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焼きたて!!ジャぱん#48

「審査するのも命がけの巻」

決勝第2戦は河内対シャチホコの毎日食べるパン対決.父の子である誇りをかけて河内が作り出したヴィクトリーと,故郷のスローフードにこだわったシャチホコのアレキサンドリアが激突する.まずはシャチホコのパンを口にしたピエロは,止まった時間の中でいきなり他局の小学生探偵風に変わった上に,リアクションに河内を巻き込んだ.自分の視聴率の高さなどを褒め称える小探偵の姿からキーワードが導かれたところで終局…かと思ったら,ピエロの背中にはナイフが.事件は未だに続いている.

クライマックスまでの最後のツナギとして,一念発起した河内が真面目に大活躍する「ジャぱん」.河内の恥でオッズをいじり,河内の頑張りで優勝に望みを繋げる.たとえその2回以外は全てパンに関してはまったくの役立たずだったとしても(笑)これだけおいしいところを持っていけたら,本人も本望じゃあるまいか? さすがに主役の和馬には及ばないとしても,諏訪原よりは絶対,その位置はおいしいぞ.

前半は視聴率3倍? 前回終盤でシャチホコがなんだか恥ずかしい持ちっぷりで誇っていたアレキサンドリア.スローフードにこだわった彼が最後に持ち出した決戦兵器こと古代米味噌.リアクションのスペシャリストすらその特質を把握していない伏兵的なマイナー素材なんですが,これに説明をぶちかましたのが米農家の倅である和馬.赤飯のルーツで栄養価が高く丈夫だが収穫量が少なくて作っている人もわずか…という適切かつ詳細な説明をやってのける主役に,周囲はもちろん呆然.
本来は安心してボケている和馬が説明役に回るのは,本来の概要説明&質問役の河内が目の前で試合をしているから.さらにやたらと細かく説明することで周囲を強制的にツッコミに変え,これまたツッコミ担当でもある河内の穴を埋めているわけです.どんなときでもいつものノリは崩さない,日本チームの笑いのチームワークの強さが伺えるシーン.…でも,やたら賢い和馬ってやっぱり和馬じゃないや(笑).
一足先にシャチホコのアレキサンドリアが完成し,早速ピエロは試食にかかる.慣例に沿えば後で試食するパンのほうが勝つ確率は上がるんですが,根本的に小市民な河内は焼成に集中できず,ピエロのリアクションに巻き込まれていきます.…折角晴れ舞台で父の名を背負って頑張ってるのに,台無しだ(苦笑).
ピエロのリアクションに巻き込まれた河内の世界はいきなり止まる.凍った空気の中に登場するのは…いろんな意味でぎりぎりアウトっぽい有名少年探偵風ピエロ! 原作では同じ掲載紙だからなんとかなったけど,アニメの場合は思いっきし他局で製作会社も違うんだけどいいのか? 音楽も含めてインスパイアしすぎなんだけど,訴えられたら謝ればいいって考えはやっぱりまずくはないのか(笑)?
止まった時間の中でピエロが示す鋭い推理…というよりは現実への説明であったり単なる推測であったり.既に起きた事件を推測で再現するから推理は凄いのであって,見たままを説明してもなぁ….内心ももちろんとても自分勝手な日本チーム関係者.河内のことはどうでもいいらしい.で,そんな適当発言を名推理と証してご満悦な自称天才.
大変わかりやすい手前味噌ぶりに河内がツッコンだなら,これがピエロの狙っていたリアクションへの道.コナンは手前味噌…こなんはてまえみそ…古代米味噌! もうすっかりこのノリにも慣れたから,この程度のダジャレなら多少腹が立つ程度だ(笑)! とはいえこんな下らないことに他局の看板アニメを引きずり込んだ罪は十分に重く,ピエロの背中にはなぜかナイフが突き立っている.…今更だけど,もう全然パンアニメじゃねえ!

