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焼きたて!!ジャぱん#18

「どうしてもあいつは許せない!の巻」

和馬が無事に準決勝へと進み,残るは河内.和馬が助けた海野との対決なのだが,いつもなら応援に来ているはずの月乃の姿がない.軽視されたと落ち込んだりそれは信頼の証だと持ち上げられたりとパン調理以外で浮き沈みが激しい河内だが,それ以上に敵のカツオがダメだった.勝負以前の素行の悪さに審査員の皆さんはおかんむり.それゆえに河内は勝ってしまい,折角のカニパンに審査員がリアクションをしてくれなくてしょんぼり.

トーナメントが進み否応なしにテンションが上がってきたのが気持ちいい「ジャぱん」.この高テンションかつ贅沢でしょうもない展開こそ本作の華.シリアスな物語もしっかり敷かれているんですが,あくまで話をスムーズに進めるための道であり,華であるギャグを輝かせるための良い器,脇役に過ぎないわけです.実際,今回終盤に描かれる非常にシリアスな設定すらただの道だってんだから無茶だよな(苦笑).にしても描かれる情景は前半のギャグとの落差が激しい悲劇ぶり.その切ない光景の中,ついに本格登場した本作のスーパーヒールに対し抑えきれない怒りを感じてください.

前半は明るく.冒頭から寝姿サービスの月乃さん.本日は大切な日なので外出です.黒い服で,パンを持って晴れた空の下をおでかけ.あのパンはやっぱり自分で焼いたんだろうか.で,この外出に結構なダメージを食らうことになるのが今回主役のはずの河内.根性と鼻だけは凄かった海野との戦いに挑むわけですが,相手にやたら美人の応援がいるのに対し月乃がいなくてとってもがっかり.店長が目だけお面で代役を務めようとするんですがもちろん無理がありすぎて,そこがどうにも面白い.月乃が見捨てたなんて「そんなことありませんわー」って言われても店長なので気持ちが悪く迷惑です(苦笑).しかし,あまりに落ち込まれても負けるので店長がちょっと河内を持ち上げたら,そこに「なんやてー!」とあっさり乗って納得する単純パカ.でも,本当に負けそうだったら応援を優先して墓参りは後にする人だと思うので,実際真実なのかもしれません.
そんな河内と店長のコントを眺めている諏訪原に近寄るのが新たな強敵,新宿店の冠.本来は戦っているはずですが,彼の試作パンの凄さに戦意喪失した対戦相手に逃げられて不戦勝中です.しかし次の河内戦はそうはいかないと諏訪原は保証し,それを冗談として受け取る冠.さわやかな美形なんですが随分な自信家で,しかも率直で辛辣な口ぶり.諏訪原は自分の顔のことを随分と気にしていますが,よだれたらすよりは怖い顔のほうが…(苦笑).
さて,ついに河内自信のカニパンが完成.対するカツオは人.それも「おいのおっかちゃんだす」.このカツオと黒柳の質疑応答で判明するとんでもない事実.あの応援のお嬢さんがまさか….そしてカツオの年齢がまさか….そりゃ河内でなくても「なんやてー!」と絶叫したくなるとんでもない事実が判明.まあ声の田中氏もいい年のはずなんだけど,そうか.それで使ったのか(苦笑).田舎者で純朴なのかと思ったら,バイトの子をこました痴れ者でもう最悪でカチーン!カチーン!と黒やんもお怒り.でも,それで「河内の勝ち!」にしてしまっていいんですかこのグルメアニメ(笑).しかし,スーパー審査員のデーブ先生を怒らせてマイナス500点が課せられてしまっては仕方ないですね.
ちなみに河内の細工はカニが動くという気のきいたものなんですが,発揮できずにしょんぼり….そんな間抜けな河内なんかに負けるはずがないと自信の冠ですが,彼に「全力で叩きのめせ」と命令するのが新宿店の店長,月乃の姉,雪乃.

後半は喜びのはずが,悲しみから敵意と怒りへ.河内の勝利で和馬,諏訪原,冠,河内とついにパンタジア新人ベスト4が出揃うものの,どうしようもなく河内が不完全燃焼で気の毒.あまりにうざいので黒やんは適当に食ってかにかにーとぞんざいなリアクションで,余計崩れる河内(苦笑).次回の課題は「自由」.ここまでの戦いで振るい落としが終わったので,ここから先はそれぞれの優れたところを中心に見ていくということなのでしょう.そして偉い人も来るので遅刻すんなと和馬向けに念を押してみる黒やんですが,なんせ和馬はそういう病気だからなぁ…(苦笑).
出て行く黒やんは手を使わず,足で扉を蹴り開ける行儀の悪さ.しかしこれは河内の情けなさや和馬の遅刻で気が立っているわけではなく,単に手が使えないため.河内のパンはしっかり効いていたということで,準決勝へと勝ち上がる資格があったことがわかったのはよかった.でも,やっぱり無闇に調子に乗りやすい性格は直ってない上に,単純バカの和馬まで加わってダブルボケ状態に.南東京支店の強さは結束力と乗ったときの勢いなので,いろいろ河内には言いたいことがあるけれど,まあいいや(苦笑).そして,冠に言いたいことを全部言うのが煙草をふかす雪乃.楽しい戦いのために敵に塩を送った冠を叱責の上,煙草を手で握り消しつつ南東京をゴキブリ呼ばわりした上に,絶対に倒せと苛烈な上司命令.冠自身もこの女のことは好きではなさそう.

さて,本日外出中の月乃のエピソードがラストを飾ります.勝利を(木下を除く)皆で祝うため,月乃の出かけた場所へと向かう店長・和馬・河内.今日は4年前に亡くなった母の命日ということで,月乃は墓参りに出かけていたのでした.月乃のパンづくりの腕は父だけでなく母譲りでもあったんですね.しかし愛人である彼女の墓は梓川の立派な墓ではなく,近くの大きな枯れ木.大好きな母を失って辛かったあの日に,そんな辛い心をさらに踏みにじったのが姉のはずの雪乃! 生前での関係はどうあれ死者に罪はないはず.しかしそれを冒涜した雪乃の凶行によって,月乃は大切な母のかたちすら失っていたのでした.
…店長からその話を聞き,本気で怒る和馬と河内.たとえ冠がどれほどの相手だろうとも,断じて雪乃の手の者に敗北するわけにはいかなくなった2人は決勝に進むことを誓います.天才ゆえの突拍子のなさを頻繁に発揮する和馬と,才能のなさを補うくらいの努力家なのに調子に乗りやすい河内,そして絶対的な実力を持ちつつもおふざけが過ぎる店長.長所も短所もひっくるめて,3人は大切な月乃の仲間です.…誰か一人忘れている気はするものの気にしない(苦笑).しかしこの南東京の結束を打ち破ってくるのが雪乃の卑劣な罠.今回だけでも視聴者の雪乃に対する反感はかなりのものになったはずですが,さらに「あの女許すまじ」と登場人物と視聴者が心を一つにするに違いない,慟哭の次回に続きます!

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金色のガッシュベル#95

「相性のいい鉄世界の巻」

ブラゴたちとの激突をきっかけとして遺跡から異世界・間の世界へと飛ばされたガッシュたち.はじめて訪れた世界の中で,この世界の王であるマエストロの部下・クロガネの軍勢に追われることになる.この異世界からの脱出するためには,先に進んで脱出するための情報を手に入れるしかない.その道でクロガネの軍勢に待ち伏せされたガッシュたちは,仲間を道具と言い切るクロガネとその部下多数を相手に,たった3人で戦うことになる.
その頃,ブラゴはマエストロからこの世界での魔物と本の関係について聞かされていた.人間界と違い,魔物にはパートナーが必要ないというのだ.

久々のオリジナル話.前回までの導入部はさすがに無理があったものの,間の世界に移動してからはサブストーリーとして興味深く,しかも異世界冒険ものとしても面白いのがうれしい「ガッシュ」.人間界とは魔物と本の関係が異なるこの世界で,事情を知らないとはいえいつも通りのガッシュと亀裂が入ったかのように見えるブラゴが対照的.あとはやたら保護者の清麿が有能でまるで清麿じゃないみたいだ(笑).人様の武器を奪って逆襲するなんてのは,武器自体あまり出てこない人間界での戦闘ではまずお目にかかれないですからね.

前半はまたもナゾナゾ博士のあらすじからスタート.博士の指示がなければガッシュたちはこんなことにならなかっただろうから,少しは責任を感じて前説を担当しているのだろうか.あるいは,全編ナゾナゾ博士の語るでまかせ冒険物語で,実際は何も起きていないというひどいオチの可能性もありますが,これはさすがにないだろう(笑).
現在,ガッシュたちは異世界でマエストロの兵士に追われて逃亡中なのに対し,ブラゴたちは既にマエストロの客人になっているという要領の良さ.もちろんマエストロが信頼できないシェリーと,もちろん信頼はできないが帰るための情報を集めるためには仕方ないと判断しているブラゴ.彼だけはマエストロに呼ばれ,この世界独自の本と魔物の法則について知らされることになります.この地は人間界と魔界の間.人間界と同じように魔物だけでは術は使えず,しかし人間界とは異なって,人の心がなくても本さえあれば魔物単体で術を使うことが可能.人間界ではパートナーの心の力が魔力の源なんだけど,この世界の魔力の源はどこにあるのか.魔界から魔力が流れてきていて,その流れが強くなるほど供給口も開く…とかそういう話なのかどうかは謎.ともかく人間界に比べて格段に自由度の上がったこの世界で,パートナーには苦労させられてきたブラゴは一体どうするのか.確かにこの世界では確かにブラゴは自由ですが,実は戻った人間界ではパートナーが不可欠という事実はまったく変わってないわけですが.
同じ頃,不遇なガッシュ・清麿・ウマゴンは必死の逃走中.事情をまったく理解できないながらも,わずかな周囲の情報から必死でこの不思議な世界の全体像を掴もうとしている清麿の苦労をガッシュはもちろん理解してません(苦笑).幼児らしく答えようのないガッシュの質問の連発に対しついにはぶち切れる清麿.ディフォルメはいいんだけど,谷にかかった橋を揺さぶるのはまずいだろ気持ちはわかるけど(苦笑).どうしていいかわからないのは皆一緒で,しかし元の世界に戻り,戦線に復帰するためにはその方法を探さなければなりません.ガッシュやウマゴンにそれは間違いなく無理なので,ゆえにこの世界での清麿の役割は非常に重要です.
逃亡と探索の旅の途上,追っ手のクロガネに包囲されるガッシュたち.ところが魔物たちがぶつけてくる攻撃はどれも「…もどき」.特に石版魔物編で出てきた技がモチーフになってるあたりが楽しい.彼らがどこでその技を学習したのかは謎ですが,魔界で同じ技を使う魔物が別にいることは十分考えられるのでまあよし.ガッシュたちをマエストロの元に連れていきたいクロガネですが,彼の仲間に対する「道具」という言葉がガッシュを怒らせてしまい交渉決裂.「お主が嫌いだ!」というガッシュのストレートな表出が彼らしくていい.ヒーローらしいガッシュに役割の重い清麿,そして…敵にすら無視されるウマゴンが気の毒なので,せめて数に入れてあげてください(苦笑).

後半は対クロガネ戦.魔本の存在に怯える魔物たちですが,理由をまだ知らない清麿には謎の行動にしか見えません.自分の魔本があるってことは,この空間で強力無比な術が使えるという証拠で,それで怯えているわけですね.敵が普通の物理攻撃しかしてこないことから,十分すぎる勝機を見出す清麿.敵にとって弱い部分に真っ直ぐ突っ込んで乱戦を開始.ラウザルクで強化されたガッシュが敵の中心で暴れるってのはいい手なんですが,下手すると敵に取り囲まれ,自由を奪われ捕虜になりかねない場所に戦闘力の乏しい清麿やウマゴンまで突っ込むのはちょっと無謀に見えたんですが,特に意外な戦闘力を見せる清麿にびっくり(笑).はじめて見る敵の武器を奪って逆に敵を攻撃するという清麿さんの天才ぶりが珍しい.まさかこんな爽快な戦いになるとは思っていなかったんですけども(苦笑)もし清麿たちがピンチに陥り呪文を出せなくなったとしても,ラウザルク状態のガッシュが戻ってきてフォローするという考えだったんじゃないかと.
そして,さらに続く清麿の大活躍.この世界を形成する主要な素材の性質に気がついて,いつもより良い効果が期待できる電撃系の技に切り替えます.鉄が主体のこの世界はガッシュが大暴れするには良い舞台.もし電撃が効かないとしても,滅多に使われないあの技さえ使えば数のハンデはほとんどなし!…ってやっぱり出たジケルド(笑).前回清麿が地質などを確認していた段階からこの技の大活躍は見えてましたんで思ったとおりですね.敵を磁力でまとめ,一つの塊にして身動きをできなくするという戦法は正解で,本来はこの塊にザケルガあたりを打ち込むと完璧なんですが,さすがに道具扱いされる彼らを気の毒に思ったのか,そこまで徹底した攻めはやっていませんね.さらに他からの磁力には抵抗できるクロガネであっても,自分が磁力元となってしまっては避けようがありません.清麿の指揮でウマゴンとガッシュが実行する良いコンビネーションで,ついに己の技に飲まれるクロガネ.本編でもなかなか見られない,気持ちのいい攻めぶりでついに追っ手は壊滅.
力で圧倒することにより,ようやく話が聞ける体勢になるという乱暴な主役たちの姿勢はともかくとして(笑),清麿はクロガネから話を聞きだし,マエストロの元に向かうことを決定.それを「勝てねえよ」と一応止めるクロガネですが,負けた奴が言っても説得力ないよなぁ(苦笑).この展開は城のマエストロにとっては織り込み済みのようですが,彼の危機管理能力は主役相手にどこまで通用するのやら….

城のブラゴは考えたあとで己の黒い本を手にして,シェリーから離れます.パートナーのシェリーをこの世界に置き去りにすることは考えられませんが,マエストロを疑っているシェリーとなんとしても元の世界に戻りたいブラゴの意思が食い違っているのも事実.行動の枷になりそうなシェリーを置き去りにしたというところなんだろうか.そして,いなくなることではじめてわかる大切さってのもあるわけです.背中を任せられる相手がいないってのは,想像以上に辛いはずですが….
次回はついに人間界でも動きがあるようです.あの彼があっさり退場せずに博士たちとのつなぎ役に回ってくれそうなのがうれしい限り.間の世界では,一人になったブラゴと未だ協力し続けているガッシュたちの対比が見られるんだろうか.果たしてパートナーの価値は魔力だけなのか.次回に続きます!

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ケロロ軍曹#46

「廊下にぽつんと赤い塗料の巻」

全てを蝕み無敵の存在すら無力化する最強の恐怖,忘却.日向家にもその病に犯された住人がひとり.現・軍曹のプライベートルームにとりついている幽霊だ.その心を伝えるために特殊効果やら小道具やらを頑張ってみるものの家の住人にはなかなか伝わらない.夏美は軍曹の悪戯だと思い込んでクレームをつけようとするのだが,もちろんそれはお門違いもいいところ.そんな楽しい内輪もめに夢中になってやっぱり気づいてもらえない幽霊の恨みは頂点に達し,ついに軍曹と夏美を連れ去ってしまう.

ネタだけは露骨なものの笑いとしてはごくノーマルで,誰もが必ず楽しめる「ケロロ」.今回は幽霊ネタでご機嫌を伺ってくるわけですが,笑いの質はいつもの通り.畳み掛ける幽霊ギャグのテンポの良さはなかなかのものなんですが,何分最近実写でこれを越える「怪奇」を見てしまっているので,ついついもう一味を求めてしまう自分が嫌だ(苦笑).でも,あんまり本気で怖面白くすると,怖いのが苦手な人が見られなくなってしまいますからね.

前半は最も身近な恐怖こと忘却に襲われた彼女よりスタート.1年近くの長期シリーズともなれば様々なものが忘れ去られていくのが当然で,むしろ忘れないで伏線として消費していくほうが珍しい.忘却されたものシリーズの片隅に冬樹がそっといるのがおかしい(笑).地味だし,女の子じゃないし仕方がないよなぁ.
もちろん幽霊さんは冬樹なんか出すぎなくらいの出番しかなく,ゆえに毎度画面の前で大暴れしている面々に地味にアピール開始.謎の雷鳴は幽霊っぽいんですが,廊下に赤いプラモ塗料を置くのには一体どんな意味があるのか.普通はべったりと廊下や壁に血がついているものなんですが,塗料でもいいから,蓋を開けて中身をぶち撒けるくらいはするべきです.そんな地味さだからモアさんに拾われてしまうわけですよ(笑).
幽霊さんは入浴中の夏美さんを襲うわけですが,そんなことよりもよりによって今日泡のお風呂に挑戦しなくてもいいんじゃないかを憤る視聴者が多そうだ(苦笑).泡の中から自分以外の手が一杯…ということに驚いてあわてて風呂から飛び出す夏美さんwith泡.女体に関しては毎度絶妙の鉄壁の防御を見せてくれる本作.あの泡防御は泡が余りに濃すぎて,しかも丈夫すぎて納得がいきません! しかしそんな視聴者の憤りをよそに,この家には文句なしのトラブルメーカーがいるということで夏美さんは全てを軍曹のせいにしてみることに.
さて,濡れ衣を着せられそうになる軍曹たちは本日は地下の私室のリフォームに挑戦中.クルル謹製の窓は地下室でも楽しいどころか随分便利そうだしXPのようなんですが(笑),扉でないのはいろいろ不都合があるからに違いない.しかしここにも霊障発生.細いクビを窓に挟まれた軍曹は一体何を見ているのやら….というわけでもちろん身に覚えのない軍曹たちを巻き込んで,ついに発生する派手な騒霊現象! ところが折角の彼女の努力をボケで打ち消してしまう阿呆のおかげで折角の効果がうやむやになる始末.ここで小雪さんがドロロとともに到着の上で風水講座.風水的には南西に黄色いものを置いたほうがいいらしい.作中では「百式」が礼として挙げられていますが,黄色いケースなので「ボーボボ」のDVDでもいいですか(笑)? そしてここまで無視されまくったがゆえに,ついに幽霊さんがご登場…というか軍曹との初顔合わせが結構意外.あまりに濃すぎる宇宙人と展開のおかげで,ここまで(わざと)無視されまくってきた幽霊さんに同情するドロロ.その怨念ゆえに,ついには生者である夏美さんと軍曹をさらってしまいます! その恨みつらみときたらガンプラの影でとんでもないシミに.あんな環境,確かにマニアじゃないと絶対辛いよなぁ(苦笑).

後半は幽霊の起源探訪.気づかれない恨みでついに洞窟の中にさらわれてしまった夏美さんと軍曹.洞窟の壁には人の手が入っていることを示す木製の補強が見えてます.夏美さんたちを運んできた幽霊は,ここは上の軍曹の部屋とは違って,余計なものが一切ないため,折角のトークに水を差されたり混ぜっ返されたりしにくい幽霊さんのフィールドのはずなのに軍曹は果敢にボケ敢行.もちらんそこで幽霊さんの口から語られる内容は,正直舞台負けしていて情けない(苦笑).気がついてもらうためのささやかないたずらは,あまりにも薄味でこの作品ではスパイスにすらなってない始末.まあ,南の島のときは結構頑張ってたんですが,結局気づいてもらえませんでしたからねぇ.
その頃,姉と友達が神隠しに遭った冬樹たちはおろおろ.しかし部屋の地下から漂う悲しい念…その念を知ったギロロが開いたのは封印の扉.開かずの間というよりは「締めとけ」状態のこの扉に触れたなら,触ったものには忘却の呪いがついてきて…ギロロが,ギロロの目が! 小雪さんがいきなり陰陽道という隠し芸を発揮するんですが,それよりはつぶらな瞳のギロロが気になってたまりません(苦笑).
さて,地下では夏美さんが幽霊相手に対話を開始.日常的に異文化コミュニケーションなこの家の住人であるために,幽霊と友好関係を築くくらいならお手の物.なぜここに留まるのか,その未練を尋ねる夏美さんに対し,幽霊が見せるのは何百年も昔の記憶の風景.なんか見たことのあるシルエットのカッパをかばった娘さんこと往時の幽霊さん.その罰として地下牢に繋がれるなんてのは乱暴な話.しかし問題は牢に入れられたことではなく,むしろ村人に忘れ去られたという悲しき事実で,きっとこれが彼女のトラウマ.それ を助けてくれたのが幽霊さんの助けた物言うカッパ.「あります」口調や「同胞」という言葉.そしてこの地の人は彼らの敵,ということでどう見てもあれは古いケロンの姿に違いない.
結局娘さんが悲劇的な最後を遂げなかったあたりが本作の根っから甘いところですが(苦笑),幽霊さんの未練はカッパさんとの再会で,これをついかなえそうになってしまうのがやっぱり軍曹.その瓜二つの姿のおかげで幽霊さんは未練が消え,成仏一歩手前まで近づくわけですが,…幽霊一世一代の見せ場を邪魔するのは小雪さんで,しかも成仏の鍵が割れてしまいます!
折角の機会だったんですが,無視は辛くてもこの家の面白さにはすっかりなじんでいたようで,しばらく居つくことになった幽霊さん.ときどきは思い出してあげますんで,幽霊さんももうちょっと効果的なアピール方法を模索してください.そして…あのつぶらな目の忘却のケロンに記憶を戻してあげてください.可愛いのは間違いないんですけども,もう,ものすごい違和感が(苦笑).予告を見る限りさすがに次回のアフロ祭りには元に戻っているようなんで一安心しながらも,次回に続きます.

