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金色のガッシュベル#110

「気迫で押し切り未来へ繋げの巻」

ウマゴンたちが北海道で出会った魔物カルディオとサウザーのコンビ.奇しくも同じ馬型の魔物同士の戦いとなるが,カルディオはウマゴンよりも上の呪文までも使いこなしていた.全身を氷で覆い冷気で攻撃するカルディオによって,サンビームの体は凍りつきそうになる.この危機に目覚めたウマゴンの新しい呪文は炎の力.熱によってサンビームの体を温めることに成功するのだが,その炎はあまりにも強く,むしろサンビームを燃やしてしまう.敵を攻撃しようとすればサンビームも炎で傷つけてしまう.未だ呪文を使いこなせていないウマゴンたちは,どのようにこの危機を乗り越えるのか.

本編中のCMなしという独自の構成で走り出した「ガッシュ」.CMがないゆえにボリュームはたっぷりなんですが,バトルが連続してしまうとどうしても単調に見えてしまうのが玉に瑕.物凄く高いテンションを保ちすぎてしまうと,低テンション状態との比較ができなくなって単調に見えてしまうのが難しい.中盤で挟み込まれるギャグがちょっとした箸休めになっているものの,視聴者の頭を冷ますには思い切った場面転換が必要ではないかと.実際原作連載時には1週間くらいの間が頻繁に開いているわけだし,びっくり水としてギャグを思い切り突っ込んでも,本作ならたぶん視聴者耐えちゃうと思いますよ?
アバンではモチノキ町でサンビームからのうまい土産を期待するアホが2人.離れた空の向こうに思いを馳せるというシリアスなシーンは,さすがにかぶりものはやめといたほうがいいんじゃないか(苦笑).

同じような性質の馬型魔物のサウザーとウマゴン.パートナーとの繋がりの強さではウマゴンのほうが優位なんですが,呪文の段階はカルディオが上.ウマゴンにはない冷気を放出する術は彼ら以外の全てのものを凍りつかせます.さらに身体能力も段違いに上がっているゆえに,ウマゴンのゴウ・シュドルクによる強化状態程度ではまったく歯が立たない.状況の不利にサンビームはいち早く気がつくもののウマゴンは止まらず,カルディオは容赦なくウマゴンの鎧を蹄で崩してしまいます.強さが明らかに一回り違っていて,このままでは本を焼かれて終了しそうな大ピンチ.
ウマゴンは仲間がいなければここまで残れなかったとバカにするサウザー.自分の特訓によほどの自信があるのか,自信家ぶりを示します.確かにここまでウマゴンが攻撃と防御を仲間に頼ってきたのは間違いないんですが,それとウマゴン自身が攻撃も防御もできないかどうかは別の話.さらに最後まで踏みとどまる根性に関しては,ガッシュ譲りの恐ろしい底力がウマゴンには宿っているわけです.凍えた体でもなお立ち上がり,サンビームに近づくカルディオを必死に食い止めるウマゴン.けれどウマゴンの奮戦も空しく,サンビームはカルディオの冷気を受けて倒れてしまいます…パートナーとしては体力がないサンビーム.だんだんおじちゃんに近づいているお兄さんには,魔物の攻撃はやぱり辛いよ(苦笑)! そんなパートナーの危機にウマゴンは必死で力を求め,それに応えるように,凍えるサンビームの抱えた本がついに強く光を放ちます!
諦めなかったウマゴンが手に入れたのは新呪文のディオエムル・シュドルク.カルディオが平原を凍りつかせたのは逆に,氷原を溶かし自らも炎となる熱い技.影響する範囲も広い強力な技なので,今後移動だけでなく攻撃面でも大活躍してくれそうです,その新しい力を使って早速助けに行ったのは凍りついているサンビーム.逞しくなったウマゴンの全身から放出される炎は暖かく,サンビームの体も動くようになり…でも火力が行き過ぎてサンビームまで燃えました(笑)! 服に火がついて「あつーいー」と唸るパートナーにあわてて水溜りの水を後ろ足で掛けるウマゴン.この落差こそが「ガッシュ」らしさなのでよし!
全身から出る炎を常時コントロールしなければならないため,術として使いこなすには相当の訓練が必要な上に,コントロールを失敗した日にはパートナーまで燃やしてしまうという危険なこの術.この先ガッシュや清麿が同乗したとき,同じように誤って燃やされたら洒落にならんなぁ.冷気の術と同じくこの炎の術を使いこなすには心の絆と十分な訓練が必要なのだとサウザー.サウザーたちのその過酷な特訓の日々がさらりと描かれるわけですが,そんな無茶な特訓,暇そうな子どもならともかく,フルタイム勤務の社会人にはやる時間なんかねえよ(苦笑).

