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焼きたて!!ジャぱん#10

「パンはあまり出てきませんの巻」

パンタジア新人戦の開催まであと3週間.覚悟を決めた河内は筋力トレーニングに励むだけでなく,己のプライドを賭けて和馬に宣戦布告する.河内に嫌われたのだと誤解して落ち込んだ和馬だったが,店長からお前は河内に漢として認められたのだと聞いてやる気を取り戻す.逆に河内にライバル宣言した和馬は全力で河内と戦うために岐阜へと向かう.

いよいよ開幕する新人戦…ということでこれまでとは一段雰囲気が変わってきた「ジャぱん」.徒歩で材料探しや肉体改造程度なら可愛いもので,今後待つのは相当無茶な仕込みとそれに対する無謀なリアクション! 今回の場合は,特にその片鱗が現れる前半の高揚感が素晴らしい.後半はついに動き出す和馬より,和馬のじいちゃんたちの暴れぶりが目立っているかも.
前半は,亡き父の思いを背負い夢を掴むために肉体改造に勤しむ河内からスタート.新人とはいえ全国から選ばれた強豪と互角に戦うためには,太陽の手甲を手に入れることは確かに重要で,その気合の充実ぶりは月乃さんも認めるところのようです.両腕にパワーリストを装着して鍛え上げる姿はまさにすごいフックとか撃ちそうなボクシング漫画(笑).鍛え上げたこの腕力で,和馬には死んでも負けん!話しかけるな!と絶縁を言い渡す河内.ただし,大阪パンで予選は通過できるだろうし,太陽の手甲を手に入れればテクニック面では和馬と互角に戦えるかもしれないけれど,肝心のパンに対する発想面の強化はどうなっているのやら.和馬が強いのは「ジャぱん」というネタの引き出しをしっかり持っているところだからね.
一方本店では黒柳が犬を使ってパンをチェック.この麻薬捜査風の極端な行動もまた,今後本選で待つとんでもない展開を匂わせております.犬の鼻で防腐剤を使用したパンを探し,これを容赦なく失格させていく黒柳のところには同じ新人の諏訪原が.入社試験での因縁ゆえに和馬と河内には特に思い入れが深い彼も,パン職人としてのプライドをかけて雪辱戦に挑みます.和馬たちを倒すという目的の前には,本社出場のプレッシャーは眼中にないようで.そんな気合を高めるべく真剣で巻き藁を斬っております.武術の面で超一流の才能を持つ諏訪原ですがパンは生の道ということでパン職人に…犬といい剣といい,どこがパン漫画なんだろう(苦笑).
ライバルと舞台が盛り上がる中,河内の宣戦布告で落ち込む主人公和馬.田舎から一人出てきてはじめて仲良くなった河内からの拒絶に,思いのほか激しく落ち込んでおります.声をかける店長に対し非常にゆっくり振り返りゆっくり戻る間が素晴らしい! 落ち込む和馬に,嫌われたわけではなく認められたのだと主張する店長.嫌いな奴のために一生懸命やる奴はいない,というのはなかなかの名言.そして漢の礼儀は全力だ! ライバルだ!という熱弁の途中で和馬はいなくなり,残されて盛り上がった上にアフロを掴む店長が良い外しっぷり.もちろんパンづくりにアフロが必要かどうかとかそんなことは考えちゃ負けだ(笑)!
店長の檄によって立ち上がって和馬は旅支度の上,岐阜へ! 河内をライバルとして認めるからこそ,最高の戦いをするために秘密兵器の調達に向かいます.

後半は東一門大暴れ.河内の前に置かれているアフロは意味不明ですね.現状では(笑).岐阜に行った和馬は自らつるはしをふるって洞窟で粘土を採取し,これを美濃焼き名人の馬三郎じいちゃんに焼いてもらいます.この秘密兵器とペターライトという言葉はいいところで出てきますのでお楽しみに.馬三郎は馬太郎に比べればまだしっかりしているようですが,兄貴の名前で位牌を勝手に作って拝んだ上に,間違いに気がついたら自分用に書き換えるってのはどうなのか(苦笑).それに戒名じゃないし.この大らかな家風に育てられた和馬も,未来はあんな風になるんだろうか….山篭り&土掘りの和馬や滝にうたれる諏訪原に比べると,河内のパワーリストはまだまともだな.
南東京支店では両者合格の通知に崩れる店長.月乃さんは2名突破に賭けていたということですが,実質的な賭けの対象になっていたのは恐らく河内だけと見た(笑).河内自身の仕上がりはまだまだで,実力的にはぎりぎりで本選に進めたと言ったところ.しかし結果は終わるまではわかりません.そのためにはまず新人戦に出ることが必要なんですが,なぜかそんなところに問題を抱えているのが主役の和馬.遅刻は彼のお約束です(苦笑).さすがに理解してきた月乃が和馬の実家に連絡したことによって,姉が迎えに出てくれてよかった.来てもらえなければ失格になっていたでしょうからね.ちなみに例の秘密兵器で作られた44号は,馬三郎を昇天させかかっております.
本店では新人戦の準備完了.もちろんライバルなのでともに競うことを待っていた河内は和馬の不在にやきもき.そこに挨拶に来た諏訪原にも真っ直ぐに闘志をぶつける漢ぶり.本店入社試験では実質的に優勝した和馬と準優勝の諏訪原が2強で,河内はこの2人からかなり遠いところにいたはずですが,1ヶ月の努力でどこまで近づいたのか.
新人戦はついに試験官黒柳が説明開始.賞金の百万&3ヶ月フランス留学&希望者は本店勤務という栄光を掴むために集まった新人たちの中でも,遅刻のため一際遅く到着する和馬! 個性豊かなパン職人たちと,パンに対しては公正な試験官が揃い,いよいよこの作品の方向性を決定づけた新人戦が開幕.そこに待つのは一体どんなリアクションなのか! 次回,1時間スペシャルに続きます.

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