを失うだけで「ひとりぼっち」って,祖父や友達はちゃんといるはずなんですが….
元に戻ったコゲンタは眠っていて,リクはようやく安心できて,失わずにすんで.「式神も,眠るなんて,おかしいよ」と喜びの涙を流します.流派章は参の位へと上がり.1クールの終盤を彩る相当重要な回もなんとか終了.「孤独が嫌」なんてのはごくありきたりの動機なんですが,大切なのはそれをどう見せるかという過程.今回は,その描写の丁寧さが本当に素晴らしい! で,折角素晴らしいんだから,百鬼滅衰撃の「衰」が「哀」になってるようなので直したほうがいいんじゃないかな.
さて次回は総集編風? でも京都にあの2人の姿があるのはなぜですか(笑).のめりこんで見ていた視聴者に一息つけさせてくれるとありがたい次回に続きます!

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焼きたて!!ジャぱん#9

「まだ負け犬なんかじゃないの巻」

太陽の手甲を手に入れるための河内の特訓は,気絶している間すら続いていた.過酷な水泳や睡眠中のEMS,さらに卵の白身まで飲まされるのは,店長のようなマッチョな体を手に入れるためと知って嫌がる河内.しかし河内が勝ち残るためには,代謝を上げ筋肉をつけることで手の温度を上げ,太陽の手甲を手に入れるしかないのだ.
一方,和馬は翌日の夕方に店に帰ってきた.伊豆を目指していたが三浦の寿司屋で調達してきた材料は新鮮なわさび.これを使って作ったジャぱん32号・わさび食パンは悲しくないのに泣けちゃう美味さ.順調にかびないパンまでつくってしまう和馬の姿に河内は落ち込み,そんな彼の頭に店長は酒をぶっかけた.

新人戦に向けて準備を進める有望な若者2人の姿を描く「ジャぱん」.なんといってもパンタジアの新人戦では自分が作ったパンに対して審査員が素晴らしいリアクションを返してくれるので,職人としてはどうしても出場したいところなのです.嘘.本店勤務の夢のため,さらに己のパン職人としてのプライドのためにも同期で同僚の和馬に劣る結果は出せない河内は,今回もまだまだ揺らぎます.さらに合間に織り込まれて最後に愉快なところを持っていくのが目立たない木下.
前半は河内の裸からスタートでうれしくありません(笑).気絶した後までもEMSで強制的に筋肉を鍛えさせられている河内.その上卵の白身まで飲まされるという拷問に耐えがたい気持ちはわかりますが,うら若き乙女の顔に白身は噴き出すってのはどうだろう(苦笑).顔にクリーンヒット後の月乃さんの修羅っぷりが,画と声がぴったり合っていて素晴らしい.この痛い痛い特訓は…河内に筋肉をつけさせ,マッチョにするため.「なんやてー!」 まあ,いきなり店長とか模糊山みたいな体型にすると言われたら普通お断りして当然でしょう.しかし,才能のない河内が天才たちと互角に戦うためには,この特訓を受け入れて太陽の手甲を手に入れるしかもはや手はないわけで.ただし時間のなさから,この特訓をどうしても心から受け入れることができない河内.
そんな同僚の苦闘とは対照的に,早朝から寿司屋の前で行き倒れる主役.…いい絵です.寿司屋で捜していた材料を見つける和馬.巻物を食べて少女漫画風になっているあたりも愉快なんですが,これじゃーこれじゃーと寿司を持って舞い踊る様がとても主役とは思えません(苦笑).この効き過ぎの主人公に誰かツッコンでやってください!
和馬が無事に南東京支店に帰還を果したのは夕方で,迷うことなく早速ジャぱん32号を作成.ここで河内が32号を食べない理由に納得がいきません.うまかったら使ってしまいそうというのは理解できるんですが,「ろくなリアクションがとれない」ってのはパンを食わない理由としてアリなのか? パンを食べたら絶対にリアクションを取らなきゃいけないのか(苦笑)? 月乃と木下はこの新作パンを食し,特に月乃さんが素敵なリアクション.「ああーん」からはじまるトリップ芭蕉世界…侘び寂び…わさびの世界! プロではないのでまだまだわかりやすいダジャレで,ノリノリ.確かにわさびには細菌やカビの繁殖を防ぐ成分が含まれていて,それを使った防腐用シートもありますね.さらに西洋わさびと食パンは相性ばっちりということでこれは予選通過するためのものとしては十分な出来.
そして,このアイデアに打ちのめされてしまう河内.才能を手に入れるための思い切りもなく,予選のためのアイデアも思いつかず,ただ悔しくてついには戦う前に立ち向かうことから逃げようとすらしてしまう河内.しかし,この負け犬予備軍の頭に向かって,店長は酒をぶっかけた上にゴロツキのような凶悪な挑発を放ちます.

後半は河内が立ち直るまで.負け犬呼ばわりし「夢なんか忘れちまえ!」という徹底した店長の挑発は,言葉は悪いですが全てが真実.だからこそ睨み返すことはできますが,正面から反論することなどはできなくて逃げるしかない河内.
逃げ出して滑り台で落ち込む河内に対し,追い討ちをかけてしまう和馬.逃げる河内を追いかける和馬.なんで和馬がこんなに必死なのかと思ったら,彼はボケお得意の勘違いで「どこ怪我したんじゃ?」とずれたコメント.確かに河内の心の中は挫折感と無力感でずたずたなわけですが,和馬にそれがわかるわけもありません.店長の酒を消毒と勘違いしていたアホの和馬の言葉をきっかけに,店長の真意に気がつく河内.…消毒…菌…もしかして…! 心遣いに気がつきながらも,自分が勝手に思いついたと己に言い聞かせつつ河内はカビにくいパンの制作開始.「なめたらあかんで!」と作り上げようとしますが,和馬のようにあっさりうまくいくことはなく試行錯誤している様子が天才でない彼らしくていい.河内の液体を練りこんだ食パンづくりは翌日の朝まで続きます.
さて,今回の主役は河内ですが,影の主役は地味な先輩のキノコの木下.凡庸な職人で職場では冷たくされている…というよりは居ることをよく忘れられてしまって辛いことばかり.その上後輩も尊敬してくれずにタメ口.ちょっと優位に立ってマッサージしてみたら蹴られる始末,と気の毒なキノコ頭.もちろんこの支店にいるということは才能はあるんですけどね.そんなこんなで不満が内心で渦巻いている木下が河内流食パンの最初の試食者に.とてもいい匂いのこの食パンを食べた木下,あっという間に真っ赤な顔の酔っ払いに変身! ブランデー練りこみ食パン1枚で大トラ…ではなく大馬鹿マンになってしまう木下.
このパンは正確には大酒パンならぬ大阪パン1号.店長の酒をヒントにした河内が作り上げたのは,洋菓子のテクニックを食パンに転用したもので,確かに風味は良くなりそうです.そして「帰ったかと思ったぜ!」と相変わらず毒づく店長に対し,河内は睨みに睨んだ上で,勢い良く礼を述べます.
河内の崩れそうなパン職人魂を奮い立たせてくれたのは,店長に対する反感と店長のくれたアイデア.戦ってもいないのに己の心の弱さに負け,くじけて腐りそうになった心を消毒してくれたのは店長の酒なのは間違いありません.だからこそ頭を下げる河内の顔はすがすがしい.予選を前に精神的な成長を遂げた今の河内は,和馬に対してももう引け目を感じることはないはずです.今後どこまで和馬との距離を縮めることができるかも今後の見もの.次回,本戦開始に続きます.

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怪奇大家族#11

「三途の川で流されての巻」

そして朝.変な夢に絶叫した母のおかげで早起きする家族たちだが,その団欒の中にキヨシの姿はない.真夜中に,開かずの間の中でキヨシは死んでしまったのだ.幽霊になってしまったキヨシに驚き喜ぶ同じ幽霊のアサミ.キヨシは自分が死んだことを家族に伝えようと念写してみるものの,思いは伝わらない.
なんとか生き返りたいキヨシはアサミとともに開かずの間へ.しかし,キヨシにはお迎えが来てしまう.彼が転移させられたのはどこかで見たことのあるような川原.この三途の川原には十中八九郎(兄)が待っていた.生き返るにはこの三途の川を今まで誰もやったことのない渡り方で渡ればいいのではないかという提案に乗ることにするキヨシ.

前回よりとんでもない展開を遂げ,シリーズ完結を前にして主役が死亡してしまった「怪奇」.今回は死後の世界をおっかなびっくり彷徨するキヨシ.ここまで直接の顔合わせがなかった八九郎との出会いや,下手なスタジオセットよりも金がかかっていないことが愉快すぎる三途の川など見所満載.その中でも同じ立場となったアサミさんとのやりとりが素晴らしい.ちゃんとアバンも変わっている上に,死んだので驚いているあたりも芸が細かい!
序盤.例の真夜中は過ぎてキヨシは幽霊となってしまったわけですが,家族はそんな事情は知らない上に元々キヨシのことはかなりどうでもいいらしく…要するに普段と同じ朝なあたりが悲しい(苦笑).父の夢はどうでもいいとして,母はどんな夢を見ていたんだろうか.キヨシがいないのに気がつきながらも無視して茶の間から去る家族の影で,一人取り残される霊のキヨシはとっても気の毒.
一方,霊の世界に踏み出してしまったために見えすぎるようになってしまったキヨシ.人間のときは目にすることがなかった,妙な笑い声つきのセクシーなアサミさんの着替えシーンを思い切り目撃することになり,童貞としてはうれしいような,やっぱりそうでもないような…(苦笑).見られて動揺するアサミさんですが,キヨシが死んでしまったことに感情が大混乱.同じ立場になれたことがうれしくて大爆笑! まあ,昨晩言われてある程度覚悟はしていたはずですが,目の前で露骨に喜ばれてしまってはどうにも気分は複雑です.キヨシはもちろん死にたくはないので,とりあえず家族に死んだことを伝えるため念写で文字を書くことを決意.この試みは「清死」であったためにあっさり失敗するわけですが(笑)もしかして生きているときより有能になってませんかこの主役?開かずの間に戻ったキヨシは,自分の死体に霊体を戻そうとするものの…そのカップリングはかなりアブノーマルなので乙女には目の毒だなぁという状況に(苦笑).例の石の中から聞こえてくる音は一体何なのか? 母に聞こえているのと同じ音?
さらに生き返りたいキヨシのはずが無情にもお迎えが御到着.無力な彼の前に広がるのは三途川.そこらの川原にしか見えないんだけど三途の川.だって看板があるから(苦笑).そしてこの川岸で十中八九郎と出会うキヨシ.…そうか.こいつも日本人じゃなかったのか(笑).三途の川の渡り方の4つ目まで(橋・浅瀬・深み・船)はまあいいとして,新たに加わったらしい三途の川の渡り方が電車.確かに過去に比べたら日本人の人口は爆発的に増えているわけだから大量輸送の手段が必要になのは間違いないですが,本当にそれでいいのか(苦笑).
しかしキヨシは彼岸である向こう岸に渡るわけには行きません.生き返るにはどうしたらいいか…ということで提案されるのが誰もやったことのないオリジナリティ溢れる渡り方.しかしキヨシときたら新たな弱点が露呈するというダメっぷり.悪行を犯した人間は深みを渡らされるらしいので,後ろ暗い皆様は水泳の特訓をしておくことをお勧めしたい(笑).そして家族の力に関しては,ほぼ期待できないという切ない状況です.

中盤.実は誕生日なんですが家族に陰で祝われている父は外国料理屋でMIBの2人と打ち合わせ.「日本語が通じないのでもってこいです」…こっちはやはり日本人ですか(苦笑)? MIB曰く,空間のゆがみは開かずの間で今日頂点に達し,そこから宇宙人がやってきそうな気配満載とのこと.この設定は残り2話,特に最終話あたりで大爆発しそうです.そんな本筋に関係なく,誤って例のペンでぴかっとやってしまって揃って少し記憶を失う一同が愉快(笑).
そして今度は忌野家にも動きが.弟の九十郎がキヨシのために参上するわけですが,よりによって一番信じない妹と談判することに.それでも必死にキヨシの死体は開かずの間にあると主張し,さらにキヨシが持ち出した例の本を妹に渡します.九十郎の前では信じるそぶりも見せない妹が,一人で開かずの間の扉を開けようとしているのにはちょっとほっとしました.この光景,川岸のキヨシに教えてやりたいなぁ.そして母は大変に重要なことを思い出します.

終盤はキヨシの川流れ.いくらコーチされたとしても根本的な問題を抱えているキヨシはなかなか川には飛び込まず.そりゃ,この寒い時期に川に飛び込みたい奴はいないよな(苦笑).彼岸を,成仏を目前にしながらも,生まれ変わるより覚えておきたいと川を渡らずこちらに留まっているアサミさん.彼女の記憶には辛いことのほうが多いはずですが,それでもこの世に残りたいという未練がこの場に繋ぎとめていたわけです.けれどその鎖を解き放ちそうなのがキヨシの存在.一緒に川を渡ってもいい…なんてのはアサミさん必死のプロポーズだと思うのですが,これをキヨシは「ごめん」とお断り.一緒に生まれ変わるわけにはいかない…という間接的な,しかしはっきりとしたお断りの言葉を受けてもそれでも笑えるアサミさんと,そんな彼女に笑えるキヨシ.この2人のくすぐったいやりとりに八九郎はどうにも納得のいかないものを感じております(笑).
そしていきなり祖父が登場したため,えらいコンパクトに祖父のボケに突っ込みまくるキヨシ.ここまでの話数で随分と対応に慣れたようで,「どこ行ってたんだよ!」「あら,じゃないよ!」「果せないよ!」「わからんはなしだよ!」と畳み掛けるあたりが素晴らしい(笑).ここでキヨシは川の流れに逆らえば生き返れるのではないかと考えます.しかも,泳げなくても浅瀬を歩いて上流まで行けば!とナイスアイデアを立案.鯉→鮒→ハゼの変遷が愉快ですが,川原を上流に向かって歩くんじゃだめなのか(笑)? そしてやっぱりコケて溺れるへっぽこ主人公キヨシ,期待を裏切らない情けなさの上に祖父は四十九日で成仏.「ちょっと待ったー!」.いきなり三途の川をどんぶらこと流されていく主役に呆れる八九郎に対し,「私,昔からあの人を知っている気がするんです」と思わせぶりなコメントを発するアサミさん.霊だから川で溺れることはないにしてもやはり苦しそうなので,誰か早くキヨシを助けてあげてください(苦笑).死後の世界への移動に飽き足らず,今度は過去の世界に踏み込むことになるキヨシ.一体忌野家の過去に何があったのか.次回に続きます.

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忙しいとか最終回とか

師走なので忙しいったらないですよ.特に落ちている体力をさらにすり減らす外出は勘弁して欲しくてたまりません.風は強いし辛いのなんの….
そんなわけで高いところの風景.


なんだか写真は久しぶり.最上階は眺めが抜群です.

こんな忙しい日々でもアニメを見る時間だけはなんとか捻出しているんですが,書くほうが遅れ気味なのはご存知の通り.年末の休止でなんとか追いつけるかどうかというところ.そのかわり忘年会とか帰省とか,個人的なイベントの記録をいくつか書き込んでいくんじゃないかな.

さて,昨日見終わったたものの記録を.数字は例のあれ.

