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ケロロ軍曹#43

「逆境も最後に報われるの巻」

(A)冒頭から童話「泣いた赤鬼」を読んで号泣する軍曹.この悲しみと切なさを仲間にも伝えた上に立案するのは「青鬼さん作戦」.軍曹達が夏美を襲い,それをギロロに救わせて夏美とギロロの仲を取り持ち,さらにそれが計画づくであったと後で伝えることで心証を良くしようとする周到かつ回りくどい作戦だ.この作戦を実現すべく,早速ギロロと夏美の周囲に伏線をちりばめていく軍曹たち.

(B)青鬼は諦め赤鬼を目指すことにした軍曹を襲う夏美の豆.ペコポンの風習,節分の鬼として的にされてしまったのだ.しかし豆の栄養で頭脳を活性化させた軍曹は,夏美を鬼役にして目一杯大豆をぶつけることを計画.クルルの銃によって解除不能の鬼娘となってしまった夏美.角から出ている誘導電波は豆だけでなく豆加工品まで引き寄せる.

冬真っ盛りで次々やってくるイベントネタを丁寧にこなし続ける「ケロロ」.非常にスタイリッシュではあるものの型にはまったお約束キャラだからこそ,これもお約束であるイベントネタから浮くことがないし,実際の物語では型を微妙に外れて気持ちよく遊んでくれるから不安定感を感じさせない,実に玄人なプロの仕事です.で,プロな仕事ぶりと言えば今回後半の夏美さん.エロスを感じさせるには丸出しにすりゃいいってもんではなく,テレ東キッズ枠という最も厳しい環境ですら,描き方であれほどまでに素敵なわけですよ(笑).

前半はメジャーナンバー「泣いた赤鬼」をテーマに展開.ガンプラは出てこないんですけども(苦笑)たしかにこのむかし話はじんとくる名作なので機会があれば皆様にも読んでいただきたいところ.…でも,これに強烈に影響させられちゃだめだろ軍曹(苦笑).思想的には完璧にペコポンの影響下だよなぁこの侵略者.そんでもってこの感動をたまたまいた仲間に伝えると,若干1名を除いて高評価.
で,童話影響下の軍曹が計画したのが「青鬼さん作戦」.そもそも夏美さんを青鬼よろしく襲うのが難しいんですけども,そこは置いておいてギロロと夏美をくっつけてみようという軍曹たちの計画が素晴らしい.あのニブそうな軍曹ですら作戦につい組み込んでしまいたくなるほどに,ギロロの秘めたはずの思いは透明のままでどばどば流出しているに違いない(笑).縁をとりもってそれをきっかけに夏美さんを懐柔しようとする軍曹の計画.でも懐柔されそうなのは夏美さんではなくギロロの方だけではないかと思いますよ軍曹.
計画実行のため,まず伏線を引き始める軍曹たち.「おいしいお茶と…」の看板はあの童話を知っていたなら絶対に外せないモチーフ.原典の切なさを知っていると,意味がわからないギロロがおかしい.あの看板の滅私の精神は,ギロロが夏美に向ける想いと通じるところがあるわけです(笑).そして軍曹どもの余計な計画を知って熱暴走の上壊れるギロロ.凄まじい音を立てて激突しながら移動して,毎度ながら純情.つうか無理に計画を実行しなくても,こんな計画があると言うだけでギロロは十分懐柔されると思います.それにあいつら,実行しちゃうと絶対失敗するから…(笑).
軍曹の伏線仕込みは夕方から夜へ.手製の俳句こと泥甘ポエムでロマンチックムードを増幅しようとする軍曹.クルルに頼んで夏美さん御愛聴の623のラジオで流す手はずまで整えるわけですが,このラジオこそ夏美さんの聖域であり,これを侵すものには災いが訪れるとケロロ小隊はいいかげん気がつくべきだと思います(苦笑).ペンネーム青鬼さんからの意味ありげな投稿ラッシュに不審なものを感じる夏美.そしてついに,伏線張りは完了したと宇宙ヒルを引き連れて出陣する軍曹! この宇宙ヒル,体に這わされ硬直させられる様はこの時間帯では夢想もできないようなエロスに違いないわけですが,セット販売が「ガンプラうんちく」ってのが絶妙にがっかり(笑).それでも夏美さんはちゃんと嫌がって,珍しく軍曹の考えたとおりに計画が進むのかと思ったら…部下いきなり大失敗.その失敗に釣られて軍曹も作戦資料を敵の前にさらすという大ミスを犯して状況逆転.ここで軍曹達を見守っているヒルの動きがとても可愛いぞ.ギロロのテントの前に落ちた軍曹,流れてくるのはラブポエムで,なぜか2人の間に目覚める恋.…なあ,そんな不条理なオチで本当にいいのか(笑)?

後半は前半を反映しつつスタート.緑の宇宙人は青鬼から赤鬼へと鞍替えを試みるわけですが,節分に鬼では豆の的になるだけだっちゃ.さすが,夏美さんが投げるとマシンガンの音がするなぁ(笑).しかし鳩に豆鉄砲のごとくぽりぽりと豆をいただいた軍曹は,その溢れる栄養によって頭脳活性化.なんせ大豆は優秀な健康食品ですからね.普段にない知恵を得た軍曹は早速夏美さんをおびき寄せた上で罠にかけます.虎縞のクルルの銃で夏美さんを撃てば,可愛い鬼っ子に大変身だっちゃ! いろいろあって語尾は頑張れなかったようですが,伝統あるこのコスチュームはどうにも愛らしくかつエロス.鬼なので豆をぶつけられる役目を一身に背負うことになり,苦悩する様もたまらない(苦笑).確かにこんなコスプレでは外には出られないよなぁ….しかも角に大豆誘導波が仕込まれているために百発百中という至れり尽くせりぶり.大豆が入っていれば加工食品でもOKというアバウトな仕様で,豆が尽きたら加工品を投げつけることも可能.でも,味噌とか豆腐でまだマシだったんじゃないかと.もしそれを使って熱い味噌汁なんか作ろうもんなら間違いなく大惨事になるでしょうからね.
必死で逃げる夏美鬼は地下の基地に逃げ込もうとするものの冷蔵庫は開かず,追い詰められた彼女の前に立つ軍曹達が手にするのは危険すぎる代物,納豆.美味いけど体には浴びたくありません.さすがに軍曹たちに謝って許してもらおうとする夏美さんですが,ここで軍曹が突きつけてくる要求が高すぎ.けれど納豆はどうしても嫌で…可憐な乙女の絶叫は,実験動物こと彼女を守る無敵のガーディアンを呼び起こします!
出陣するリアル赤鬼,ギロロ.そのスピード感と暴走ぶりが実に悪乗りした画で鮮やかに描かれます! 3倍ではなく1.3倍のパワーアップを遂げているわけですが,出力よりはむしろ精神的なリミットが完璧に壊れていることのほうが恐ろしい.「ナツミイジメタ」…って肉丸くん? これに対抗しなければならなくなった軍曹はFAケロロとして参上するものの,弱点を突かれあっさり敗北.弱点が体の中で一番でかくてしかもむき出しってのはまずいよね(苦笑).軍曹を倒した勇者ギロロは夏美さんの側に寄ろうとするわけですが,ここで悪の首魁が仕込んでいたトラップでギロロ落下! 悪役装備としては王道とも言える装備なんですが,使われる間があまりにも絶妙でわかっていてもびっくり.一度は虎口を脱したかと思われた夏美さんですが,再び迫る大ピンチ.しかし…!
結局悪は滅び,ギロロさんこと赤鬼は夏美さんの甘いチョコレートケーキをいただくことになりました.今回激しく翻弄された2人がようやく幸せそうで,よかった! 実はここに至って前半目指した「泣いた赤鬼」が途中まで実現できているわけなのですが,ここで手紙を出せばいいものの軍曹は既に赤ずきんがマイブームとなって間を外してしまいましたとさ.画の面では夏美さんが最高だったわけですが,EDまで含めると声は中田氏が最高.かっこいい声で激しく狼狽したり暴走したり照れたりと素晴らしい芸を披露してくれる贅沢さに微笑みつつ,次回に続きます.

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ボボボーボ・ボーボボ#44

「そんな日常,プライスレスの巻」

ハレクラニのスゴロクを上書きし,その圧倒的なハジケでまともな反撃を許さないボーボボたち.しかし金の力を強く信じるハレクラニは未だに敗北を認めない.そこでボーボボたちが見せようとするのが「金に勝るもの」.それはナスでも愛や友情でもなく「平凡な日常」で,これをテーマに超絶奥義・ワンダフル鼻毛7DAYSを放つ3バカ.月曜は爽やかな朝,火曜はたてこもり,水曜は合戦とむしろ非凡すぎてありえない1週間を演じ,これにハレクラニを巻き込んだ上にハレルヤランドの施設まで爆破していくボーボボたち.その凄まじいハジケに容赦はない.

ボス戦となればテンションの上がりようだけは尋常でない「ボーボボ」.今回はハレクラニ編最終章ということで,原作のバカ出力を増幅する浦沢御大の超絶電波が炸裂.特に序盤中盤と続く自称「平凡な日常」の展開は眩暈がするほどの凄まじさ.また今回は,この激しいハジケに対し適切に方針を変えて対応していく至宝ビュティさんの柔軟なツッコミぶりも素晴らしい.たとえ大手事務所であろうとも,本当の芸を持っている芸人を業界から殺すことはできないもので,むしろ殺そうとした行為が後にその事務所や業界全体の首を絞めていくという,そんな真実はきっと今回の物語とは無関係に違いない(笑).
アバンは吊るされ無力でおなじみの田楽がご登場で軽くくすぐり.あ,ボーボボたちですか? あいつらは金のために闘ってましたよ間違いなく.

序盤は「金に勝るもの」…って本編なのにアバンをプロレスネタで継続させてしまう浦沢氏の奔放ぶりが素晴らしい(笑).ビュティさんは悪ふざけぶりにおかんむりで首領パッチを攻撃.いいぞもっとやれ!
というわけで本題の「金に勝るもの」.現代社会では金なしで生きていくのはかなり大変なわけですが,そこでボーボボが勝るものとして出そうとするのがナス.物々交換社会回帰というのは一つの解ではありますが,広げてハジケていくのは難しかろう(笑).かといって愛や友情なんて使い古されたフレーズでは,バカが感動して飛んでいく程度で,拝金思想の若者であるハレクラニに通じるわけもありません.そんなわけでボーボボがご提案するのは「平凡な日常」.確かに収入と幸せは単純に比例するものではないということは大人なら誰もが実感するはずで.これを教えるというのは思想攻撃としてはごもっとも.ただし3バカが喰らわせる幻覚「ワンダフル鼻毛7DAYS」は,当然のように常識的な展開を外してきます.
月曜日の朝は多すぎる目覚まし.母の天の助となぜか窓から突っ込んでくる首領パッチ犬と一緒にカニ缶.そんな月曜は合格なのでメリーゴーランドを爆破.火曜日はたてこもり冬篭り僕ヤモリとダジャレを続け,さらに恒例のカニ缶は飽きたので鯖缶に.これも合格なのでジェットコースターを爆破.…非凡すぎる展開で冒頭の2日間で既に腹いっぱいでビュティさんのツッコミも物凄いわけですが,このコース料理は恐ろしいことに日曜までさらにテンションを上げて続きます(苦笑).水曜はアイドルCDを巡る日本全土を巻き込んだ合戦で,ごろごろごろーとボーボボが舞台からハレクラニとともに落下.仲間が適当に歌って助けないのは,お笑いとしてはごく当然の判断です(笑).

中盤は1週間が頂点に! 濃い展開に続く木曜はいきなり外して日記風.肩透かしに見えますが,問題の日記の内容があまりにバイオレンスに溢れてどうしたらいいのか(笑).さらにここで強引に「ぬ」をかぶせてくる天の助.やはり定評のある持ちネタを抱えていると強いなぁ.金曜.元の道に戻るのかと思ったらなおも「パイチョコの中にリスがいるよ!」まだ外してくる上に延髄切りときた! 次の展開を予想させない暴走に対等についていけるのは我らがビュティさんくらいで,ハレクラニはとてもついて行けてません.そもそも劣勢だったんですがもはや手も足も出ないサンドバック状態.土曜日は妖怪ウォーズ.妖怪化するボーボボたちが演じる禍々しいクライマックスは…妖怪大戦争(笑)? 闇に隠れて生きる光の3バカの雄姿で妖怪退散.この時点で滅茶苦茶なんですけども,さらにメルセデス(誰?)の紹介なんてさらっと突っ込まれてしまっては,こちらとしてはもはやひれ伏すしかありません.そして終末の日曜,アリスの国でスパイ活動.グランドフィナーレとしてここまで出てきたキャストが無意味に総登場の上,先頭,誰…?
というわけでハレクラニにとっての「平凡な日常」なんてのは1日もなかったわけですが,これは実は個人差だったりします.どれほど破天荒に見えたとしても,そんな毎日の中で生きている奴も確かに存在したりするのです.確かにあの7日間は強力ですが(苦笑)魚雷戦からハレクラニ戦までの短期間と比較すれば,実はそれほどボーボボたちの日常から離れているわけではないのです.そんな日常を送るには,金よりも素質が重要で,そしてそんな「日常」に磨かれたからこそ彼らは強いのです…というわけで金より強いものは金(笑).出会いも経験も仲間もついでに愛も友情もありふれた日常も,最低限の金があって命が繋げるからこそ得られるもんだったりするという真実を示しているのかどうかは定かではありません.
というわけで物凄いテンションに巻き込まれたハレクラニはようやく倒れ,スズも元の姿に.田楽の存在価値はともかくとして,これでハレルヤランドは壊滅への道を辿ることになるのでありました.三木氏,お疲れ様!

終盤は新章へ! マネーキャッスルには入らず,一人ハレクラニのテーマパーク作りの妨害に頑張っていたヘッポコ丸.しかし敵地で単独行動を取るというのはかなりのリスクを負う行為であり,民衆を救うヒーロー一転,いきなり捕われのヒロイン役にジョブチェンジすることに.ヘッポコ丸の前に立つのは「真拳狩り」の男ども.アニメではその真拳名が名乗れなくなって忘れがちですが(苦笑)ヘッポコ丸はオナラ真拳の使い手です.
さて,その頃再建案という名のハレルヤランド壊滅計画を実行する3バカ.ところてんランドもゴム手袋も言うまでもなくダメであり,芸人としての才能と経営者としての才能は別物なのでタレントショップ経営とかに手を出すのはどうかと思うわけですよ.そしてヘッポコ丸は上空を元気に連れ去られ,さらわれたほうが面白いため(苦笑)あっさりそれを許す3バカ.しかし今回はここまで3バカがじきじきに鍛え上げてきたヘッポコ丸であっても相手が悪い.彼らはサイバー都市の連中.海上に浮かぶサイバー都市はギガの支配するサイバー帝国.ギガの実力ゆえに,マルガリータ帝国内でもサイバー都市は対等に近い関係にあるみたいですね.そしてギガのマイブームこそが「真拳狩り」.ヘッポコ丸をさらったために,よりによって3バカに喧嘩を売ってしまった気の毒な男がここに誕生です.声は関智一でまたも無駄に豪華!
早速海上都市へと出かけることになるボーボボ一行.スズとはここでお別れ.港に準備されていた車はキレが悪かったわけですが,実際にソフトンが準備した船が…辛い! このピンクのぐるぐる号は辛い(笑)! しかし「ぬ」の船よりはマシなのでありました.船の中で運動会など開催しつつ進む一行ですが,そこに襲いかかるのはサイバー都市護衛部隊.イチゴオーレを早飲みしたくなかったりぐるぐるが沈みそうになったりサムさで海を凍らせたり落ちたり溺れたり岩を落として沈めたりといつも通りの仲間割れの末に呼び出すのは…魚雷ガール! 敵にとっても味方にとっても扱いの難しい熟女をボーボボたちは扱いきれるのか! 次回に続きます!

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陰陽大戦記#17

「部外者伏魔殿で大暴れの巻」

ついにナズナが京都から太刀花のアパートへと引っ越してきた.ライバルがすぐ側に来てしまったことに苛立つモモ.翌日で1学期は終了で,明日からは夏休み.やる気のない先生のおかげでボート部の活動は部員の自主性に任せられることになり,やたら熱心に練習と合宿を提案するリュージ…とモモ.リクが伏魔殿で出かけることを知ったモモは,リクをナズナと2人きりにさせまいとリュージとリナと一緒に伏魔殿までついていく.騒がしく自分勝手で事情を知らないボート部部員の引率に疲れるナズナ.しかしこのフィールドにも,地流の探索者たちが忍び寄っていた.

抜群の構成力と絶妙のセンスが素晴らしい「陰陽」.今回もきっちりバトルはやってるんですけども,ボート部が話を引きずり回すためにベースはギャグ.テーマは愛と信頼で描かれているのは恐らく様々なつながりの形ではないかと思うんですけども…なんだろうなぁこのどうしようもない間抜けは(苦笑).天流側の間抜けぶりは以前からかなり危険だったのですが,その間抜けさを軽く越えていく逸材ことボート部.基本的にとても笑える出来なんですが,その中でさらりと重要なことが描かれかねないのが本作の恐ろしいところでもあります.

前半.テルと入れ違いに「七八九十」な引越し便で戻ってきたナズナ.留守をいいことにやりたい放題だったリクとソーマを正座させた上に激しく説教.自分は頑張ったと主張するソーマに対し,自分より年下のナズナに無条件で平謝りするリク.人間が出来ているというか,プライドがないというか(笑).そしてこの時点で真っ赤に燃え上がっているのは隣家の小娘ことモモ.ライバルの本格的侵攻にいよいよ積極的に動くときが来たのです.そう,愛のために!
翌日は1学期の終了日.半年ずれてますが時期はぴったりなので,本作自体,1年シリーズで計画されているのかな.通知表は3ばかりのリクと体育と家庭だけ5であとは惨敗のリュージ.闘神以外はごく普通というのをきっちり描いているわけですが,実際は闘神の合間に勉強していたはずなので,それさえなければもう少しいい成績だったんじゃないかと.ついでに流派章の位も「参」.
そして折角まともなボートを手に入れたはずのボート部は,先生の怠慢のおかげで夏休みは自主活動することに.毎度なんですが,先生はなぜこんなに忙しいんだろう.一体何をやってるんだか.ここで強硬にまともな練習を主張するリュージとモモ.リュージのはボート愛でいいとして(苦笑),モモはリクをなんとかナズナと2人きりにさせないために画策.「泥のように眠るのよー!」ってモモは部活を何だと思っているのだ.ついでにソーマやコゲンタの立場はどこに(笑).しかしリクにとって,伏魔殿探索はボート部よりも優先したい大切な用事.打ち合わせするナズナとリクの姿にモモちゃんが物凄く悪い顔をしております.夕食終了後,気合を入れて出かけようとするリクたちの前に立ちふさがるのは…すごい一同(笑).モモちゃん,ガラスに顔を押し付けちゃだめだ(苦笑)!
そしてはじまる珍妙な道行.合宿と誤解しているリュージとリナに,それを手引きしたモモのトリプルアタックには闘神士たちは手も足も出ません.一応鬼門の中には闘神士しか入れなかったはずが,あっさり踏み込んで送られてしまう一同にナズナびっくり.宗家のリクがいるためなのか,天神町の住人は天流の末裔で誰もがそれなりに素質を持っていたりするのか,それとも….巫女らしいリナだけは当然かな.というわけで一人取り残されるソーマ.今回に限っては,一緒に行かなくて正解です(苦笑).
こんな愉快な話の合間でも地流は一応シリアスで,力を求め伏魔殿の調査に加わろうとするユーマに,それを理詰めで止めようとして失敗するミヅキの夫婦喧嘩を見ていたのが今回の敵となる2人.これが地流なのにかなり妙.いい大人2人で相性の大切さを主張しまくるってのはどうなのか(笑).
ボート部は伏魔殿に踏み込んでしまった上に,てんでばらばらに動き出してナズナには迷惑千万で,それに対しごめんねって軽く謝る宗家がなんとも.ただしコゲンタの言うとおり,伏魔殿内には妖怪が潜伏しているために危険.そこでいち早く闘神石を発見して脱出しようとするナズナを嫉妬心ゆえに妨害するモモちゃんと,さらに別の場所で何物かに襲われるリナとリュージ.

後半はバトルと設定回収! 2ヶ所で襲われたためにリクとナズナはそれぞれ別に.リュージの方は妖怪だったのであっさり撃退し,むしろコゲンタに孤月拳舞を使ったことを怒られるリク.7話でリクが式神を使えることを知ったリュージですが,おぼつかなかったあの頃に比べればリクの戦いぶりは随分マシになったんじゃないかと.しかしリッくん,リュージに符を押し付けてるのが間抜けです.それを知ってるのはリナたちのほうだ.
そのリナが吊り上げたのは巨大なザリガニこと凝寂のエビヒコは妖怪ではなく式神.釣られる必要はないんじゃないか? そしてリナちゃん,お前は睦悟郎か(笑)? モモはリナに合流.さらにナズナはホリンを降ろし,風神降臨陣でエビヒコを退けようとするものの,伏兵,秋水のリュウコンが竜宮須羅撞でこれに反撃し,さらにエビヒコが幻灯澪で追撃.ゴーグルの中,色は違うが押井みたいだ.さらにリクたちも駆けつけて2対2の式神戦がはじまります.
コゲンタは遁甲式煮湯染でマヒ系の状態変化攻撃を喰らって動けなくなります.2話以来かな? さらに水中に引き込まれるコゲンタとホリン.敵は水中戦のスペシャリスト,開眼で水中でも式神の様子が見られるので圧倒的に不利.…ただ,この状況だと式神戦は1体に任せ,もう1体の闘神士はリクを直接襲ったほうが早いんじゃないのか?… それはともかく見えないために困るリク.式が敵の攻撃を喰らうたび,ついに闘神士であるリクも気力を消耗しはじめます.伏魔殿の中では式神の消耗が闘神士にダイレクトに来るみたいですね.並よりは気力が多そうなリクですが,コゲンタが消耗すると一緒に行動不能になりかねないことが判明.
そんな大ピンチの傍らで,さすがに責任を感じたモモは彼女なりの努力を開始.「何かしなきゃ,迷惑ばっかりかけられない!」 そこで集まるモモの八卦盤とリュージの符とリナの能力.本職の2人ですら曖昧にしかわからなかった闘神石の場所を,強力な力で一瞬にして判明させてしまうリナはお手柄! この能力,伏魔殿で探し物をする闘神士には魅力的なはずで,ついでに夏休みに入るということもあるのでくれぐれもさらわれないように気をつけていただきたい.
敵も闘神石確保に向かったため,攻撃は止んだものの未だに動けないコゲンタ.この状態異常を回復させるホリンの陰陽投吉治癒こと投げキッス…ひ,必殺じゃないと思うんだけどある意味必殺でいいのか(笑)? エフェクトの悪ふざけぶりはコゲンタでなくても恥ずかしい.そしてついに回収される9話でイゾウが話したこと.神操機と通じて式神と視覚を共有する,高位の闘神士にしかできない高等技術をリクが実践.いつも傍にいるコゲンタと,視覚を共有することにようやく成功するリク.迫力溢れる共有ぶりはいいんですが,目から光が出てるとこだけは笑ってもいいですか(苦笑)? 視界を得たリクの印により,コゲンタの怒涛斬魂剣でリュウコンが斬られ,敵の闘神士も記憶を失っていきます.別れ際,なんで頬を染めているのかは謎.パートナーを失ったために地流はここで撤退し,闘神石は久しぶりに天流側のものに.

伏魔殿から戻ってきて,この5人だとナズナが一番偉いことが確定(笑).ナズナの偉さにソーマも呆然です.しかもボート部ときたら隠された天流の社で合宿を開催することに決定し,これにあっさり許可を出す宗家ことリッくん.どうも夕食に釣られている気がしなくもないですが,ここ,おじいちゃんに守れって言われてたはずだよな(苦笑)? リュージのエビの竜田揚げは大不評.モモもリナも式神戦にはこりてくれるといいんですけどね.順調に鍛錬を積み,流派章だけは「四」になったリク.本人がうれしそうだからいいですが,彼のとりえは闘神しかないのかな,やっぱり.
さて,次回はいよいよマサオミがその本性を示すことになるようです.前半,伏魔殿で何かを探しヤクモの後を追っていたマサオミ.悠長なことを言ってられなくなったのは地流の活動ゆえか,それとも別の理由か.さらに捜しているのは闘神石なのか,それとも….うさんくさいお兄さんとしておなじみだった彼が見せるのはどのような顔なのか.次回に続きます.

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虎の門創作むかし話王

今日は1週間前の「虎の門」いとうせいこうナイト2番目の企画「むかし話王」についてレビューしときます.1番目の試験は絵に描いたように全然だめだったんですけども(苦笑)こちらは書きがいがありそうなじんわり面白い企画だったのでご紹介.あ,ストーリーについてもご紹介していますが,これは明らかに先生が語ったほうが(追い詰められぶりが)抜群に面白いです.

「むかし話王」は伏せられたフリップから選んだタイトルと教訓から2分間のむかし話をでっちあげるという「昔ばなし」競技でトーナメントを戦い,最終的な優勝者が「むかし話王」に就任するというこの番組ではおなじみのシステム.古くから言い伝えられてきたむかし話を捏造する…というところが設定的な面白さなんですが,そこを混ぜっ返すときに「古くからあるもの」としてツッコむのか,それとも「即興作品」としてツッコむのか司会兼審査員のいとうも迷っております.他の審査員は勝俣とMEGUMIで,この審査員どもが積み重ねてくる未だ語られていないむかし話の逸話が4人の語り部達を激しく苦しめていきますので要注目.

今回むかし話王となるべく闘う4人の語り部は,木村祐一,アンタッチャブル山崎,清水ミチコ,よゐこ有野.口からでまかせを喋らせれば最強の木村兄さんに加え,これまでしりとりで天然系の技を見せてきた面子というのが面白い.戦いに挑む気合を語るはずが日常を語り始め迷惑がられる木村に,実に調子だけはいい山崎,既にキャラをつくりはじめている清水に,テレビゲームをクリアする仕事で寝ていない有野…と出だしから期待が持てますね.つうか,有野,その仕事は一体何だ(笑).そして彼らの前に立ちふさがる眠りたい勝俣,生々しいMEGUMI,オンタイム希望のいとう.しりとりに比べると審査員の役割が思った以上に重たいところが面白い.

準決勝第1試合は木村先生VS山崎先生の戦い.先攻は木村先生ですが,引いたタイトルは「ワサビと鬼」で教訓は「正直者が得をする」.ワサビが嘘つきに対するバツだろうか.悪い組み合わせじゃないですね.

「ワサビと鬼」
これは誰もフグが食べられると知らなかったころのおはなし.島根のある山村に鬼村サダキチというひとがおりました.サダキチは旅好きで全国を旅し,やさしい両親のところにおみやげを持って帰ってくるいい若者でした.一方,青森県には津軽の黒豹と呼ばれた鬼島マタキチというひとがおりました.彼は悪い男ですがサダキチと同じく旅好きでした.ある日,2人の青年は静岡で出くわしまして,2人ともおみやげを買おうとしたのですが,店に名産のワサビは1本しか残ってません.2人はワサビを取り合って,結局正直者がワサビを手に入れましたとさ.

実際の木村先生の語りでは最後がものすごい勢いで展開します(笑).とりあえずどっちが正直だかわからないのはもちろんとして,「鬼」はその扱いでいいのか(苦笑)? 先生曰くこの話の続編で我慢大会が行われるらしいので,恐らくはこのむかし話で一番面白いと思われる,その続編部分を聞いてみたいもんです.

後行の山崎が引いたタイトルは「お経を忘れたお坊さん」で教訓は「親はなくとも子は育つ」.司会が指摘する通り,子がいないはずのお坊さんとテーマの関係がかなり難しい.山崎先生はいつものとおり調子よく行けるかどうか.

「お経を忘れたお坊さん」
むかしむかし,さみしい子どもが一人で遊んでおりました.やってきたすごく楽しい子どもは,「なんでそんなにさみしいんだ」とさみしい子どもに聞きました.さみしい子どもは「両親がいないんだ」と激白し,楽しい子どももさびしい空気に巻き込まれ,同じくさびしい子どもになってしまいました.
それから10年.さびしい子どもはすくすく育って親はなくとも子は育ち,世間の人も大騒ぎ,欠点がないのでお坊さんになれと大騒ぎ.そんな勢いをかりてその子はお坊さんになったのですが,葬式に行ったらお経を忘れてしまいました.ただ! ガタイはよかったとさ!

中盤以降が勢いだけというか,タイトルと教訓をこなしているだけというか(苦笑).語り口が抜群で勢いがものすごくいいんですけども,気になるのは「激白」「ガタイ」.これらは先生が語ったままなんですが,子どもにはやはり難しすぎると思います(笑).結果,木村先生が2点を取って優勢勝ち.しかし勝ち残ると次にもう1本語らなければならないので,むしろ負けているのではなかろうか.

準決勝第2試合は清水先生VS有野先生の戦い.先攻はアルカイックな笑みの清水先生で,引いたタイトルは「鼻くそ太郎」で教訓は「雨降って地固まる」.教訓はともかく,あまりにすごいタイトルに愕然とする清水先生.このあたりからコツを掴んできた審査員どもも余計な設定を付け加えてくるもんだから,先生,動けなくなっております(笑).

「鼻くそ太郎」
「なんでやー,なんでオレだけがー」 皆からの嫌われ者,鼻くそ太郎は今日も一人で眠っておりました.「どうしてオラには友達ができねえだ」と太郎が祈ると神様登場.「雨降って,地固まるというではないか.お前の欠点を知れ」と言う神様は太郎の前の鼻の中が原因だと言いました.素直に会得した太郎は鼻が通るようになって,いらないくらい沢山の友達ができました.雨降って地固まるの一席でございました.

出だしの絶叫によるツカミを審査員も絶賛! むしろ本心? 方言はいいものの地方の統一が成されていなかったり,「会得」のような難しい言葉が出てきたりとディティールの面では問題が多かったかもしれません.しかし最も大きな問題はテーマの組み込み方.出てくる早さよりも思い切りテーマを連呼してしまうのはむかし話としては大変な問題だと思うんですが,清水先生はしらばっくれております.

後攻は睡眠不足の有野先生.引いたタイトルは「2メートルじいさん」で教訓は「急がば回れ」.なんとなく足の長そうなじいさんを使って教訓を表現するということで,タイトルと教訓の相性は悪くないんですが,ここで有野を攻撃したのが審査員.特にMEGUMIはかぶせ過ぎで,マイケルジャクソンの映画って何だよ(苦笑).そして先ほどの清水先生のむかし話から,教訓は直後には出てこないで,1分45秒以降で出てくるという縛りを加えてくる審査員.これに有野は激しく苦しめられることになります.

「2メートルじいさん」
むかしむかし,フロリダの山奥にベルナルドおじいさんが住んでおりました.おじいさんはいつもせかせかと時間に追われる牛乳配達をしていました.ある日近所に大きな団地が出来たので,おじいさんは売り込みに行き,客を獲得しました.もっと儲けるために搾りまくり売りまくるおじいさん.そんなおじいさんに花子ばあさんは,「お金が好きなのはわかるけれど,それでは牛乳を配達しきれない」と言いました.おじいさんはおばあさんにも牛乳配達を手伝わせたのですが,すぐ行けるところにも半日がかりで到着する始末で,ついには腐っているから結構だと断られ…

…完結しませんでした(笑).さすがはしりとり竜王だけあってその物語世界は群を抜き,フロリダで団地で花子ばあさんという実に独特の異世界だったわけですが,タイトルと教訓,さらに審査員からの縛りによって完結できなかったのがもったいない.一晩欲しがるのは長すぎる気がしますが,タイトルと教訓発表後に,1分程度の物語組み立て時間を与えてもいいんじゃないだろうか.しりとりだって,駒を落とすまでは少し時間がありますからね.結果,完結できた清水先生が3点を取って勝利.有野は清水先生ではなく,審査員とシステムに敗北です.

決勝は木村先生VS清水先生の戦い.席に着く前から小競り合いが発生しているあたりはご愛嬌.いとうが己のスタンスを定めきれない中,先攻の木村先生が引いたタイトルは「殿様になったカラス」で教訓は「百聞は一見にしかず」.殿様と無知で連携できる,これはいい組み合わせ.殿様がカラスになって新しい視点を得るってのが自分でも思いつく程度の最低ラインとなりますが,さすがは木村先生,面白い方向に物語を展開していきます.

「殿様になったカラス」
マグロのトロを捨てていた時代のお話.キョウコちゃんとヨウコちゃんという女の子がおりまして,隣の国から殿様がやってくると聞きました.キョウコちゃんは王様を見たことがなく,ヨウコちゃんに説明してもらってもわからないので,王様を見に行くことにしました.漫才師がいれば仏壇呼ばわりされるような豪華な馬車で通る殿様ですが,人ごみでキョウコちゃんには見えません.あの馬車に乗っているのが殿様だよとヨウコちゃんが言ったので,キョウコちゃんが見ると馬車の上に一羽のカラスがとまっています.キョウコちゃんはカラスを殿様と勘違いし,それはカラスだとお父さんに言われるキョウコちゃん.そこでキョウコちゃんが言ったのは,「だって私,見てないんだもの」.

よく考えると終盤はテーマに無理やり合わせた感があり,さらにむかし話というよりは落語に近いのはさて置いて(苦笑),中盤のおもしろ話としての展開を審査員は絶賛.漫才師と仏壇のあたりは馬車の殿様と合わせて異世界らしいいい味わいで,蛇足じゃないと思うんだけどな.

後攻は清水.最後のむかし話のタイトルは「おっちょこ姫」で教訓は「ケンカ両成敗」.姫と喧嘩の相性が悪く,近しいようでかなり難しいテーマです.先の名作「鼻くそ太郎」の姉妹編(笑)として期待される本作ですが,審査員以上にギャラリーからの余計な設定が迷惑.勝手に「ケンカがすごい」と被せられてしまった清水は,物語を成立させることができるのか.

「おっちょこ姫」
「助けてー!」 また聞こえたのは穴に落ちたお姫様,おっちょこ姫の声.これは地球の裏側の国のお話です.おっちょこ姫は素晴らしいお姫様.しかしあまりに完璧すぎると周囲がコンプレックスを感じるのではないかと危惧し,わざとおっちょこ姫を演じています.周囲の人々はおっちょこ姫のことが心配でした.ある日,舞踏会に素敵な王子様がやってきました.完璧な王子様に惚れられてしまい,このままでは完璧すぎて周囲にコンプレックスを感じさせると気を使ったおっちょこ姫は王子をひっぱたき,ふりました.そこで喧嘩両成敗となり,おっちょこ姫は妻が亡くなったじいやと結婚し,中くらいの幸せになりました.

シャウトによるツカミは健在ですが(笑)無理やり完結させるために最後が急展開.またテーマに苦しみ,木村先生はテーマをまっすぐ言いすぎと手厳しい.また単語が輪をかけて難しくなってきていて,「コンプレックス」とか「危惧」と難しすぎなのが審査員にも大ウケです(苦笑).やはり構成を考えさせる時間が少しでいいから欲しいなぁ….
結果.木村先生が初代むかし話王に! さすが即興でデタラメを語らせればこの人の右に出る人はいないですね.素晴らしいお話でした!
タイトルと教訓の組みあわせで即興話を作らせる,という基本的なコンセプトはかなり愉快なんですけども,長い話をやらせるなら,それに見合った考える時間を与えることが必要でしょう.例えばお題が決まったあと,先生にはヘッドホンをつけさせて1分考えさせ,一方審査員は勝手に1分間期待される物語を語りまくり,そのあと実際の競技を始める…という形のほうがより愉快な話が聞けそうな気がするんですが.なにはともあれ,仕組みをもう少し整備すればよい電波が漂いそうな企画なので,続編も期待してみたいと思います.

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焼きたて!!ジャぱん#15

「洒落にならないリアクションの巻」

本戦2回戦の種目である焼きそばパンに苦戦している和馬.Bグループの河内は前日に焼きそばドッグパンで黒柳に人文字を描かせ海鮮焼きそばパンに勝利するが,シャチホコに和馬は勝てないと言われて熱くなる.和馬は河内の認めたライバルで,普通の料理ならともかく,パンづくりにかけては誰にも負けない正真正銘の天才だと信じるがゆえなのだが,その時点であることに気がついた河内は黒柳に了解を取りに行く.
一方,焼きそばパンの工夫に行き詰ってしまった和馬は厨房で落ち込んでいた.そこに来た河内は焼きそばパンに使うコッペパンを和馬の顔にぎゅうぎゅう押しつけて潰そうとする.お好み焼きのように潰れてしまえという河内の行動から,和馬はようやく,焼きそばパンに対し自分ができる工夫を見出した.

目に見えてテンションが上がってきていて楽しい「ジャぱん」.本作の最大の見所はパンを食った人間の無茶なリアクションで,しかしここまでは比較的わかりやすいものが続いてきたわけですが,戦いが熱くなり,黒柳がどんどんぶっ壊れていくに従ってリアクションはより遠回りなものへと変化していきます.偉大なる先輩であるアニメ版「味っ子」は旨み表現を真っ直ぐに天高く積み上げていきましたが,「ジャぱん」の旨み表現はとんでもない迂回の面白さ.おいしいほどに迂回の距離は遠くなっていき,一見してもわからないが説明されると…無理ありすぎというラストのような判じ物リアクションもパターンとなりますので覚えておきましょう.あ,直前に真似されてる…(笑).

前半は和馬が勝利の鍵を掴むまで.パンづくりだけはまぎれもなく天才であるもののそれ以外の料理はからっきしの和馬.しかも敵のシャチホコには料理の腕だけでなく優れた鶏肉とソースまで使っているため,生半可な工夫では勝てるはずない大ピンチ.その一方で貧乏暮らしの蓄積で廉価な料理は大得意の河内は,あっさりと勝つための工夫を思いつきます.自分の腕に慢心せずより高いレベルを求める河内に対して,和馬は未だ闇の中.
まずはBグループの審査から開始.敗者復活の根性のカツオは勝ち残ってるんですが…その歌は(笑).河内と土佐支店の長宗我部の戦いは,河内ならではの工夫が生きて見事な圧勝.あの海の幸にやられた黒柳も見てみたかったんですが,河内のホットドッグ焼きそばパンに対するリアクションもなかなか.既成概念をぶっ壊す和馬の影響を強く受けた南東京支店の河内に油断は禁物…と気合を入れていたにも関わらず,口にすればつい犬を呼んでしまう黒やんのやきそばードーッグは直球で「犬」! 人文字で犬,しかも点には本物の犬を使うという2重に被せたリアクション! 河内作の極太焼きそばホットドッグパンは,食った人を人文字に変える威力によって勝利.異議を唱える長宗我部に対する「犬は7匹いるぞ」という黒柳の子安氏らしい脅迫が素晴らしい(笑).
さて,勝利したのは当然でそもそも問題がなかった河内戦.大問題は翌日の和馬戦なんですが,例えシャチホコに揺さぶられても河内は和馬を信じています.「あのアホは天才や」というのは真実.しかし相手もパンではなく焼きそば勝負なら和馬に負けるわけがないと確信しているようで.そんなシャチホコとの口論が河内に重要なことを気付かせます.和馬は普通の料理は並以下ですが…パン作りなら誰にも負けるわけがない.そこで黒柳に確認をとってみるあたりが素晴らしい.
河内たちが会場から戻ってきても,和馬はドツボの真っ只中.テーブルの上は悲惨な状態.専門分野以外での工夫を求められても,パンにしか頭の回らない彼には手のつけようがないようで.そんな捨て子犬みたいなチビちゃんにお土産のコッペパンをぐりぐりぐりぐり押し付ける河内.どんな逆境でもすごい工夫で切り抜けてきた和馬に河内が伝えたいのは…皺伸ばせ! 潰れてまえ! そう,お好み焼きのように! 言葉ではなく行動で暗示するその芸風(笑)は,9話で店長が河内を導いたのと同じ.そのパフォーマンスから和馬が見出した一筋の光明は,「そうだ.お前なんか潰れてしまえばいいんじゃ!」「ええ,私?」…なぜか月乃に誤爆(笑).冷たい物言いにああーんと平たくはにょーんと伸ばされる月乃.確かに河内の役目なんですが,なんせ今回は彼が店長役を果たしているのでリアクション要員が足りないだってば(苦笑).というわけで何を潰せばいいのか気がついた和馬は大喜び.

後半は大逆転! 翌日のAグループ2回戦.シャチホコとの戦いを前にしても和馬の顔は明るい.最良の素材と見事な手さばきで素晴らしい焼きそばをつくりあげるシャチホコに対し,和馬も彼なりに必死で焼きそばをつくった上で…使うコッペパンを熱くなったフライパンでぺしゃんこに潰します! コッペパン転じてペッコパン誕生!
前日河内にまんまと文字にされた黒柳は和馬のペッコパンを警戒し,まずはシャチホコの試食より開始.名古屋支店でも人気のコーチンミ焼きそばパンを口にした黒やん,非常によろしくない行動を開始.コーチンミーコーチンミーと呟きつつ美味さに壊れた黒やん,ベルトを外して前のファスナーを…ってゴールデンでいい大人のチン見せは勘弁(笑)! 番組を存続させるため,SPの皆さんと一緒に必死でリアクションを食い止める河内.声優さんの演技もキレてます.ものすごくベタだけどメタなことをやってるよなぁ(苦笑).そんな痴態に顔を覆う月乃.今回は河内が話を回しているので,かわりに視聴者の視点を担当する役割に回っているからこそ覗き見しなければいけないわけで,彼女が自主的に見たいわけではない,ことはないに違いない(笑).そしてぎりぎりのリアクションを取らせたシャチホコを誉める黒柳.
そして真打,和馬の59号・お好み焼きそばパンの試食を開始する半裸の黒柳.想像もしなかった形に危険な香りを感じつつも,試験官という役割と特権を手に試食を開始! 口にしたその味わいから黒やんが飛んでいったのは平安時代.さっきまでの下品なリアクションはどこへやら,いきなり「花の色はうつりにけりないたづらに…」,と小野小町をいきなりぶつけてくる高尚な黒柳.これを誤爆と思った河内ですが,店長が解説してくれたリアクションの真意は…いくらなんでもそりゃ無理が(苦笑)! どこをどう読み間違えればお好み焼きサンドになるというのか,黒柳と店長と作者と担当は視聴者に謝るべきだと思います(笑).というわけでこの苦しすぎるダジャレリアクションによって勝者は和馬!
焼きそばではなくパンを工夫したことに異議を唱えるシャチホコですが,これは黒柳試験官にも認められた適法行為で,前半での河内のアシストぶりがさらに光ります.パンを押しつぶす技は本来はシャチホコのルーツ,イタリアのパニーニでもあったことも判明し,相手も納得したためシャチホコの敗北が確定.

今回,和馬が最も苦手な領域を助けたのは河内.入社試験のときに和馬に大きな借りをつくってしまった河内ですが,この晴れ舞台でそれを返すことに見事に成功.これで貸し借りなしの対等なパン職人同士として戦うことができそうですが,その前に立ちふさがるのは確かに大きな壁.焼きそばパンの最優秀賞を受賞したのは次の戦いで和馬と当たる水乃のコアラ! コアラのパンに,黒やんはどんなリアクションを取ったんだろうか.河内と当たれるとすれば決勝しかない和馬は次の強敵を打ち倒すことができるのか.さらに黒柳はどこまで暴走していくのか.あ,直前に真似されたときに限ってプレゼントのお知らせなのは嫌がらせですか(笑)? 次回に続きます!

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金色のガッシュベル#91

「なおみちゃん最強伝説健在の巻」

清麿に置き去りにされたガッシュは,清麿の母上のお使いを引き受けてウマゴンとともに出かけた.その途中で通りがかったいつもの公園はなぜか廃墟に変わっていて,友達には「お前が悪いんだ!」と一方的に言われる始末.立ち入り禁止の森の中からジュッテーム・ベーゼ号で飛び出してきたなおみちゃんの仕業だと思ったガッシュは,彼女がどこに向かうのか後をつけはじめる.向かった先は以前も行ったデパート.退屈していた名探偵ティオも加わって,三人がかりのデパート内尾行がはじまった.ガッシュたちはなおみちゃんのお買い物に度肝を抜かれ,一方なおみちゃんはガッシュたちの尾行に気がついている.

2ヶ月間のシリアスを無事終了しギャグ方向に羽根を伸ばしまくっている「ガッシュ」.この3週間,自分には辛かったシリアスな感想書きの日々がようやく報われたかのような珍妙な面白話が本当にうれしいですし,この方向こそ本作の重要な魅力というかむしろ本筋であると信じて疑わないわけですが(笑),今回もまた,何かをやりすぎてしまって前のめりに倒れていく攻めの脚本が絶妙.謎の論理で転がるように展開していく,不条理でどこか無機質な物語は広平虫氏らしい.また画も立体感を感じさせる素晴らしいもので,「むしろそんなに頑張ってどうするよ」という気分で一杯です(苦笑).一流のギャグはやはり一流の画で作ってもらわなければ!

前半はカマキリジョーとなおみちゃんの幻覚よりスタート.テレビの中に必要以上の感情移入をしている様が実に幼児っぽくてよろしい.で,そんな没入感に遊んでいたガッシュは清麿に置いていかれそうになり…サブタイトルの直後にはきっちり食い下がっているあたりが素晴らしい(笑).なおみちゃんが怖くてどうしても公園には行きたくないガッシュと,どうしても学校にはついてきてほしくない清麿.清麿さんご提示の学校の問題ことバカどもがとても面白い(苦笑).今日は清麿が勝って負けたガッシュは取り残されます.
さて,取り残されたガッシュは公園には行けないので玄関でバルカン遊び.なぜかいるウマゴンは小屋のなかでサンビームのくれたプレゼントでお遊び.その喜びと誇らしさを必死でメルメル伝えようとするウマゴンですが,ガッシュにはお約束で言葉は届かない.サンビームさんと三丁目のごみ置き場では「サン」しか合ってないもんな(苦笑).
母上のお留守番のお願いをお使いに替えてもらい,ウマゴンとともに出かけるガッシュ.うれしさでうっかり,ついつい来てはいけない公園に近寄ってしまうあたりはさすが幼児の浅はかさ.しかしこの危機をカマキリジョーのように「勇気を持って」物陰に隠れつつ接近する主役.妥協できるポイントとして精一杯がそこなのか.ところが例の公園は廃墟に.地面には巨大な溝が走り,その後をついていくと先は立ち入り禁止.さらに偶然顔を合わせることになったヒデアキくんには「ガッシュ.お前が悪いんだ!」と名指しで言われ…と急展開.このあたりはサスペンスドラマの枠組みを使ってるんですが,あくまで雰囲気重視で論理は成立していないので(笑)期待してはいけません.
犯人扱いされたガッシュは雰囲気でショックでぱったり,「私が一体何をした?」と号泣.そんな一人芝居を繰り広げる横で爆走する天敵・なおみちゃん.この一連の事件の犯人はなおみちゃんではないかと考えたガッシュは,ウマゴンを連れて追跡を開始.普通なら幼児がそんな真似をできるはずもなく,その極端な推理が面白いという場面ではあるんですが,本作の場合は恐ろしいことにこれが真実に近かったりするもんだから(笑)ややこしい.
デパートに幼児用足こぎ車のおもちゃで乗り付けたなおみちゃんはデパートで豪快なショッピングを開始.たまたま暇だったティオも追跡舞台に加わって,デパート中,なおみちゃんを陰から追跡するガッシュたち.化粧品売り場,ペットショップ,ファンシーショップに洋服売り場と次々に店舗を征服していくなおみちゃん.ふつーにカードで買い物した上に車まで運ばせる様子も手馴れていて,その資金力は一体どこから来ているのか,謎は深まるばかりです.ちなみにここでの買い物はラストで必要以上に大活躍.ティオの服を誉めるのに当然のごとく失敗するガッシュとそれに怒るティオ.ついでにウマゴン.3人が自分を尾行していることにも,当然なおみちゃんは気がついています.

後半はさらになおみちゃん爆走.デパートの中で追跡している3人がやってきたのはおもちゃ売り場.ここで無生物のロボットと会話した上でお買い上げに至るなおみちゃん.底知れぬ彼女の力はパートナーなしでは口から電撃すら吐けない主役が追いつけるものではなく,「遊びはおしまい」と従業員に3人のことを通報するしたたかさでガッシュたちを追われる側に変えてしまいます.呼びつけられるお懐かしい顔は迷子回収に燃える試食コーナー従業員.暇なのかサービスに自信があるのか極上の迷子センターにガッシュたちをご案内したいわけですが,あまりに怖いので逃げだす一同.迷子センターが暇な理由は恐らくこの怖さでしょう(苦笑).
追い詰められて「清麿ー!」とガッシュが絶叫した頃,買い物に出かけたまま戻らないガッシュに腹を立てつつ迎えに出た清麿は,撮影が終わりティオを捜している恵に遭遇.あんな激しい一日を一緒に過ごしたために(笑)相手がアイドルゆえの遠慮すら忘れすっかり仲良しで,目撃してしまった鈴芽は大ショック.清麿本人の気持ちはともかく,2人を比較すると鈴芽が勝てるわけがない.
清麿が恵と一緒に楽しく歩き始めた頃,ガッシュたちは依然として逃亡続行中.迷子のプロと迷子サービスのプロの追跡劇が目まぐるしく展開する傍らで,なおみちゃんは様々な買い物を終了し駐車場からベーゼ号で出発.追跡を振り切るにはガッシュたちもデパートから出てしまえばいいんですが,そこまで頭が回っていないようでマネキン人形に化けてやり過ごそうとしたところで…恵と清麿にようやく再会.
今回注目すべき点はここから.ガッシュ脳内の超理論によって,実に不思議な展開が視聴者を襲います.「このままでは,私は悪いままなのだ」となおみちゃんに会いに行くことを決意するガッシュ…まずどうしてガッシュが悪いのか,さらになぜなおみちゃんに会えばガッシュは悪くなくなるのか.両方とも不明なんですが幼児の思考回路はむしろこのほうがリアル…なのか(笑)? 素晴らしい画で公園に向かい,素晴らしい画で取り残されるウマゴンと清麿.やってることと作画の力の入れ具合がちぐはぐで面白い!
公園で迎えるナオミちゃんとの最終決戦.「ガッシュのくせに生意気なのよ!」と襲いかかるなおみちゃんのゾフィス並みに周到な罠.手下の石版魔物ならぬロボットは大切な仲間であるバルカンよりも余程素晴らしく,さらにデパートで買い込んだ様々な物体がガッシュを翻弄! 公園はなおみちゃんのフィールド.鉄球やら巨大落とし穴まで仕込んであるのはもちろんガッシュが怖くて設置した…わけがなく,単に全力でいじめたいだけだよな(苦笑).ついにはガッシュ,公園の巨大落とし穴の中で絶叫.前半で友達に「ガッシュが悪い」と言われたのは,とても一人では仕込めない罠をなおみちゃんが設置する際に彼も部下として手伝わされたためか,それとも公園の残虐なる仕掛けを知っていたためか…ともかくガッシュは完敗です.

ぼろぼろガッシュになおみちゃんが本当に言いたかったことは,要するに「明日もここに来なさいよ」ってこと.これを言えないがゆえに壮絶な設備を仕込むなおみちゃん…照れ隠しにも程がある(苦笑).この先原作がある程度貯まるまでもちのき町の日常は続きそうですが,なおみちゃんに遭遇するたびにガッシュがひどい目に遭うのも変わりなさそうでなによりです(笑).次回は博士とフォルゴレたちの物語ということで,作画は微妙なんですけどもキャラとしてはいい組み合わせなので,不覚にも途中で泣けてしまったらどうしようなどと期待しつつ,次回に続きます.

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ケロロ軍曹#42

「なぜかサッカー,なぜか友情の巻」

(A)ある晴れた午後,いきなりサッカーにはまった軍曹はケロンの力をペコポンに見せつけるべくチームを結成.赤い血のケロロ11は基本的に4人…ではなく5人なのだが,足りない分はドロロの分身で埋めて11人だ.早速西澤家の協力を仰ぎ特訓を開始するケロロ小隊.特訓の成果を確かめようとする一同の前に現れたのは,執事のポール率いるペコポン最強チームだった.

(B)ランニング中のタママが公園で眼にしたのは,少年がひとりサッカーに練習に励む姿だった.それにちょっと喝を入れてやろうとしたタママだが,不幸な事故で少年の前に姿を現すことになってしまう.自分はアンチバリアで消えていると思い込んでいるタママは自らのことを「通りすがりの神様」と詐称.一人練習していた少年の相手をした上に,必殺の嫉妬シュートまで教えるのだが,そのときに少年のボールを壊してしまう.

手固い芸風で幅広い層に対しアピールする秀作「ケロロ」.遅ればせながら授賞おめでとうございます.今回は前半がパロディ,後半がちょっといい話と実に「ケロロ」らしい2本セット.テーマを問わず,さらに主役がいなくても,「ケロロ」は「ケロロ」.アクはないのに個性はしっかりあるという,その熟練の芸がすばらしい.
前半はいきなり変なスイッチが入ったらしい軍曹,突然サッカーを開始.そりゃガンプラ作るよりは健康的なんだけどさ,メディアに影響されすぎるのは侵略側の指揮官としてはどうかと思うよ軍曹(苦笑).西澤サッカースタジアムを借りて赤い血のケロロ11を結成.足りない分はドロロの分身で補充し,サポーターにはモアさんが就任…とここまででパロディの準備とウォームアップが完了.このあとは実にこってりとしたパロディが連続.「サッカーを制すものは世界を制す」.確かにサッカーは元祖代理戦争って言うか現実化したガンダムファイトみたいなもですからね.これを侵略すべく集められた一同ですが,「キック&ダッシュ」や「ボールがお友達」は…いいのか(笑)? 軍曹の熱さにいつものように騙されて,赤い岬君まで誕生しております.
そしてはじまった新番組「キャプテンケロロ」は早速特訓開始.もちろん小隊はそもそも軍曹以外はかなり有能で,しかもケロロまで比較的筋がいい.ゆえにオレ達最強伝説を確信し共鳴するわけですが…分身してチームの大多数を占めるはずのドロロはまたも無視.このあたりの横長い構図が面白いなぁ.
さらにこの特訓の成果を試すべく,ペコポン最強チーム・ポールジャパンとの練習試合を行うことになったケロロイレブン.ポールの後に控えるのは,すごい小宇宙で戦闘力3万以上の猛者ども.何の説明もなくサッカーと無関係の作品のパロディをぶっこんでくるあたりが絶妙だ(笑).ペコポンとケロンの威信をかけた戦いは次の土曜.そしてはじまる更なる特訓は,鉄下駄のタママ,養成ギブスのギロロ,空気椅子のクルル,宙釣り特訓のドロロ,このあたりでパロディ的には腹一杯なんですけども,パンチ力を鍛えているスーパースター軍曹に至っては…この時点でオチが見えてしまっていいのか(苦笑)?
そして土曜日.温泉旅行を望む仲間の声援を受け,既視感のありすぎるシルエットの一同との試合がスタート.出てくる元ネタも広範囲に渡り,確かに最強の面子を集めた混成チームだけのことはありますな.試合は拮抗し0対0のままでロスタイムへ.そして立ち上がったのが軍曹.みんなの力を分けてくれ!と元気玉かと思ったら,観客席真っ白にするようなスーパーブロー炸裂.パロディのレベルでは伏線がきっちり消化されたのはいいものの,当然のように敗北のドウカの悲劇.…しょうがねえなぁ(苦笑).

後半は軍曹のいない1話で一人嫉妬嫉妬とランニングしていたタママが主役.出来心のいたずらに失敗してしまい少年と知り合ってしまったタママは,自分がすっかり見えていることにも気づかずに(笑)「通りすがりの神様」としての活動を開始.このゲストの少年が絶妙で,姿はメインやサブキャラの連中に比べるとわざと印象薄くつくってあるわけですが,声は手を抜かず上手い浅野氏を使っているから実にバランスがいい.そんな彼はサッカーが下手で,もっと上手になるために一人特訓していたのでした.
この少年に興味を持った神様タママは,数日を経てどんどん仲良くなっていきます.その間にアンチバリアの故障に気がついてもよさそうなもんではありますが,いい話なんだから堅いこと言っちゃだめだ(笑).そもそもサッカーは誰かと一緒にやるスポーツなので,相手がいれば互いに楽しく,興に乗ったタママはディフェンスの彼に必殺の嫉妬シュートまで大盤振る舞いで伝授.精神論のウェイトが大きく,コツを教えれば撃てるような種類のものではないと思ったんですが,…意外とそうでもないのか? しかしタママの指導で少年の大切なボールは壊れてしまった上に,明日も来い!というタママの言葉には寂しそうな表情を見せる少年.
西澤家の協力を受けて壊れたボールを継ぎ合わせ,元のボールを返すことで男の友情を示そうとしたタママ.しかし,雪の次の日から先は,待っても待ってもあの公園に少年が姿を現すことはなくなってしまいました.やがて雪が溶け,ドロロが示した公園の地面には「ごめんなさいと さようならと ありがとう おたまじゃくしの 神様」.タママがボールを壊したその日の夜に彼が書き残し,その夜雪に隠れた,声なき別れのメッセージ.
このシリアスな別れに巻き込まれたドロロは,真面目で心優しい彼らしく数日後にはタママを山間の小学校へとご案内.さすがは小隊1の人格者.少年が失敗して草むらに蹴りこんだボールの横に例のボールを置いて返すタママと,そのボールが神様からのものであるときちんと気がつく少年.感動ものならここでさらりと終わってもいいんですが,さらに嫉妬シュートをからめてもう一段完成度を高めるあたりが本作らしい.タママの微妙に歪んだ教えを真に受けた少年は,彼なりに直伝の嫉妬シュートを放ちます…が,これまた誠実で正しいポジティブシュートぶり.その直後の展開とも相まって,逆にタママのシュートがいかにアレかというのが際立ってしまう始末(笑).
宇宙人だから人前に姿を見せるわけにはいかないはずなのに,滞在期間の長さゆえか,それとも本来の性格からか随分と開けっぴろげになっているケロロ小隊.確実に隣近所には既に知れ渡っていそうな気がするなぁ(苦笑).そしてまたもきっちり季節ネタを追っていく手堅さに見惚れつつ,次回に続きます.

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ボボボーボ・ボーボボ#43

「敵にすれば恐ろしく,味方であっても恐ろしいの巻」

ハレクラニのスゴロクをぶち壊すためにボーボボが放つ究極奥義,おもしろスゴロク.ハレクラニのスゴロク世界をボーボボ色に塗り替えた上にハレクラニを駒にして,さらにリスクとしてバカ(首領パッチ)までつけるボーボボ.ゴールに着かなければ肩からバカが離れることはない…というわけではじまるスゴロクは,ボーボボがコマをブルトーザーで押すもんだからサイコロすらない.おばけ屋敷,動物銭湯,ホテルと次々にマスに叩き込まれた上に脈絡のない珍妙な展開に巻き込まれ,逆らうこともできずダメージを蓄積させていくハレクラニ.体力回復のやすらぎ温泉ですら,天の助女将に巨大ししゃもで殴られる始末.

これまでは余裕を保ちつつハレクラニの攻撃を受けてきた一行が,とうとうまともな反撃を開始する「ボーボボ」.抑えられた前回で溜まった力が大爆発する今回のハジケは超一級.3バカが終始主導権を取りそれにビュティさんが容赦なくツッコンでいく抜群のリズムが素晴らしい.爆走する物語に絶妙の画,まさに魚雷戦に並ぶほどの高テンションぶりが楽しめます.また,声優方のノリっぷりも涙が出るほど(笑)素晴らしく,子安・小野坂・園部の最強トリオにあの太田氏まで特別参戦した上で袋叩き以上にひどい目に遭わされる様子を見ていると,もはや「可愛そうな三木眞一郎」としか言いようがありません(苦笑).下手に根性があるのが確実に裏目に出ています.
アバンは通販番組風「あなたの手にダイヤが!」という軽いくすぐりからスタート.前回のデスマネー・スゴロクのダイジェストをご披露しつつ,その攻略法を別のネタで捏造するのはいつもの通り.代打も外野もダイヤじゃない.フィニッシュブローは実際は「気持ちはわかるが想像だけで我慢しておけ(意訳)」という技だったんですけどね.

序盤.ボーボボご提供の真のスゴロク,究極奥義・おもしろスゴロクが気合とともに発動! 絶対的なゲームマスターであったハレクラニにバカを装着することでリスクを負わせるあたりが絶妙.あのバカが大人しくしているわけがなく,隙あらばコントの道具として利用されてしまうリスクを負ってしまったハレクラニ.というわけで外したかったら進め進めとブルトーザーで押し始めるボーボボさん.この時点でスゴロクじゃないんだから急いでツッコむべきなんですが,ハレクラニにはそこまでの余裕はありません.
まずハレクラニが押し込まれたマスはおばけ屋敷.特典として隕石落としがプレゼントされる豪快なこのアトラクションではおばけは出ませんよ.で,そこが面白いんだから名前を宇宙基地にしとけというツッコミはなしで(笑).やや遅れてスゴロクじゃないという事実にツッコむハレクラニですが時すでに遅し.サイコロを振るのはだめですと断られた上に今度はブルトーザーという名のツッパリマシンで動物銭湯送りにされるハレクラニたちとついでに宇宙人.この世界の絶対的な支配者だったはずが,「おい兄ちゃん背中洗えや」とか偽ヤクザブタに言われる始末.これに怒って技を出し,己のペースを取り戻すきっかけをつかもうとするハレクラニのはずが先手を取られて洗われてもじゃもじゃ.片隅では宇宙人が悲劇を実演.さっきのショックに耐えられずこときれた彼女に絶叫する宇宙人男.その名はコペルニクス=(中略)=ジャクソン3世!という茶番.時間をボーボボペースで埋め尽くし,反撃の隙を与えない周到な作戦です.
今度はツッパリマシンでハレクラニをホテルに押し込み,さあ寝ろとご命令するボーボボ.「ふざけんな!」と反抗するも「寝ろ!」と巨大ながらがらでぶん殴られるハレクラニ.そりゃ下手したら永久に寝ると思います(苦笑).しかも直後に朝が来たのでご出発.デスマネースゴロクが魂から金を奪うことで間接的に搾取していたのに対し,おもしろスゴロクはやりたい放題によって直接ハレクラニの体力を奪います.ポイント型の企画に比べると直接運動企画は出演者の体力を読み誤ると企画が台無しになる危険をはらむため,より高度なものと考えることができます.
そして次のマスは体力回復のやすらぎ温泉.しかしハレクラニの反撃をボーボボが許すわけがありません.天の助女将こと物の怪の案内でところ天癒しの間に通されたハレクラニを待っていたのは…巨大なししゃも.このとんでもなさが予想通りだ(笑).「男なら,すべからくししゃもであれ!」

中盤はさらに畳み掛けていくボーボボ一行.次のマスは肩のバカが一時的に外れる「サービス」ステージ.視聴者を含めハレクラニ以外は期待と不安で胸一杯のこの状況で,「サービスしてくれよ!」なんて恐ろしい発言をする彼の元に舞い降りて包み込む闇は… サービス! サービス! ダイレクトサービス! この惨状を今すぐ教えてあげたい.逃げてーハレクラニー(苦笑)! そしていきなりサービスは終了.ものすごく面白くされてしまったハレクラニはブルトーザーことロケットにぶっ飛ばされております.
ボーボボの大技で肉体的にも精神的にも立場的にもぼろぼろになっていくハレクラニ.その上ボーボボはこのスゴロク世界を支配した証として,「すごろくおしまい!」と世界を畳んでしまいます.この横暴さこそゲームマスターとしての真髄.あたかも生放送でスゴロクやったものの結局ゴールにたどり着かないでそのまま終わった伝説の深夜バラエティのようだ(笑)!
ついに元の世界に戻ったボーボボたちとハレクラニ.直接攻撃もしっかり効くようになったのはいいんですが,鼻毛真拳奥義,「ツユダクでお願い!」を浴びせてもカネカネカネカネカネ…と小声で笑いつつ立ち上がるハレクラニ.あまりの打たれ強さに恐怖を覚える一同ですが,すぐに洋館カツオ様コントを実施してその感情を中和しようとしてますね.スケートボード乗った変な奴ことカツオ様は一人ノリツッコミの餌食に(苦笑).
それでも弱っている今がチャンスだとボーボボはさらに追い討ち.奥義「鼻毛なわとび」は張り詰めたテンションをふっと緩めてかわす絶妙な間が愉快.「ミスった奴は許さん」と言っておきながら他人に責任を押し付けるあたりはいつもの通り.
普通の敵ならここまでやられれば2人くらい再起不能に陥っているはずですが,さすがはボスのハレクラニ.未だに闘志を消すことはなく,今度はボーボボたちを外へと導きます.神秘的な夜景を前にするとうざい天の助とパチ美のカップルは確かに邪魔(笑).夜景の中,ハレクラニは「私にパワーを与えよ!」とこのハレルヤランドからとさらなる資金調達を図り,ゴージャスなパワーアップを果します.

終盤はここまでやられながらもなおも粘るハレクラニ.もういっそこのあたりで倒れちゃったほうが三木氏も楽だと思うんですが(苦笑)資金調達のおかげで宝石装備が追加されてしまいます.これに対抗するべくボーボボたちも金の力でパワーアップするわけですが…安い.特に天の助ときたらお金ですらない(笑).最強奥義も小銭アタックとしょぼくてせこいんですが,金の力を信じ,金によって存在が支えられているハレクラニだからこそ,どんな小銭でも地味に効くわけなんですよビュティさん.ちなみにいつだってビュティさんのツッコミは素晴らしいわけですが,このあたりは見事な芸が連発してますね.
小銭攻撃の犯人にされてしまった天の助,お約束のように取り出したぬのハンカチ(2枚)はもちろん役立たず.顔だけ打ち抜かれるあたりは普段よりちょいと残虐ですが,その穴にパイナップルを詰めて「てんのーすーけ!」とそのまま宇宙の果てへと打ち出すボーボボはさらにひどい(笑).真の敵はやはり一人のようです.
敵だけでなく味方にとっても恐ろしいボーボボに,ボスというプライドで抵抗するハレクラニ.「この世に金に勝るものはない!」とゴージャス真拳奥義・百億バズーカを放出.これに対抗するボーボボたちが放ったのがお約束の「友情」.しかしお金と友情は同列で論じられるようなものではないため奥義・友情波は上に.おかげでやられかかる3人ですが,お約束の献身的な防御によってボーボボ(だけ)はいつものように無事.やはり真の敵はいつも一人! そして仲間を傷つけたハレクラニに見せる怒りの奥義は…赤塚先生かよ! そしてボーボボに続くナリーって首領パッチたち,お前ら誰だよ(苦笑)! ギャグマンガの巨匠を出されてしまっては逆らうことはできません.さらにかぶせるボーボボの攻撃は金と鐘という凄まじい地口落ち.「柿食えば,鐘が鳴る鳴るホーホケキョ」.このベタすぎる攻撃に翻弄されるしかないハレクラニ.ボーボボ,あんたは鬼や!
それでもなお立ち上がるハレクラニ.ねえ,三木さんもう倒されようよ(苦笑).頭上にはうねる百万億.上空に広がる金の動きっぷりが無駄によく描けているのが素晴らしい.莫大な金で一気にボーボボたちを包み込もうとするハレクラニの奥義,フィナーレ・オブ・百万億ですら…ボーボボの奥義,超音速バカベーゴマの前ではただの紙切れに! もちろんバカ2人の役目が済んだらハレクラニにぶつけるとこまでお約束.

状況としてはほぼ詰みで,ここからハレクラニが逆転できる可能性がほぼなくなった今,財産のぶん取りなどを企画しつつ(笑)あまりの打たれ強さに「なぜそこまでこだわるのかね?」と尋ねる社長ボーボボ.でも,ハレクラニの20年前の回想は直後に中断しちゃったんだからナレーターも明かされたとか言っちゃいけないよ…って今回はサービスに来たから仲間なわけで,ボーボボを支援したっていいってことなのか.
なんと次回はボーボボが金に勝るものを見せてくれるそうなので,良い子だけでなくすれた大人も楽しみにしてみましょう.この狂乱の宴にどのような幕が下りるのか,そして次に待つステージはどのようなものか.そして…魚雷さんは大暴れなのか? 次回に続きます.

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オフ会とかアンケートの結果とか

昨日はものすごく久々のオフ会にのこのこと新宿まで出かけてきました.あたりまえのように道に迷い,少し遅れ気味で到着したのが16時過ぎ(笑).16時からは20人程度,18:30からはさらに倍,という比較的大規模なオフで,顔ぶれも本当に久しぶりにお会いするどころか,はじめて会うひとすらちらほら.
この連中が集まった原因になった場所が閉鎖されるということで,最終オフと銘打たれたこの会は終始賑やか,というか後半の会ではむしろうるさく…ついには話している途中で喉を潰す始末.誰だよ声のでかい奴はよ(苦笑)!

あの場所がなければ,今東京でアニメの感想を書くような間抜けなことにはなってなかったはず.発言に求められるレベルが非常に高く,自分も作品の見方や遊び方や表現する言葉について徹底して鍛えられた場だったので,2月で閉じてしまうのは寂しいものですが,出会った人たちとは別の場所でもつながりがあるし,まあいいかーとか,今後もよろしくお願いしますとかご迷惑おかけしますとか,気軽な卒業式みたいなそんな感じで(笑).

 
左は2度目での鍋.でももう最初の会で満腹状態だったため,ろくに食べることができなかった.右はおみやげ.うわー,まだあんなにいたんだ.首領パッチじゃないよ(笑)!
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さて,アンケートの結果をまとめておきますよ.()内は前回順位.

 ↑1.中学生以上の10代・男 78 (3)
 ↓2.中学生以上の10代・女 64 (1)
 ↑3.20代・女 60 (6)
 -4.小学生・女 53 (4)
 -5.20代・男 49 (5)
 ↓6.小学生・男 43 (2)
 ↑7.30代・男 23 (8)
 ↑8.30代・女 17(9)
 ↓9.40代以上・男 17 (7)
 -10.40代以上・女 12 (10)

いつも押してくれてありがとう! 押さないと結果が見られないのは沢山の人に押してもらいたいためなのでご勘弁を.今回はこれまでに比べて大きめの変化が.3位に20代女性が急上昇で,これは「しりとり」と「陰陽」の影響じゃないかと.さらに上客だった小学生男性が6位に降下.これは「ボーボボ」がゴールデン全国放送から移動した影響じゃないかな.こことして気になるのはやはり20代女性の増加.元々20代以上が対象のつもりで書いているのでうれしいことではあるんですが,これが「陰陽」の影響だとしたら…隣のレーンでストライクが出る予兆,他人事ながら心配です(苦笑).頼む.皆もおもちゃを買ってやってくれ!
そしていつもとは少し違う内容に変えてみたので,右上をぽちりとどうぞ.

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陰陽大戦記#16

「概説・伏魔殿とはどのようなものかの巻」

リクの守る天流の社にテルがやって来た.伏魔殿について説明したリクは社をまかせて学校に向かう.テルの貧乏生活は相変わらずで,さらに激しい人情家.リクがテルとソーマを心配して部活をさぼって帰ったら,地流のソーマの身の上にひどく同情して泣いていた.
その夜,リクとソーマとテルは鬼門に踏み込む.八卦盤を使い闘神石を捜す3人が出会ったのは,同じく闘神石を捜す地流のモズ・キクサキ・イゾウ.6人の入り乱れる闘神石争奪戦がはじまった.

キッズ向けでは抜群の出来を誇る「陰陽」.今回はテルを使ってここまで出てきた伏魔殿設定のおさらい.「陰陽」はキッズ向けとしては複雑な設定や伏線が多く,これを子どもの頭に確実に刻み付けるための丁寧な工夫がされています.事実の発生を段階0とすれば,その事実を匂わせる段階1,これが明るみになって巻き込まれる段階2,その事実を明確に定義づける段階3が準備されていて,テルにリクが説明しているあたりは段階3になるわけです.ここまで続けて見てくると,複数の事実について同時並行で各段階が展開してきたことがよくわかって実に面白い.
今回は設定まとめ回のためいつものような物凄い面白さはないんですが,愉快な場面は多数.コゲンタの大技披露はその最たるものですが,実は敵式神のルリもすごい.いろんな意味で(笑).

前半は昼の地流ビルよりスタート.20人程度の伏魔殿捜査部の一同の中,意外な大活躍のカンナには特別賞与が贈呈されてます.その事実に苛立つ前パートナーのモズと,今回そのモズと組むことになるキクサキ.何でも金勘定にしてしまいそうな随分とお軽い性格.その中に混じり,白虎使いに恨みを抱くイゾウの形相が恐ろしい.
一方天流は毎度ながらのどかなスタート.敵にマークされるほど強い白虎使いことリクの社に到着したのはふらふらのテル.歩き&ヒッチハイクで到着した彼が知ったのは,リクが禁忌の場所である伏魔殿に入っていたという衝撃の事実.地流が元々天流の持ち物である闘神石を探索に入っていることなどを年下の新人から説明される上に,ごく普通に餌付けされている(笑)テル.事情を知らない彼が説明され役を引き受けてくれるおかげで,設定がわかりやすくなるという構造.ごく自然に弁当を差し出すリクですが,その弁当はたぶんまだリクがつくった奴だろうから…むしろパンのほうが良くないだろうか(苦笑).
学校では恐らく放課後.ボートを与えられてしまったためにいよいよ真面目に部活に取り組まなければならない状況.みんなで何かするときの号令がイチニッサンで,他にもハイソーレとかあるらしい.前回のあのボートの姿からするとやるのは2人乗りの競技っぽいですが,指揮官であるコックスがいるペアの方だろうか.リュージは随分ボートに詳しいようですが,リッくんが完璧に上の空.連絡忘れで仲間の記憶の危機が発生しそうだと考えたリクはボート部を主将なのに早退.ナズナでないから許すモモちゃんが…らしいなぁ(笑).
その頃,社に置いていかれたテルは自主的に雑木の枝打ちをはじめ,そこに暇なソーマがやってきます.一通り剪定が終わったあとで掃除すればいいんじゃないかな.リクが心配したとおりに出会ってしまった天流と地流は…テルさんの敗北で敗因は情.「なんと不憫なー!」と号泣するテル.悪い奴じゃないんだ(苦笑).この単純ぶりはカンナにも通じるものがあるので,ぜひ一度手合わせしていただきたいところ.
夜.伏魔殿侵入もこれで連続3日目.今日もまだ月は大きいので,満月に近いときだけ鬼門は開くのかもしれません.鬼門の先に広がる伏魔殿は土というよりも砂地のフィールド.これは土が強いだけでなく,水が特別に弱いフィールド? はじめての伏魔殿に戸惑うテルに説明しながら中を探索するリク.一箇所変な草が生えているところではまったテルさん,引きつった笑顔でリクを見送ったあと,そのまま落下(苦笑).彼なりの意地もあってあからさまに助けを求められなかったご様子.
ソーマは地流に遭遇.キクサキに買収を持ちかけられるももちろんソーマはお断り.物で人を動かすのは最低とか,ソーマの父は現在の地流の賞金制度を真正面から批判するようなことを言ってたわけですね.そりゃミカヅチの意にも反するに違いない.はじまる闘神,VSフサノシンで豊穣のルリ嬢がいよいよ登場.食べちゃいたがるお姉さまはとても色っぽいんですが,彼女の凄いのは見た目だけじゃないんだ(笑).
下が大変なことになっているのにまだ気がついていなかったリクは,闘神石の気配を感じその先へ.ちなみに「天流が罪を犯した」というミヅキの発言は段階1のものですね.

後半は闘神.フサノシンVSルリの現場にやってきたテルさん.ソーマの「手を出すな!」という言葉に思った以上にあっさり従うのは,彼が卑怯なことを嫌い,1対1を基本として闘ってきたからですね.キクサキは闘神石探索をモズに任せて戦闘に専念.無闇に色っぽいルリ嬢の「ギブ&テイク」.ここでモズをアシストした礼は,闘神石の奪取という形で示せってことかな.地上では因縁のイゾウとテルの戦いも勃発.心労ゆえかやせこけたイゾウも式を降ろし,カブトVSクワガタのムシキングな戦い再び.どうしてイゾウはここまでやせこけたのか.彼が金で買っていたのは一体なんだろう?
地上での2つの戦いにリクのいる丘の草が反応し,闘神石の気配の濃い花が開花.この花を巡って闘うことになる,天流のリクと地流のモズ.式神戦はコゲンタに任せ自分は闘神石を取ろうとするリクですが,足元がなくなり落ちかける大ピンチ.さらにトウベエのの跳壊人智超蹴も技が出せないコゲンタにヒット.ここであまり避けたり怯えたりすることなく,無造作に顔面を蹴られるコゲンタがなんか面白い(苦笑).吹っ飛ばされたコゲンタと闘神石は,一緒にどこかに消えてしまいます.
地上での戦いは両方とも地流が優勢.そろそろ飽きたとルリ嬢は大技,武闘鎖陣舞を放つわけですが,これがハートだし,ポーズの意味がよくわからないし,なんでこの攻撃にフサノシンがダメージを受けているのかもわからない…恐ろしい(笑)! 続く紅王破闘螺三角(クレオパトラトライアングル)に至ってはもうどこの国の話なんだと.でも他作品では日本に古くから伝わる鎧だったはずがなぜかエジプトの神様の名がついていた例もあるし,まあいいや(苦笑)! こんなツッコミどころ満載の攻撃に泣くソーマですが.己の意地をかけフサノシンの必殺技,電光雷火撃を放ちます.ルリ嬢は面白いポーズをとりつつ…存在が消滅.フサノシンの逆転勝利.
リクとモズの戦いは井戸の側へ.闘神石の気配の濃い,井戸の中から浮かび上がる花のつぼみ.さらに自分を呼ぶコゲンタの声に気がついたリクが虎鉄を召還すると,つぼみの中から闘神石を持ったコゲンタが登場! これで逃げ切れば天流の勝利だったのですが,フジにふっ飛ばされたイソロクにやられ,モズに闘神石を奪われてしまったためにこのステージでの戦闘は終局に向かいます.
伏魔殿が崩壊を開始する,この期に及んでコゲンタを襲うフジ.しかもリクを恨むイゾウまで登場.この3話,敵に対してまともな大技を放つことができなかったコゲンタはやはり我慢の限界だったらしく,「でっかい花火,上げさせろや」とリクに提案.危険な技なので普段ならあっさりリクが受け入れるわけがないんですが,画面に出ていないところで「出させないと帰らねえ!」程度の駄々っ子ぶりが発揮されていたのではないかと(笑).フジの大技,両兵衛絶対不二が迫る中でコゲンタに印を入れるリク…今回はCGエフェクトが全体的に素晴らしい出来なんですが,ここまでの迫力をさらに超えるエフェクト,さらにすごい構図とリクのすごい髪! オープニングの入替部分はこれだったんですね.離坎離震,十字に印の残像が残る大技,百鬼滅衰撃! 虎入りビームの凄まじい威力はフジの攻撃を蹴散らします.文字だってちゃんと直ってるよ(笑)! リクの京都土産であるこの凄まじい力には,仲間たちもびっくりです.
そして地流では最後のどんでん返し.伏魔殿から撤退しようとするモズのトウベエを倒すのは….形相が変わってリクだけに執着するのかと思ったら,イゾウの仲間殺しの性はそのまま.危険な闘神石を手にしたイゾウはミカヅチに提出するのか,それとも….

