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金色のガッシュベル#117

「嫉妬の力は恐ろしいの巻」

今は祖父の家に身を寄せているリィエンとウォンレイ.人間と魔物の違いを越えて愛を育む2人だが,最近ウォンレイの様子がどうもおかしい.不思議に思ったリィエンはウォンレイの後をつけ,彼が見知らぬ女と接近しているのを見てしまう.どうやらテレビが欲しいらしいウォンレイは金を稼ぐためにうさんくさい武闘大会に出場.もちろん魔物のウォンレイに敵う人間がそこらにいるわけもないけれど,彼にも絶対に歯向かえない相手は確かに存在するのだった.

大きな戦いを前にゆっくりと仕込みを続けている「ガッシュ」.いつか今回のような楽しい光景が,胸に切ない痛みとともに思い起こされる…日が来る前にウォンレイが現時点で大変に痛そう(笑).ガッシュの仲間の中では年長のウォンレイはやや地味な役回りを務めることが多いわけですが,折角主役の座が巡ってきたというのにここまで徹底的に情けなくていいのか? そしてリィエンはあれほど強くていいのか(苦笑)? 脚本の個性が悲しいくらいよく発揮されたコメディに,子どもと一緒に見ているお父さんも苦笑いだ!

冒頭は前回のエピローグ.友達であるレインの願いに協力したガッシュたちは見事にその役目を果たします.レインが見せたのは,たとえどれほどの力を持っていたとしても王にはなれないこともあるという現実.他の魔物を倒して王になるためには力以外のこともかなり重要なわけです.強い力を求めていたロデュウたちはレインとカイルの頑張りのおかげで傷つき,計算を大きく狂わせたガッシュたちに憎しみを抱きます.
さて,怖い奴に恨まれたガッシュたちは空港でのんきにおみやげ選び.お面でガッシュを脅かしたつもりが,素顔をお面扱いされるという屈辱を味わう清麿.ボケにバカにされることほどツッコミにとって屈辱的なことはないってのはもはやお約束(笑).結構増えた仲間達に律儀に土産を選ぶ二人ですが,清麿はなんだってあんな恵さんを思い浮かべているのやら….さらに唐突にウォンレイがテレビを欲しがっていたことを思い出す二人.ついつい思い浮かべてしまうほど,ウォンレイは見事にリィエンの尻に敷かれていたようです.
その頃,ウォンレイとリィエンは祖父の家で平穏な暮らしを継続中.完璧に夫婦扱いされている二人はもっとラブラブでもいいはずなのに,ウォンレイはこのところ上の空.…冒頭でかなり激しく尻に敷いていた様を見せることによって,その反動が出ているのではないかと上手く匂わせてます.「午後の仕事を休ませてほしい」と申し出て出かけるウォンレイを追うリィエンは,やたらテレビを欲しがっていることなんかぶっとばす強烈な光景を目にします.見慣れぬ美女がウォンレイに急接近!
大好きな人が自分を裏切っているかのような光景にリィエンの心は揺さぶられます.魔物と人間,住む世界の違う二人の将来には必ず別れが待っている.けれどそんな悲しい未来も覚悟の上で一緒にいることを決めた2人の絆は何よりも強いはずだと,信じていたのに….どんな敵が来ても守ると,そして心だけでもこの世界に残すのだと誓った人が裏切るだなんてリィエンには信じられる訳もない.疑心暗鬼に泣き崩れてもおかしくないような愛の危機.しかし,リィエンはひたすら涙ぐむ姿がどうにも似合わない女性でありました(苦笑).燃え盛るのは嫉妬の炎.ウォンレイ,間抜けな顔でくしゃみしてる余裕なんかないぞ!
ウォンレイに接近したのは濃い化粧の女.彼女は金が必要なら参加しろとウォンレイを引きずり込み,用心棒募集の武闘大会に押し込んでしまいます.…人相の悪いチンピラで一杯の会場で1万元を手に入れるために戦うことになってしまったウォンレイ.見るからにまともな大会ではないんですが,元来の押しの弱さからついつい戦い始めてしまうあたりがよろしくない.これだけ状況に流されやすいなら,美女の誘いにも簡単に流されてしまいそうな気がするもんな(苦笑).気が進まないながらも巨漢を二撃で片づけるウォンレイにしなだれかかる女を見て,リィエンの怒りは頂点へ.そこらのチンピラとは桁違いの強敵が,流される男を襲います!