○KURAU 4:3:1
作画の美しさとそこからかもし出される雰囲気の良さで全て引っ張っていくという芸風は健在.「L/R」のときもそうだった(笑).主役を女性にしたので画面に人を引き寄せる力は増しているんですが,そのスタイリッシュな空気と愛するもののために全てをかけるという熱血ストーリーの相性がそもそも悪いのがネックで,感情の吐露として重ねられる言葉がどうしても薄っぺらいものに感じられてしまったのがかなり勿体無かった.主役の2人も田舎より都市を背景にしたときのほうがよく映えていた気がするなぁ.
にしても画の美しさやキャラ造形,そして曲は素晴らしく,ラストも予定調和ですが御伽噺としては優しく美しいものでした.この空気感は他にはない独自のものなので,ぜひ独自の芸風として磨いていただければと.クリスマスは可愛かった!

○リングにかけろ1 4:2:4
泥臭さ,画力を超えた気合,この前のめり具合がたまりません! 剣崎との決勝からチャンピオンカーニバルへと爆走する物語は,どこを取っても笑いと熱血で一杯.短い話数ゆえに説明不足の部分も多く,どうしても原作既読者向けのものになってしまっていますが,もし初めてこれを見て本当に面白いと思った人がいたならぜひ原作で続きを追うことをお勧めしたい.それはそれは凄まじい超常バトルがこの先も炸裂してますんで! そして読んでもらえれば,今回のアニメ化が決して無理に極端に描いたわけではなく,原作のテイストを忠実に再現したらああなっちゃったんだということをご理解いただけるはず(苦笑).男も女もみんな「漢」な秀作です!

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金色のガッシュベル#86

「これが彼らの戦いの巻」

ゾフィスにココは操られている.この真実にようやくたどり着いたシェリーは戦う意思を取り戻す.右腕をやられたゾフィスは高速移動でシェリーを集中して狙い,足を傷つけたシェリーをブラゴとともに呪文で崖の下へ落とした.
強敵を倒したことに笑うゾフィス.しかし,彼を待ち構えていたのはガッシュたち.この悲しい戦いを仕組んだ元凶,ゾフィスに対するガッシュたちの怒りは深い.ここまで利用された魔物と人間たちの気持ちを背負って戦うガッシュと清麿に対し,ゾフィスはその技を火口へと向けた.

石版魔物編最終章を展開中の「ガッシュ」.ここまで原作をベースとし時折オリジナルを混ぜて展開してきましたが,この終盤に至って原作にない展開を開始します.原作では主役がかなりないがしろで(笑)けれどそのないがしろ具合が良い意味で少年漫画らしくない,実にサンデー掲載らしい終幕を迎えるわけですが,アニメでは本来の少年向けらしい展開へと路線変更.もし「ガッシュ」がジャンプ掲載だったら原作もこんな終幕を迎えていたに違いない.

前半はブラゴ組まさかの戦線離脱.前回でようやく心の曇りも晴れ,これでシェリーも本気でゾフィスを叩きのめすことができるのか…と思ったら意外な展開に.ブラゴによってゾフィスは右手をやられるわけですが,ここまでの展開で相当のダメージを負わされていたシェリーたちが劣勢であることには変わりないようです.追い詰められ,いつもの澄ました言葉が消えて極端にガラの悪くなるゾフィスですが,もちろん卑怯者として敵の弱点を容赦なく狙う判断は健在.足を傷つけられ,ここまで来たのにと悔しがるシェリー.もう少し心の力が残っていれば大技で空中のゾフィスを地に叩き落すこともできたはずですが,逆にゾフィスの側に呪文を使われて谷底へ落とされてしまいます.周到なゾフィスの性格として,この噴火口近くの地形と特質を事前にかなりよく調べていたに違いない.一度落下しかかって助かってしかし…という部分はさっぱりしすぎで今ひとつ.
ブラゴたちを退場させたことにご満悦なゾフィス.しかしこのご満悦を襲うのはレイラのミグロン! 有頂天だったゾフィスの前に,次々に現れるガッシュたち一同.月の光の石が壊されたのは知っているはずですが,その程度ではデモルトは倒せないと踏んでいたに違いない.巻き込まれた石版魔物代表のレイラ組.そしてその石版魔物を救うために尽力してきたティオ,ウォンレイ,キャンチョメ組.ディカポルクの正体がものすごくあっさりバレてるあたりが,さすがゾフィスは賢いや(苦笑).さらに石版魔物編で劇的な成長を遂げたウマゴン組にまで登場され,さっきの有頂天はどこへやら,「腸煮えくり返ってるのはこっちのほうなんだよ!」とものすごく怖い顔になるゾフィスに対し,呪文で攻撃をかけてくるのがガッシュ組!とナゾナゾ博士.その他の連中は遺跡に置き去りみたいですね.
仇敵に再び出会えたことでガッシュたちのテンションは急上昇.ここまでの魔物の気持ちを,全ての人の気持ちを背負って戦う気満々のガッシュと清麿.実力不足を気合とチームワークで補うガッシュたちと,冷酷な判断と周到な計略で補うゾフィスはやはり好対照.ゾフィスの計略はどこまでも深く,ガッシュたちの挑発を受けたゾフィスは火口へ一撃を放ちます.

後半は呪文を有効利用するゾフィスが賢い.ゾフィスの呪文で噴火を開始する火山口.噴出する火山岩から逃げるガッシュたちに対し,それを呪文で砕くことで追い討ちをかけるゾフィスなんですが…なんかあの位置だとゾフィスが一番最初に噴石にやられそうな気がするのですが(苦笑).自然現象で己の呪文を強化し,それに対応するのに手一杯な一同に巧妙な攻撃を加えてくるゾフィス.卑怯者なのは間違いないですが,一人きりで誰にも頼れないゆえに培われたに違いない省エネファイトぶりが光ります.
火山とゾフィスの連携によって,隠れていたところを岩に押しつぶされそうになるガッシュたち.しかし,清麿は伊達に全てを背負うと宣言したわけではありません.ちゃんと岩だって背負います(苦笑).…ただの人間で頭からすぐ流血しますがそれ以外の部分の打たれ強さなら(フォルゴレほどではないですが)天下一品.そのパートナーであるガッシュはさらにすごくて,敵を許せない「勝つぞ!」の気力だけでラドムを3発を生身で受けきってしまいます.ある意味作品世界を壊しかねないほどの主役オーラを放つガッシュと清麿を仲間たちの盾はしっかり護り,3枚の盾が術を次々に食い止めていく様子が小気味良い.実にジャンプ的な展開です.
コンビネーションはまだまだ続き,キャンチョメが変形してウマゴンごとガッシュを宙に打ち出し,空中のゾフィスを狙います.これがガッシュたちの戦い方.同じ信念と理想を共有することによって,足りない力は互いに補い実力以上の力を引き出すという力の面だけでなく,誰かが倒れても信念が仲間に引き継がれて残り,その信念の眩しさで敵すらも仲間に変えてしまうわけで,思想の戦いとしても優れているんですよね.信頼と友情を旗印として不可能を可能にする,それがガッシュたちの戦い.その溢れる想いと信念が迫力溢れる気合となってゾフィスを威圧し,ついにはゾフィスに対しガッシュをぶん投げる清麿!
主に気合を動力にしたこの展開はやたら主役が語るためいつもより居心地悪いんですけども(苦笑),ジャンプ系の展開では逃れようがないので,もはやこうなったからにはこのノリで爆走していただきたいと思います.ブラゴたちはどのように復帰するのか.夢のガッシュ・ブラゴの共闘は現実のものとなるのか.そして戦いに決着をつけるとき,一番おいしい立場に立つのは一体どの組となるのか.次回に続きます.

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ケロロ軍曹#37

「脈絡無視のノリ重視の巻」

(A)資金難に陥った軍曹は,ドロロに忍者教室を開かせてペコポン人から月謝を取ろうと考える.チラシを巻いて人集めをしようとするも,月謝が少々高すぎて思った通りには集まらず,生徒を待つドロロは落ち込んでしまう.このまますねられては忍者教室が維持できないと考えた軍曹たちはペコポン人のかわりに教室に入門.しかし,真面目に忍術を教えようとするドロロをよそに,軍曹たちは忍術をネタに遊びはじめる.

(B)夏美の部屋に翼竜が乱入.それに怒った夏美が冬樹を連れて軍曹のところに行こうとすると,冷蔵庫の入り口がいつもと違う様子.中に広がるジャングルでは,ケロロ小隊とティラノサウルスがお待ちかね.資金難に陥った軍曹は,恐竜を再生してテーマパークをつくり,ペコポン人から入場料を取ろうと考えていたのだ.怖いティラノにもコントローラーがついているから大丈夫…と思ったら,コントローラーが外れて命がけの追いかけっこがはじまってしまう.

今回はかなり直球の面白さを狙ってきた「ケロロ」.ゲストの556を風変わりなスパイスとして扱ってはいますが,描かれているのは実にスタンダードなどたばた.大人にとってはあまりにノリ重視でべたべたで,先読みだってやり放題のためどうにも物足りないかもしれませんが,特に幼い子どもにとっては非常に面白い回ではないかと.

前半は久々にラビー登場.ラビーさんが本気で働けばすぐに楽な暮らしになると思うんですが,あのダメ兄貴の考えで動いていちゃ生活は苦しいままでしょうね,同じことはケロロ小隊にも言えて,ボーナスだって出たのにもう財政が逼迫してしまう大きな原因はボンクラ軍曹にあるのは間違いのないところ.そこで学校をつくって子どもを集めて月謝を取ろうというコンセプトは,実はそう悪くはないんですよね.忍術で体と心を鍛えようなんてコンセプトは親には非常にウケがいいはずで,商店街よりは住宅地の一戸建てを狙ってチラシを入れて回ったほうが効果的ではないかと.しかし,そこまで考えが及ばない忍者教室には生徒は集まらず,子どもたちのためと騙されて教師を引き受けてしまったドロロはすっかり落ち込んでしまいます.
落ち込みドロロをなんとか教師の座に維持するべく,客引きのはずのケロロたち5人は仮入学.モアさんのくの一姿…というかそのスレンダーな褐色の太腿が素晴らしい! 早速講義を開始するドロロが忍術について説明すると,極意なのに地味とか言われてしまったり,忍者の本業である隠れて逃げてかく乱することを否定されたりと大変態度のよろしくない生徒の皆様(苦笑).高速移動で複数いるように見せる分身の術は,脈絡なしにあっさり軍曹が実現するのにびっくりですがあっさり疲れてやはりダメ(苦笑).あの身のこなしは,普段の家事の賜物?
生徒のひどさに落ち込みそうになるドロロが教えるのは変わり身の術.激しい訓練によって成立する肉体技のはずが,クルルがケロンの技術力なんか投入するものだからぐだぐだに.ギロロの赤さを生かしてダルマ,ポスト,りんご…と仲間を変形させて遊ぶ仲間たちの姿にドロロ,激しく不安を感じております.小隊の面々は軍曹以外各自が特定領域のスペシャリストなので,忍術に相応する技術はそれぞれが別に取得しているのがやっかいなところ.その上唯一ろくな特殊能力もない軍曹ときたら寒中水泳なんか不可能なくらいの根性なし.水着姿のモアさんをもっと見せてください(笑).
水遁の次は土遁.土に潜って隠れるのだと渡したクナイがなぜか生徒に大ヒット.説明無視で穴を掘りまくる一同の気合は一体どこから生まれているのか.その上流行はクナイから穴掘りへと瞬く間に移行.モアさん,いくら弱めてあるとは言え,黙示録撃を使うのは危ないよ(苦笑).もはや忍術はどうでもよく破壊活動に勤しむ一同にがっかりするドロロの頭上から,聞き覚えのある濃く暑苦しい笑い声の主は…今回のスパイス,宇宙探偵556がラビーさんを連れて営業妨害の報復に参上.これになぜかケロロ一同は忍者軍団と化して対抗することに.ノリ重視のため問答無用で物語は展開,視聴者もドロロも戸惑いながらついていくしかありません(笑).この戦いは夏美さんに大変な災害をもたらし,ゆえに第三の,最強勢力として二組に襲いかかる夏美さん.そこから隠れ身の術で逃げるようにドロロが誘導したはずが,無体な仕打ちを受けて地に沈んでしまう哀れっぷり.あれほど忍術の精神に怒っていたギロロさん,煙幕に隠れて逃げるのは卑怯ではないのか?
結果的に罪は556が全部背負ってしまい,ケロロ小隊おなじみの共鳴でさえ忘れられ,ドロロの存在価値って一体…あばよ涙とか言われても(苦笑).

後半はさらにノリ重視.冒頭で夏美さんを再び不幸が襲い,これによって日向姉弟は冷蔵庫を通って原始のジャングルへと足を踏み入れることに.相変わらず貧乏な軍曹が仕掛けるのは本物の恐竜を使ったテーマパーク・ジェラシックパラダイス.コンテンツの内容はいいとして,余程維持費を抑えることができないとダメでしょうね.確かに暴竜ティラノサウルスの魅力は素晴らしいわけですが,その危険な生物を安全な状態で維持するってのは一筋縄ではいかないはずで…やっぱりな(苦笑).
ギャオちゃんというひねりのない名前をつけられたティラノの頭にはクルル作のコントロールユニット「3回まわってワン」が鎮座.しかし確か恐竜には2つの脳があったことが災いしたのか,完璧にはコントロールされていないようなギャオちゃん,芸にかこつけて飼い主の軍曹を蹂躙.お手,おかわり,伏せと…全部狙っているよなぁ(笑).さらに「ボール」とってこーい,と軍曹が投げたおかげで発生するお約束の大惨事.ここでギロロがかわりにコントロールされてるあたりが愉快です(笑).
軍曹のコントロールを離れたギャオちゃんは目の前を逃げる小さな餌を追いかけ回し,ギロロを使ってユニットを元に戻す試みもユニットを壊す大失敗で終了.ユニットを外した瞬間に己の使命を忘れるギロロの間がまた素晴らしい.
恐竜相手にはケロロ小隊はあまりにも無力で,怪獣パニック映画のお約束を真面目にこなすケロロ小隊の前に現れたのはスパイスの556.…見に来ただけなので役には立たず(笑).もはや壊れた入り口へと恐竜を廃棄するしかないと小隊内ではほぼ意見が一致するわけですが,唯一それに反対する軍曹は己の体1つで説得に向かい…もはやにエサにすら見えないようで,踏まれます(笑).そしてラスト.それは激しいご都合主義が一同の危機を救います.脈絡なく起きた出来事と超理論によってなぜかタイムトンネルが出現.そして「ボール」を追ったギャオちゃんははるかジュラ紀の昔へと到着し.テレビにはそのオーパーツが骨と一緒に映っていたのでありました.
特に終盤,出来の悪すぎることがウリのB級映画のような展開が,割と丁寧な「ケロロ」にしては随分と投げやりですが,これは作る側が意図してノリ重視のテイストでまとめていると考えたほうがよさそうです.この実験路線は次回も続くんでしょうか.予告のあの映像は…それは画面の前の誰に対するサービスですか(笑)? 素晴らしい画がおがめそうな次回に続きます.

