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ボボボーボ・ボーボボ#57

「宇治金TOKIOやはり及ばずの巻」

ネオ毛狩りランドMAXでの百年前の毛狩り隊隊長との戦いは続く.ガジェット君から力をあわせて逃げ惑ったり,かと思えば襲いかかって返り討ちにあったりと仲良く喧嘩する2つのトリオ.ボーボボ・天の助・破天荒の連携が決まらないところで,敵はSFチェンジで場を支配にかかる.巻き込まれて明らかに脇役風に変化してしまったボーボボと天の助は,真面目な破天荒の足を引っ張りまくりだ.
SFチェンジで巨大な要塞となった宇治金TOKIO.サイズが違いすぎてうまくバトルに参加できないところを語尾だけで無理に突破するという豪快さが魅力.しかし彼の原材料が小豆ではなくコーヒー豆であったことから崩れていく敵のコンビネーション.対してボーボボが彼のSFを見せつけたのをきっかけに,ついに炸裂するボーボボ組トリオの見事な連携! 3人のハジケリストの絶妙のチームワークの前に敵などいない.

確かに強いものの硬直化しつつあったハジケリストのコンビネーションを解体し,新トリオをつくることでなお新しい笑いを求める「ボーボボ」.まだまだ試行錯誤段階なので連携での凄まじいハジケは見られないものの,全体を通し常にリアクション芸人としておいしい位置に立ち続ける天の助はさすがだと思います(笑).そりゃあのベテランの壮絶な経歴にかなうわけがないよなぁ.
今回のアバンは本編に先行してSFチェンジ.透明になったりすごいことになったりとそれなりのコスプレを見せる芸人どもに対し,当の主役がそんな地口でいいのか? 主役なのに一番ベタでいいのか(苦笑)?

前半はトリオ芸が成立するまで.今回の戦いの一番の敵は敵でも3狩リアルールでもなくガジェット君だと思うんですが,いつのまにかこの強すぎる障害物に対しては全員で対処することに決めたようです.火の見やぐらで接近を監視し,近づいたならコースを全員で変えて…ってそれじゃガジェット君の意味がない気がするんですが(笑).足りないプレートのかわりに天の助を入れたならば失敗.ここで破天荒は天の助の恨みを買ったんではないかと.以降,次々に破天荒が貧乏くじを引かされていきます.
毛狩り隊とボーボボ組の戦力差は,個人戦なら宇治金TOKIOのハジケっぷりが強い程度でボーボボ側有利.しかし敵はコンビネーションに優れているのがやっかい.明確なリーダーのいる旧毛狩り隊チームでは,リーダーがボケると2人がかぶせる笑いの流れがすでに成立しているわけで.宇治金の技「ガバ食いで元気!!」は,喰って元気になるというよりは氷をガバ食いできる奴が元気で,逆ではないかと(笑).
敵のコンビネーションに対抗するべくボーボボ側が見せる最初の連携は,天の助とボーボボがボケて破天荒がかぶせていくもの.天の助鍵にボーボボがパワーではなく空気を注ぎ,仕上げに人生で固めて巨大な鍵完成! 天の助の年なら,確かに娘がいてもおかしくはなさそうだ(苦笑).ただしこの鍵はバカでかく,「さあ使えさあ使え」と無責任に渡されてもかぶせていくのが難しいので破天荒はぶん投げ,連携失敗.…この様子を「テ・ツカエルカ」という技として解説してのけるのが今回も悪い癖の出ているヘッポコ丸.余地なんかなさそうなところを無理に解釈してくってのは,本当に面白いよな(笑)! 結局娘の結婚を認める天の助こと父.その小さい娘が,ただのところてんなのに無性に可愛い.
ボーボボ側の攻撃失敗を受け,今度は旧毛狩り隊が逆襲開始.SFチェンジで場の主導権を狙います.本来はビジュアル面で主役の座を奪うはずなのに,格の違うカキ氷だけは要塞に(笑).一方天の助ロボとボーボボ毛動物は明らかに脇役のコスプレを狙っているわけですが,唯一まともなままの破天荒.これじゃトリオ芸ができないじゃねえかというわけで,サボタージュによって破天荒にネガティブな制裁を遂行している主役ども.毛動物のボーボボが放つSF鼻毛真拳奥義・ヘビースモークですら破天荒を苦しめるためのフリ.頭の蝿を狙うという名目で破天荒に一撃をお見舞いする天の助は,トリオ芸をわきまえない破天荒に制裁するだけでなく,ついでに冒頭の恨みをはらしてるんじゃなかろうか(苦笑).
さて,サイズの都合でバトルに参加できなくなった宇治金.これを語尾を「要塞」にすることで無理やり参戦する強引さは素晴らしいんですが,勢いに乗りすぎた宇治金は己の秘密を自ら暴露することで,逆に仲間に疑問を抱かせてしまいます.宇治金時なのに,豆がコーヒー豆! たぶんあまりおいしくはない己の正体に自分で気がついて苦悩する宇治金…ってお前間違いなくバカだろう(笑).
コンビネーションは旧毛狩り隊が一枚上でも,ボーボボは敵の攻め方をよく見ていました.作戦Zはちょっとした天の助に対する嫌がらせで(苦笑),ボーボボが敵から盗んだ芸はSF.SFとさえ言っておけばどんな不条理な展開も許されることに気付いた主役ならではの,着流し姿の「江巣衛腐」だ! もちろん横田順彌の「小惑星帯遊侠伝」があるように,任侠&SFはありえないわけじゃない.アフロの中から飛び出した無数の戦闘機は,折角だからと宇治金の要塞に攻め込んで燃料庫の小豆…ではなくコーヒー豆の存在を再度クローズアップ! 宇治金にとっての最大の弱点をまたも掘り返す,粘っこい攻口が素晴らしい.そして,ボーボボトリオは再度コンビネーションに挑戦! ハジケリストとしては真面目さが抜けない破天荒に合わせた鍵をつくることで,ついに発動する真の連携奥義,「ゼラチン・ハードアタック」!

