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金色のガッシュベル#104

「痛々しいほど空回りの巻」

ウマゴンのパートナー,サンビームが高嶺家の近所に引っ越してくることになった.その引越しの手伝いと引越し祝いを届けるために清麿・ガッシュ・ウマゴンの3人が出かけるのだが,母に推薦されたことで清麿が鈴芽を呼び,ガッシュがティオと恵を呼んだことが全ての過ちのはじまりだった.大好きな清麿と憧れのアイドル大海恵が親しいことを知った鈴芽は激しく狼狽した末に勝ち目のない戦いに挑むことを決意.しかし引越し祝い選びにかこつけて嘘発見器を清麿に装着した鈴芽は,清麿と恵の親しさを思い知ることになる.

今期は物語面でも作画面でも素晴らしいものを見せてくれる「ガッシュ」,今回はモチノキ町でもトップクラスの間抜けさを誇る鈴芽を主役とした容赦なしのギャグ.とても勝てるはずのない相手に立ち向かわなければならなくなった鈴芽も気の毒ですが,より可哀想なのは間違いなく鈴芽よりも周囲の人間.特にラストときたら悲惨なことに…確かに,包丁扱いだけはうまいんだけども(笑).キャラを効果的に崩すことでコミカルな内容を十二分に表現するだけでなく,ちょっとした部分で見せている芸の細かさや妙に凝った表現も楽しい,良い回です!

前半は過ちのはじまりから発露まで.ガッシュと清麿の暮らすモチノキ町はちょっぴり愉快すぎる町で,暮らせばどいつも間抜けな感じになるわけですが,元々サンビームさんも相当なんかアレだったので,むしろなじめると思います.高嶺家に届いたサンビームの手紙がきっかけで,引越しの手伝いなどに行くことになるあたりはいいんですが,「鈴芽を呼べ」という母の差し金が以降のとんでもない展開の元凶.清麿にやたらくっついてるということで母は鈴芽の気持ちを察しているのかもしれませんが,当の清麿は…少なくとも恋愛感情は抱いてないと断言できるあたりが切ない(苦笑).そしてどんな状況でも魚のことが頭を離れないガッシュ.大きな魚一匹丸ごと頬張るのはどうかと思ったんですが,まさか清麿も同じ食い方をするとは思いませんでした(笑).
呼び出しを受けた鈴芽は見事に有頂天.洋ナシちゃんに伝えているあたりが天然ぶりをよく示してるんじゃないかと.孤独だった頃の清麿を唯一嫌わないでいてくれた鈴芽は清麿の更正に重要な役割を果たした恩人なんですが,そんな出来事も随分遠い昔に感じられるのは,時間の経過だけでなく鈴芽のダメさ加減もあるんじゃないかと.そんな彼女のデートのためのコーディネートは清純爽やか?それとも大人っぽく?…出来もしないことをやっちゃだめだと,ここではちゃんと気がついて自制できているわけですが,人間,テンパるとその程度の判断すらできなくなります,というのが今回の教訓.
というわけでデートではなく,サンビームさんの引越し祝いなどに4人で出発.がっかりしながらももしかしたら!の妄想を膨らませていたところでガッシュが招いた最後の2人が合流.なんとティオと,忙しそうな恵さんまでも! アイドルの大海恵は鈴芽も大ファン.だからこんなところで会えるのはうれしい.しかし清麿は恵と妙に親しげでそれは大変に困ったことで…複雑な鈴芽の心境を示すのがガタガタしながら差し出すブロマイド.どう頑張っても勝てない強敵の出現が,鈴芽の元々ごくわずかの判断力を軒並み吹き飛ばしてしまいます.
まずは引越し祝いを購入するためおなじみのデパートへ.どんな状況でも魚のことに夢中なガッシュはいいとして,鈴芽は清麿と恵の関係でもう頭が一杯.トップアイドルに自分の名前を呼んでもらうことに成功しても,それはうれしいけど違う…(苦笑).実際のプレゼント選びではトップアイドルに宣戦布告した上で品物選びをするはずが,なぜか嘘発見器を持ってきて清麿に装着するという意味不明ぶり.「いいものを持ってきて恵に勝つ」という目的が「清麿と恵の関係を知りたい」という欲望に見事に負けてます(笑).
ここまでの鈴芽の奇行とそれをいなす恵の間にいながらも,「雰囲気がおかしい」程度しか理解できてない鈍い清麿と鈴芽の嘘発見器ショー.恵とは親しい友達であることは,本当.恵とは何度も会っているのも,本当.知りたくない現実に打ちのめされながらも,「恵より鈴芽のほうが親しい」も実は本当だったので,ここは大喜びしていいところだったんですが…「恵と清麿は同じ秘密を持っている」も確かに本当(苦笑).ゆえに鈴芽ランナウェイ.いい加減と言われながらも相当正確なこの嘘発見器,もし「鈴芽よりガッシュのことで頭が一杯」だったらどんな反応が出たんだろう(笑)?