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ボボボーボ・ボーボボ#40

「敵にも味方にも遠慮も容赦もなし!の巻」

マネーキャッスルを間近にして,ビュティとスズはハレクラニの部下,極殺三兄弟に捕まってしまった.その危機を救うべく颯爽と現れたのはピンクのぐるぐるでおなじみのソフトン.ビュティたちは三兄弟の塔の頂上で,腐った牛乳の匂いのガムをつけられあと30分の命に.その非道に対し,ボーボボも三兄弟の弟を人質に取って対抗する.ソフトンのバビロン真拳をネタにしてパロディ攻撃を繰り広げるボーボボとあまり役に立たない天の助.さらにソフトンは次男に対し,奥義・バビロン神の裁きを放つ.

ハレクラニの足元まで迫り,戦闘も徐々に激しくなってきた「ボーボボ」.ただしクライマックスがもっと先なのと画が地味目なので,テンションは極度には上がっていきません.逆にこの段階でやりすぎてしまうと後でどうしたらいいのかわからなくなるからね(苦笑).見所は全編通してのボーボボの失礼なパロディぶりと,中盤.首領パッチの加入前と後で鮮やかに変化する空気.首領パッチがいるかどうかでボーボボたちの芸の方向性が明らかに変わることろが興味深い.

アバンではビュティさんとナレーターはすっかり仲良し.気をつけろビュティさん,そいつは君の苦手なあいつだぞ.捏造あらすじは弱めですが,獄殺3兄弟の前に登場したソフトンの「戦慄の調べを奏でようか」の直後に「はい!」とオープニングがはじまるあたりがちょっと面白い.これ,戦慄の調べだったのか(笑).
序盤はソフトンとボーボボの間接的な戦いwith天の助.塔の上に人質の乙女2人をさらった上にヘルズガムを食らわせる次男のメガファン.腐った牛乳の匂いが辛いのは理解できるんですが,どうしてそれが30分で死ぬことに繋がるのか(笑).でもまあそういう設定らしいので仕方なく苦しむ乙女たち.有能なツッコミと中途半端なボケを人質に取るという非道に対抗するボーボボはもちろん迷わず3兄弟の末っ子・ビープを人質に.ソフトンの顔をくっつけるというもはやツッコみたくも無いシモネタをご披露するこの悪魔に対し全力で弟を取り戻す次男と,精神崩壊しかける次男.…お前ら3人とも,ソフトンさんに大変失礼です(苦笑).この間のソフトンの無表情ぶりは最高.メガファンはボーボボに良心を期待するなどという大いなる間違いを犯し,弟もアドリブで精神崩壊のふりをしてみるもののもちろん大失敗.
成り行きでビープ対ソフトン戦がはじまり,ボーボボと天の助は塔へと向かいます.先ほどのシモネタ扱いにも負けずソフトンは本来の不条理芸を披露.バビロン真拳奥義・ジャマイカの情熱でビープを苦しめている様子がボーボボ的には気に入らなかったのか(笑)早速プレートの上のワカメを使いバビロン真拳を真似してバカにするボーボボ.シリアスな芸風ゆえに直接攻撃しにくいソフトンですらメガファンを使って間接的に貶めるという抜群の味方殺しぶりを発揮(苦笑).その合間には天の助が長男・覇王の熱した鉄板攻撃をもろに喰らい,熱湯系の,リアクション芸人のためのステージで生き生きと焼けてます(笑).そしてボーボボの間接攻撃をものともせずに,メガファンに対し大技・バビロン神の裁きを発動するソフトン.

中盤は鮮やかなる空気の変化! ソフトンの大技,バビロンの裁きは次男の精神を直撃.「気はすんだか」と現実に戻ったメガファンの前に出現するバビロン神とラブアンドピース.メガファンと,現在の彼の影であり愚かなる理想・愛と平和はともに裁かれております.倒したと思ったら実は…という展開は実に幻魔拳でジャンプらしくかっこいいわけですが,これを見逃すボーボボではありません.こっちはわかめの味噌汁で敵を挑発の上,わかめと見せかけて「花のナース組!」とバビロンの裁き風攻撃を食らわせた上に.巨大仏像ナースこと鼻毛神に裁かせるという狼藉ぶり.ナースたちの声がたまらなくいいんですが,こんな幻想はたぶんメガファンはまったく望んでいないと思います(苦笑).そして,元ネタにされたソフトンに非常に失礼だ(笑).3人目の天の助は失敗.なんせ指がない.
そして,こんなまったりした展開をぶちこわす爆音が地の果てから響いてきます…前回遊びに出かけた首領パッチ,迷子となってご帰還です! 崇高な音楽とともに涙の再会は殴り合いに変化してさらに抱き合うというお約束の茶番ぶり.「そんなあなたがすっきゃねんー」とどうしてそこだけ訛るのか(苦笑).
さて,これでボーボボ側は首領パッチ師匠を加えて大幅に戦力増強.コスプレからリアクションまで幅広くこなす首領パッチの奥深さにおろおろする三兄弟の横ではボーボボがおろおろ.うっかり塔を巻き込むおろおろ台風へと遷移して,三兄弟の気づかぬうちに気球のビュティ救出隊ご出発! 明らかに芸の出るテンポがが一段上がっています! 救出を食い止めようとする次男と3男の兄弟奥義・ポイズンバブルフラワーをところてんガードで退け,逆に焼きサンマアワーでいぶし返すというボーボボの巧みなパロディぶりが素晴らしい.ものまね番組でご承知のとおり,まともに当たると面倒な強い相手だからこそ,極端なものまねで茶化すだけで真似された相手は結構なダメージを食らうものです.その上ここまでバカにされてきた恨みを晴らすかのごとく鉄板とともに兄弟にぶち当たるソフトン.容赦がありません(笑).

終盤は追い詰められた次男と三男による「兄弟愛による体力回復」よりスタート.適当な造形の,しかし頬を染めた兄弟の顔が近づいていく非常に嫌な絵をボーボボと首領パッチがくすぐって妨害…するかと思ったら結局ぶつけてるんだよな(苦笑).さらに田楽ショットで兄弟に追い討ちをかけるボーボボ.恐ろしいほどに,自分とビュティさん以外には容赦のない男です.次男と三男は勝手知ったるフィールドで体勢を立て直そうとするも,天の助の立てた家に背中から激突.場の雰囲気だけで強い長男まで吊るしているあたり,天の助の「調子に乗る」という芸も相当のものです.こうやって調子に乗っておけばより激しい攻撃を敵から食らえて2度おいしい,というのもOVER戦でご承知のとおり.
落下した天の助をよそに,ボーボボたちを襲うのは兄弟奥義・兄者砲! 足元が不安定な空中ステージにはぴったりの遠距離攻撃なんですが,足場のプレート破壊はソフトン奥義・ムーの遺産であっさり無力化される始末.その横ではさらに塔の頂上目がけて側面を走る首領パッチ…とボーボボ一行の予想もつかない行動ぶりに翻弄されるしかない三兄弟.わざわざ臭いガムをつけてヒロインになったパチ美をハリセンで三兄弟にぶち当てるところまで,全ては当たり前のお約束.ボーボボたちがこれまで経験してきた本当に滅茶苦茶な(笑)戦いに比べれば,兄弟奥義・美しき訴え程度では紙1枚ほどの障害にすらなりません.
田楽を使ってさっきの技まで茶化され,その実力差を痛感した三兄弟は力を合わせてレーザービームに頼ります(笑).ツッコめる状態ではないビュティさんも思わずツッコむような無体な技に対抗するため,ボーボボが準備したのは飛び道具のスポンジたわし.この場の空気を支配した3バカが手にすればスポンジすらも立派な必殺武器.変な影つきでぶん投げた上に止めはやっぱり首領パッチ!
今回のコンビネーション勝負は人数もあって明らかにボーボボ側有利で推移したわけですが,極殺三兄弟は最後のあがき.兄弟最終奥義・弟から力結によって長男・覇王を強化! 実力を匂わせる間抜けな顔はシリアスに変わり,バランスが悪いことこの上ありません.まだまだ序盤.この作品にしてはゆったりとしたペースでテンションを持ち上げていくに違いない次回に続きます.

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陰陽大戦記#11

「神社には闘神士が一杯の巻」

ナズナに案内された天流の遺跡に見覚えがあったリク.しかしいつどこでかは思い出せず,結果的にはナズナを怒らせることになる.食事も無邪気で品がなく,どうにもリクを天流宗家と認めることができないナズナ.そこにやってきたのは天流のテル.彼もリクよりはマシだが,腹が減っていた.
その頃,以前リクに負けたイゾウはミカヅチの命を受け,新しい部下と助っ人1人を連れ,リクたちのいる京都・新太白神社を目指していた.

遥か昔からの深い因縁の物語のはずが,何をどう間違ったのか主に別の意味で面白い「陰陽大戦記」.前回のヒキからするといよいよ主役が主役としての因縁を使命を確認することになるのかと思ったら,なんと主役が本領発揮.別の意味で(苦笑)! この手のネタは事前に関係者が同意出来ていないとやれない種類のもので,特にこの展開で持ち込むってのは滅多に見られないんだけど…でも,本当にそれでいいのか? 一方後半はバトル満載で目まぐるしい.さて,天流遺跡の秘密ってなんだったのかな(苦笑)?

前半は大問題.ナズナに遺跡に連れて来られたリクは,その光景に覚えがあることに驚きます.しかしそれがいつどこなのかはわからず戸惑ううちにナズナの史跡紹介が.ここは天流の鬼門があった場所で,地流の襲撃を受け天流宗家が消えた場所であり,宗家の遺骸は見つからなかったので伏魔殿に行ったのではないか,という今後の展開のための伏線を繰り出すナズナですが,ようやく何かに気がついたリクが口にしたのは,「小学校の遠足で行った登呂遺跡に似てるね」 …お前絶対わざとやってるだろ(笑)! 登呂は弥生だよ千年前って言ってるじゃねえかよ弥生と平安で千年差があるってんだよ遺溝ならなんでもいいのかよ! つうかこんな落としかたするんなら前回から引っ張るなよ! …最高です! 照れまくるリクのこの一撃はコゲンタを転がしナズナを怒らせることに.千年前から残り,十年前から花をつけはじめた桜に対しても「きれいな花だね」とまんまな感想を述べるリクにナズナも失望するしかなく.ただし,モモちゃんとは3歳の頃から幼馴染なので,今13歳くらいのリクが現在の天神町に来た十年前からあの桜は咲き始めたようですね.そういやあの根元にはやっぱり何かあるんだろうか?
天流宗家ゆかりのこの地に来た上に,白虎を使えるからには何かがあるはずだ…と期待していたナズナですが,リクときたら実においしそうに食事を戴いております.なんせ奴の普段の食生活は自作のアレか買ってきた弁当なので,手作りの食事に喜ぶのは仕方のないところ.天流宗家の行方を捜して伏魔殿に単身乗り込む天流闘神士こそがナズナの理想の宗家のようですが,…そういうのを今のリクに期待されてもなぁ(苦笑).我らが主役の「周囲の期待を裏切る腕」は宗家並みだと思います.あと,ナズナの言う素晴らしい天流闘神士は,前回の冒頭の奴ですね?
続いて太白神社にきたのはテル.「御祓いはこちら修行はこちら」はお約束.天流らしく修行を選び,やはり神社で禅宗の座禅をやらされるテル.座禅自体は闘神士の根性を見極めるためのもので,特に宗派的なこだわりはないんでしょうが…それでいいのか(苦笑)? 「売店にお客さんが」とリクが顔を出してナズナが目を逸らした瞬間に痛む足を吹いているテル,口から火まで吹いて見事なコメディ具合です.しかもこいつ,前のリクとの出会いに引き続いて腹ペコ.天流は腹が減りやすいんですか?
太白神社で以上のようなコント兼伏線張りが繰り広げられている一方で,チハヤとの連絡が切れたのを知ったミカヅチの指示で,リクにやられ戦略的に転進したイゾウが新太白神社に向かうことに.計算高く部下すら切り捨てる彼にシノノメとカスミという新たな部下が補充され,さらには手に負えない助っ人・ユーマまでつけられます.地流の給与体系が気になってきますが一応出張手当は出るようで,強くなればグリーン車にだって乗れますよ.もちろん出張中の食事代は自分持ち.天流の闘神士にはそれぞれ強さ(流派章の位か?)に応じて懸賞金が出る,という仕組みのようです.イゾウは一体何を買いたいんだか.
元々相性の悪かったイゾウとユーマは京都に到着してとうとう喧嘩して分離.「京都だから来た」とユーマは自分の用事を優先し,その後で…と高い喧嘩を買うことになったイゾウ.しかし後半,それどころではなくなります.

後半はパーティバトル「風味」.テルを天流の遺跡に連れていくナズナですが,テルは何も思い出すことはなく,むしろナズナさんの愛らしさにやられております.天流宗家の傍流でも,その子孫はこの現代にもいるんだろうか.一方リクは境内を掃除してお留守番.竹箒が似合ってるなぁ.やって来た客?に「お祓いはこちらで修行はこちらです」…って楽しそう(苦笑).しかし来たのは地流のイゾウ一行.リっくん,気持ちはわかるけど金は人を狂わせ殺す危険なアイテムなんだから「そんなことのために」とか言わないであげてください(苦笑).
リクと地流の3人はそれぞれに式を降ろします.黒鉄のフジ・芽吹のフウライ・繁茂のニンクロウに対するは白虎のコゲンタ.まずは体術中心で小競り合いを開始するとナズナとテルも戦いに合流し,天流側に柊のホリンと赤銅のイソロクが追加.イソロクの発進シーンがまた随分とSF…というかサンライズな悪乗りでいいなぁ.
地流側はイゾウが指揮をとり,五行属性に合わせて仲間をぶつけ,金(フジ)は木(ホリン)を切り,木(ニンクロウ)は土(コゲンタ)から養分を奪います.残った土(フウライ)は金(イソロク)に当てられますがこれは相生.2組を相剋の属性相手とされた天流側は不利となるわけですが,唯一相性問題のないテルがナズナさんに夢中でもっと不利(苦笑).コゲンタを苦しめるのはニンクロウの専守防衛書で,どんな攻撃も跳ね返されてしまいます.この1組を尻目に残り2組は激戦を展開.恋の力かテルの指示によるイソロクの技が大きすぎたり.でも,ここでナズナさんが意地を張らずにテルと敵を交換すれば,天流の側の属性が有利になってもう少し楽に闘えたかもしれません.
ホリンは風神降臨陣でフジを襲い,そのフォローに入ったフウライの攻撃を避けて飛び上がったところをフジの逆手下克上がお待ちかね! そのホリンを助けに行ったイソロクですが…空,飛べるんだ(笑).おかげでクワガタとカブトムシ激突.間抜けです.ところでコゲンタ対ニンクロウ戦ですが,攻撃するほどダメージが貯まるのでリクは「そんな奴は攻撃するな」と身も蓋もない決断を下します(笑).いきなり背景にされそうになったニンクロウはあわてて装甲自転地獄車でコゲンタを襲うも,リク,コゲンタにジャンプを指示!それは印を入れなくてもいいもんな(苦笑).
6人の戦いも終盤に.シノノメのフウライをオトリにして,笑うイゾウはフジの必殺技・北斗元陣三顧之章を3式神目がけて放ちます! 味方殺しで天流を一度に倒すことを狙った大技ですが,結果的には味方のフウライのみが存在を消されます.そのドタバタに合わせてコゲンタは怒涛斬魂剣でニンクロウの存在を消し,1対3となってしまったイゾウまたも撤退.退き所を知っているから,イゾウは厄介なんだよな.しかし天流側もフジの必殺技で2体が大怪我.味方を犠牲にするイゾウの戦い方に怒り,スイッチが入っているリク.

