鉄を見にいきましたとか感想とか
長期休暇も終了し,通常営業の日々を皆様いかがお過ごしでしょうか? …あ,人によってはGW中に激しく駆り出され今ようやくまともに眠れるようになっている人もいるかもしれない.例えば基幹サーバの管理者とか,銀行系のシステム開発者とか.そんな方々はどうもご苦労様です.
休み中,自分はそっとこれをを見にいきました.
いろいろ飾ってあった鉄のものの中ではこれが一番好きだな.すごく打ってみたかった.自分が行った時間帯だと,客層は20代後半から30代の男性中心で,あからさまなオタクの人はそれほど多くなかった印象が.高い天井で,トラックが4台くらい並べて入りそうな会場…って本当に駐車場だったのか.それぞれ1トラック分がバックヤードと目玉のロボ置き場になっていて,残り2トラック分がその他の展示に当てられていました.
もちろん著作権の都合で写真に撮れないでかいのも見ましたよ! やはり鉄の重量感は桁が違う.バンダイミュージアムの1/1(上のほう)もなかなか迫力があっていいものなんですが,実際に金属で作られた1/1(全身)はもう絶対的に重い.こんなに重くてはこの機械動きそうにないってのもわかるんだけど(笑),もしこれがゆっくりでも動いたとしたら,どれほどの影響を周囲に撒き散らすことになるのか.ロボはかっこいいけど怖いってのが問答無用で理解できる,とても良い展示物だと思います.美術史的にはどのあたりに位置づけられることになるんでしょうね.
(追記)ようこそ!マジカル・ポットへ:2005/5/21分で飛龍乱さんが同じものを見に行かれたことを知り,うれしかったので勝手にリンク.
---
さて.休暇中に消化した作品で,書けそうなものをざっと.
<日曜>
○エルフェンリート,まほらば
△エウレカ,マイメロディ
「エルフェンリート」は規制で見えない部分を原作知識で補いながら楽しんでます.正直地上波で流してくれただけで相当の大冒険だからね.原作は真面目と不真面目が妙な混合具合でやってくるところが結構な魅力なんですが,それに比べるとアニメは真面目だなぁ…でもきっと影ではあんなことやこんなことが(笑)! 「まほらば」は素晴らしい仕上がり.原作からはどうしても持ってこれなかった要素はあるようだけれど,その欠けた部分を丁寧な描写と絶妙の本で補っている様が素晴らしい.原作に対する敬意が伝わってきます.「エウレカ」は今のところまっとうな少年成長もの.物語が主役を中心に巻き込んで派手に動き出すには時間がかかりそうですが,キッズアニメで鍛えた忍耐力があればそれほどの問題ではない.なんかキングゲイナーみたいだ.「マイメロ」は…あの芸風はやっぱり紙一枚分ずれただけで別物になってしまうわけで(苦笑).笑いって本当に微妙です.
※あああ,よりによって誉めてるときに「まぶらほ」と間違ってどうするよ自分(笑)!
<月曜>
○うえき
△アクエリオン
「うえき」は序盤の温い展開を高速で消化し,ついに火がついたのか? かなり無茶な展開ではあったものの,能力的にも性格的にもあまりにも超然としすぎて感情移入しにくい主役ども(除く森さん)に一気に血が通いました.この先どこまで上っていくのかが本当に楽しみ.「アクエリオン」は説教的お題を珍行動で解決してしかもそれが正解というバカぶりが素敵.けれどただ笑わせるだけではなく,謎解きの快感を戦闘シーンのクライマックスにきっちりかぶせて気持ちよく見せるあたりが上手いんだ.
<火曜>
○ガラスの仮面,BLEACH
△エレメンタルジェレイド,アイシールド21
実に手堅い「ガラスの仮面」.マヤも月影先生もちゃんと怖いんですけども(笑)そのエキセントリックさを無理に追わないあたりが見事.深夜帯アニメとしては長丁場を走ることになるらしいこの作品の場合,序盤から張り切りすぎると持たなくなるのが見えているからこその節制でしょうね.「BLEACH」はいよいよ修羅場へ.快調に原作を消化して原作連載分にほどなく追いついてしまいそうなんですがどうするんだろう? 緊迫した状況に投入されるしょうがない笑いが好きだ.「エレメンタルジェレイド」は原作未読の自分にはいかにもなティーン向けファンタジーアニメで楽しいのですが.「アイシ」はヒル魔の声に完璧に順応することに成功しました! ついでに栗田の声も慣れました.作画は毎週のテレビアニメとしてはこの程度で十分なのでは…って順応(笑)? 実際に作品の真価を問われる回は,もうすぐ先に待っています.
