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金色のガッシュベル#90

「とても間抜けでそして得難いの巻」

遺跡での戦いを終えてモチノキ町の日常に戻ってきたガッシュと清麿.ついてこようとするガッシュを振り切って久しぶりに学校に向かった清麿を待っていたのは,個性的すぎてむしろ問題のあるクラスメイトたちと,休んでばかりの清麿のことを目の敵にする歴史の教師・遠山だった.久々に出てきた清麿を困らせるためだけに抜き打ちテストを実施する遠山.最後の問題以外は特に難しくもないのだが,テスト中にガッシュやワイフが妨害にやってくるおかげで,テストに集中するどころか机に座ってることすらできない清麿.

前回分は何かの間違いか幻覚なので(笑)今回ようやく遺跡から日常へと戻ってきたのだと信じたい「ガッシュ」.しかしそこに踏み込んだ人間を容赦なくボケにしてしまうモチノキウイルス溢れる学校では,天性のツッコミ・清麿を容赦なく苦しめる状況が頻発.特に遠山先生の大人気なさは容赦なし.そして困ったり辛そうだったりと清麿が生き生きしているのは間違いなし.シリーズ最初のあの辛かった日々に比べたら,本当に幸せになったんだけど…その分間抜けになっちまいましたんで,本当にそれでいいのかどうかは謎(笑).日常話なんですが,画も話に合わせ気持ちよく動き回って楽しい!

前半は奮闘するもまったく報われない鈴芽からスタート.以降あちこちでくるくると翻弄されてます.43話登場の洋なしちゃんが懐かしいですね.恐らくは野生の勘で清麿が帰ってくると察知した鈴芽は朝から高嶺家に押しかけ決行.一方帰ってきた清麿は久しぶりのゆっくりした自宅の朝食を堪能.遺跡への旅の間は魔物に襲われるかもしれない緊張感の中で食事をとっていたでしょうからね.ちなみににんじんを残すウマゴンはついに本の持ち主であるサンビームに引き取られ,高嶺家を後にします.ここまで随分と長い間居候してましたが,ようやく居るべき場所が見つかったわけでおめでとう.というわけで,実に久しぶりに高嶺家には高嶺母とガッシュと清麿の3人となり,…ガッシュのお守りをしてくれる奴がいなくなりました(苦笑).一人は寂しいと学校について行こうとするガッシュとそれを断固拒否する清麿のハイテンションコントも久しぶりで,今回はバルカンがトラックの上に行って清麿の勝ち.
通学路でも必死で鈴芽が声をかけようとするも,次々に邪魔をしてくるのが清麿の友達ども.お前ら真っ直ぐ学校に行け(笑).運動神経抜群の山中は新魔球を披露するもすっぽ抜け,超常現象愛好家の岩島は帰国早々の清麿とついでに山中まで巻き込んでアーブダークショーン!…バカだ(笑).さらに登場当初は同級生からカツ上げしていた不良だったはずが,モチノキウイルスに直撃されてただのツチノコ愛好家に成り下がった金山が南米のツチノコについて清麿にインタビュー.そんな自己紹介コントの合間には妨害された鈴芽がくるくる舞っております.
そして,久々に学校に戻ってきた清麿の側に集まってくれるクラスメイト.ガッシュに出会う前,一人ぼっちだった頃とはまったく違う幸せな光景をぶち壊しにやってきたのが歴史の遠山先生.こいつがもう面白いくらいに人間が出来ておりません.不登校時代と魔物との戦闘のために授業に出ていなかった清麿を敵視するこいつ流の手酷い歓迎は,誰もが嫌う抜き打ちテスト.そもそも天才なので基本的にはテストで苦労することのない清麿よりも,私怨に巻き込まれた同級生がお気の毒.
海外からの帰国直後の清麿を苦しめるのはテストだけではありません.いろいろあって(笑)ブリとともに校舎に突っ込んでくるガッシュや夫に弁当を届けに来たワイフがさらに時間を奪います.この闖入者を好機とばかりに清麿に押し付ける人の悪い遠山と,本人たちに邪魔をしている自覚がないから余計邪魔臭いガッシュとワイフとついでに鈴芽.そもそも異常である他の2人に負けず劣らず,見た目だけはまともな鈴芽の間抜けっぷりも際立ってますね.しかも鈴芽ときたら方向音痴がひどいので,クラス全員からワイフの案内に指名される清麿が抵抗しきれないあたりが切ない.

後半はさらにひどくなる遠山の清麿いじめ.テスト時間を無駄に使ってしまい,必死で全問回答しようとするものの最後の問題がわからない清麿をテスト中なのに真横で応援するガッシュ.お前は帰れ! パートナーがピンチでも帰れ(苦笑)! さらに横では鈴芽が清麿を応援…テスト中なのに.結局最後の欄だけは埋まらないままでタイムアップ.次の日は雨.割と普通に教室にガッシュとウマゴンが.お前はサンビームさんのところに行ったんじゃないのか? そして高嶺清麿は恐らく生まれてはじめての屈辱,70点.成績は学生を構成する重要な要素の1つ.天才の清麿にとっては学校での彼の立ち位置を決めるほど重要なもので…例えばまったく着慣れない服を着たところを見られたら恥ずかしいように,成績だってあまりに違ってしまうと恥ずかしいもんなわけですよ(笑).なので証拠隠滅を図る清麿ですが,ウマゴンとガッシュと岩島の見事な連携プレーのおかげでクラスメイトにまで露見.あの鈴芽と同じ点を取ってしまった清麿の屈辱はどれほど深いことか(苦笑).
そして判明する遠山の罠.「学問の本質は探究」とかもっともらしい言葉で飾り立て,カリキュラムにない授業中のうんちくをテスト内容に入れた上に配点まで大きくするという暴挙の理由が「100点取られるのが悔しいから」…確かに「真面目に授業を受ける」ということに一つの価値を置くのは間違ってないんですが,それは内申でやるものであってテストで取るもんじゃないだろう.あんた最低の先生だ(笑)! このあたりの清麿と遠山の会話の打ち合い,間が絶妙です.
遠山の嫌がらせは留まるところを知らず,明日は清麿が休んでいる間の内容でテストを実施することに.もちろん教科書どおりなら清麿が困るはずもないんですが相手は遠山.プライドをかけて謝罪を断る清麿をせせら笑う鬼教師.ウマゴンをけしかけるガッシュがいい仕事をしてますね! そしてウマゴンに続くように,次々に遠山に反旗を翻しノートを貸してくれる友達ども.ただしぎゃふんと言わされたのはむしろ清麿.前半の自己紹介コントでご承知のとおり,全員が筋金入りのバカであるため役に立ちません(笑).唯一頼りになりそうなライバル気分の金子には断られ,ついにクラス全員に頭も下げ,ノートをかき集める決心を固めます.
鈴芽が見とれるくらいに生き生きと,すっかりクラスになじんでいる清麿.ひとり浮き上がり孤独だった少年の姿はもうありません.これは,ガッシュと一緒にいることで心が鍛えられた上に,家と学校以外の様々な世界も知ったからでしょうね.クラスの仲間となり「俺に任せろ!」とテスト対策ノートまで作成する気になった清麿を景気づけする,友達一同による友情のアーブダークショーン.…ってそれはどうだろう(苦笑).
そして3日目.万全のテスト対策の斜め上を越えていく遠山先生の悪問に対しさすがに下った正義の鉄槌.入ってきた直後はぷるぷるだったんですが,あまりにひどい問題を叱る迫力はさすがで,これぞ,クラス全員の勝利!

図らずも遠山のおかげで清麿が確実にクラスの一員となったことが確認され,ついでにライバルの金子ともなんとなく仲良くなった幸せな夕暮れ.すっかり忘れていたことを思い出した鈴芽は,3日遅れで清麿に「お帰りなさい」を伝えます.それに答える夕焼けの中のうれしそうな「ただいま!」.こんな時間をくれたのもガッシュだから,たとえ痛かろうと辛かろうと時には信じられなかろうと面倒くさかろうと稀にあほらしかろうと,清麿は比較的全力で戦うわけです.
戦う理由の1つを日常の積み重ねの中で匂わせる,良いアレンジの効いた素晴らしい回だったので…次の遠山先生との対決が楽しみだ(笑).さて次回はガッシュ…というよりはなおみちゃんが主役? 今度はガッシュの戦う理由が匂わされるんだろうかとか思いつつ,次回に続きます.

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