概要を書くのが難しい(苦笑)ややこしいバトルの上,ようやくイゾウを退けたものの次回迫り来るのは強敵,地流のユーマ! 予告ではリク対ユーマの再戦に加え,いよいよマサオミが天流相手に牙を剥くようです.初心者ではなくなったにしても力の差が歴然の相手に対しリクはどうやって立ち向かうのか.大降神とは何か.そして一体誰が降ろすのか! リクのここまでの努力の成果が明らかになるに違いない,恐らくは大荒れの次回に続きます!

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焼きたて!!ジャぱん#8

「まだ動けるからさらに前への巻」

サンピエールとの勝負に引き分けることで存続できたパンタジア南東京支店に,新たな試練,新人戦への召集令状がやってきた.全国のパンタジア新人の中で頂点を競うこの戦いは優勝者に対する副賞も豪華.特に希望すれば本店勤務も可能ということで河内はがぜんやる気を出す.さすがはパンタジアの新人戦で,予選のテーマは「室温で3週間カビない食パンを作れ」という難しいもの.ところが和馬はすぐさま解決法を思いついたのか,ジャぱん32号の材料を取りに行ってしまう.取り残されてしまった河内.自分の実力で優勝したいのだが着想も才能も和馬には勝てないと悔しがり途方にくれる河内に,月乃は「太陽の手,欲しいですか」と問いかけた.

まだまだ普通のパンコメディの「ジャぱん」の今回の主役は「なんやてー」河内.主役にはないパン知識がありツッコミの腕もそれなりで,主役の和馬のボケを輝かせるのが河内の存在なのは間違いないはずですが,パンの腕と着想自体は和馬と大きな差がついてしまい,職人としての実力差に苦しむ河内がきっかけを得て奮起するのが今回以降となります.…とはいえこの努力,長期的にはどんな意味があったのか(苦笑).
前半.ゴールデンタイムに(湯気だらけでも)シャワーシーンからスタートする作り手の根性がいいなぁ.和馬の実家のテレビで放映されたのは2週前の録画…って現実の時間経過に沿ったお遊びですね(先週は休止).和馬の祖父,89でぷるぷるですがタオル1枚の姉に跳ねられても無事で何より.
パンタジアグループの会長である月乃の祖父は和馬の祖父の10歳下.彼から和馬と河内に届いた赤紙は,全国的な新人戦への召集令状.店長も月乃もこの新人戦の入賞者ということで和馬も河内も勝利を義務付けられる上に,河内を駆り立てるのは副賞の本店勤務!ビッグになることを諦めない彼が奮起するのは当然なんですが,競争相手が例年の3倍という情報でどうしてもへこんでしまいます.ツッコミは常識を心得ていてなんぼなわけですが,職人として常識を突破するにはその知識が邪魔になることが多いわけで.「いつもの3倍頑張ればいい」とあっさり言い切るプレッシャーなしの和馬の強さは,河内には手が届かないわけです.
今年の新人戦予選のテーマは食パン.しかも一般的な室内で3週間カビないものを! …とはいえ形が食パンであれば混ぜ物は許されるようなので,条件としては緩いかな.長期保存が可能な菓子パンはいくつかあるので,その防腐技術を食パンに転用する…というのが基本的な攻略法でしょう.ちなみにカビたパンは本当に危険なわけですが,同じようにカビの生えたもちも食べないほうが賢明.良い子だけじゃなく,腹の減った漫画家も真似しちゃだめだ(笑).この課題をあっさり解消する手を思いついた和馬は,就業時間中に早速材料を取りに出かけるパン馬鹿ぶり.こいつパンさえ作っていられれば幸せだから,給料が減ったって痛くも痒くもないに違いない(苦笑).
そして取り残される河内.自分には,作る前から見ている人間をどきどきさせるような意外性はなく,天賦の才である太陽の手もなく.しかしそれを認識してなお新人戦は自分の力で勝ちたいと苦しむ河内.入社テストでの不正行為の後ろめたさはとても良い形で河内に吸収されたようで,それを確認した月乃さんは妖しい笑みで河内に提案を.

後半は河内頑張る! なんと太陽の手を手に入れられるという月乃の誘い.「無理」という常識で回答する河内ですが,河内改に生まれかわれば可能という常識外の返答が.自分では道を切り開く術がなく,その上ことごとく常識はずれのバカにやられてきた河内だからこそ,この常識離れした提案から逃げるわけにはいきません.そして月乃に連行される河内は…大変な特訓を受けることになってしまいます.「なんやて!」
河内が連行されたのはえらく深いプール.そこで重りをつけて朝夜10キロづつ泳げという無体な注文を食らって早速特訓開始!の勢いが実に無情で良い.「がたがたうるさいですわ!」と愛らしく真っ黒な月乃さんが大好きだ(笑).その上SPときたら…アレは嫌だよなぁ.ゆえに泣きながら泳ぐしかない河内.この月乃の黒さにも理由があるわけですが,その1つが1千万の援助金なのは疑いのないところ(苦笑).
さて河内,特訓1日目にして早速プールで死にかけます.脳裏で回るのは過去の走馬燈.それは…パンタジアに入りたかった,その情熱ゆえに死んだ父の姿.「諦めたらあかん! 諦めなければ笑えるんや.」と感動的な台詞なのに,その後父を待つ宿命はあまりにも無情.この部分,コメディとしては考えられないくらいにしっかりとした演出ぶり! 情けない父の死をきっかけに河内は職人を目指し,自分のため,家族のために勝ちたかったものの,天才である和馬にはかなわず…しかし,過去に支えられ,再び泳ぎだす河内の雄姿が素晴らしい.大阪ゆえに浪花節!
こんな河内の諦めの悪さと素性の良さを,月乃は入社試験の頃から認めていました.もちろん才能の方向が和馬とはまったく違うので,和馬と同じような職人にはなれなくても,彼には彼の職人として成功するための道がある,はず…あるといいね(苦笑)!
腕を徹底して鍛えることで太陽の手甲をつけさせるのが月乃の計画.店長や模糊山のマッチョな体も手の温度を上げるため,とキャラ造形に理由があるあたりは素晴らしいですが,今後はネタ重視となるのであんまり理由は出てきません(苦笑).死にかけたものの生き残った河内は自分につけられた「河内改」にツッコミつつ気絶し,他の名前は「ない」ということに決定.一方,和馬は深夜を徒歩で材料に向かって移動中.ボケとツッコミの揃った南東京支店の新人2人は次回も奮闘.和馬が手に入れてくるものは何か.そして,特訓はともかく河内はどうやってカビない食パンをつくるのか.次回に続きます.

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怪奇大家族#10

「誰だって死にたくはないんだの巻」

ある朝.キヨシが目にした新聞の一面には,自分の寿命があと4日であると報道する記事が載っていた.驚くキヨシが目にしたテレビでも同内容の報道が.しかし,その報道はキヨシの前にだけ現れて他の家族は気づかない.次の日は3日に.その次の日は2日に.カウントダウンされていく己の寿命を祖父に相談するキヨシだが,「人間はいつかは死ぬ」と言われる始末.家族に相談するも相手にしてもらえず,真面目に聞いてくれたのは幽霊のアサミだけ.街を歩いても自分の死をあらゆるメディアが宣告し続けついに耐えられなくなったキヨシは飛び降りて死のうとするが,うさんくさい男がそれを引き止める.

12月に入りついに終盤のラストスパートを開始した「怪奇」.ここから先は伏線を巻き込みつつ最終回まで連続話で走るようです.というわけで最終話1話となる今回は存外にシリアス.斜めの構図で描かれるキヨシの世界は己の死に向かってまっしぐら! 主役が攻撃対象にされているためいつもに比べると全体的にシリアスなんですが,脇の連中はいつものノリなのでどこか気が抜けているうちに…大変なことに.

序盤.例のラインはむしろこいつの上を走っているんじゃないかと思わせるくらいに,ここまで様々な怪奇現象に対処させられてきたキヨシ.そんな彼に訪れた朝はいつもと同じようで,しかし明らかに違うもの.自分の4日後の死を告げるメディアや少女がキヨシ最期の日々の開始を飾ります.霊感のある家族でも見えないものがキヨシには見えるということは,この現象はキヨシ狙いに間違いなさそうで.さらに予告でキヨシを精神的に追い詰めていくのもまた,この現象の狙いのようです.
さて,同時期には父の周辺にも動きが.宇宙人の回で出てきたMIB2人がなんと父をスカウト! MIBのリーとスミス(笑)は父をファミレスに連れて行った上で勧誘活動.ところが異常現象大好きな父が思わずツッコンでしまうくらいにこの2人にはいろいろな問題が.「日本人ですよね?」「違います」「塗ってますよね?」「塗ってません」(笑).全世界的にMIBはアレでなければいけないという規則でもあるんでしょうか.それとも形から入るタイプ? しかも折角ファミレスなのに,頼んでくれるのはドリンクバーだけ.MIBってのは資金面もきついのか?
さて,キヨシカウントダウンはあと2日までに進展.キヨシが目にするものには「2」が浮かんでは消え,さすがに追い詰められて祖父に相談するのですが返事はあまり役には立たず.この先に待つものが逃れようがないと知っていたからこそ,あんな返事だったんだろうか.で,家族は相変わらずののん気さで,「幽霊でも家族は家族」って言われたら,キヨシとしてはくじけるしかないよなぁ(苦笑).一人きり辛い状況で唯一気遣ってくれたのが赤い服のアサミさん.彼女とキヨシは1話からのお付き合いですが,最初は完璧にキヨシが押されていたものの,最近はキヨシもしっかり自己主張できる良い関係.「アサミさんはやさしいね」というキヨシの言葉は,夕焼けの土手で切なく響きます.
キヨシの追い詰められぶりはのん気な彼の見た目以上に深刻で,何よりも生きている家族が全然助ける気もないってことに打ちのめされています.なんせあの家族,キヨシが立派なボーイになるまで家出してもそれに気がつかないような連中だからなぁ(苦笑).ついには幽霊になってみるのもいいかもと,飛び降りて死のうとするキヨシを止めたのは十中九十郎.轢き殺され,霊となって忌野家に居ついた八九郎の弟です!

中盤.この九十郎,風体の割に異様に英語が得意そうで手品が大好き(笑).でも遺骨をネタに使うなんてのは死者冒涜も甚だしく(苦笑),「二度としないでください」とキヨシだって怒ります.忌野家の家に潜む邪悪を捜すうちに(不注意で車に轢かれ)命を落とした彼の兄・八九郎.今回キヨシを襲っている死の宣告もそれがらみで,鍵は開かずの間にあると教える九十郎.強力な力で護られている開かずの間に出入りできるのは祖父とキヨシだけなので,そこに入り,いわくありげな本を見つけるキヨシ.あたかも本に触って欲しくないかのように石は揺れます.
そして次の朝.最期の日.突然の痛みに苦しむキヨシの腹には…「1」の傷が!

終盤.明日は死ぬにはいい日のわけもなく,キヨシは九十郎に頼るしかなく…けれど九十郎が遊園地でなぜか食いまくるために貫禄も説得力も大幅ダウン.どうにもうさんくさい訛った日本語に加え,またも手品まで披露されてしまうキヨシの心中をお察し戴きたい(苦笑).世界に災いをもたらす邪悪なものが復活を遂げるという九十郎の予告と,キヨシが持ち出した本に書かれていたキヨシの顔.なんと邪悪な存在の復活の寄代となるのはキヨシの体らしいことが判明.邪悪の復活を阻止するんだ!とか涎だらけにされる(笑)キヨシ.いや,もう未曾有の大ピンチなんですが,九十郎が連絡用に鳩なんかくれるもんだから緊張感が続かないのがこの作品の良いところ(苦笑).
そして真夜中.予告された時へあと20分と迫ったキヨシは鳩を肩に苛立っていました.その苛立ちゆえにアサミさんにすら当たってしまうキヨシ.幽霊であるアサミさんとしてはキヨシが同じ側に来てくれるのは決して嫌なことではありませんが,現実に絶望もしていないキヨシは「死んでたまるか」と元凶の開かずの間へと釘バットを持って向かいます.やっぱりボーイ修行でちょっとだけ柄悪くなったなぁキヨシ(笑).しかしそこにはあの石だけでなく幽霊が待ち構え,予告された時間に,キヨシの魂は体から強制分離!(ついでに鳩も!)
主役が死んで動き出す「怪奇」最終章.あの青いシルエットの正体は何か.父の所に来たMIBは何をするのか.開かずの間の石の意味は.祖父はどこに行ったのか.復活する災厄とは何か.あの位牌にはどんな意味があったのか.そして…ちりばめられた謎はどこまで解いてもらえるのか! やっぱり死んだら驚くのか(笑)! 次回,死後の世界に続きます.

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1年経ちました

このサイトに書き始めてから,今日で1年です.
最初は仕事柄の心がけとして,新しくてこれから一般化しそうな技術をいち早く試すためにはじめたんですが…どうしてたった1年で,こんなに濃いサイトになってしまってるんでしょうか(笑).もちろん,内容は自分なりに自信はあるんですけども,技術例として会社で紹介することはだけは勘弁していただきたい壮絶な状態です(苦笑).つうか,自分でも今になって現役に復帰することになるとは思わなかったもんなぁ.
ちなみに一応1年記念として,毎日更新がどうしても無理な場合は諦める,という方向に変えていきたいと思います(苦笑).

この1年でブログはかなり一般化し,特にWeb上の日記帳のかなりの部分がこれに切り替えられることになりました.大手サービスの始まった当初にはブログについて論じることが流行していましたが,今はトラックバックや更新通知の問題以外はそれほど大きく論じられることはなく,ちょうどホームページが一般化した頃と同じように「そこで何を表現するか」の比重がより大きくなっている印象があります.1年経つことでサービスの選択肢もユーザー総数も大幅に増え,アーリーアダプターからマーケットメーカーの時期へと移り変わっているようです.サービスの便利さと特にデザイン的な自由度と技術力の向上もあって,ここまで静観していた90年代から継続している歴史の長いサイトが次々にブログに移行しはじめたのもその表れの1つでしょうね.
今後のブログは,個人サイトの場合は作成日時で整理できるコンテンツのほとんどを飲み込んで,残るのは掲示板とページそのものを見せるようなコンテンツのみになり,企業ページは特に中小企業が,少人数,あるいはシステムの知識がなくても気軽に運用できるブログに移行して行きそうかも.それから,特に最近移行しつつある老舗サイトに蓄積された情報量は半端なものではないので,個人であれ企業であれ,中途半端な内容のブログは老舗に軒並み客を奪われて淘汰される明日が待っていてもおかしくはありません.まあ,元々HTMLしか使えないころからWebは基本的に一人勝ちの世界だったわけですから,そのルールが人口の増えたブログに持ち込まれるのは当然の話なんですけどね.

