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いちご100%#2

「大逆転,東城渾身の一撃の巻」

(A)東城との2人きりの早朝勉強会で受験勉強に励む真中.この勉強会のことが彼女となった西野にバレ,西野・東城・真中の3者会談が放課後のドーナツ屋で開催されることになった.学年トップの東城が西野に数学を教えていると,生活指導の先生が急に店にやってくる.買い食いを見つかるのはまずいと考えた3人は店の裏口から逃げようとするものの,扉の向こうは裏口ではなく,掃除道具入れだった.

(B)月日は過ぎてついに泉坂高校受験の当日.試験会場で真中を待っていたのは前の席の小宮山だ.真中の後は空席で,そこには同じクラスの受験生が座るはず.試験開始直後にようやく席に着いたのは,髪を降ろし,眼鏡を外した東城だった.その姿はまさしく,あの日屋上で一目で恋に落ちたいちごパンツの少女そのもの.突然の再会によって,受験中だというのに真中の妄想は爆走していく.

主に真中の馬鹿ぶりと東西の絶妙の愛らしさとうかつさに笑いのツボを鷲づかみにされてしまった「いちご」.今回も前回以上に真中の馬鹿ぶりや美少女たちのサービスは全開.なんであんな馬鹿に惚れてしまったのかはよくわからないものの,秘めた思いや明らかな嫉妬をぶつけてくる美少女たちの激しいバトルをうれしく鑑賞していきたいと思います.特に後半の東城の逆襲は,これまでの鬱憤を晴らすがごとき大活躍です!

前半は掃除用具入れで.己の夢を叶えるため,真中は泉坂高校目指して勉強一直線.もちろん一人で勉強しててくれれば,あるいは彼女の西野さんと勉強してくれれば腹も立たないんですけども,純真で奥手の東城さんと早朝の図書室で勉強するってのはどういう了見だ! しかも東城ときたら惚れた弱みか直筆の一覧表とか作ってきてくれる始末.その上真中は馬鹿なのでありがたみを理解してません.いくらいい子だからって,どうでもいい奴のためにそんな面倒なことするわけがないんだ.だから「いい子」の一言で東城の努力を無駄にすんなよ….東城といる時間が凄く好きだとひとり言を叫び,さらに自分には西野がいることを思い出してあわてる様子を見ていると,ピラニア入りの水槽に落としてやりたい気分で一杯だ(苦笑)!
そう.真中は馬鹿ゆえに,もののありがたみがわかっていないのです.本当に東城といる時間が大切なら,西野と一緒の帰宅の最中に勉強会のことをぽろっと口に出してしまったりするわけがない.一応彼女の西野としてはもちろん東城の真意をすぐさま明らかにしたい…ということで3人でドーナツ屋へ.とはいえ東城の真面目そうな様子を見て一瞬にして己の優位を確信したのか,問い詰めではなくいきなり勉強会を開始.西野,受験直前で一次関数がわからんというのはさすがにまずくはないか? 勉強している目の前の2人に,真中はすぐさま土下座して罪を詫びるべきなのに.むしろ東城の眼鏡を外したい西野のスカートの中のものが気になって覗きにいく痴れ者ぶり.…もう,勿体無くて涙が出てきそうだ! 優位に立った余裕なのか,西野は東城の素顔がきれいなことを看破して,眼鏡を外したり前髪を下ろしたりすることを提案.西野は己を過信したがゆえに,墓穴を掘ってしまったわけです.
さて,そんなドーナツ屋に生活指導の先生が前フリもなく登場.買い食いしているのであわてて逃げようとする3人ですが,裏口と間違って掃除道具入れに3人で入るってのはさすがに無理あるだろ! 入る前に外じゃないって絶対わかるはずなんだけど…この先のシチュエーションのためだからなぁ(笑).真中・東城・西野の3人が入った狭い掃除道具入れ.もちろん中は真っ暗で,わからないのをいいことにとんでもないところを触ったり掴んだりしている真中も真中ですが,殴るでも噛むでもなく,さらに擦り寄る女の子たちも凄いや.どうやら3人が3人ともバカだということがわかる(笑)密室プレイ.嫌な鍔迫り合いだなぁ.
先生が去ってプレイから解放された3人.東城さんは「楽しかった」とかコメントしてますんで,ああいうのがお好みなのかもしれません.そして密室で暴れたこともあって前髪が降りた東城を誉める西野と真中.もちろん東城はうれしいんですけども,それに続く真中の提案が東城を落胆させることになります.なんと,早朝勉強会に西野を誘う真中! …どうせ彼女の西野とちょっと可愛い東城と3人で両手に花…とかくだらないことを考えているんでしょうが,そこには2人(特に東城)に対する気遣いはまったくなし! ああ,なんて哀れな噛ませ犬東城.
もちろんそんな真中の横暴を天は許さず,神の代理として勉強会に派遣されたのは真中の友人のお邪魔なクラスメイト.特に小宮山は東城の可愛さとかふわふわアタックとかに瞬殺されてよかったね(笑).大草こと神の代理人は「東城は真中が好きだ」と実にしっかり通告するわけですが,これを呆然と聞く真中は…やっぱりわかってなかったよこいつ.