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ボボボーボ・ボーボボ#47

「人外トリオ,やりたい放題の巻」

電脳6闘騎士を2人退けたボーボボたち.しかし真拳狩りの餌食となったヘッポコ丸は依然ギガの手の中にあり,ついにオブジェ真拳で変な人形に変えられてしまう.ギガを打ち倒すべくソフトンと魚雷ガールも合流するが,悪ふざけが過ぎてまたも別れ別れとなるボーボボ一行.ボーボボとソフトンは3のモニターへ,残りは魚雷ガールの気に障った5のモニターへ.そこで待っていたのは電脳6闘騎士の総長,詩人(しびと).彼の操るゴシック真拳は言葉の力を引き出すという万能の技.早速現実化される竜騎士や聖剣士,さらに火炎や雷撃や吹雪にやられてこんがりとなる天の助と首領パッチは一応大ピンチ.

主役以外のキャラだって必要以上に立っていて,人気投票では脇が首位を取ることでおなじみの「ボーボボ」.今回は主役が別ステージに行ってしまって中盤からは魚雷ことぎょら~べ~が主役.普段はパロディは全力では行かないんですけども,同じ東映製作でジャンプ掲載だったことからとてもわかりやすい状態に(笑).特に若年の視聴者で元ネタをどれだけ理解してもらえるかは不明ですが,魚雷先生の言動はわかってる奴にはじわじわと面白い.ちなみに今回のアバンは今ひとつ.全ての力は本編の魚雷さんに注がれているので仕方ないかな.

序盤は新ステージへ! バンジーステージでソニックを倒したボーボボたちの耳に入るのはギガの死のチャイム.とんでもないところにギガのモニターが出てくるのはともかく(笑)モニタの中のヘッポコ丸を襲うオブジェ真拳は強力無比で,ヘッポコ丸はオナラ真拳を使う間もなく,粘土のように変形させられ,オブジェにされてしまいます.そんな人間コレクションを我らがボーボボが許せるはずがありません.
さらに到着する援軍は結婚前提の魚雷とソフトンコンビ.むしろソフトンのことを気遣うビュティさんが素晴らしい(笑).ギガが宿敵ツルリーナ並みの実力者であることが判明し,その溢れ出る闘志を天の助にぶつけるボーボボは遠くにスロー(笑).ギガ出て来いというボーボボの挑発に「出ってきったよー!」と首領パッチが腹からおじさんを出してきて,そんなおふざけを魚雷さんが許すはずがありません.魚雷の突撃によってボーボボとソフトンは3のモニターの向こうに消えてしまいます.あの2人は主役で強すぎるのと愛しい人であるために魚雷がハジける障害になると判断してのことでしょう.そんなわけで残り物を連れて5のモニター(社会の窓)に旅立つ魚雷.ここに魚雷・首領パッチ・天の助の人外トリオが完成です!
到着した先では即席トリオの性能を確かめるべく,ビュティさんを使ってちょなちょな実施.ボケどもにいじめられるツッコミが可愛そう(笑).ここでトリオのノリを掴んだあとで,5のモニターこと書獄毛狩りスタジアムの支配者,詩人(しびと)に対し本格的な戦いを挑むことになります.彼のゴシック真拳は文字という無限の可能性を従えるわけですが,あまりに万能すぎて逆に地味.にしても竜騎士ガルザークと聖剣士ガイアの攻撃は十分すぎるほど痛い.奥義・名称世現映で実体化した歯抜け戦士,ではなくボヨン子ちゃんが見たかった…(笑).いくら文字が読めなくても敵の攻撃を止めることはできず,大変にこんがりと焼けてしまう2人の生徒とビュティさんを救うのは!

中盤は先生の独壇場! 三人のピンチに颯爽と現れたのは,悪い妖怪を倒すために地獄の底からやってきた…地獄魚雷女教師,ぎょら~べ~! 女生徒の体つきがいやらしかったことでおなじみの岡野・真倉先生リスペクト.鬼じゃなくて河童なのは,水中からやってきたからですね(笑).生徒のために命をかけて戦う魚雷先生は,詩人の奥義・六語縄で(当たってないけど)瀕死の状態に.「食らってねえだろ!」というツッコミが強いなぁ.女性相手ということもあるのか,このあたりのビュティさんの突っ込みはなかなか厳しくて,黒豆の例えに対する「食べ残しか?」なども素晴らしい.魚雷の遺言は「退屈な魚雷ングマイウェイにビースだバカヤロー」で死ぬ気なし.これを言わされている声優の西川氏の奮闘ぶりも光ります.そして,バカ生徒2名を引き連れて,いつもはボーボボが担当するリーダーの役割を完璧にこなす魚雷先生.
おふざけは許さない上にちゃんとボケ役だってできる熟女のハジケは,そう簡単には止まりません.詩人の奥義・囲監閉獄に捕われても魚雷だから無駄.ついでに生徒も魚雷にジョブチェンジするだけでなく,ビュティさんにまでボケへの参加を強制的に要請するのが激しい! しかしその激しさが今はとてもたのもしい.必死で技を繰り出す詩人のゴシック真拳奥義・無双盾は魚雷を止めるには至らず,しかもその生徒たちが色仕掛けで追いかけ,まともなバトルのリズムを崩すという絶妙のコンビネーションを発揮(笑).
人外の大暴れについていけなくなってきた詩人は超奥義・幻想文字視界で皆の視界を幻惑.自分以外のもの全てを文字に変えるこの技は各自の視界を乱すわけですが,ビュティさんの前に出てきた天の助の,格をわきまえていないみっともなさが面白い.魚雷さんは雅ガールで,妙にリアルな首領パッチの姿から判明する脅威の秘密(笑).文字だけで構成された視界の中,続く詩人の奥義・似語鏡で同じ文字が周囲に並び,このままではどれが本物の敵と味方なのかがわからない….味方そっくりの幻覚で惑わされるのはよくありますが,それを文字に変換してから実行することによって,徹底して正体をわからなくしているところが新しいですね.さて,この苦境を魚雷先生がどうするのかと思ったら.

終盤.文字に囲まれても魚雷は余裕.OVER譲りの極悪残血真拳・魚雷ロックでターゲットを定め,さらに奥義のフォーリング魚雷2005で仲間(天の助は除く)の全てを撃破.なんせそもそも敵を倒すための武器そのものであるために,魚雷の戦闘能力は圧倒的に高い.そんな先生を見習った首領パッチが扮するのは…ビームサーベル持って「戦いたくなんかないんだ!」と叫んでしまう首領パッチ.もちろん普通そこに至るまでにいろいろあるのは承知の上で書いていますが,戦いたくない奴が武器を握り締めているってのは,やっぱり随分と間抜けなもんだよな(笑).
もはやおふざけの止まらない魚雷に引き続き,「なぜなら,ナポレオンだったからです」という天の助の胡散臭いナレーションでかぶせることで加速する3人のナポレオン.その革命は苦しすぎるダジャレなんですが,強制的に食わせられることで地味にダメージの入っている詩人が辛そうだ(笑).魚雷こそこのフィールドの絶対の正義.ゆえにパクリ認定も畳むものも彼女の意のままで,自分でボケで自分でツッコむマッチポンプだって誰も文句なんか言えません,なぜなら彼女は,魚雷だから! 3バカを痛めつけることで場の空気をかき回し,その中から支配するボーボボとは違い,生徒である天の助と首領パッチを自分の芸に組み込んで,数の暴力で空気を食ってしまう魚雷恐るべし.ワンパターンでも確立した芸は数を増すことでその破壊力を増します.意外性こそないですが,その迫力は素晴らしい!
ここで詩人は奥の手,最大奥義の記憶破壊陣を放って空気を掴みなおそうとするわけですが,そんなもんがそもそも読めない大バカがここに(笑).技を食らったら記憶を失わなければいけないという段取りを「バカだから」無視する首領パッチ.でも,主役はボーボボです(笑).
さて,その頃の主役とソフトンとその他一名の動向なんですが,早速フィールドのボスのクルマンを翻弄開始.頭こと車に田楽が乗り込んで,箱根を流しに行こうとするわけですが,逆に仲間にされそうな大ピンチ(笑).とはいえ田楽の場合,立場がどうあれボーボボにひどい目に遭わされるのはいつもと同じではないかと思うのだがどうか.クルマンのフィールドは残虐な地獄の教習所.そりゃもうその主がひどい目に遭わされてしまうほどに見境なしの残虐さを発揮するわけですが(笑),我らが主役はそんなことでなんとかなるような芸人ではありません.いろいろあってスーパーカーは下取りできなくなり,教習所も一切ボーボボたちには通じないという惨状を5・7・5に詠むクルマン.でも,季語が入ってないからそれ俳句じゃない…(苦笑).

全体を通してボーボボたちは間違いなく騎士どもより明らかに格上で,その余裕のある遊びっぷりが小憎らしい.一応少年漫画らしく,ここまでの激戦によってその力を増し,さらに友情を築いたゆえの現在なんですが,あまりに圧倒的でなんだか敵が気の毒でたまらなくなるのはなぜだろう(笑).さて,次回はいよいよ奴の登場で,オープニングで出てきた連中もかなり出揃ってきましたね.この先バカどもはどこまで行けるのか.次回に続きます!

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300000とか終了番組調査とかPSPとか

皆様,日頃のご愛顧ありがとうございます.
遅ればせながら,「R'sM」に設置されたカウンターが30万を越えました.
ご存知の通り直前のIPと違えば回る奴で,15ヶ月でここに来たってことになりますね.バカみたいに長くて笑いのツボがおかしいのがここの特徴であり売りでもあるんですが,自分でもいいかげん長すぎると思うときがあるので,読んでくれる皆様はどうもご苦労様です(笑).

ちなみに,30万は自分で踏んでみました! 証拠!

それから,いつもお世話になっているサイトの皆様に感謝を.今回はアニメ「金色のガッシュベル」の感想アンテナに入れて戴いている感動追究大作戦さんに格別の感謝を.未読者の視点は自分にはないので,いつも楽しく読ませていただいております.ここの感想は,一応,冒頭を読んでも後半の展開はわからないようにしてあるんですが,いつも全力でネタバレてすいません(苦笑).
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いつもお世話になっている光希桃 Anime Stationさんの「冬の終了番組評価調査」が,アニ鳴館さんで実施される運びとなった模様です.他の感想サイトのコメントを読むのを結構楽しみにしていた企画なので,結果が出るのが待ち遠しいですね.自分,年度末で身動きが取れなくなってるんですけども(苦笑)3月13日までにはなんとかお送りしたいと思います.
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最後.PSP買いました!

現在動画ビューアーとして,録画運用体制を含めて試行錯誤中です.ある程度かたまったら,記事にしてみようかと思います.

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陰陽大戦記#20

「切れない絆,崩れる世界の巻」

リクたちの夏休み合宿は神社の境内で続いている.宿題の絵を描いたりボートの練習でゴム引きをしたり野菜料理を食わされたりする,そんなのどかな夏休み.ソーマは自分の母に会いに行くが,母は彼のことを覚えていない.落ち込んで戻ってきたソーマのことを,リクだけでなく,リクを通じて知り合った仲間たちが心配している.
そして空には月が戻り,リクは再び伏魔殿へと入る,同行するのはナズナと,ついに許されたソーマ.ソーマは張り切って闘神石を探しに行き,ナズナはそれを追う.一人になったリクを待ち構えていたのは凶相を浮かべるあの男だった.

陰と陽,大人と子ども,日常と戦闘,敵意と慕情,笑いと悲しみ.様々な対比の渦の中で物語が展開する今の「陰陽」を凝縮したのが今回となります.端正で迫力あふれる作画で描かれる起伏の激しい光景は視聴者を画面の中に引きずり込みます.ハイスピードで展開する光景は笑いでも泣きでもテンションが高い! これまでで頭1つ抜けた傑作回だと思いますんで,余さず楽しんでみたいと思います.

前半はいつもの地流ビルからスタート.後に東京タワーが見えていたり定例の部長会議やってたりと都内一等地の大企業っぽいんですが,伏魔殿探索も大鬼門建造も天流討伐も組織の収入に結びつきそうにないところが微妙.どうやって地流が資金面を維持しているのか見当がつきません.あの会議は闘神事業部の部長会議で,他にまともな事業部もあるんだと思いたい(苦笑)….伏魔殿内捜索部長クレヤマ,大鬼門建造部長ナンカイ,そして天流討伐部長タイザン.この3人の大人は今後天流の白虎使いことリクと楽しい仲間たちにぶつかることになりそうですが,部門間での情報伝達がうまくいかなかったために取り逃がす,なんてことも起きそうだなぁ.
あの部長会議の中で普通っぽいのは技術研究部だけなんですが,研究系部門は基本的に投資部門なので黒字には直結しない上に,その中でやってることときたらアレだもの(苦笑).技術研究部のオオスミがミヅキに語る「あなたにもできる大降神」は,闘神石を式神に直接突っ込むという乱暴な手法.14話でもわずかに語られていましたが,闘神石で式神の力を強化できるものの.ろくなコントロール手段がないというのは一か八かの賭けに等しく.けれど…そんな賭けに出なければ己を保てない男が,影に一人.16話で仲間の式を殺した上に手に入れた闘神石が,その手にあります.
さて,天流が過ごす素敵な夏休み.駆け寄るナズナさんあたりから画に入っている気合がいつもと違います.リクたちボート部は合宿の一環で夏休みの宿題を片付け中.前衛入っているもののまだわかるリナのコゲンタ.リクがモデルになっている必要性のないリュージの野菜ボート.その本はどこで売るのですかというモモのリク(笑).そんな一同の前でのほほんとモデルをやっていたリクを含め,誰かこのボート部改めボケ部にツッコんでくださいお願いします(苦笑).モモちゃん,夏休みの宿題って学校に提出するんだから見られたら弁解しにくい絵を描くのはやめようよ…って宿題用の絵は別に描いてあれは自室に飾るのかもしれない.
その後,ボート部は本格的にボート漕ぎの練習をゴムで実施.この作品,闘神でも部活でも結構地道に訓練やってるところが偉い.筋肉なさげなリク・モモ・リナはゴム引きで,筋力トレーニングの必要がないリュージは野菜刻み.訓練の辛さにマネージャーでいい!と逃げ道を見つけたモモちゃん,そのまま妄想特急炸裂.いつもの百面相ではなく妄想背景が流れていくんですが,「その等身が高いお前らは一体誰だよ」と突っ込みたくてもう…見ている視聴者にダメージが来るなぁこの妄想(笑).さらに真後ろに本物がいたことで発生する大惨事.いや,正直ゴム引きやってた時点から嫌な予感はしてたんですけど,そんな期待は裏切ってくれ(笑).眼鏡飛ばされた程度のリナはまだマシで,悲惨なのが暫定天流宗家で主役のリク.目に直撃を食らい,見事なゴムパッチンガチンコリアクションを見せるリッくんが気の毒を通り越して愉快です.ナズナさん,他人を責めるよりも先にすぐ横で誰にも気にされずのたうちまわっている宗家をなんとかしてやってください(苦笑).
その頃,脳天気もいいところのボート部を置き去りに,ソーマは一人出かけていました.事前にリクに語ってあったみたいですね.どこかの公園で一緒にいるのは,ソーマにとっては母親で,彼女にとっては知らないぼうや.ミカヅチに封じられた父はソーマに似て,ユーマの立場は母に似ているという話(8話)や,ユーマに一生懸命なミヅキが母に似ているという話(15話)もありましたね.しかし,ぼんやりと優しいその様子には強い意志は見られず,恐らくは闘神での敗北で記憶を失っているようです.記憶のない母と一緒にいても辛いだけで,結局泣いて天流に戻ってくるしかなかったソーマ.しかし,今はリクだけでなく,おもろい仲間たちが微力とはいえ支えてくれることがうれしい.
地流と天流の日常描写でそれぞれ描かれる人と人の繋がり.地流の繋がりが組織ベースなのに対し,天流の繋がりは個人的な縁であることが対比されてきたわけですが,月が出たのでそんな日常も終了.ソーマの伏魔殿への同行について,「もう許してあげて」と穏やかに願い出るリクが優しい.ナズナも,口で言うほどにはソーマのことが悪い奴には見えなくなってきていたはず.そして非日常の伏魔殿に待っていたのはあの男.闘神石を探しに行った2人に置いていかれたリクを狙っていたのは…イゾウ.

後半は本当に大変なことに.待ち受けたイゾウとリクとの式神戦が早速開始.純粋な闘神ではコゲンタとフジの力の差は明らかで,震坎兌離の孤月拳舞,震離兌で西海道虎鉄とコゲンタが圧倒的に優勢.小さいコゲンタがフジの懐に華麗に斬りこんでいく様子が素晴らしい.イゾウの流派章は恐らく今も伍のままで,初めてイゾウと戦った頃(9話)は弐であったリクの流派章は既に四.リクの闘神士としての成長と,イゾウとフジの心身の傷の深さがもたらされたのがこの力の差.離震離兌で放たれる必殺の怒涛斬魂剣は逆手下克上を真正面から打ち倒し,勝負はついたかに思われたんですが…ここから先がフジの災難.傷ついた自分の式神の背中に,闘神石を無理に突っ込むイゾウ!
異空間内に人が短期滞在可能な空間を作り出すような,強大な力の闘神石が体内に入ったことによって,緑光とともに大降神状態となるフジ.対ランゲツ戦では自分が大降神でひどい目に遭わせたコゲンタですが,今回は大降神の恐ろしさを身をもって味わうこととなります.先行したナズナとソーマもようやく戻ってくるものの,ホリンの治癒術が少し役立った程度,相手が大きすぎて並みの式神ではまったく歯が立ちません.己の式神を代償として得た天流側の惨状を喜ぶイゾウは完璧に闘神士の道を踏み外していて,リクの「あのフジの苦しんでいる姿が!」という叫びすら,もはや届きません.そしてナズナの予告どおり,命令不能のフジに印を入れようとするイゾウの神操機が反応をやめ,…逆に神操機から闘神士の体へと黒線が侵入!
闘神士であるリクと仲間を助け,苦しむフジを止めるためのコゲンタの悲壮な提案.「気力を全部叩き込め!」 孤独を嫌うリクはコゲンタを失いたくはなく,しかし信頼の式神であるコゲンタは,闘神士を置いて逃げたくない.2人が納得して帰るためには,全力でフジを倒す以外に方法はなく…離坎震震,必殺の百鬼滅衰撃が炸裂するものの,大降神状況のフジにはそれでも叶わない!
リクをコゲンタが認めたときに託された百鬼滅衰撃.威力は大きいが反動も大きく,この一撃で敵を倒せなければ眠ってしまったコゲンタはやられるしかない…その危機が今ここに.フジの攻撃を受けるコゲンタの名を必死で呼ぶリク.天流宗家の絶叫は,あのときのようにコゲンタを揺り動かし,ついには緑光とともにコゲンタまでもが大降神状態となります! いきなり巨大怪獣の殴り合いが開始され,この作品が「陰陽大戦記」なのかどうかが一瞬わからなくなってます(笑).音楽のおかげでかろうじて主役と敵役の戦闘に見えていますが,音楽がなかったらどちらが悪役かもわかりません(苦笑).2体の足元のリクが小さいなぁ….
大降神のコゲンタはフジの闘神石と存在を壊し,それゆえかこのフィールドも崩壊を開始.普通ならフジを消された時点で呆けているはずのイゾウは苦しみつつ落下.あの逆流でイゾウの身に何が起きたんだろうか.大降神のコゲンタは地割れから落ちそうになり,そんなコゲンタを置いて逃げることは絶対にできないリク.どれだけナズナとソーマに呼ばれても,泣かれても…「式神を置いて逃げる闘神士になんてなれない!」 ついにはコゲンタと同じ地割れから,下へと落ちてしまうリク.目の前で崩壊する世界と視界から消えていく仲間の姿に,必死でその名を呼ぶナズナとソーマ.特に膝から崩れるソーマは辛い.父はミカヅチに封じられ,母は彼の記憶をなくし,兄やかつての仲間とは敵対していて,ひとりぼっちの彼を救ってくれた恩人は目の前から消え…これは辛すぎる!

