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焼きたて!!ジャぱん#43

「他局に手を出すリアクションの巻」

準決勝は因縁のフランス対日本.長男グランの作った青いパンに対し諏訪原は赤いパンで挑む.さらに遅刻した和馬が焼き上げたパンとともに会場にようやく到着.制限時間内に和馬が焼き上げたかどうかがわからないと最初は和馬の参加を断るピエロだが,モナコ王の口添えとグラン・カイザーの許しもあって準決勝に加わることができた.
青赤黒,3色のパンを食ってリアクションで採点を開始するピエロ.フランスチームの青いパンに感動したピエロはその思いを河内の頭にぶつけ,それに怒った河内の心をも青いパンの香りでなだめてしまう.続いて審査されるのは諏訪原の赤いパン…のはずが,ピエロはそれを口にしない.赤ワインが香ることや足の遅い亀の形をしていることが,F1レーサー気分のピエロには許せないのだ.そしてラスト.和馬の黒いパンは諏訪原の助言を受けて完成したジャぱん51号戒.和馬の,そして諏訪原の勝負はこれからが本番だ!

非論理的なようで意外と論理的な「ジャぱん」.パンの美味さを表現するのに,割とまともな裏づけとその理由から生み出されるリアクションの2つを使って表現しているわけですが,今回はパンが3つあるので良しも悪ろしも次から次へと裏づけ連発.あ,パンは3つしかありませんよ当然じゃないですか(笑).その分リアクションはいつもより軽めなんですが,ネタとしては相当ぎりぎりなリアクションに巻き込まれて悲惨な状態になっているのが河内.確かに折角戻ってきた友達とお別れするのは悲しいけれど,他局のビックネームを己の身で演じるといういろいろぎりぎりなリアクションの主役になれたんだから我慢しとけ(苦笑).

前半は河内かわいそう.フランスVS日本の準決勝はF1レーサーのためのスポーツパンを作る戦い.しかしこの因縁の決戦の場に遅刻という悪い病気の出たらしい和馬は結局間に合わず.結果,出来上がったパンは青に赤.ただし赤い諏訪原のパンには,致命的な欠点があることを長男グランが指摘しています.…一応河内も頑張ってパンをつくったはずなのに,本人含めて全員で無視しているのはどうなのか(苦笑).素材の目新しさだけはあるけれど,リアクションの必要がないほどに凡庸なんだろうなぁたぶん.
ところが!制限時間残り20分でいきなり黒いパンとともに到着する遅刻王和馬.いきなり主役が遅刻で失格という情けない状態に陥らなくてよかったと思う間もなく,ピエロにこのパンが制限時間内に和馬がつくったのか証明できないから審査できないと拒絶されてしまいます.…もしこれで和馬が失格になったなら料理アニメとしては前人未到の展開になったはずですが,さすがにそれはまずいので(笑)助けのライオンが現れます.
フランスチームの超秘密兵器,グランですら心魅かれる和馬の光沢溢れる黒いパン.このパンの正当性を証明するのは劇団四季ことモナコ国王.王の心遣いが仇となり遅刻してしまったのだと,和馬が自分の手で制限時間内にパンをつくっていたことを証明してくれます.本格的なキッチンセットを隠して積んでいたリムジンの構造と重量は大変に気になるものの(笑)証人としてはこれ以上ない人の後ろ盾と,グラン・カイザーの承諾もあって和馬は準決勝に参加できることになりましたとさ.ちなみにその恩人たちの変態組体操の変形ぶりに敵を見失っている和馬.確かにへんてこな仮面かぶったフーリガンどもは横で一杯応援してるけど,選手でかつ仮面とマントをつけている変態はフランスチームしかいないと思うぞ(笑).
そしてはじまる3色三つ巴の準決勝.まずは青いカイザーのパン.入っていることがわかっているのは真珠パウダーにブルーベリーにヨーグルト.その真珠への感動を他人の頭で表現する迷惑なピエロ.「トラトラトラ,ワレ奇襲に成功せり」って真珠湾.しかしトラ刈りはあくまでも前座で,真珠が原料なんだから河内の頭だって真珠のような丸刈りに!…自分の頭でやればいいものを他人を巻き込むことに何の罪悪感も感じていないに違いないピエロ.諏訪原に「ハゲ」とバカにされつつも折角ここまで生え揃ったはずの髪を,フランスチームを讃えるためのリアクションに使われてしまうという途方もない悲しみが河内を襲う! でも,既に作ったパンも亡きものとして扱われてるんだから,ここしか見せ場はないんだ河内,頑張れ(苦笑).
そりゃあもう大切な髪を奪われた河内はピエロに怒りをぶつけずにはいられないわけですが,そんな怒りを強制的に和らげてしまうのがカイザーのパンから香る優しいアジサイの香り.カイザーの青いパンにはブルーベリーとヨーグルトだけでなく,アジサイの一種であるアマチャまでもが含まれていて,その香りの効果が河内を異様に穏やかにしていたのです! なんか効き過ぎて,ダウナーなクスリみたいにも見えるんだけど…(苦笑).確かにレースの緊張をほぐすことは重要でしょうが,ここまで劇的な効果があるとむしろ闘争心の減退とか注意力の低下とか,悪影響の方が明らかに多そうにも見えるんだけど気のせいか(笑)?
アマチャによって青く染まったフランスのパンをピエロは河内を使って絶賛.次は日本の赤いパン.もちろん河内のパンは本人の許可の上審査を割愛(苦笑).とはいえピエロに「食べたくない」とまで言われてしまう諏訪原のパンに比べれば,実は出来は良かったのではあるまいか.すっぽんの血と赤ワインで闘争心と目を助けるはずの諏訪原のパン.しかし,F1レーサーが口にするにはあまりにも材料の選択がまずかった.焼けばアルコール分は飛ぶものの,極限状況ゆえにメンタルの安定が重要なF1レーサーの心を間違いなく乱す赤いパン.食う人のことを考えろ…諏訪原には,自分が和馬に説教した言葉がそのまま跳ね返ってきてしまいます.
己の力不足に打ちひしがれる諏訪原.けれどそんな彼を再起動させるのが和馬の言葉! 諏訪原の助言を受けて作られた改良版51号は「ジャぱん51号戒」.大きなヒントをくれた諏訪原に和馬は騎乗し,諏訪原再起動.日本チームはその総力を結集して凄い気合でフランスチームに立ち向かいます! なんか一人足りない気がするのはきっと気のせいだ(笑).

