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金色のガッシュベル#93

「夢に呼ばれて奈良旅行の巻」

ガッシュとウマゴンは揃って自分たちを呼ぶ謎の夢を見る.夢で見たものを石積みで再現していると,清麿がその形が飛鳥古墳であると気づいた.さらに博士から謎の発光現象について調べてほしいと依頼され,清麿とガッシュとウマゴンは奈良の明日香に向かう.首尾よく夢と同じ石積み古墳を見つけたガッシュたちは,その側でタヌキのような小さな魔物に出会った.

本当に面白かったギャグと日常の1月は終わり,久々にストーリーのあるア二メオリジナル展開に突入した「ガッシュ」.以前も魔鏡編としてオリジナル中編をやったんですがその出来は正直微妙だったので今回も油断はできません.もちろん原作者ではない人が作るのだから別ものが出来上がるのは当然.同じものを望むのは酷な話で,原作の雰囲気を継承し原作では見られない物語を描こうとしてくれるだけで満足したいところ.で,魔境編に比べると,格段に良くなっているのがギャグ部分というところが泣かせます.…そうか,そこを頑張ることにしたんだな(笑).

前半.深刻な表情のナゾナゾ博士が不安感を煽リます.空へと続く異様な地形.輝く雷光に本の形の魔法陣.そしてその中から魔物たちを呼ぶ誰か…というガッシュの夢.ウマゴンも同じ夢を見たようで石積みを再現しているあたりはいいんですが,それを見た清麿があっさり「飛鳥古墳」と言い切ってしまうのにびっくりです.古墳には詳しくないんでよくわからないんですが,あの石積みを一見しただけで捜してしまう清麿の天才ぶりにびっくり.期末テストの出題範囲に含まれていたにしては,時期が外れすぎているしなぁ.さらにナゾナゾ博士から到着する手紙と電話も明日香に何かある説をサポート.ちなみに魔界と関係あるかもしれない謎の発光現象を撮影した映像も,そのアングルのおかげでとても衛星画像に見えません(苦笑).そんなうかつなメインストーリーに対しウマゴンに足あとを拭かせるあたりは割と良く出来ているのが,どうにもバランスが悪い.そんなわけで「光に集え」という夢の言葉に従うがごとく,ガッシュたちは明日香に向かうことになります.
そして,移動中の清麿に襲いかかる博士の刺客.移動中になぜか同乗しているマジョスティック12.てっきり「役に立つかもしれないから」程度の建前で,博士が清麿を困らせるために送りつけてきたんじゃないかと思ったんですが(笑),ただの見送りで本当に良かった.ガッシュとウマゴンだけでも大変なのに,この先しばらくあいつらまで飼わされたらたまったもんじゃないですからね.でも,この先そんな清麿がボロ雑巾のようになって終わる話も見てみたいような気はします.
到着した奈良は鹿だらけ,大仏にもついつい登ってしまうなんてのはごくお約束.でも馬っぽい奴がいるのでリアル「馬鹿」が完成するのは本作ならでは(笑).問題児2名の引率にかりかりしている清麿.せめてサンビームさんがついてきてくれれば…って今回ウマゴンはバトルでは役に立たない可能性が高そうだ.
夢の記憶に呼ばれ,爆走する魔物2匹の後から必死についていく人間の清麿.見つけた場所はガッシュがつくった石積みと同じ形で,しかし巨大な古墳.その石の配置は確かに魔本の模様と似ているわけですが,サイコロの5にも似ているので,あの程度の類似性で無理に魔界に結びつけるのはどうだろう(苦笑).夢の中でガッシュとウマゴンは誰かに呼ばれていたわけですが,同じように呼ばれていたのか,小さな別の魔物が登場.そして,タヌキではなくアルマジロ型のこの魔物と,なぜか追いかけっこを開始するガッシュたち.

後半はやがて暗転.ガッシュたちはアルマジロ型の魔物と軽快な追いかけっこを実施.途中でウマゴンは脱落しますが,ガッシュは最後まで粘ってなぜか友達に.落ちた小鳥を助けてあげる優しいこの魔物の名はどうやらマジロウ.もしかしたらウマゴンと同じく本当の名は違うのかもしれないけれどともかくマジロウ.この魔物のパートナーも,すごいまつ毛のなかなかに濃い御仁でありました.
バグパイプとともに参上するのは,スコットランドの奇人,ニコラウス.見た目だけでギャグ担当だとはっきりわかるデザインに好感が持てますね.現在,人間界に残る魔物の数はかなり少ないはずですが,ボリビアで出会ったニコラウスとマジローは,ガッシュたちが魔物とわかっても一緒に川で遊んでいるあたり,アポロ・ロップス組と同じように無理に戦わず気ままに旅を続けてきたんだろうな.王を決める戦いに参加している魔物同士が仲良く遊べる機会は珍しいはずで,そりゃマジロウだって大喜び.寒い季節に川遊びしても平気なんだから,やはり魔物の体のつくりは人間とは違うんだろうな.
そして夜.山頂からの光に気がついたマジロウたちはガッシュたちを置いてその正体を探るべく,近づいていきます.しかしその光の元から戻ってきたのは…なんとシェリーとブラゴ! ガッシュやマジロウたちと同じように夢で呼ばれたのか,既に山頂に向かい,誰かと出会い戻ってきた2人と戦うことになってしまった気の毒なマジロウ.もちろん,怖がって逃げ回るだけで生き残れるほど王の座を巡る戦いは楽なものではないはずで,マジロウたちもそれなりの実力はあるはずなんですが,今回ばかりは相手が悪すぎる.疲れて眠りこけてしまったのか,出遅れたガッシュたちが目にしたのは勝ち目のない戦いで魔界に戻ることになってしまったマジロウ.キャラの方向性や作りこみからして,まさか1話持たないとは思っていなかったのでさすがにびっくり.
気が合いそうな新しい友達とのいきなりの別れに泣くガッシュ.強いものだけが勝ち残るのが魔物の戦いなので,ブラゴたちの行為は至極当然.しかし,子どもの理論で生きているガッシュからすれば,いきなり友達が消えてしまうような状況はやはり納得できなかった様子.なんと奈良の山の中でガッシュVSブラゴというドリームマッチの開催が決定してしまいます.
現状ではガッシュはブラゴに勝てないはずですが,まさかこの時点で主役を戻すこともできないということは,次回の対戦中に何かが起きるということだろうか.夢の中の魔物と遺跡の謎も解消されておらず,さらに前回でアポロと博士が向かった場所についても不明のままで,その上今回のサブタイトルの「命運つきた魔物」が一体誰のことであるのかもわからない.たっぷり謎を積み上げたところにさらに次回は謎のフィールドが登場? この山盛りの謎はどのように解消されていくのか.大きく話が動きそうな次回に続きます.

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