落下直前,「コゲンタは僕の大切な…」と口走りつつ落ちたリクを,暴走状況のはずのコゲンタが救っていました.それが救いとなって,とんでもないことになったのに作品としての後味が悪くないってのが凄い.リクが伏魔殿の崩壊に巻き込まれるのは間違いなさそうですが,世界が壊れると闘神士たちはどうなってしまうのか.運良く命が助かったとしても,大技を使ったコゲンタは眠りに入るはずなのでリク一人で気力消耗が激しい空間でサバイバルしなければならないはず.もしも生きて帰ってこれたなら,随分と成長して戻ってこられそうです.そして次回はとうとうヤクモとリクの邂逅.…天流だけど,あれだけナズナが慕ってるんだからきっとまともな人に違いない(笑).そろそろいろんなことがばれてきていてやばい状況のマサオミの動向も気になるところ.果たして夏休みが終わるとき,リクは「夏休みの思い出」として何を描くことになるのか.次回に続きます.

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第8回しりとり竜王戦・本戦

この記事は第8回竜王戦,準決勝以降の記事です.予選の様子は直前の記事か以下のリンクでどうぞ.
 R'sM: 第8回しりとり竜王戦・予選
とんでもない天然の大暴れによって思った以上に場の荒れた予選を潜り抜けた4人,藤崎奈々子,西田(笑い飯),板尾竜王,河本(次長課長)が準決勝以降の戦いに挑みます.恐ろしきはやはり藤崎.いくら抜けて見えても芸能人である以上,実際はきっちり計算した上で言葉を口にしているはずですが,それがまさかあんな珍妙な幻覚を視聴者に見せることになるとは(笑).準決勝第1回戦の凄まじい押し切りは圧巻です.

準決勝第1試合は藤崎と河本の対決.無機質で尖ったしりとりマシーン河本は,愛らしいのに滅茶苦茶な辞書を脳内に装備した脅威の天然藤崎の前でその持ち味を生かすことができるのか.Bブロック予選ではあの板尾竜王に対しそれなりの戦いを繰り広げた河本ですが,今回ばかりは相手が悪い!

準決勝の競技は「しりとりフレーバー」.「~風~」でしりとり.
テーマは「あいまいな言葉」.
有野の例題は「ストーカー風痴漢」の後「泥棒風詐欺師」.参加していないからって狙ってやってますねこいつ(笑).しかも減点のテロップは出るわ1本出す奴は出るわと番組全体で遊んでいるのがよくわかります.

手を挙げた河本が発したのは「志村風高木ブー」.ちっとも似ていないはずなのに結局どっちなのか悩んでしまう妙手.しかしその斜め上を爆走していく藤崎の「踏み切り風電車」…意味が近く,連想組み合わせとしては凡庸なのに,「風」という言葉が入るだけでどうしてここまでナンセンスなのか! それに比べると河本の「やかん風なべ」は連想組み合わせでも今ひとつ.さっきの一撃で場を飲んだ藤崎の「鼈甲柄風無地」は単体としてはそれほどでもないんですが,何を言っても面白い状態なので高評価.雰囲気だけで爆走する藤崎を必死で追う河本の「四国風…中国,地方」のあいまいさは素晴らしいんですが,前の印象が強すぎるのが辛い.藤崎の「うつぼ風猫」は天然が行き過ぎて理解が難しく,ここが反撃のポイントだと判断したのか,河本は同じ動物ネタで「小鹿風馬車」と攻め込みます.しかし藤崎はあっという間に立ち直り,ついでに河本の人が入るものラインを踏襲して「屋台風家」と素晴らしい一撃を食らわせます! 河本も負けずに「煙突風窓」と建物つながりで殴り返すわけですが藤崎のほうが力が上.さらに藤崎は円筒形を継承して「土管風ホース」! 相手の打つ手を全て自分のものとして打ち返す恐ろしい藤崎に食われてしまった目の前の河本,ついに力尽きて 「スケート風ブーツ」と失敗.ラストの畳み掛けで藤崎が放った「つぼみ風豆」は無難にまとめてきました.

気鋭の,しかも絶好調の芸人を完膚なきまでに叩きのめす藤崎恐るべし.天然でありながら相手が笑いを取っていた場所に積極的に踏み込んでそれを奪うしたたかさにはさすがの河本も完敗でしょう.
結果は藤崎14点,河本6点.計算していないようで巧みな進路を取ってくる藤崎台風にやられた河本はこれで敗退.なんと藤崎対板尾というドリームマッチの可能性がこの時点で見えてきます.

準決勝第2試合は板尾と西田の対決.2人ともしりとり経験は十分で,普段なら良い戦いが期待できるはずなんですが,なんせ第1試合で台風にかき回されて空気がおかしくなっているなかで(苦笑)どこまでいつも通りのペースを取り戻すことができるのか.

テーマは「イカした言葉」.
千原弟の例題は「聖書風セカンドバッグ」.イカしてる?

今日は積極的に攻めている板尾からスタート.とはいえ手を挙げたのに長考気味のわけですが,「公文式学習塾風,密造工場」は密造工場を頭のどこから持ってきたのか(笑).というか公文式はインテリか? これに応える西田の「うどん風体毛」は微妙.板尾は「うー」とうなりつつ,「裏口風,………正面ドア」と間を空けて出すわけですが予測の範囲なので今ひとつ.恐らく最初は「裏口風玄関」だったはずが「ん」がつくので回避したんじゃないか.西田は掴みきれず「商人風ヤンキー」とまたも微妙.密造,裏口とアンダーグラウンドシリーズで押す板尾の「キシリトール入りガム風毒薬」はシリーズ的には直球なんですが面白い.迷走気味の西田の「熊風生活」はじんわりと来る考えオチ.しかし暗黒の魅力で押し切る板尾の「ツタンカーメン風筆箱」は強い(笑)! 密造・裏口・毒薬に続くのは呪い.しかも間接的表現に切り替えてくるあたりが上手い.このシリーズの面白さに応える西田渾身の一撃が「恋人風キーホルダー」! 1つの回答としての完成度は群を抜いて高い.板尾の「大門軍団風ホームレス村」は直前の迫力に負けて今ひとつ.笑いの風は消え,西田の「ランドセル風刺青」,板尾の「ミシガン湖風バスタブ」と小当たりで終了.

直前がアレだったのとテーマがしりとりには難しいポジティブなテーマだったことから両者苦戦気味の戦いとなりました.それにしても板尾竜王の暗黒シリーズは面白かったわけですが.結果,板尾17点,西田8点で板尾竜王が決勝進出,いよいよ藤崎とのドリームマッチが実現します! が!

決勝はなんと藤崎と板尾の対決.今回の台風の目である藤崎が不動の名人板尾竜王に挑むというか,藤崎が吹き荒れているのを板尾が憮然として見ているというか…(笑).ここまで空気を掴んでいるのは藤崎,しかし地力では明らかに板尾が上.天然と天才の戦いに敗北するのはどちらとなるのか.

決勝の競技は「しりとりくらべっこ」.「~より~」でしりとり.
テーマは「どきどきする言葉」.
有野の例題は「メールより手紙」.さわやか.

手を挙げてまず主導権を掴もうとする板尾を叩くのが藤崎の咳ばらい.なんて,なんてえげつない! 回答の「ミサンガよりわら人形」は前試合を継承した暗黒シリーズ.暗い竜王の回答を前に,藤崎は悩んだ末に「腕より足」…意味が取りにくい上に物凄くうれしそうに言ってきてどうしたらいいのか(苦笑).相手の出方が読めないために板尾は手をより単純なものに変更で,「鹿の角よりあみだくじ」.そして「どきどきする」というテーマで「グラビア撮影」関連の事物で頭が一杯になっているらしい藤崎の「シーツよりパンツ」…でも,審査員でそこに理解があるのはMEGUMIしかいない(苦笑).明らかに調子を崩した板尾の「鶴の一声より……鶴のダッシュ」わけがわからない.ダッシュした鶴に追われればどきどきするかもしれませんが.そして藤崎の「ユッケより刺身」に至っては,審査員から両方とも刺身だろというツッコミが入る始末.でも,どきどきするというテーマでじっと字面を眺めていると,とんでもない光景が浮かんでくるのは気のせいか(笑).板尾の「ミンクの毛皮よりミンクの普段着」はわからなくはないですが微妙.そして藤崎の「木に登るより木から落ちる」は直球回帰でしかし微妙.終盤に至って確実に当てておきたい板尾の技巧は「ルイ14世よりルイ14.5世」で炸裂.これはテーマにきっちり当たってうまい.それに応える藤崎は「命綱より細い糸」と相変わらずの直球で対応.そして今回悩みに悩んだ板尾の悩みの集大成.「トレンディ俳優より…トレンディ……」で一端終わったのかと思ったら(笑)「トレンディ俳優よりトレンディ駅長」.駅長という単語の選択は果たして適切だったのか?

回答者も審査員も視聴者も戸惑いどきどきする迷宮の決勝戦はようやく終了.藤崎の回答に一貫して理解を示していた審査員のMEGUMIですが,木登りは藤崎に共感してもらえませんでした(笑).藤崎脳内辞書の評価もさすがに下がり,あの濱口にまで闘志を燃やされてしまう始末.男女の別で理解や方向性が変わるテーマはやはり女流には厳しいという考え方もありますが,やっぱり天然だから当たり外れが大きすぎるんだという評価のほうが正しいのかもしれません(苦笑).
結果.試合としては板尾9点,藤崎1点で板尾竜王がその座を守ったわけですが,決勝戦がしょっぱい試合になってしまって番組参加者は藤崎以外誰もが敗北気分(笑).名人の組み合わせ次第で面白さが大幅に変わるので,必ずしも決勝が一番面白いことにはならないというのは筋書きのないスポーツと一緒なんですけどね.惜しかった河本は素晴らしい才能を見せてましたんで,ぜひ次回こそ,良い相手に恵まれて納得のいく戦いができることを祈りたいと思います.

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第8回しりとり竜王戦・予選

しりとり.それは魂の叫び.しりとり,それは身を削りあう言霊使いたちが放つ青白い火花…というわけで今年も無事に生き残ってくれた虎の門長期企画「しりとり竜王戦」.どんな競技なのかとか,過去どんな戦いが繰り広げられたのかについてはここのバックナンバーでも眺めていただければ概要をつかんでいただけるんではないかと.今回は準決勝が一番見ごたえがありましたね.
今回の出場者は渡辺(ジャリズム),藤崎奈々子,西田(笑い飯),千原兄(千原兄弟),濱口(よゐこ),河本(次長課長),香田晋,板尾竜王,渡辺と西田と板尾以外はレギュラーがいない,新人中心のトーナメントです.むしろ強いレギュラーとしておなじみの千原弟やよゐこ有野の相方が連れてこられているのが面白い.しかし,台風の目がとんでもないところから出てきてびっくりすることになるので請うご期待.司会はいとう,勝俣,MEGUMIで,採点には今回休みの有野と千原も入ります.
ファンとして何よりうれしいのは久々に8人制に戻ったこと.最近までは12人制で行われていたわけですが,時間が短すぎて名人同士の言葉の打ち合いを見る時間があまりなかったですからね.さらにマンネリ化しつつあったいつものルールを変更し,大きく空気を変えたことも特筆しておきたい.確かに完成度は高かったんですが,企画としてはさすがに限界が来てましたからね.あと,竜王の間に当たる照明が変わりました(笑).

Aブロック予選は渡辺・藤崎・西田・千原兄の4人での戦い.しりとりでは中堅で予選は通過して当然の渡辺と西田に,どう見ても天然の藤崎.千原兄はもちろん芸人なんですが,板尾一派として活躍する弟とは違って日本語が怪しいというのが不安材料.果たして兄ワールド試合会場に広がるのか…とか思っていたら実際に広がったのは別のもの.

1戦目は「しりとりツバメ返し」.「~だが~」でしりとり.
テーマは「せつない言葉」.「思い出の海岸だが埋め立て中」からスタート.

冒頭からいきなり攻め込んできたのが千原兄なんですが,「右心房だが左寄り」は解剖図だと当たり前.渡辺は「離婚届を渡されたのだが誤字脱字だらけ」と上手い.誤字脱字に,己の愚かさを再確認するわけですな.そして問題は藤崎.彼女の「毛糸だが固い」は余計な解釈の必要がない直球で,いきなり場の空気をつかみます! その豪風に吹かれた西田の「いい服を着ているのだが血まみれ」はその残酷さが板尾風.千原の「レッスン中だが職務質問される」は職務質問という単語の力が強くて高評価.渡辺は「ルーをそのままかじっているのだが味覚さえない」…ってのは明らかに考えすぎ(苦笑).そんな迷走の渡辺に比べると,藤崎の「いのししだが弱い」は短い上に絶妙.藤崎システムでは難しい文は作れないようです.続く西田は「いいたいことは山ほどあるのだが餅が喉に詰まっている」と藤崎と違う方向で回答.己のペースを維持するのは重要です.やっぱり助けてくれとか言いたいよなぁ.千原の「ルールは守らないタイプなのだが普通免許は持っている」は今ひとつ.「る」攻めを食らっている渡辺の「ルイ・ヴィトンの大きなバックを購入したのだが主に寝袋に使っています」は笑点のよう.空気を掴んだ藤崎は「ルンバだが暗い」というさらなる直球で審査員の魂をつかみ,その温まった空気を西田が「いいとこを見せたつもりなのだがメガネをかけていない」で奪って行こうとするんですが失敗.状況としてはラブコメだよね(笑)? 千原の「いい感じでいるのだがいつも動物が寄ってくる」は公園とか? 最も今回苦戦する渡辺は指で唇さすったりしつつ,「涙腺は緩いのだが,ゆるき,ん,緩くない気もする」.途中は原文ママで,噛んでしまうくらいに苦戦しているようで.泣きたいんだ(苦笑).

渡辺を激しく苦しめていたのは実は千原兄.無意識なのかわざとなのか,「る」を次の渡辺に回すえげつなさ(苦笑).しかしそんな2人の頭の上を軽く越えていった藤崎と,その勢いに乗ってマイペースに遊んでいた西田.特に審査員と(たぶん)視聴者の心を掴んだ藤崎は,その短さと単純さには原点回帰の素晴らしさを感じます.

2戦目は「しりとりマジネーション」.テーマのイメージでしりとり.
テーマは「ジーコのひとり言」.「シャラポワ…」からスタート.

どうもあんまり考えていないらしい(笑)千原兄が先行するんですが 「ワシの頭焼きソバそっくり」は期待したのに今ひとつ.この千原兄に苦しめられる渡辺は…「リス,反対にしたらスリ」思いつきだけにも聞こえるんですが(笑)渡辺らしくあとからじわじわくる面白さがあります.外人がこれを考えているというところがミソ.藤崎の「リンボーダンスしたいな」は迷走.男性は難しいのか.西田の「仲間は仲間,ジーコはジーコ」一体ジーコに何があったのか.抜け駆けかはたまた仲間はずれか(苦笑).千原兄の「今度の休みこそ布団干そ」ジーコのキャラに合わないくらいに関西.そして迷宮の中の渡辺「海,反対にしても何もない」…もはや出口がわからない(苦笑).さて,ここまで西田以外はジーコの扱いに戸惑いがあったわけですが,藤崎が見出した道が恐ろしい.「いいなー勝ったチーム」には会場全体が戸惑いの嵐が吹き荒れます.そうか.それでいいんだ(笑)! この風に巻き込まれては他の対戦者は体勢を取り戻せません.続く西田の「昔から半ズボンだよねえサッカー」だって悪くはないんですが,直前が凄すぎて霞む始末.千原兄の「母さん,いつもより塩分多いなぁ」だって「ひとり言」というテーマを考えるとかなり愉快なんですがそこまでは拾ってもらえず,渡辺の「愛,確か英語にもある」に至っては迷走の極み.

2戦が終了して判明したのは,藤崎は恐ろしい天然であるという事実.並みの天然にはテーマによって当たり外れが激しいという弱点がつきまとうんですが,藤崎は可愛い笑顔と単純思考でテーマにそれなりに合わせることができてしまう,まさに脅威の天然です.藤崎直後の西田は自分の世界が作れなくて大変そうでしたが,それでもこのレベルまで仕上げてきたあたりがさすが.千原兄と渡辺は潰しあいになってしまっていいところがありませんでした.
結果.合計14点の藤崎と11点の西田が準決勝進出.藤崎は恐ろしい!

Bブロック予選は香田・河本・濱口・板尾竜王の4人での戦い.ある意味藤崎以上にこの場所から浮いている香田は大丈夫なのか.河本は家で見てたってことは,番組を研究した上で参加しているはず.彼の言語センスは独自の尖り方で面白い.濱口はバラエティで噛む芸人としてむしろおなじみ(笑).普段のバラエティとは有野との立ち位置が逆になっているのが面白い.新人ばかりのこのステージに降臨したのが板尾竜王.早速無関係トークで審査員の心と場の空気をつかみにかかるあたりがさすがベテラン,周到です.

1戦目は「しりとりツバメ返し」.「~だが~」でしりとり.
テーマは「男気のある言葉」.「真夜中だがサングラス」からスタート.

演技次第のこのテーマは板尾竜王に有利ですが,「掬っているのだが泥鰌じゃねえ」はまだまだ.見た目では香田もこれが得意そうなのに.「え.えー,閻魔様だが,サムライ」…しりとりのルールに負けていてよくわからない回答に(笑).河本は戸惑いつつも「犬を,犬が,犬が死んだのだがまだ育てている」言いだしが微妙だが黒さが入って良い雰囲気に.そして濱口は大方の予想通り,きっかけを間違える上に「ルビーの指輪だが,歌っているのは寺尾聰じゃない」と早速迷走開始.暖まってきた板尾の「いたこだしオカマだが,俺のことを思うなら,抱いてやる」…使われる単語がいちいち物凄いんですが,その組み合わせでさらに笑えるという名回答.ちなみにいたこだしオカマは抱かれるほう?抱くほう(笑)? 迷走中の香田は悩んだ末に「ルージュをつけた唇なのだが,ミルフィーユがついている」ってそれは男気じゃない.「キスはしない」とか女性性を否定に行けばいいんだが.場の流れを掴んできた河本は「ルービックキューブを持っているのだが,そういう遊び方はしてない」.これは無機的な言いぶりと相まって素晴らしい! やっぱり投げたりするのか.濱口の「妹だが時と場合による」は本気の説教ですかそれとも恋風ですか(笑)? 対戦相手も暖まってきたんですが,板尾竜王は強い上に安定.「ルーブル美術館に来たのだが,今日は目をつぶっていようじゃないか」は問答無用の面白さ.そんな風に巻き込まれた香田は「浣腸するのだが泣かない」ってそれじゃ幼児だ.本数勝負に行かなくちゃ(笑).河本の「イルカと会話をしたのだが,伝わったふりをしてやったぞ」は技巧に走り今ひとつ.そして濱口.「象だというのだが,鼻がナゲ,鼻が長いと限らない」…噛んだー!

当然のように安定している板尾と,無機質なマシンっぽい河本が良い滑り出しだったのに対し,きっかけ間違うわ噛むわと別の意味で大活躍の(苦笑)濱口リーダーはこれはこれでいい.一番まずいのは香田.ルールとテーマの両方で苦戦.

2戦目は「しりとりマジネーション」.テーマのイメージでしりとり.
テーマは「ダメ忍者の合言葉」.「山・川豊」からスタート.

