« 番外編 竜王・板尾創路の独りしりとり | トップページ | 焼きたて!!ジャぱん#43 »

金色のガッシュベル#120

「恥ずかしさゆえに瞬間沸騰の巻」

恵の海外撮影中,高嶺家に預けられているティオ.彼女は魔物だけど女の子で,ガッシュやウマゴンとは同じようで同じではない.ティオは女の子だから,バカな男の子にはわからない恥じらいってモノがあるのだ.それを清麿の母,華はよく理解しているのだが,ガッシュたちにはやっぱりわからない.
やがて恵の海外撮影が終わって帰国するというその日,ティオの恥じらいを直撃するあいつが現れる.前兆は帰り道の清麿が川で溺れていた間抜けな顔の魔物を助けたこと.そのウサギサルは,命の恩人を川の中へと蹴りこんだ.

バトルと感動とギャグが常にごった煮状態というのが最高の魅力である「ガッシュ」.回によって3者のブレンド具合は変わってくるわけですが,今回からはじまるのは特にギャグの重みが大きいバトル.とんでもないことをしでかす新たな登場人物が,二人の鬼神を呼び覚まします(笑).考えてみればガッシュたちはあまりにも幼すぎるか紳士的か戦いに夢中な奴ばかりで,文字通りのエロガキってポジションは今までぽっかり開いていたんだな.

大好きなカマキリジョーのためにきっちり準備を整えて挑むガッシュとウマゴン.しかし今回はお客のティオがいるために崩されてしまう日常.「チュリプュア」と「カマキリジョー」ってたぶん製作会社が一緒だと思うんですが(笑)裏番組になってるってことは再放送か,あるいは地方でキー局とは別の系列局でやってたりしたのか.2対1でチャンネル権の取り合いがはじまるものの,首絞めティオがあっさり本領発揮した上に母上だってティオの味方.なんといってもここは他人の家.強いように見えてもともすれば孤立しかねないティオをきちんとフォローする華さんはさすがです.
これまで何度も一緒に戦っている清麿がティオを妹のように見るのはさすがに難しいものの,華さんにとっては可愛い娘ができたようなもの.確かにこの家,普段はときどき大怪我して帰ってくる息子とその弟みたいなのとペットみたいなのしかいませんからね.家事についても少しは手伝うかもしれないけれど,つくるところから手伝ってはくれないだろうから,客という事情を抜きにしても一緒に料理をしてくれるティオを贔屓する気持ちはわからんでもない.…華さんは,ガッシュたちの事情をどこまで知ってるんだろう.わざと知らないふりしてくれているけれど,他ならぬ自分の息子も関係しているし,かなり察していそうな気がするなぁ.
さて,今回のポイントは乙女心,あるいはデリカシー.例えばガッシュたちはティオと一緒に風呂に入ることにまったく抵抗感がないわけですが,ティオにとっては風呂どころか全裸で自分の前に立ったり下着に近づかれるのすら勘弁ならないわけです.魔物の子も人間の子と同じで,同じ位の年齢なら女の子の方がきっと大人なんだろうなぁ.そんな乙女心を理解できないガッシュとウマゴンに対し,華さんはティオのお風呂を優先するように指示.一緒に入れないことについては「おんなのこだから」と主に迫力で説得する華さん.息子以上のいい気合説得ぶり(笑).そして海外の恵の場合はガッシュの無理解について「男の子は仕方ない」と擁護なんだか諦めなんだか見妙なコメント.ティオを預かってもらっている家の人の気を悪くするわけにはいかないから,ややガッシュたちを擁護気味ってところか.
そして数日が経過し.ついに恵が帰国するその日.帰り道の清麿と鈴芽が見つけてしまった水面の乱れからはじまる主に恥ずかしい物語.溺れている誰かを見つけた清麿は即座に川に飛び込んで救出.これまでの無茶に次ぐ無茶に鍛えられてきただけのことはあって,本当に「正義の味方」になりつつあるところが頼もしいんだけど…ここから先でまさに台無しに(苦笑).清麿が助けた小さなうさぎのようなサルのような少年のようなもの.うさ耳が本物ってのはともかく,手にブラジャー持ってるあたりが大変に微妙.その素性について清麿が一生懸命尋ねてみてもそれをあっさり無視するウサギサル少年に,清麿はこの時点でいらっと来ています.
確かにそもそも人間かどうかわかんない奴を話が通じると思うのは,ある意味魔物のパートナーの職業病じゃないかと思うのですが,今回はその職業病が発動したことで相手が魔物だと改めて気がつくあたりが間抜け.そんなわけでウマゴンと同じようにこいつも魔物ではないかと今更気がついた清麿は,いきなりそのウサギサルの魔物にズボンを下げられて川に蹴り込まれるという狼藉を受ける始末.ボケにコケにされることほど…とかいう以前に,清麿でなかったら下手したら死んじゃうぞ(苦笑).

