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焼きたて!!ジャぱん#30

「金色の危険なリアクション!の巻」

パンタジアのフランス研修旅行に出発する和馬・河内・諏訪原.さらに黒柳が引率を務める.和馬たちの目的はもちろん,パンタジアを救うためにモナコカップで優勝することだ.なぜか飛行機に同乗していた霧崎GMの孔雀を引きつれて,ついに4人はフランスに上陸する.
重要な使命を背負っていても,フランスの名所を見たい田舎者たちは観光に夢中.その合間に河内がなくした財布は,翌日,研修の講師役の女性がしっかり持っていた.見事な手際で河内からスリ取った彼女こそ,霧崎GMの妹,ソフィー.モナコカップの審査員である欧米人の嗜好にあわせたパン作りを,和馬たちはこの店で学ぶことになる.

ついにはじまったモナコカップ編に期待が高まる「ジャぱん」…とはいえ原作でこのあたりの展開を見たときには,あまりに無茶すぎてしばらくはついていけなかったことを覚えているので,現段階で皆様が面食らうのは当然のことではないかと思います(苦笑).アニメでは様々なエピソードの追加によって新人戦からの連続性を意識的に強めているように見えるのも,原作側にあったあの大きな段差をより多くの視聴者に越えてもらうためではないかと.しかし,このシリーズも原作を追うならば回が進むに連れて確実に「おかしく」なっていきますんでお楽しみ.ちなみにOPとEDが今回から変更されてますが,オープニングの背景が意外と原作に忠実なのが楽しい.

前半はフランス修業開始まで.和馬たちは日本からついに運命の旅立ち.買収し返すための資金を集めることを裏の目標としている旅なので,3人が帰ってくる時にはパンタジアグループの今後が決定しているはず.しかしそこまで事情を把握していながらも能天気ぶりを発揮する和馬はさすが.それに対し事の大きさを知って冴えない表情の河内に,冠は緊急事態を救うための箱を託します.
賭けの対象として出かける3人+黒やんに対し,残った冠は賭ける資金集めの最終段階に.覚悟を決めた月乃は南東京支店のオーナーとして通帳と印鑑を冠に託します.きっと店の運転資金などもまるごと渡したはずなので,この作戦が失敗したときには自動的に南東京支店は破産でしょう.けれど,サンピエールに乗っ取られても同じ結果にしかならないのなら,ここで覚悟を決めるのが正解です.それでも100億を稼ぎ出すには200倍以上が必要ってことは,5千万を日本チームに賭けるという大勝負に挑むわけですね.
ちなみに旅立った4人のうち,モナコカップへの参加を知るのは冠経由で知った和馬・河内と引率の黒柳.諏訪原はまだ知らなかったはずですが,河内が話をふったことによって飛行機の中で早々に大会参加についての説明を受けます.修業先のパリで1ヶ月の研修修業を行ったのちに,モナコグランカジノ開催の22歳以下職人限定のモナコカップに出場.パン職人が世界を体験できるこの大会の意義は大きいというわけで,ついつい黒やんは説明にエキサイトして恥ずかしい.いつも激しいリアクションを繰り返しているから,現実と空想の間にあまり距離がなさそうな,問題のある大人です.
今年は和馬たち3人の実力が認められたゆえの参加なんですが,早速諏訪原が3人の中で一番実力がない奴(苦笑)を攻撃したことではじまる内輪もめ.飛行機の中で騒ぐと,下手すると出発地に逆戻りする場合すらあるので黒やんは赤くなってないで止めましょう.ついでに喧嘩する2人を「2人ともアホ」とこっそり毒舌でぶった切っている和馬の前には,見慣れた孔雀が! 前回もかなり無理なことをやってましたが,今回以降もド派手なマスコットとして彼らに同行するようです.
旅の途中で仲間が1羽増えましたが,和馬たちは無事にフランス・パリに到着.溢れる異国の観光地の光景にすっかりシリアスな雰囲気を持っていかれた愚かな田舎者が2人…かと思ったら諏訪原も人の子であることが判明(笑).黒柳の配慮で観光に出かけた和馬たちと孔雀を見つけたのはショートカットの金髪の美女.彼女は河内にぶつかってちょっとした教育を実施し,おかげで翌日財布がなくなったと河内は愕然(苦笑).今回は彼女が先生だったから財布が戻ってきたものの,普通なら戻ってくる可能性はほぼないので旅行者は気をつけるべきですよ.
和馬たちが修業する店は,南東京支店よりも小さくてボロいパン屋,ゴルドン・ブルー.そして河内の財布をスった手癖の悪い教師はソフィー・バルザック・霧崎…霧崎GMの妹! ここでパン屋を営んでいるってことは,彼女も兄と同じく,自分を捨てた父に頼らず自分ひとりで生きていくことを選んだんだろうな.
パン作りの腕は高い和馬たちがこの店で学ばなければならないのは,欧米パンの常識.特によく学ばなければならないのは,クロワッサンの形の違いなどよりも食べる側の嗜好の違いのほうでしょう.ここではパンのしっとりさだけを触れていますが,それ以外にも日本人とは細かな嗜好の違いがあるはずです.…とはいえ,激しいリアクションが出る本当に美味いパンならば嗜好の差はあっさり越えそうな気はしますが(笑).