木影から登場したのはマスクドリィエン(笑)! 誰がどう見ても正体モロバレの謎の美少女.むしろなぜ仮面なんかつけて出てきたのかという点のほうが謎の美少女.もちろん愛する彼女にウォンレイが攻撃ができるわけもなく,ゆえに「戦う意味なんてないじゃないか」と必死で説得.しかし流される彼の姿を目の当たりにしたリィエンには戦う意味大有りなので覚悟するべし.
そしてはじまるリィエンの公開鉄拳制裁.作画的な凄みはないものの,ちゃんと笑えるくらいにウォンレイが本当に情けないのが見所です(笑).リィエンも人としては相当強いはずですが,戦闘の得意な魔物にかなうはずもない.ただし!迫力に関しては話は別.ガッシュたちの間に入るとつい影の薄くなるウォンレイに比べれば,怒るリィエンの存在感のでかさと怖さは並みじゃない(苦笑).彼女から噴き出す迫力に追い詰められるばかりの情けないウォンレイ.「何が何だか」ってな必死の言葉も今のおっかない彼女に届くわけがない! 見るからに思い込みが強そうな上に,その思い込みで自己中毒起こしそうなタイプだもんなぁ….
もちろん本気を出せば彼女の拳を止めることなんか造作もないウォンレイではあるけれど,見事にすれ違った心を再び繋げるきっかけは見つからないまま.どうやら自分が誤解されているのだと気がついて必死に弁明しても,今,言葉で嫉妬の炎が消えるわけもない.ここは一発抱きしめて愛を語れば全部解決しそうな気もするんですが,たぶんリィエンが怖すぎてできないんだね(苦笑).
ちなみにこの状況を作り出したあの化粧の濃い女.計画の時点ではウォンレイだけをこの偽武闘大会で潰すつもりだったんでしょうが,リィエンの乱入も二人で消耗してくれるなら問題ないと判断したようです.怖い組織の長を父に持つリィエン.その父が跡継ぎをリィエンにすると言い出したために起きた権力闘争にリィエンたちは図らずも巻き込まれているわけですが,例えば夜襲とかリィエンの祖父たちを人質に取るとか,もうちょっといろいろできそうな気がするんですがなんでこんなに牧歌的な手段を選んだんでしょうねこの女(苦笑).
…不毛なバトルで消耗し,さらに周囲をチンピラに囲まれたことでやっとリィエンの耳にウォンレイの言葉が届きはじめます.「信じてくれ」という切ない叫びはもちろん真実.リィエンの仮面くらい正体がバレバレだったチンピラたちが襲いかかってきたところを,息の合った連携で切り抜けていきます! 実は両者とも武闘大会はなんかうさんくさいなーと思いつつもつい流されていたことがここで判明.さすがは恋人,似たもの同士と言ってやってもいいですか(笑)?
チンピラの数だけは多くリィエンたちも痴話喧嘩で少々消耗してはいるけれど,そもそも人外のウォンレイに人間が敵うわけがない.チンピラを大量に巻き上げて落とすなんてのは人にできることではないから女も呆然.たぶんちょっと腕が立つくらいの認識で襲ってみたんでしょうが,正直魔物だってあの二人に手を出すのは相当の覚悟が必要のはずで.チンピラを片づけられた女は憎まれ口を叩きつつ撤退.残されるのは流される婿と恐ろしい嫁(笑).
夕方,実はウォンレイがリィエンのための靴が欲しがっていたことがわかったために二人の仲も元通りに.記念日にちょっとしたプレゼントを贈りたかったウォンレイ.この先リィエンに残していけるのは思い出だけだから,できるだけうれしくて楽しい思い出を作りたいという心から出た行動だったので,リィエンも流されやすい彼をぜひ寛容な心で許してあげてください.ちなみに結局靴は買えなかったものの,ガッシュたちからのお土産として新しい靴が届きます.サイズをなぜ知っていたのかについては…画面には出てないところでリィエンがサイズ指定で露骨に欲しがってたんじゃないかな(笑).

レインを仲間にできないままで例の建物に戻ってきたロデュウ.そこにはパピプリオたちだけでなく,黒幕のリオウの姿も.双方ともプライドの高そうなロデュウをリオウの仲は明らかに悪いながらも,目的を達するためだけに協力しているようです.目下の最大の目標は鍵を壊すこと.ちなみにパピプリオたちはまったく状況を理解しないままで協力しているようですが,真実に気がついたときはどれほど驚愕することになるのやら.
魔界の王を巡る戦いは既に後半.魔物の数が限られてきているこの状況で,人間界ごと残った魔物を潰そうとするリオウたちのたくらみに,既に一大勢力を築いているガッシュたちは深く巻き込まれていくことになります.王となるために本当に必要なものは力ではないはずなんですが….さて,予告からすれば次は豪快なギャグ回のようで楽しみです(笑).先は厳しい道だから,もうしばらくは平穏な日々が続きますように.次回に続きます.

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