後半は過ちは加速して悲劇へ.サンビームへの贈り物選びは想像以上に難航.そもそもガッシュたちは完璧に遊んでいたので期待できず,さらに鈴芽もあんな調子なので(笑)どうしようもないわけですが,なんと恵まで妙なものを選択.お魚釣りゲームもぬいぐるみも可愛いお風呂セットも嘘発見器もアイドルのCDも,大人の男性が喜ぶプレゼントではない(苦笑).自分以上にダメな奴に品物を選ばせようとしたこと自体が清麿のミスで,結局嘘発見器をプレゼントされることになるサンビームはお気の毒(苦笑).…けど,今後の展開を考えると,割と正確な嘘発見器は言葉の通じないサンビームとウマゴンのコンビには良いガジェットではないかと.ギャグにしてもシリアスにしても,良いエピソードがつくれそうです.
今度はサンビームの引越しのお手伝いを全員で開始.デパートではさすがに舞い上がっていたものの,床拭きなど彼らなりに引越しを手伝うガッシュたちがちゃんと役立っているのに対し,理性が飛んだ鈴芽はひたすら迷惑.清麿の側にいたくて必死なのはわかるけれど,何をどうやっても痛々しいほどの空回り…サンビームと良い雰囲気になっている清麿はよくわからないんだけど(苦笑),それを妨害するために2人で持っている荷物の片側をいきなり離すってのは怒られても仕方ないよなぁ.とはいえ鈴芽なりに手伝おうとしても清麿をさらに怒らせるだけ.特にパイプベッドの組み立ては,なぜにあんなイリュージョンが起きるのか(笑).そして,鈴芽のずっこけの頂点は掃除機.ものすごい吸引力を発揮する掃除機に吸われてしまったウマゴンは,急に止めた反動でバケツにストライク.そして惨事! …最初から勝ち目のない戦いだったけれど,むしろ何もしなかった場合よりもダメになってる(苦笑)!
そんな自分の惨めさは,鈴芽もさすがに理解しています.夜,綺麗に片付いて団欒を楽しむ魔物&パートナーの皆さんから一人はぐれ,部屋のすみっこで小さくなってる鈴芽.しかしそこに訪れたのは,最後の挽回のチャンスこと夕食づくり.彼女の包丁さばき「だけ」は定評のあるところですが….料理をおいしくつくるのはかなり難しいこと.「私だって,いいとこ見せたいのよ!」って気持ちと気合はよくわかるけれど,気合だけではどうにもならないことがあるという現実については,友情のカレーで皆様ご存知かと思います(笑).
気合を入れて台所にこもり,大量の材料を使って渾身の夕食をつくる鈴芽.一生懸命なのは認めるけれど,包丁さばきは完璧だけど,最後まで好きな人のために頑張ったんだけど…やはり現実は厳しい.むしろ魔物との戦いで武器として使えそうなくらいの代物のおかげで口からよくわからない光を放つ皆さんは,もう二度と鈴芽の夕食を食いたいとは思わないと思います(苦笑).

というわけで帰ってきたカレーみたいな話であったわけですが,ラストで気がかりなニュースがテレビで放映されています.巨大な建造物の映像は,前回ヘリが撮影し損ねたもの.あまりにも人間界離れしたその姿をはじめて目にした一同は,今後この建造物へと引き寄せられていくことになります.
さて,次回は対コーラルQ戦.毎度ひどい目に遭う事で定評のある清麿ですが,次回は理不尽な目に(笑).映画の予告CMのクオリティに目を奪われたりしつつも,次回に続きます.

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