で,恐らくブログ同士のシェアの食い合いが激化する今後,このサイトは…まあ,やれる限りはこのまんまでしょう(笑).主に変なアンテナのせいで相当に妙なサイトになってしまったから,最近は人が来るほうが問題がある気がしてきたからなぁ(苦笑).今後もきっと,子どもに付き合わされて見させられている大人や,シリーズ途中や終了後に誤ってファンになってしまった人々をメインターゲットとして激しくぶちかましていきますんで,どうぞよろしく,

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金色のガッシュベル#85

「雲は消えて声は届いての巻」

シェリーがどうしても助けたかったココ.しかし彼女の口から放たれるのは,「ゾフィスは自分に変わるきっかけをくれた」という言葉だった.それがゾフィスが操ったゆえの言葉だと頭では理解していても,ココの口から出るために心を乱されていくシェリー.ブラゴの呪文も本来の力を発揮することができず,力はシェリーを妬み羨んでいたというココの告白によってさらに弱まる.友情を信じようとするシェリーの心を壊していくココの言葉は,美しい首飾りを取り出したときに最高潮に達する.心を折られ悲しみに支配されるシェリーを下卑た笑いで見下ろすゾフィス.

石版魔物編最後のエピソードを迎えた「ガッシュ」.戦闘をメインとしたここまでの戦いと異なり,シェリーを襲うのはゾフィスが周到に仕掛けた心の罠.戦闘力は今ひとつなものの精神的な戦いには滅法強いガッシュ組がデモルトとの純粋な戦闘を行い,戦闘能力は文句なしのブラゴとシェリーを襲うのが精神戦であるというのが良い対比となっています.王になるための戦いを勝ち残るためには,心も体も強く,さらにパートナーとの絆も強くなければなりません.恐らくはシェリー・ブラゴのコンビにとって最も弱い部分を,ゾフィスは執拗に責めてきます.

前半.ようやく再会した2人…しかしココはシェリーが覚えている姿とはまったく違っていました.周囲に立ち込める雲と蒸気が,ココの見えない心を暗示してますね.救いたい友が相手では本気も出せず,あのギガノレイスすら退けられてしまいます.ゾフィスの操作なのか本心なのか.シェリーはココの言葉と態度がどちらなのかを見抜くことができず,その上,自分がココに恨まれる可能性を否定しきることができないシェリーは心の動揺を止めることができず….以下,ときどき作画が崩れつつもゾフィスの怒涛の責めが続きます.
過去,自殺しようとしたシェリーを助けてくれたココ.ブラゴに出会う前から歩んできたシェリーの険しい道を照らしてくれたのは,「歩けばいつか光を浴びられる」という彼女の言葉に違いないわけですが,その感謝の気持ちが逆に今のシェリーを締め付け,苦しめます.だからといってブラゴのように非情に徹し倒すこともできず,ただ心の力を薄れさせてしまうシェリー.心を操ることができるという特性を十二分に生かしたゾフィスの策略は見事に成功.全ての装置を破壊された今のゾフィスにとって,この策略は最後の矛であり最後の盾でもあります.なんせブラゴの強さは洒落にならないため(苦笑)彼にとってもこの盾を打ち砕かれれば確実に敗北するというぎりぎりの状況.相当のプレッシャーがゾフィスの側にもかかっているはずですが,その中で冷静に手を打ち続ける奴の根性は,ひん曲がってはいますが相当のものです.
ココはシェリーとの身分差を根拠にシェリーをさらに言葉でいたぶり,ゾフィスは呪文をまともに使えないブラゴを苦しめるという陰険なコンビネーション.ろくな抵抗もできないうちに,とうとうココの手でシェリーの精神に巨大な鉄槌が振り下ろされることに.シェリー10歳のパーティで起きた,思い出したくもない最悪の出来事.シェリーにさらに過酷な日々を送らせる原因となった家宝の首飾りは…ココの手の中に.「見て,きれいでしょう」と見せつけるココの歪んだ笑顔の威力は,どんな呪文よりも強力にシェリーとブラゴを叩きのめします.周到に計画された策略に飲み込まれ折れていくシェリーを見て,下卑た笑いを浮かべるゾフィスは最悪で,石版魔物編のボスにふさわしい.

後半は雲が晴れるまで.抵抗できないシェリーをブラゴはかばい,その直後にブラゴはシェリーを(手加減はしているはずですが)鉄拳制裁.厳しい戦いの旅路を共にしてきたブラゴなので,シェリーとの精神的なコンビネーションにも自信はあるはずですが,今のシェリーはいつもと違い,1発入れた程度では持ち直させることはできず….「好きにしろ」と突き放す言葉すら不器用なブラゴ流の励ましのはずですが(苦笑),そこまで頑張ってもシェリーの本は光らず,痛めつけられるブラゴを助けようとするも術も出ない状況.むしろ傷つくブラゴの姿が弱った心に追い討ちをかけ,ついにはゾフィスに「本を燃やして」と懇願する状況に! しかし,ゾフィスはここで大きな判断ミスを犯します.本当に怖い相手なら本を差し出された時点で燃やしておくべきなのに,圧倒的優位による慢心が結果的にブラゴの命を救うことに.ブラゴの叱咤を受けても迷いが晴れることはなく,追い詰められたシェリーの手元で,何かを叫ぶかのように,ここまで繰り返し描かれてきた指輪が,涙で割れます.
きっとゾフィスが気にしないほどに小さくて,しかし重要な記憶を取り戻すシェリー.大人のシェリーの前に立つ子どもの姿のココの記憶.昼はお日様,夜は月が,悪いものから護ってくれる….シェリーの迷いを吹き飛ばすこのシーン,「見て,きれいでしょう」を回想し,首飾りを見せるココが本当に見せたかったものへと繋げていくアレンジが素晴らしい! どんなことをしても助けたかったココの本当の声がやっとシェリーのもとへと届きます.その叫びを聞くことができたシェリーの頭上に広がる光もまた,ようやく終局を迎えるこのエピソードを飾る美しいものです.
ようやく復活したシェリーは,最大呪文,バベルガ・グラビドンを容赦なく放ちます.迷いを吹っ切ったパートナーが戦線に復帰し,ここからは一気にブラゴの猛攻が開始!されるのかと思ったら…ガッシュたちが最終戦に乱入するようです.どんな展開でこの物語の幕を閉じようとするのか.ガッシュたちはブラゴの足を引っ張らずにこの戦いを終わることができるのか.下手にボケると鉄拳制裁を受ける気がするぞ(苦笑).期待と不安を抱えつつ,次回に続きます!

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12月上旬アニメ雑感

12月は凄まじい速さで過ぎていきます.間断なく突っ込まれる仕事の合間に年末帰省の準備をしたりとのんびりする時間はほとんどないわけですが,それでもアニメは見る日々です.先日出たボーナスでは,まず白虎神操機を買いました.忙しいんでなかなか振る暇がないんですが,とりあえず流派章は参まで来ました.なかなか印がうまく入らないんだよね(苦笑).
そんな日々でもうれしいのは,シングルCD,サザーランドの「君となら」(陰陽大戦記OP)のカップリングが「その瞳のかげり」(怪奇大家族ED)だったり,TV Bros最新号で「巌窟王」と「怪奇大家族」が取り上げられていたりしたこと.「怪奇」は今期作品の中ではかなり楽しいので,最初から見ていてよかったな.
久しぶりに見ているもののいくつかについて雑感を.

<日曜>
 ○ファフナー,デカレンジャー,アークエ,レジェンズ
 △ゾイド

冲方先生の本格参入から明らかに作品が違ってきた「ファフナー」.大嘘を現実的に見せるには,リアルな小さな描写を積み重ねるしかないわけで.脚本とシリーズ構成こそが最も重要だということを見せつける素晴らしい仕事ぶりです.切らないでよかった! 安定して楽しい「デカ」は増えていくサブキャラクターも(典型ですが)よく立っているのが素晴らしい.「レジェンズ」はようやく少年向けらしい展開へ…ってそこに至るまでの時間がかかりすぎ(苦笑).作り手の良心として子どもを簡単に戦いに引き込むことに対する反感があるのはわかるけれど,それを執拗に描いて喜ばれるのはある程度大人を対象にした場合だけで,その人たちはおもちゃは買わないぞ(笑).「ゾイド」はまだキャラがきちんと立ってない感じ.たくさんいるから大変だけど頑張れ.

<月曜>
 ○:月詠,サムライガン
 △:ファンタジックチルドレン

美麗な映像で頑張る「月詠」は,美麗ゆえに作画崩れした場合にはその影響が大きい.しかし,この先どうなっていくのかと見る人を次回に引きずっていく物語自体の力もかなりありそうで,そこの本領発揮はここから先の展開かな.「サムライガン」は予想以上に面白い.普通に作るとやりきれない描写を,レイアウトや演出でいい感じに省エネしているのもなかなかの見もの.「ファンタジックチルドレン」はかなり苦手な芸風なので,どうしても点は低くつけてしまいますが,それでも切る気になれないくらいに面白い.

<火曜>
 ◎巌窟王
 ○BLEACH
 △tactics

シリアスでは抜群の面白さの「巌窟王」.方向性は違うけれどCOWBOY BEBOPをテレ東で見たときに食らったのと同じような衝撃を食らっています.テクスチャの使い方がどんどん上手くなってるのも素晴らしい.「BLEACH」は安定.殺伐とした状況に挟み込まれる笑いは割と自分好みだったりします.「tactics」は一見能天気で大雑把に見えて,その奥に随分と暗い設定を抱えていそうな不安定感が魅力.

<水曜>
 ○BECK,リングにかけろ
 △NARUTO,KURAU,双恋

見ているとささくれが心に刺さって痛いものの,物語の良さでそれでもさらに先を見たいと思わせてくれる「BECK」.当初の作画の不安定感が消え,やりたい放題ぶりが楽しい「リングにかけろ」.「NARUTO」は新章突入で現在は仕込みの段階.5人の見せ場からはじまり,2人追い詰められていく物語の高揚感をアニメでも再現できるかに注目.「KURAU」はかなり目まぐるしい展開についていくのが大変.これ,1話50分だったらハマる情報量なんだけど,30分アニメだと話の筋で精一杯で,細かい描写がどうしても薄くなってしまうんだよなぁ.「双恋」は…もちろん万人にお勧めはできませんが,継続して見ることで見えてくる独自の面白さがあるのは間違いなし.終盤をどんな風に展開するのかが楽しみです.

<木曜>
 ○マイネリーベ
 △ビィト,舞-HiME,ローゼンメイデン

いろんな意味でやりたい放題でもはや笑いが止まらない(苦笑)「マイネリーベ」.原作展開に突入した「ビィト」はどんどん良くなってきてますが,特筆すべきはグリニデ様.彼の周囲で何か起こるたびに本当に怖くてなりません(苦笑).「舞-HiME」「ローゼンメイデン」は,予測の範囲をあまり越えてこないので自分には合わないのかもしれないな.

<土曜>
 ○今日から(マ)王!,アークエ,ビューティフルジョー,うたかた
 △学園アリス,ふぁいなるあぷろーち

怒涛の展開の中,有利がどんどん精神的に逞しくなっていく「マ王」.ああいう奴だから困るけれど,ああいう奴だからこそなんとかしてやりたい…という人たらしぶりも嫌味なく描けているんではないかと.幸運にも電波を受信できた自分としては,一発ネタで果敢に攻め続ける「アークエ」の頭の悪さが大好きです(笑).最初は出てくる奴がボケばかりでどうなることかと思った「ジョー」はジュニアの参入でなんときっちり安定.彼こそが要だったんだなぁ.「うたかた」は,終わってみるまでは評価がしにくい.しかしここまで引っ張られた伏線がどこで爆発するのかが気になって仕方ありません.最後までつき合ってやるよ! 「アリス」はまだまだこれから.ギャグとしてはマイルド.「ふぁいなる」は15分としては驚異的な物語展開を見せていて,萌えアニメのストーリーとエッセンスを抜き出すと15分で十分なんだなぁとつくづく感じてしまうわけで.

うわ長.ちっとも切れてない.△でもかなり楽しんでいる自分の敷居の緩さがちょっと嫌かもしれません.しかもここに書いてない奴もいくつか見ているわけで…(苦笑).終了間近では「ファフナー」と「うたかた」の動向が気になります.両作ともここから先をどう描くかで全体の評価が変わるはずなので,深夜アニメなんだからぜひ,思い切り作家性を爆発させていただきたいものです.

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ケロロ軍曹#36

「雪山遭難プライスレス?の巻」

(A)ボーナスが出た軍曹は大喜びで無駄遣いに出かけようとするも,冬樹は寒いので一緒に行く気はない.軍曹はひとり外出しようとするが寒すぎて外に出られず,これが「冬将軍」の仕業だと知る.未知の敵冬将軍は手ごわくて,そのアイスブレスに外出禁止令を出すしかない軍曹.しかし冬将軍が気象現象だと知り,新作ガンプラをどうしても買いにいきたい軍曹は特訓を考えた.

(B)タママの遭難話を聞いた桃華は,冬樹と雪山で一緒に遭難したくなった.そこでケロロ小隊の雪山訓練にかこつけて冬樹たち日向家関係者まで自分の家のリゾート施設へと招く.雪中行軍を開始する軍曹たちと,スキーで雪山を楽しむ冬樹たち.ところが遭難したい桃華と本格的な訓練をやりたい小隊の考えが一致してしまったため,晴天の山は一転,予測を超えた猛吹雪に変化してしまう.

多彩なキャラがそれぞれの持ち味を生かしつつ愉快な日常を繰り広げる「ケロロ」.今回はテーマは同じであるものの別内容で2話をお届け.なんせ奴らはハダカなので(笑)冬は辛いに違いないわけで,前半は割とありがちな方向に展開するものの,話をより大掛かりにしてくれるのは後半の桃華さん.確かに憧れのシチュエーションではありますが,狙うと失敗するのはお約束.この作品一番の浪費家はきっと冬樹に違いない.

前半.12月上旬放映の季節ネタとしてボーナスが出てくるあたりは,本作の対象年齢の広さゆえでしょうね.もらってみないとあのウキウキとした感じはわかるまい(笑).若手独身社会人のように無駄遣いに行こうとする軍曹ですが,外には大いなる敵が待っていたのでありました.ところでドロロのボーナスはどこに行ったのか? …やっぱり軍曹がピンハネ?
さて,そんなうきうき軍曹に対し冬樹はコタツでデンドロビウム.わざわざ説明までされてますが,普通のアニメだと「カメ」の一言で済んでしまう(苦笑).こたつと合体した冬樹は寒いので外に出る気はなし.元々若さや逞しさを売りにするタイプではなく,メッセージや歌で動かされるわけもなく…って冬樹には元ネタわからないだろうし(笑).しかも外には「冬将軍」.冬の侵略者で目からビームで世界を凍りつかせるモノの存在を教えられながらも,あえてガンプラのために挑む軍曹.芸人じゃないんだから寒いなら服を着て出ればいいと思うんですが,そこはうかつゆえ,あるいは芸風ゆえに(笑)考えが及ばず,白マフラーすらしていない軍曹,ホワイトブレスに吹かれてやっぱり凍る始末.「キャー!」の高周波な絶叫が素晴らしい!
軍曹は冬将軍に敗北したため外出を諦めようとするも,敵がシベリア寒気団,つまりは気象現象であることを知って再挑戦を決意することに.軍曹が一般常識なしなのは重々承知してますが,どんな天気予報でも1度は説明される有名な現象なので,大人なんだから毎日好きなアニメやDVDばかり見ていないでニュースにも目を通すべき(笑).ガンプラへの愛情ゆえに外出を目指すことになる軍曹ですが…そんなときはネット通販で取り寄せるのはどうだろう(笑).
シミュレーションルームまで制作し,外出のための鍛錬を積もうとする軍曹ですがクルルの操作が極端すぎて花畑などを見てしまうことに.…裸だからねぇ(苦笑).この拷問に逆切れした軍曹,本来はクルルを責めるべきところをなぜか冬樹たちへと怒りをぶつけてみることに.雪山シミュレーションに2人をご招待してみるも,雪があったために遊びはじめてしまいましたとさ.関東は寒いけれど雪は滅多に降らないので,子どもなら喜んで当然だったりするわけで.でも,よくあの短時間で道具なしにかまくら作れるもんだよなぁ…と思ったら外の軍曹とギロロが制御不能にしてしまってもっと大変なことに.破綻したまま終了は,なんだかとってもお約束(笑).