知っている人にはシノブ伝のサスケたちを思い浮かべつつお楽しみいただきたいわけですが,一拍置くので難しいテーマに対し板尾は「かば・ばか」.リスペクト渡辺(笑).香田の「カス・ヅケ」はいい.そこに「ドアがギー」という注釈をつけるいとうも素晴らしい(笑).河本の「ケミストリー・メガネがリーダー」は微妙.濱口の「ダチョウ・卵がでかい」連想ゲームじゃないんだぞ? 板尾の「岩手県の県庁所在地・さぁ?」はさわやかに無責任! ちなみにgoogleで調べたら盛岡市らしいですよ(笑).香田はこのテーマには合っているのか「アンコウ・鍋」は食べ物シリーズでなんか良し.河本もつかんだようで「便所・どこ?」が可愛い.そして濱口までも「コバンザメ・ついてるよ」と良い回答を.他のメンバーの復調に嫉妬したのか板尾,「よいこと言えば・有野」とからみに行くんですがこれは弱い.で,最後が香田「野糞・草むら」…そうか.粕漬けもあんこう鍋も喰い終わったんだ(笑).

この2戦は,苦闘した香田がようやくつかみかけたところで終了.最初から最後までほぼ死角なしに展開した板尾竜王はともかく,河本は速射砲のごとき喋り口が非常に面白い.回答が長いほうが面白くなるタイプなので,2戦目のようなテーマでも無理にそっちに持っていってもよかったんじゃないかな.濱口は,視聴者の期待する持ち味がしっかり出せてたんで,名人としてはダメでも芸人としては素晴らしいと思います(笑).
結果,板尾15点,河本12点で勝ち抜け.以降,藤崎・西田・板尾・河本で行われる準決勝以降の戦いについては,次あたりの記事に続きます.

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らいむいろ流奇譚X#7

「犬養は本当に丈夫だなの巻」

ついにファーデン騎士団の本拠地,エルミタージュに攻め込むことになった礼武隊と戦艦天乃原.恐ろしい敵の気配に怯える少女たちは,向かってくる大量の敵礼武にも苦戦中.しかし,彼女たちの心を後で指示する犬養が支えている.礼武隊の金色を輝かせるのは,彼女たちの先生の存在だ.だが,敵もそれを見逃しはしない.敵の攻撃に襲われて天乃原から地上に落とされる犬養.気を失った彼は敵・リネンによって攻め込むはずの本拠地の中へと運ばれてしまう.

提供バックが一番良い絵という微妙な事実でおなじみの「らいむいろ」.でも今回は本編がOPより良い絵でした.今期書いていないものの中ではバカさとエロさでかなりのお気に入りです.今週はレギュラーが1本休みなのと,なんせアレは書くのに気合がいるためできるだけ休日に回したいので(苦笑)悪い病気をちょっと発動させてみたいと思います.
前回までで礼武隊から文字通り体当たりで信頼を得ることに成功した主役であり先生でありご主人様である犬養.しかし少女たちの必死の戦いぶりに,次第に一緒に戦える力が欲しいと強く願うようになります.今回はそんな犬養の晴れ舞台!なんだけど…滅茶苦茶な展開はいつもの通り(苦笑).主役は魔物並みに丈夫です.敵側ではリネンの黒さが素晴らしい.
前半.冒頭からついに宿敵ファーデン騎士団の本拠地にどうやら攻め込むことになったらしい一同.で,暗雲の向こうの本拠地は山の頂上にそびえる城.よくまああんな面倒なところにでかい城を建てたもんだなと冒頭から感心(笑).この危機状況に天乃原クルーの皆がてきぱきと準備し警戒しているなか,お約束なのであんまり緊迫感はなくもさもさと着替えている礼武隊の皆さん.まあ,お約束ですからね.戦艦の守備位置についたお嬢さん方に遅れて出てくるのが主役の犬養で,登場直後からなぜか絶叫.どうやらほとばしる漢の気合を表現したらしいですが,礼武隊が怯えている原因はその声じゃないのか(苦笑).邪悪な気配に怯えるお嬢さん方を見て,自分にも礼武があればとまたも考えている犬養.いくら仲良くなったとはいえ,結局犬養は後ろで応援してるだけですからね.
そしてはじまる大決戦.敵の大量礼武に対し戦いを挑む5人の礼武隊ですが,本拠地の近さからかパワーアップしている敵におびえもあって最初は苦闘.しかし,天乃原には主役こと熱血バカ先生がいるのでその声に心を暖め心の金色を輝かせる礼武隊.2話から前回まで礼武隊の皆と先生の交流の様子が割と楽しく描かれてきたので,彼女たちが先生を頼りにする気持ちはわからんでもありません.犬養の存在は礼武隊を支え,さらにその出力を上げ…しかしこの能力底上げ装置を敵が見逃すはずがありません.微妙に逆恨みで狙われた犬養は敵の攻撃を受けて地上に落下.ちなみにこの天乃原,空の結構高いところを飛んでるんですが,犬養はそこから落下…って普通は間違いなく死ねるはずなのになぜか五体満足で地上に落ちている犬養.先生が生きていてよかったという安堵感よりもむしろ「なんで生きてんだよ」という気持ちで一杯に(苦笑).あ,ちなみに戦いの中で敵の本拠地の城の名が「エルミタージュ」という名であることが判明するんですが,あの城ってそんな形だったっけ?

後半は超展開.犬養を失い,心の拠所を失った礼武隊は壊滅寸前.なんせ礼武は彼女たちの気持ち次第で出力が変わるというアバウトな仕様.先生がいないために落ち込むと礼武の維持すらできないわけですね.戦う意思を失いかけた礼武隊に気合を入れるのがこの船の主である九鬼様on番台.その超常能力で犬養の生存と居場所まで確認してくれる九鬼様.本作最強のキャラのはずなので,彼女が前線に立てば戦いもさっくりと終局するに違いないんですけどねぇ.そんな九鬼様の力によって,「エルミタージュ」という名の城に送られる礼武隊.
一方,あの高さから落下してもふつーに生きていた犬養は,「エルミタージュ」という名の城の中で目を覚まします.いくら犬養が普通の人間だとしても,いきなり玉座の前に連れてきているリネンの考えがよくわかりません.もうちょっと痛めつけたり縛ったりして,抵抗できないようにしておくべきではなかったのか.玉座に座るのは騎士団の主,ファーデン公爵夫人.しかし礼武がない犬養はやはりどうしたって無力であり…という状況でいきなり訪れる闖入者ども.5人のお嬢さん方が壁をぶち破ってご登場! これはもちろん策略,犬養を餌にして釣れた5人の礼武隊は抵抗できずあっさり捕われの身に.この大雑把な展開こそ「らいむ」らしさと言えましょう(笑).
そしてはじまるサービスタイム.今回,宙づりの5人のお嬢さんはリネンからネズミやら溶ける液体やら目隠しやら鞭やらで責められるというMぶりを披露.特に目隠しされて逃げられなくなるかすりは気弱にも程があると思います.ちょっと好き(笑).そんな仲間たちの窮状に己の身を投げ出すのがつむぎ.ものすごい顔で錦を責めていたリネンはこれに感動するんですがもちろんブラフ.おかげで今度は礼武攻撃の直撃を食らう犬養…はもう絶対死んでておかしくないんですが,やっぱり生きている事実が不思議.
さらに発動するファーデン公爵夫人の手のエッグ.人の礼武を吸い取るこの装置に苦しめられる生徒たちを見た犬養は,強く,皆を助ける力が欲しいと願います.その心と生徒たちの先生を思う気持ちは…なぜか集中して愛の力に! ハート型の礼武の塊が先生にぶつかると…なぜか白いヒーローに変身する犬養!って1話で見たときにはうろたえたなぁこのシーン(苦笑).主役がただ精神的な支柱をこなした前作よりも,熱血主役が直接攻撃に向かう本作のほうが,今後のクライマックス戦闘が面白くなるんじゃないかと.デザインはアレですが,いいギミックを組み込んだと思いますよ.怯えるリネンさんは可愛いなぁ.
溢れる愛の礼武で敵礼武2体を押したまま公爵夫人の鼻先に迫る変身犬養の気合が素晴らしい.しかし玉座も城も偽者.そりゃあんなところに「エルミタージュ」があるわけないし(苦笑).敵はエッグとともに消え,崩れる建物の中で潰されそうになる礼武隊を救う金色の光は,もちろん犬養.
5人一山を天乃原に連れ戻し,犬飼は半裸のまま気絶.それを抱きとめる胸は…男かよ(苦笑).たしかに娘さんたちは横で山積みなんですが,一乗寺さんが抱きとめてくれてもいいじゃないですか(笑).ありきたりではあるものの,犬養が自分の生徒たちを守る力を手にいれることができたのはよかった.今後は変身犬養が主力になるんでしょうが,それによってかなり大雑把な礼武戦にも見所ができるといいなぁなどと思いつつ,見守ってみたいと思います.

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金色のガッシュベル#94

「命運尽きたガッシュとブラゴ?の巻」

折角友達になったマジロウをブラゴに消されたことを怒るガッシュ.しかしマジロウは己のプライドを賭け,全力でブラゴに挑み,その結果があの別れとなったのだ.しかしガッシュはどうしても納得できず,ブラゴとの真正面からの戦いがはじまってしまう.大技と譲れない気持ちを交える魔物同士の争いは白熱し,ぶつかりあう2人の力に遺跡が呼応し光る.その光は技の強さに比例して大きくなり,ついにガッシュとブラゴの最強の技がぶつかり合うとき,その力を放った一同を,遺跡を通して別世界へと引き込んだ.

原作にないアニメオリジナル展開を,なんだか妙に気合の入った作画で描いてみる「ガッシュ」.移動の原因となるガッシュの怒りだけはどうにも納得できないんですが(苦笑),移動した場所の描写は結構楽しい.現実世界での王を巡る戦いは中盤から終盤に向かっているので,その参加者である魔物を減らすことはできるだけ避けたいところ.となると,敵をばたばたなぎ倒す派手な番外編をやるためには,異世界に移動させてその先の相手と戦わせるのが手っ取り早いわけですね.

前半は博士のナレーションによる前回の粗筋.折角博士なんだから大嘘ついてくれてもいいんですが,それじゃ雰囲気台無しだし別の作品だ(笑).光る遺跡の近くの森で,友達を倒したとブラゴに怒るガッシュ.シェリーの説明によってこの戦いが魔物同士のまっとうな戦いであったことが判明しますが,ガッシュの怒りは止みません.プライドをかけて挑んできたマジロウたちに全力で応じたブラゴたちのほうが魔物としては正しいはずなのに,ガッシュは悪意がなく戦わなくてすむ者とは絶対に戦うべきではないと思っているんでしょうか.それを否定するのは,以前のロップス戦を否定するのと一緒なんですが….それに比べれば,雑魚呼ばわりにおびえの中から立ち上がり,戦いを挑んだマジロウたちの心意気は良し.
余程マジロウに愛着があったのか,それとも遺跡から変な電波でも出ているのか(笑)どうしてもブラゴが許せず向かっていくガッシュ.ガッシュがヒーロー役をやっている分,肩にウマゴン背負った清麿がギャグ役を請け負ってこれはいつもと役割が逆.両者とも慣れない役柄の上に,そもそも力の差が大きすぎて劣勢のガッシュたち.ラウザルク状況のガッシュに引っ張られる清麿+ウマゴンが藪の中で大変なことに.
マジロウのことが納得できないガッシュと,それを甘いと切り捨てるブラゴ.戦う理由はそれぞれ異なるのが当たり前で,いい奴とは戦わないガッシュのスタイルと向かってくるものは全て倒すブラゴのスタイルに優劣はないはず.ただし互いの言葉がどのような気持ちで発されているのか,そこを理解しようとする姿勢は王となるなら必要だと思うわけですよ特に主役.思いの通じない2人の会話は拳と呪文という大雑把さで,こんな奴らにはあんまり王にはなってほしくない気がするのはさすがにまずいだろ(苦笑).
余程テンションが上がっているのか,ギガノレイスの直撃を受けてもなお立っているガッシュ.…やっぱりあの遺跡から変な電波が出ていて,近くにいる魔物の心を戦いに駆り立てているんじゃなかろうか.力を利用する側も,そのほうが大出力を得られるだろうし.「負けるわけにはいかぬ!」という気合によって本を強く光らせる小さなガッシュ.そしてその力強い光に負けない光を本から放出させるブラゴ.
で,この高まりすぎた力が悲劇を招きます.言語外コミュニケーションこと戦闘の激しさに応えるように遺跡が発光していたわけですが,そこに繋がっているらしい場所には前回も出てきた謎の魔物が待ち構えていました.ガッシュたちの強い力,バオウとディオガの激突は遺跡を強く発光させ,それをきっかけにその中へと引きずりこまれていく関係者一同.ガッシュ,ブラゴ,シェリーはいいとして,清麿とウマゴンは微妙にとばっちりのような(笑).

後半は異世界! 今回のオリジナルで作り手がやりたかったのはきっとここから先に違いない.ガッシュ・清麿・ウマゴンのトリオとブラゴ・シェリーのコンビは古墳の力で異世界に送られてそれぞれ別の場所に到着.折角の機会だから組み合わせを変えても面白かったんじゃないか? 例えばウマゴンとシェリーとか(笑).まったく見覚えのない場所に到着したガッシュたち.その事実に動揺しながらも,周囲を真面目に調べ始める清麿が珍しく(苦笑)賢い.この鉄鉱石の世界から出るための鍵は向こうから立ち上る煙の元にいるはずの人だと判断する清麿ですが,火山などの自然現象だったらどうするつもりだったのかは謎.
そんなわけでこの異世界をガイドなしに歩き出すガッシュたち.構成物がどれも鉱物というこの世界は,なんでもありの魔物はともかく人間の清麿にはかなり過酷な場所.石の雨はもちろんやばいですしとんでもない顔になってるんですけども(苦笑)それ以上に人間が食べたり飲んだりすることのできるものがなさそうってのが厳しい.煙のもとに村があったのはいいんですが中に住んでいるのはやはり魔物.ここでできることは鉄を溶かすくらい…という話ですが,あれが彼らにとっての食事?
この世界の住人に人間であることを驚かれた清麿.相変わらずひどい目に遭いつつも(笑)ここがどこかを尋ねます.そして住人の言葉によって判明する驚愕の事実.人間界と魔界の隙間で,魔界で罪を犯した者が流される悲しき果ての地…罪の重さもあるでしょうが,別世界に罪人を送り込むという罰し方はどうなのか.罪人が更正しても,はたまた冤罪だったとしても助けてやりようがない.こんな大雑把な罰を決めたのもやはり魔界の王だろうか….そんな流刑地に引き込まれたガッシュたちにとってこの現実は一大事.脱出不能の袋小路に捕われてしまっては,人間界での王を決める戦いに復帰することができません.リタイアの危機に号泣するガッシュとウマゴン.特にウマゴンは完璧に巻き込まれただけなのである意味自業自得のガッシュよりも気の毒.しかし彼らには落ち込んでいる間すら与えられません.動揺する2人の魔物の子をとりあえず「俺が連れて返してやる!」と適当に請け負って(笑)走らせる清麿.方法とか実現可能性とか細かいところを気合でごまかしたのはいいんですが,結局鉄の魔物たちに取り囲まれてしまいます.ところがこの魔物たち,なぜか魔本にひどく驚き怯えているご様子.魔物なら当然魔本の効果と弱点について知っているはずですが,なぜ彼らはあれほどまでに怯えるのか.あの表紙の模様が怖いとか,罰されるときに同じマークを見たとか,そういう理由だったりするのか?
その一方,ブラゴたちは彼らをここに招いた者の城の一角に到着.2人を捕えるべく大量の魔物たちがけしかけられますが,そんな連中に遅れを取るような2人ではありません.そこに出てくるのがこの罪人の世界の王であるマエストロ.不思議な装置でこの世界にブラゴたちを呼び込んだのも彼で,このシリーズの元凶でありラスボスのようです.彼はブラゴを懐柔にかかります.現実の世界に,王を決める戦いに戻る方法をマエストロは知っているというのです!

恐らくはスケールのでかい罪人の刑務所大脱出に巻き込まれたらしいガッシュとブラゴ.彼らの力がこの世界から脱出するための鍵なんでしょうが,お約束としてマエストロはこんな世界から脱出して魔界の連中に復讐をしてやるのだと悪い顔で言い出しそうなので(苦笑),何はともあれ脱出したいブラゴたちとそんなことは許せないガッシュたちが激突する原因にならないといいんですが.さらに注目しておきたいのはこの鉄鉱石の世界,出てくる魔物も鉄の塊のような奴ばかり…ってことは今回かなり重要な場面で,あの今ひとつ使いにくい呪文が大活躍? というかむしろここで活躍させないほうがおかしいよなぁと思いつつ,次回に続きます.

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チョコ暴落とか消えないとかアンケートの結果とか

今日は2月15日.誰もが待ちに待ったチョコレート市場大暴落がはじまる日ですよ! もちろん美味い奴はあんまり暴落しないんですが,あのいかにも邪魔な人ごみとラッピングが消えたところでゆっくり選べるあたりがかなり重要です(笑).そんなわけでチョコレートを3箱ほど買って参りました.保存食!
 

銀箱に赤い幅広帯,正方形のは明治製菓の「ショコラ・ド・エム」.スーパーのワゴンで暴落(半額)していたところを保護.国産メーカーなのでひどく甘いことはない.味はまさに明治の高グレードなチョコレート.カカオが効いている.
赤箱,細長いのはMAXIM'S DE PARISの「Crepinises」.原産国はドイツなんだけど「パリ」なのが謎.薄焼きウエハースを細長く丸めたものにチョコレートがかかっていて,さくさくとしてうまい上に後をひくのでお気に入り.チョコレートは甘いけれど,中がそれほど甘くない.去年も買った.
黄箱,色が薄く長丸はHamletの「BELGIAN FLAKED TRUFFLES」.原産国はベルギー.トリュフチョコレートの上にフレークをかぶせたものは今年の流行かな.3つの中では1つ分のボリュームも甘さも最高.これ食べると明治のは甘みを感じないくらいで,大量に食べるには絶対向いてない(笑).ミルクチョコレートなので,ミルクの香りがざあっと口の中に広がっておいしい.これが一番好きだなぁ.
…来たものですか? ついさっきアパートの火災報知器がどこで鳴ったのかを調べるために消防署の人たちが来て行ったくらいですが,それが何か?
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昨日で長らくお世話になった掲示板などが終了すると言うことで,昨日夜中はお別れチャットに参加していました.懐かしい人々と話し合いつつ,今日になったら運営側にチャットルームごと消されるんだと思いながら参加してたんですが,終了日である15日を迎えても,…まったく消される気配がないのはなぜなのか.あんなに別れを惜しんだのに,消えてくれなきゃかっこがつかないじゃないですか(苦笑).
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さて,アンケートの結果をば.


0本:30,1-5本:70,6-10本:38,11-15本:34,16-20本:16,21-25本:16,26-30本:9,31-40本:14,41-50本:8,51-60本:7,61本以上:27

恐らく一番多い部分は必要以上に押されているはずなので(笑)中間部分の傾きからすると赤い線が実際の分布に近いはず.15本を越えるあたりで分かれるみたいだ.ちなみに自分は35本前後.
そんなわけでいつものに変えましたんで,ぽちっとどうぞ.

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ケロロ軍曹#45

「楽しみたいなら売るより参加の巻」

(A)乙女の祭典バレンタインデーを前に,軍曹は熊本からいきなり団子の材料を空輸していた.チョコレートの代替品としていきなり団子をブームにすることで,巨大なチョコレート市場に流れる金をケロロ小隊がかき集めてしまおうとする作戦だ.製造体制を整えて,直販・ネット通販と販路も揃えたケロロ小隊.しかしそれで商品が売れるほど市場は甘くはない.

(B)バレンタインデー前日,西澤家にはガーナからのカカオ豆直送空輸便が到着.大好きな冬樹の心を掴むべく桃華はV作戦を開始する.そして当日.恋に全力をかけていたのは日向家の夏美も同じで,こちらはサブロー先輩にチョコレートを渡そうとするも間が悪く失敗.桃華も冬樹が女の子からチョコレートをもらっているのを目にしてしまうが,どれだけ打ちのめされようとも,渡せなければ今日の意味はない.