夜.リクの家の前で2人と別れる,今回いいところがまったくなかったテル.ソーマの提案に乗りたくても先立つものすらありませんのでお達者で.この先4万円の103号室には誰が入るんだろう.それに他にはどんな人たちが住んでるんだろうか.他のことには鷹揚なのに,こと金に関しては「これも仕事だから」と異様にしっかりしているリクのところに,入れかわりでナズナが戻ってきました.
ここしばらく闘神を優先しそれ以外をないがしろにしてきたリクですが,次回はとうとう日常が反乱したようで(笑)伏魔殿でボート? 気にかかるのはサブタイトル直前のカット.あれはもしかして9話でイゾウが話していた高等技術? 伏線や設定をきっちり押さえていく凄まじい構成力と,あの空間にボート部を入れちゃうという豪快なセンス(笑)の両立に感動しつつ,次回に続きます!

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焼きたて!!ジャぱん#14

「大きな賭けと落とし穴の巻」

新人戦本戦,Bブロックでの戦いがはじまる.しかし河内は太陽の手甲を得た上に相手がおばちゃんだったので思い切り油断している.そんな河内に店長は,相手には「オフクロの手」があるのだと吹き込んだ.給食業界のトップクイーンにおびえる河内は全力でメロンパンを作成し,勝利.もちろんさっきのは店長のホラで,騙された上に陰で笑う店長に感謝する河内は愉快なバカだった.
本戦1回戦を勝って終わった和馬たちのところに,コアラを連れてまたもやってきた水乃.今度は月乃に誓約書を差し出し,和馬とコアラが負けた場合にはそれぞれ後継者争いからリタイアするという賭けを持ちかける.これを受けた月乃だが,和馬の次の対戦相手は名古屋弁を操る実力派外人,シャチホコだ.

話が熱くなるに従って悪乗りもひどくなり,見ごたえが増してきた「ジャぱん」.今回は作画が比較的良好なのに加え,声優たちの演技もなんだかヒートアップ.特に前半の田中氏大暴れはなかなかの聞きどころ.本戦2回戦で新しいパンに挑むことになる和馬たちを襲うのは新たな菓子パン.若きパンづくりの天才,和馬の偏りすぎた能力とそれに伴う大ピンチの間抜けさも併せてお楽しみください.
前半,和馬が強敵水乃を下した南東京支店はほっと一息.しかし別ブロックの河内の戦いはこれからということで,弛んだ河内の頭に気合を入れる店長の大嘘.パン職人としてではなく,物語の中の役割としては油断したところを脅かされて「なんやてー!」と叫ぶのが彼の仕事なので,むしろちゃんと油断してくれないと困るところ(笑).混ぜっ返す店長が河内に給食業界のトップクラスとか「お袋の手」とか吹き込んだおかげで河内の脳裏ではすごい強敵誕生.田中氏演じるパワー溢れるオフクロ波の迫力はさすがで,その悪ノリっぷりがたまりません! 今後も派手ではないもののいい味の脇役は全部田中氏だったら面白そうだなぁ.演じるほうも役者冥利に尽きそうだ.
店長の浴びせた設定にやられた河内はさっきの余裕はどこに行ったのか,見事に狼狽.蒼ざめて「どないすればええねーん!」と一杯一杯の河内を待っていたのは…圧勝.割と得意と河内が言っていたのは伊達ではなく,パイ生地で工夫したスーパーサンライズ・クラッシュメロンパンはあの黒やんに認められるほどの傑作.もちろんオフクロの手は豪快な店長のブラフだったので(苦笑),あまりのあっけなさにむしろがっくり.無駄な緊張感をどうしてくれるんだとばかりに店長に怒って泣く河内は,またも適当な店長の言葉で誤魔化されてしまう情けなさ.確かに油断していちゃ強敵には勝てないわけですが,…河内,笑われてるぞ(笑)!
そしてまたも南東京支店の一同のところに顔を出すのがコアラを連れた…というかむしろコアラ状態の水乃.大嫌いでも「お姉さん」と呼んで約束を守る水乃が月乃に持ちかける新しい賭け.でかくてごついコアラと小さくて止まれない和馬の対戦は次の次.そこまでで和馬が負ければ月乃は後継者争いを辞退,逆にコアラが負ければ水乃が辞退することに! 誓約書まで書かされてもう後には戻れなくなった月乃ですが,あの様子だと,むしろ負けてはやく後継者争いから降りたいようにも見えますね.月乃は魅力的な南東京支店にいられるだけで十分に幸せなんですから.
月乃の心はともかく,彼女のために頑張ると決めている和馬はなおさら負けるわけにはいかなくなったわけですが,コアラに対する前に立ちふさがるのがどこかで見たことのあるようなユニフォームを着た名古屋弁の外人,シャチホコことS・H・ホコー.関西弁の河内はもちろん敵で,名古屋魂を滾らせる名古屋県人.これに対しこてこての関西弁でツッコみ疲れ楽勝と考え殴られている河内.怪しげな方言が行き交う,実に濃い声優芸が素晴らしい! そして河内が油断したとおり(苦笑),シャチホコは相当の実力者でありました.

後半は和馬の踏み込む普通のパン職人にはありえない落とし穴.本戦2回戦の課題は焼きそばパン.しかもパンは既に準備されていて,それを使って焼きそばパンをつくれという課題.首席にはなぜか賞金十万円もプレゼントということで俄然盛り上がる新人たち.今回の課題は店頭売り中心のパンタジアがコンビニ等で流通させられる新商品パンの開発も兼ねているということで,そんな若い感性が現在ローソンに並んでいるわけですね(笑).
この課題にひどく元気のない和馬.天才らしい和馬の落ちた大穴は「焼きそばをつくったことがない」という珍しいもの.なんせジャぱんバカなので,パン以外の普通の料理の経験はまったくなし! この主役に対し月乃の背後から心の声を勝手にナレーションしてくる店長.勝手な独白は随分と酷薄.もちろん本人は否定してますが,内心では真実かも知れないな(笑).もちろん店長としても和馬たちに負けてもらっては困るので,特別講師をご紹介.
店長の古いなじみである製麺所の店長・劉さん.松代店長とはヤクザを一緒に大量に叩きのめした仲のようで,50人とか70人とか出てくる数にかなり帰りたくなる和馬たち.月乃が既に部屋の外に退避しているところが愛らしい! 麺の達人なのはいいんですが,暗殺拳の継承者でもあるので暗殺とか暗殺拳をサービスしてくれそうになるあたりが,キャラの特徴づけとしてはベタをやりすぎ(苦笑).ついでに暗殺拳指導に怯えつつ従う和馬も情けない.
焼きそばパンに向くのは水っぽくない蒸しメン.素晴らしいフライパンさばきで作り上げる劉さんの焼きそばは美麺ー!!! 口にしたなら製麺されちゃうウマさです.もちろんそんな境地にはたどり着かないまでも,庶民向けの料理なら如才なくこなせる河内は筋がいい.それに比べる太陽の手甲がない河内くらいにダメなのが和馬.パン作りだけに夢中になってきたから,それ以外には知識も体も精神面もついていくことができないんだろうなぁ.その上ヘッポコ和馬の敵となるシャチホコの実力の一端は雑誌掲載中.名古屋在住のシャチホコは,焼きそばパンで特に有名.彼がつくったコーミソースと名古屋コーチン使用の「コーチンミ焼きそばパン」は調味料の濃い味を生かした素晴らしい作品で,焼きそばパンに限っては実は最強の相手であったことが判明! その上和馬の焼きそばの上達は限りなく期待できないという大ピンチ.ジャぱんバカはこのままでは焼きそばによって初めて敗北することになってしまいそうですが…しかし,焼きそばパンもパンには違いないわけで.和馬はどんな解決策を見出すのか.次回に続きます.

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金色のガッシュベル#90

「とても間抜けでそして得難いの巻」

遺跡での戦いを終えてモチノキ町の日常に戻ってきたガッシュと清麿.ついてこようとするガッシュを振り切って久しぶりに学校に向かった清麿を待っていたのは,個性的すぎてむしろ問題のあるクラスメイトたちと,休んでばかりの清麿のことを目の敵にする歴史の教師・遠山だった.久々に出てきた清麿を困らせるためだけに抜き打ちテストを実施する遠山.最後の問題以外は特に難しくもないのだが,テスト中にガッシュやワイフが妨害にやってくるおかげで,テストに集中するどころか机に座ってることすらできない清麿.

前回分は何かの間違いか幻覚なので(笑)今回ようやく遺跡から日常へと戻ってきたのだと信じたい「ガッシュ」.しかしそこに踏み込んだ人間を容赦なくボケにしてしまうモチノキウイルス溢れる学校では,天性のツッコミ・清麿を容赦なく苦しめる状況が頻発.特に遠山先生の大人気なさは容赦なし.そして困ったり辛そうだったりと清麿が生き生きしているのは間違いなし.シリーズ最初のあの辛かった日々に比べたら,本当に幸せになったんだけど…その分間抜けになっちまいましたんで,本当にそれでいいのかどうかは謎(笑).日常話なんですが,画も話に合わせ気持ちよく動き回って楽しい!

前半は奮闘するもまったく報われない鈴芽からスタート.以降あちこちでくるくると翻弄されてます.43話登場の洋なしちゃんが懐かしいですね.恐らくは野生の勘で清麿が帰ってくると察知した鈴芽は朝から高嶺家に押しかけ決行.一方帰ってきた清麿は久しぶりのゆっくりした自宅の朝食を堪能.遺跡への旅の間は魔物に襲われるかもしれない緊張感の中で食事をとっていたでしょうからね.ちなみににんじんを残すウマゴンはついに本の持ち主であるサンビームに引き取られ,高嶺家を後にします.ここまで随分と長い間居候してましたが,ようやく居るべき場所が見つかったわけでおめでとう.というわけで,実に久しぶりに高嶺家には高嶺母とガッシュと清麿の3人となり,…ガッシュのお守りをしてくれる奴がいなくなりました(苦笑).一人は寂しいと学校について行こうとするガッシュとそれを断固拒否する清麿のハイテンションコントも久しぶりで,今回はバルカンがトラックの上に行って清麿の勝ち.
通学路でも必死で鈴芽が声をかけようとするも,次々に邪魔をしてくるのが清麿の友達ども.お前ら真っ直ぐ学校に行け(笑).運動神経抜群の山中は新魔球を披露するもすっぽ抜け,超常現象愛好家の岩島は帰国早々の清麿とついでに山中まで巻き込んでアーブダークショーン!…バカだ(笑).さらに登場当初は同級生からカツ上げしていた不良だったはずが,モチノキウイルスに直撃されてただのツチノコ愛好家に成り下がった金山が南米のツチノコについて清麿にインタビュー.そんな自己紹介コントの合間には妨害された鈴芽がくるくる舞っております.
そして,久々に学校に戻ってきた清麿の側に集まってくれるクラスメイト.ガッシュに出会う前,一人ぼっちだった頃とはまったく違う幸せな光景をぶち壊しにやってきたのが歴史の遠山先生.こいつがもう面白いくらいに人間が出来ておりません.不登校時代と魔物との戦闘のために授業に出ていなかった清麿を敵視するこいつ流の手酷い歓迎は,誰もが嫌う抜き打ちテスト.そもそも天才なので基本的にはテストで苦労することのない清麿よりも,私怨に巻き込まれた同級生がお気の毒.
海外からの帰国直後の清麿を苦しめるのはテストだけではありません.いろいろあって(笑)ブリとともに校舎に突っ込んでくるガッシュや夫に弁当を届けに来たワイフがさらに時間を奪います.この闖入者を好機とばかりに清麿に押し付ける人の悪い遠山と,本人たちに邪魔をしている自覚がないから余計邪魔臭いガッシュとワイフとついでに鈴芽.そもそも異常である他の2人に負けず劣らず,見た目だけはまともな鈴芽の間抜けっぷりも際立ってますね.しかも鈴芽ときたら方向音痴がひどいので,クラス全員からワイフの案内に指名される清麿が抵抗しきれないあたりが切ない.

後半はさらにひどくなる遠山の清麿いじめ.テスト時間を無駄に使ってしまい,必死で全問回答しようとするものの最後の問題がわからない清麿をテスト中なのに真横で応援するガッシュ.お前は帰れ! パートナーがピンチでも帰れ(苦笑)! さらに横では鈴芽が清麿を応援…テスト中なのに.結局最後の欄だけは埋まらないままでタイムアップ.次の日は雨.割と普通に教室にガッシュとウマゴンが.お前はサンビームさんのところに行ったんじゃないのか? そして高嶺清麿は恐らく生まれてはじめての屈辱,70点.成績は学生を構成する重要な要素の1つ.天才の清麿にとっては学校での彼の立ち位置を決めるほど重要なもので…例えばまったく着慣れない服を着たところを見られたら恥ずかしいように,成績だってあまりに違ってしまうと恥ずかしいもんなわけですよ(笑).なので証拠隠滅を図る清麿ですが,ウマゴンとガッシュと岩島の見事な連携プレーのおかげでクラスメイトにまで露見.あの鈴芽と同じ点を取ってしまった清麿の屈辱はどれほど深いことか(苦笑).
そして判明する遠山の罠.「学問の本質は探究」とかもっともらしい言葉で飾り立て,カリキュラムにない授業中のうんちくをテスト内容に入れた上に配点まで大きくするという暴挙の理由が「100点取られるのが悔しいから」…確かに「真面目に授業を受ける」ということに一つの価値を置くのは間違ってないんですが,それは内申でやるものであってテストで取るもんじゃないだろう.あんた最低の先生だ(笑)! このあたりの清麿と遠山の会話の打ち合い,間が絶妙です.
遠山の嫌がらせは留まるところを知らず,明日は清麿が休んでいる間の内容でテストを実施することに.もちろん教科書どおりなら清麿が困るはずもないんですが相手は遠山.プライドをかけて謝罪を断る清麿をせせら笑う鬼教師.ウマゴンをけしかけるガッシュがいい仕事をしてますね! そしてウマゴンに続くように,次々に遠山に反旗を翻しノートを貸してくれる友達ども.ただしぎゃふんと言わされたのはむしろ清麿.前半の自己紹介コントでご承知のとおり,全員が筋金入りのバカであるため役に立ちません(笑).唯一頼りになりそうなライバル気分の金子には断られ,ついにクラス全員に頭も下げ,ノートをかき集める決心を固めます.
鈴芽が見とれるくらいに生き生きと,すっかりクラスになじんでいる清麿.ひとり浮き上がり孤独だった少年の姿はもうありません.これは,ガッシュと一緒にいることで心が鍛えられた上に,家と学校以外の様々な世界も知ったからでしょうね.クラスの仲間となり「俺に任せろ!」とテスト対策ノートまで作成する気になった清麿を景気づけする,友達一同による友情のアーブダークショーン.…ってそれはどうだろう(苦笑).
そして3日目.万全のテスト対策の斜め上を越えていく遠山先生の悪問に対しさすがに下った正義の鉄槌.入ってきた直後はぷるぷるだったんですが,あまりにひどい問題を叱る迫力はさすがで,これぞ,クラス全員の勝利!

図らずも遠山のおかげで清麿が確実にクラスの一員となったことが確認され,ついでにライバルの金子ともなんとなく仲良くなった幸せな夕暮れ.すっかり忘れていたことを思い出した鈴芽は,3日遅れで清麿に「お帰りなさい」を伝えます.それに答える夕焼けの中のうれしそうな「ただいま!」.こんな時間をくれたのもガッシュだから,たとえ痛かろうと辛かろうと時には信じられなかろうと面倒くさかろうと稀にあほらしかろうと,清麿は比較的全力で戦うわけです.
戦う理由の1つを日常の積み重ねの中で匂わせる,良いアレンジの効いた素晴らしい回だったので…次の遠山先生との対決が楽しみだ(笑).さて次回はガッシュ…というよりはなおみちゃんが主役? 今度はガッシュの戦う理由が匂わされるんだろうかとか思いつつ,次回に続きます.

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ケロロ軍曹#41

「元の木阿弥より悪くなって終了の巻」

(A)割とどうでもいいのだが譲れないことで口論となった夏美と軍曹.白黒つけるために取り出されたのはクルルがつくった怪しいスゴロク.プレイヤーが等身大となって楽しめるこのスゴロクは,実はマスに止まるとプレイヤーのやりたいことができる楽しいゲームだった.…ただし夏美を除く.

(B)日常に空しさを感じるドロロが見たのは,街で濃すぎるキャラを敬遠されている556の姿だった.存在感のなさで定評のあるドロロは556の濃さに憧れ,その存在感が欲しいと相談したところ556曰く「考えるな感じるんだ」.濃すぎる556の熱血洗脳に当てられたドロロは心の炎を燃やし変なオーラをまとうことに成功するが,名前はやっぱり覚えてもらえない.

12ヶ月をかけて作品の様々な可能性を一通り試したあと,現在は原点回帰中の「ケロロ」.キャラの能力のバリエーションが多彩のためどんな話に持ち込んだって違和感がないのが本作の素晴らしいところですが,中でも最もこの作品らしいネタと言えば古典コメディ展開とパロディ.技術力が特に高いので,ここまでやりつくされてきたかのように思われる前半のような古典ネタも安心して見ていられるってのは強い.

前半はそんな古典ネタのすごいスゴロク.確かにどうでもいいけれど譲れないこだわりはあるものですが,ミルクティーのミルクが先か後かなんてそんな乙女みたいなことで喧嘩になるなよ軍曹(笑)とか思ったらこれは夏美さんをスゴロクに引き込むための罠であったようで,決着をつけるべくクルルがつくったおもしろ…ではなく(苦笑)等身大スゴロクをプレイすることになる一同.吸い込まれた等身大スゴロクの中にはいつもの面子が準備万端.この状況にあっさりなじむ冬樹と懐疑心を抱いたままの夏美.両者の判断とも,間違いではありません.
この等身大スゴロク,若干1名を除いては非常に楽しいコーナー揃い.本物のナスカやエジプトの名所観光ができて大喜びの冬樹,ケーキやおしるこ食べまくりのタママ,宇宙お好み焼きFXを食べマンガを読むといういつものだらだら暮らしの延長な軍曹.どうやらやりたいことが現実化するスゴロクであるらしいものの,唯一ひどい目に遭わされるのが夏美さん.クルルの調整のためかそれとも無意識にこのゲームに対する不信感が拭えないためかあるいは潜在意識でこの展開を望んでいるのか(笑)海外でグルメのはずが闘牛になったりムエタイになったり.確かにグルメじゃないですが,抜群の運動神経を生かした立派なストレス発散のようなのでこれでいいのでは(苦笑).冬樹はカッパドキア,タママはプリン,軍曹はプラモ,夏美は本場のサッカーと夏美さんオチ担当.軍曹を真摯に応援するモアさんのえこひいきな笑顔が素晴らしい.
しかしこの楽しい?ゲームには当然大変な罠が仕掛けられていました.ペコポン人がゴールした場合はカップめん1個,ケロン人がゴールした場合にはペコポン侵略が現実化するという大ピンチ! しかも2以上を出せは軍曹がゴールするという危機場面.栄光の架け橋という時事ネタをそのままやりつつ(笑)投げる軍曹ですが出た目は1.…それは,リアクションのスペシャリストとしては間違ってない(笑)! スゴロク終盤には厳しい罠が一杯で,軍曹が止まってしまったのは「恐怖の大王が落ちてくる」.モアさんの巨大な御父上が登場の上にいい加減ペコポン人は忘れかかっている予言の成就を遂行開始.もちろん今滅亡させられては征服できなくなるので必死で止めようとする軍曹ですが,折角来た以上は壊さないと!とどうにも止まらない御父上.それを強制的に止めたのは,世界の外の赤い奴の蹴り一発でどつかれさん.さらにこの企画には随分とセット料金がかかっていたようでまたも小隊は赤貧の危機に.やはり豊富な資金力がなければ,金のかかる等身大スゴロク企画は無理,という結論でよろしいですか?

後半はドロロ頑張ってパロディネタに挑む.今はこんな影の薄い忍者役がこなせるまでになりましたが,ドロロの声の草尾氏の経歴はかなり華々しいもので,逆に言えば,いい味の脇役というのはある程度以上のキャリアを積まなければ演じることができないわけですね.
無視・軽視が当たり前の毎日にむなしさを覚えるドロロの前では,相変わらず濃すぎる556が一人熱血祭り.後のラビーさんが毎度ながら気の毒でなりません(苦笑).他人に避けられているのは,存在感よりむしろ嫌悪感ではないかと.ぶっちゃけうざい? しかしうざいとすら思ってもらえないドロロはその存在感の出し方を教えてもらうべく556に教えを請います.テレレ君って誰ですか(笑)?
556の指導は「Don't think! Feel!」 ブルース・リーの名言に騙されてなんとなく燃えてくるドロロ.助けを求める声が聞こえるのは気のせいだと思いますし,助けを押し売りするという思想もどうかと思うんですがその雰囲気と1対1という状況の悪さから洗脳されてしまうドロロ.こんな風になっちゃいますんで,怪しげな勧誘に出向かないといけなくなった場合は1人で行くことは避けましょう(苦笑).熱き血潮を輸血されてしまったドロロの心の炎は燃え上がるものの,やっぱり名前は覚えてもらえないあたりは哀れです.
そして名言,「俺は今猛烈に熱血してるー!」を叫びつつ仲間の修正にかかるドロロ.ガンプラもおかしも銃磨きもパソコンもだめで必要なのは青春を輝かせること.走れ笑え戦え叫べとひとりなのに超高テンション.他者に禁欲やら独自の思想やらを押し売りする危険な仲間(笑)を様子見する軍曹たち.愛と平和の戦士として戦うため,意味不明の特訓で新必殺技を開発することになるケロロ小隊.
そんな付き合いのいい…というかノリのいい連中のことが心配になった飼い主たちは揃って地下基地を偵察.特訓した新技の命名権を爽やかにドロロに渡す小隊の面々と,落下しそうな一同の命を「俺がやらなきゃ誰がやる!」とファイト一発で救うドロロ.レアすぎるまともな小隊の姿がここにあったわけですが,もちろん軍曹たちが本気のわけがありません.556が登場し侵略者であるケロロ小隊に挑戦.これを打ち倒すべく小隊が編み出した新必殺技,必殺竜王陣は…当然のごとくドロロはないがしろ.ああ,なんか見たことあるなぁ(笑).洗脳に成功し自分の仲間になったと思っていたのにいきなり手のひらを返された彼の心中をお察ししたい.どんな熱血洗脳もこれだけ冷や水をぶっかけられれば解けること間違いなし.仲間が身を投げうってくれたおかげで,変な方向に道を誤らなくてよかったなドロロ(笑).きっちり台無しにされる安定感を味わいつつ,次回に続きます.

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I know不具合とかクロ高映画とかカキづくしとか

まずはご報告.今日の15時から20時くらいまで,このサイトの画面が乱れて読み込みが終了しない状態だったと思います.これはサイトそのものではなく,ココログユーザーにも無料でアンテナを与えてくれる太っ腹なサービス「I know.」がコケていたのが原因です.
詳細はこちら I know. 開発日誌、 ? 障害報告 01/18

このサイトや,ご覧頂いている皆様方のほうに不具合があったわけではないのでご安心を.でも,I knowがコケてしまうとそれより後のコンテンツが表示されないこともわかったので,ちょっとだけ右のレイアウトを変更しました.
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さて,久しぶりに「クロ高」映画情報を少し.
デイリースポーツonline:「クロマティ高校」実写映画にでもおなじみの通り,実写映画の公開が待っている「クロ高」なのですが,ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で先行上映されるそうですよ! いいなぁ.
で,以下では画面の一部が載ってるんで見てくれ.

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭:魁 ! ! クロマティ高校 / THE MOVIE

…いろんなことを言いたくて仕方ないんですが(笑),動くメカ沢が早く見たい!

監督の山口雄大氏は「地獄甲子園」を実写映画化した鬼才としておなじみでしたが,この3ヶ月で自分にとっては「怪奇大家族」の山口監督になりました! 特に9話は凄かった.ここで書いたレビュー(シリーズ全体)はこちら
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穴埋め兼記録.日曜にカキを大量に食べました.北海道,故郷産のもの.

2年貝の貝つきを30個くらいと,むいたのを1キロくらい,5人で食いまくりです.一応誰も倒れなかったのでノロウイルスには侵されていなかったようでよかった.

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ボボボーボ・ボーボボ#42

「マダムは語尾にマダムってつけないマダムの巻」

マネーキャッスル内でのハレクラニとの戦いは続く…とはいえ3バカはいつものようにマイペースで,ミックスピザを頼む奴まで出る始末.ハレクラニは金を集めて不死鳥を作り出す奥義・ゴールデンフェニックスでボーボボたちを攻撃し,その攻撃を一手に引き受ける天の助はうまいことを言う.対抗するボーボボのゴールデンフェニックスはハナクソで作ろうとするもののうまくいかずにそのままハレクラニをぶん殴るという八つ当たり.
今度はボーボボたちをコインに変えようとするハレクラニ.けれど天の助はぬのコインに.ボーボボはUFO人形に変わった上に,その上念じれば元に戻って首領パッチも意味不明の言いがかりをつけてくる.ハレクラニの部下であるコインナイトもあっさり花見で懐柔され,3バカの暴走を止める手段はもはやないものかと思われたのだが….

ハレクラニ戦絶賛開催中の「ボーボボ」.ここまでの戦いで相当の実力をつけてきた3バカにとっては,今のハレクラニはそれほどの強敵でもない様子.その実力を確かめるべく次々にテーマを変えて当たってくるハレクラニの攻撃を適当にあしらっていく3バカの余裕溢れる振る舞いが愉快.全体の中では特にイカしているのが首領パッチのピザツッコミでこれはタイミングといい内容といいまさに絶妙.ただ,全体としては次回のためのつなぎの意味のほうが大きい.
さて,毎度捏造満載でお届けされるアバンは天の助の超魔術.ぬのハンカチを縦横無尽に操る魔術師天の助,ソフトンタワーを建てるだけでは飽き足らずあらすじの中までイリュージョンに.もちろん魔術による光景や実際燃えてしまうあたりは愉快なんですが,あまりに作りすぎでむしろ前回ラストの方が面白かったのがなんとも言えない(苦笑).

