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焼きたて!!ジャぱん#47

「あたかも少年マンガのようにの巻」

決勝戦.母の愛が込められたモニカのパンに諏訪原が敗北したことによって,河内の腕に日本チームの命運がかかる.当然そんなプレッシャーには耐えられないヘタレの河内をなんとかするために,日本からは南東京支店の仲間たちが総出でやってきた.家族をわざわざ会場に招き,さらに父の名を示すことによって河内を追い込み,やる気を呼び起こさせる仲間たち.河内はパン業界に革命を起こすべく,まずは食パン用のパンケースを試作しはじめる.

決勝戦も第2戦.3戦の並びが決まった段階から予測された大舞台に河内が挑む「ジャぱん」.ここまでの戦いではパン以外の幅広い知識を披露しリアクションのいじられ役を主に担当してきた彼ですが,パン職人が大会でこなす役割としては恥ずかしいほど失格.一応パンを作ったこともあったんだけど,試食もさせずに引っ込めてるという情けなさ.けれどさすがに今回は逃げ場なし.決勝の盛り上がりを冗長な展開で損なわないようにするためか,原作に比べると随分と単純に変更された描写によって,河内は大舞台に挑む覚悟を決め,その準備を進めます.

前半.前回真正面から戦った敵同士だけど戦いが終われば敵も味方もない…どころか恋の花が咲いたためにモニカは日本チームに入り浸り.諏訪原は勝負には負けたけども人生としては大勝利だ.でも,そんなバカップルに調理場を占領されて腹を立てるのが河内.思ってもみなかった諏訪原の敗北によって出番が回ってきてしまったハゲは,結局カップルの愛には勝てずに調理場を出てしまいます.
大舞台を前に居場所を失い,それ以上に心も落ち着かない河内を見つけたのが黒やん.黒やんが見抜いている通り,バカップルの件はあくまでも河内の言い訳.今の河内は背負ってしまったプレッシャーで何も出来なくなっているだけ…なんせ河内はパンづくり以外のことは相当詳しいし目端も効く.自分とシャチホコの実力差だって,誰に言われなくたって一番身に染みてわかっているのです.
相手は強いのにできることは思いつかず,崖っぷちの状況でホテルで不貞寝している河内を訪れるのが,南東京支店の仲間たち! 店を休んでここまで来てくれた,店長と月乃と冠と名前のわからない誰か(笑).大変に心強い応援団が到着したはずなんですが,ヘタレな河内の弱気はこの程度では止められない.しかし店長たちも河内のヘタレぶりは十分承知.やる気を無理にでも出させるため,決勝戦に河内の家族も招待しちゃってます! …この人数の旅費,一体どこから捻出したのやら…(苦笑).
けれどここまで徹底してヘタレを担当してきた河内には,家族が来てもやる気を出すにはまだ足りない.そのチキンぶりはわかっていても店長たちも呆れるほど.で,駄目押しとして冠が仕込んでいたのが,随分前に河内に渡した緊急時用の箱の中.そこに収められていた巻物には,「河内恭太郎」…河内の父の名が.
パンづくりの才能がなくても,パンタジアという高すぎる門に挑み続けてついには家と自分を焼いてしまった哀れな,しかし勇気と夢のある男.そんな父が尻込みを続ける今の河内を見たならば,どれほど失望するだろう.今の河内にはパンの才能以上に,恐れずに夢に立ち向かう志が決定的に足りない.それは,自分の父を失望させることだ….このあたり,原作ではもうちょっと長くていろいろあるんですが,アニメでは河内の更なるヘタレぶりをばっさり切って単純に仕上げてますね.
父の名を前に崩れる河内.その耳には,今はもう聞こえないはずの声が聞こえる.パンはうれしそうにつくるもの.父の子だから多少不器用なのは仕方ないけれど,諦めたら,逃げ出したらあかん! …不器用とかそういう問題ではなさそうな気もしないではないですが,今の河内に圧倒的に欠けているのはやる気.そのやる気に一度火がつけば,河内の爆発力は半端ではない!
父の名で目覚めた河内はいきなり食パン用のパンケースの試作を開始.これまではひたすら頼ってきた和馬にまでも,その猛る闘争心で喧嘩を売る! そして和馬はそれを聞き違える(笑)! なんで「革命を起こす」が「角栄を起こす」に.ちょっと無茶な空耳だけど,確かに和馬は新潟出身だしなぁ(苦笑).死してもなお地元民には強力な影響力を持つという田中元首相を自分の妻にするという河内の宣言に和馬驚愕! 河内が持ち直してくれたからこそ,ボケも安心してボケられるというわけです.
この大会で恥ずかしいピエロを演じたあとは,パン作りに関しては盲腸並みの役割しか果せなかった河内.けれど父の名を思い起こすことによって,自分自身がパン職人にこだわった理由を思い出します.職人としては全然ダメだったけれど憧れていた父の姿.みっともなくても情けなくても,夢に向かってひたすら努力する姿は,素晴らしい.

