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金色のガッシュベル#105

「変身だったら納得できた?の巻」

突如出現した巨大建造物のニュースに魔界の影響を感じた清麿.バオウの使い手としてガッシュのことを狙ってきたアースの言葉との繋がりを感じ,遺跡について調べてみるのだがガッシュたちがうるさくて進まない.
翌日,いつものように学校に出かける清麿だが,誰かの視線が自分につきまとっているのを感じる.彼を監視していたのは魔物とそのパートナー・グラブ.同じ天才であるはずの清麿がなぜ学校に順応しているのかをグラブはいぶかしがりながらも,ガッシュと清麿を倒すべく,2人は行動を開始する.

今期に入ってから別作品並みに良い方に化けた「ガッシュ」.密度の濃い脚本,安定した良い作画,適切な原作のアレンジなど,前シリーズではどうしても欲しかったけれど足りなかったものを存分に見せてくれるこの大サービス状況は,一体いつまで続いてしまうんでしょうか? この品質のままどこまでも進んでくれるなら,キッズ向けアニメとしては出色と評することができそうなんですが….原作の良さを矯めない良いキッズアニメが毎週見られるってのは,なかなか幸せなことですよ.内容はまだ前フリなんですが,清麿,辛いよな(笑).

前半.報道された消えた巨大建造物のニュースに魔物との関連を感づいた清麿は,早速調査を開始.学生なので簡単に遠出ができない彼が文献などから遺跡の出所について分析しようとしたら案の定の妨害.ガッシュとウマゴンはお子様であるゆえに,特撮ヒーローだけでなく変形合体ロボも大好きみたいですね.すぐ側でガッタン2の変身バンクに夢中なお子様のおかげで調べ物をする清麿はどんどん混乱.ついにはリモコンでテレビを消すんですけども,今回の清麿の災難がこの程度でおさまるわけがありません.
ガッシュたちの楽しいテレビを妨害するのも,彼らのこれからを案じての行動なんですが,そんな清麿の真意をお子さんたちが理解しているわけがない.人間界ではありえない建築物や,「バオウ」をもう1つの脅威と評したアースの言葉,恐らくは程なく襲い来る魔界からの因縁に備えるために,自分なりの力を発揮しようとする清麿.もちろんリモコンだってガッシュたちに渡す気はないわけですが(笑)暇なお子様から娯楽を奪うのはむしろ逆効果.「バルカンVSウマゴン」と表しながらも実質はガッシュVSウマゴンでよりやかましいことに.…テレビ見せておいたほうがマシだったかもなぁ(苦笑).
今回の敵は魔物・コーラルQとグラブのコンビ.IQ190の大天才で,周囲を見下し見事に浮き上がっているグラブはあたかも以前の清麿のよう.その性格的問題は別として頭だけはキレそうな彼はコーラルQとともに来日し,今回のターゲットの偵察を開始.その主要なターゲットとなったのは,ガッシュではなく,清麿.
もちろんガッシュも清麿も敵がやってきたことなど知らないので,翌日もごく普通の一日を開始.サンビームのところにいくつもりのガッシュたちに対し,サンビームの仕事の大切さを説き邪魔してはだめだと嗜めている最中,何かの気配に気がつく清麿.ガッシュが来て以来四六時中バトルに巻き込まれてきた経験によって,殺気やら視線やらがわかる体質になっちゃってるのは職業病みたいなもんでしょうね.その視線の主であるグラブは,今日中に彼らを倒す気で満々です.
視線すら察知する清麿は,学校でも自分に時折刺さる視線に気をとられつつもごく普通に学園生活を謳歌.サッカーボールにやられる程度はごく可愛いもの.しかしこの普通すぎる清麿の暮らしが,グラブに対し謎をかけます.同類の天才児のはずなのに,どうして清麿がここまで他の生徒になじんでしまっているのか? 理由はおなじみの通り,ガッシュの無茶に付き合うことで自分の居場所ができたからなんですが,賢そうな彼らもパートナーの個人史までは把握していないようで,清麿が楽しそうな理由がわからない様子.モチノキ町の愉快な仲間の中でツッコミとして奮闘する清麿の姿を知っていると,「もう清麿は天才ではないから」という推測がどうにも痛いなぁ(苦笑).
一方,制止も聞かずサンビームのところへやっぱり遊びに行ってしまったガッシュとウマゴン.仕事の迷惑になるから,なつくのは休憩時間だけにしてあげようよウマゴン(苦笑).いろいろ言ってウマゴンの気をそらそうとしても足元のガッシュばかりが無闇に反応し,最後の嘘は…現実に! 空飛ぶブリは鮮度抜群? 大好きな魚の登場にガッシュのなけなしの理性は吹っ飛んで追走開始.取り残されたサンビームは仕事に戻れたんだろうか?