後半はまさに前半のパワーアップ版.前半は室内の出来事であったのが今度は雪山とスケールアップ…とはいえ起きることはあまり変わりないわけですけども(笑).間違いなく主役は桃華さん.己の妄想を実現するために毎回挑む彼女ですが,思った通りにいかないのは9ヶ月経っても一緒.あまりに鈍すぎる冬樹には,性格に多少難はあるものの可愛いしお金持ちな彼女のアタックは大変に贅沢で…実にもったいないわけで.
冬樹と雪山で遭難するために,豪華ヘリで自分の家のリゾート施設へとご招待してくれる桃華さん.それぞれのレベルでスキーに励むペコポン人と,雪中行軍こと雪山ピクニックに出かけるケロロ小隊の様子はとても楽しげ.もちろん天気は晴天,おだやかで,緊張感なんか欠片もなし.ギロロのナイスショットが愉快です(笑).
しかしこの緊張感のなさがもちろん危機を招きます.ここで多少天気が悪ければ両者とももう少し手加減できたはずが良い天気ゆえにやりすぎて,桃華さんの人工降雪装置とクルルの気象(操作)衛星コマワリの相乗効果であっという間に天候激変.吹雪のほうが山小屋に避難したい桃華さんとしては望ましいんですけども….地下から小屋をせり上がらせるくらいの技術があるなら,どこかに脱出口くらい準備していそうなものですが恐らくはポールの判断で全員遭難続行.コントローラーをなくしたクルルの珍しいうろたえぶりが愛らしい(笑).そんなポールの心遣いを知ってか知らずか,雪中で意識を失った軍曹が見る幻が嫌だなぁ….
桃華さんが気がついたのは狙い通りの山小屋の中.冬樹の桃華さんを運ぶ方法はかなりダメなんですけども,女の子を抱いて運ぶのはかなり腕の力が必要だったりするからね(苦笑).そんなあらすじを知らない桃華さんは狙ったとおりの状況で冬樹のアプローチを待つわけですが…またボケてるもんなぁ(苦笑).せめて小雪さんくらいの積極性があればこんなもどかしい状況が続くはずもないですが.仕方なくさらに寒さで震える演技で冬樹を追い詰める桃華さん.しかし…本当に遭難しかけていた軍曹たちに乱入されるわ冬樹はやっぱりボケてるわとお膳立ては完璧に台無しで変化はほとんどなし.桃華さん,ナイスショット(笑).でももし桃華さんの思いが完全に冬樹に通じてしまったら,話を広げるためのタネが1つ消え,ついでに桃華さんの暴走=見せ場も大幅に減ってしまいそうだからこれでいいのかもしれないな.特に成長もなくただひたすら楽しい日々を送る軍曹たちをちょっとうらやましく思いつつ,次回に続きます.

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ボボボーボ・ボーボボ#39

「最強の実力者必要以上の大暴れの巻」

ハレルヤランドでの戦いは続く.ようやくハレクラニに腹を立て,戦う気になってくれたボーボボに対し,首領パッチはもっと遊びたかったためにヘッポコ丸を掴んで脱走する.しかし残されたボーボボたちもついお菓子の家に飛び込んでしまってやっていることはあまり変わらない.だが,お菓子の家の中にはハレクラニ配下のヘルキラーズの一人が待ち構えていた.ボーボボと天の助を主力に展開される戦いはいつもと勝手が違って見えて気を回したスズがやったことは明らかに大失敗に終わった.戦いはビュティを傷つけられたことに怒ったボーボボが天の助と合体奥義を繰り出して勝利し,なぜか田楽が叱られる.

敵の本拠地に踏み込みながらも未だに入らず遊んでいる素敵マイペース番組「ボーボボ」.今回も周囲のアトラクションにひっかかり,その中にいる敵を片づけていきます.目新しいのは首領パッチの離脱.タワーに全員で突入するとどうしても脇を固める役に回らざるを得ない首領パッチは,まだ敵の強くない序盤のうちに視聴者にソロライブを見せつけるべく,突っ込みを連れて出かけていきます.いつもに増してめまぐるしい話ですがこの超展開に対等について行く画と演出が素晴らしい! 特に「バカだから」のあたりの間が最高です!
アバンでは妙にビュティさんとナレーターが仲良し.今回の敵はハレクラニの部下のヘルキラーズ一同.緩いデザインの奴が混じっているのと,緩い奴が実は実力者というのはセットで「ボーボボ」の敵のお約束なので覚えておきましょう.捏造あらすじはあの程度ならいつもの通りですが,ボケているから覚えていないってのはずるいなぁ(笑).

序盤.遊べなかったのをスズのせいと八つ当たりする大人気ないボーボボ.その大人気ない怒りのままでハレクラニをようやく敵として認識し,その部下のヘルキラーズもぶっ倒す!と決意表明.毎度ながら主役がやる気になるまでに手間がかかりすぎると思うんですけども(笑),もっと手間のかかる奴が仲間のなかにおりました.テーマパークに来て遊べなくなることに大ショックを受けた首領パッチはヘッポコ丸を連れていきなり離脱! ボーボボ組の最ベテランで実際は師匠格の首領パッチだからこそ許される行動でしょう.で,上があんな始末なので(苦笑),下の人間はお菓子の家で時間を潰し師匠が戻ってくるのを待つことになります.
首領パッチなしで繰り広げられるおかしの家の戦いは,敵,鮮血のガルベルがビュティさんを傷つけたために比較的シリアスなものに.普段なら場を強制的に和ませる(笑)首領パッチのおかげで序盤はまともな勝負になりにくいんですが,今回はボーボボと天の助の連携でバトルらしいバトルを繰り広げていきます.毎度ながら盾にされている天の助の絶叫,「真の敵はいつも一人!」が泣けるよなぁ(苦笑).貴重なツッコミでありしかも至宝であるビュティさんを傷つけたことをネタに真面目に攻めるボーボボとそのボーボボにやられる天の助.コンビネーションとしてはアリなのですがノリが違うと感じ,余計なことをやってしまう真面目なスズ.プロの芸人なら場に合わせて己の芸風をコントロールするのは当たり前で,無理に超ベテランの首領パッチの代役を務めようとする素人同然のスズの行為は…確かに「それだけはやっちゃだめ」と言われてしまうのも仕方がない(笑).ボーボボは敵の爪をネイルーアーティストで封じ,合体奥義・ところ鼻毛で止めを刺します.毎度ながらここまでまったく役に立っていない田楽は敵の代わりの叱られ役で,いい盲腸ぶりです(苦笑).

中盤は今回の見所.ヘッポコ丸を連れて消えた首領パッチ師匠が一人で勝手に大暴れ! ここまでボーボボの盾の1枚として散々相方役をこなしてきたためにストレスが溜まっていたんじゃないかと思うんですが,ちゃんとツッコミを連れてきているあたりは計算してますね.ダサイジャーステージを十二分に楽しむ首領パッチ.人質役も(いい年をして)自ら志願し,しかも「俺にかまわず悪を倒せー!」と結局ぶち壊す当たりが最高です(苦笑)! 自爆の末にモーモー牛乳販売でステージジャックを果す首領パッチ師匠の暴走は,ヘッポコ丸どころか敵ですら止められないほど激しいもの.歌って踊って乳牛投げて敵の頭に乗せた上,「主役は俺だ!」と堂々宣言する首領パッチ.
敵はヘルキラーズのT-500.ターミネーターかドラゴンボールか.しかし首領パッチも「首領パッチ一味だろーが!」というサイヤ人的気合一発で…へっくんが後で倒れてるんだけどいいのか(笑)? ボーボボと首領パッチと鼻毛真拳を繋ぐ珍妙な等式については,確かにボーボボが主役なんですが,彼を輝かせているのは自分だと確信するゆえに心からそう信じているに違いない.そしてショーは芸暦の長さを反映するようにより大人向けに.今回もてっきり愛する相方ヤッくんがらみで激しくハジケるのかと思ったら,乱射された痛みで湿布星座の聖衣を装着するってのは東映としてはどうなのか! 以前のカオス・オブ・おでんも凄かったですが一体誰向きのギャグなんだよ(苦笑).さすがは首領パッチ師匠,確かに予測不能なような,むしろ予測不能としか予測できないような….

終盤は首領パッチおやびん,止めるものもいないためにさらに加速! ただしクールでタフなシップなヒーローは湿布の使用法を間違っているので正しく使えと指導も入って至れり尽くせり(笑).首領パッチ,激しい銃撃すらたった1つの言葉でギャグに変え無力化.「バッカだっからーバッカだっからー」と歌って踊る大ベテラン.でも,自分をバカ呼ばわりするのは銃撃よりも心に痛いんだよなぁ(苦笑).その痛みをジョー(誰?)との別れに重ねて演じ,ピアノを弾いてスランプで缶詰工場で敵を詰めてスーパーから返品されてきた敵を自己アピールしろと叱りつけるという傍若無人ぶり.こんな展開予想できてたまるもんか(笑).確かに「俺が主人公じゃー!」と言い切るほどに首領パッチは強い.けれどヘッポコ丸の言う通り主人公でないのは,あまりにも強すぎるからでしょう.どんな敵にも負けないほど強くては,子供向け長編には必須の要素「主役の成長」が見せられませんからね.
さて,首領パッチ師匠を待つボーボボたちは天の助カーで移動し塔の前に御到着.ヘルキラーズの残る3人組,極殺3兄弟がボーボボたちをお待ちかねした上に,あっさりビュティ・スズ・田楽,ついでに天の助を人質に取ってしまいます.ここに首領パッチがいれば奴が人質に取られたがってぐだぐだになったはずなのですが….このピンチに颯爽と登場したのはバイト中の見た目下ネタ,芸風不条理のソフトン.決してアレではありません(笑)! バビロン真拳奥義・木漏れ日のサンタルチアでご挨拶するソフトン…の割には次回はまた3バカですか? 塔は目前なんだから,いい加減中に入れよと呆れつつ次回に続きます!

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陰陽大戦記#10

「京都になんであんたがいるのかの巻」

学校に入った連絡で病院に向かったリク.祖父は意識を取り戻し,リクが神操機を使っていることを知った.天流宗家ゆかりの京都の太白神社に行くように言うと再び深い眠りに入る祖父.自分と闘神を巡る謎について知るために,リクはコゲンタを連れて京都へと向かう.
京都駅でリクはマサオミに会うが.彼はリクに曖昧に尋ね曖昧にはぐらかしたあと,勝手にいなくなってしまう.結局一人で太白神社を捜すことになったリクを導いたのはコゲンタの朧な勘と記憶だった.新太白神社の境内に踏み込んだリクは,鈴の音とともに小さな巫女の姿を見る.

より複雑な設定の紹介とともに,主役のリクの物語を本格的に走らせはじめた「陰陽」.ここまでは状況に流されてまともにリクが行動したり解釈したりはできませんでしたが,恐らく最も重要な情報は既に断片の状態で混ぜ込まれてきているはずで,今後はその断片に肉付けしていく作業が続くはず…というのがキャラのあまりの濃さで誰も気にしていなさそうな(苦笑)物語面の動向です.言うまでもなくキャラの見所はマサオミの大暴れとなっております.

前半冒頭は洞窟を歩み妖怪を倒す闘神士の姿よりスタート.フードをかぶった赤い神操機の闘神士はオープニングで姿を見せている彼かな.随分と強そうですが彼がリクの前に姿を現すのはいつか.そして,敵か味方か.
とまあこの先の展開について軽く触れたあとはいよいよリクの物語へ.ようやく意識を取り戻したリクの祖父ですが,これがもう予想以上に役に立たなくてびっくりだ(笑).もちろんリクにとって唯一の大切な家族であるという事実やリクを気遣う愛情は十分に心強く尊いものなんですが,肝心の物語の謎解きに対し,この段階で祖父が説明役から脱落するとは思っていませんでした.ここまでなんとかリクが頑張ってきたのは,祖父さえ起きればこの異常事態をなんとかしてくれると信じてきたからではないかと思うのですが,いきなりそんな心の支えを失ってしまう,演出次第ではもの凄いギャグになるようなリクの逆境ぶりが本当に気の毒です(苦笑).
再び眠ってしまった祖父が唯一教えたのが天流縁の京都・太白神社の存在.神操機とは何か.式神とは何か.そして…どうしてリクは神操機を使うことができるのか.リクはこの戦いの中でどういう位置にいる何者なのか.断片だけが与えられた溢れるほどの設定の詳細について知るために,早速新幹線で京都に向かうリク.で,そんな独り言をしているリクに「行かないとわからねえ!」と怒るコゲンタ.周囲からはコゲンタは見えないし聞こえないから,リクは随分やばい奴だよなぁ(苦笑).
到着した京都ではなぜかマサオミがお出迎え.「なんでいるの?」という問いに対してヘルメットを見せて話を明後日の方向へ誘導して行くってことは…ふうん,来た理由は話せないってことですよねマサオミさん(笑)? そして湯豆腐弁当で腹の減ったリクを釣った上で花見に出かけるうさんくさいお兄さん.「渋いねえ」って勝手に納得するマサオミの背景がすごいことに.こいつ言うまでもなく色んなことをわざとやってるみたいなんですが,弁当に対する愛だけは素なのかもしれません.今のリクが闘神について教えてもらえる相手は彼くらいしかいないんですが…こんなにうさんくさくてもうどうすればいいのか(苦笑).
桜の下で弁当を広げる策略家と天然ボケ.京都はやはり闘神の本場.しかしマサオミの目的は闘神そのものではないようで.平安のつぼ装束を見て何か…アバンの光景を感じるリクに対し,「思い出した? 君の故郷を」と問いかけます.あたかもリクの故郷はこの地で,しかも時代は平安であることを暗に指しているかのようなマサオミの言い方.しかしそれをはっきりと伝えないのは,リクに思い出してもらいたくないのかもしれない.そんなわけで地形と風水についてうんちくを語ったあと,忙しいのか事情を知る天流の関係者には会いたくないのか,いきなり離脱する無責任なマサオミ.
結局一人で太白神社を捜すことになったリクを助けたのはこの地に何かを感じたコゲンタ.彼も以前京都にいたことがあるようで.しかしコゲンタの勘で行き着いたのは荒れ果てた寺で,得られるはずの手がかりが失われると相当強いショックを受けているリク.手がかりが残っているから今は心を維持できているようですが,完全に手詰まりになったらこいつ,倒れるか自暴自棄になってしまうかも.幸い,看板があったおかげでリクは新太白神社へ.外には地流の見張りがいたわけですが鈍いリクは修学旅行生と勘違いして気づかないといううかつぶり.そして結界・壁を潜って境内に入ったリクが見たのは,鈴を手に舞う巫女の姿.