後半は金色のリアクション.ソフィー先生に従ってこちら風のパンを学ぶことになった和馬たち.霧崎GMは妹に日本代表の構成をちゃんと伝えていたようで,カチューシャのカズマ,バンダナのカイ,そしてアフロのカワチ,のはずが河内がいない! …またそれか(笑)というお約束が海外でも続くってのは,河内には不本意だろうが面白いぞ.孔雀も霧崎に河内の髪型が変わったことまでは伝えていなかったようです.
ここで無心にパン研修に励むのが普通ではないかと思うんですが,日本から来た3人は一筋縄では行きません.特にパンの道を求める諏訪原の目は己だけでなく周囲に対しても厳しく,店で閑古鳥を鳴かせているソフィーの実力を疑いはじめます.本気で学ぼうとするがゆえに歯に衣着せぬ諏訪原に対し,ソフィーが見せるのはお向かいのお店.パリ一番のメゾン・カイザーの新本店!ってこれも「またか」と苦笑いさせるネタですね(笑).この状況が非常に厳しいのは南東京支店でおなじみですが,サンピエール本店とは店の規模も派手さも段違い.というわけでソフィーが2人に求めるのは,フランス代表のカイザーたちをモナコカップで倒すこと! …河内は無視.確かに欧米はパンの本場.分厚い職人層の中から選りすぐられたエリートのレベルは高く,太陽の手すら基本レベル.けれど,少なくとも和馬や河内は小学生の頃からパンを焼いていただろうし,3人とも太陽の手か手甲は持っている.集団の平均としてはともかく,日本のトップが遅れをとるような状況ではないはずだから,敵状視察による自信喪失は心配しなくても大丈夫だと思いますよソフィーさん.…まあ,確かに,1人怪しいのはいるけれど(笑).
そんなわけで向かいの店に敵状視察に出かける3人.職人の格好のままで偵察に行くのは喧嘩を売りに行ってるようなもんですが,それを待ち受けるカイザー3兄弟は余裕.変なトレードマークと同じ仮面をつけた3男,エドワード・カイザーはお客さんに大人気.どんなに変でも仮面をつければ誰でも大人気なんでしょうかこの世界は(苦笑).悪意のこもった敵の「おもてなし」を素直に喜んでしまう平和ボケな和馬たち.けれど彼らの実力を知っている黒柳は彼らを放し飼いに.
メゾン・カイザー,そしてフランスのパン業界の支配者であるカイザー3兄弟.腕を認め合った3人が義兄弟の実力は確か…のはずなんだけど,長男のグランはともかく,その下にいる次男のボブは一体どうやってその腕を振るうんだろうか(笑).日本代表の自信を壊すため,彼らが和馬たちに食わせるのは繊細なブリオッシュ.これを食って黒やんが思い浮かべるのは,同じ雑誌に載っている金色の魔物…それは原作は同じ雑誌だったからよかったけども,アニメではさすがにまずいよ(苦笑)! いくら「いつも楽しく見ています!」とフォローしてもまずいよ! ブリを喰うときは洗ったほうがいいのは認めるけれど,現在放映中の他社製作の別作品を「ブリウォーッシュ!」と出してしまうのはどうなのか,サンライズ!

3兄弟が誇るのは太陽の手を超える「女神の手」.柔らかいパンをつくるためには柔らかな「女神の手」が必要なのは間違いなし.けれど,少なくとも常識を超えたパン職人である和馬や諏訪原がその領域に辿りついていないわけがない.少なくともあの2人は,現時点で世界最高峰の職人であることがうねうね動く指によって示されます.特に和馬のとんでもないあのうねりっぷりを,よく動画にできたもんだなぁ(笑).
さて,闘う前から仲間の超人たちに置いていかれた常人の河内.諏訪原の見立ての通り,河内の実力があまりにもないことは明らか.けれど自分のかわりに河内を行かせた冠は,パン職人以外の面で河内を高く評価しています.それが示されるのが次回の百億のピエロ.そのままやったらたぶん抗議が来るネタを,サンライズはどう料理するのか…あるいはしないのか(笑).深夜帯なら許されてもゴールデンタイムでは許されないことがあるのだと作る側には気づいて欲しいと必死で願いつつ,次回に続きます.

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