« 金色のガッシュベル#123 | トップページ | アストロ球団#5 »

焼きたて!!ジャぱん#45

「割と裸の意味ないよねの巻」

決勝はアメリカチームとの3連戦.初戦は諏訪原がモニカ・アデナウアーと美しいパン作りを競うこととなった.諏訪原は小娘モニカとの対戦に不満そうだが,今やシャチホコを上回る実力を身につけた彼女は只者ではない.黒やんの友,キッドが調べてくれたモニカの正体はパティシエの世界王者.他業種の天才のモニカをサンピエールオーナーがスカウトし,モナコカップ中に鍛え上げたに違いない.

モナコカップも最終戦.この先のクライマックスに相応しい無茶な理論づけととんでもないリアクションが楽しみな「ジャぱん」.今回は初戦・諏訪原対モニカ戦の仕込みまで.勝負にこだわりすぎる変人諏訪原…はもうどうでもよく,半裸のモニカさん(特に足)が素晴らしい.画の美しさ,キレの良さも抜群.あとは異様に厳しい黒やんの態度.勝負に対する真摯な態度とリアクションもパン解説役も奪われたストレスがここまで彼を厳しくしてるんだろうけど,そんな黒やんのサンドバックになっている河内は,自業自得とはいえ毎度気の毒だ….

前半! 前回で現状でのジャぱんとゴぱんの差が明らかになり,日本チームは格上の相手に緊張感を持って挑むこととなります.…本気で日本チームを叩き潰すなら準決勝はそこそこ手を抜いて敵を油断させる方が良さそうな気がするんだけど,むしろその実力をひけらかしに来たってことは,日本チームは完璧にナメられているのだろうな.そんな強敵にまず挑むのは諏訪原.課題の「美しいパン」にはあんまり似つかわしくない人材で,今回も冒頭から丸太をがしがし剣で切り刻んでおります.
諏訪原の奇行は今始まったことでもないし.和馬ですらホテルでなんか考えてるんだからお前ももうちっと頑張れと黒やんが河内にいつものように説教をかましてみたりヅラをいじったりしていると,ソフィがアメリカチームの出場順を教えに到着.モニカ・シャチホコ・シャドウの順で来るということで,諏訪原の相手はモニカに確定.いつも不機嫌そうな顔でガム噛んでる小娘が相手なのは諏訪原にとってはやや不利.決勝という舞台やルパン1号・パンドール戒程度では,勝負に対する気合を呼び起こすにはやや燃料が足りないようです.
対戦相手の情報を出来る限り集めようと頑張るソフィと黒やん.しかし出てくるのはシャチホコの情報ばかりで,残る2人のパンに関する情報は出て来ない.情報不足にあえぐ日本チームのもとにかかってきたのは…あのキッドからの電話! 似顔絵がセミレギュラーキャラとして頻繁に顔を出すという現状は一体どうなのか(苦笑).NYでちょっとした調査companyをやっている大変うさんくさい発音のキッドはモニカの正体についてご報告.しかしその正体を話す決定的な場面で,視聴者にだけは聞こえないように意図的に入る妨害.カフェなんだから車の音とか喧騒とかを使うのが普通なんだけど,象とキリンが爆走(苦笑)あれか?「マダ○スカル」リスペクトか? でも,象はいないよな?
「…だってさ」というキッドからの電話を思わず取り落とす黒やん.電話の向こうでは「キッド来る,キッド来る…」ってちっちゃい声で頑張っているんだから聞いてやれ(笑).情報源のふざけぶりはともかく,驚愕の情報とそこから派生する推測を黒やんは早速チームメンバーに披露.アメリカ代表はサンピエールオーナーの息のかかったチームで,オーナーはシャチホコ以外の2人は他の領域のプロをスカウトし,モナコカップ中に一流のパン職人として鍛え上げた!
別に無口ではなく,単にシャドウの鸚鵡返しがうざかっただけのモニカ.ベットの上にお菓子を並べ,中から1つ拝借したシャチホコにキュートな蹴りをかます彼女もまた他領域の天才.「命の次にお菓子が大好きなの!」と抱え込む可愛いモニカは,世界菓子職人選手権の覇者,つまりパティシエの世界王者!