後半.リクが目にした神楽鈴を手に舞う巫女の手は,明らかに印を切ってます.さらに瞬間移動をかます幼い巫女に対し,リクはともかく式神のコゲンタまでびっくりするのはどうだろう.お前も超常現象ではないのか(苦笑).恐る恐るリクが彼女に問いかけると,「お祓いはあちら.修行はこちら」と道場にご案内.そもそも禅寺でもないのに座禅を組まされることになる状況に流される主人公リク.一発喝を入れられて「絶対違う」と確信しようかと思ったら,道場に今回の敵,修学旅行の不良こと地流のチハヤが乱入!
道場ではじまるリクのコゲンタとチハヤのクレナイの戦い.大人のお姉さまで破魔流星雨のような遠距離攻撃を得意とする楓のクレナイに対し,コゲンタの攻撃はどうしてもレンジが短すぎて届かず.ついでにリクとチハヤも印を切る速度が違ってどうしても不利.さらに倒れたコゲンタを過剰に心配するリクは,前回からのコゲンタを失うことに対する異様な恐怖が消えていないようです.でもこんなネコかわいがりしていちゃ式神を使いこなすことはできないに違いない.敵の攻撃を食らいそうになる式神を自分の体でかばおうとするなんてのは,人としてはともかく闘神士としては最悪の行いだろうし.まともな闘神士なら闘神符を使って護ってやるべきなんだろうなたぶん.そんな情けない大ピンチでリクが全然強くないことを確認した巫女・ナズナは式を降ろします.彼女の柊のホリンは広域効果を持つ浄化之歌声でクレナイの技の効果をうち消し危機脱出.あ,確かに今の天流にはまともな組織がないので,2人揃っているだけでトップシークレットがある!…という判断はさすがに無理がないか?チハヤ(苦笑).ホリンの長い耳をつかんでコゲンタは戦いを取り戻し,スロースターターのリクもようやく本気に.クレナイの破魔流星雨をコゲンタの虎鉄一閃で打ち砕き,さらに怒涛斬魂剣でクレナイの存在を斬って消し,戦いは終了.

この戦いでナズナにようやく認められたリクですが,「宗家の人に話は聞けますか?」とボケるリク.まあ,いるっちゃいるんでしょうが(苦笑).白虎を下ろしながらもちろん何もご存じありません.新人なのに宗家として狙われるリクも気の毒ですが,こいつを宗家に戴かなければならない天流もやっぱり気の毒.そんな気の毒なナズナにリクが案内されたのは,千年前の戦いで地流の反逆によって天流が滅ぼされた地で,しかもリクはこの場所を知っていることが判明.…いよいよアバンと現在のリクが繋がるところに近づいてきたようです.繋がった段階から,リクを主役とする本来の「陰陽大戦記」が始まると踏んでいるのでこの先の動向はかなり重要なものとなるはず.今まで伏せられていた因縁がどの程度披露されることになるのかがとても気になる次回に続きます!

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怪奇大家族#9

「人は順応する生き物の巻」

今の家にそれぞれ不満を持つ忌野家一同は,リフォームしたいと夢を馳せるがそれには先立つ金がないはずだった.しかし次の日,浅墓工務店の多羅尾番外がリフォームの下見にやってくる.珍しく気の利いたことを父がやったと家族は勘違いするも,父は業者など呼んでいなかった.
次の日.キヨシが目覚めるとキヨシの部屋が広くなっていた.一晩にして忌野家は巨大な迷路に姿を変えてしまったのだ.思ってもいないところに繋がる出入り口を伝っているうちに合流したキヨシと妹と父.ようやく玄関にたどり着いて外に出られるかと思ったら仏間に戻され,仏間の窓は虚無へと続く.奇怪なリフォームを施されて遭難者まで出ているこの家から,キヨシたちは脱出しなければならないのだ.

ここしばらく落ち着いた話を提供していた「怪奇」,今回は久々の面白回! 幽霊も妖怪も出てこないわけですが,家という無機質な迷宮をやがて受け入れていく忌野家の姿はあたかも押井守(笑)を彷彿とさせる素晴らしい出来.不条理に対し途中で抵抗を諦めて受け入れていくあたりが日本的で卑小で寛容で,そこが楽しい! これまでの放映分からベスト3本選べと言われたらこの回をまず選びたい,シュールな傑作です.

序盤.モノクロの推理ドラマよりスタート.板尾さんはそこで何をやってるんですか(苦笑).壁のうめき声の原因はリフォームの際に壁に塗りこまれた死体だったというサスペンスにもオカルトにもなりきれていない緩い話を見ながら忌野家が達する意見が「リフォームいいわねー」って一体どんな文脈でそこに達してしまうのか(苦笑).
全員が今の中古住宅には不満で,プールの欲しい母,大きなベッドの部屋が欲しい妹,大人の娯楽室ことカジノが欲しいキヨシに,ジャグジーバスなどが欲しい祖母.そして,地下の降霊室が欲しい父.ラストは突っ込みどころなので,「なくても十分降りてるよ」とツッコんであげましょう(苦笑).金がない奴がいかにもやりそうな他愛もない夢想的リフォーム雑談が,確かにこの家に大変な事態を招くことになるのです.
次の日.早速やってくる顔色の悪い浅墓工務店の多羅尾番外.この業者は家中を叩きまくり,見えない誰かと会話したり,犬小屋と犬を計りまくってみたりとどうやらリフォームの下見らしく.きっと父が連絡してくれたのだとキヨシたちが勝手に納得したのが命取り.浅墓から手渡された名刺が,霊感のない父が触ると真っ白になっているあたりが,念のため,多羅尾が普通の人間ではなく,特殊な現象であることを示しています.
そしてはじまる破滅と再構成の次の朝.キヨシが部屋で目覚めると,部屋がやたら広く変化! さらに戸を開いて出ると,同じ部屋に続く別の戸からここに戻ってしまいます.手を戸の外に差し出すと,向こうの戸から自分の手が見えるという現象とひとしきり遊ぶキヨシ.向こうに見える自分にフェイントをかけてみたりと素晴らしい現実逃避ぶり.ただしこれが現実である以上,キヨシは主役としても立ち上がらなければなりません.というわけでまずは部屋の窓を開けてみると着替え中の妹の部屋に.彼女に対する「よお」という気の抜けた挨拶が実にキヨシです(笑).
妹と合流してはじまる本格的な忌野家探検.全ての扉や戸がランダムに繋がれる巨大な迷路をさ迷う兄と妹.どこか少女漫画的なファンタジックさの中,脈絡なく繋がる部屋と部屋をさ迷ううちに,妹が「これってリフォームなんじゃない?」と嫌な事実に気がつきます.
さ迷った2人がようやくたどり着いたのは,いつもならすぐに行けるはずの茶の間.ここで父と合流して仲間は3人に.さらに玄関から戻された仏間には祖母の姿が.この状況をなんとかしろと父に「忌野家の変なこと担当」にされてしまったキヨシ.しかし,開くと虚無へと続くトラップ出入り口やら遭難者の死体やらが3人の危機感を煽ります.

中盤.ヒゲ面で倒れているキヨシと同じく憔悴した父と妹.祖母のみいつものままなだけでなく,どこから持ってきたのかわからない饅頭を黙々と食ってます(笑).精神的なものなのか,それともこの家がもたらす効果なのか,少なくとも数日以上は経過していそうなキヨシたちのところに母の声の幻覚が…ってこちらもふつーな母登場.しかも現在の家の構造に対し「便利」というとんでもない形容をやってのけます(苦笑).天然ボケゆえにこの家への順応は素晴らしい母のつくった料理をがつがつと食らう3人は,いよいよこの家の中で生きていくことになります.
キヨシの,あたかもアタルのようなナレーションとともに紹介される忌野家の異常な日常.外には出られないもののなぜかライフラインは生きていたので,家の中で栽培したり,どこからか持ってきたりと食料を調達した上で,異常な家の中で日々の暮らしを維持する家族たち.いつもは家の外部から異形がやってくるんですが今回は家自体が異形化.しかもその中で暮らす家族たちは家という異形に取り込まれた異形の一部となり,それは観察者であるキヨシも例外ではありません.行く先を示す手書きの張り紙は家中に張り巡らされ,ついには宇宙と家族について語りだすキヨシのテンパったナレーション.素晴らしい(笑)!
さて,その間外にいたのは殺子と八九郎と犬.家は結界に阻まれて誰も入ることができないのかと思ったら,例のリフォーム業者,多羅尾がひょうひょうと入っていきました.

終盤は一気に状況が変化!エッシャーの絵画のごときで現在の忌野家図を部屋で見ていたキヨシに吹く風.その風から,ベッドの下の新しい出入り口を発見するキヨシ.暗い画面を激しい音楽とともに這っていき,暗い通路から出ていくキヨシが見たのは…工務店とその中の多羅尾.元凶をようやく発見したキヨシは,ごく普通の挨拶もそこそこに(笑)家を元に戻せとファイトを開始で,クロスカウンターはゆっくりとヒット(笑).前回のボーイ修行で鍛えられていたのかこれまでの珍妙な展開にほとほと嫌気がさしていたのか,キヨシはいつもならありえないくらいの暴力的な大活躍.明らかに鬱積するものを多羅尾にぶつけております(苦笑).
元凶が発見されたのでようやく家は元の姿に.その元凶を呼んだ原因が祖父であったことも判明するんですがそれはともかく,一連の事件でキヨシが学んだのは,どんな家でも住めば都で,異常現象よりも確実に恐いものが存在するということ.そしてくしゃくしゃにして鼻紙にするばあちゃんは最強であるということ(笑).閉じ込められた恐怖に絶望して自殺して終わり…なんてありきたりなホラーの結末を回避できたのは,祖母に代表される忌野家の極度ののん気さゆえなので,キヨシは家族に呆れるだけでなく感謝するべきだと思います(笑).次はまたもひどい目に遭うキヨシ! ネタ元は恐怖新聞とかですか? 終わり,ではなく次回に続きます!

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金色のガッシュベル#84

「力と心と,そして知略の勝利の巻」

自暴自棄のヴァイルの呪文によるデモルトの暴走と,デモルトを倒そうとする仲間たちの戦い.その中で目覚めたガッシュの新たなる力・ザグルゼムは当たった部位に呪文の力を貯め,次に当たった呪文の力を強化する術だった.これをデモルトに蓄積できれば勝利は夢ではないのだが,技を避けられてしまうガッシュたち.だが,月の石が破壊されたためにようやくアルベールが己の意思を取り戻してレイラとともに参戦.心通じ合う本物のパートナーを得たレイラの放つ技は,あのデモルトすら自由自在に踊らせる.身動きのとれないデモルトにザグルゼムを放つガッシュ.あと2発当てればバオウ・ザケルガで止めをさせるというとき,デモルトは飲み込んだヴァイルの力をさらに吸い込んでさらなる強化を果す.

終盤真っ只中で今回はいよいよ大きな節目を迎える「ガッシュ」.実に長かった石版魔物編のクライマックスの1つがようやくガッシュたちに訪れます.常に不利な戦いを強いられてきたガッシュたちですが,いよいよデモルト戦最後の戦いを展開.鍵となるのはようやく意識を取り戻したアルとキャンチョメ.特に前半は不敵に微笑むレイラの晴れ舞台となります.
前半.戦いの中で揺り動かされようやく目覚めたガッシュの新しい技・ザグルゼムなんですが,速度がないためにあと少しが足りません.デモルトを倒すには弱点を集中攻撃するかバランスを崩させてその巨体ゆえの体重を利用するしかないわけですが,どちらの方法もいいところまで行きながら失敗を重ねてきたガッシュたち一同.しかし,ザグルゼムはデモルトの全身を弱点に変え,レイラとアルのコンビは完璧なコントロールでデモルトのバランスを壊し,ようやく戦いは終結へと流れ出します.
デモルトの全身を小さなたくさんの月で取り囲み,これを連携させ爆発させることで敵の動きを完全に封じるレイラのミベルナ・マ・ミグロン.本物のパートナーを得たレイラ姐さんは自信溢れる笑みとともにデモルトを追い詰め,その自信の溢れっぷりときたら恐いデモルトをさらに2人がかりで口先で挑発するという(笑)凄まじさ.無数の月に数字を重ねて見せ,それをレイラが呼ぶという演出はアニメならではですが,本来は数字よりはアルファベットが適切だったかもしれないな.比較的ゆったりとしたリズムから始まり尻上がりにペースを上げるレイラの呪縛.もちろんザグルゼムだって当たります! あと2発当てればバオウで倒せると清麿は計算.デモルトを翻弄するレイラとアルベールの力に満ちたコントロールおよびコンビネーションは,言語外コンビネーションの大家であるサンビームすら絶賛する素晴らしさ!
しかし,操作用の三日月の数が減ること以上に,腹を立てたデモルトが己の腹部を殴る様子が禍々しい.腹の中のヴァイルの力を無理やり引き出して己のパワーアップを計るデモルト.ここまで随分と呪文を使ってきたはずのヴァイルですが,月の光の石で心の力を補充し続けていたために余力があったようです.それにしてもあの巨体に力を満ち溢れさせるにはかなりの力が必要そうなので,ある程度の時間放っておけば勝手に自滅していくのかもしれませんが,ヴァイルの命を考えるとこのまま放っておくわけにもいきません.

後半はようやく終局へ.ヴァイルの魂を引き出して,己の鎧を砕くほどに体を強化するデモルト.もちろん楽天的に受け取れるような事態ではないんですが(苦笑),だからといってバランスを崩させ急所を突くという基本的な攻め方が変わるわけではありません.もちろん月も電撃も当たらなければどうってことはないのは間違いないんですけども,そもそもガッシュ組は正攻法だけでここまでの戦いを切り抜けてきたわけではありません!
魔物を失ったアルヴィンとウルルのパートナー2人.ようやく持ち直したウォンレイたちの側から離れた2人が見たのは,デモルトとガッシュたちの壮絶な戦い.静かな闇から激しい戦場へと移動した2人は,キャンチョメが変身した壁の裏側に合流.デモルトの速さと強さに攻めあぐね,また耐え切れなくなっているガッシュたち.特に防御に当たるティオが限界に近づき,ついには主力のレイラたちがデモルトの直撃を受けそうになる大ピンチ! その危機を救ってくれたのは,この最終決戦冒頭で倒れたきり,皆の行動を縛りつづけたウォンレイ! …たしかにここでいいとこ見せておかないと,ウォンレイが何しにきたのかわからないですからね(苦笑).クライマックス直前に滑り込んだウォンレイの活躍のおかげで最後のザグルゼムも当たり,残るはバオウを確実にデモルトに決めるだけという詰めの状況に.
そして,これまでの戦いの集大成とも言える素晴らしい詰め.デモルトを縛り付けるだけの月がもうない状態で,確実に術を当てるために練った策は,デモルトの動く方向を何らかの手段で限定しついでに油断させること.これ以上呪文を食らえないデモルトは地上のガッシュから逃れるために空へと急いで離脱するも…地上にいるのはガッシュじゃない! 目を騙すことにかけては最高の技術を持つキャンチョメは,清麿が言った通りに本当に役に立ってくれました.狼狽するデモルトの背後には,ウマゴンの機動性で迫ったガッシュの姿.足りない力をコンビネーションと知恵で補った実にガッシュたちらしい勝利は,ヴァイルを吐き出させて本を燃やすことで終了.デモルトも月の光の石も失った悪漢ヴァイルは意外と元気に(笑)逃げだして,石版魔物編本編としては(苦い思い出は出来たものの)ハッピーエンドを迎えることになります.で,折角なんだから少しくらい喜べばいいのに,清麿もガッシュも真面目だよな(苦笑).
残るは遺跡の外で繰り広げられるゾフィス対シェリーの心の戦い.魔物にとってパートナーは力の源.その心が揺らぐことは,そこから力をもらう魔物の危機をも招きます.あのブラゴに正面から当たれば負けるに違いないために,ゾフィスはシェリーの精神面を攻める気満々です.石版魔物編最後のサブストーリーが回り始める次回に続きます!

