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いちご100%#8

「小悪魔は恋の隙間で遊ぶの巻」

(A)正月.唯とともに初詣に出かけた真中は,その帰り道に東城に出会った.桜海学園を受験する唯は,賢い東城に真中家で勉強を習うことにする.去年の同じ時期は自分が東城に勉強を教わっていたことを懐かしく思う真中を蚊帳の外にして,唯と東城は2人で勉強.その会話の中で,東城は真中が彼女と別れたことを知る.

(B)真中家での東城と唯の個人授業も今日で最後.2人が勉強をやめて散歩しようと決めた最終日,真中だけでなく,小宮山や外村,さつきまでもが集合し,なぜか全員で公園でかくれんぼをすることになってしまう.偶然同じ場所に隠れてしまった真中は唯の成長ぶりに心を乱す.他の全員が見つかり残るは唯のみ.しかし狭い公園を1時間探し回っても見つからない上に,雪まで降ってくる.

実際原作からしてかなりとんでもない作品であり,そのとんでもなさを見事に生かしてアニメ化しているとしか言いようのない「いちご」.作品の個性は,他の作品を論じる際に「~のように」と比喩に使われるほどにならなければ確立したとは言えないはず.その点では平均以上の凄さを見せ付けている本作ですが,それが果たして望ましいことなのかどうかについては全然ちっちゃい話なので気にしないでおきましょう(笑).
今回は年下の唯が主役.真中争奪戦では東西南北の中では他の3人からかなり引き離された位置にいる彼女が,年齢不相応の稚気溢れる行動の合間にネタを仕込むというなかなかのテクニックを見せつけます.

前半は東城のコントぶりが…(笑).唯と一緒に初詣に出かけた真中.昨年末西野にふられたこともあり,神前で願うのは「前向きな恋ができますように」とか「皆に相応しい男になれますように」…もちろん神はこんな奴の願いなんか叶えるわけがない.で,神が正しいものを助けるはずなので,唯の合格のほうは大丈夫でしょう.帰り道に偶然出会った東城に対する挨拶が間違っていると年下の唯に鉄拳教育される真中が正月から不幸でよろしい.
東城と3人になった神社からの帰り道,桜海を受ける唯は今更ながら自分の受ける高校のレベルの高さに困っていて,それに対し東城は自分の去年の受験予想問題集をあげようかと提案.唯に対し便宜を計るのは現在最強の驕りなどではなく,真中の身近な人物を懐柔することによって真中からの評価を引き上げ,さらに学校以外の場所で真中の近くに接近するため.学校ではさすがにさつきが妨害してきますからね.そして東城の賢さについて太鼓判を押す真中.「受けたら絶対受かってたんだからな! 何で来たのか皆不思議なくらい!」…なんでそんなにエキサイトしてるんでしょうか(笑).受験のときは世話になったのは間違いないんだけどね.
兄的存在の真中があまりにも本気なので,唯は東城に勉強を教えてくれとお願い.しかも勉強場所は真中の家だ! 東城が家に来る.そのことにすっかり有頂天の真中.…こいつ,たぶん西野さんにふられたばかりだということを完璧に忘れてるんじゃないかと(苦笑).西野からの苦しみが東城からの喜びで打ち消されてしまうってことは,やはり序列の東城優位は揺るがないようです.
翌日,家庭教師のために真中家を訪問する東城.それを迎える真中…と思ったら唯に即座に轢かれております(笑).このあたり衝突音など妙に遊んでいて楽しい.良いムードの時に流れる例の歌も含め,この作品の魅力は音楽で割り増しされてますよね.本当は東城とちょっと話したかった真中ですが唯のために部屋には入れてもらえず,負け犬のように2階へと上がっていく様が小気味いい(笑).
ここを頑張ればより真中に近づけるというわけで,前日からばっちり仕込んできた東城は見事な教え上手の上に我慢強い.そんな東城に憧れる唯は,どうしてここまで出来る人が泉坂なんかにいるのかと質問.その理由として挙げてみた「好きな人のいる学校?」はもちろんビンゴ.しかもその相手はこの家の二階でごろごろしてるんだよ唯ちゃん(苦笑)! きっと両思いだからコクれと促す唯に対し,相手に彼女がいるとしおらしく引き下がってみせる東城.しかし,妄想をそのまま口に出してしまうほどにどうしようもなく口の軽い真中が語ってしまったに違いない最新情報が東城の三半規管を揺るがします!
真中が彼女と別れた…動揺して湯のみを落とし,こぼした茶を拭くものを取りに行こうと立ち上がった直後にずっこけて顔面をぶつけ,さらに小指の端をぶつける(笑)! まさにコントみたいな動揺コンボを示す東城.内心の動揺もあるものの,ここまでやれば誰だって東城が好きなのが誰かわかるので,唯は勉強の礼として休憩を提案.
唯が出かけて家の中には真中と登場の2人きり.それを知らない真中が2人がいるはずの部屋を覗くと,中では東城がひとりで寝ております.ここで戸を閉めて2階に戻ることも,寝ている東城を起こすこともしないあたりが真中らしさ(苦笑)! 寝ているのをいいことに寝顔を眺めたり,他人の鞄からノートを取り出すというコソ泥ぶりを発揮するのに,目覚めた東城さんは天然ゆえに怒らない(苦笑)….普通ならこっぴどく叱られても怒らないあたり,やっぱりこの2人お似合いなんでしょう.だってこんな男のために小説の続きを書いてくるわけですからね(苦笑)!
東城の小説がうれしくて,早速一緒に読み始める2人.もうこの時点で唯のことは頭の中から落ちてしまっていると思われます.2人きりなのに小悦に夢中の真中.こいつ,やっぱり女の子たちよりも夢のほうが大切で,東城の魅力には実は真中の夢が含まれ底上げされてる状態.東城単体の魅力で他の女の子を圧倒しているわけではないわけです.だからこそ頬を染めて,「変なこと,聞いてもいいかな?」と更なる攻撃を仕掛ける東城.…しかしここから先に展開すると終わってしまうので(笑)ちゃんと妨害が入りましたとさ.後で毎日10分くらい2人きりにされたってもはやあの好機は戻らず,日々は過ぎていきます.

