« チョコ暴落とか消えないとかアンケートの結果とか | トップページ | らいむいろ流奇譚X#7 »

金色のガッシュベル#94

「命運尽きたガッシュとブラゴ?の巻」

折角友達になったマジロウをブラゴに消されたことを怒るガッシュ.しかしマジロウは己のプライドを賭け,全力でブラゴに挑み,その結果があの別れとなったのだ.しかしガッシュはどうしても納得できず,ブラゴとの真正面からの戦いがはじまってしまう.大技と譲れない気持ちを交える魔物同士の争いは白熱し,ぶつかりあう2人の力に遺跡が呼応し光る.その光は技の強さに比例して大きくなり,ついにガッシュとブラゴの最強の技がぶつかり合うとき,その力を放った一同を,遺跡を通して別世界へと引き込んだ.

原作にないアニメオリジナル展開を,なんだか妙に気合の入った作画で描いてみる「ガッシュ」.移動の原因となるガッシュの怒りだけはどうにも納得できないんですが(苦笑),移動した場所の描写は結構楽しい.現実世界での王を巡る戦いは中盤から終盤に向かっているので,その参加者である魔物を減らすことはできるだけ避けたいところ.となると,敵をばたばたなぎ倒す派手な番外編をやるためには,異世界に移動させてその先の相手と戦わせるのが手っ取り早いわけですね.

前半は博士のナレーションによる前回の粗筋.折角博士なんだから大嘘ついてくれてもいいんですが,それじゃ雰囲気台無しだし別の作品だ(笑).光る遺跡の近くの森で,友達を倒したとブラゴに怒るガッシュ.シェリーの説明によってこの戦いが魔物同士のまっとうな戦いであったことが判明しますが,ガッシュの怒りは止みません.プライドをかけて挑んできたマジロウたちに全力で応じたブラゴたちのほうが魔物としては正しいはずなのに,ガッシュは悪意がなく戦わなくてすむ者とは絶対に戦うべきではないと思っているんでしょうか.それを否定するのは,以前のロップス戦を否定するのと一緒なんですが….それに比べれば,雑魚呼ばわりにおびえの中から立ち上がり,戦いを挑んだマジロウたちの心意気は良し.
余程マジロウに愛着があったのか,それとも遺跡から変な電波でも出ているのか(笑)どうしてもブラゴが許せず向かっていくガッシュ.ガッシュがヒーロー役をやっている分,肩にウマゴン背負った清麿がギャグ役を請け負ってこれはいつもと役割が逆.両者とも慣れない役柄の上に,そもそも力の差が大きすぎて劣勢のガッシュたち.ラウザルク状況のガッシュに引っ張られる清麿+ウマゴンが藪の中で大変なことに.
マジロウのことが納得できないガッシュと,それを甘いと切り捨てるブラゴ.戦う理由はそれぞれ異なるのが当たり前で,いい奴とは戦わないガッシュのスタイルと向かってくるものは全て倒すブラゴのスタイルに優劣はないはず.ただし互いの言葉がどのような気持ちで発されているのか,そこを理解しようとする姿勢は王となるなら必要だと思うわけですよ特に主役.思いの通じない2人の会話は拳と呪文という大雑把さで,こんな奴らにはあんまり王にはなってほしくない気がするのはさすがにまずいだろ(苦笑).
余程テンションが上がっているのか,ギガノレイスの直撃を受けてもなお立っているガッシュ.…やっぱりあの遺跡から変な電波が出ていて,近くにいる魔物の心を戦いに駆り立てているんじゃなかろうか.力を利用する側も,そのほうが大出力を得られるだろうし.「負けるわけにはいかぬ!」という気合によって本を強く光らせる小さなガッシュ.そしてその力強い光に負けない光を本から放出させるブラゴ.
で,この高まりすぎた力が悲劇を招きます.言語外コミュニケーションこと戦闘の激しさに応えるように遺跡が発光していたわけですが,そこに繋がっているらしい場所には前回も出てきた謎の魔物が待ち構えていました.ガッシュたちの強い力,バオウとディオガの激突は遺跡を強く発光させ,それをきっかけにその中へと引きずりこまれていく関係者一同.ガッシュ,ブラゴ,シェリーはいいとして,清麿とウマゴンは微妙にとばっちりのような(笑).