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ケロロ軍曹#35

「お祝いなんて自己満足なものなのでの巻」

もうすぐ夏美の誕生日.しかしこれまで「普段どおりがいい」と言っていた姉をどうやって祝えばいいのか冬樹は悩んでいた.一方夏美の誕生日が近いことを聞いた軍曹は,基地に小隊一同を集めた上で「夏美殿,びっくりどっきりシークレットバースデー大作戦」の実施を提案する.小隊全員の賛同を得て作戦は開始され,夏美にばらしそうになるうかつな奴やらこれを期にさらなる日向家への浸透を計ろうとする奴はいるものの概ね順調に進行.ただし問題は,軍曹たちの準備した誕生会が夏美の気に入るかどうかだ.

軍曹たちがペコポンに慣れるのに合わせ,より手堅く穏やかでしかも微妙な面白さを追求している「ケロロ」.今回は夏美さんのために一致団結するケロロ小隊の活躍をコミカルに描きます.周囲に気を使って言えないことがある若者の遠慮を吹っ飛ばす大人の無遠慮さ.一見逆が正しい気がするものの,現実はこちらに近いからこそオチ直前の展開がきっと若者と気弱な人間には気持ち良かったりするのです.
前半は冬樹による2年前の回想からスタート.祝われて喜ぶ素直な冬樹と,中学生だからと遠慮する夏美さん.この記憶があるゆえに今年もやってきた姉の誕生日をどうしたらいいのか部屋で悩む冬樹.その一方で夏美さんの誕生日を聞いていきなりご機嫌になってしまう軍曹.すでに指揮官としての能力は誰も認めるわけがない軍曹ではありますが,上官としての面目を保つためにも指揮する機会が必要だったところに転がり込んだ素敵な機会.小隊全員を集めた営業開けの軍曹が提案するのはギロロも納得!の夏美さんお誕生日企画.準備してきた資料でプレゼンやってるあたりは大人なんですが,そこはパソコンとプロジェクターを使わなきゃ(笑).この夏美さんご機嫌取り企画に対し,了解!と見事な敬礼で答える恋の奴隷ギロロ.この小隊,夏美さんさえ計画にからませることができればどんな計画も満場一致で可決されそうで不安です(苦笑).
そして開始される小隊の極秘ミッション…の割にはタママもクルルもバラす気満々にしか見えない夏美さん意識調査を実施.そんな2人を落として回る本気の軍曹.方言丸出しなんですが,…一体どこの人だよ(笑).さらにこの計画に参加するのが桃華さん.冬樹の話を途中までしか聞かないものの,乙女の気持ちは乙女が一番よくわかるものなのか,巨大ケーキをフランスに手配する豪快な判断を下します.でも桃華さん,もう十分家族ぐるみの付き合いになっていて,問題は冬樹の鈍さ1点に既に絞られていると思うのだがどうか(苦笑).
で,ここまでの計画の成果を帰宅した冬樹に見せ付ける軍曹.手作り感溢れるパーティ会場は冬樹判断では避けるべき子どもっぽさに満ち溢れ,着ぐるみだってとっても可愛いわけですが夏美さんが帰宅してしまいます!

後半.大どんでんのおかげで夏美さんが見たのは普通の和室のままでなんとかセーフ.あれだけのものを格納できるケロンの技術がうらやましい(笑).にしてもあの内装は姉の趣味にまったく合わないと心配な冬樹に対し,うまくいく保証はないが大切なのは気持ちだと言い切るギロロ.その思想はある意味究極の自己満足なわけですが,他人の考えていることは正確にはわからないから,送る本人が十分に相手に気持ちを伝えられたと満足できればそれでいい…なんて思想は大人ならではの大雑把さがなければたどり着けない境地かも.
決行の日.夏美さんの孤独感を煽る前哨戦を開始するも,この無視作戦は効きすぎで予想以上の効果をもたらすことになります.会場設営は表に出すとあっさり口を滑らせる可能性のあるタママとクルル.警護・監視はその手の仕事はお手の物のドロロと小雪,そしてケーキは桃華さん発注のものがいよいよ到着.クルル経由で巻き込まれたと思われるサブロー先輩はこれも本業のバースデイソングをご提供.特にラストのプレゼントは,夏美さんにとっては最高のはず.冬樹以外は必ず喜んでもらえるものと信じてバースディパーティの準備を続ける一同.軍曹…アヒルじゃないけど「可愛いコックさん」なわけですが,料理の腕は2話に比べると…サイズがでかくなりました(苦笑).
無視作戦が効きすぎてしまった夏美さんは珍しく友達の誘いに乗ってしまって帰宅が遅れ,夜が深くなってきても主賓が来ないという計算外の事態に突入.唯一夏美さんが喜ぶかどうか疑問だった冬樹は中止を申し出るものの,大人の軍曹はじたばたとこれを拒否! 確かに,誕生日に一人で夕食を食うって寂しいもんですからね.というわけで結構夜遅く帰宅した夏美さんが見る家の中は真っ暗.しかし開くのは…お誕生会会場だ!
内緒で仕込んできた一同に対し,「こんなに喜ばせてどうするつもりよ!」と感謝する姉に弟はびっくり(笑).お姉さんだからと遠慮していた言葉どおりに行動しては,姉さんの本当の願いを叶えることはできなかったということで大成功! それぞれに心づくしのプレゼントをもらって大喜びの夏美さん.その極めつけがぼろぼろのギロロが持参した勇者にしか取れない宇宙かぐや姫グッズの数々ではないかと思うんですが,ペコポン人には本当の価値が今ひとつわからない(笑).最後には1番一緒にいたかった秋ママさんも帰ってきて大満足.それもこれも全部ありがとう軍曹!と思ったら…1話かけていい話をやって,本当にそんなオチでいいのか(苦笑)?
確かに情けは人のためならず.しかしそこを露骨にアピールしてしまい大失敗するあたりが軍曹なんだよね.今回も実際は手堅い心情重視の物語でしたが,次回こそはアクション重視でドタバタしてくれるかな?というわけで次回に続きます.

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ボボボーボ・ボーボボ#38

「こどもなので配慮はなし!の巻」

いろいろあってハレルヤランドに到着したボーボボたち一行.楽しそうなアトラクション満載のこのテーマパークで,よりによって人気皆無の出し物にわざわざ飛び込んでいくボーボボたちバカ3人組.採算の取れないこのアトラクションは,ボスであるハレクラニによって直後に爆破される.
ようやく爆破されないアトラクションに入ったと思ったらそこはちびっこエリア.中に入ったお客は実際に子どもになって遊ぶことができるのだ.ボーボボ一行も全員子どもになるのだが,ダンディな首領パッチに武士のボーボボ,ナルシストの天の助と栴檀は双葉より芳し.そんな3人組が出合ったことではちゃめちゃはさらに加速する.

ハレクラニ編本格開始の「ボーボボ」.ちょっと薄めだった前回に比べると今回の演出はかなり濃い目.ボケと突っ込みの激しいたたみかけに加えて音楽の使い方もツボを心得てますね.また,アバンの必要以上の長さも愉快すぎです.こんな大長編でどうすんだよと笑っていたら,内容がアバン以上にハジケていたのが素晴らしい.
といわけで大長編のアバン.首領パッチご紹介のエステ人気コース,マネーの風呂あたりまではいつものノリだったんですが,普通にふざけてあらすじを説明すればいいはずのコーナーがなぜだか大暴走で空へ(笑).舞い上がる電車から,線路がないのに規則正しい走行音が響きついには大宇宙戦争まで勃発する捏造あらすじ.電車にすごい装備がされてたり,UFOの群れに電車が正面から突っ込んでみたりとバカな画全開.アバンとしては当然大間違いなんですけども…あんたら最高だ(笑)!
序盤.ハレルヤランドにご到着したバカどもご一行.園内マップが日本地図だったりそれが天の助に当たる程度のゆるいボケすらテンポが絶妙.楽しそうなアトラクションとして「金魚おじさんショー」や「カッパの森」を真っ先に選ぶあたりが…素晴らしき芸人根性(笑)! それを狙ったように破壊するハレクラニも笑いをよくわかってます.金にならないアトラクションを容赦なく爆破するハレクラニは,今後スポンサー格として見立てていくのがいいのかな.で,爆発に巻き込まれ,首領パッチの生卵がゆでたまごになる大ショックに怒るバカども,ダメージを示す異様にスローな音楽がいいよなぁ.
さて,爆破に飽きたのか一行が入ったのはちびっこエリア.入ると全員子どもになるという原理不明のすごいアトラクションで披露されるのは,例の3人の凄まじい幼少期のお姿.ヘッポコ丸でなくても気になるところですが…粋がって可愛くない首領パッチ,どうして今その格好なのか狙いが掴めない武士のボーボボ,見るだけで腹の立つナルシスト天の助.確かに,芸人に限らず若い頃の姿は誰だってイタいものですが(笑),さすがは3バカでその独特の芸風の片鱗はデビュー当時から満ち溢れていたわけです.

中盤は出会ってさらに加速するちび3バカ.いきなりバンド,純情BOYSを結成! ちゃんと子安氏が歌ってるあたりは手間がしっかりかかってるんですが歌は売れません.芸人が何かの間違いで出すCDって,1年くらいしてから聞くと痛痒いもんだよね(笑).売れなかったボーボボたちはジャングルジムで鬼ごっこを開始.珍しくビュティさんたちも一緒に遊ぶわけですが,鬼役の天の助を襲うちび首領パッチの銃のおかげでビュティさんの前に広がる嫌な衝撃映像(笑).今回は徹底して自称「美少年」の天の助の顔をひどい目に遭わせるのもテーマのようで,ちびボーボボが木刀を振り回して顔だけ取れる程度なら実は可愛いもんだったりするのです.
さて,実際に幼児に戻って子どもライフを満喫するボーボボ一行の前に敵が出現.しかも頭に「敵」と書いてあってそれを忘れているようなうかつな奴が(笑)! 幼児化したために各自の真拳が使えなくなったボーボボたちに襲いかかる今回の敵・ナイトメアに対し,たとえ真拳が使えなくても十二分に渡り合う純情BOYS.確かに身体能力は大幅に落ちているんですが,発想力はそう変わらないのでバスケットボールへの見立てもヘッポコ丸の涙の実況もスムーズ.敵も味方もふざけています!
次にナイトメアが狙ったのはちびボーボボですが,もはや彼が仲間を盾にするのは当たり前.しかも天の助が「顔だけはやめて」と頼んだので,その言葉のとおりにきっちり顔を地面に叩きつける素晴らしきサービス精神.なんせリアクション芸人の「やめて」は「やれ」と同じ意味なので(苦笑)顔をずりずりずーりずりと蹂躙するボーボボ.幼児化されたおかげで鼻毛真拳は封じられているわけですが,ちびボーボボは子どもらしく筆を鼻から出して鼻毛真拳もどきを発動.ベテランには無謀でも,若手ならば勢いで許される(笑)無理のある見立てにやられるナイトメア.ちびという立場を十二分に生かしてナイトメアを圧倒するボーボボに対し,金魚おじさんをものすごい勢いで勘違いして見ている田楽は…いいとこないなぁ(苦笑).それだけ翻弄されていながらも,見た目幼児であるゆえにボーボボたちの力量を計れていないナイトメアは,この先手酷い報いを受けることになります.

終盤.ちびどものやりたい放題はさらにエスカレートしクライマックスへ.幼児化によって相手に対する適度な配慮が失われたため,砂場に鮫を仕掛けてしまう外道ぶりを発揮する3バカ! ブランコやフランコに乗るのはともかく(笑),仕掛けた落とし穴だって配慮がないので深すぎです.自分だけでなく他の芸人の体や立場を護る配慮をすることは,若手にはどうしたって難しいわけですが…あいつら配慮なさすぎだ(苦笑)! ナイトメアも稚気溢れるピッチングマシーンで3バカを迎撃しようとするものの,味方を盾に,そして武器にすることで切り抜けていくちびボーボボ.首領パッチガードはまだしも,ナルシストマグナムで破壊された顔を無理やり戻した天の助の顔が夢に見そうなフリーキーなやばさなのは(一応)キッズアニメとしてはどうなのか(苦笑).
さらにパイプ迷路では子ども火炎放射器に子どもバズーカに子ども発信機.さらに子ども爆弾を投入するボーボボたち.「子ども」はついているものの,威力は子供だましではないから始末が悪い.しかもこの任務はビュティ少佐から下されたものであったという衝撃の事実が判明(笑)! ツッコミ専門なのにオチに巻き込まれているビュティさん.
甘く見ていた幼児化ボーボボたちに手も足も出ないナイトメアは,その名の通り悪夢攻撃,デス・ナイトメアを3バカに放ちます.普通なら悪夢を現実化する攻撃はトラウマを抉り出し痛めつける趣味の悪い攻撃のはずが…3バカにはそんな上等なものはないらしく(苦笑)豆腐攻めされる天の助にモテモテ首領パッチと攻撃が無意味なことこの上なしというかむしろ敵への精神攻撃に.さらにボーボボの悪夢はカンガルーバスケで自分で突っ込むという無意味ぶり.こいつら,絶対悪夢なんか見ないに違いない.
不毛な戦いの仕上げは,ちび首領パッチとボーボボによる融合合体.いつもならかっこいいボボパッチが出てくるはずが,幼児ゆえに出来上がりが手抜きに(笑).別の意味ですごい音楽と剣と背中とともに敵に突入する落書きボボパッチ.これを見送るビュティさんとヘッポコ丸の「行っちゃったー!」が絶妙のタイミングで面白くてたまりません! 若手ゆえにコンビ芸としては非常に荒削りですが,聖麗降臨承は手抜き画ゆえに(笑)技以上に精神的ダメージをかなり受けているはずです.
たとえ幼児化しようとも雑魚では歯が立たないほど強くなっているボーボボ一行に対し,ハレクラニも己のふがいない部下を1円に変えるというゴージャス真拳で冷徹さを発揮.一刻も早い頂上決戦が期待されるところなんですが,ボーボボたちはまだまだ遊ぶ気満々(苦笑).さらにベテラン芸人のお遊びに付き合うことになる次回に続きます.

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