後半は唯が直球でない魅力を発揮.本当に瞬く間に日々の過ぎる本作では,短いCMの間に家庭教師期間が終了して唯は明日帰ることに.折角だから今日は休みにしてお散歩しましょう…と東城が唯を連れ出したところ,なぜか泉坂の仲間が集合することに.外村や小宮山は初見ですが,さつきとはあのバーガーショップでの痴態でおなじみ(笑).「だってまたひどい目に遭わされる…」とビビる唯ですが,さつきはそんなねちねち引き摺るような子じゃないから安心しとけ.ここで高校生が5人,中学3年が1人でやることが「かくれんぼ」.唯のリクエストなので仕方ないですが,途中でエンジンがかかっても最初は呆れ半分ではじめるのが普通のところ,一人,最初からわくわくしているバカがいる…(苦笑).
隠れるとき,トイレの裏ではちあわせる唯と真中.あのサイズだとたぶん簡易トイレだろうから,かなり臭いそうな場所で密着している2人.そんな場所でシャンプーの匂いを嗅ぎ分けられる真中の鼻はどうかしていると思います.さらに密着したことで血迷う唯もどうだろう(苦笑).「純平は変わった」と真中が大人になったことをひとつずつ挙げ,「唯は変わった?」と至近距離で尋ねる唯.目の前で,小さくてすっぽりと包めそうな唯に言われたら,そりゃもう雰囲気に流されやすい真中には抗う術はなく…けれど,ここで近くでの発見の声によって過ちは起きずに済みました! 唯にはちょっと大人になった真中に憧れの気持ちがあるんじゃないかと思うんですが,彼女の輝かしい未来のことを考えると真中なんかに手を出すのはやめておくべきなので本当によかった….
そして,他の全員が見つかっても,途中で別の場所に隠れに行った唯だけが見つからずに焦る高校生たち.森が併設されていることもない,住宅街の中の結構狭い公園のはずなのに.唯ときたら1時間経っても見つからない場所にいるようです.しかも空からは雪が落ちてきて,このままでは寒さで凍えてしまいます…って雪が降るような暖かい場所なら,子どもじゃないんだから1時間程度じっとしていても凍えて動けなくなったりはしないんじゃないかと.むしろそこまで体力のない奴は,受験に耐えられないんじゃなかろうか(苦笑).
ルールを破らない唯は勝手に帰ることはなく,間違いなくここにいるはず,必死で探す一同の中で,真中が聞きつけたのが唯のくしゃみ.この寒い中,彼女は屋根の上にずっと隠れていたのでした.どうやら幼い頃からの取って置きの隠れ場所だったようでそれを残念がる素振りをみせる唯に対し,「…バカ!」と抱きしめる真中.たぶん遊んでいるうちに頭の中が小学生に戻ってしまったに違いない真中.中学生がちょっと雪かぶった程度でどうにかなるわけがないのに本気で心配して泣いている真中が間抜けです.この子どもっぽさに,東城やさつきはめろめろなんだから世の中というのはよくわからないものです.

翌日は真中だけでなく,唯を心配した皆も駅でお見送り.ごまかしながらも心配しているさつきが愛らしいなぁ.皆にいっそのこと泉坂に入れなどと言われて泣き出す唯.ちょっと年上のお兄ちゃんたちに遊んでもらえた上にここまで親身になってもらえたのが,本当に楽しかったようでよかった.けれど,真中いじりには定評のある唯は1つとんでもない地雷を仕掛けて帰っていきます(笑).…皆には大不評のあの約束が成立してしまったってことは,この先真中のベットの中から登場する唯がもう一度見られたりするんだろうか? …季節は巡りもうすぐ春.この先新しい出会いは待っているのだろうか.次回に続きます.

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