後半は異世界! 今回のオリジナルで作り手がやりたかったのはきっとここから先に違いない.ガッシュ・清麿・ウマゴンのトリオとブラゴ・シェリーのコンビは古墳の力で異世界に送られてそれぞれ別の場所に到着.折角の機会だから組み合わせを変えても面白かったんじゃないか? 例えばウマゴンとシェリーとか(笑).まったく見覚えのない場所に到着したガッシュたち.その事実に動揺しながらも,周囲を真面目に調べ始める清麿が珍しく(苦笑)賢い.この鉄鉱石の世界から出るための鍵は向こうから立ち上る煙の元にいるはずの人だと判断する清麿ですが,火山などの自然現象だったらどうするつもりだったのかは謎.
そんなわけでこの異世界をガイドなしに歩き出すガッシュたち.構成物がどれも鉱物というこの世界は,なんでもありの魔物はともかく人間の清麿にはかなり過酷な場所.石の雨はもちろんやばいですしとんでもない顔になってるんですけども(苦笑)それ以上に人間が食べたり飲んだりすることのできるものがなさそうってのが厳しい.煙のもとに村があったのはいいんですが中に住んでいるのはやはり魔物.ここでできることは鉄を溶かすくらい…という話ですが,あれが彼らにとっての食事?
この世界の住人に人間であることを驚かれた清麿.相変わらずひどい目に遭いつつも(笑)ここがどこかを尋ねます.そして住人の言葉によって判明する驚愕の事実.人間界と魔界の隙間で,魔界で罪を犯した者が流される悲しき果ての地…罪の重さもあるでしょうが,別世界に罪人を送り込むという罰し方はどうなのか.罪人が更正しても,はたまた冤罪だったとしても助けてやりようがない.こんな大雑把な罰を決めたのもやはり魔界の王だろうか….そんな流刑地に引き込まれたガッシュたちにとってこの現実は一大事.脱出不能の袋小路に捕われてしまっては,人間界での王を決める戦いに復帰することができません.リタイアの危機に号泣するガッシュとウマゴン.特にウマゴンは完璧に巻き込まれただけなのである意味自業自得のガッシュよりも気の毒.しかし彼らには落ち込んでいる間すら与えられません.動揺する2人の魔物の子をとりあえず「俺が連れて返してやる!」と適当に請け負って(笑)走らせる清麿.方法とか実現可能性とか細かいところを気合でごまかしたのはいいんですが,結局鉄の魔物たちに取り囲まれてしまいます.ところがこの魔物たち,なぜか魔本にひどく驚き怯えているご様子.魔物なら当然魔本の効果と弱点について知っているはずですが,なぜ彼らはあれほどまでに怯えるのか.あの表紙の模様が怖いとか,罰されるときに同じマークを見たとか,そういう理由だったりするのか?
その一方,ブラゴたちは彼らをここに招いた者の城の一角に到着.2人を捕えるべく大量の魔物たちがけしかけられますが,そんな連中に遅れを取るような2人ではありません.そこに出てくるのがこの罪人の世界の王であるマエストロ.不思議な装置でこの世界にブラゴたちを呼び込んだのも彼で,このシリーズの元凶でありラスボスのようです.彼はブラゴを懐柔にかかります.現実の世界に,王を決める戦いに戻る方法をマエストロは知っているというのです!

恐らくはスケールのでかい罪人の刑務所大脱出に巻き込まれたらしいガッシュとブラゴ.彼らの力がこの世界から脱出するための鍵なんでしょうが,お約束としてマエストロはこんな世界から脱出して魔界の連中に復讐をしてやるのだと悪い顔で言い出しそうなので(苦笑),何はともあれ脱出したいブラゴたちとそんなことは許せないガッシュたちが激突する原因にならないといいんですが.さらに注目しておきたいのはこの鉄鉱石の世界,出てくる魔物も鉄の塊のような奴ばかり…ってことは今回かなり重要な場面で,あの今ひとつ使いにくい呪文が大活躍? というかむしろここで活躍させないほうがおかしいよなぁと思いつつ,次回に続きます.

|

« チョコ暴落とか消えないとかアンケートの結果とか | トップページ | らいむいろ流奇譚X#7 »

「レビュー◆金色のガッシュベル」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5112/2945316

この記事へのトラックバック一覧です: 金色のガッシュベル#94:

« チョコ暴落とか消えないとかアンケートの結果とか | トップページ | らいむいろ流奇譚X#7 »