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怪奇大家族#11

「三途の川で流されての巻」

そして朝.変な夢に絶叫した母のおかげで早起きする家族たちだが,その団欒の中にキヨシの姿はない.真夜中に,開かずの間の中でキヨシは死んでしまったのだ.幽霊になってしまったキヨシに驚き喜ぶ同じ幽霊のアサミ.キヨシは自分が死んだことを家族に伝えようと念写してみるものの,思いは伝わらない.
なんとか生き返りたいキヨシはアサミとともに開かずの間へ.しかし,キヨシにはお迎えが来てしまう.彼が転移させられたのはどこかで見たことのあるような川原.この三途の川原には十中八九郎(兄)が待っていた.生き返るにはこの三途の川を今まで誰もやったことのない渡り方で渡ればいいのではないかという提案に乗ることにするキヨシ.

前回よりとんでもない展開を遂げ,シリーズ完結を前にして主役が死亡してしまった「怪奇」.今回は死後の世界をおっかなびっくり彷徨するキヨシ.ここまで直接の顔合わせがなかった八九郎との出会いや,下手なスタジオセットよりも金がかかっていないことが愉快すぎる三途の川など見所満載.その中でも同じ立場となったアサミさんとのやりとりが素晴らしい.ちゃんとアバンも変わっている上に,死んだので驚いているあたりも芸が細かい!
序盤.例の真夜中は過ぎてキヨシは幽霊となってしまったわけですが,家族はそんな事情は知らない上に元々キヨシのことはかなりどうでもいいらしく…要するに普段と同じ朝なあたりが悲しい(苦笑).父の夢はどうでもいいとして,母はどんな夢を見ていたんだろうか.キヨシがいないのに気がつきながらも無視して茶の間から去る家族の影で,一人取り残される霊のキヨシはとっても気の毒.
一方,霊の世界に踏み出してしまったために見えすぎるようになってしまったキヨシ.人間のときは目にすることがなかった,妙な笑い声つきのセクシーなアサミさんの着替えシーンを思い切り目撃することになり,童貞としてはうれしいような,やっぱりそうでもないような…(苦笑).見られて動揺するアサミさんですが,キヨシが死んでしまったことに感情が大混乱.同じ立場になれたことがうれしくて大爆笑! まあ,昨晩言われてある程度覚悟はしていたはずですが,目の前で露骨に喜ばれてしまってはどうにも気分は複雑です.キヨシはもちろん死にたくはないので,とりあえず家族に死んだことを伝えるため念写で文字を書くことを決意.この試みは「清死」であったためにあっさり失敗するわけですが(笑)もしかして生きているときより有能になってませんかこの主役?開かずの間に戻ったキヨシは,自分の死体に霊体を戻そうとするものの…そのカップリングはかなりアブノーマルなので乙女には目の毒だなぁという状況に(苦笑).例の石の中から聞こえてくる音は一体何なのか? 母に聞こえているのと同じ音?
さらに生き返りたいキヨシのはずが無情にもお迎えが御到着.無力な彼の前に広がるのは三途川.そこらの川原にしか見えないんだけど三途の川.だって看板があるから(苦笑).そしてこの川岸で十中八九郎と出会うキヨシ.…そうか.こいつも日本人じゃなかったのか(笑).三途の川の渡り方の4つ目まで(橋・浅瀬・深み・船)はまあいいとして,新たに加わったらしい三途の川の渡り方が電車.確かに過去に比べたら日本人の人口は爆発的に増えているわけだから大量輸送の手段が必要になのは間違いないですが,本当にそれでいいのか(苦笑).
しかしキヨシは彼岸である向こう岸に渡るわけには行きません.生き返るにはどうしたらいいか…ということで提案されるのが誰もやったことのないオリジナリティ溢れる渡り方.しかしキヨシときたら新たな弱点が露呈するというダメっぷり.悪行を犯した人間は深みを渡らされるらしいので,後ろ暗い皆様は水泳の特訓をしておくことをお勧めしたい(笑).そして家族の力に関しては,ほぼ期待できないという切ない状況です.

中盤.実は誕生日なんですが家族に陰で祝われている父は外国料理屋でMIBの2人と打ち合わせ.「日本語が通じないのでもってこいです」…こっちはやはり日本人ですか(苦笑)? MIB曰く,空間のゆがみは開かずの間で今日頂点に達し,そこから宇宙人がやってきそうな気配満載とのこと.この設定は残り2話,特に最終話あたりで大爆発しそうです.そんな本筋に関係なく,誤って例のペンでぴかっとやってしまって揃って少し記憶を失う一同が愉快(笑).
そして今度は忌野家にも動きが.弟の九十郎がキヨシのために参上するわけですが,よりによって一番信じない妹と談判することに.それでも必死にキヨシの死体は開かずの間にあると主張し,さらにキヨシが持ち出した例の本を妹に渡します.九十郎の前では信じるそぶりも見せない妹が,一人で開かずの間の扉を開けようとしているのにはちょっとほっとしました.この光景,川岸のキヨシに教えてやりたいなぁ.そして母は大変に重要なことを思い出します.

終盤はキヨシの川流れ.いくらコーチされたとしても根本的な問題を抱えているキヨシはなかなか川には飛び込まず.そりゃ,この寒い時期に川に飛び込みたい奴はいないよな(苦笑).彼岸を,成仏を目前にしながらも,生まれ変わるより覚えておきたいと川を渡らずこちらに留まっているアサミさん.彼女の記憶には辛いことのほうが多いはずですが,それでもこの世に残りたいという未練がこの場に繋ぎとめていたわけです.けれどその鎖を解き放ちそうなのがキヨシの存在.一緒に川を渡ってもいい…なんてのはアサミさん必死のプロポーズだと思うのですが,これをキヨシは「ごめん」とお断り.一緒に生まれ変わるわけにはいかない…という間接的な,しかしはっきりとしたお断りの言葉を受けてもそれでも笑えるアサミさんと,そんな彼女に笑えるキヨシ.この2人のくすぐったいやりとりに八九郎はどうにも納得のいかないものを感じております(笑).
そしていきなり祖父が登場したため,えらいコンパクトに祖父のボケに突っ込みまくるキヨシ.ここまでの話数で随分と対応に慣れたようで,「どこ行ってたんだよ!」「あら,じゃないよ!」「果せないよ!」「わからんはなしだよ!」と畳み掛けるあたりが素晴らしい(笑).ここでキヨシは川の流れに逆らえば生き返れるのではないかと考えます.しかも,泳げなくても浅瀬を歩いて上流まで行けば!とナイスアイデアを立案.鯉→鮒→ハゼの変遷が愉快ですが,川原を上流に向かって歩くんじゃだめなのか(笑)? そしてやっぱりコケて溺れるへっぽこ主人公キヨシ,期待を裏切らない情けなさの上に祖父は四十九日で成仏.「ちょっと待ったー!」.いきなり三途の川をどんぶらこと流されていく主役に呆れる八九郎に対し,「私,昔からあの人を知っている気がするんです」と思わせぶりなコメントを発するアサミさん.霊だから川で溺れることはないにしてもやはり苦しそうなので,誰か早くキヨシを助けてあげてください(苦笑).死後の世界への移動に飽き足らず,今度は過去の世界に踏み込むことになるキヨシ.一体忌野家の過去に何があったのか.次回に続きます.

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