序盤はハレクラニ戦続き.敵の本拠地に踏み込んでいるため,本来ならボーボボ側のほうが空気の支配は不利のはずが,次々出てくるハレクラニ企画にも普段のペースで対応しその姿勢には揺るぎがありません.首領パッチに至っては後で使うためにミックスピザを頼む始末で,ビュティさんには怒られるんですけども(苦笑)ここの仕込がすぐ後で素晴らしい効果を生み出します.あくまで格上に振舞おうとするハレクラニは余裕たっぷりの対応を取ろうとするものの,なんせボーボボ犬が話を聞くわけもなく(笑)説明途中で攻撃を喰らってみたり.もちろんハレクラニが強そうだからこそ認められる芸で,相手を選んで笑いを選ぶ目はさすがベテラン.
この一筋縄ではいかないバカどもを倒すためにハレクラニはゴージャス真拳奥義・ゴールデンフェニックスでボーボボたちを金まみれにしようと画策.しかしリアクションのプロの手にかかれば人の心を惑わせる大金もただのネタ小道具に成り下がり,その上ボーボボもこれをハナクソフェニックス(しかもしょぼい)で茶化した上に掟破りの術者攻撃を喰らわせるもんだから台無し.豊富な資金力を使いスズの商品価値を下げた紙幣包みですら,ボーボボたちは無関係なものに変化して効果なし.彼らの商品価値は現金で換算できるような一般性のあるものではないわけです.「ぬ」という独自の価値観で生きる天の助.「ぬ」グッズ,ボーボボの背景に1つ「ね」が混じってるんだけどいいのか(笑)? さらにお約束を破ってコインにすらならないどころか元に戻ってしまうボーボボ(とついでに天の助).その身1つで無一文から成り上がってきた猛者は,どんな資金攻撃も倒すことはできないわけですよ.しかしハレクラニもさすがで「私がはじめに言ったことを覚えているか」とこの期に及んでも依然ボス風情を崩すことはないわけですが,そこに「ミックスピザのことかー!」 とピザ持ってやってくる首領パッチのハジケを心から讃えたい(苦笑)! ハレクラニを轢いた上で一人コントで出てきたのは自動機械な膝.敵にシリアスな展開をさせない圧倒的な強さは,さすが首領パッチならでは.コインナイトすら雑魚扱いでさらっと水中に沈められ,いよいよ本気になったハレクラニは豊富な資金力を生かし今度はフォーリング・ジュエルズで宝石攻撃を仕掛けてきます.

中盤.ボーボボたちを金の力で失墜させようとするハレクラニの攻撃.しかし全てをコントのため,笑いのために使ってしまう3バカに金の力が及ぶわけがありません.大量の宝石でマダムになった上で実に久々のボーボボ劇場・3マダム物語.マダムの役作りは語尾をマダムにすればいいというもんではないマダム(笑).その上またもコント世界から逸脱してハレクラニに直接攻撃.容赦がありません!
あまりのボーボボたちの強さに合格を出したハレクラニは,闇奥義,デスマネー・スゴロクの力によって強制的にハレクラニがルールブックのコーナーにご招待.彼の作り出したスゴロク世界から抜け出すにはゴールにたどり着かなければなりません.その上マス上には通行料の指定があり,各自の具現化した魂(食パンとか花火とか)からその該当金額分が奪われ,奪われた分だけ体がダイヤと化すという嫌な等価交換の原則.早速30万分の魂がビュティさんから奪われて体がダイヤ化.動物のサイをサイコロの代わりに投げているとか,そんな小さなことにツッコンでいる事態ではありません.
サイを振っててきとーな数こと600コマ進むと五十億の通行料を奪われることになる3バカ.搾り取られた一同はしわしわになった上でタイヤに.ご本人も命がかかっていながら,「よかったね」と呆れた声でツッコむビュティさんが素晴らしい! 命の危機を顧みずスゴロクの中で暴れる一同.天の助を待っていたのはボーナスステージで,ハレクラニの地獄プレゼントおめでとうございます(笑).敵が降りてきたタイミングで直接攻撃を仕掛けようとするボーボボと首領パッチですが,ハレクラニがルールブックのためコマはゲームマスターには攻撃を加えられない上に罰金までついてくるという大ピンチ.こんな理不尽なルールに従ったままでは,ダイヤになってしまう…ことはなく骨になってるんですが(苦笑)いつまでもハレクラニに勝つことはできません.

終盤.理不尽なルールによってハレクラニに金を搾り取られていくボーボボたち.このままでは倒すどころか命を落としてしまう危機に,一人敵の懐に潜り込むのは…ナイスな泥棒首領パッチ.「行ってる人いたー!」が絶妙ですよビュティさん! その上この状況でお約束のごとく1を出す天の助.でも君の芸風からすれば,それでいいんだ(笑)! 仲間がそれぞれの持ち味を出すのに懸命なため(苦笑)ボーボボは「道をつくる!」と鼻毛橋で栄光への虹のかけ橋を建設.「世界は七色レインボー」と適当な歌を歌って渡る天の助と首領パッチを待っていたのは…第2部!
どんなに厳しく見えるゲームでも,どこかに逆転のための抜け道が準備されているのが正しいバラエティコーナーなわけですが,ハレクラニのスゴロクは俺様ルールが卑怯すぎ.鬼太郎パロディは皆さんついて来てますか(笑)? 片方が絶対に負けるような企画に従っていても面白くならないと悟ったボーボボは,ついにゲームを壊しにかかります.ゲームというか卑怯なマジックのエキスパートであるボーボボが放ったのは奥義・イリュージョン焼肉.幻覚で我慢しとけという番組側からのお達しです(笑)! 焼肉幻覚フェニックスの「カールービー」攻撃は素早く,ハレクラニが余計なルールを新設する前に彼を強襲.手痛いダメージを食らわせます.
ボーボボのルール無用の攻撃によって元に戻った一同と,あまりの手強さにようやく愕然とするハレクラニ.優位性が失われた彼に追い討ちをかけるお花さかりタイフーンがバカバカしい(笑).しかもボーボボは面白すごろくで対抗すると宣言.歴史の浅い人生ゲームではなく,ウル王朝に端を発する由緒正しい双六に勝負をかけます.その一方で単独行動するヘッポコ丸の運命は,さらに田楽はまたドサクサにまぎれて活躍することができるのか.例のアイツがサービスとして投入されるということで,もう一段上の凄まじいハジケを期待しつつ次回に続きます.

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陰陽大戦記#15

「だから今日も闘っているの巻」

ナズナがリクのアパートに住むことになり,モモとソーマには身近な敵が増えることになった.地流を見下すナズナが気に入らず,己の力をリクに認めてもらいたいと考えるソーマ.一方地流では,ミカヅチの娘ミヅキが,ユーマに認めてもらいたいために闘神石探索に参加していた.学校で校長からボート部に贈られたボートに乗り,早速転覆して帰ってきたリクに,ソーマは伏魔殿を一緒に探索したいと申し出る.

伏魔殿という新しいステージが加わり,舞台設定のより深いところへ進んでいく「陰陽」.今回は地流側の状況がミヅキとソーマ中心に描かれます.恐らくは何もかも天流より先行しているであろう地流.この世に秩序をもたらす,というミカヅチの指示で動いている彼らが目指すのは一体どこなのか.…というわけでシリアスな地流が出張ってくると全体の雰囲気が重くなってしまいますが,天流は一応相変わらずなので安心です(笑).闘神士たちが闘わなければならない理由は人それぞれで,その理由が深く重いほど強くなるのかもしれません.

前半冒頭は今回も地流よりスタート.12話でコゲンタの大降神にやられたランゲツは未だ癒えずに休息中.最強の式神を扱いながら勝てなかったユーマは「この俺がふがいないばっかりに!」と自分を責めるわけですが,その荒れた気持ちを助けてくれたミヅキにぶつけるってのは男としてだめだろう(苦笑).心技体が揃ったときに発動すると言われる大降神ですが,あのとき,本心を絶叫したリクにそれが揃っていたようには思えないんだよな.
こちらはすっかり元気な天流.前回の直後,ナズナはアパートに入室.日当たりはきっといい部屋なんだと思いますが,向かいからモモちゃんがものすごい顔でこっちを睨んでいるよ!気をつけて! ナズナの加入はやはり食生活の面ではプラスになったようで,リクがあんな風に例えているところを見ると,おじいちゃんの朝食よりもよく出来ているんだろうなぁきっと.そんな食事でも自分の仲間が食べられないとなったらあっさり譲るリク.これまで友達や仲間のために頑張ってきたリクらしくて,とってつけたような感じがしないのが素晴らしい.前回の牛丼でもそうでしたが,いくら賢くても箸の持ち方を指導されていないソーマは,地流ではまともな大人と一緒には暮らしてなかったんだろうか.それとも帰国子女?
ボケ宗家とちび巫女と寝返った敵の3人でつくった仮想「仲良し家族」に呆れるコゲンタに,そのコゲンタとはウマが合わないフサノシンと仲裁に入るホリン.闘神士同士の関係と式神同士の関係がずれているのが面白い.リクとホリンが同じ役回りなんだよな.さて翌日,ナズナはさらにソーマに喧嘩を売りつつ京都へと一時帰宅.その直前にこの家には強力な隠しの結界が張られていると報告するわけですが,もしこの結界が比較的新しいものだとしたら,3話で彼が投げた符の効果ってことだよな?
のどかな学校では,ナズナが住むと決まって激しく怒るモモちゃん.これだけ露骨なんだから,リッくんも少しは察してあげようよ(苦笑).さらにボート部には校長のご好意で本物のボートが与えられ,新人戦への出場も決定? 今回はモモではなく先生の妄想特急が走ってしまい,モモちゃん好きにはとても残念だったに違いない.そんな先生の背後であっさり沈むボート…最初はこんな風に描いてますが,ボート部に関しては闘神と同じく,この先意外とちゃんとした描写をして,うまくなってくれるんじゃないかと.普通の中学1年生にとって,部活はかなり重要ですからね.
さて,天流の側が家族ごっことか転覆とかを繰り広げていた頃,地流の側はシリアスに動いておりました.身寄りがないミヅキを娘として育てているミカヅチですが,2人の間に流れる雰囲気はとても他人行儀.ミヅキが宗家の娘という己の立場を無視してまで伏魔殿捜索部に加勢しているのは,許婚であるユーマに認めてもらいたいため.彼女もまた身寄りがない孤独な身の上らしく,ユーマを心のよりどころにしているようです.そんな一生懸命のミヅキに似ているユーマの母,8話によれば地流に従うユーマにも似ているらしいのですが,今一体どこにいるのか.
ミヅキは鬼門から根性のカンナとともに伏魔殿へと出撃.カンナ,バカだけど(笑)真っ直ぐでいい奴だなぁ.彼女は一体何のために闘っているんだろう.さらに天流側ではずぶぬれで帰ったリクが,ナズナを見返したいソーマに言われて伏魔殿に入ることに.

後半はいつものバトル.基本的に知らないだけで覚えの悪くないリクは,ナズナを見真似て鬼門を開きます.月の勾玉を待つ間話す2人.あまりに自分を疑わないリクに不安になるソーマと,「そういう人じゃないよ」と鷹揚に信頼しているリク.ソーマはいいんだけど,マサオミも同じように信頼しちゃまずいと思うぞリク(苦笑).人の気持ちは変わる,と自分の兄を例に出すソーマ.ユーマがミカヅチに協力しはじめたとき,ソーマにはいきなりの心変わりにしか見えなかったようですが,その裏で彼の知らない何かがあったんだろうか.一方ソーマの知らないところでユーマと闘ったリクはその事実を言いかけるも,勾玉が発動して伏魔殿に送られる2人.覚えが悪くない上に八卦盤を使いこなす力量のあるリクですが,言い出せないことをごまかすのはあまり得意ではないようです.
先に同じ伏魔殿に入っていた地流のカンナとミヅキは,ミヅキの式神・甘露のクラダユウの能力で闘神石を探索.判明した闘神石の在処には八卦盤を使ったリクたちもやってきて,いよいよ対決.
兄の婚約者と出会ったソーマ,婚約者の弟で裏切り者と出会ったミヅキ,そして前回闘った敵に再会してしまったリクとカンナ.あっさり式を降ろしたリクたちの中で,動けないソーマ.地流を裏切った段階で仲間が全て敵になったことを頭では理解しているはずですが,実際に見知った顔に敵対することはやはり辛い.ミカヅチやユーマが目指すというもっと高いところというのはどこなんだろう.さらにソーマを揺さぶるのは,リクが京都でユーマを倒しかけたという事実.さっき誤魔化してしまった事実をミヅキに言われてしまったリクと,ユーマの無事を聞いてほっとするソーマ.本当は兄のことが心配でたまらないはずがさらに意地を張るソーマは,父の言葉が正しいことを証明するために同じ言葉を発したリクに協力します.
今回のフィールドは金,土性のコゲンタと水性のクラダユウ・エレキテルには向いたフィールドですが,火性のフサノシンにはあまり良くないようです.コゲンタVSクラダユウでは煩悩滅却打のおかげでリクに悪意がないことが判明.叩かれて本気で痛がるコゲンタが気の毒ですが(笑),リクに悪意があったら痛いどころでは済まなかったに違いない.天流が闘う理由はわからなくても,自分が仲間と認めた者を守るためにリクのスイッチは入ってます.もっと大きな目的のために闘う地流とは相容れることはできないわけですが,気になるのは「地流は天流の罪を償おうとしている」というミヅキの言葉.…また謎が(苦笑).
一方,フサノシンVSエレキテルの戦いもヒートアップ.根性を語るカンナの気合でピカピカ言いつつ頑張るエレキテル.あまりにピカピカ言うもんだから,嫌なピカチュウに見えてしまってどうしたらいいのか(笑).エレキテルの暴流登衝撃に対し高速移動で対抗する果敢なフサノシン.しかしエレキテルの電光によって闘神石が飛び出し,必死で取り合う2匹の式神ですが勝者はなんと根性のエレキテル! カンナとエレキテルコンビの意外すぎる大活躍のおかげでフィールドは崩壊し,天流も地流もともに撤退.

帰ってきた2人は互いに「ごめん」とあやまります.闘神石を取られたソーマと,ユーマのことを言えなかったリク.天地は善悪で分けられるものではないので,互いの事情を知ることができれば,立場が違ってもその罪を互いに許しあうことはできるわけです.コゲンタとフサノシンは嫌な鞘当を繰り広げてますが(笑)リク曰くああ見えて少しは仲良くなったらしいので,同じ立場のナズナとソーマも,互いを知ればもう少し歩み寄ることができるのかもしれません.そして,本来は無条件で自分の味方になってくれるはずの家族を大事にするように言うリク.「ボクにはいないから」という呟きが本当に重い.家族がいないリクにとって,仲間は家族のかわり.あの家族ごっこだって,リクには本当にかけがえのない時間だったに違いない.
己の仲間を守るために必死のリクですが,地流の攻撃はさらに勢いを増し,次回はあの人が戻ってくるようです.形相の変わった彼は一体どんな攻撃を仕掛けてくるのか.あと,テルはやっぱり大喰らいで他人に迷惑をかけるのか(苦笑).次回に続きます.

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1月中旬アニメ雑感

出だしからすごい速さで流れていく1月,皆様いかがお過ごしでしょうか.あ,年賀状はまだ書いていないので,いっそのこと明日の抽選結果を印刷して送ることにようかと思います(笑).白虎神操機も零式も全然進んでないなぁ.
電車待ちで読むために,冲方丁著「蒼穹のファフナー」(電撃文庫)を買いました.アニメ版ではどうにもこうにも弱すぎて辛かった序盤が冲方氏の手で再構築されている感じで,一騎たちの能力をはじめとしたアルヴィス関連の設定はこっちのほうが明らかにわかりやすい.そして…華奢というか茎というかの翔子が,翔子が!
さて,ここ最近の雑感を大雑把に.本数少し減ったなぁ.

<日曜>
 ○レジェンズ,デカレンジャー,UG
 △ゾイド

どんどん大事になっていく「レジェンズ」.恐らくはこのあたりがターニングポイントで,この先どんな風に皆が持ち直して行くのかが楽しみで実に大人向け.「デカ」は基本的には楽しいままでシリーズを締めるつもりなんだろうか.これはこれでいいかもしれない.「UG」は…こりゃまたどうしようもなくエロいなぁ(苦笑).しかも恥らうもんだから余計に恥ずかしい.目の保養としてはトップだと思います(笑).「ゾイド」はゾイド中心で物語がうねってこないのが物足りない.

<月曜>
 ○:月詠,ファンタジックチルドレン
「月詠」,アクションとかドラマを二の次として,ともかく葉月を愛らしく描くことに集中するその姿勢は正解だと思います.「ファンタジックチルドレン」はドラマに対する重みが物凄くて,他は緩め…という力配分.伏線を撒き終わり,本格的に転がり始めた物語は大人の目を惹きつけてやみません.

<火曜>
 ○巌窟王,BLEACH
 △tactics

中盤,いよいよ伯爵の暗躍が激しくなってきた「巌窟王」.絶妙の翻案で実に見ごたえのある底の見えない物語と,これを見事に飾る素晴らしい作画&テクスチャに見とれます.ここまで来ると,本当に原作をなぞるのかそれともどこかで別の物語になっていくのかが気がかりになってきます.「BLEACH」は基本設定が終了して次のステージへ.かなりとんでもないタイミングでギャグが放り込まれるんですが,その間やセンスはかなり良い.「tactics」は歪み,不安定,不完全の面白さ.話は割としょうもないんですけど,キャラの魅力はとても強い.

<水曜>
 ○BECK
 △魔法先生ネギま!,NARUTO,JINKI

バンド青春物語「BECK」.音楽によって力を得て,自由に自主的になっていくコユキ,頼もしくなってきました.これも原作未完の物語なんですが,アニメではどこまで描くんだろう.「ネギま」は色がどきつくてどうかなと思ったんですが,2話にして見慣れてしまいました.あの大量の面子にどうやって出番を与えていくのかお手並み拝見.「NARUTO」は次々に倒れていく脇.なんせこの状況では主役が一番地味なので,脇が元気では目立たないですからね(苦笑).映像は贅沢.「JINKI」は初回からロボットに乗り込んで操縦してみせたり,巨大な倉庫に整備班がいたり,音楽と相まってパトレイバーの匂いを感じてしまうなぁ.

<木曜>
 ○マイネリーベ,らいむ,ジパング
 △舞-HiME,ビィト

美形ではあるものの頭の中身が小学生どもの大暴れがたまらない「マイネリーベ」.とりあえずあっさり館を焼くのはやめようよ.もういろんな意味で最悪なんだけどそこがたまらない「らいむ」.非常に強い電波を放っていて,目を離せなくなっている自分がとても嫌.「らいむ」の次に「ジパング」を見ると物凄く打ちひしがれた気分になるわけですが,「ジパング」が悪いわけじゃない(苦笑).「舞-HiME」はそれぞれの持つ能力の差がかなり大きいのが面白い.今は同じ方向を向いてますが,この先,彼女たちはそれぞれどうしていくんだろう.「ビィト」はそろそろ真のヒロインとヒーローがご登場? 特に黒髪のヒーローの(笑)爽やかな大活躍をはやく拝みたいですね.

<金曜>
 ○ガッチンポー
言うまでもなくおなじみですね.時間帯がよくなってもどいつもこいつもやりたい放題を貫く上に,他サイトさんでも少しづつ大きく扱われはじめてよかったな(笑).ジャスミンは素晴らしい.

<土曜>
 ○ビューティフルジョー
 △今日から(マ)王!,学園アリス

抜群に良くなってきたのが「ジョー」.敵も味方もキャラの立ち方が見事.特にシルヴィアVSスプロケットさんの女の闘いがたまらないですよ! 「マ王」はのんびり話が進むのかなと思ったらとんでもない展開に.最も頼りになる奴があっちに行っちまってどうする有利.「アリス」は蜜柑の強さがじわじわ出てきてます.彼女の強さは,実に少女漫画由来らしい.

やっぱり本数減ってますね.とはいえこれ以外の作品でも目を通しているものはあるわけですが.上記中で今期自分のアンテナに敏感に反応しているのは「ガッチンポー」と「らいむ」.特に「らいむ」のバカさ加減,国辱加減は目を覆いたくなるというかむしろ画面と作った奴に蹴りをくれてやりたくなるものなので…とても気に入ってしまった自分の独自の感性に涙が出そうです(苦笑).そんなわけでいきなり書き始めたら,「ああ悪い病気に負けたんだなぁ」と納得してください.よろしくお願いします(笑).

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焼きたて!!ジャぱん#13

「材料の不利を補ってこその巻」

己の立場を賭けて戦うことになってしまった和馬だが,相手の水乃の店のメロンパンは完売で有名な超人気商品.その上和馬はメロンパンを好きになれない.店長曰く,メロンパンは日本でつくられた言わば「ジャぱん」だが,歴史が足りないため,クッキー生地とパン生地の焼き時間の問題を解消できていない未完成のパンなのだ.
落ち込む南東京支店を励ましてくれたのは,和馬がわさびのときに世話になった寿司屋の主人.彼の握る寿司を食ってメロンパン攻略の糸口を思いつき,一目散にどこかへと向かう和馬.入れ替わりにやってきたのは水乃.コアラを連れた彼女は使うメロンの質の高さを南東京支店に見せつけて去っていった.またも入れ替わりに戻ってきた和馬は,月乃とともに材料の買出しへ.和馬が作ろうとしているのはジャぱん58号,メロン寿司パンだ.

新人戦が始まってここまでとは違う高揚感が漂ってきた「ジャぱん」.今回より本戦.和馬の居場所をかけた水乃との戦いが描かれます.純粋な個人戦であった入社試験とは違い,パン戦闘集団である南東京支店が困る和馬を中心に機能していく様子が楽しい.もちろん文字通り一番おいしいところを持っていくのが黒柳であるのはご存知のとおりなんですが,彼のリアクション能力はまだまだこんなもんじゃないですよ!
前半は前回の続き.あいつがメロンパンが苦手って言うんやから本当に…というわけで掛値なくメロンパンが苦手な和馬.この事実にものすごくうろたえまくる月乃の様子が可愛らしい.狼狽するのは折角手に入れた超有望な新人を失いたくないためでしょうが,和馬に対するそれ以上の感情が月乃にあるかは謎.しかも水乃の作ってくる最高級メロンを使用したすごいメロンパンの存在もあって,なんだか戦う前に負けはじめてしまう南東京支店の勢いは寿司屋程度に止められるものではありません.クッキー生地とパン生地で作られたパンがどうして「メロン」パンなんじゃ?と変なところで悩んでいる和馬.果汁のような後付けの要素ではなく,パンの構造そのものに疑問を抱く和馬の感性は正解で,日本発祥のメロンパンには70年を経由しても解消しきれなかった弱点があることが判明.確かにメロンパンのクッキー生地は焼きたてこそさくさくしてるんですが,時間が経つとしっとりしてしまいむしろしっとりしているほうがメロンパンらしいと感じてしまうことがあるくらいですからね.クッキー生地が生焼けという攻略が難しい弱点に挑むことになった南東京を励まし,重大なヒントを与えてくれたのは寿司屋が握ってくれたおいしいお寿司.
考えてみれば寿司はパンなんかよりも日本での歴史はずっと古くて,ジャぱんを作りたい和馬にとっては見習うべき点が多い食べ物.贅沢な寿司をつまんで喜ぶ一同の中で,一口食って何かに気がついた和馬は「寿司じゃー!」と叫びつつその場から離脱! ここまでの展開でジャぱんバカが何かに気がついた時にどんな行動を取るのかを理解している仲間にとっては当たり前の話なので,3人は安心して残留し食っております.
さて問題児が立ち直ったのはいいものの,月乃からイクラを取り上げるのが乱入した水乃とその乗り物であるコアラ.ここまで月乃から貴重な人材を取り上げてきたようで,和馬も当然取り上げる気満々.その上皮まで食いたくなるほどのメロンを持参されてしまっては,いくらジャぱんでも心細くなるのは当然.明らかに不利すぎる勝負に和馬が勝つためには,例のパンとしての未完成部分を完成させるという奇跡を起こすしかないわけですが….で,出て行ったはずがいきなり戻ってきた和馬.「月乃,付き合ってくれー!」とシャウト(笑).もちろんバカの言い出すことなので全然色っぽい内容ではありません.つうか,財布がわりに月乃さんを持ち出すってどうよ(苦笑).しかも材料の買出しに向かった和馬は,ジャぱん58号・メロン寿司パンの材料として月乃を狼狽させるようなものを購入してしまいます.

後半は本戦緒戦の結果まで.翌日本店で新人戦本戦に挑む和馬は気合十分でジャンケンにも勝利.不遇な月乃の立場を少しでも良くするために,己の体を賭けた水乃との勝負を開始.しかし,昨日和馬が購入していたものを見たために,いくら奇跡の男とはいえ全面的に信頼できない月乃さんと,もしパクったらむしろ負けるような和馬の買い物内容に青ざめる河内.その一方で水乃は,恐らくは契約農家で特別に栽培されているのであろう極上メロンをすりつぶして超贅沢な果汁を作成.確かにこんなうまそうなメロン汁が入っているのなら,多少高くても一度は食ってみたいところ.もちろんそんな真似は金のない南東京支店では無理なんですが,それに対抗する和馬の秘策はオーブン2台.果汁のかわりに普通のメロンジュースなのがとってもお安く,そりゃこんなものを目にしてしまったら月乃が不安を抱くのも無理はない.ちなみに1回戦には前回虎となった諏訪原も参加する予定だったはずが,相手に逃げられて折角の見せ場を失った背中が寂しげ.気持ちはわかるがあんなにおどかすお前が悪い(苦笑).
極上メロン果汁VSオーブン2台の戦いはスーパー審査員・黒柳の口にゆだねられることに.大抵のパンは食わずに判定し,しかも敗者には精神的なダメージを与えることを忘れない黒やん.あんな風に囁かれたらパンタジアをやめてしまうかもなぁ(苦笑).そんな黒やんの心を鷲づかみするのが寿司屋風の和馬.ばらばらのパンを合体させ,メロンパン一丁上がり! クッキー生地とパン生地の焼き加減の問題を解決するために和馬が選んだ1つの解が分離合体式の「メロン寿司パン」.和馬のパンには毎度やられてきた黒やんが口にしたそれは…「メローン!」 リアクションのためならばどんな無茶だって厭わない黒柳ならではの真円は絶賛の証.分離して焼いたためにパンとしての一体感は失われた可能性が高いですが,その問題を補って余りあるパーフェクトメロンパンなので勝者は和馬! 中にメロンジュースが使われていようとも勝ちは勝ち.すごい果汁で勝利しようと張り切っていた水乃も黒やんのもっともな指摘,「パンで勝負しとらん!」には沈黙するしかありません.
さすがはパンタジア新人戦.素材の強さにおんぶにだっこでは勝ち目がないというわけで水乃の魔手からは一端逃れることができた和馬.しかし復讐を命じられた水乃のコアラちゃんが次なる強敵として控えております!でも, 「お姉ちゃん」とは呼んでもらえなかったものの,妹とジュースにはらはらさせられて昨日は眠れなかったに違いない月乃は一安心つけるだろうからよかったよかった.さて,次に戦うことになるのは河内.昨日は和馬のことばかり心配し,メロンパンが得意なことと太陽の手甲の存在で気を抜いているのがちょっぴり不安.しかも相手は…おふくろの手? 慢心ゆえにたるんできたように見える河内にどんな喝が入るのか,アフロ店長を眺めつつ次回に続きます!