後半.第2試合前日.河内が作るのは父の食パンに対する夢を継いだつもりの「ヴィクトリー」.試作したパンの耳は成功するものの,中身の生地はもう全然ダメ.…自分のパンを試食してリアクション取る奴もなかなか珍しいですが,それほどまでに自分のパンすら試食慣れしてないってことなんだろうから,パン職人としてはやっぱしダメだ(苦笑).ダンボとかアヒルとか微妙にファンシーというか著作権が厳しい方面(笑)へとリアクションが展開する河内のパン.毎日食べる食事パンとして体に良い韃靼ソバを混ぜ込むことに挑戦しているようですが,粉ものの配合は未熟な河内の腕ではかなり難しい.
もちろん,そんなときだって後からそっと?支えてくれるのが仲間の素晴らしさ.河内に一人でパンを完成させるために出て行くのが,こんなときには本当に頼りになる店長.いつの間にか肩車しているのはまあいいとしてこの短時間に心を入れ替えた河内に対し,さらなる説教を食らわせ自分の成功をひたすら自慢するのでありました(笑).…確か序盤,腐らないパンでもこんな展開があったなぁ.
店長が語るお茶入りパンに関する話は大変に回りくどい河内への助言.葉のままでは混ぜられなくても,お茶にすれば適度に混ぜ込むことができる.では,韃靼ソバの場合は…? 店長の全然さりげなくないナイスアシストを受けて,ようやく突破口を見出す河内.目の前の課題に夢中で忘れていた扉の外では,優しい仲間たちが自分を信じて力を貸してくれる.その大きな借りは,新作パンの勝利で返す!

ついに来た第2試合当日! リアクションのためには何もかも捨てる覚悟のピエロ・前科1犯も元気です(笑).河内もシャチホコも家族やら親族やらを背負いつつ挑む晴れの舞台.しかしどれほどのプレッシャーがかかっても,父の名をも背負った今日の河内は一歩も引かない! …まあ,さすがに緊張するなといっても無理な状況なので粉はひっくり返したりしてますが,少なくとも自分が負けるかもしれないとは思っていないはず.これまでにないほどに強気です!
韃靼蕎麦を適度に生地に練りこむために,河内が準備したのはもちろんそば湯.店長のわかりやすい指示とあの大量の型が一体どんなパンに変わったのかも気になるところですが,シャチホコが持ち出すも大砲・アレキサンドリアの仕上がりも楽しみ.これまで指導者としての役割をこなしてきたシャチホコにとっても,この機会は自分自身の実力を広く示せる良い機会.毎日食べる体に良いパンとしてスローフードを選んだシャチホコがそそり立つ大砲を見せつければ人は頬を赤らめる! …ゴールデンタイムに何やってるんでしょうかこの作品(笑).
伝統的なエジプトの製法で作られた筒状のパンは,備長炭で焼かれた上に謎の材料が塗られる予定.とはいえ河内もこれまでは伏せられていたクロワッサン生地の使用を披露! 2人が作り出すパンは一体ピエロにどんなリアクションを取らせるのか.…革命はいいんだけど今度は日テレに喧嘩を売るのか(笑)? 原作で展開した文字通り危険なリアクションは果たしてどこまで再現されるのか.次回に続きます!

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