後半は河内が恐れを知らぬ顔面に.真打,和馬が遅刻してまで持ち込んだ黒光りするいい匂いのパン.青いフランスのパンが華麗なる花の香りの菓子パンなら,和馬の黒いパンは未だその生態に謎の多い神秘の魚,ウナギを使いさらにモチーフにしたパン.さらに光沢のある黒はノリ.日本食は欧米でもかなり浸透しているはずですが,それでもメジャーというには程遠い素材.フランスの観客にはなじみがないこの食材もピエロは当然知ってます.
栄養豊かで目にも良い優れたこの素材の唯一の欠点は,ノリらしいぱりぱり感が湿気ると消えてしまうこと.ゆえにもう一刻も早くピエロの口にパンを押し込みたくてたまらない和馬と,未だに得体の知れない和馬のパンの正体をぎりぎりまで見定めたいピエロの必死のせめぎあい.しかしピエロの時間稼ぎも,香りにとろけていた河内がツッコミに復帰してくれたおかげで中断.パンの効果が薄れたために冷静な判断力が戻って来るって,やっぱりフランスの青いパンにはレーサー用のパンとしては致命的な問題がある気がするなぁ(苦笑).
そして未知のままのパンをついに口にするピエロ! なんだかやたら咀嚼してるなと思ったら,もちろんこれも衆目を集めるためのテクニック.ピエロが旅立つリアクションの新たな領域にはなぜか河内もご同行.真珠になったばかりの河内が,河内がノリ○ケに(笑)! おじさんな感じに!…っていうかテレビでやっちゃっていいのかこれ(苦笑).河内の頭に生えた,と思われた黒いものはもちろんノリ.それにツッコむ河内のノリツッコミ.ノリづくしの末,おまけとばかりに河内をナミ○イにしてみるピエロよ,それはノリとは関係ないだろ(笑)! …ウナギもノリも海の賜物,それゆえにナミ○イを模してみたのかもしれないけれど,その程度の底の浅い主張を日本アニメの金字塔にたてついてまでやるべきかどうかは正直微妙(笑).まあ,ともかく悪ノリは素晴らしい!

河内の髪を犠牲にしつつ,全部のパンを食い終わったピエロ.河内のパンのことは忘れてあげてください.そしてピエロが下す公正で残酷な裁定は…日本チームの勝利! この大番狂わせに周囲で観戦していた仮面のファンどもは大暴れ.男はともかく,ハンドバッグ振り回す仮面のレディが大変にワイルドでよろしい(笑).けれど敗北したグランは審査結果を素直に受け止め,ピエロと観客,視聴者とともに51号戒のさらなる秘密へと迫ります.
まずは黒豆.目に良いアントシアニンを含むこの素材を生地の中に含んでいる和馬のパンは黒づくし.そしてその黒に染まっていたのが,口にしたピエロだけが気づいたシルクパウダー! フランスどころか日本でもほとんどなじみのない素材のこともピエロはちゃんと知っている.スポーツ食の材料としては大変優秀なシルクパウダーの最高級品.しかも素材そのものに上品な甘みまであるってんだから素晴らしいよなぁ.
日本尽くしの黒いパンは日本チームに勝利を運び,フランスチームには予想もしなかった敗北が訪れます.1つ1つの素材の優秀さもさることながら,同じ国の素材同士の相性のよさというのもあったんでしょうね.…こうしてここまで面白い悪役を担当してきたフランスがリタイア.敗北した彼らに待つものは少々厳しそうですが,日本チームが優勝すれば,少しは周囲の見る目も違ってくるだろうか? …モナコカップも残るはあと1戦.優勝を讃えるチェッカーフラッグを受けるのは一体どのチームか.次回に続きます.

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