極度にはじけることはなく,しかし毎回古典をきっちり作りこんでくる「ケロロ」.刺激の強すぎるギャグに慣れた目にはどうしても緩く薄味に映りますが,特にアニメ好きでない人たちが前知識なしに楽しく視聴できる濃さとしてはこの程度か,これよりもう少し濃いくらいが適当でしょうね.個人的には,前半の軍曹たちのずさんな計画に対し,参入前にきっちり調べておけと怒りたい(苦笑).
前半は無策.バレンタイン市場にいきなり団子で攻め込もうとする軍曹はその計画自体がまず大間違い.熊本から材料を空輸して本格的な商品を提供しようとする心意気は買いますが,本当にブームにして売ろうと思うなら,準備期間があまりにも短すぎるってもんですよ.市場に対しバレンタイン=いきなり団子の等式を成立させるためには,せめて年単位の広報計画が必要に違いない.しかしそんなことはまったく気にしていない軍曹は小隊を挙げて負け戦を開始.妄想ででろでろになっているギロロはともかくとして,クルルは失敗を予測していてもおかしくなさそうなんだけどなぁ(苦笑).
まずは直販店をドロロに運営させ,クルルがネット通販対応.ネットだけでなく同時にリアルの店舗を出すのは悪くないですが,売るなら連携させなくちゃ.おいしいという噂が広がりやすいように一目につくところに店を出さなきゃだめなんですけども….軍曹はテレビショッピングにも販路を広げようとしますがこれは失敗.売れる商品に必要なのはインパクトと価格とご奉仕.味はともかく(笑)せめてチョコレートコーティングする程度のインパクトでもあったらよかったのに.そんなわけで不要なイモを逆に売りつけられて帰ってくる軍曹.売るあてもないのに小麦粉・いも・小豆で生み出される無数のいきなり団子は悲劇の予感.
大量の不良在庫を生み出しつつ軍曹が放った次なる作戦はコマーシャル.広く商品の存在を伝えるためにマスコミを利用するのは悪くないんですけども,短期間に大量に売りたいときに聞く人間が限られるラジオは不向きだろ(苦笑).せめてキー局でテレビCMを流すくらいはやらなくちゃ.またも聖域を踏みにじられた夏美さんにも怒られて,折角の計画も乱入損.623の勇気の出るおまじないって,鼻の穴を一体どうするんだろう….
重ねて明らかになる大問題がクルル運用のネット通販ですが,まああのページじゃ当たり前の結果.余程魅力のある商品を扱っている場合は別として,まともにやったってすぐに売れるわけがなく,地道に顧客を増やしていくしかないのがネット通販ですからね.購入希望者の店舗に対する信頼感を増すためにはリアルショップで商品を見せることも結構効果的なんですが…ドロロはそんな目立たないとこに店立てちゃだめだろ(苦笑).何よりそんな場末で出た成果が唯一というのが泣かせます.団子売りのケロロを省みるものはなく,連絡不行き届きでモアさんが未だ団子を製造している始末.ああ,もうやっちゃいけないことで一杯だ(笑)!

後半は桃華さんと夏美さん頑張る.その資金力でもって極上の材料を取り寄せたとしても,製作自体は己の手でこなす桃華さんは偉いなぁ.V作戦でも安易にプロの手を借りない姿勢が,逆にこの機会に全てをかける桃華さんの本気ぶりを示してますね.そして2月14日に勝負をかける乙女がまた一人.前半でラジオの肝心な部分を聞き取れなかった夏美さんも朝からサブロー先輩にアタック開始…するも身近な妨害登場.今回最も踊らされているのが実は冬樹.役割としてはもらう側なんですけども夕方には悲しく切ない落とし穴が(苦笑).
朝から大量のチョコレートに迫られる冬樹とそれを目撃して出鼻をくじかれる桃華さん.傍から見てれば冬樹がそんなにもてるわけがないんですけども,恋に目がくらんでいるのでいたし方なし.しかしお嬢様の邪魔になるものをスナイプして消すのはやっぱりやりすぎで,桃華さんもそんな助力は拒否.やはり自分の力で勝ち取らなければ,意味はない!
一方,夏美さんを襲う伏兵はすぐ側に.運命の悪戯ではありますが,結局いきなり団子を軍曹たちの思惑通りに使ったのは夏美さんだけなんだなぁ….桃華さんは自力で頑張ろうとしたものの間を外しすぎ終了.そして当たり前だけど辛い現実に打ちのめされる冬樹.むしろ最初から1つももらっていなければ,ここまで敗北感にやられることもなかったはず.いっそ姉を恨んだっていいかもしれません.なんせ姉はなんか違うとは言え,サブロー先輩に渡すことはできたわけですから(苦笑).
そして,小隊関係者が誰も完勝することなく1日が終わるのかなと思ったら,小隊1ストレートな愛情表現でおなじみの彼の行動が若干2名の運命を変えます.あれだけの分量のチョコレートが余るってことは,選りすぐられた桃華さんのチョコレートはきっと美味いに違いない.バレンタインもクリスマスなどのイベントと同じで,売る側より参加する側のほうが間違いなく幸せという2話でした.あ,黙々と作っているモアさんはなんか楽しそうだから別扱いで(笑).次回は季節外れの彼女のお話.つうか,あの大量の無駄にリアルな箱はどこに繋がっていくのやら…次回に続きます.

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ボボボーボ・ボーボボ#46

「主役まで食う絶望ぶりの巻」

電脳6闘騎士の一人,パナを倒したボーボボたち.そんな彼らの頭上に浮かぶのは5つのモニター.これは残る5人の騎士たちのボーボボたちへの宣戦布告と戦場への扉だ.とりあえずその扉の中に納豆などを投入していると,2つ目のモニターが強制的にボーボボたちをご案内.彼らが導かれたバンジー毛狩りスタジアムでは騎士のソニックとその部下,スーパーラビットと絶望くんが待ち受けていた.全員がバンジー状態,逆さ吊りで戦うこのフィールドは,参加する全員の心と体を追い詰めていく.

毎度おふざけの過ぎる「ボーボボ」.常人には想像の及ばない,途方もないステージと意表をついた敵と珍妙な技が間断なく出てきては消えていくという(苦笑)芸風は今回も健在.お笑いウルトラクイズのごとく,「一杯一杯になりやすいので面白い」以外のメリットが見出せない過酷なステージが芸人どもの本性をさらに引き出します.ボーボボ側で特に輝くのはリアクションのスペシャリストである天の助ですが,全体でのMVPはシュールな空気で状況を満たした絶望くんでしょう.あの独自の雰囲気は周囲の高テンションの中では逆にひどく際立ちます.
アバンは前回のあらすじをネタにしたクイズ.この作品の場合はいつだってあらすじをまともに説明する気なんてないんですけども,今回は混ぜっ返しとしては割と普通だったかな.ビュティさんのさわやかなようでものすごく投げやりな「始まるよ!」って部分が大好きです(笑).

序盤.冒頭から天の助の命と引き換えに勝利したという粗筋で話が始まるわけですが,これは芸人だから面白いので,素人は真似しちゃいけません.天にはモニターが5つ.5つ目のデザインに全員の目が釘付けです(笑).サイバー都市への闖入者であり真拳狩りの対象でもあるボーボボたちに宣戦布告をする騎士たちですが,ボーボボたちがそんなもんを真面目に聞くわけがありません.ツッコミがいのある5番目のモニターこと社会の窓にヤックンを投げ込んでみたり,納豆を投入してみたり.どんな手を使おうとも面白ければ勝ちだと考えている芸人に退屈なゲームのルールを説明するのは辛いなぁ(苦笑).そんな芸人のわがままに付き合ってはいられないと2のモニターがボーボボたちを強制的に収容します.
ボーボボたちが引き込まれたのはバンジー毛狩りスタジアム.深い穴の上に張られた棒から,それぞれ伸縮性のある紐で足を吊り下げられるというベタなステージ.前回のパナはそのステージに合わせて頭上に車輪があったりしましたが,今回の敵のソニックさん,普通に逆さづられて頭に血が上っていちゃだめじゃないですか(笑).さらに彼に仕える2人の部下も絶妙の気が抜けた造形.この世界では力ではなく笑いで敵を圧倒することが勝利条件ということをよく理解した人選で,その判断ができているところが前回力で攻めてきたパナより優れてますね.
もちろん,ボーボボたちも敵の面白さをそのままにしておくことはありません.伸縮するバンジーと一つ間違えれば奈落の底というステージの特性を確かめるべく,まずは仲間を落としてみるボーボボ(笑).特に味方…というか天の助を危機に陥れることに関してはボーボボの右に出る奴はいません.天の助の足を繋いでいる紐が切れ掛かっているのをいたずらスズメががっつり噛み千切り,ぬのハンカチとともに落下していく無力でおいしい天の助.ついついファンタジーに逃げてしまう追い詰められっぷりに涙が出そうだ(苦笑).さらに首領パッチが追いかけて自爆.

中盤は敵側で輝きはじめる不条理芸! いきなり主力の天の助と首領パッチを失っている事態が面白いボーボボ側ですが,敵側では絶望くんが勝手に落ちてます.これは恐らく事前の打ち合わせなしに彼の判断だけで暴走しているんでしょうが,ボーボボ側が2人落としているインパクトを打ち消すような面白さ.敵味方ともに絶望くんに食われてしまった状況で,ボーボボとソニックは比較的まともな戦いを繰り広げることで勢いを取り戻そうとします(田楽投げてますが).ソニックはうさんくさい変形で電脳クロスジェット形態となり,ボーボボはそれを茶化してナゲットに変形.しょぼいスーパーラビットの激しい攻撃…という意外性もノーダメージと更なる意外性で受けきる巧みさで,やはりボーボボは一段格上なんですね.
ぶらぶら伸びるスタイルを蓑虫に見立ててみたりと遊んだあとで,そろそろ仲間をベタネタで呼び戻すわけですが,ここでまたも輝くのがあの男! 奈落の底からおやつ目当てに戻ってこさせるお約束芸はボーボボたちだからこそ打ち合わせなしでもできるチーム芸のはずなのに,乱入してくるのが敵側のシュールな絶望くん! 恐らく天性のカンだけでボーボボたちに喰らいついてるんでしょうが,その逆ギレぶりといいその後続く全員の芸を喰ってしまってるんですよね.ただ,シュールゆえに芸に持続力がないことはボーボボ側には幸運だったと思います(苦笑).
敵側が与えたリスクでは命の危機程度しかバリエーションがなく面白みが足りないと考えたのか,ボーボボは奥義で聖鼻毛不思議ボックスを奈落の途中に設置.これに落ちると何が起こるかわからないことをご案内するため,まず天の助をラーメンに叩き落すあたりはお約束.しかしここでもシュールな芸で押してくるのが絶望くん,クッキーがないことに絶望して落下し,不思議ボックスをそれるという絶妙の芸を見せてきます.いろいろあって結局ボックスには落ちるんですが,そのリアクション「生きてるって素晴らしい」も彼らしい輝きぶり(笑)!

終盤はついに主役側が本格的な反撃.今回,絶望くんだけは突出して良く,下手するとボーボボ側の空気すら食ってるんですが,ソニックやスーパーラビット相手ならボーボボ側がやはり上.空中というステージを生かして無邪気な天使のお茶目ないたずらをソニックたちに喰らわせた上に,大自然の厳しさをウサギに教えるライオンは脅威の残虐映像.ソニックはロケットアタックで距離を取りつつまともに戦闘しようとしますが,3バカの手元からそう簡単に逃げられるわけもありません.シンクロ乱舞は着地姿勢の素晴らしさから(笑)10点満点.
そしてボーボボはこの茶番劇の仕上げにかかります.仲間をいつものごとく使い捨てた上に箱に叩き落し,まずは首領パッチをどこかで見たことがあるような武器…というか超人に変えます(笑)! さらに天の助はぬの祈祷師に(笑).ここでようやく出てくるのが「ね」.ぬ絶対主義である天の助と「ね」との因縁はここにはじまるわけですね.敵の逆切れでビュティさんが落ちるんですが,生の喜びを知った絶望くんが勝敗そっちのけで助けてます(笑).しかしそんな無防備な背中を襲う首領パッチこととげローラーは残虐な大活躍.ボーボボはむしろゴムが持たずに落ちるからやらせてもらえないはずの不条理なバンジー技でスーパーラビットを苦しめ,トドメは奥義・地獄の20トンプレス! なんて残虐なファイト(苦笑)! さらに「ね」と戦っていた天の助はすごい「ぬ」の力で敵を封印.このベテラン,さすが引き出しが多いなぁ.

2人の騎士を倒したものの実はパーティとしては未だ分断されたままのボーボボたち.最初のステージに置き去りにされているソフトンの行方や,街を闊歩する恐ろしい女,魚雷さんの行方も気になるところ.さらに序盤のにんじん真拳の使い手のように,捕われのヘッポコ丸も変なオブジェに変えられてしまうのか? 今回封印されたとは言え,絶望くんは芸人としてブームを起こすことはできないでしょうが,将来は構成作家として大成功するタイプじゃないかとか思いつつ(笑),次回に続きます!

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陰陽大戦記#19

「透明な湯に湯気も少なめなのにがっかりの巻」

テルが送ってきた手紙を読んだリクは,ボート部の練習を無断で休んで北国温泉郷に向かう.テルがリクを呼んだのは,金を貸してほしいからではなく,この町の人々が妖怪に襲われていて,その妖怪退治を手伝ってほしかったからだ.まずは旅の疲れを癒すべく温泉に入り,付近の鬼門の存在について調べるために大女将の話を聞き,と準備しているうちにボート部が顧問を連れてリクを追ってきた.果たしてこんな状態で妖怪退治はできるのか.

底暗い因縁話を基礎としながらもキャラの明るさで楽しく見せてしまう「陰陽」.多彩なキャラと状況を揃え,毎回視聴者に対してサービスを惜しまないあたりが素晴らしいんですけども,今回のサービスは一味違います.テレ東平日夕方のキッズ枠だとしても舞台は温泉! もちろんモモもリナも温泉に押しかけてきて,あんな風でこんな風なサービスを見ている誰だって期待するじゃないですか.お湯が白濁してたってタオル巻いて入ってたって湯気満載だって仕方がないと諦めつつにやにや見るような状況なのに…さあ,皆さんご一緒に! 「お前がサービスするのかよ!」

前半.月が沈んでしまったのか,今日は鬼門が開かず帰ってきたリクたち一同.玄関に到着していた手紙はリク宛で,北国温泉郷からテルが出したもの.頼りない上に腹が減りやすいテルは年下からの信頼がまったくないわけですが,それでも困っている彼を助けに翌日早速出発するリク.何もボート部に言わずに出かけたのは,無意識にボート部の干渉から逃れたかったのかもしれません(苦笑).あのリュージの熱心さからすると,モモが計画していたように夜は泥のように眠りたくなっていそうですからね.ボート部は本作では貴重な闘神以外の世界の象徴.ゆえにリクを執拗にどこまでも追います.モモはリクの行方を知るべく隠された神社に赴き,ソーマからゲット.相変わらずウマの合わないナズナとソーマですが,あのいじわるな教えぶりを見ると,ソーマもボート部に毒されてきているらしいのはいいことなのかどうか(苦笑).
リクはあっさり北国温泉郷駅に到着し駅前で呼び込み中のテルを発見.バイトの様子を見ていると,「やっぱり金?」と疑いたくなる気持ちはよくわかる.重ねてテルが深山荘で働くための顛末を聞いたらもう明らかに必要なのは金にしか聞こえない(笑).旅の途中で空腹ゆえに不法侵入と無銭飲食を犯した犯罪者は宿の温情で体で罪を返していたわけですが,テルが必要なのは闘神士としてのリク.山で妖怪が出るらしいので,これをなんとかするために手が欲しかったとのこと.ここであっさりテルが食い物の前払いを受けてしまったとコゲンタに看破されているのがおかしい.で,事情を聞いてリクも協力を約束.お金に関してはシビアなので貸してくれそうにないリクですが(笑)それ以外の人助けには割と協力的.他の人が困っているのを見ると放っておけないのは,主役らしい美徳です.
参戦の決まったリクに対するテルのもてなしは,源泉かけ流しの温泉.恐らく外には「掃除中」の札が出ていて貸切状況ではないかと思うんですが,本当に掃除されちゃ落ち着けないよなぁ(苦笑).折角お湯が地上波としては考えられないほどに無駄に透明なのに,入っているのは主役とタオルというがっかりぶり.でも! この先モモたちが追ってくれば素敵な光景が待っているに違いないと希望を繋ぐ,そんなサービス1回目.
妖怪がどこから出てくるのかが気になるリクは,それが鬼門の存在を示すのではないかと考え,宿の大女将にこのあたりの事情について聞いてみることに.思った以上の長話に足を痛めつけられる2人の闘神士.今回は小ネタが本編を食うほどにキレていて,やたら大量の荷物を持つ小さなじいさんとか,テルが匂いに引きずられて宿に飛び込む様子とか,ちょっとしたシーンなんですが面白いので見逃せません.
そして,大女将に痛めつけられたふらふらの2人に追い討ちをかけるのがボート部(笑).移動中に勝手に妄想を膨らませたんだと思うのですが,温泉でボートの特訓は無理だと思います.妖怪退治しなければいけないのに,仲間に完璧に仕切られてもはや流されるしかないリク.コゲンタに「どうすんだよ」と言われても…(苦笑).そして折角モモたちが到着したというのに,2回目のサービスはまたも男湯.

後半.冒頭で3度目のサービスが入るんですが先生で一瞬であんまりうれしくない….ボート部は町を散歩.日常よりも闘神を優先するリクのことが,モモは心配.一方山に入ったリクとテルは式を降ろして妖怪探索.イソロク,昆虫型だから嗅覚は良さそうなんですけどね.コゲンタは白虎であって犬ではなく,しかし夜目は効いたので早速見つけたのはドバエという小さな妖怪.人間の血を吸い親玉がいると意外と生態に詳しいコゲンタ.ここ最近,闘神に関わるリクの質問に答えられなくなり,知識の浅さがついに露呈してきたコゲンタですが(笑),妖怪に関しては実戦で身に着けたものがあるようです.これまで伏魔殿で襲ってきたのを適当に撃退してきたわけですが,「妖怪退治」という本来の闘神士の仕事に驚き,それに呆れて怒るコゲンタ.ドバエはどこかに親玉がいて,その親玉を潰さないとどんどん増える…ってもう上空に十分増えていて時既に遅く,かくして妖怪対式神の戦いが開始.
ところがこの戦い,妖怪が温泉街に降りたためにいきなり市街地戦に! ボート部以外の部外者に目撃される戦いとしては7話があったわけですが,あれが少数の人数を巻き込むものであったのに対し,今回は無関係な大量の人間を巻き込む事態となります.ニュースになってもおかしくない大事件に巻き込まれ,危機一髪のモモたち3人を颯爽と救うコゲンタと,大丈夫かと駆け寄るリク.この手の作品だとこれが日常茶飯事でも珍しくないんですが,本作の場合は非常にレア.…もしかして本当のサービスはこっち? ついでにとんでもない格好の先生も助けておくわけですが,気絶したのでリクの事情はばれません.このままばれない記録をどこまで伸ばすことができるのか.あ,リュージに押し付けたあの符は,今回使われなかったんだろうか?
妖怪相手に温泉街を縦横無尽に戦う式神と闘神士.コゲンタもイソロクも十分強いんですが,相手は小さくて当たりづらい上に数が圧倒的.しかし闘神士が印を切れば,式神は妖怪に対し明らかに優位.印と闘神士の存在が式神の力を引き上げるという事実はここまでも繰り返し語られていますが,それを見る側に対し見せつけるのがこの話の役割のようです.出てきた親玉はコゲンタすら出会ったことのない大物.普通の場所に入っていられるサイズではないので,やはり近くに鬼門が存在し,そこから出てきたのか? コゲンタとイソロクは巨大すぎる体と遠距離攻撃,さらに子バエに苦戦しますが両者とも闘神士の必殺技連打で抜群の力を放ちます.久々の離震離兌,コゲンタ渾身の怒涛斬魂剣.
コゲンタたちの活躍によって町の人たちは助けられたものの,妖怪に人間が襲われるという事態を重く見るリク.コゲンタ曰く,昔はもっと妖怪に襲われていたらしいですが,闘神士たちが各地でそれを退けたために現在は平穏であるとのこと.地流が倒し天流が封じた妖怪たち…そういや前回天流の封印で封じられていた中にいたあの影は,妖怪並みってことなのか? 今は両派の争いに夢中でどちらも妖怪なんか気にしないというコゲンタに,「そんなことない!」と真剣なリク.妖怪を倒すのが闘神士の本分なのだとしたら,それを知ったリクが義務に背を向けることはないはずで,それは流派を束ねる宗家としての美徳でしょう.

