2月上旬アニメ雑感
今日は起きたらとんでもない時間.なんせ最近滅茶苦茶だったから,たまの休みくらい際限なく眠りたい…というわけで時間を贅沢に使ってみた午後でありました.クラスター分析やってる横でシステム拡張の話をされても簡単に頭は切り替わらないってばさ(苦笑).というわけでいろいろ雑感をまとめておきますよ.
<日曜>
○レジェンズ
△まほらば,UG
「レジェンズ」はついにラストに向け爆走を再開,するのかと思ったらあの予告は一体なんだ(笑).大人が子どもに見せたいアニメとしては良く出来てますし,大人の鑑賞に耐える物語も素晴らしいんですが,子どもが自分から選んで見たいアニメとしてはやっぱり力が足りないんだよなぁ(苦笑).「まほらば」は苦手な絵柄なんですが,この可愛いものたちをひたすら愛でればいい,という見方がわかったので俄然楽しくなってきました.「UG」はやりたい放題のエロスが売りで,濃厚すぎる芸風は実は飽きられるのも早いので,いかに視聴者を惹きつけていくかが鍵でしょう.脱げかかったはずが着ているところは,実はヤバすぎて放映できないところだったりしませんか(笑)?
<月曜>
○:ファンタジックチルドレン
△:月詠
「ファンタジックチルドレン」,過去編が完了しキャラにぐっと深みが増したところで現在へ.過去世と現在,どちらも同じくらい大切なはずですが,ヘルガはこのまま過去を選んでしまうんだろうか.あの髪は,ヘルガにもタイムリミットが課せられた証だったりするのか? 「月詠」は安住の地から追われて次のステージへ.元々決してヘタレではなかった彼ですが,いきなり葉月と力関係が逆転するというのは斬新.しかし作品と視聴者はこの構造の変化に耐えられるのか.
<火曜>
○巌窟王,BLEACH
△スクールランブル,tactics
「巌窟王」,偽りの後ろ盾を全て失ったアルベールを支えてくれるのは友達?の絆のようです.これまで与えられた環境でのほほんと過ごしてきた彼がバカなりに行動しはじめたのに対し,入念な計画をついに動かしながらも,逆にその計画に本心を飲み込まれていくようにも見える伯爵が対照的.「BLEACH」はようやく今後の本筋に到着.ジャンプ的インフレーションとタイマンバトル中心のドラマはここからはじまります.「スクールランブル」はこの時間帯のアニメにしては品質が段違いに高く,しかもその品質を投入する方向が明らかに間違っているという点が素晴らしい.「ケロロ」に並ぶプロのコメディアニメです.「tactics」は鑑賞方針としてはキャラの愛らしさを愛でられればOKで,それにふさわしい描写はされていると思うんですが,加えて,脇が暴走する回が特に面白い.
<水曜>
○BECK,魔法先生ネギま!
△NARUTO,ゼノサーガ
順調とは言わないまでも着実にキャリアを積み上げ,問題を少しずつ解消していく「BECK」.これまでコユキが辛い目に遭ってきたのを見てきたからこそ,大写しになるあの光景に嫌味でないカタルシスを感じるんではないかと.シリーズ終了までにどこまでいけるのか? 「ネギま」はただの萌えアニメとしては絵の力が足りないんですが,実際は萌え以外の要素もふんだんに含まれていて,むしろそっちを頑張ってもらったほうがいいので頑張れシリーズ構成.この分だとラスボスは彼女で決定? 「NARUTO」はまだまだ豪華な露払い中.本当に厳しい主役の戦いはこのあとに.「ゼノサーガ」は今もよくわからないまま見ているんですが(笑),物語の輪郭が朧気に見えてきて先が気になるようになってきました.もう少しいろいろ解説は欲しいんだけどね.
<木曜>
○らいむ,ビィト,ジパング
△女神さまっ,舞-HiME
「らいむ」は相変わらず楽しんでいる自分がとても嫌です(笑).いや,もういろんな意味でアウトだし配慮も足りないし国辱なんですけども,主役連中が凄いバカだけど悪い奴じゃないんだよなぁ.UG以上に視聴者を選ぶ作品なのは間違いないんですが,しかしどうにも面白い.「ビィト」は声が微妙なもののミルファ姐さんの先輩ヒーローぶりが素晴らしい.元々東映の原作つきはエンジンがかかるのに時間がかかると思ってるんですが,ようやく本来の良さが出てきたかな? 「ジパング」は青年とおっさん満載でどんどん大事に.この先策謀が史実にからんで錯綜していきそうなので,気合を入れて見なければいけないかも.で,気を抜きまくりで見たほうがいいのが「女神さまっ」.各話のプロット自体には原作由来の古さを感じてしまうわけですが,丁寧に描くことでずるずると引きずられていくわけです.「舞-HiME」はやはりバトルロイヤル展開に.主要3人の闘いがクライマックス直前を飾ることになるのか.
<金曜>
○ガッチンポー
我が道を淡々と歩む「ガッチンポー」.その歩みを止める障害はもはやないんだろうなぁ(苦笑).さらにFlashアニメとしての表現にも磨きがかかってきました.この作品で培った技術力を生かした,キッズ向けの制作費が安価なアニメは来期以降増えていくのかもしれません.
<土曜>
○ビューティフルジョー
△今日から(マ)王!,学園アリス,ギャラリーフェイク
最初の不安定感が消えた良いヒーローギャグアニメの「ジョー」.秋開始では最も良く化けた作品だと思います.まだまだ敵味方甘いですが,クライマックスが近づいたら意外とシリアスに展開してもおかしくないかも.「(マ)王」は次期シリーズに続く…ってこのシリーズではどんな結論に達するんだろうか.「アリス」はマイペースに学園の厳しい現実と蜜柑の健気さを描写.テーマも質も間違いなく女の子に楽しんでもらえる作品なので,見られる人間が限られる衛星という環境が勿体無いですね.「フェイク」はまだまだ慣らしの段階.アニメならではの面白さを作り手が見つけ出すことができるのか,のんびり見守ってみたいと思います.
ここで書くことでストレスの発散がそれなりに出来ているらしく,どんな形であれ,自分の言葉を表出するというのは大切だなと思う昨今です.そんなストレス発散に付き合ってくれる読み手の皆様,いつもどうもありがとう.
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