やる気を出すと炎が出て,それがサンビームを苦しめることがわかってしまったウマゴンはおろおろ.しかしサンビームは体力こそないですがさすがは大人.「私の体など気にするな」とウマゴンにさらなる攻撃命令.確かにウマゴンの呪文でウマゴンの本が燃えることはないでしょうが,サンビームの体は燃えてしまう気がするので(苦笑)あくまでウマゴンを闘わせるための方便ではないかと思います.炎のコントロールも2人がかりでやればなんとかなると安心させようとするサンビーム.冷やされたり燃やされたりと激しい温度変化になかなか体はついていきませんが,それでもこの程度の苦境なら,石版魔物編後半に比べればまだまだマシ.ゆえに体を起こし,敵にきつい一撃を食らわせるための指示を与えます.
知力や体力は仲間に劣るものの,精神面では抜群の指導力を誇るサンビームの指摘は的確.どうしてもサンビームのことを気にしてしまって動けないウマゴンに対し,「奴の目だけを見ろ!」と指示.あちこちを気にして集中力を欠けば逆に炎の操作ができなくなりますからね.テクニックではなく心で闘うんだとサンビーム.ここで最も得意な気合勝負に持ち込む覚悟を固め,ウマゴンもそれに応えて炎をまとってカルディオたちに突進だ! …どれだけどつかれ倒れても.パートナーのため,自分自身のプライドのため,そして自分の仲間たちの名誉のためにも立ち上がるしかないウマゴン.無事に戻ってくることを待っていてくれる仲間がいるからこそ,噴き出す心の炎は止まらない! そのウマゴンの気合や心を「メルメル」と演出だけで,余分な言葉を使わず描いていく様子が素晴らしい.
気合勝負ならば文句なしに強いウマゴンは何度倒れても再び立ち上がり,その目の迫力についに恐れを抱いてしまうカルディオ.魔物の強さがその心に起因するとすれば,ウマゴンたちの雰囲気に飲まれたカルディオは実力を出し切れない状態のはず.彼らはウマゴンから立ち上る巨大な炎の馬に襲われて動けなくなり…けれどこれは幸運なことにただの分身.ウマゴン本体とサンビームは,敵を気押した隙に離脱!逃走! すでにサンビームのダメージが重過ぎて,これ以上の呪文の発動ができないと考えたゆえの撤退でしょう.

サンビームを背に逃げ出すウマゴンが炎のコントロールをしっかりこなしていることに驚くサウザーと,ウマゴンの気合の入った目と仲間を思う気持ちに怯えてしまったカルディオ.倒されて立ち上がるたびに,メルメルと仲間のことを言っていたウマゴン.そういうことは戦いの役に立たないと信じていたカルディオにとっては,彼自身の信念を覆す衝撃的な光景であったに違いない.このようにして,新たな因縁が生まれたわけです.
明らかに格上の相手に対し,勝てないまでもなんとか逃げ出すことができたウマゴンたちはついてました! 今回の経験を糧に,もっと強くなることができるはずです.さて,次回はたぶんギャグ回で,清麿が過激なツッコミをぶちかますことになる予定(笑).CMなしでのギャグ回がどんな出来になるのかを楽しみにしつつ,次回に続きます!

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