清麿がいつものようにひどい目に遭っていたその頃,砂場で遊んでいたガッシュたちのところには不思議な風体の迷子を捜す見慣れぬ女性が登場.一度見ると忘れられない,サルとウサギを足して2で割ったような迷子を捜す彼女.不思議な格好,途中CMなしで放映されてますが,内容的にはサブタイトル1行ごとに3分割される現在のスタイルとあわせ,本格的な海外輸出対応が施されているようで.彼女の名はエル・シーバス.さっき清麿をひどい目にあわせたウサギザル少年型の魔物,モモンのパートナー.珍しいのは,彼女が魔物に出会うのがこれが最初という点.戦いも既に後半に入っているはずなんだけど,ここまで「弱い」という前評判から戦いまくってきたガッシュとは逆に,ひたすら逃げまくって1戦もしていない奴もまだ残ってたんですね.
エルとともに高嶺家へと向かったガッシュたちは,リビングで彼女の現状についてヒアリング.最低限「王を決めるために戦うなんて間違ってる」という意見さえ一致していれば,戦うことを出来る限り避けてきたガッシュたちと協力はできなくても敵対はせずに済むはず…なんだけど,なんせエルの見失った魔物が,このグループのキーマンである清麿にとんでもないことをやらかしているわけですよ(苦笑).清麿は優しいと絶賛するガッシュたちの前に帰ってきた当の本人は…「おうってめっぇらぁ,たたかいだぁあ!まものだ,まものがあらわれたぁ,さるとうさぎをたしてぇ,2でわったようなやつだぁ!」面白いほどぶちぎれております(苦笑).
頭脳派ではあるものの絶対に沈着冷静なタイプではない清麿は,人のズボンを下ろして川に叩き込んだあいつのことで頭が一杯.で,そのあいつが窓の向こうにいるもんだから場は緊張! いち早く気がついたエルはモモンに逃げるようジェスチャーするものの,清麿が気づいてしまったがゆえに始まる怒りの追走劇! 完璧にぶちぎれつつも手近な武器であるガッシュと本はしっかり持参しているあたり,決して沈着冷静ではないけれどやっぱり頭脳派だ(笑).そんな鬼を追いかけながらもエルは必死で自分たちに敵意がないことをアピール.一度も魔物と戦ってないというコメントを嘘だと否定するために振り向いた清麿の目に映ったのは…あの憎きウサギの耳と,後からめくられてるかわいそうなティオ(笑)!
魔物だって女の子なんだから,こんなことをされて許せるわけがないティオは即座に沸騰して清麿とともに捕獲に加担.もちろん捕まえた暁には,ちょっと死んじゃうくらいに首を絞めるに違いない(笑).しかしモモンは異様にすばしっこく,魔物であるティオが必死で捕らえようとしても触ることすらできない.…このあたりから怒りの中心は清麿からティオへと移りはじめます.ガッシュの必死の説得はまったく役立たなかったわけですが,一介の少年として,これまでの事の顛末を若い女性に説明するという辱めにはさすがに耐えられなかったようで(苦笑).
頭が冷え始めようやく自体を傍観できるようになった清麿は,ティオの位置を見えずとも正確に把握しているモモンの能力に気づきはじめます.魔物同士は普通,正確ではないながらも互いの気配を感じることができるので,偶然にここまで戦いを避け続けることは難しい.それでもモモンとエルがこれまで一度も魔物に出会わなかったのは,モモンが魔物の正確な位置を感知してひたすら逃げ続けたためではないのか.実はこの能力は今清麿が必要としているものなんですがそれは先の話として,清麿はティオを止め,モモンに対して罠を仕掛けることにします.

モモンはきっと,魔物の気配はわかっても人の気配はわからないだろうと推測した清麿は,公園にバナナをわざとらしく放置.これに近づいて拾おうとするいやしいモモンを,土中から飛び出して(笑)捕獲! …掘ったり潜ったり待ったり,どうもご苦労様です.そんなわけで憎きウサギザルを袋叩きにしてやろうとする清麿とティオからモモンを救い出し,必死でかわりに謝るエル.確かにパートナーは必死なんだけど,当の魔物がまった反省していないことからどうにも怒りが止まらないティオのところに恵が到着.これまで苦楽をともにしてきた,固い絆で結ばれた2人だからこそ恵の説得はティオの心を静かに冷やす…のかと思ったら,折角消えはじめた炎に燃料をぶっこんで来やがるモモン.その手には,ティオの洗濯したてのパンツが(苦笑)!
決して触れてはならないものにバナナを食った手で触れやがったモモンに対し,ティオの怒りが燃え上がる! 腹立ちまぎれにガッシュの首を締めるティオは女の子でありながらも魔物.その身に人には思いも寄らぬ術を秘め,この世界に戦うために送られてきた彼女の真価がこんなしょうもない状況で明らかに(苦笑)! そんなしょうもなさが本作らしくて大好き.鈴芽,お前は家に帰れ(笑).次回に続きます!

|

« 番外編 竜王・板尾創路の独りしりとり | トップページ | 焼きたて!!ジャぱん#43 »

「レビュー◆金色のガッシュベル」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5112/5654166

この記事へのトラックバック一覧です: 金色のガッシュベル#120:

« 番外編 竜王・板尾創路の独りしりとり | トップページ | 焼きたて!!ジャぱん#43 »