戦い済んで4度目のサービスなんですが…なんでもう上がってしまってるんですかお2人とも(苦笑)! そして本日3度目の入浴となるリク,2度目のリュージ.落ち込むリクに気を使うリュージの気配りはよく描けてると思うんですが,それは風呂の外でもできるだろ! 作り手は濡れ髪のリッくんで我々に我慢しろと言いたいようですよこの鬼め(笑).勝ったにしてもふっきれず,憂鬱なリク.本来闘神士と式神の敵は妖怪であり,流派同士の戦いは双頭の蛇が食い合うようなもの.地流が義務を放棄して天流に戦いを挑むのはなぜか.妖怪があらかた退治され,闘神士の存在意義が薄くなっているという現状にも関係あったりするのか?
そんなわけで間違ったサービスに複雑な気分になりながらも(笑)見落とせない情報が多く含まれた回でした.大女将さんのコメントの地獄谷だって回収されてませんからね.次回,またやってきたイゾウの手にあるあれは…やはり彼が持ち続けていたのか.仮初とはいえ折角出来た擬似家族たちをリクは守ることができるのか.次回に続きます!

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2月上旬アニメ雑感

今日は起きたらとんでもない時間.なんせ最近滅茶苦茶だったから,たまの休みくらい際限なく眠りたい…というわけで時間を贅沢に使ってみた午後でありました.クラスター分析やってる横でシステム拡張の話をされても簡単に頭は切り替わらないってばさ(苦笑).というわけでいろいろ雑感をまとめておきますよ.

<日曜>
 ○レジェンズ
 △まほらば,UG

「レジェンズ」はついにラストに向け爆走を再開,するのかと思ったらあの予告は一体なんだ(笑).大人が子どもに見せたいアニメとしては良く出来てますし,大人の鑑賞に耐える物語も素晴らしいんですが,子どもが自分から選んで見たいアニメとしてはやっぱり力が足りないんだよなぁ(苦笑).「まほらば」は苦手な絵柄なんですが,この可愛いものたちをひたすら愛でればいい,という見方がわかったので俄然楽しくなってきました.「UG」はやりたい放題のエロスが売りで,濃厚すぎる芸風は実は飽きられるのも早いので,いかに視聴者を惹きつけていくかが鍵でしょう.脱げかかったはずが着ているところは,実はヤバすぎて放映できないところだったりしませんか(笑)?

<月曜>
 ○:ファンタジックチルドレン
 △:月詠

「ファンタジックチルドレン」,過去編が完了しキャラにぐっと深みが増したところで現在へ.過去世と現在,どちらも同じくらい大切なはずですが,ヘルガはこのまま過去を選んでしまうんだろうか.あの髪は,ヘルガにもタイムリミットが課せられた証だったりするのか? 「月詠」は安住の地から追われて次のステージへ.元々決してヘタレではなかった彼ですが,いきなり葉月と力関係が逆転するというのは斬新.しかし作品と視聴者はこの構造の変化に耐えられるのか.

<火曜>
 ○巌窟王,BLEACH
 △スクールランブル,tactics

「巌窟王」,偽りの後ろ盾を全て失ったアルベールを支えてくれるのは友達?の絆のようです.これまで与えられた環境でのほほんと過ごしてきた彼がバカなりに行動しはじめたのに対し,入念な計画をついに動かしながらも,逆にその計画に本心を飲み込まれていくようにも見える伯爵が対照的.「BLEACH」はようやく今後の本筋に到着.ジャンプ的インフレーションとタイマンバトル中心のドラマはここからはじまります.「スクールランブル」はこの時間帯のアニメにしては品質が段違いに高く,しかもその品質を投入する方向が明らかに間違っているという点が素晴らしい.「ケロロ」に並ぶプロのコメディアニメです.「tactics」は鑑賞方針としてはキャラの愛らしさを愛でられればOKで,それにふさわしい描写はされていると思うんですが,加えて,脇が暴走する回が特に面白い.

<水曜>
 ○BECK,魔法先生ネギま!
 △NARUTO,ゼノサーガ

順調とは言わないまでも着実にキャリアを積み上げ,問題を少しずつ解消していく「BECK」.これまでコユキが辛い目に遭ってきたのを見てきたからこそ,大写しになるあの光景に嫌味でないカタルシスを感じるんではないかと.シリーズ終了までにどこまでいけるのか? 「ネギま」はただの萌えアニメとしては絵の力が足りないんですが,実際は萌え以外の要素もふんだんに含まれていて,むしろそっちを頑張ってもらったほうがいいので頑張れシリーズ構成.この分だとラスボスは彼女で決定? 「NARUTO」はまだまだ豪華な露払い中.本当に厳しい主役の戦いはこのあとに.「ゼノサーガ」は今もよくわからないまま見ているんですが(笑),物語の輪郭が朧気に見えてきて先が気になるようになってきました.もう少しいろいろ解説は欲しいんだけどね.

<木曜>
 ○らいむ,ビィト,ジパング
 △女神さまっ,舞-HiME

「らいむ」は相変わらず楽しんでいる自分がとても嫌です(笑).いや,もういろんな意味でアウトだし配慮も足りないし国辱なんですけども,主役連中が凄いバカだけど悪い奴じゃないんだよなぁ.UG以上に視聴者を選ぶ作品なのは間違いないんですが,しかしどうにも面白い.「ビィト」は声が微妙なもののミルファ姐さんの先輩ヒーローぶりが素晴らしい.元々東映の原作つきはエンジンがかかるのに時間がかかると思ってるんですが,ようやく本来の良さが出てきたかな? 「ジパング」は青年とおっさん満載でどんどん大事に.この先策謀が史実にからんで錯綜していきそうなので,気合を入れて見なければいけないかも.で,気を抜きまくりで見たほうがいいのが「女神さまっ」.各話のプロット自体には原作由来の古さを感じてしまうわけですが,丁寧に描くことでずるずると引きずられていくわけです.「舞-HiME」はやはりバトルロイヤル展開に.主要3人の闘いがクライマックス直前を飾ることになるのか.

<金曜>
 ○ガッチンポー
我が道を淡々と歩む「ガッチンポー」.その歩みを止める障害はもはやないんだろうなぁ(苦笑).さらにFlashアニメとしての表現にも磨きがかかってきました.この作品で培った技術力を生かした,キッズ向けの制作費が安価なアニメは来期以降増えていくのかもしれません.

<土曜>
 ○ビューティフルジョー
 △今日から(マ)王!,学園アリス,ギャラリーフェイク

最初の不安定感が消えた良いヒーローギャグアニメの「ジョー」.秋開始では最も良く化けた作品だと思います.まだまだ敵味方甘いですが,クライマックスが近づいたら意外とシリアスに展開してもおかしくないかも.「(マ)王」は次期シリーズに続く…ってこのシリーズではどんな結論に達するんだろうか.「アリス」はマイペースに学園の厳しい現実と蜜柑の健気さを描写.テーマも質も間違いなく女の子に楽しんでもらえる作品なので,見られる人間が限られる衛星という環境が勿体無いですね.「フェイク」はまだまだ慣らしの段階.アニメならではの面白さを作り手が見つけ出すことができるのか,のんびり見守ってみたいと思います.

ここで書くことでストレスの発散がそれなりに出来ているらしく,どんな形であれ,自分の言葉を表出するというのは大切だなと思う昨今です.そんなストレス発散に付き合ってくれる読み手の皆様,いつもどうもありがとう.

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焼きたて!!ジャぱん#17

「やさしいあめにつつまれての巻」

和馬が作り出した鮮やかな緑のカメパン.その緑の魔法の正体は超低温長時間焼成という技術.2つの鮮やかな色彩のパンは審査員のデーブを魅了し,黒柳も芸術点は同点をつけたため,勝敗は味審査へと持ち越しになった.まずはコアラのパンから試食を開始.デーブは口にするとその美味さに応じて225ホーンで絶叫.黒柳もドラゴンと化して宙に舞う.このナイスリアクションに対し,和馬が使った超低温長時間焼成は一般的に見た目はいいものの味はまずくなるという技術.しかしカメを口にしたデーブだけでなく,黒柳までもが絶叫する.

順調にテンションを上げぶっ壊れてきた「ジャぱん」.10月の放映開始からたどり着けるか不安になりつつも待っていたのはまさにこの場所! リアクションが常人が取れる範囲のものではなくなってからがこの作品の真骨頂で,この分ならこの先も間違った方向に爆走する素敵なリアクションが期待できそうです.ついでにオチに関わる版権問題を真正面からクリアしてしまう姿勢も素晴らしい.どうしても全開で使いたいものだけは,「なんとなくアレに見えるけど別のものです」なんて甘い解決法を取らずにむしろ許可を取った上で大暴れする,その漢気が素晴らしい.

前半.前回仕込みに仕込んだ和馬の緑亀が雷鳴とともにご登場.超低温長時間焼成…は要するにパンを焦がさない温度で焼くという手法で,しっかり目に留めておきたいのは亀のつやつや加減.輝くオレンジの龍と鮮やかな緑の亀はデーブを魅了.食欲以外は廃人というデーブ,きっとこれまでのヒット作の印税で食っているんだと思うんですが,クリエイターとしてはどう見ても不幸にしか見えません(苦笑).そんな男の唯一残った食欲を揺さぶる美しいパンを黒やんも絶賛で,結局同点,試食勝負に.なんせ見た目では派手なリアクションはできません.ここから先が本当の勝負です!
まずはデーブのリアクションの準備.叫びによって精密に味を評価するというデーブ.壁に大穴が開いている上にあの大音量なので,本店周囲に暮らす人々から騒音公害として訴訟を起こされていてもおかしくなさそう.しかしそんなことはどうでもよく,無造作にデーブにパンを与えるハイジマさんのテンションの低い愛らしさに注目していきたいところ(笑).まずはコアラの龍パン.2つの龍はそれぞれ審査員の口に入り,デーブ絶叫黒やんリアクション.デーブのデビルホーンウォークライ(強そう)は225をマーク.これは昨年の198を越える素晴らしい記録.そして龍ならではの黒やんのリアクションはカンフーでドラゴン.無闇にキレのいいアクションで天井に吊り上げられる「天にも昇る」リアクション.元ネタが普通大人でないとわからないということで「大人も楽しめる」?
この良いリアクションに当然不安になるのは気の小さい河内.なんせ和馬のパンで使われている手法は見かけはいいにしても普通は味の保証ができないもので,その上直前のリアクションは現状最高のもの.しかし,和馬や店長は河内と違いまったく揺らいでいません.和馬が起こした魔法は見た目だけではないのです.
すっかり中吊られた天井の黒やんとさっき叫んだばかりのデーブ.2人とも味に関しては精密そうなので食べる順番が評価に影響することはないはず.和馬の亀パンをそれぞれに口にしたデーブはコアラと同じ225ホーンの絶叫.さらに黒柳は…製作会社の垣根を越えた脅威のリアクションを開始.

後半はもちろん笑えてさらに….はじまった黒やんの天井での大回転.その独特の姿勢とあの音楽は…ガメラ・黒柳空中大決戦! 河内に心配されてますが,権利はちゃんとクリア済.これまで実在芸能人に許可を取った上でリアクションに使ってきたのと同じく,ガメラのようなコンテンツに対してもここぞという場面では許可を取っていきそうです.他社の商品がそのまま画面に出てくると,やっぱりインパクトあるよなぁ….和馬のかけた魔術のタネは最後に駄菓子屋で購入した水あめ.粘度が高く水を通さない飴をコーティングすることによって,長時間の焼成中に水分がパンから出ていかないように食い止めました.天井で未だ回り続ける黒やんの勇姿に目を回しつつも,ネタ元について説明する和馬が楽しい.2つのパンはどちらも美味く甲乙つけがたく,引き分けなので再試合を宣言する黒柳の姑息な野望が彼らしい(笑).ところが,この機会をコアラは放棄してしまいます.
ここまで覆面をつけたまま,一言も喋ることなく水乃に従ってきたコアラ.その声と口調は予想の通り模糊山.自分自身が新人戦に出られるような立場とキャリアではなく,引き分けは負けに等しいとオカマ口調で語ります.自分を偽ってこの場所に立つコアラは,本来いるべき者でないからこそ未来のある和馬に勝ちを譲らねばなりません.たとえ黒柳がもう一度美味いパンを食べたいとしても,コアラはこの会社の未来のためにも和馬に勝ちを譲ります.というわけで和馬の勝利が確定! 模糊山が和馬に引き分けたのはこれが2度目.おかげで辛い境遇に甘んじることになりましたが,職人・模糊山としては良い出会いであり戦いであったに違いありません.かつての強敵を蘇らせる松代店長の狙いはきっちり成功してたんですね.
コアラが言い残すのは,自分を助けてくれたボス,水乃が持ちかけた賭けだけは無効にしてほしいという虫のいい,心からのお願い.それを,月乃は自分の大人気なさを振り返りつつ受け入れます.嫌われても妹だからと賭けを放棄する月乃.これは水乃にとってはもちろん屈辱なので,大人気なくコアラにクビを宣告.クビになったとはいえパンタジアに席を置いたコアラは,元職場の強豪・サンピエールの脅威について警告したあとで退場.「身内でいがみ合う余裕はない」のは真実なんですが….

そして本当のクライマックス.南東京支店と姉に後押しされてコアラを追っていく水乃.感傷的なナレーションで雰囲気台無しの回想(笑)をしながら歩いていくコアラ.和馬との熱い戦いの末に,行き場のない自分を見出してくれた可愛いボスの手元から蒸発していく模糊山を引き止めたのは,雨の中を必死に追ってくれた水乃! 「クビ取り消し!」アメに覆われ大切なものはここに留まることになったのでめでたしめでたし.まさか10分前にはガメラが暴れていたとは思えないような感動的なエンディング(笑)!
中盤までの豪快な芸風と終盤の繊細な展開の切り替わりが美しい,バカでじんわり来る良い話でした.リアクションが本作の表の魅力なら,パンタジアと梓川姉妹を巡るドラマは裏の魅力で,今後も両方がありえない方向にヒートアップしていくはずです.次は河内の頑張る番ですが,順当に上に進むことができるのか? 次回に続きます.

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金色のガッシュベル#93

「夢に呼ばれて奈良旅行の巻」

ガッシュとウマゴンは揃って自分たちを呼ぶ謎の夢を見る.夢で見たものを石積みで再現していると,清麿がその形が飛鳥古墳であると気づいた.さらに博士から謎の発光現象について調べてほしいと依頼され,清麿とガッシュとウマゴンは奈良の明日香に向かう.首尾よく夢と同じ石積み古墳を見つけたガッシュたちは,その側でタヌキのような小さな魔物に出会った.

本当に面白かったギャグと日常の1月は終わり,久々にストーリーのあるア二メオリジナル展開に突入した「ガッシュ」.以前も魔鏡編としてオリジナル中編をやったんですがその出来は正直微妙だったので今回も油断はできません.もちろん原作者ではない人が作るのだから別ものが出来上がるのは当然.同じものを望むのは酷な話で,原作の雰囲気を継承し原作では見られない物語を描こうとしてくれるだけで満足したいところ.で,魔境編に比べると,格段に良くなっているのがギャグ部分というところが泣かせます.…そうか,そこを頑張ることにしたんだな(笑).

前半.深刻な表情のナゾナゾ博士が不安感を煽リます.空へと続く異様な地形.輝く雷光に本の形の魔法陣.そしてその中から魔物たちを呼ぶ誰か…というガッシュの夢.ウマゴンも同じ夢を見たようで石積みを再現しているあたりはいいんですが,それを見た清麿があっさり「飛鳥古墳」と言い切ってしまうのにびっくりです.古墳には詳しくないんでよくわからないんですが,あの石積みを一見しただけで捜してしまう清麿の天才ぶりにびっくり.期末テストの出題範囲に含まれていたにしては,時期が外れすぎているしなぁ.さらにナゾナゾ博士から到着する手紙と電話も明日香に何かある説をサポート.ちなみに魔界と関係あるかもしれない謎の発光現象を撮影した映像も,そのアングルのおかげでとても衛星画像に見えません(苦笑).そんなうかつなメインストーリーに対しウマゴンに足あとを拭かせるあたりは割と良く出来ているのが,どうにもバランスが悪い.そんなわけで「光に集え」という夢の言葉に従うがごとく,ガッシュたちは明日香に向かうことになります.
そして,移動中の清麿に襲いかかる博士の刺客.移動中になぜか同乗しているマジョスティック12.てっきり「役に立つかもしれないから」程度の建前で,博士が清麿を困らせるために送りつけてきたんじゃないかと思ったんですが(笑),ただの見送りで本当に良かった.ガッシュとウマゴンだけでも大変なのに,この先しばらくあいつらまで飼わされたらたまったもんじゃないですからね.でも,この先そんな清麿がボロ雑巾のようになって終わる話も見てみたいような気はします.
到着した奈良は鹿だらけ,大仏にもついつい登ってしまうなんてのはごくお約束.でも馬っぽい奴がいるのでリアル「馬鹿」が完成するのは本作ならでは(笑).問題児2名の引率にかりかりしている清麿.せめてサンビームさんがついてきてくれれば…って今回ウマゴンはバトルでは役に立たない可能性が高そうだ.
夢の記憶に呼ばれ,爆走する魔物2匹の後から必死についていく人間の清麿.見つけた場所はガッシュがつくった石積みと同じ形で,しかし巨大な古墳.その石の配置は確かに魔本の模様と似ているわけですが,サイコロの5にも似ているので,あの程度の類似性で無理に魔界に結びつけるのはどうだろう(苦笑).夢の中でガッシュとウマゴンは誰かに呼ばれていたわけですが,同じように呼ばれていたのか,小さな別の魔物が登場.そして,タヌキではなくアルマジロ型のこの魔物と,なぜか追いかけっこを開始するガッシュたち.

後半はやがて暗転.ガッシュたちはアルマジロ型の魔物と軽快な追いかけっこを実施.途中でウマゴンは脱落しますが,ガッシュは最後まで粘ってなぜか友達に.落ちた小鳥を助けてあげる優しいこの魔物の名はどうやらマジロウ.もしかしたらウマゴンと同じく本当の名は違うのかもしれないけれどともかくマジロウ.この魔物のパートナーも,すごいまつ毛のなかなかに濃い御仁でありました.
バグパイプとともに参上するのは,スコットランドの奇人,ニコラウス.見た目だけでギャグ担当だとはっきりわかるデザインに好感が持てますね.現在,人間界に残る魔物の数はかなり少ないはずですが,ボリビアで出会ったニコラウスとマジローは,ガッシュたちが魔物とわかっても一緒に川で遊んでいるあたり,アポロ・ロップス組と同じように無理に戦わず気ままに旅を続けてきたんだろうな.王を決める戦いに参加している魔物同士が仲良く遊べる機会は珍しいはずで,そりゃマジロウだって大喜び.寒い季節に川遊びしても平気なんだから,やはり魔物の体のつくりは人間とは違うんだろうな.
そして夜.山頂からの光に気がついたマジロウたちはガッシュたちを置いてその正体を探るべく,近づいていきます.しかしその光の元から戻ってきたのは…なんとシェリーとブラゴ! ガッシュやマジロウたちと同じように夢で呼ばれたのか,既に山頂に向かい,誰かと出会い戻ってきた2人と戦うことになってしまった気の毒なマジロウ.もちろん,怖がって逃げ回るだけで生き残れるほど王の座を巡る戦いは楽なものではないはずで,マジロウたちもそれなりの実力はあるはずなんですが,今回ばかりは相手が悪すぎる.疲れて眠りこけてしまったのか,出遅れたガッシュたちが目にしたのは勝ち目のない戦いで魔界に戻ることになってしまったマジロウ.キャラの方向性や作りこみからして,まさか1話持たないとは思っていなかったのでさすがにびっくり.
気が合いそうな新しい友達とのいきなりの別れに泣くガッシュ.強いものだけが勝ち残るのが魔物の戦いなので,ブラゴたちの行為は至極当然.しかし,子どもの理論で生きているガッシュからすれば,いきなり友達が消えてしまうような状況はやはり納得できなかった様子.なんと奈良の山の中でガッシュVSブラゴというドリームマッチの開催が決定してしまいます.
現状ではガッシュはブラゴに勝てないはずですが,まさかこの時点で主役を戻すこともできないということは,次回の対戦中に何かが起きるということだろうか.夢の中の魔物と遺跡の謎も解消されておらず,さらに前回でアポロと博士が向かった場所についても不明のままで,その上今回のサブタイトルの「命運つきた魔物」が一体誰のことであるのかもわからない.たっぷり謎を積み上げたところにさらに次回は謎のフィールドが登場? この山盛りの謎はどのように解消されていくのか.大きく話が動きそうな次回に続きます.