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金色のガッシュベル#89

「思い切りやりすぎてたぶん大失敗?の巻」

前回まで遺跡で死闘を繰り広げていたはずが,なぜか今回はこたつで新年の挨拶をかますガッシュ.ブリを全裸で食う主役にツッコミつつ,おせちに食傷気味の清麿.重箱の中に残ったものからVのあいつを思い出しているとフォルゴレたちまでやってくる.フォルゴレご提供の聞きたくもない話ときたらビクトリーム出演のどうでもいい夢で,こんなもんが正夢になったからって清麿に付き合う義理はない.なのにビクトリームが主役の映画を作るから意見を聞きたいと妄想を垂れ流すフォルゴレはガッシュたちには大人気.ボスのビクトリームに部下のガッシュたち一同…というキャスティングで繰り広げられるフォルゴレ妄想映画.正直視聴者側にも,なんでこんなもんが放映されているのかという事実も含めてわけがわからない.

辛く長い戦いのトンネルを潜り抜け,ようやく一息つける場所に出てきた「ガッシュ」.今回は実に2ヶ月以上ぶりの純粋なギャグ回なんですが…なんだこりゃ(笑).正直物語としては「破綻」以外に表現のしようがないし,画も部分的にはきれいでもどうにも癖が強すぎるんですが…許す!他の奴が許さなくても自分が許すからもうぶわーっとやれぶわーっと(笑)! 原作の小ネタを拾い集めて物語の体裁に整えそこなった前のめりの怪作.縦横無尽に暴れる若本氏と千葉氏に対し,昨年を代表するツッコミの一人,高嶺清麿が果敢に戦いを挑む様子を頭を抱えつつご覧下さい.大丈夫,ついていけてないのは君だけじゃない!

前半.もう前回までのいろんなものが全部台無しになる冒頭の展開.石版魔物編,随分と長かったんで作中の時期が何月頃なのかわからなくなってしまったんですが,さすがに帰ってきたら正月ってことはないはずで,これはスペシャルだから今回限りってことかな? ガッシュが新年のご挨拶をする一方,視聴者を無視しておせちに飽きる清麿.この時点ですでにダレダレの妙な雰囲気が漂っているわけですが,この先のクレイジーぶりは常軌を逸していて最後まで見通したあとだと全裸ブリとか割とどうでもいいネタに見えてしまうあたりがものすごくダメ(笑).お重に残ったメロンから思い出されるのはやっぱりあいつ.つうか石版魔物編で一番記憶に残った魔物があの方だという事実を,魔界に戻ったゾフィスやデモルトが知ったら一体どう感じることやら….妄想のビクトリームバイクは失走.さらにV様は容赦なくサブタイトルまで食う始末.
このしょうもない話の狂言回しを務めるのはフォルゴレ.嫌な予感がしたらしく戸を閉める清麿の判断は間違っていません.で,わざわざやってきてご紹介するのはフォルゴレちょっといい話.無理に聞かされているのに「聞きたいのかい?」なんて言われたらそりゃ黙って外に放置というツッコミを食らわせてもいたしかたなし.しかも内容が初夢話だってんだから救いようがありません.目覚まし時計がV字だから見てしまった幻覚…って,「意味がさっぱりわからない」という清麿の冷たいツッコミが最高なので,泣いていいですか(笑)?
夢以外の何者でもなく,夕焼けの大地に立つ帰ったはずのビクトリーム様.伝説のベリーメロンが頂上にある石の塔をモヒカンエースを連れて登ります! V様のために頑張るモヒカンエース.落下しそうになったのを食い止めたのは彼のはずなのに,頂上のメロンは分けてもらえません.光り輝く伝説のメロンをV様が食ったら雲間から顔を出したのは神こと創造主.「喰ったものの願いを1つ叶えよう」でもおかわりはだめ.だってもう喰っちゃったから.だったら自分を主役に映画をつくってくださいと願うビクトリームとそれに応じてしまう創造主…という悪夢という名のバカ話.当然のように清麿は無視.他人の夢の話というのは聞かされてもリアクションが取りにくい迷惑なネタの1つですが,ここまで電波が漂ってしまったら本当にどうしていいのかわからないですよ(苦笑)! しかも正月の初夢ネタなのでフォルゴレの夢は現実化.そりゃ世界のヒーローなんだから勝手に監督でもなんでもやればいいと思うんですけども,どうしてわざわざ日本に来て清麿の意見を聞かなければならないのか,わけがわからない! 清麿がしごく真っ当な対応をしている一方で,ガッシュとウマゴンは妙にフォルゴレトークに夢中.これは魔物にだけ効く魅惑の呪文ですか? この電波世界の中で,「どういう展開なんだこれは」とぼやく清麿.今回,お前の気持ちだけは本当によくわかるぞ!
フォルゴレが考えた新作のプロット「00F華麗なるVを叩け」.00Fの新しい任務は,電撃のガッシュ・首絞めのティオ・メルメルのウマゴン,そしてボスのビクトリーム(とモヒカンエース)の魔の手から人質の美女ことビックボインを助け出すことだーと盛り上がるフォルゴレの前,廊下で寝るというネガティブなツッコミをぶつける清麿.このあたりでフォルゴレが諦めてくれれば今回の話も終了なんですが,まだまだ続いていきますよ! 例のキャッチマイハートを踊り狂うV様,メロンが切れたので持ってこいカモンとガッシュに命令すると,次々投げつけられるのは緑の野菜.…お前ら新春から何意味不明なことをやってるんですか(苦笑).

後半も何ひとつ得るところのない物語は堂々と続きます.Vの体勢でなぜか部下役にされたらしい清麿はビクトリーム様にご質問.「赤ん坊の頃からVですか?」は証拠写真もあるので正解です.この事実に対し「千年前に写真があったのかー」とものすごく緩い声でツッコむ清麿.この野放図な電波の放出を,画面の前でどれだけの視聴者が耐えているのやら(苦笑).さらに質問コーナーは続き,ウマゴンはダンボールでVをつくってもらいました.よかったね! …製作中の効果音が間違ってるとかツッコミどころは山ほどあるんですが,もう,どうだっていい気分.この壮絶な展開に対し異議を唱えた勇気ある人物は,突然登場したティオ.手厳しい指摘と話してる奴の前で寝るのと比べれば,どちらがひどいかってのは一応自明なんですが…ティオの提案も自分勝手だからなぁ.
ティオが提案したのは己が映画で輝くためのヒロイン投入案.ガッシュたちの首を絞め…というか握りつぶしつつ主張するも,フォルゴレのシナリオは当然ずれてます.レイラの葉書で遠征した上に騙されるピュアなV様というのはどうだろうと提案されてもなぁ…レイラがヒロインというのは今回の一連のフォルゴレの提案の中では最もまともな設定だがどうか?
さて,懲りることなく話はなおも回ります.ねえ,もう止めませんか(苦笑)? フォルゴレ妄想のラストは果たし状からはじまる一時代前の学園もの.しかも果たし状を出したのがかしこいベルギムEOってのがもういけません.しかも捕われの人質ことヒロインどもはどいつも微妙.どれくらい微妙かというと鈴芽が一番マシというくらいに微妙.ベルギムとV様の対決は学生服で校庭で.その理由も「なんとなく」という豪快ぶり.満ち満ちたツッコミどころに囲まれて,本当は無視したいはずなのに突っ込まざるを得ない清麿.お前の気持ちだけはよくわかる! はじまるタイマンは高さ勝負からはじまって,画だけは本格的な呪文対決へと変遷.これが両者とも硬い画ながらもまともに呪文を撃っている,その無駄な技術力の使いっぷりはほめてあげたいところです.人質を助けた上でついに来るのはチャーグル! V様のチャーグルの犠牲となって倒れていく仲間たちの思いを背負ったチャーグルイミスドンで挑んだところが,ベルギムもさすがは千葉氏だけのことはあってディオガリュウスドンで反撃されて大ピンチ.しかし今回の主役はビクトリーム.メロンさえあれば地上最強のバカであることは間違いなく,復活の上に新技披露で花々しく勝利! …やっと終わった! しかしそれを聞いていたのは自分を含めて2人だけでありました.

ラストはティオお手製の微妙なお雑煮ネタでものすごくとってつけたようないい話にした上で終了.若干2名締め出されてますが,…もういい.疲れた(苦笑).まさに彼でなければできない仕事というわけで,クレイジー大和屋万歳.でもぜひ今回限りでお願いしたいぞこんな話! あまりに凄すぎてシリアスなエンディングが大変に気の毒な状態なんですけども,次回もこの状態かもしれないな.さて次回.作画が微妙なんですが原作でもしっかり笑わせてくれたあの話に,どんな珍妙なアレンジが加わるかが楽しみです.清麿,別の意味で大活躍第二弾の次回に続きます!

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写真・ジャンボリー行きました

月曜,ビックサイトに出かけてきました.国内最大級.年に2回の大イベント!

 
骨董ジャンボリーでございます.右側は入り口の様子.最終日の昼頃だったので人は少なめ.店の人たちの話によると,日曜の混みっぷりがすごかったので月曜に来て正解だったらしいぞ.

 
店の様子.左が和骨董で右が洋骨董.ブースは和・洋・TOY&コレクタブルの3種に分けられて配置されてますが,「和」のブースでも純粋な和骨董から和風の民具・古道具類,さらにアジア骨董系まで実はこっち.仏教美術や李朝家具は当然和骨董側で,ネパール,チベット,タイなども入ってますね.それとアンティークカメラも和骨董側.
「洋」はヨーロッパやアメリカ由来のもの.ただし近代以降の里帰り品も洋骨董になるのでオールドノリタケは主にこっち.それ以前の九谷や平戸などの里帰り品は和骨董側にありますよ.宝石や銀食器,人形,写真のようなガラスの照明類も並んでますね.
「TOY」系のブースはおもちゃと近代のヨーロッパアンティークが主力.人が一番多いのはこのあたりかもしれないな.でも,実はおもちゃ以外は「洋」ブースとの違いがよくわからないんだよなぁ(苦笑).

 
骨董市は買わなくても店を眺めているだけで面白い.左は茶道具.箱も大事だったりするのでちゃんと横に飾ってありました.値段も箱を飾るくらいの値段で,手が出ない(笑).右側は明かり.フォルムの古い感じがかっこいんだけど,実際家に飾るとなると様々な障害が待っているに違いない.

今回の収穫.14世紀頃のスコタイ産・陶片.

軽く描かれた文様デザインと,鋭角に割れた陶器の輪郭がいい! 陶片は好きなのでいくつか持ってるんですが,これは尖ってるので実用には向いてないけど,オブジェとしては特別に好きだなぁ.
というわけで,正月明けの体には厳しい量の仕事に襲われているので写真をお送りいたしましたとさ.レビューはもうちょっとだけ待て.

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ケロロ軍曹#40

「正月コントのお手本ですの巻」

(A)新年のご挨拶からはじまる丁寧な作品「ケロロ軍曹」を今年もよろしくお願いいたします.さて,ペコポンのお正月を満喫中のケロロ小隊.とっておきの縄文水を枡水しつつ無礼講を楽しむ一同.凧揚げも羽根突きも福笑いもギロロを使えばより一層面白い.

(B)軍曹たちのところにも,本部から転送された年賀状がやってきた.主に無垢なケロンの子どもたちから送られた年賀状は小隊の面々の心を暖め,またそれぞれに傷つける.年賀状のラストは普通郵便で,軍曹に冬の宿題提出を命じる督促状だった,これを見て貯めてしまった宿題をやっと思い出し,いきなり正月どころではなくなる軍曹.

現行作品の中では最も手堅い,洗練された芸を見せてくれる「ケロロ」.過去の作品でやりつくされたと思われるネタに果敢に挑むその姿勢は,中途半端な前衛よりもずっと冒険的なわけですよ.今回もそのチャレンジ精神は健在.伝統的なお正月&冬休みコントをケロロ風にアレンジした上で淡々と演じるあたりが小気味がいいですね.こういう話をこなせる実力があるからこそ,元ネタ抜きでも幅広い層にアピールできるわけですよね.
前半は新年のご挨拶よりスタート.黒子ことナレーターも一緒にご挨拶.そういや11月にも別作品で似たようなものを見た気が(笑).今回の主役はモアさんとのご紹介はありますが,主役というよりはオチではないかと.
さて,嫌なくらいペコポンの文化になじんでしまった軍曹は小隊一同でお正月を満喫.事前に取り寄せた甘露な縄文水で枡酒ならぬ枡水を楽しむ一同.これならば見た目がティーンのモアさんに飲酒させることにはならないので安心ですね.
続いてお正月野外活動種目を使い,お約束として(笑)ギロロをいじめてみる一同.赤いし丸いので無理にタコ違いしてみたり,羽根突き失敗時の記録用紙にしてみたり,リアル福笑いのネタにしてみたり…小隊随一の強面は,今年もこういう役回りに徹してしまうんだろうなぁ.
さらに新年なので抱負! 報われないギロロの2つの夢は今年少しは進展できるのか.「大鑑巨砲主義」は意味がよくわからないような,なんとなくわかるような(苦笑).笑いが怖いクルルは今年も謎で迷惑なアイテムをコントの中に投入してくれそうだなぁ.そしてタママは初心を忘れずに軍曹LOVE.今流行の性別を越えた愛のはずなんですが,子どもには毒なので(笑)報われないんだろうなぁきっと.軍曹は隊長として全員の健康を願います.他人のことを心配するあたりは珍しく隊長らしくてしんみり.しかし問題はこれが「抱負」だということ.上司として部下の健康管理は確かに重要なんですが,そもそもこの仕事をしない小隊で健康問題が持ち上がったことはないはずで…結局軍曹,j今年も何もする気はないのか(苦笑)? 最後のモアさんは照れ照れの上でプロポーズしようとするもタママの妨害で失敗.一時凍結はモアさん的には残念ですが,状況としては報われない今のほうがモアさんの魅力が輝きますね.
さて,飲むものが水になってしまったために泥酔ネタだけは出来なかったんですが,これを究極雑煮を使って実現するあたりが巧みです.「私食べます!」と愛ゆえに立候補し,その威力にどんどんどんどんシューと化学反応を起こしてしまうモアさん.笑い上戸で目がとろーんとして,普段できない行動を大胆に見せるってのは完璧に泥酔者.愛らしい笑顔のままで小隊を究極雑煮の餌食にしていくモアさんと,そんな彼女に襲われている仲間の様子を見てしまったら,むしろ忘れられていてよかったと思うべきですよドロロ(笑).いやぁ,暴走モアさん,かわいいなぁ!

後半は年賀状から宿題へ.日向家に届いた宇宙からの年賀状.子どもたちからの心温まる1枚目,ドロロ忘れられました.2枚目,ペコポンの半分くらいは侵略できてません.3枚目,捏造報道だ.4枚目,グッズ売れまくりで止めときゃいいものを…(苦笑).最初の葉書では戦時下だから学校で「軍人さんたちに書きましょうね」とか指示されて出されたものなのかと思ったんですが,後の年賀状の内容からすると,本国では軍曹たちはかなりのヒーロー扱いのご様子.その捏造フィルムは売れない黄色いクルルが制作してるんだろうかやっぱり.もし本国で実力以上に大人気になってしまったら,本国の危機の際に秘密兵器として召還されて…なんて展開もできそうだ.
で,正月気分でだらだらできるのはとりあえずここまで.最後の普通郵便を目にして怯える軍曹.「大至急宿題を提出されたし」 …ダメ軍人の軍曹,当然のように宿題を溜め込んだ上に忘れておりました.昨年末は資金難に苦しんだりギロロと夏美をいじって遊んだりクリスマスと大掃除に全力を尽くしたりと忙しかったですからねーってあのパワードスーツの回をやらないで宿題をやっておけばこんなことにはならなかったなたぶん(笑).
夏の悪夢の再来にがっくりくる軍曹ですが,そもそも体が宿題をするようには出来ていないようで放っておくとサボります.なんせ家の中には様々な誘惑が一杯で,しかもその誘惑にいちいちひっかかるからこその軍曹です.結果的に売れっ子作家のごとくカンヅメにされる軍曹.でも…自業自得だからかわいそうじゃない.きっと.
そして1週間が経過して宿題は完了.しかし!…大人なんだから納期は守らないとだめだ軍曹(苦笑).そういやニョロロは本当に久しぶりに登場でなんだかお懐かしいなぁ.古典ネタでくすくす笑わせながらも教育的配慮も欠かさない手堅さを評価しつつ,次回に続きます.

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ボボボーボ・ボーボボ#41

「金ほど恐ろしいものはないの巻」

ボーボボ・首領パッチ・天の助の3バカと極殺三兄弟の戦いは続く.兄弟最終奥義・弟から力結で形相が変わる長男・覇王.これからのボーボボたちの運命を暗示するべくつかみ出され,握りつぶされたのは豆腐.その気合に答えるべくボーボボが取り出したのはねりわさびで,握りつぶしたら天の助わさび和えが完成.さらに首領パッチが握りつぶしたら首領パッチからし添えが完成.食物を粗末にする勝負ではボーボボが一段上手だ.
覇王と弟2人,さらに首領パッチと天の助は今度はボーボボルーレットに巻き込まれてしまう.運悪くルーレットに当たってしまった罪人に対し下される罰ゲームは「周囲10キロに隕石落下」「ハチ千匹」「ボーボボDEぺっちゃんこ」と仲間が混じっているにも関わらずまったく容赦がないのはいつもの通り.

滅多に特番のない土曜午前中という枠に移動したはずなのにやんごとなき出来事に巻き込まれまたも休止の憂き目に遭っている「ボーボボ」.でもこんな低俗番組,続いているだけマシと思わなきゃ! 前回ハジケきらなかった分の仕込みは序盤から中盤のルーレットから大爆発.本当にひどいボーボボの乱暴狼藉に付き合わされる一同が気の毒でたまりません(苦笑).江夏氏のいつものように軽やかな脚本を支える豪快かつスピーディーな演出,華麗なる作画芸に冴え渡る効果音.この作品ならではの最強の品質で畳み込まれる素晴らしい芸をぜひともお楽しみください!

アバンが捏造だったりよくわからなかったりするのはいつものことですが,今回は夕日の前で3バカ兄弟が号泣.極殺三兄弟のパロディをひねり過ぎたんだと思うんですが,美しいです,か?
このさらっとした前置きと対称的なのが序盤以降の展開.弟から力結で長男の覇王の顔が偉く濃くなってるんですが,「我が信念の礎となれ!」と相手に己の力を見せつけるべく取り出されたのは豆腐.良識ある無粋な視聴者に怒られるため(笑)バラエティでは扱いの難しい食い物ネタで勝負を挑んでくる覇王は,堂々と食い物を握りつぶしてみせます.もちろんコントで使った後はスタッフ全員でおいしく頂きます(笑)! この激しい展開の中,ツッコンでくれと言いたげにいきなり眠り始める天の助.それに答えるがごとくボーボボが取り出すのはチューブ入りねりワサビ.両手でチューブを握りつぶせば,狙ったように天の助の口に投入でお得意のリアクション開始! さらにカラシで首領パッチがネタをかぶせて強めていきます.覇王が単純に食い物を粗末にしたのに対し,ボーボボ側は調味料を喰いきることで「粗末」問題を解消した上に3人がそれぞれの強さを出せるリアクション芸に昇華させているあたりが実に巧みです! ここで3バカが完璧に場の空気を支配してしまいます.
このままでは勝てないと判断したか,覇王は得意の肉弾戦に持ち込もうとしますが空気を支配しているのはあくまでボーボボ側.ボーボボが設置したのはバラエティでおなじみのルーレット.極殺三兄弟&天の助&首領パッチに予測不能の罰ゲームをお届け! 三兄弟がリアクションで笑いを独占してしまわないように,リアクションが得意な仲間をきっちり混ぜているあたりは計算してます.最初は三兄弟の三男ビープに当て「周囲10キロに隕石落下」.次はビープと首領パッチに当てて「ハチ千匹」をお見舞い.特に首領パッチが付き合ってやられているのは,ビープがおいしいところを全部持っていかないようにするボーボボの心憎い判断ではないかと思います(笑).で,一応ボーボボVS覇王という前提があるのでルーレットの盤面をちょっといじったらお約束で首領パッチの割合が巨大に.しかしきっと裏側で調節しているため(苦笑)実際に当たったのは覇王.「ボーボボDEぺっちゃんこ」は強い覇王のタイミングを見抜いた二段仕掛け.初撃をしのいだ,その一瞬後に訪れる2次攻撃を予測できないなんてのは,リアクション芸人としてはぬるいとしか言いようがないわけですが….

中盤はついに三兄弟撃破! 動揺する弟たちの前に覇王兄者は変なポーズで戦線復帰.さすがは実力者! しかし笑いは明らかに3バカ側に流れています.三兄弟に適当にルーレットを当てた上に「ボ忍見参」で火炎,毒ガス,ビームと容赦のない攻撃を食らわせ,痛さで一杯一杯で面白くないリアクションしか取れないように追い詰めるあたりはまさに鬼.去り際に天の助に一撃加えてるのはちゃんと面白いもんなぁ(苦笑).暴力的な芸はあまりに攻撃される側が偏るとただのイジメに見えて観客がヒいてしまうので,真のプロなら適度に攻撃先を変えるはずですが,さすがはボーボボ,ルーレットでビープが当たっても「首領パッチぶっつぶす!」で矛先変更.あれあれ?(笑) こんな茶番劇の影で,一人先行していたソフトンはビュティたちのところに到達.
ビュティさんたちを救うための陽動コーナーも終盤.ルーレットのラストはアミダで覇王に当て,その罰は「ファンシーちゃん」.ボーボボたちの芸風に合わない覇王兄者のシリアスな雰囲気をぶっ壊すため,罰としてファンシーな雰囲気をトッピング! どんなに気合を入れたって,あの雰囲気じゃ面白くしかなりません(苦笑).トドメはボーボボの「センチメンタル鼻毛」.鼻毛真拳奥義・卒業が極殺三兄弟を強襲! 学生時代の切ない思い出を出されてしまったら,どんな芸人でも平静でいられるはずがない…というわけで戦闘終了.ビュティさんたちも無事ですよ!
極殺三兄弟が敗北した情報はいち早くボスのハレクラニに到達.損害は10億以上.さらに首領パッチに置き去りにされ一人さ迷っていた…わけではなく一人探っていたヘッポコ丸は,この楽しいテーマパークの裏の面,地獄を目の当たりにすることに.

終盤は犠牲者発生.ようやくマネーキャッスルに突入ということで,仲間同士戦って気合を充実させる3バカ.やる気ないのは置いていくぞとか打倒ハレクラニは表向きの理由.さっきボーボボに攻撃された欲求不満を晴らそうとする2人とそれに付き合う1人にしか見えません(苦笑).当然やりすぎて虫の息なわけですが,プロなので実際は手加減しているから元気なわけですね.
さて,ついにたどり着いた部屋の中にはお金が一杯で,「待ちわびたぞ貴様ら」とハレクラニがご挨拶.部屋中を舞い散る紙幣はハレクラニの力に満ちたもの.世の中の大半の芸人は貧乏で,まともに暮らせるだけ稼げているのはごくわずか.特にボーボボたちのような弱小事務所では折角稼いでも事務所の運転資金に大半が回ってしまうに違いない.そんなわけでついつい金を集めてしまうボーボボたちと,それを必死で止めようとするスズ.…なんかその止めっぷりがおばちゃんっぽいんだけど気のせい(苦笑)? 売れてきたのを目ざわりに思った大手事務所の資金的な圧力に潰される,弱小事務所の芸能人は確かに存在するわけで,それを体現してしまうスズは金に包まれて1円(の価値)に.業界を干されてしまいました!
尊い犠牲によって金の危険性に気がついたボーボボたちはこれを振り払うべく奮闘.ボーボボタイフーンで金を吹き飛ばしたら周囲にとばっちり.さらに奥義・ヤギ召還でヤギ(という名のキリン)を召還して喰わせるという普段では考えられない豪華企画が目白押し.持ちなれない金を全て芸を磨くために使う3バカの判断は大正解で,首領パッチスロットでは魔力のある現金を換金不能の変なビュティさんコインに替えることで消費.ビュティさんの「変な私大活躍だ!」のツッコミが清々しいや(笑).
田楽を宙吊り・置き去りにした上で天の助カーでハレクラニに特攻をかけるボーボボたち.その進路には芸人潰しの大金プールがしっかり準備されてるわけですが,天の助のプルプル真拳・手足伸天で一命を取り留めます.しかもボーボボときたら勝手にゴンドラツアーを開催し,凶悪な一撃をハレクラニの脳天に食らわせることに成功!

ついにはじまる金と笑いに満ちた壮絶な戦い.大ブレイクしたのはいいものの,持ちなれない金のおかげで芸どころか人生まで腐らせてしまう芸人の多い中,果たしてボーボボたちは大金を前にして初心を保つことができるのか.さらに莫大な資金力で攻撃をかける大手事務所に一矢報いる手は存在するのか.…田楽にはまともな活躍の場は与えられるのか(苦笑).収録スタジオ外での罠が待つ,次回に続きます!

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陰陽大戦記#14

「みんなみんな勝手ですの巻」

京都から戻ってきたリク.しかし自分の知りたいことはわからなかった.その上いきなり目を覚ました祖父は置手紙を残して勝手に出かけてしまい,リクには「社を守れ」という言葉だけが残される.いつのまにか修復されていた天流の隠された社の前で途方にくれ,コゲンタに自分の知らない謎をぶつけるリク.コゲンタでは答えられないその問いに答えたのは,あのときの勾玉を持って京都からやってきたナズナだった.
「天流は鬼門を守り,開くことは許されない」というのは建前.天流のごく一部は陰陽八卦盤を使い,古くから伏魔殿に出入りしていたのだ.その上社に来たソーマは,地流は既に闘神石を捜すために伏魔殿に侵入していると語る.もはや一刻の猶予もないと早速伏魔殿に向かうことにするナズナ…とリク.

新年となり物語も新たな段階に踏み出す「陰陽」.冒頭の警告とオープニング映像差し替え,アイキャッチ変更,エンディングの曲&映像変更(元絵は一緒)と雰囲気も新たにお届けです.印象に残るのは警告は当然として(笑)オープニングの映像差し替え,これまでは呼び出しだったんですが今度は呼応しているような….そういや冒頭でリクが見下ろすあの景色はどこなんだろう.
肝心の物語の方は昨年末のハイテンションぶりを見ていると今ひとつ緩い.とはいえこの先の盛り上げるために意図的に気を抜く場所をつくっておくのは(ギャグでもシリアスでも)シリーズ全体の緩急を考えると重要なこと.ゆったりした雰囲気の中で行われるのはキャラの立ち位置再確認・変更と新章のステージ紹介.それなりに主張はするものの,周囲に翻弄され思い通りにならないことが多すぎるリッくんとコゲンタとついでにモモちゃん(笑)をお楽しみください.

