« ボボボーボ・ボーボボ#71 | トップページ | アストロ球団#3 »

金色のガッシュベル#121

「天井知らずの恐ろしさの巻」

モチノキ町に現れた新たな魔物,モモン.魔物の居場所を察知する能力や使ったことのない数多くの術に加え,人の神経を逆撫でするサービス精神まで持ち合わせている厄介な魔物だ.特にターゲットにされたティオの怒りは沸騰寸前.そのあまりの怒りの激しさに,関係者たちもなす術がない.
脅えるパートナー,エルが唱える呪文はティオの防御や攻撃を無効化できる凄いもの.しかしその力を攻撃ではなくあくまでスカートめくりのためだけに使うモモンは別の意味でも凄い.ティオの怒りは頂点に達し,ついには本が光り出した.

次の段階のための新たな道しるべを見出す回のはずなのに,どうしようもなく怖くておかしい「ガッシュ」.モモンの他人をコケにする才能は凄まじく,百戦錬磨のパートナーや防御に秀でた少女魔物を鬼神に変えてしまいます.特にティオの怒りは敵や傍観者どころかパートナーやもう一人の鬼の心まで静めてしまうほど.その怒りによって,タメには特殊な条件が必要だし発動までの時間も長いのですが,防御に特化したティオには貴重な攻撃技が手に入ることになります.…普通なら怖がって途中で詫びをいれそうなこの状況,最後までふざけた態度を貫いたモモンは別の意味で偉いや(笑).

前回,面白いほどモモンにコケにされまくった清麿とティオ.溺れる子どもを助けるヒーローや可憐でおしゃまな少女を鬼に変えたセクハラ攻撃恐るべし.特にティオの恥ずかしさときたらモモンのおかげで臨界突破.別人,というか魔物としての本性が滲み出たような凄い顔に.一応ヒロインの一人のはずなんだけど怖いなぁ….この煮えたぎる怒りを静めるにはともかくモモンに一撃入れたいパートナーの恵.で,もう一人の鬼こと清麿がどうなったのかというと,ガッシュ・ウマゴンと一緒に膝を抱えて戦況を傍観中.ティオの上り詰めるテンションについに振り落とされ正気に戻ってしまったようです(笑).
ティオの弱攻撃技とはいえ,彼女の気合が影響しているのか結構ダメージの入りそうなサイスをひらひらとかわすモモン.そしてはじめて魔物との戦いに巻き込まれたエルが,術の威力にやたら怯えていることを淡々と観察している冷えた清麿.「魔物の術って激しいもんな」と嫌な予感に大汗かきつつも冷静なコメントをつけております.過去の豊富な戦闘経験から推測するところ,曰く,今は誰か一人くらい冷静でいないとまずいような事態らしく…とはいえこじれにこじれたこの事態には,もはや誰も介入なんかできるわけないことも清麿は既に自覚してたんじゃあるまいか(苦笑).
ともかくモモンが黙って一発攻撃を受ければ収束しそうなこの事態.しかし怯えるエルがモモンを救うために呪文を読んでしまったせいでややこしいことに.アムロンの効果で伸びた手で恵の本を奪う…のではなくスカートめくりに行くモモン.そのまま本を奪って燃やせばティオは退場したはずなので,そうならなくて良かったはずなんだけど(笑)ティオにとってはもはや耐え難い,もちろん憎しみの塊と化したティオの傍にいることは清麿たちにとっても耐え難く,しかし必死のエルと恵に止められて離脱もできない.目の前に災害が渦巻いていて自分は逃げられないとわかっていたら,できるだけ巻き込まれる仲間を増やしたくなるのが人の情ってもんだ(苦笑).
一発痛い目に遭えばそれで落ち着くはずなのに,モモンは無駄によく避けた上にエルの呪文の効果まで使って嫌がらせをさらに継続.高い防御力を誇るセウシルも,アグラルクでモモンに地中に飛び込まれては効果なし.さすがに地中にまではバリアは張れてないわけですね.でもモモンなのでティオはスカートをめくられるのみ.…ある意味究極の平和主義というか,むしろ火にガソリンぶっかけてると見るべきか(苦笑).
エルが唱えてしまった第3の術,オラ・ノロジオはティオの体の動きをゆっくりにする光線.これも魔物の動きを止めているうちに本を奪って燃やす,と効果的に使えるはずの技なのに,ティオの後に回ってパンツを見ることにしか使わないモモン.あ,さすがにつつかなかったか…ティオは絶対否定すると思うけれど,こんな厄介な術を使う相手がただのスケベで,本当に幸運だったと思うよ!