後半は受験会場で.月日は光陰矢の如し.あっというまに受験の日となりました.普段の真中のダメ具合を見ていると,むしろこいつは一生トンカツを食い,MNOとしてナオンを狙っては死ぬ日々を送ればいいと思います(笑).
可愛い西野と一緒に受験に行く真中の後からは,ついに覚醒したあいつが…いちごパンツがやってきた!
受験会場では既に相方の小宮山がスタンバイ.真中の後に同じクラスの奴が来るということで,もしかすると自分を追ってきた東城じゃないのかと妄想し盛り上がる小宮山.東城が小宮山の後を追うわけがないと相手にしない真中.東城の賢さはこの高校には不似合い.でも,もし来たら…と前半で東城が自分のことを好きだと知らされているからこその真中余裕の妄想が腹立たしくてたまりません.ところが試験が始まっても後ろの席には誰も来ない…と油断したところに抉りこむような一撃だ! 「東城綾」と名乗る彼女は,髪をほどいて眼鏡を外し,ヒロインの座を奪うべくここ一番で勝負をかけてきます.しかも彼女は…屋上のいちごパンツだ!
東城のあまりの変貌に脳を直撃された真中(受験中).あの夕焼けの中で一目ぼれしたのは西野ではなく東城.実際は髪の長さも色も顔も胸のサイズも違っていたんですが,なんせ真中はパンツしか見ていなかったのでそれ以外の場所をろくに覚えていなかったわけです.しかしそんな彼女が自分の真後ろにいるということで,バカの脳裏を駆け巡る妄想(受験中).特にいちごパンツ東城に対する真中(受験中)のコメント,「ああ,オレの目の前で,パンツ見せてくんねえかなぁ」はけだし名言だと思います(笑).真中にとってはどちらの東城も捨てがたく,ついには両側に抱えたいとか脳を腐らせてしまってとんでもないことを忘れていた真中.…だから受験中だって(笑)! もちろんマークシートにはろくに印もついておらず,気がついたときには己のバカを呪いながら残った時間で必死に解くしかない真中.さすがは覚醒東城.真中の夢を全力で妨害する実に見事な攻撃です!
ここまで鈍い真中に散々翻弄されてきた東城の逆襲(笑)によって,真中の受験は悲惨な状態に.しかも東城ときたら休み時間には姿を消すという見事なじらしっぷりを発揮.これだけ悶々させられた上に,受験終了後には涙ぐんで精神攻撃を仕掛けてくるんだから恐ろしい! …この攻撃を食らってしまったのは真中以外にもう一人.真中の彼女というヒロインの座にいたはずの西野は,ルックス・積極性からして己の敵ではないと感じていた雑魚が真中の中で己を越えた瞬間を目にします.合わないコンタクトという飛び道具に乗せて「映画」という必殺ブローを放った東城,これまでの噛ませ犬イメージを吹き飛ばす,まさに圧勝です!

ついにはじまった美少女たちの本作のヒロインの座を巡るバトル! そう,恋は確かに戦い.どんなあざとい手や信じられない偶然を使おうとも,たとえその陰で泣く者が出ようともヒロインの座はたった1つ.その座にくっついている勝敗判定機こと真中の存在は非常に微妙なんですけども(笑),あらゆる手法を駆使した彼女たちの真っ向勝負は,確かに「ジャンプ」マンガなんですよたぶん.中学編最終回.真の戦場,泉坂高校へと続く次回に続きます.

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