前半冒頭は地流のビルで舞うミカヅチよりスタート.乱れた世界に力で秩序をもたらすという剣呑極まりない思想を語るミカヅチ.そしてこいつも欲しがる伏魔殿の底の秘めたる力が,今後の物語でも重要な鍵となるようです.
地流はいつもシリアスなんですが,その一方で怒涛の京都から緩ーい日常に戻った暫定天流宗家・太刀花リク.早速ボート部の一員として先生に叱られております.「ちゃんと活動しろと叱られた」と部員に八つ当たりする先生の前でリクは完璧に上の空.なんせ京都に行っても何もわからないどころかむしろ謎が増えてしまいましたからね(苦笑).天流宗家の遺跡・太白神社・新太白神社・大降神.経験も知識も足りない上に当事者であるリクに見えた真実はごくわずか…ということでリクはなぜかボート部のキャプテンに任命されました(笑).
悩んでいるおかげでいつものボケが出せないリクはさらに周囲に翻弄されます.帰宅したあと留守番のソーマから告げられたのは衝撃の展開.ソーマくん,それは「変わったこと」だからもっと緊迫感溢れる感じでリクに伝えてあげようよ(苦笑).謎解きの頼りの綱のじいちゃんに出奔されてあわてて後を追おうとするリク.毎度ながら煮物どころではなく,あっさり置き去りにされるモモちゃんが大変に気の毒です.「社を守れ」の伝言に従って例の社に行ったら,いつのまにか直っている上に中の床には変な絵が…快調に謎が増えてるよ(苦笑).同じような太極陣を使って,12話ではマサオミが伏魔殿に移動してたから,祖父も一人で行ったんだろうか? それとも陣の外の別の場所に向かったのか?
じいちゃんに置き去りにされて「これからどうすれば…」と社の外で困るリク.コゲンタは「地流と闘え!」と無責任ですが,知識こそないけれど考える能力のあるリクは割り切ることもできません.そこで考えの浅いパートナーに立て続けに疑問をぶつけてみることに.「地流は鬼門を開いて何をしようとしているの」「世界を滅ぼす力って何なの」「なんで天流はそんなに恐ろしい力を守ってるの」 ここまでの謎と展開にストレスが溜まったらしいリクの口撃に責められるコゲンタ,非常に辛そうです(苦笑).しかしそんなコゲンタを救うべく京都から参上したのは,前回別れたばかりのナズナでありました.
鬼門を守るのが天流の役目.それを開き伏魔殿に入ることは決して許されない…というのがここまでの大前提.しかしその前提を覆す物証がナズナによって提示されます.天流の神具である月の勾玉と陰陽八卦盤は,伏魔殿内部で迷わないための装備.古くから天流が伏魔殿に入っていたという事実は天流のトップシークレットですが,勾玉の持ち主であり,恐らく宗家であるリクは知らなければなりません.しかし,リクの後を追ってきたソーマとマサオミwithザ・リアル牛丼によってナズナすら知らなかったさらなる事実が判明.「なんだリク,伏魔殿に入ったことなかったのか」
ナズナにソーマとマサオミを仲間として紹介するリク…うさんくさいのが1人混じってるんですが気がついてないのがもどかしい(苦笑).地流のソーマにナズナが喧嘩を売りそうになりますが,ソーマが教える地流最新情報のために喧嘩中断.とっくに伏魔殿に入り闘神石を集めていた地流の動向を知ることは,戦うことより余程重要です.
夕方から夜へ.空には満月.おいしい牛丼をいただきつつミーティングを終了し,天流としてナズナも伏魔殿の中に入ることに.もちろんリクも.「えっボクも?」 マサオミは闘神石よりは伏魔殿の中の禁忌の力に興味があるようです.ミカヅチも欲しがっていた伏魔殿の底の秘めたる力については,天流の側の記録は見つかっていないようです.
月の満ち欠けで発動するらしい勾玉を使い伏魔殿に入るのは2人だけ.地流のソーマは認められず,マサオミは不埒なのでお断り.リッくん,ナズナの勘は正しいからあとで辞書引いとけ(笑).未だに大根の煮物を持って待っているモモちゃんを残したまま,月の勾玉発動.伏魔殿へ.

後半はいつものようにバトル.伏魔殿へ向かう様子は障子世界で式神を降ろすときとよく似てるんですが,闘神士が世界へと入っていくので降神とは方向が逆向き.伏魔殿への道は降神の道と同じか,それとも良く似た別の通路なのか.月の勾玉の力で入った空間は伏魔殿のかなり奥.ナズナの陰陽八卦盤が導くままに珍しくリクが積極的に進もうとしたらいきなり妖怪に襲われます.ナズナの符で危機から救われたのはいいものの,符の爆発に巻き込まれたリクは見事に池へと吹っ飛ばされて…という命をかけたコントのオチを「びっくりした」ですませるリク…お前は本当にすごい奴だ(苦笑).このフィールドは気力の消耗が激しいということで,長時間の滞在や符,式神の使いすぎは命に関わってきます.本来存在しないはずの空間に無理やり存在し,さらにそこに介入していくことにはそれなりのコストが必要ってことかな.
同じことはこのフィールドに先に足を踏み入れていた地流の2人にも言えます.その上八卦盤の持ち主でない地流には,うまく動かすこともできないようです.伏魔殿侵入は天流の重要機密.八卦盤だって天流の誰もが持っているものではないはずなので,天流の重要な人物が地流に敗北したってことなのか,それとも….八卦盤の謎はともかく,これからの敵となりそうなのが根性を語る女カンナと冷静な男モズ.根性論で単純なカンナはともかく,手強そうなのは冷静な判断ができるモズ.柊のトウベエを降ろしてその霊感で闘神石を効率よく捜すモズたちと,八卦盤に導かれたリクたちは同じ木のもとへ.地流が闘神石を集めているのは,式神の力を強化するため? それとも地流大鬼門を建造するため? あるいは両方? …ともかくまた謎が(苦笑).そして木の下で顔を合わせてしまった地流と天流は,式神を降神し闘神を開始.
地流は柊のトウベエと秋水のエレキテル.天流は白虎のコゲンタと柊のホリン.フィールドは木と水.トウベエ・エレキテル・ホリンには有利なものの土性のコゲンタには相克が発生していて良いフィールドではありません.ここまで磨いてきたリクとのコンビネーションで速攻をかけるコゲンタですが,逆にエレキテルの電撃技で返り討ちに遭ってしまうのが情けない.すかさずフォローに入るホリンを襲うのは同じ柊のトウベエ.柊同士の戦いはほぼ互角で,リクもコゲンタに孤月拳舞を発させてエレキテルに反撃.ここでモズがすかさずエレキテルのフォローにトウベエを向かわせ,爆発で場が乱れたのをいいことに撤退するあたりの判断が素晴らしい.彼がいればまともなコンビネーションプレイも可能でしょうね.
折角頑張ってようやく反撃できるかと思ったら逃げられた上に,池に落ちる気の毒なコゲンタ.「びっくりした」程度で流せるほど人間も出来ていないので,闘神石のありそうな木をぶった切ることでストレス発散することに決定.さすがにリクは拒否するものの,ナズナにお願いされて仕方なくどうなっても知らないと呟きつつ小さく印を入れたなら,木はあっさりと真っ二つ.コゲンタのせいで水をかぶったリクの頭にぶつかってきたのが緑に光る闘神石.
リクの才能の片鱗を見出したナズナは自分を仲間にしてくれと提案します.「なんとなくですが宗家たるべき才能を感じますよ」とか言われて照れるリク.今回リクが翻弄されまくった他者からの勝手な提案は,どれもリクのことを認めているからこその言葉でもあるわけで,周囲から一目置かれるようになってきたというのは,主役としては望ましいことなんでしょうね.闘神石をリクが手に入れたため,支えのなくなったフィールドは崩壊を開始し,天流も離脱.

すっかり暗くなった帰り道.天流2人,地流1人,不埒な奴1人(笑)の道行に待っていたのはモモ.夜分までどうもご苦労様です.しかもナズナはリクの護衛を引き受けるわ太刀花家アパートに引っ越すことが急遽決定するわとモモちゃんにとっては悪夢の展開.幼馴染を振りかざしてもリクを自分だけのものにはできないから,ここはリクに選んでもらえるよう頑張らないと勝ち目がないぞモモちゃん! …でもリクだから,告白だって全然気がつかないか間が悪いんだろうなぁと考えると,泣けてくるなぁ(苦笑).
リクの仲間に太白神社のナズナが加入することで,まず,例の壮絶な食生活が改善されそうなのでリクとソーマは喜ぶべきでしょう.しかしそれ以上に影響が大きそうなのが実はマサオミ.ナズナは天流のとあるお方ことヤクモの式神について知っていそうなので,キバチヨを降ろした時点で彼が天流ではないことが判明しそうです.この危機をマサオミは気がついているんだろうか.
予告からすると次回はユーマ・ソーマ兄弟の当番回のようですが,当番役が主役になれるかは別の話.またいいところを取られないよう頑張れソーマ! 次回に続きます.

…ところでリク,おじいちゃんのことはもういいのか?

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個人的な新年動向とかアンケートとか

皆様3連休いかがお過ごしですか? 自分は年末の仕事スパートと正月の実家移動(と帰宅日に航空券をなくしたこと)のダメージを癒すべく,今日は今年はじめての3連休初日をぐったりと過ごしてみました.戻ってきて,比較的順調に仕事をはじめられたのでちょっとほっとしています.ちなみに年賀状はまだ書いていません.いっそのこと旧暦の正月(2月)に出すという案ではだめですか?

穴埋め写真は闘神グッズ.…あ,闘神符忘れてる.

実は年末にいっそ年賀状をこれにしてしまおうかと一瞬血迷いました.でも,あまりにごく少数の人間にしか意味がわからないため,今は自主規制して本当によかったと思います(笑).初回特典は神操機についてきました.書籍と羅盤は自前.

年賀拍手「あけましておめでとう」では計85回のあけましておめでとうと,様々なコメントを頂きました! とてもうれしかった! 年賀を祝ってくれた皆様にも今年いいことがありますように.コメントまでくれる方はここを長く見ていらっしゃる方が多いようで,「ボーボボレビュー頑張ってください」とやたら書かれていたのが面白かったです.頑張るよ.今日のも面白かったし!
…あ,3日の23時くらいにコメントくれたあなたは,何か勘違いをしています(苦笑).
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さて,そろそろアンケートの内容を取り替えることにします.11月から取り続けた読んでいるレビューについてのアンケートの結果はこんな感じ.珍しいことに.

 1.陰陽大戦記レビュー 549
 2.ボーボボレビュー 376
 3.ガッシュレビュー 347
 4.しりとり竜王戦レビュー 302
 5.ケロロ軍曹レビュー 258
 6.ジャぱんレビュー 213
 7.怪奇大家族レビュー 205
 8.その他のレビュー 134
 9.レビュー以外の記事 96

他の数字は標準的なんだけど,過去の調査結果からしても「陰陽」の数値が段違いに高い.テレ東のキッズ枠なのにこの快挙ってことは,かなりたくさんの人が注目しているってことだよね.基本的に「陰陽」は面白い回が多いので,感想の長さがすさまじいことになっているんですが,これはコントロールできませんので(苦笑)読める方だけお付き合い願えればと思います.あとはここまで下位だったものの,全国放送で一躍有名になった「しりとり」がちょっと高いところに来てますね.どうも皆様,いらっしゃいませ.
というわけでまたいつものに変えておきますから,ぽちっとどうぞ!

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焼きたて!!ジャぱん#12

「それでも笑顔の彼女のためにの巻」

2次予選のバターロールづくりは現段階で29名が合格.本店の諏訪原を合わせて残る椅子は2つ.その2人を選ぶ前に,黒柳はCを選んだ新人たちに不合格を言い渡す.なんせCはマーガリン.彼らが作ったのはバターロールですらないのだ.しかし諏訪原は黒柳に,和馬が奇跡を起こしていることを告げる.試食した黒柳が見たのは写真を撮りまくるピンクの夫婦の幻覚.和馬だけは火加減の素晴らしさから,本戦への出場権を手に入れた.
本戦の開始は明日ということで一息つく出場者の中,和馬に近づいたのは梓川水乃という少女.なんと彼女は月乃の妹.しかし水乃は月乃の母を侮辱し,月乃は水乃を叩こうとして和馬を叩いてしまう.仲の悪いこの姉妹の間には深い事情があったのだ.

1時間スペシャルの後半として放映されたこの回.前回仕込まれた謎とリアクションが冒頭で炸裂し,さらに月乃の身の上についての切ない物語が展開されます.これでオープニングで登場している主な要素はほとんど消化したことになるのかな? マンガをアニメ化する際,マンガのコマに色をつけてそのまま表示なんてのはまったく芸がなくて誉める気になれないものですが,12話も原作をしっかり解釈した上で小気味よく動かしたり時間をかけたり原作にはない風景を見せてくれるのが,地味にいい仕事してますよ.

前半は前回の続き.32の新人戦本戦への切符をいきなりつかみそこねそうになる主役和馬.なんせ例のあれはマーガリン.バターとは原料からして違う,まったくの別物です.元々バターの代替品として作られたものなので,それを選んだクズどもが完璧主義の黒やんのお気に召すわけがありません.で,和馬の大失敗に巻き込まれた新人どもは和馬に怒りをぶつけます.けれど諏訪原の言うとおり,己の実力ではなく他人の選択に頼った上で,その失敗を責めるなんてのは最悪です.お前らは虎に喰われてしまえ(笑).
諏訪原がすごいのは黒柳すら気がついていなかった和馬の奇跡に気がついていたところ.相当の知識がなければ和馬の技術には気がつかなかっただろうから,腕だけでなく知識の面でも諏訪原がトップクラスだというのが良くわかります.名刀をつくるには玉鋼と火加減が重要.和馬の3分の意味に気がついた黒柳は和馬のパンを食い,リアクション開始!
フラッシュの光,かん高い笑い声,ピンク…特に声が入ったのが大きくて,これは原作よりいい(笑).和馬の奇跡は「ペーパーハクション」ならぬ高温で一気に焼き上げる難易度の高い「ベーパーアクション」.河内の 「誰と話しとんねん黒柳」という突っ込みも素晴らしいなぁ(苦笑).この高度な技術を給食のバターロールの改造のために「なんとなく」身に着けていた脅威の和馬.こいつが「なんとなく」って言うんだから本当になんとなく身に着けたんだろうな.というわけで和馬のみマーガリンロールで合格.これに反乱を起こしかける新人に対し,ジャンケンして決めろとか言い出す黒やんはとっても横暴で非情…これもマーガリンロールのうまさを口から消したくないためだなんて,なんて非常識なエゴイスト.
予選は終了し翌日に本戦ということで,しばしの休息を与えられた新人たち.そこで和馬に接近するのがさっき河内と一緒に低水分バターで合格していたお転婆娘.彼女を見る月乃と(たぶん)店長の目は複雑です.遅かれ早かれ通る道…とか結構シリアスなシーンなのですが,月乃が和馬の秘密兵器を背負いっぱなしってのがミスマッチでいいんだよなぁ.お転婆の名はミズノ.シベ超の先生ではなく(苦笑)梓川水乃.月乃のことを「月乃さん」と呼ぶ彼女は,梓川月乃の妹.脳天気なように見えて,かなりハードな設定も平気で突っ込んでくるのがこの作品の特徴の1つです.月乃が和馬にべたべたする水乃を嫌がり,「また従業員を」と口にしているってことは以前きっと従業員を引き抜かれたんでしょうね.月乃が母を侮辱する言葉には耐えられず手を出したら…間の和馬が身代わりに.どうしても仲良くできない梓川姉妹の間に何があるのか,それを知る店長は和馬と河内にそれを語ります.

後半は南東京支店がようやく一体となります.店長の話を聞き,月乃の辛い立場をはじめて知った和馬と河内.愛人の子ゆえに,どうしても辛い立場に置かれてきた月乃.将来の後継者を競うレースには確固たる後ろ盾も戦力もなく,敗北させられるための出来レースをひとり走ってきた彼女.それでも明るくふるまう姿にうたれ,店長は彼女を支えるために南東京支店で働くようになった…というこの物語の根幹を成す深刻な物語.自分の物語を語る店長と,月乃がかわいそうだと訴える従業員の声を影で聞いている月乃は悲しげで寂しげ.後継者争いに参加し新人戦に力を入れているのは,地位よりも他の人から認められたいという気持ちが強いからかもしれません.
この物語に乗るのは河内.不遇なお姫様を支える騎士となるべく新人戦への気合を入れなおします.勝てば月乃を支える補強になれる.新人戦で優勝すれば,それを見出した月乃もまた認められるはずなのです.同じ気持ちを抱くのは和馬も一緒.特にさっきのこともあるので己の言葉に後悔しまくる和馬.河内は和馬とのワンツーフィニッシュを誓います.さらに…まあ,どっちが優勝してもいいとは思うんだけど(苦笑),「月乃のために俺が優勝する!」と積極的に勝利を誓う鼻水涙星人.そんな南東京支店の面々を見守る月乃は…「私,今とっても幸せです」.
新人戦本戦の組み合わせが発表され,1回戦から水乃と当たることが判明した和馬,気合入ってます.河内は本橋という女性との勝負になりました.ここで諏訪原と直接当たれないことを残念がる河内,ここしばらくのいろいろで心も鍛えられたようで.そして諏訪原の相手は…残る1席を巡る予選不合格者の間で行われたジャンケンの勝者.折角勝っても相手が虎な新人はお気の毒.
店長が警戒していたコアラは水乃の店の事情のある新人.ご機嫌な水乃に対し今度は喧嘩を売る和馬.直接対決を前にして高ぶる気持ちは,和馬に明らかに不利な約束を結ばせてしまいます.和馬が勝てば水乃は月乃を「姉ちゃん」と呼ぶ.水乃が勝てば和馬は水乃の店の店員に! その上1回戦の競技種目,メロンパンは「苦手」な和馬.こいつが「苦手」って言うんだから本当に…(苦笑).
この不利な戦いを和馬はどのように切り抜けるのか.そして諏訪原は戦う前に勝っているからいいとして(笑),河内やカツオはどんなメロンパンをつくるのか.そして支店についた寿司屋のおっちゃんの握る寿司の役割は.本気の和馬のメロンパンに対する黒やんのリアクションにも期待しつつ,次回に続きます!

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焼きたて!!ジャぱん#11

「語る語るぞ黒柳の巻」

遅刻した和馬も開始前になんとか到着し,いよいよパンタジア新人戦の2次予選が開始かと思ったら,最初の予選・カビないパンづくりで不合格になったことに納得のいかない4人が新人戦会場に乱入した.中でも津軽支店の海野はひどいパンを作ったため審査員の黒柳に与えた印象は最悪だ.しかしあまりの熱心さに,黒柳は覚悟を示すためにかびたパンを食ってみろといい放つ.海野は見事自分のパンを鼻で探し,食おうとしたところを和馬に止められ,松代店長の口添えもあって2次予選を和馬たちと一緒に受けることになった.
2次予選のお題はバターロール.新人の前には8種類のバターが並べられ,そこからバターロールに適したバターを味以外から見つけ出さなければならない.和馬はあっさり適当にCのバターを選択するが,しかしそれは…

手堅い描写を積み重ね,いよいよ作品世界が花開く直前まで漕ぎ付けた「ジャぱん」.3ヶ月をかけたここまでの地味な(笑)展開はあくまで布石.本格的におかしなことになっていくのはここから先の話です.
今回は新人戦審査員であり「ジャぱん」の影の主役の一人である黒柳が最初から最後まで喋りっぱなし.キャラの激しい性格と話の内容から硬軟強弱が激しく交錯する黒やんを見事にこなす子安氏が素晴らしい.それと,紙なので動かない原作を独自の解釈で見事に動かして見せた画の凄さも見逃せないところですね.ちなみに今回は1時間スペシャルとして,12話が続けて放映されております.

前半は前回ラストで遅刻した和馬が減点を食らったところでスタート…とはいえ今回は減点方式ではないので無意味なんですが,審査員に不快感を与えないというのは大切なことだと思いますよ和馬.そしておっちゃん呼ばわりしたら永久追放するってのは審査員だからって極端すぎますよ黒柳(苦笑).
新人戦の本戦は32名のトーナメントで行われるわけですが,まだ58名いるということで2次予選を緊急開催しようとした矢先に出てきた4人.津軽支店の海野カツオの声が田中氏ってのは…これは凄く贅沢! 田中氏も田舎者号泣演技を非常に楽しそうにやってますねぇ(笑).パンさえうまければどんな気に食わない奴でも評価するものの,逆にパンがダメだと作り手の人格どころか存在まで否定しかねない超絶審査員・黒柳.確かにひどい不合格通知ではありますが,カツオのパンもかなりひどい.パンと酢,酢もいろいろあるのでパンに合うものを選んだならまだしも,米酢なんか使おうものならもう絶対食いたい代物ではないはずで,しかも詰めが甘くてかびてる始末.キングオブクズと称されて号泣するカツオをなぜかかばう和馬とさらに土下座するカツオを前に,もんわりカビたパンを「どれでもかまわん.食ってみろ!」となんとしても断念させようとする黒柳.…鬼.しかしカツオもそれを本気で喰いにいくんだから相当の修羅っぷり.
遅刻魔和馬の必死の懇願に加え,マイスター霧崎風?の松代店長もフォロー.バレた理由は図工でも無精ひげでもないですよ.元々黒柳の師匠であり,それゆえに弱みも知っている店長には黒柳も勝てずにカツオも無事予選参加決定.黒柳の弟子入りの頃の屈辱の記憶,情けない作画が実にいい(笑).和馬がカツオを助けたのはブタに似ていたから.…忍豚ですか(苦笑)? 店長が気にしていたのはあの鼻,さらに河内はあの根性を警戒です.
さて,2次予選のテーマは給食の王様,バターロール様でございます.これを作るために黒柳が準備したのは8種類のバターで,選ぶ際には試食は禁止! 本戦からの参加となる諏訪原を除き,ほとんどの参加者がバター選びを躊躇する中で,「わかんないし!」とあっさりCを選んでしまう雰囲気の読めない主役・和馬.

後半はバターロールづくり.やたらあっさり選んだ和馬に動揺する他の新人ども.ついでにテレビの力で顔も売れていたために,いきなりCのバターは大人気.しかし,本当に和馬のことを知っている人間と見る目のある人間は,和馬の選択が適当すぎることにあっさり気がついていました.特にここまで付き合いの長い河内の「ほんまにわかってへんのや」という呆れたコメントは見事.先ほど素晴らしい鼻の能力を見せたカツオはAのエシュレバターを選択.さらに溶けに気がついた河内はGの低水分バターを選択.適当と才能と知識でそれぞれ選ばれたバターですが,和馬に対し脳内で失望する黒柳.なんせ和馬が選んだものは,バターとすら言えないものなわけで….
とんでもないハイペースでパンをつくり焼く和馬に対し,味方のはずの店長まで「このままじゃだめ」とコメントする緊急事態.それほどまでに和馬が選んだCは致命的な欠陥を抱えています.これまで和馬の常識のなさは,既成概念を破壊する武器として有効に機能していたわけですが,黒柳が仕掛けた知識テストには間違いなく逆効果.ただし「努力もない」という評価は誤りでしょう.和馬はこれまでジャぱんづくりで修行を積んできているわけですからね.その努力が生み出す奇跡は,黒やんの思考の枠を軽く越えていくのです.
最悪のバターを選びながらも,3分で焼き上げた自分のパンを自画自賛する和馬.ただしいつもと微妙に違った香り.制限時間が経過し,またも試食もせずに通過者発表に入る黒柳.低水分バターのG16名,エシュレバターのA13名は続いて合格.Gには河内だけでなくかわいい小娘も混じってますね.
普通なら最悪の選択をしてしまった和馬.しかしさすがは店長だけは,遠目からでも和馬が起こした奇跡に気がついています.ポイントは焼くのにかけた時間.ここまでの和馬のこだわり,新潟での修行の日々がピンチをチャンスに変えていたのです.
ちなみにこの回と次の回の間に,あなたの黒やんが送るリアクション大賞が挟まっていたわけですが,…なあ,これは何のアニメなんだよ(苦笑).さて,和馬が選んだバターの正体は一体何か.さらに和馬の起こした奇跡に黒やんは気がつき,第1位(笑)としてどんなリアクションを見せてくれるのか! 続けて放送された次回に続きます.

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芸能界しりとり竜王戦スペシャル・本戦

というわけでこの記事はスペシャルの準決勝以降の記事です.予選の様子は直前の記事か以下のリンクでどうぞ.
 R'sM: 芸能界しりとり竜王戦スペシャル・予選
全国放送×スペシャルゲスト×難易度の高いお題のトリプルアタックに苦しめられた棋士たちが順当に絞られた上で展開する決勝戦.才能以上に場数も重要なしりとりですが,この面子ならその差はもうないですね.しかし踏み潰されるかのような凶悪な場の重力の底で輝きはじめるのは,やっぱりあいつ.その輝きは本物です.

準決勝第1試合は板尾と千原の同門対決.やっぱり「ん」はついてしまうのか(笑)? 目指す方向性は恐らく同じでも,板尾と比較するとどうしても手堅くこじんまりとしている千原は必死でこの尊敬すべき先輩を食おうとするわけですが…さすがは板尾.妥協皆無でなりふりかまわずに場の空気を食ったためものすごい幻覚が視聴者を襲います.

準決勝の競技は「しりとりイマジネーション」.テーマのイメージでしりとり.
テーマは「ヨン様の寝言」
松本の例題は「決定打に欠けるなぁ」.これは微妙.