後半.モニカがいくら菓子の世界王者だとしてもパン職人としての腕は素人だろうと諏訪原.しかし「そんな素人にシャチホコは負けたぞ!」と黒やんがナイスツッコミ.モニカは間違いなく世界レベルのパン職人に成長している.その上菓子は美の重視される世界で,「美しいパン」という課題はまさにうってつけ.そんな現実を突きつけられた諏訪原は震えて…爆笑!
強敵を倒すことに生きがいを感じる諏訪原は,モニカが強敵とわかってうれしくて武者震い.これまで足りなかった燃料が一気に注ぎ込まれたよう.間違いなく彼もまた変人です.夢だけ見て周りが見えてない奴と勝負だけ見て他のことは無視している奴となんだかわからんハゲの3選手で構成された日本チーム.何かを極める奴というのはちょっと変わっていることが多いよね(笑).諏訪原はさっき丸太から削りだした王冠をさらに磨く.これが諏訪原の狙う王者の冠に変わるはず!

ついにはじまった決勝戦.しかし地元チーム不在の決勝戦には,準決勝どころか観客はほとんどいない.とはいえ勝負に観客なんかそもそも関係ないんだから,せっかくいちゃついてるカップルを脅したりすんなよ諏訪原(苦笑).そんな諏訪原の度肝を抜くのが対戦相手のモニカの晴れ姿.パン職人なのにビキニ! 半裸! これからパン作ろうってときに半裸! …素晴らしいサービスをどうもありがとう(笑)! まさかこう来るとは思っていなかったに違いない堅物の諏訪原は迫られて真っ赤に.
もちろんお色気はモニカの作戦.サンピエールオーナーに,勝利の暁にはサンピエールの菓子部門のGMに就任できるという条件でスカウトされたモニカは手段を選ばない.世界王者となればスポンサーさえつけば店を持つことは簡単なような気もするけれど,「お菓子の城」に相応しい大きな店を最初から手に入れるのはやはり難しいんだろう.
しかし,諏訪原も半裸には半裸で対抗.いきなりのフンドシ一丁に今度はモニカがびっくり.観客は少ないけれどたぶんテレビの視聴率はいい感じに乱高下しているに違いない(笑).確かにあんなおっかない体ににじりよるのは,いくらモニカだって無理.無茶な対抗策に見えますが相手との距離を取るという点では意外と効果的.もちろんパン職人としてはどうかと思うんですけども!
こうして決勝戦第1戦・諏訪原対モニカの半裸の「美しいパン」バトルがついに開幕.もし諏訪原が負けてしまうと,ヅラをずらされても気がつかないようなハゲが決勝の行方を左右することになるので大変だ.…もちろんドラマとしてはそのほうが面白いんだけど.
裸一貫の諏訪原が準備したのは卵黄生地とクロワッサン生地の2種類.それに対しモニカはライ麦の配合量が違う5つの生地.モニカ自身はドイツ出身.菓子職人としてはともかくパン職人としての経験が足りないモニカが一流の職人と渡り合うには,故郷の味・ライ麦パンで戦うしかない.貧しい暮らしゆえにアメリカを目指した家族の過去や夢が詰まったおいしい母のライ麦パン.アメリカに渡ったあとで倒れた父母の願いを考えると,モニカは絶対に負けるわけにはいかないのです.
勝負に全てをかける諏訪原の果物はきらきらと輝き,家族の夢を背負ってモニカが作り出した美しいバラの飴細工はピエロを魅了する.さて,本当に美しいのはどっち? 勝敗の行方よりはむしろ気合の入った2つのパンに対してピエロがどんなリアクションを披露してくれるのかを楽しみにしつつ,次回に続きます!

|

« 金色のガッシュベル#123 | トップページ | アストロ球団#5 »

レビュー◆焼きたて!!ジャぱん」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 焼きたて!!ジャぱん#45:

« 金色のガッシュベル#123 | トップページ | アストロ球団#5 »