モモンの狼藉を止められないばかりか,エルが自分たちの術の効果すらろくに把握できていないことに気がつく恵.しかしどれほどエルに同情すべき点があったとしても,うかつにエルが呪文を唱えてしまったおかげでもはやティオの怒りは止まらない.素手でモモンを遠くに殴り飛ばす多感な乙女.折角一撃当たったものの,それまでの蓄積が大きすぎてもはや1撃では済まなくなっております.そもそも乙女の恥じらいを理解できないガッシュがなだめても止まれないティオ.「にくい.にくいいいい,あのサルがにくいいいい!」…ティオの心底の叫びとともに光りだす本! 「新たな芽生えー!」…術というのは魔物の自覚によって目覚めるわけですが,まさかこんなしょうもない理由で新術が目覚めることになるとはなぁ.
エルにとってもモモンは実に手に余る魔物.なんせ出会ったときから今と同じ調子で,手には大好きな女性下着を掴んでいるという女の敵ぶりを発揮していたわけで.もちろんこれは魔物のガキであっても許されない範囲のもの.いくらうらやましくても真似しちゃいけません(笑).もはやティオの怒りを静めるには一番強そうな術を発揮するしかないと決意したエルと,モモンの大技が来ると知って警戒する恵.そんな緊迫する女性たちを「今手を出すと攻撃のきっかけになる」という名目で遠巻きに見守る清麿たち.いつでも相殺できるように待機しているつもりですが,出来るかどうかはまあ別だ.
そして,双方効果のわからない新呪文が激突.場の全員をビビらせるほどの魔物と化したティオのチャージル・サイフォドン.そしてとことんコケにしてくれるモモンのミンフェイ・ミミルグ! …モモンのほうが術自体は派手なんだけど結局離脱するための技で,回転する耳音がそのままヘリだし,逃げる速度もなんだかゆっくり.ティオの頭上に剣が上がるのは回復技のサイフォジオにそっくり.けれどティオの怒りは頭上の女神へと転移してその胸の水晶にはこの2回分の屈辱の記憶ダイジェストが.ダイジェストが進むほど,女神の顔が怖くなる….
形を持たぬ屈辱,憎しみ,恨みつらみがそのまま術の威力に加算されるチャージル・サイフォドン.通常の術であれば術そのものの強さにある程度の上限があるのに対し,無形のものを力に変えて蓄積するこの技の場合,恨みの深さによって術の威力に上限がなくなりそうなことに加え,発動するまでその威力がどの程度かも計りにくいという不確定の怖さもある,頭上の顔は女神ではなくティオ並みの鬼へと変わり,見守るしかない仲間全員を恐怖のどん底に叩き落としてます(苦笑).そしてついに発動! 自動追尾の鬼神は逃げるモモンを正確に狙い,激突! ついにモモンはここまでのツケをまとめて体で支払うこととなり,ぶつけたティオはすっきりしましたとさ.

モモン対ティオはティオの恐怖のチャージル・サイフォドンによって決着.しかし清麿にはモモンの能力に聞きたいことがあるので本を燃やすのは後回し.行方不明となった魔界の建造物について詳しい情報を得るためには,他の魔物の気配を正確に探ることのできるアンテナ役が不可欠.清麿はついに,そのアンテナ役を見出したことになります.ただし魔界の建造物についてはひどく怯えているモモン.アンテナとして怖いところにガッシュたちを案内するよりはむしろ,ここで本を燃やしてもらったほうがマシなのかもしれない.なお,この段階でティオの本にはもう1つ,読めない呪文が浮上.これもまた,発動に条件が必要な術なのだろうか?
こうしてまた一組仲間が増えたガッシュ組.現在生き残っている魔物たちの中では恐らく最大規模の組織になっているんじゃないかな.変なおみやげで和んだり水着を巡って追いかけっこを再開したりと普段は和気藹々のこのグループですが,戦闘となれば多彩な術を使いこなし弱点を補い合う組織的な分厚さが魅力.…同じ目的に向かって集団で走る,そんな強さが発揮される日もそう遠くはないはず.次回はオリジナル回.残り少ない時間を楽しく過ごせることを祈りつつ,次回に続きます.

|

« ボボボーボ・ボーボボ#71 | トップページ | アストロ球団#3 »

「レビュー◆金色のガッシュベル」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5112/5774867

この記事へのトラックバック一覧です: 金色のガッシュベル#121:

« ボボボーボ・ボーボボ#71 | トップページ | アストロ球団#3 »