有名人でイマジネーションということは不条理芸人には非常に良いフィールド.ここで手を上げた板尾の「あかん.寝られへんわ」はのっけから強い! それにかぶせる千原の「わあ,ローソンできてる」も呼応するように素晴らしい.ただし同じレベルでは勝負がつかないというわけで旅立つ板尾は「ルネッサンスなんか,関係ないわ」と早速強い迷走,しかも自爆気味.対して千原は最初の道から外れず「わあ,潰れてる!」とローソンを潰してみました.対して板尾も転げつつも己の道を走ります.「ルネッサンス時代の皆さんこんにちは」…これは仕込みもあって大当たり.同じ夢から始まった2つの状況は同時並行で続いてるあたりも素晴らしい.ここでそもそもペは芸能人であるという原点に今更戻った(笑)千原,「割とちゃんとリハやんねんなぁ」とイマジネーションらしいネタで走り出すわけですが,この千原の道を踏み荒らしにかかった板尾.なぜか膝立ちした上に「有明の皆さん,ペ・ヨンジュンです!」と名前をそのまま出すという恐るべき一手を指してきやがります! …それはビッグサイト? 個人的には海も良いのではないかと思うのですがどうか.この暴風に耐える千原は「すぐ帰ったやろあのあとがおもろかったのに」と必死で己の妄想路線にしがみつくわけですが,鬼の板尾のとどめは「西のほうに来ました,ペ・ヨンジュンです!」…有明海だ(笑)! 芸風が板尾とは思えないとギャラリーも絶賛です!

不条理芸人ならではのテーマの料理ぶりが素晴らしい戦いとなりました.双方ともナイスファイトで,かなり嫌な幻覚が見えてましたよ! 結果は板尾8点,千原4点で板尾が勝ち残り.中盤で猛禽のごとく千原の頭上から爪剥きだしで襲い掛かった板尾はさすがでした.

準決勝第2試合は有野と渡辺のマイペース対決.眠そうな有野に対するのは手堅い渡辺.両方ともマイペースなのは間違いないんですが,天然爆発力タイプの有野と技巧持続力タイプの渡辺の棋士としての相性は今ひとつ.しかもテーマも体育会系で2人を苦しめます.

テーマは「矢沢永吉の作詞ノートにメモってある言葉」
松本の例題は「激辛ブーム」 これはいいなぁ.

YAZAWA像を2人がかりで作らなければならないこの戦いは有野からスタート.「むせないように歌う」はいい感じに卑小で悪くない.この像を増強する渡辺の「浮き輪もつくる」はちょっと迷走気味.有野は「ルールブックを読み返せ」と頑張りますがそう強くはない.渡辺の「セミを意識して」はなんとなく面白いんですが,噛んでしまったのが惜しい.爆発のきっかけを掴めない有野の「手の甲を太陽に」は面白さを理解するのが厳しい難解な回答.渡辺の「2時はミッドナイト」も弱いですがメモならありかな.どうしても攻め手を思いつかない有野は「戸締りは済んだかい」とまた微妙.逆に渡辺のほうが珍妙な方向に行ってしまい「異臭騒ぎ=おなら」と素敵な迷宮へ(笑).終盤に至ってもつかめない有野は「ラッパも使えるようにする」ととことん微妙.渡辺はようやく手がかりを見つけたようで「涙腺を来週取る」と少しずつ崖を登りはじめたんですが,有野の「ルビーの指輪みたいにヒットしたい」は…だめだろうなぁ(苦笑).

「しょっぱい試合ですんません」というストロングマシーンな有野のコメントは本心でしょう.今ひとつはじけきらないぐだぐだのままで終了ってのは,しりとりの名誉と棋士に期待してくれたスタッフや視聴者を傷つける非常によろしくない行為ですよ二人とも(苦笑).結果は渡辺2点,有野1点という…な状況で決着.傷ついた名誉を取り戻すためには,次の戦い,渡辺はかなり頑張らなければなりません.

決勝の競技は「しりとりツバメ返し」.「~だが~」でしりとり.
テーマは「寂しげな言葉」
松本の例題「生きているのだが死んでいるのか」は深い.

最終戦に至って名人たちの緊張も最高潮.そんな中でお題を出されてもお見合いするしかない名人なわけですが,ここまでかろうじて己の世界を作り出すことに成功してきた板尾よりスタート.「火星にやっと到着したのだがクラスメイトがいる」…スタートしてくれるのはいいんだけど,初球の暴投癖はどうにかしたほうが(苦笑).いや,いいんだけどね(苦笑).渡辺は「ルーフデッキを家につくったのだがメインのスペース」と具体的にイメージを作り上げてきました.冬場は辛いな.一方ファンタジーへと走り出す板尾,「すいすいと空を飛べるようになったのだがおしっこが飛ばなくなった」天上と卑近を対比させるダイナミックすぎる一手.年齢ですか(笑)? 渡辺の「田んぼを8ヘクタール持っているのだが長細」はそう悪くはない.板尾の「ソースをかけたらおいしいのだが,食べたあとだった」は悲しくていいですね(笑).しかしじんわり愉快が続いて空気を壊すほどの回答が出てこない中,渡辺の「体操で銀メダルを取れたのだが,金メダルは母親」と板尾の「山に来たはずなのだがずぶぬれじゃないか」は両方とも微妙.このままジリ貧で終わるかと思われたんですが,渡辺が復調し「海外旅行を楽しんでいるつもりだが,もう日本には帰れない」これはいい! スーツケースの二重底に身に覚えのない麻薬ですよね? 最後は板尾の「いかが大好物なのだが,歯がない」老いの悲しさはスタンダードですが強い.それじゃ噛み切れないよね.

もう少し長さがあればさらに復調していけたはずなので,もっと時間が欲しかった戦いも終了.渡辺は準決勝のふがいなさの名誉回復ができたかな? 全ての戦いで一定以上の強さを見せた板尾が8点,渡辺3点でやっぱり優勝.おめでとうございます!
いつもの深夜ならもっと余裕があるんですが,今回は重過ぎるプレッシャーで本領発揮の場面がなかなか見せられなくて残念でした.初めて見た皆様,いつもはもう一段面白いです(苦笑).あとはぜひ1度,松本さんに名人として参入して頂きたいですよね,あ,ゴールデンを目指すのは視聴者を置き去りにする確率が高いのでやめたほうがいいと思います(笑).

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芸能界しりとり竜王戦スペシャル・予選

伝説に残る初回放映から意外と長い旅路を歩んできた「しりとり」も,いよいよスペシャル番組化の栄誉を得るときがやってきました! 月曜深夜に流れるテーマ音楽,20局ネットにどきどきです.関東のしりとりマニアおよび地方で見られずに苦しんできた視聴者の待っていた晴れの舞台を飾るのは,通常ではありえないビッグネーム! 必要以上の期待の上に展開された今回のバトルは,本当にすごい回とは言えなかったものの,予選終盤に見るべき素晴らしい戦いのあるスペシャルとなりました.
今回出場の名人たちは,板尾,渡辺(ジャリズム),矢作(おぎやはぎ),小池栄子,有野,千原(千原兄弟),ジョン・B・チョッパー,松尾貴史.板尾渡辺有野千原のしりとり4強に,奇妙な味の矢作ジョンB,あまりに画面が地味になるので小池(笑),そして口だけなのかどうかを確認するための松尾,とスペシャルの割に意外とバラエティ感溢れる攻めの人選が目立っています.
さらに忘れてならないのが,ダウンタウン松本! 本編参戦ではなく残念だったのですが,最初の例題提供と審査で視聴者を楽しませてくれました.この強すぎる審査員を前にして,特に板尾がどのような動向を取るのかも1つの見所です.

予選Aブロックは板尾,渡辺,矢作,小池.この戦場に投げ込まれ後悔する小池ですが,一応この場に出ているのは全員名人だという名目は忘れてもらっては困ります(苦笑).普通にプレッシャーを感じている渡辺に比べると,矢作はいつものようにちんまりとボヤいていて,本当にきついのかどうかがよくわからない.そして最も重圧のかかる板尾は「しりとりする気が起こらない」という切実なコメント.ただでも松本から余計なプレッシャーを与えられているこのエースは,どのようにこの場を切り抜けていくのか.

予選の競技は「しりとりセンスマッチ」.テーマに合った言葉でしりとり.
最初のテーマは「ワイルドな言葉」
松本の例題は「ハレーダビッド村」.ハーレーをハレーと書いて顧みないところまでワイルド.

そもそも文系どもには難しいテーマの上に,いつも以上のプレッシャーに負けている一同の中,手を上げたのは板尾ですが「ランドセルも蛇革だった」はファッション繋がりではあるものの今ひとつ.対して渡辺の「助けてと一生言わねえ」はうまい.矢作はため息とぶつぶつ呟きつつ,前の回答を受けた「エラ呼吸なんてしねえ」…飛躍しすぎでよくわからない.小池の「エロテロリストな大鷲」は己の立ち位置を考えた良い単語を選んでいることを誉めたいんですが,エロテロリストと言い切ってくれれば! この乱調の中で松本の回答に回帰する板尾の「寝具はハーレー」はいいですね.生まれてから死ぬまでずっと乗ってるんだよね.ダビット村の住人だから(笑).渡辺の「レインボーブリッジと戦ってくるぞ」は板尾の強い回答にも乱されつつもマイペース.独自のワイルドを追求.矢作はため息と独り言の末に「ゾンビ,ぼこぼこ」悪くないんですが,矢作が言うとゾンビにぼこぼこにされている気がするので(笑)もう少し気合の入った言葉を付け足してやるべきでしょう.小池の「これが最後だからな」はなんかいいな.そして尻上がりに調子を上げてきた板尾の「軟骨は,ない」は文句なしに強い! 強いけど…どんな仕組みなんですか(笑).

やはりしりとり経験者は強い.特に1戦が終了しても緊張が抜けないどころか,むしろよりがちがちになるフィールドの中で独自の勢いを掴んできた板尾の動向が非常に楽しみです.まあ,松本の前では開き直るしかないんでしょうが.

次のテーマは「おっさんくさい言葉」
松本の例題は「こうしといたらタレへんやろ」.ニュアンスだけだけど,なんかいい.

板尾がまた手を上げてスタートなんですが…「ロンパールームみたいな番組やろ」は大暴投だ(苦笑).渡辺はおっさん語を使って「ろくなボインちゃんがいねえ」と絶妙.この正統の味わいに対抗することになった矢作,「ABCDEFW」…どういう意味だ(笑)! センスが間違った方向に炸裂したらしく理解不能の明後日の方向に.小池の「ゆっさゆっさ揺れるようにな」は彼女のキャラをよく反映した語の選び方が絶妙というか,誰かに言われていますか(笑)? 暴投した板尾は,たった1回でフォームを矯正したらしく「NASAが開発したんやからよう効くで」は見事な直球.完璧に空気を食われてしまった渡辺,「デザインはバッチグー」はマイペースを崩され微妙.逆に矢作は「具をもっと入れなよ」と復調.じわっといい.小池はまたも己をわきまえた絶妙の選択.「寄って.もっと近くに寄ってよ」素晴らしいお色気(笑)惜しむべきは,色っぽいだけでおっさんじゃないこと.空気を支配した板尾はトドメを刺すべく,「よおそんなふろい風呂屋まで行くなぁ」→「よおそんな遠い風呂屋まで行くなぁ」.気合が前のめり,口が回ってません(苦笑).

テーマもあって味は出たんですが大爆発はなく終局.結果,板尾12点,渡辺6点で決勝進出.ここに座っていることが辛そうだった矢作と小池が落ちていったのはむしろ良かったのかもしれません.特に矢作は終盤に近づくにつれて回答はともかく,ぼやきが凄まじく乱れていきましたしね(笑).

予選Bブロックは.有野,千原,ジョンB,松尾.素晴らしい文系具合(笑).ここまで審査経験はあるものの実戦経験のない松尾は,この戦い次第では審査者としての格を問われます.ブラザートムの代理で出場したジョンBは,歌人戦で素晴らしい天然の味わいを見せてくれた期待のルーキー.そしていつもの千原と有野は,プレッシャー負けか松本のプレッシャーか調子の悪い千原に対し,眠たい有野.この戦いの中,有野の繰り出すあの真っ黒い一撃は,スタジオ中を凍りつかせることになります!

最初のテーマは「プレイボーイな言葉」
松本の例題は「あえてもまない」…いいなあ!

しりとりマニアからの注目を最も浴びているはずの松尾が手を上げてスタート.「いじって一万回」…例題の否定から入るのは技術的に高度なんですが,ひねりすぎ(苦笑).有野の「稲刈りを中断して来たよ!」は微妙.これを受けた千原の「溶接はそのへんにしておいて僕と踊らない」は職業と性別の当たり前を逆転させる面白い手.ジョンBの「インリンオブジョイトイ似だね」は単語の面白さに引きずられ微妙.前回ひねりすぎた松尾は「寝たからって結婚できると思うなよ」と直球を放ります.そして有野,考えた上で「世の女に言えることは,子づくりはするけど子育てはしない」…そんなことを言う奴はたぶん女にはもてないんじゃないか(苦笑)? 空気を支配した後なら大当たりでしょうがこのタイミングではだめですね.千原の「意識はないけどウインク」は自動愛嬌機械ぶりがよろしい.基本的に非モテのほうが得意な連中が苦闘する中,ジョンBは「くだらねえ」とお題を?一閃(苦笑).そして松尾「選んだ末にこいつかよ」と迷走.やはり御題が難しすぎる.有野の「夜しか空いてない」は…確かに夜空いてればいいよなあ(苦笑).最後は千原.「イタコだって女だぜ」は弱い.

緊張と題の難しさから己の芸風を出し切れていないという評価が審査員から出てしまうような状況です.ベストの状況に比べれば,まだまだハジケ足りないかな.ちなみにCM明け,トータスがジョンBを見に来てました.お疲れ様です(笑).

次のテーマは「デリカシーのかけらもない言葉」
松本の例題は「そこのうんことって」.これはいいお題ですよ!

非モテのテーマはしりとり名人に最も合ったフィールド.ここで手を上げたのは有野.「照れた顔がブスだね」は前テーマの苦闘の印象が消え去るほどの素晴らしい一手! 続く千原の「年収を教えて」も不躾ぶりが素晴らしいんですが,この後のジョンB,「手品やってよ」…えー(笑)! 無理なことを頼むという前段の流れを受けた回答なんですが,もう,ここまで来ると…あんた最高だよ! 審査員ももちろん爆笑です.このバカノリについて行けない松尾は「世の中に楽しいことはあるの」と暗くしてみますが,この暗さを暗黒に変えるのが有野の凄まじい回答.しばし考えた末に,「野原のここでレイプされたんだ」…確かにデリカシーの欠片もないけどさ,全国放送でいつもより放映時間も早いってことは忘れちゃだめだよ(苦笑)! しりとりの歴史に残る最悪の回答から,名人たちはなぜか死と血へと傾倒していきます.千原の「だっふんだといいながらガン告知」,ジョンBの「血みどろやんなぁ」と病院行きなネタ.ジョンBに対するいとうの救急車呼んでやれというコメントが素晴らしい.さすがにこの血に身を浸すことができなかった松尾は「赤ちゃんなのに口臭いなぁ」とひどいですが緩い方向へ.これにかぶせる有野の「汗が臭いお母さんだね」は芸風が合わずに弱い.ラスト,千原の「…寝巻き?」はじんわり面白いネタです.

中盤までのハジケが凄かったこの戦いは実に見ごたえがありました.特にジョンBと有野は独自の芸風で凄かった.でも,感想戦で振り返ることすらできない真っ黒な回答を出した有野は,いくら眠くてもやりすぎだと思います(苦笑).
結果は有野8点,千原7点で順当な2人がやはり決勝進出.ジョンBも後半テーマでの当たり方は凄かったんですが,持続力がないのがネックですね.松尾は場の雰囲気にノリきれない賢さが邪魔をしていた印象が.

以上予選で勝ち残ったのはAブロック板尾・渡辺,Bブロック有野・千原の実に順当なメンバー.この4人で本戦が行われたわけですが,その顛末については次の記事に続きます.

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怪奇大家族#13

「怪奇を招く大家族の巻」

死後から過去へと移動し,今は開かずの間の石の中に居るキヨシ.そんな状況を家族が知るわけもなく,MIBは十中九十郎と不毛な論争を繰り広げている.だが,母はようやく夢の中でキヨシが助けを求めていたことを思い出した.
一方開かずの間の中では,石の中のキヨシについて何かに取り憑かれたアサミがその理由を語る.キヨシは霊にとって希望であり,その目覚めを祝うために霊と妖怪はこの家へと詰め掛けていたのだ.邪悪(実はキヨシ)の復活を食い止めようとする十中弟とMIBがついに開かずの間に踏み込んだとき,母はキヨシの助けを求める声を聞いた.

ホラーを見る誰もが見たかった面白展開を惜しみなく見せてくれた「怪奇大家族」石版魔物編(笑).ついに現代に帰還を果すキヨシなんですが,いろいろあってややこしい存在となってしまった彼は…やっぱり邪悪? 描写が軽快でアホなので誤魔化されるけれど,ことごとくシリアスに描けば典型的なホラーのバッドエンディングになります.特撮やセットにはあまり頼らず,常に人間力で作り上げられた傑作もこれでついに完結.

序盤は主役が開かずの間で動けない状態で開始.前回見た悪夢について母がその内容をようやく思い出したのが2時半.随分と長くかかったわけですが,これは現実が夢に追いつくまで心理的なブロックがかかったんじゃないかな.一方MIBは十中弟とまたも喧嘩で父のいい被写体に.十中弟に言わせれば3本の霊ラインと1本の妖ライン,MIBに言わせれば2本のエネルギーラインがこの忌野家に走っているとのこと.かび臭い言い回しかどうかは別として(笑)妹のツッコミの通り同じ現象を別の観点から言っているだけなのか,それとも実際に6本の別のラインがこの家に集中しているのかは不明.さらにMIBは銃を持ち出しますがコンセントが外国仕様.確かに充電式では安定した大出力は得られないけれど,日本で活動するんならそこは事前になんとかしておこうよ(苦笑).一方母は思い出した夢を父に語るものの父は勝手に中座.このシーンは常に無視されてきた父と立場が逆になってますね.
その頃,開かずの間に戻ったアサミさんと十中兄はキヨシを発見.そこでいきなり震えだし,ここまでの謎についてがんがん語り始めるアサミさんがおかしい.キヨシは妖異にとっての希望であり,皆忌野家に復活を祝福に来たのであり,キヨシがここにいるのはどうやら三百年であり…ってのは少々強引な説明だけどまあいいとして,霊のはずのアサミさんが何者かに憑依されているのが根本的におかしいんですが,どこにツッコめばいいですか(笑).
邪悪の復活を封じるために,開かずの間の前に集結するMIBと十中弟.石の中にキヨシがいるという事情を知った兄は弟の侵入を防ぐために霊力で妨害する,その霊力バトルぶりも最高です.相当安い三途の川でもかなり笑ったんですが,今回の超絶バトル映像は,もう,ものすごくお安い(笑)! 扉越しに見えない気を打ち合う十中兄弟.いつの間にかスポーツ風になりながらも打ち合いは互角.しかし弟が開かずの扉を開いてしまい,忌野家に訪れる最終局面.
開かずの間がここまで開かなかったのは,扉の外からは霊ラインなどの霊圧,内側からは石のキヨシの霊圧で押され動かなかったんだろうか.ただしキヨシは内側と等質だったから出入り出来たのかな.さらに十中弟が扉を開くことができたのは,復活直前のために内側の霊圧が外より上がっていたのかも.部屋に踏み込んだMIBが狙うのはもちろん石のキヨシ.情けない,聞きなれた助けを求める叫びを,家族たちはようやく聞きつけます.

中盤.ようやくキヨシの危機に気がついた忌野家の女性たちは,2週間くらいまるっきり忘れていた大切な家族(笑)を助けるために立ち上がります.特に母は衣装棚をあさった上に見覚えのある衣装を発見の上装着.…この家に伝わる衣装がロリータじゃなくてよかったような,ちょっぴり残念なような(苦笑).
開かずの間から蘇るのは人間と異形のものの共存の鍵を握る人物=キヨシ.霊にとってはぜひとも復活してほしい人材であり,忌野家女性にとってもかけがえのない家族です.彼を護るために走る母.しかし岩にはMIBが迫り,銃を向け…いきなりブレーカーが落ちました(笑)! この緊迫した状況にこの下らないネタを投入する作り手のセンスは最高です! やっぱり充電式か発電機を持ち込まないとだめだよなぁ(苦笑).
いきなり暗転した舞台に光が戻ったとき,石の前に立ち塞がっていたのは母.家族を護るため,これまで秘められてきた霊能力全開! 妹と祖母もそこに加わって,MIBと十中弟を退けるために能力を振り絞ります.唯一敵側に回ってしまった能力のない父に対し,母は「目を覚ましてお父さん!」と叫び石を見せ,「これが何に見える?」と聞くわけですが…確かに能力がない人間が見れば,ただの物体に違いない(苦笑).

終盤は大団円? 「スキトキメキトキステクマクマハリタ」という微妙極まる呪文を駆使し,石のキヨシを護ろうとする母.さらに家族の中,MIBにかぶれて唯一心も願いもともにできなかった父は,倒れた母を触ったおかげで一時的に覚醒し,しかし力を発揮したと思ったら…一瞬で倒れました! うわ意味ねえ(笑)! しかしキヨシの存在を知ることによって父は家族側に転び,ついに「ちょっとまったー!」と主役が復活します.
恐らくは三百年の時を越えて復活する長男に呆然とする家族の間で,さっきの母の呪文よりもさらに長い,実にしょうもない呪文がスタート.「ノウマクサンマンダ」まではまともなんですが,その後がいけません(苦笑).この呪文を唱えしものに恐怖あれ(笑)! 途中で突っかかりつつも「…アマントス」と全部言えたら,霊が一気に実体化! 人の世界と霊の世界を繋ぐ希望の呪文,あるいはこの世界を壊す邪悪の言葉はついに放たれ,再会に大喜びの家族,ぴかっとなって忘れているMIB,再会する十中兄弟…と忌野家の騒ぎは留まるところを知りません.

そして一週間.開かずの間に封印されていた邪悪が開放された忌野家は,いつもの姿を保っていました.見えなかった霊が見えるようになっただけの忌野家の日常は,ごく普通に展開されます.幽霊と同居しても近所には妖怪や宇宙人が住んでも,そもそも物の怪と人間の境に住んでいた忌野家には,劇的な変化は訪れませんでした.
しかし,外出したキヨシが目にするのは忌野家を中心に明らかに変質してしまった現代社会.故人が蘇生しまくり超常現象が日常に変わるこの状況は,法や経済,文化,その他あらゆる現代社会を支える常識をぶち壊していく強烈なものです.遠くに分かたれていたはずの2つの世界は交じり合い,例えばアサミさんとデートできるようになったキヨシのように,まったく新しい社会秩序を作り出すのでしょう.けれど…それで本当によかったのか?
忌野家に封印されていた存在は,新秩序に駆逐され消されていく旧秩序にとっては確かに邪悪.その混迷の未来をさらりと予想させて終了するあたり,なんて絶妙! なんて素晴らしい作り手のセンス! もしこの未来が実際に到来した瞬間,ホラージャンルで活躍するクリエイターは全員失業という恐怖を味わうことになるという点でも恐怖です(笑).実に小気味のいい笑いに満ちた物語を制作してくれた作り手に強く感謝しつつ,全13話のレビューを締めさせていただきます.面白かった!

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写真・年末年始帰省ツアー:2

実家に帰省中の寒い風景をお届けする前に,まずはお知らせを.

本日昼まで2回目以降送れなくなっておりました.すいません!
修正したのでコメント送れるようになっております.どうぞご利用ください.
現在35あけましておめでとうを戴いております.丁寧なご挨拶もありがとうございます.
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さて,ここ数日の北海道の東の方の寒い風景をお見舞いです.
天気は30日と1日に崩れましたが,それほどひどく雪は降りませんでした.とはいえこの時期からこれほど積もっているというのが,いつもに比べて異常なのですが.


夕暮れの風景.日が暮れると一気に寒くなるので,この時間くらいが活動限界です.
この透明な薄紫の色合いは北海道の寒い冬特有のもの.

 
こちらでないとあまり見られないもの2つ.カツゲンはおなじみですが,このコーヒー牛乳ははじめて見たんだけど本州にもあったかな.中は雪印コーヒーと雪印コーヒーゼリーの混合物なので,要するに「非常に甘い」です(苦笑).隣は窓の霜.日陰とはいえ,昼近くまで窓の高い位置にこれがついているあたりが寒いですね.

 
雪降る山と,真冬の海岸の風景.山の方は暗いところに雪が降っているのが見えます.昼間でももちろん零下の寒さなので,雪を踏むと溶けたりはせずにただきゅきゅと鳴きます.船のほうは,湖が凍ってしまうので陸に上げられているのです.


そしてこれが凍る湖.近くに河口があるのでそこから流れて入る淡水が先に凍ります.これも例年より少し凍る速度が早いらしい.中間,白い波に見える部分までが凍っていて,そこより手前の白い部分は雪が積もってますよ.

というわけでここ数日の北海道の寒い風景でした.明日は東京に帰宅です.

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あけましておめでとうございます

皆様,今年もどうぞよろしくお願いいたします.
笑いにだけは必要以上に真面目に,あとは適当に,自分勝手に書いていきます.

実家のおせち.いつも店からとったりもらったり.刺身がうまかったです.

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新年なので1月スタート番組をチェック! 萌え萌えアニメ日記さんの新番組表から抜粋です.

- 1/5(水) 18:00 テレビ東京 スターシップオペレーターズ
◎ 1/5(水) 25:00 テレビ東京 魔法先生ネギま!
△ 1/5(水) 26:12 テレビ朝日 ジンキ・エクステンド
- 1/5(水) 26:42 テレビ朝日 Xenosaga(ゼノンサーガ) THE ANIMATION
- 1/6(木) 25:55 TBS ああっ女神さまっ
◎ 1/7(金) 18:00 テレビ東京 アークエとガッチンボー てんこもり
- 1/7(金) 25:30 テレビ埼玉 らいむいろ流奇譚 X CROSS
△ 1/8(土) 24:55 テレビ東京 ギャラリーフェイク
- 1/9(日) 24:35 テレビ埼玉 好きなものは好きだからしょうがない!!
○ 1/9(日) 25:05 テレビ埼玉 UG☆アルティメットガール
- 1/9(日) 25:30 テレビ東京 まほらば Heatful days

毎度ですが,見てはいるけど書かないのでチェック本数自体は多いですね.
原作既読で楽しみにしていたのは「ネギま!」.大量の美少女を短い話数でどう描いていくのかが楽しみです.1話完結のコメディでいくのか,ラスボスが彼女になるのか,それとも…ともかく素材は抜群なので,美少女モノとして素直に期待しています.
「ガッチンポー」は…ここではおなじみなので思い入れとか期待については省略(笑).むしろ◎でギャグだと感想を書いてもおかしくないんですが,現状でかなりキツいのともう1本書きたいものがあるので考え中.
「UG」はギャグとして期待.この手のネタは不真面目につくるとろくなことがないので,今度こそ(笑)性根を据えて本気で取り組んでくれるといいなぁ.「ジンキ」は音楽が川井憲次なので,「ギャラリーフェイク」は原作の良さを知っているのと骨董趣味ゆえに,楽しみにしています.

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