後半は本シリーズの真の物語がついにクライマックス突入.世界レベルという立場とリアクションの都合でテロられて生命の危機に陥っている…割に元気なピエロ.背中にサバイバルナイフが刺さると大変危険なので視聴者は絶対真似するな.確かに世界レベルともなれば要人に招かれて政情不安な国に招かれることも多そうだ.ただし,少なくともモナコは審査会場の警備体制を見直したほうがいいぞ?
審査員は予期せぬテロで負傷したとしても,折角の舞台を己からすっぽかすことはできない.そんなわけで賭けたくもない命を賭け,ピエロは遅れて上がった河内のパンに,文字通り命がけのリアクションを取ってみせます.…これも大切な仕事なんだろうけど,バカだなぁ(苦笑).
生き急ぐピエロは早速回想開始.ここまでリアクションの中で描かれてきたピエロの過去はついに今へと繋がります.ケダムの大成功のあと,努力を怠り弛んだ団長や団員達を置いてリビアに渡ることを決意したピエロ.満ち足りた暮らしを捨てて戦火の中に飛び込むのは,世界平和という愛のため.衣食住だけでなく名誉までも満ち足りたから,より高いレベルの幸福を追求する.ピエロの笑いでリビアとフランスを仲直り!…って,これを下らないことだと思うような奴には世界平和は導けないに違いない.
もちろんこんな高い理想を共有できる者は当初はおらず,ひとりぼっちのピエロ.サーカスに置き去りにされて肉親の愛を知らずに育った彼にとって,家族がわりの仲間達に認めてもらえなかったことはどれほど辛かっただろう.けれど,仲間たちだって決して悪い奴らじゃない.結局は志を認めて同行してくれる仲間達に,ピエロは言い知れぬ幸福をガン○ムのインスパイアで表現してみせるのでありました.これは制作会社が同じだから大丈夫(笑).
…そんなトークがはじまって2時間.リビアの話を引っ張りに引っ張りまくるピエロに,ツッコミ役として巻き込まれた河内もさすがに呆れてます.なんせパンに関係のないガン○ム風味のリビアトークを延々と繰り広げられて,肝心の評価が出て来ないもんだから呆れるのも当然.ついにトークは4時間を突破.実際はナイフが刺さったままなのでどんどん弱りながらもリビアについて語り続けたピエロの真意とは!
あまりの長さについに審査員にツッコンだ河内と,実はそのツッコミを待っていた気が長くて命の短いピエロ.ここまでのトークは,僕とリビアの話! ぼくとりーびあ,…ヴィクトリーや! いくらなんでもあまりにも苦しいダジャレ! しかし本当に苦しいのはピエロ本人.河内の勝利を大変にまどろっこしいリアクションで伝えたあとは,説明役を黒やんに託し,出血多量のリアクションバカは倒れます.
代理の黒やんが説明する河内の工夫のうち,韃靼そば湯とパンケースは既に描かれてきたわけですが,パンが中折れしないようにクロワッサン生地を使用してみたり,より体に良い黒ブタラードを使ったという具体的な説明は初出.シャチホコのパンも結構優れてはいたものの,河内がたった1つのパンに盛り込んだ独創的な工夫は実に様々.素材から見た目まで全体的に手を抜かずに工夫してきた河内が勝利!

けれど,このパンの美味さを表現することに命を賭けてしまったピエロは4時間のリアクションでもはや虫の息.決勝戦第1戦が母のパンであったとすれば,第2戦は父のパン.パンの中に練りこまれたエピソードに感化されたらしい孤独なピエロは,父さんに会いたいという気持ちを吐露しつつも救急車で運ばれていく.…世界平和を目指す事も,刺されて4時間頑張るバカぶりも,全ては両親に見つけてもらうための必死の叫びだと気づいた河内は,自分の察しの悪さに涙を流します.
てなわけでピエロが倒れてしまったわけですが,本シリーズのクライマックスはまさにここからはじまります.リアクション中に語られたピエロの過去は現在に繋がり,さらにその現在は過去に対して途方もない影響を及ぼすことになるんだけど…原作通りにアニメ化するのはかなり無茶なネタがこの先に待ってるんだけど,本当に大丈夫か(笑)? ピエロの立場が激震する,次回に続きます.

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