後半.あらすじはいつものように捏造(笑).破天荒に合わせることでついにコンビネーションが成立したボーボボ側.しかし旧毛狩り隊としても負けるわけにはいきません.芸ではかなわないならと面白い過去で空気を支配しようとする宇治金だけど,これは相手が悪すぎる! まだ暴れる根性のあった宇治金の経験をナンパ百連敗に例えるならば,天の助の場合はバイト面接百連敗レベル(しかも他の収入を得る手段なし).3年前のスーパーで天の助が味わった苦しみはまさに地獄.下積みの長かったベテラン芸人に苦労話をさせて勝てるわけがない(笑)! 客の前に顔すら出せない生殺しぶりはあまりにレベルが違いすぎ.
芸も勝てないトークも勝てないと追い詰められていく宇治金が次に狙ったのは観客.先に観戦のビュティさんたちを倒してやると向かっていった上に,地獄カキ氷アタックについては宇治金が「オイが喰う!」 …た,確かに意表は突くんだけども,その行動にどんな意味があるというのか(笑).しかもこの行動は,まさに観客いじり以外の何物でもありません.その道を究めた奴ならばともかく,追い詰められた芸人が取る行動としては間違いなく最悪.これに怒ったボーボボと天の助は,芸としての予測不能を示すべく究極奥義・超常現象7トラベラーで世界旅行だ! 案内役はボーボボとハムチン君(でも置き去り)が担当し,乗り物は天の助製のラブラブワゴン.もちろん恋は生まれない.
まず一同がやってきたのはオーストラリア.カンガルーとコアラの惑星についツッこんでしまった3人が食らうオーストラリア的責め苦.ボケがツッこんだら負けなんですが,次のアメリカのスミスの部屋でもやっぱりツッこんでしまって悪霊払いされる宇治金たち.3つ目はニュージーランドのサイクロンで,これはまともかと思ったらやぱりボーボボたちの茶番でがっかり…そもそもまともな展開を期待する奴が間違ってる.首領パッチUFOの乱入は3狩リアルールには明らかに反しているものの,巻き込まれた宇治金たちがそれに違和感を感じていないので負け.とはいえちゃんとボスキャラのボーボボが首領パッチを宇治金たちとまとめて制裁しているので,悪いことはできません(苦笑).
次は日本で大量のボーボボ女子高生が「カワイイ!」と川に3人を投入.またダジャレかい.続いてインドは巨大なカレーロボの激辛ルービームでひどい目に.…インドの人に怒られるぞと笑っていたら,ラストの妄想都市モロッコは間違いなくモロッコの人に抗議されると思います(苦笑).7つ目が天の助のやられ顔なのはあくまでもフリ.隠された8つ目こと真の7つ目は超次元超常現象・ボーボボ大噴火! 同じ芸人ならば相手の世界を利用して対抗するべきだったのに,客と化して驚かされるだけの旧毛狩り隊に勝ち目なし.大量のボーボボに吹っ飛ばされて,ボーボボ組の勝利が確定だ!

途中からガジェット君とか破天荒が(苦笑)意味を失っていったのは残念でしたがこれは芸人としての格の問題だから仕方がない.でも,もうちょっと精進しような破天荒.この先もまだまだ待ってる旧毛狩り隊.ランバダはビュティさんを見て一体何をたくらんでいるのか? とりあえず無敵の3バカさえトリオの中に入っていればなんとかなりそうという状況で,こんなに早く最終兵器が復帰するのか? まだまだ不安定な3狩リアを魚雷先生は安定させることができるのか,はたまたもっとバランスを崩す結果に終わるのか(笑).次回に続きます.

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