後半.川岸を一緒に帰宅する清麿と鈴芽.清麿は相変わらず視線を気にしていますが,それはもちろん鈴芽のじゃない(苦笑).鈴芽の視線は日常的に,来ているのもわかるけれど慣れちゃってるんだろうなぁ(苦笑).清麿が気にしているのは,自分を見つめる嫌な視線のほう.
そんな帰り道の静けさをぶっ壊していくのがガッシュとブリのチェイス! 普通なら空飛ぶブリは気のせいにしたいところですが,日常的に変なことが起きるのがもはや慣れっこの彼にとっては空飛ぶブリ=敵の差し金という等式が.…この等式が成立するという日常もなんか問題があるような気はするけれど(苦笑)清麿の読みは正確で,あわててガッシュを追走開始.敵と全力で戦う日常は清麿の感覚だけでなく身体面も強化していて,爆走するガッシュを見失わずに追っていけるほど.とはいえルート取りが無理やりで他人の家に不法侵入しているあたりがアレなんですけどね(苦笑).無理やりのお色気シーンを発生させたり,踏んだり蹴ったり悲惨な目に遭いつつも続く清麿の追走.先行するガッシュは必死でブリを追いかけて,ついに,ブリは流線型の姿をひらめかせ,地表から宇宙へ! …無駄によく出来ているブリ打ち上げの画が愉快.飛べないガッシュは重力によって地表に縛りつけられたまま,つくりかけで途切れた橋から落下しそうになる情けなさ.
空飛ぶブリによってつくりかけの橋の上で進退窮まったガッシュと清麿.そんな2人の前に姿を現すのは,ブリを仕込んだコーラルQとグラブ! 素晴らしい計算で魔物たちをおびき寄せたグラブたちなんですが,ブリに去られたガッシュにとっては敵なんかもうどうでもよし(苦笑).失われた憧れに泣くしかないガッシュと,名乗ったばかりの敵の名前を覚えている余裕すらない清麿.今や住人がボケと化す魔性の町モチノキ町でシリアスなバトルをやるためには,余程の実力が必要です.例えここまで生き残っている実力者であろうとも,真面目なバトルは難しい.案の定,コーラルQたちは期待を裏切らぬ間抜けぶりを見せてくれます.
合体を前に己のテーマソングを歌って踊るコーラルQ.これを一緒に踊るグラブも,清麿のことは言えないくらいの付き合いの良さを披露(苦笑).ここまでバカが出来るなら,天才でない周囲になじむなんて簡単じゃないのか? しかもロボルク自体は歌の終わったあとで唱えるため,歌に意味なし.その上コーラルQの「変形」がどうにもいんちき.スーパーロボット系の変形だと思えば腹も立たないと思うんですが,納得できない清麿は「変形の途中を見落とした」と申告して変形をやりなおしてもらうわけですが…これは彼自身を静かに静かに苛立たせるだけの結果に.

朝から自分に突き刺さる気になる視線,帰り道にはじまったブリとガッシュの追走劇,納得のいかないコーラルQの変形に,再変形にも不要な歌.今日の世界は秩序や常識を重視する清麿に厳しく,その世界を拒絶するべく夢の中をわずかにさ迷って,それでもなお,世界は彼の納得の行く姿ではない.…まあ,そりゃ問答無用でザケルガぶっ放しても仕方がないと思いますよ(苦笑)! 敵だし!
しかしコーラルQたちはただの間抜けではありません.執拗な観察が物語る通り,彼らはガッシュたちをよく研究した上で戦いを挑んでいます.ガッシュのどの術をもってしても勝てないという彼らの宣言は真実か.賢いもののそれほど柔軟な思考ではない上に気の短い清麿は,敵の言外の挑発に耐えることができるのか(笑).次回に続きます.

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