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くるみpureとか最終回とか日和とか

旧暦新年を目の前に旧暦年末を皆様いかがお過ごしですか? 自分はプリンタのインクカートリッジを買いに行ってきました! これから年賀状を出していきたいと思います.
さて,途方もなくえげつない芸風が大好評らしいUG☆アルティメットガールでおなじみのm・o・eさん.15分作品専用レーベルなんですね.杉の木工房さんでの熱いフォローとか至好回路さんでの臣士魔法劇場リスキー☆セフティ再評価推進室の設置でおなじみの通り,現在DVDの今だけスーパープライスキャンペーンで旧作のBOXがお安く買えるわけですが,そのラインナップでも光輝く一番下の方!

 鋼鉄天使くるみ pure DVDBOX (完全初回限定生産)

m・o・eレーベルで最も好きなのが「くるみpure」なあたりが実に自分らしいんですけども,本気です(苦笑).実写ゆえのイタさや辛さはもちろんありますが,それを補って余りある独特の愉快さ溢れる怪作.ここで扱っている癖の強い作品と同じく絶対に万人受けはしませんが,癖になるバス入り不条理茶番劇をお求めの方はぜひ.自分は予約しましたんで,3月の到着が今から楽しみです!
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さて,最終回2本分感想です.

○マイネリーベ 4:2:4
作品全体が超美麗な天然ボケに侵された脅威の作品.あまりに濃い美少年どもの大暴れは,その極端な純真無垢さのためにまさに涙が溢れる事態に(苦笑).美少女ものと同じく,この作品の場合もキャラの魅力を視聴者に対し十二分に食らわせることが第一の目的であり,物語すらキャラを際立たせるための道具に過ぎないわけですが,その結果として描かれたのがアレで本当にいいのかどうかは永遠の真下の謎.自分は例のバカどもが大好きになりましたが,同時に,ツッコミ疲れしそうなのでお近づきにはなりたくないとも思いました.彼らを遠巻きに見ていた生徒たちも,…つまりそういうことだったのかもしれません.

○デカレンジャー 4:4:2
戦隊モノは1年通しての定型カレンダーができるくらいにパターンができてるんですが(笑),本作は刑事ものをベースとしていたための強大な悪の組織ではなくより普遍的な悪と戦い続けたあたりが珍しかった.敵を基本的に短期で退場する犯罪者として位置づけ,かつナレーションを多用することで必要な説明を極小にし,余った分の時間は全て味方側の掘り下げに使うという判断がなかなか豪快です.おかげで主役クラスは全員見事にキャラが立って,最終回も名残惜しい気分にさせられました.その分,どうしても敵側のドラマが薄くなってしまい,この手の作品の重要な魅力である悪の魅力を感じることができなかったのは仕方がないかな.ギャグからシリアスまで,バリエーション豊富でキレのいい物語をたっぷり見せてくれたことに感謝したい.1年間,面白かった!
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ついでに初回感想も.

○→○ ギャグマンガ日和
本作は2度目のアニメ化で,幻の1度目分は視聴済み,というかむしろ1度目を見たから単行本を買い始めることにした薄いファンですいません.そんなわけで本作がどう来るのかを十二分に承知していた上で見た感想なんですが,すごく予想通りだ(笑).初回ということもあって特に濃いキャラは(あれでも)出てきてないんですが,今後最濃キャラがどう暴れてくれるのか期待してます!

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ケロロ軍曹#44

「長い長い前フリの果てにの巻」

クルルの依頼でケロン人とペコポン人の運動能力を比較することになった日向家.絶対勝ちたい軍曹の指名で,比較対象は冬樹と軍曹に決定だ.西澤家冬季総合スポーツセンターで開催される2人の冬季スポーツ対決は,スキー,カーリング,ボブスレーなど本格的な競技が目白押し.しかしどの競技でも謎の妨害が入り,冬樹と軍曹の勝敗は最終競技まで決まらない.互いに相手が妨害していると考え腹を立てた2人は,5段アフロの屈辱をかけて最後の競技・釣りに挑むのだが,謎の爆発で競技場の氷が割れ,軍曹が水の中に落ちてしまう.

物語のバリエーションとセンスの良さはいつだって素晴らしい「ケロロ」.そんな中でも今回は2つのパートを上手に使って異なる物語をうまく重ね合わせながら描き,これまでにないとても興味深い光景を描き出します.ひっかかりの残る前半を継承した後半での展開はまさに圧巻.普段より抑えたトーンからはじまる物語は後半中盤以降,転がるように迫力を増していきます.テーマは2種族の交流で,詳細をよく知ることが理解するためには重要…ってのが物語構造そのものでも描かれているあたりが洒落てますね.子どもにはちょいと難しいかもしれませんが,凄く面白い.
というわけで前半の仕込みはクルルの悪い笑い声からスタート.研究の一環として調べたいことができた軍曹は,ケロンとペコポンの運動能力の比較調査を軍曹に依頼.水泳以外,普通にやって軍曹が夏美さんに勝てるわけがないんですけども,そこは軍曹も重々承知で対戦相手に冬樹を指定するというしたたかさ.本来は調査なので無理に勝っても仕方がないはずですが,どうあっても勝ちたいようで「一度倒した相手とはやりたくない」という詭弁も堂々.
対戦場所は西澤家冬季総合スポーツセンター.ペコポン側の応援は華やかですが,ケロン側はモアさんがいるだけで既に勝利ではないかと思います(笑).いきなり軍曹に指定された冬樹は最初は困り気味ですが,軍曹のかもしだす友好ムードに流されて手加減なしに頑張ることを決めます.もちろん軍曹は勝つために手段を選ぶわけがなく,友好トークも冬樹の油断を狙う罠なのは言うまでもありません.そしてそんな意識の食い違いを示すかのように,競技中次々に不審な事件が起こります.
まずはスキー大回転.軍曹はいきなり友好ムードを捨てて先行するわけですが謎の落下物によって妨害を受けて冬樹が勝利.続くスキージャンプ…ってろくな経験のない2人をジャンプ台から送り出すなんて無茶するなぁ(苦笑).大怪我してもおかしくない状況で飛んだ冬樹は風に乗るわけですが,謎の突風で記録なし.ゆえに軍曹が勝利.カーリング・ボブスレー・クロスカントリーと続く競技も謎の妨害が両者を襲い,襲われるたびに両者とも相手の仕業ではないかと考え,腹を立てます.もちろんペコポン側にはそんな妨害をする能力はなく,かといってケロン側にもそんな妨害をしている気配はなし.ならばこの場に不在のクルルがこれを仕組んだということなのか? その割には狙いに一貫性がなく,どんな意図でこんな惨事になっているのかまったく読めません.そして襲われている2人はクロスカントリーの雪崩でついに爆発.互いのプライドをかけての罰ゲームつき大勝負開催決定.ここで慣れているからという理由で5段アフロを提案されている軍曹がおかしい(苦笑).
最後の勝負はちんまりと「釣り」.あの様子だとわかさぎ釣りかな.しかしここにも襲い来る異常気象と,軍曹の手に来る大きな当たり! しかし,相手があまりに大きかったのか大惨事.溺れた軍曹を前にして,敵のはずの冬樹が取った行動は,オチも含めて(笑)実に彼らしい.ちょっとくらい疑ったって友達は友達です.そして日向家に戻った一同が見たのは,秋ママさんとクルル….ここまで全てが前フリ.本題はこの先です!

前半の謎が明らかになる後半! 珍しく明るいうちに帰ってきたママさんですが,ご存知のとおり軍曹たちは例のスポーツ大会の真っ最中.しかしクルルが待っていたのは彼女.バイクとともに地下に降ろされるとき,最初驚きながらもあっさりわくわくし始めるあたりはさすが作品内最強クラスのキャラだけのことはあります.クルルが見せたかったもの,そしてデータをとりたかったものは…どこかで見たような凄い巨大メカ.地球侵略用巨大兵器・AK966! あの羽根の形とカラーリングはもろに他社のため,あんまり作り手に頑張らせようとするのは酷だと思います(苦笑).その顔とボディラインはまさしくママさんそのもので,その身体データは一体どこから持ってきたのやら.何はともあれ邪魔者も冬山に追い出してあるので,早速試作機のテストを開始.バイクで搭乗するあたりがアレなんですけども(笑)かっこいい!
パイロットの搭乗直後にオータムHに改名されたAK966はアンチバリアを生かして早速外の世界へと出撃.ノリのいい秋ママさん,試作機に怯えることもなくむしろ限界を追求しようとする攻めの姿勢が素晴らしい.ただしそんな攻めのテストは,事故発生時に周囲に与える影響の小さい場所に移動してからにしていただきたい(苦笑).パイロットとの相性がよほど良かったのかオータムHの動きは素晴らしく,むしろクルルの想定外の動きを見せる…というのはもちろん暴走の予兆.そして,武器が動きだした時点から前半に残った謎が立て続けに判明! 軍曹と冬樹を襲っていた謎の妨害の意図が読めなかった理由にも納得です.もちろん真面目に考えれば無茶で強引な理由なんですが,宇宙人コメディならば十分許されます.だってそのほうが面白いから(笑).暴走するオータムHはしっかり迷惑をかけていたわけですが,むしろあの程度で済んだのは正直ものすごく運が良かったんじゃないかと.一つ間違えれば大惨事ですからね.あ,オータムダイナマイトだけは運じゃないや(苦笑)!
いろいろあって暴走したオータムHをなんとか止めることには成功したものの,結局壊れたので地下水道を通って基地に戻ろうと考えたクルル.そう.水中に彼らが入ったということは…このとき軍曹も冬樹も大変なことになりましたが,水中でも生命の危機がまさに訪れていたのでした.しかもこっちの2人は周囲からの助力は得られないので命の危機レベルが段違い.すっかりびしょ濡れですが,2人とも無事に戻って来れてよかった.謎解き開始から終局までの流れが本当に素晴らしい,ケレン味溢れる秀作でした!
さて,次回は時事ネタのはずが…いきなり団子ですか(笑)? そんなに何度も出されちゃなんとなく食べたくなって来るじゃないですか.いきなり団子の製造会社はパンのごとくタイアップするべきだろうと思いつつ,次回に続きます.

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ボボボーボ・ボーボボ#45

「生放送でバカ披露の巻」

ヘッポコ丸を助けるためにサイバー都市に向かうボーボボ一行.海上でサイバー都市護衛部隊に襲われるが,3バカはおふざけで魚雷ガールを呼び出した.全部護衛部隊が悪いのだと責任をなすりつけ,魚雷ガールをけしかけるあくどい主役たち.彼女の助けもあって,ボーボボたちは電脳都市への侵入に成功する.
電脳都市の街頭では,逃げ出そうとした市民を毛狩りスタジアムで毛狩りする様子が生中継されていた.残虐非道な連中を懲らしめさらにヘッポコ丸の居場所の手がかりを掴むため,3バカはスタジアムに乱入する.

快調なペースで原作を消化し,ついにギガ編に突入した「ボーボボ」.ここまでの苦難と激闘と爆笑の戦いのおかげで,作品内最強の実力をつけはじめた3バカ.前シリーズではスポンサーすら彼らには勝てないところを見せつけたわけですが(笑),今回の相手はどんな結論になるのやら.主役たるボーボボたちの悪ふざけに巻き込まれた悪役達がどんなリアクションを取った末に敗北していくかが,しばらくは見所になるようです.
アバンは江戸貧乏長屋コント.咳き込む父が天の助で食事を持ってくる娘が田楽.今回も作画がいいんですが,特に冒頭の天の助のデザインが絶妙で素晴らしく嫌な感じに(笑).貧乏な2人の家に貸した金返せよとやってくるのがボーボボと首領パッチで,金のかわりの娘は「やっぱいらねー!」と素敵な台無しぶり.金より強いものは金であって田楽では代わりになるわけがないというシビアな現実社会の縮図.無闇にテンション高いよね(笑)!

序盤.3バカのおふざけに反応し,海なので魚雷参上.出てきた段階で周囲を全部食ってしまう凄まじい濃さがたまりません.しかも3バカも心得たもので,魚雷の意外と素直な性格を利用.全てのおふざけを敵の指示だとなすりつけるというのは傍から見れば完璧な猿芝居なんですが,そんな作戦大当たり.魚雷さんの突撃に同乗したバカどもは見えないのをいいことに…魚雷さん,上,上(苦笑)! 護衛部隊はあっさり敗北.さらに…魚雷さん,好みなのかソフトンにハートをロックオン.恋力でピンクのぐるぐるの動力となり,かつ静かな潜入の手引きまでこなす乙女ぶり.ビルをなぎ倒し街を混乱させその中心に出現するという「静かな」潜入.あまりのことにうろたえる一同が愉快(笑).
そんな街で目にしたのは天空毛狩りスタジアムでの公開毛狩り.ひどい囚人いじめがオンエアされる一角で,ボーボボは鶴を折れません(苦笑).この都市から逃げ出そうとしたものは毛狩りされ,その様子は見せしめに毎日街中で放映されるというひどい話.市民達の反乱を精神的に抑圧するギガの仕業がさすがに許せないということでスタジアムへの乱入決定.奥義・ボーボボスプリングなんですがヘッポコ丸の時と違い今度は発動.ビュティさんは怒ってますが,なんせこっちのほうが面白いから,諦めよう(笑).毛狩りスタジアムでは公開毛狩り実施中.処刑に当たっていたのは電脳6闘騎士の一人,パナ.己を高速回転させ竜巻と化し,乱入したボーボボたちに襲いかかります.

中盤はビュティさんたちも3バカに遅れて到着し,ツッコミが揃ったところでいよいよゲームスタート.脳天についた車輪で高速回転するパナの逆立ち竜巻.白狐天舞は強力でこれに対抗すべくボーボボたちも回ってみましたが回転で気持ち悪くなってる始末(笑).敵が最も得意な技を早速茶化すあたりの計算高さは素晴らしく,裏奥義の隠し芸でさらにかぶせるあたりが恐ろしい.そりゃプロのパフォーマーにお笑いが身体芸で勝てるわけがないんですが,笑いは身体能力とは関係ないからね.
敵の技をパロディにすることで出鼻をくじいたボーボボたちは,写真判定,仲間ガード,ボーボボ波,運転と彼らにとってのいつものペースで攻めはじめます.中でもやばいのが「運転」.大人は犯罪なので絶対真似しちゃいけません(苦笑).パナは鳳凰天舞で車を壊し,そのまま360度サイクロンでボーボボたち…というよりは天の助を攻撃.災いを引き寄せるかのような天性のリアクション芸人体質.反撃の首領パッチの針千本は全員を襲い,さらにこれに続いた「プルプル真拳」ところ天プレスは不発….実はここまでの展開でボーボボたちは一切「真拳」と口にせずバトルを続けてきたわけですが,はじめて口にした(上に不発な)のが天の助! 真拳狩りのメッカで名乗ることほど危険なことはなく,早速パナのサイコボールにくっつけられてしまう天の助.吸い取られて「骨になるー!」という天の助の悲鳴に対するビュティさんの「あんた骨ないよ!」という身も蓋もないコメントは今回最高のツッコミではないかと(笑).
真拳使い=強敵というわけでまだ名乗っていないボーボボたちを雑魚扱いするパナ.しかし本当は天の助以上の力を持つ2人は男のバレリーナとしてバレリーナアタック! 昇竜天舞すらどーんと退けるあたりでようやくボーボボたちの力に気がつきはじめる鈍いパナ.その鈍さは欠陥住宅見破り隊の前では命取り.前回に引き続く謎の団体Tシャツ第2弾の登場に,今回は着用の上破くノリツッコミを披露するビュティさんの野獣ぶりが素晴らしい.

終盤は支持率ボードに翻弄される敵味方.サイコボールにくっついた天の助がソーセージになったりパナにぶつけられそうになって結局不発だったりということは本筋に影響がないのでどうでもよく(苦笑),注目すべきは賭けのための支持率ボード.個人が持っている数字がそのまま表示されるので,芸人としての格を測るには格好の道具です.ここで判明する衝撃的な事実…首領パッチ,4%でビュティ以下(笑)! まあ丸くてとげとげでなんだかわからないし,たまに働いたと思ったら敵味方関係なく攻撃かけてますからね.数字を稼ぐべくバカボールを生み出す首領パッチ.これを当てると賢くなるもののクラスメートは全員熊.本作そのものと同じく,いくら面白くてもあまりに先鋭的な芸風は視聴者を選びます.大衆が受け入れるのは本当に面白いものよりも一段緩いものであり,ゆえに首領パッチ地獄行き(苦笑).世の中って厳しいな!
パナのサイクロンは高速移動で見えず,これを音と気配…ではなくバナナの皮という古典で封じるボーボボ.やる方も引っかかる方も悪い(苦笑).そんな場面でソフトンがボーボボたちを評した一言「やるかやらないかで言ったら,やる奴らだ」はなぜか大ヒットで支持率急上昇! それに負けじとボーボボはボーボボカーで相手のお株を奪う360度タイフーンを披露.敵もスピンでボーボボを近づけまいと頑張るわけですが,まさかあんなもんがツッコんでくるなんて思わないから抵抗できるわけもない(笑).発表会の練習曲は珍妙な「運命」.この騒々しい歌はパナにとっての葬送歌.既にパナの体には鼻毛がからみつき,とどめは,鼻毛真拳奥義・鼻毛くも固め!
都市全体に放映されているテレビの前で己の流派を名乗ったボーボボたちこと欠陥住宅見破り隊は,他の電脳騎士のターゲットとなることが確定.敵地で強敵に次々に襲われるってのはピンチに見えますが,彼らにとっては日常なので特段の心配はいらないでしょう.むしろ心配すべきはヘッポコ丸で,一体どうしているのやら.次回,逆さづりバンジー?に続きます.

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陰陽大戦記#18

「真昼の月に別の顔の巻」

夏休み,ボート部はリュージの指導で練習を開始.基礎練習はともかくとして実践は溺れている時間のほうが長そうだ.そんな一同のところに唐突にマサオミがやってきてリクを連れ去った.マサオミが目指したのは天流の社.昼の月の下で鬼門を開き,目的の伏魔殿,建物の立ち並ぶフィールドへと2人を運ぶ.陰陽八卦盤は反応しないのだが,中で闘神石を見つけたというマサオミの言葉に従ってリクは城の中を目指した.

日常の中で伏線を張り続けるから気が抜けない「陰陽」.今回は細かい部分の緩さが非常に面白い話なんですが,映像がその緩さを許さないくらいに手堅い.なので見ていて始終笑い倒されるようなつくりではなく,含み笑いで終盤まで推移すると思うんですけども…その溜まった笑いが一気に噴き出す愉快シーンが待っているので請うご期待(笑).ちなみに上のあらすじではわざと飛ばしてますが主役は間違いなくマサオミで,序盤から出ている割に正体不明のうさんくさいお兄さんの秘密の一端がようやく明らかになります.

前半はもちろん今回主役のマサオミからスタート.通り過ぎるは店屋の看板.バイク一台でどこにでも移動するマサオミは,このようにして日々良い弁当を捜しているわけですね.しかし今日必要なのはうまい弁当だけではありません.移動中のマサオミのバイクを襲ったのはパンク.これを通りすがりの二枚目に応急修理してもらいます.本当にこの作品はキャラを贅沢に使うよなぁと感心しきりです.マサオミの礼は彼らしく牛丼の無料券(期限なし).まともに働いている気配がない以上,相当大切にしていた非常時用アイテムではないかと.
さて,本来の主役ことリクはボート部の一員としてネギダンス.楽しそうなのでソーマも混じってみるんですが途中から一人完璧に間違えているという他愛ないシーン.タイミングぴったりに1人大間違いって,どうでもいいところに無茶な手間をかける本作の志が大好きです(笑).このダンスには仲間との呼吸を合わせるボートの極意があると熱く主張するリュージ.そのボート知識はどこから来ているのか.やはり自宅で日々研究を重ねていたりするんだろうか?
こんな現状が一番気に入らないのはついてきたナズナ.天流を遥かに凌駕する才能を持つボート部なので,先生の不真面目と間抜けぶりだって超一流.まともな会話の成立しない2人の遠くで,ボート部の生徒たちや宗家の悲鳴が上がってるんですが無視でいいんですかお2人とも(笑).
ボートのスリルを堪能した一同は若人らしく腹を減らし,そこにやってきたのがマサオミ.ボート部が完璧に餌付けされているのが情けない.しかし今日は弁当はなく,そのかわりに宗家を持って行くマサオミ.リクの立場を巡って喧嘩するナズナとモモをよそに,ごくあっさり連れ去られるリク…(笑).リクは天流の闘神士かつボート部の仲間で,本人が必死の努力で両立させているんなら他人が口出しできることじゃないはず.そんなことに夢中になるから「なんか忙しそうだから,行こうか」「あ,はい」程度のやりとりで置き去りにされたに違いないので,2人とも猛省すべきだと思います(苦笑).
地流側はいつだってシリアスで今日もユーマは大降神のため,自分自身を鍛えるべく符で修行中.ここまでの戦いで力が足りないのはランゲツではなくユーマだということがはっきりしていますからね.そんなユーマを見守るランゲツの様子は子を見守る父のような.ミカヅチはユーマの向上心を利用して伏魔殿の妖怪退治に利用し,それに不本意そうなミヅキ.しかし,これは互いに利用しあっているだけじゃないかと.そしてユーマの代理として入るのが流派章六の実力者,鷹宮ハヤテ.マサオミを助けたあのバイクのお兄さん.彼は探索中の地流の闘神士が消息を絶ったフィールドへと向かいます.
その頃,リクとマサオミは天流の社から鬼門を通り伏魔殿へ.マサオミは月の効果についてもナズナやリク以上によく知っているようです.相手がリクだからと適当にごまかしてますが,知らないだけで意外と真面目に考えている奴の前でその態度はまずくないか? それから,伏魔殿に入っている間に月が沈んでしまったら,闘神士はあのフィールドで半日くらい過ごさねばならないのか? さらに月が沈んだあとでフィールドが崩壊したら…? リクたちが辿りついたのは建物があるフィールド.マサオミは城にリク達を向かわせ,彼自身は門の前で敵の侵入を防ぐことになります.

後半.城に入ったリクとコゲンタが妖怪と戦いつつ進み始めた頃,マサオミはハヤテと再会.しかし2人はライダー仲間ではなく,敵同士.ここで展開される特盛サービス券を巡るトークは絶妙です.変なカマをかけるハヤテとそれに「知らなかったんだ」とうろたえるマサオミ.仲間なら絶対いいコンビになれるに違いないんですが,「お前を倒してから食いにいく」ということで流派章六の実力者対うさんくさいお兄さんの式神戦開始.
青錫のジュウゾウ対青龍のキバチヨ.式神には種族での有利不利がありますが青錫族は青龍族に対し不利.ゆえに真正面から当たらないジュウゾウの戦術は適切です.いつもと違う雰囲気の音楽の中で繰り広げられる2体の激戦は,遠距離型のジュウゾウに場をかく乱され,なかなか思うとおりに動けない中距離型のキバチヨ.ついには間近でトドメを刺されそうになりますが,ここはキバチヨも粘って食い止めます.ハヤテに名を聞かれても名乗らないマサオミ.無料券をやったことを恨みがましく悔やんでいるあたりがおかしい.相手の隙を狙うための軽口に本音が乗ってしまってないですか(笑)?
そのころリクは城の中を一周.2周目に入ったところで見つけた分かれ道の先には封印の部屋が.これこそが今回のマサオミの狙いで,彼には解けない天流の封印を宗家のリクに解かせたかったようです.解いた先には小さな社があるだけで闘神石の気配はなし.しかし,マサオミでも解けない強い封印ということは余程のものが中にあったはずなんですが,そんなことに気がつくはずもないリクとコゲンタの節穴ぶりがどうにも…(苦笑).結局2人は手ぶらで外に戻り,マサオミとハヤテの戦いの最終面を目にすることになります.
敵の矢が尽きたと油断したマサオミ.しかしジュウゾウは空中から矢を作り出し,確実にしとめるべく,キバチヨの一撃をわざと受けた上に至近距離で必殺の十方暮鋼崩を当てに行くわけですが,これを柄で止めるキバチヨ! ぎりぎりの戦術を平気で選ぶジュウゾウもそれを間一髪で避けるキバチヨも式神としては素晴らしく,力はほぼ互角.しかし,式神戦で重要なのは式神の力だけでなくそれを扱う闘神士の力.敵の攻撃に侵された逆鱗牙を切り札として指示するマサオミに従い,キバチヨはそれをジュウゾウに放って勝利.青錫族の特殊能力があったとしても,あの直撃では打ち消しようがないはず.
式を討たれ記憶を失っていくハヤテ,名を聞かれても,リクがいるので流派を名乗れないマサオミ.いい仲間になれるはずの二人の邂逅は終わり,マサオミの名すら風の果てに消え,…ハヤテをかかえたまま,あたかも飛んでいく記憶を繋ぎとめるかのようにサービス券を指先でかっこよく止めるマサオミ! こんなところに爆笑ポイントが突っ込まれるあたりがさすが本作.お前ら,悲しくするのか笑わせるのかどっちかにしてください(苦笑)!

結局手ぶらで帰るリクとコゲンタとマサオミ…と記憶を失ったハヤテ.リクにとっては無駄足でしたが,マサオミは意味ありげな感謝の言葉を呟きます.マサオミの目的は社の中に封じられていた誰かを解放すること.天流に封じられていた誰かに対し「俺は神流の仲間だ」と告げるマサオミ.彼は天流が封じなければならないような相手の味方.これまで「天流」とごまかしてきましたが,神操機の上部に思い切り書いてあったことでおなじみの通り,リクと同じ立場でないことが確定.地流のように敵対するのか,共闘関係が築けるのか,あるいは….
今回は思った通りに事が運んだマサオミですが,まだ正体を隠すなら,今後はリクの前でも注意したほうがよさそうです.何も知らない初心者ならともかく,戦いについて概要を知った今なら,マサオミがただの闘神士にしては強すぎるとわかるはず.あと,弁当は全員が期待しているので次は必ず持参するように(笑).
さて,次はテルの出番で舞台は温泉.こちとら慣れてますからどんな珍妙な舞台が来たって平気なんですが,一体誰がどの視聴者層に対してサービスを敢行するのかだけは気になります(笑).予告の通りコゲンタが呆れかえるような面白い事態が発生するのかどうか.期待しつつ,次回に続きます.

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焼きたて!!ジャぱん#16

「帰ってきた最強の敵の巻」

最優秀焼きソバパンの栄誉はコアラのものとなり,その底知れない実力に驚く南東京支店の面々.新人離れした焼きソバパンをつくったコアラの力を試すべく襲いかかる製麺所の劉だが,コアラはその殺人拳をことごとく退け,爆発的な闘気を発する.その闘気の質からコアラの正体が元サンピエールの模糊山であると看破する店長.奇しくも次の3回戦の課題は動物パン.菓子パンの名手である模糊山は,20本編みという必殺技を持っていた.

話の病が重くなり,まともな場面の割合が順調に減り続けていく「ジャぱん」.今回は次の全開リアクションのための仕込み回なのですが,緩い説明画面であってもその背景で気持ちよく遊んでくれるのが楽しい.パンタジア新人戦は一応パン作りを競っているはずなのに窓を破り壁を怖しついには魔法まで登場.全力で迷走するパン職人並びに審査員どもが目指すのは一体どこなのか….
前半はコアラについての詳しい話.和馬も河内も乗り越えてコアラの焼きそばパンは10万円をゲット.ちなみに怖い諏訪原はまた相手に棄権されて闘えず寂しいわけですが,もし闘ったとしても勝てたかどうか.ただし河内は今諏訪原と当たったら確実に負けるどころか殺されかねないので,うかつなことを言うべきではありません(笑).あの焼きソバパンは並みの新人のレベルを軽く越えていると,その新人離れした実力を高く評価する店長.
ここでなぜか活躍するのが暗殺拳の劉さん.10万円を奪い取るためにコアラにいきなり襲いかかるわけですが…攻撃は全て不発! というかなんでパンアニメなのに目の前で肉弾戦がはじまってしまうのか,黒やんだってびっくりだ(笑)! 戦いの中,コアラはその身に秘めていた闘気が噴出して飼い主である水乃を吹っ飛ばし,店長はその闘気からコアラの正体を悟ります.…パンの技術とか癖からわからなくていいのかどうかは謎.その正体は模糊山で,和馬に負けてサンピエールを首になったところを水乃が拾ったに違いない.更迭されたとはいえ模糊山の実力は確かなわけで,有望な人を集めるものとして,敵陣営のクビ情報をいち早く仕入れてすぐに引き込んだ水乃の手腕は素晴らしい.コアラは最終的に10万円もゲット.仮面を剥いだら悲しいコアラで,部外者である劉さんは大暴れの末に4階から外へと脱出! 本作も,本筋よりも面白い不純物が多いアニメだよなぁ(苦笑).
さて,3回戦は和馬の闘いが先で,課題は動物パン.今回はパンの見た目も評価対象ということで,その見た目も大切な菓子パンのスペシャリストである模糊山には非常に有利.特にパン生地の20本編みという大技を持つコアラは,その繊細な指で龍の鱗をつくってくるに違いありません.

後半はそれでもなおいつも通りが凄い和馬.焼きそばパンに続き,動物パンでもとんでもない強敵と当たることになった和馬.しかし今回の彼の顔はもっぱら能天気で曇りの欠片もありません.20本編みはできないですがそれと勝ち負けは別.なんせ今回作るのは間違いなくパンで,どんなお題であろうとも,和馬が唯一得意な料理に間違いなし.ゆえに相変わらず月乃さんこと財布(苦笑)を連れて買い物に出発.前の戦いと違って,自分が作るべきものをよくわかっている和馬に迷いはありません.ただし店長も警戒するとおり追い詰められ慢心のなくなった模糊山は以前以上に手強い相手.本来は店長と互角の勝負ができる逸材が油断なく和馬に襲いかかる予定なんですけども,そんな事情は露知らず,ジャぱん8号のために緑色の食べ物を買いまくる和馬.買うのはいいんだけど,全部月乃さんに持たすってのはどうなのか(笑).
翌日.準々決勝が開始される段階でもはや和馬の遅刻は当たり前に(苦笑).なんせ和馬の8号にはどうしても必要な「アレ」が手に入ってなかったため.さんざん捜した末にようやく駄菓子屋で購入する和馬.確かにスーパーにはあまり売ってないでしょうが,駄菓子屋の他には健康食品を扱う店や酒屋,雑貨屋なんかに意外とあったりすることでおなじみの製品だったりします.和馬の不在のために水乃にレジ係として勧誘される気の毒な河内は,遅れて到着した主役にその怒りを真っ直ぐぶつけ,そのために出番を1つ失う黒やん.そういやこの愛称はすっかり定着したもんかと思ってたんですが,黒柳本人が耳にする機会は少なかったようで.…でも,黒やんでいいよなぁ(笑)?
そしてより公正を期すために黒やんを越えるスーパー審査員登場.他のことについてはともかく,パン審査だけは優秀で正確な先生,重機で壁を破りメイドとともにご登場! その名はデーブ橋口先生.声がご本人でないのが残念ですが(笑),「炊きたてゴはん」という言葉が出てきただけで原作既読者としてはうれしいな.でも,「ゴはん」はきっとこの時間でのアニメ化は無理に違いない(苦笑).
正確な審査のためには毎年壁だって壊すパンタジア新人戦,3回戦スタート! もちろん20本編みを披露するコアラと,緑に囲まれる和馬.和馬が狙っているのは中だけでなく外側も緑のパンらしいのですが,緑色のものを練りこんでも焼いたらその表面は茶色に変わるはず.しかしこの問題を解消するアイテムこそ,和馬が最後まで買い求めていた例のアレ.動物パンは潜在的に幼年層をターゲットにしたパンなので,多少甘めの味付けも許されるという寸法.コアラが作り出した見事な龍の編みパンにマーマレードがコーティングされているのも同じような理由で許容されるんでしょう.もはや芸術的の金の龍に対する和馬のパンは,停電の室内で輝く緑色の光! 和馬の負けを確信し別れの言葉を独白する黒やんの予想を上回った緑亀はどのような味なのか? そもそも審査員は2人,パンは1つ…黒柳は果たして頑張れるのか(笑)? 次回に続きます!

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金色のガッシュベル#92

「それは本当ではないけれどの巻」

スーパースターとして公演中のフォルゴレは,時間をつくりナゾナゾ博士の館を訪れた.しかし遺跡の戦いでパートナーであるキッドを失ってしまった博士は元気がない.これを心配し,なんとか元気付けてほしいとマジョスティック12に頼まれたフォルゴレは,キャンチョメのポルクで偽のキッドに化けてもらい,月夜の中,博士の下へと向かわせた.

今年に入ってから毎回テイストの違う,しかしべらぼうに面白い物語を連発している絶好調の「ガッシュ」.今回は原作の博士とキッドの邂逅編をベースとしてオリジナルの展開を見せるわけですが,この脚色ぶりが実に素晴らしい! 凡百の脚本なら原作をそのまま回想としてなぞってしまうところを,原作ではいない仲間を積極的に投入し,さらにギャグや術のような本作の特徴をきっちり入れ込むことで実に座りのいい物語に仕上げているあたりがさすが.まるで原作もこんな展開ではなかったかと錯覚させるほどの出来栄えは,見ていてうれしくなってしまいます.

前半.相変わらず女性に大人気なフォルゴレのコンサートからスタート.幸い自分の目にはフォルゴレのどこがかっこいいのかわからないんですけども(笑)ファンの女性にはそれはそれは美男子な大スターが見えているに違いなく,そんなもんが見えない目で本当によかった….で,恐らく自分と同じ目の持ち主である清麿は日本の自宅で読書中で,その傍らではガッシュがバルカンの新作を作成.やぶれたのでノリでくっつけたらウマゴンの手にくっついてやり直し…というしょうもない描写のあとにはティオもバルンルンとともに参上.あの面白みがどこにあるのかわからない缶転がしゲーム,まだやってたんだね(苦笑).
一方,深く沈みこんでいるのが館に戻った博士.例の12人はお側で待機中のようですが,博士の元気がないのがどうしても心配でたまらないようで,心配のあまりその超能力を使って実に無駄に暴れる12人がいじらしいやら面白いやら(苦笑).「イエーイ」だけで感情を表現するビッグボインが偉いなぁ.能力を生かして博士の苦しい胸のうちを読心し,このままではまずいという未来を予測…そこは能力ではなく見た目で判断できるぞきっと.思い出の中からどうしても立ち上がれない博士の館を訪れたのは,コンサートが終わってから寄ったフォルゴレたち.しかしギャグパートの帝王である彼らの訪問も博士の心を暖めることはなく,むしろ無理に笑ってくれていることが痛々しい.
その雰囲気は晩餐でも途切れません.どうしても博士を助けて欲しい気持ちはよくわかるものの,テーブルの下に揃って隠れているMJ12がまたも間抜け.無様ですが,フォルゴレたちが来るまでにいろいろなことをやり尽くして,それでもうまくいかなかったから顔を合わせにくいんだろうな.MJ12の期待を受けて全力で歌い出すフォルゴレ,凄い合唱までついて実に豪華なんですけども! …そんな魅力も今の博士には通じず,自分の芸を否定されてしまったフォルゴレはある意味プライドの危機?
もはや博士をなんとかするにはこれしかないとフォルゴレが考えた妙案がポルク.ただし博士の一番大切なものに化けることから,失敗すれば絶交されたっておかしくない大きな賭けに不安になるキャンチョメ.しかし,その可能性に気がついていないのかそれとも騙しきる自信があったのか強行するフォルゴレと,引きずられて大変な行為に手を染めてしまうキャンチョメ.…キッドに化けた上で意を決して踏み込むキャンチョメですが,もちろん口を見れば一発でばれる変装ぶりで,これを目にする博士の表情の変化の表現が絶妙.目にした段階で,フォルゴレたちやMJ12が何を考えたのかまで理解したからこそのあの笑みで,ここから先は全てを理解した上で騙す博士の演技が,優しい.

後半は,突如バルカンづくりに励むガッシュたちに戻ります.ウマゴンが覚悟を決めたとき,清麿にだけなつかない理由は消えたはずなんだけど噛まれている清麿(笑).理由はともかくウマが合わないんだなこの2人.そしてせっせと2人が作成に励む理由は,最後で見事に暴露されることになります.一体何体ぐらいつくったんだろう….
そして,見事に騙す博士はキャンチョメの化けたキッドを肩に乗せて夜の庭を散歩.懐かしい思い出を語るときだって会話の誘導ぶりも慣れたもの.なんせナゾナゾ博士の最強の技こそ嘘.これでどれだけのまともな展開が台無しにされてきたことか(苦笑).あっさり騙されたキャンチョメたちは無邪気に喜び,博士はキッドとのこれまで語られなかった旅路に思いを馳せます.
本作はもちろんガッシュの物語なんですが,博士にとってはキッドの物語こそ本編.なかなか報われなかった旅路の記憶は,ちょっぴり苦しみのほうが多かったかもしれません.世界中を回って強い魔物に仲間になってもらうはずが,皆に断られた上に遺跡に待つのは沢山の敵で,諦めたくなる気持ちもわかります.しかしそんな中でも希望を捨てずに光に向かったから,今があります.キッドが消えた夜は確かに絶望的で,楽しい時間は2度と戻っては来ませんが,2人で集めた希望の光は未だに周囲や肩の上にいて,もっと生きろと呼びかけてくるのです.
報われない夜こそ希望を抱くべきで,その希望はできれば遠く尊いほうがいい.闇の中で辛くても,尊い理想は強く輝き遠い理想は場所を変えず,だから,いつだって見失わずにそこへと進める.あのときだってそうやって進んだのだから,今も輝く目的のために進むべきなのでしょう.大切な人がもういなくても,一緒に進んでくれる者,替わりに歩んでくれる者がいなくなったわけじゃない.そしてそれこそ彼が望んだことに違いない.

礼を言い,気弱になったジジイの世話からキャンチョメを解放する博士.へこたれてないわけはないけれど(苦笑)見失いかけたものを見つけた博士は,アポロのヘリでもう一度進み始めます.届いた小包にだって小さな希望が詰まっていますからね.さて,この2人が調べに行った人間界に影響する「例の件」はアニメオリジナル展開? ここしばらくの素晴らしい物語に続くのはどんなものか,期待と不安を半々に,次回に続きます!

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最近とか報酬とかアンケートの結果とか

なんか寒かったりしますが皆様ご健勝でしょうか? 自分はもう加速をつけて忙しいんですけども,そんな中でパソコンの設定を直しに行ったりチャットをやることになったりとスケジュール的に滅茶苦茶なことに.もう今週は余計なことをやる余裕はそもそもなくて,ついでに溜まりはじめたものをなんとか消化しなければいけないので…音信不通気味でも構わないでください.あ,でもココログ投稿画面は音信不通にならないでください.更新画面が出ないと,記事が出せなくて困っちまいます(苦笑).

最近荒れた心を癒してくれるのが文庫版の「おそ松くん」.細切れの時間を見つけてちょっとずつ消化してますが,6人いるけど(笑)登場人物自体が常識を外れているわけではないんですが,各自の思惑で転がるように状況が悪化するスラップスティックさがたまらないですね.ゆっくり読んでいるのでまだイヤミすら出てこない(苦笑)この段階でも十分面白いなぁ.困ったのはこれが全22巻予定だという事実で,資金面はともかくとして最後に辿りつくのはいつになるのやら.
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これは報酬.バーミヤン.
 
窓の外を特急が通っていくのが面白い.
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さて,アンケートの結果です.順当ですが面白いな.

 1.1本だけ見ている 49
 2.2本は見ている 35
 3.3本まで見ている 29
 4.4本まで見ている 24
 5.5本とも見ていない 23
 6.5本全部見てる! 22

ここで取り上げているのは,ジャンルだけでなくその質もどこか似たようなテイストだったりします.なので共通して複数の作品を見ている人もそれなりにいるはずで,実際そういう結果になったわけですが…ただ,この5本全部見るってのはまた別の話なんだなぁ.まずは地域的に全部見られる地域でないと無理だし,作品として敷居がかなり低いものから無闇に高いものまで揃ってますからね.敷居が低い順から並べると,ケロロ・ガッシュ・陰陽・ジャぱん(高尾山)ボーボボってところ.
1本も見ていない大人も含め,もし見られる地域にいるんなら,間違い気味の楽しみ方はここでわかりますんで(笑)見ていない他の作品もぜひ一度眺めてみてください.
おもしろいよ!

で,このテーマは思った以上に面白いので発展させてみたいと思います.内容を変えてみましたんで,右上をぽちりとどうぞ.

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