<水曜>
○LOVELESS
△ネギま
恐ろしいキレを見せる「LOVELESS」.女性向けアニメは男性向けに比べ質もバリエーションもまだまだですが,その中でもここまで徹底して女性のみを狙ってしかもむずがゆい(笑)というのは画期的.やっぱりテレ朝深夜はチャレンジャーだ….「ネギま」は期待していたところに微妙に届かない.確かに画の改善は望ましいことなんですが,そこが良くなってしまった分だけ物語の面での瑕疵が逆に目だってしまって辛い.
<木曜>
○バジリスク,フタコイ,女神さまっ,ビィト
△スピードグラファー
「バジリスク」は1話も見逃せない面白さ.普通なら真正面からチーム戦になるところを闇討ちに次ぐ闇討ちで減らしていくという苛烈さが素晴らしい.巻物と恋は,どこに転がっていくんだろうか.「フタコイ」は…これはufotable御家芸の「大嘘オープニング」に皆幻惑されているのだと考えていいのか(笑)? 最初から真面目に「作品」をつくる気配が強くて,これは手に負えないと諦めた判断は間違ってなかったと思うんだけど.「女神さまっ」は原作が有名すぎるのも手伝ってちょいと埋もれてしまって気の毒ですが,他の原作つきアニメに比較しても品質は高いです.丁寧な仕事振りから,原作に対する敬意はちゃんと伝わってきますよ.「ビィト」はよくぞここまで持ち上げたと褒めたい! 元々東映のキッズ向けは作品が安定するまで時間がかかる悪い癖があるんですが,結構な話数をかけてやや不安定ながらも楽しめるものに化けてきたのがうれしい.「スピードグラファー」は,でたらめ人間の万国ビックリショーという評し方でいいですか(笑)?
<金曜>
△ケロロ軍曹
「ケロロ」はやってることは土曜の朝とあまり変わらない.でも,オープニングがなぁ(苦笑).…こうやって書いてみると,アニメの集中している日とそうでない日が交互に並んでますね.実際は感想を書いているアニメも集中している曜日に重なっているのでより厳しかったりするわけです.
<土曜>
○今日からマ王,学園アリス,ビューティフルジョー,ふたご姫,ギャラリーフェイク
△エマ,ツバサ
「マ王」は新シリーズでも安定.全体的にはやたら男性が多くなる話なんですが,その分濃い女性を配して全体的なバランスを取っているのが上手い.「学園アリス」は本当に面白かったので終了するのが残念.ぜひ地上波で女の子たちに見てもらいたいなぁ.「ビューティフルジョー」は本当に良いクライマックスのあと,大きな構造変化に対応するために若干ふらついたんですが,やっぱりちゃんと復調.結果的にはボケが2人,ツッコミが1人という構造になって安定するあたりがらしくていいなぁ.この構図を見ていると,最終回のオチすら透けて見えるような….「ふたご姫」は少女向けが苦手な自分が割と楽しく鑑賞できているのはいいことなのかどうなのか(笑).評価の高い少女ものは軒並みダメだった自分が楽しく見てるってことは,見た目以上にこの作品,少女向けとしては癖が強いってことなので,ターゲットにちゃんと当たるかどうかが不安です.「ギャラリーフェイク」は下世話な娯楽としていい感じに安定.高尚である必要はないと思うのでOKです.「エマ」は本当に丁寧.現代人にとっては根本的には理解しがたい世界について,説明なしにこれほど雄弁に語るのは並大抵のことじゃない.「ツバサ」は淡々と.そういや自分,真下監督は大丈夫だけど原作者が苦手だったなぁと今更になって思い出したりしながらも,エンディングが大好きなのでつい見てしまうこの頃です.もうちょっと真下濃い目でもいいんだけどな.
※「ジョー」追加.
---
とりあえず書けそうなのはこんな感じ.相変わらずこれ以外にも見ているわけで,自分でも好きでないと続かないなぁと思います(苦笑).感覚を磨いて鈍らせないためには数をこなすしかないんだけど,こんなこと,趣味でなければやれないだろうなぁ.
| 固定リンク
「メモ」カテゴリの記事
- [雑記] 聞かれても悩むよ / 開始雑感・期中雑感(2007.06.10)
- [特別企画] 馬鹿は余計なことばかり考える(2007.04.01)
- [雑記] ともかくこのマスクが気に入ったんだ / 終了雑感(2007.03.18)
- [雑記] 声優アワード答え合わせ / 終了雑感(2007.03.06)
- 2006声優アワード適当予想(2007.03.01)
「アニメ短評」カテゴリの記事
- ひよこ短評 10/29-10/31(2008.12.21)
- ひよこ短評 10/21-10/24(2008.11.26)
- ひよこ短評 10/17-10/20(2008.11.23)
- ひよこ短評 10/10-10/16(2008.11.18)
- ひよこ短評 10/6-10/9(2008.11.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント