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金色のガッシュベル#140

「思い出だけをここに残しての巻」

リオウのコントロールによって日本目指して泳ぐファウード.残るは5時間半.この巨大な脅威を止めるため,ガッシュたちは2手に分かれて脳を目指す.ガッシュたちとともに行動していたウォンレイとリィエンは,限られた時間の中でファウードを止めるため,仲間の盾となってロデュウたちを足止めする道を選んだ.ファウードの力を借りたロデュウは己の分身を作り出し,数にまかせてウォンレイを攻撃する.3対1でリィエンも庇わねばならないウォンレイは,手も足も出ない.

物語は大荒れで先の見えない「ガッシュ」.今回はウォンレイの最後の見せ場! 見えない絆をひたすらに見せた原作とは違った形の別れが2人に訪れます.世界と愛する人を天秤にかけ,結局愛する人を選んでしまったウォンレイは自ら仲間のために捨石となることを選択.命がけの勝負を挑んだウォンレイは,最後まで大切なものを守りきって消えていきます.これまで随分と長い付き合いだった彼との別れは寂しいですが,そう遠くない将来には全員があっちに帰るんだよなぁ.あ,ファウードもあっちに帰るはずなんだけど大丈夫か?

ファウードの爆泳継続中.巨大客船もおもちゃにしか見えないような体の中で,脳に近い脊髄の中ではガッシュたちが上を目指して侵攻中.あと5時間半でファウードの脳を侵して動きを止めなければ日本が壊滅してしまうので皆必死です.2手に分かれた直後のフロア,第5脊髄でウォンレイとリィエンはガッシュたちを先に進めさせるためにこの場に残ることを決めます.まだ5時間半もあるんで全員で闘ってもよかったような気もするけれど,自分たちが仲間にかけた迷惑を思うとこんな形で罪を償うしか思いつかなかったんでしょうね.
対するのは暴力的なロデュウと常に冷静なチーターのコンビ.特に優れているのは中遠距離からの術攻撃の畳みかけで,近接戦闘に特に優れたウォンレイと闘うなら一定の距離を取って近づけないことが最重要.逆にウォンレイは攻撃をかいくぐってロデュウの懐に飛び込めば勝機が見えてきます.大味なロデュウの攻撃を小技でかわし,懐で確実にダメージを入れる連携はいかにも彼らしくて素晴らしい.
ただし守りを主体にするウォンレイは,攻撃する心がやや弱い.うまく懐に飛び込んだならすぐさま最大術でロデュウをぶっとばしてしまえばいいんですが,そこまで勝負に徹することができずにロデュウたちを警戒させただけで終わるのがどうにもよろしくない.格闘能力やコンビネーション,さらに強い信念に恵まれていても,どんな手を使ってでも勝ちにこだわる覚悟がなければ,勝利というのは拾えないものです.
ちなみにウォンレイたちを置き去りにした清麿組は,残した仲間を気にしながらも前進中.仲間を気遣うガッシュに対し,新参ながらも目的の達成に最もこだわるアリシエはこれでいいのだと説教します.最も大切なのは時間内に清麿かアースを脳内に送り込むことであり,それ以外はたとえ仲間でも切り捨てなければならない.…世界だけでなく仲間も救うと誓ったガッシュにとって残酷な判断ではありますが,肝心なところで計算が大きく狂ってしまったわけだから受け入れないわけにはいきません.それにウォンレイたちにとっては今が罪を償う最高の機会で,邪魔するのは野暮というもの.
さて,もう一方のアース組は防衛機構を乗り越えてようやく第4脊髄に突入.しかしホール内にはリオウ配下の2体の魔物がお待ちかね.少年型と巨大な魔物の2体と闘うのはチーム内最強のアース…ではなくて馬型魔物たちが立候補.装置を操作できるアースは最後まで温存しなきゃならないのは間違いありませんが,だからといってどっちが闘うかで敵の目の前で喧嘩するのはどうかと思います.つうかキャンチョメとモモンを残して2匹が倒れたら目も当てられないので,もうちょっと先のバランスを考えて闘ってください(苦笑).
そして足止めを頑張るウォンレイたちの動向.初撃で致命傷を与えなかった甘さによって,ロデュウ側に対抗する手を打たれてしまいます.ファウードのサポートシステムによってロデュウの分身2体が登場.ここで闘うなら全員でかかってきても構わないという自信はここにあったようです.折角分身できるならもっとつくってガッシュたちを追わせればいいような気がするものの,きっと分身はこのホールの外には出られないんでしょうね.
1対1ならウォンレイの方が強いけれど,3対1ではあまりに数の差がありすぎて劣勢に.さっき迷わず止めを刺していればなぁ….数の差を補うにはホールの出口や壁際でホール内側を向いて陣取り,敵の攻撃方向を一方向に絞って闘うのが一番良いはずなのだけれど,そこまで判断できる者も機会もこの場にはない.ホール中央部ではロデュウも分身たちもウォンレイの背中に回りたい放題で,リィエンを庇いたいウォンレイには攻撃どころか防御する余裕すらなく,折角のゴウ・バウレンも分身が盾となって吸収してしまう.その上分身はホール内のどこからでも再生できるってんだから始末が悪い.ロデュウにウォンレイたちを嬲ろうという下衆な精神さえなければ,あっという間に勝負がつきそうな圧倒的劣勢です.

ある意味ロデュウの下衆ぶりでなんとか命を繋いでいるウォンレイだけれど,目の光,守ろうとする意志は未だに消えていない.やられ放題の敵にそんな目で見られることでロデュウの嗜虐心はさらに煽られ,今度は言葉責めで皆を裏切った負い目を陰険につつく.ただし,この責めで苦しむのはウォンレイよりもリィエン.自分の罪を自覚しているウォンレイは今更何を言われてもそれほど痛くはないけれど,彼をそうさせてしまったリィエンは辛い….
愛する人は自分を守るためにいつだって身を削ってくれるから,自分の存在が愛する人を傷つける.だから,ただ泣いて守ってもらうわけにはいかない.リィエンは立ち上がり,自分の力でロデュウの分身を撃退.彼女はこれまで愛する人を救うために殴りこみまでやった女の子.ただ泣いているような子ではありません!
もう十分守ってもらったから,守らなくてもいいとウォンレイに告げるリィエン.魔物とパートナーは2人で1つの運命共同体.その攻撃力を最大にするには,例えばブラゴとシェリーのように庇いあうことなく共に闘うことが理想です.互いを庇う甘さを捨てて向かって来る2人はしぶとく,さらに一方を人質にする作戦も意味を持たない.たとえパートナーのところに分身が走ってもウォンレイはもう振り向かない.深く強い信頼に結ばれた2人には,見なくても互いの姿が見えています.3対1の戦力差は3対2,さらに足りない一人分は信頼で補ってついに戦況逆転!
けれどロデュウは往生際が悪い.本来は即座に撤退して次の機会を狙ったほうがいいに決まってるんだけど,頭に血が上ったロデュウは最終手段を実行.パートナーの体にファウードの力を注ぎ込む! …ファウードの中にパートナーを取り込ませることによって,莫大な力をパートナー経由で使えるようにしているみたいだけれど,あんなものの一部にさせられたパートナーの今後がちょっぴり気になります.なんか副作用とかありそうだよなぁ.
ファウードのエネルギーによって大技出し放題となったロデュウ.どう見ても危ないのでウォンレイはリィエンに退避を勧めるものの,ここでリィエンが退くはずがない.どこまでも一緒の2人が放つ最大術と,他人の力を借りたロデュウの術が激突,爆発! …その衝撃の光の中に愛する人が飲み込まれないように,リィエンの前に立ったウォンレイ.
その背からは,2人のこれまでの思い出があふれ出す.この世界にたった一人で戦いにきたはずが,いつの間にか戦いよりも大切なものを見つけてしまった日々.いつかは別れる日が来ると知っていても,それでも一緒にいる幸せに恵まれた日々.王の座を巡る闘いの主旨を考えれば破格の幸せに恵まれたウォンレイは,その幸せの代償をここで己の身で支払います.大切な人の笑顔を守るために,最後の意地で….

原作とはかなり違う形で訪れたウォンレイとの別れ.原作はひたすら守り通してウォンレイが消えたわけですが,アニメでは一時的にでも共に戦う様子が描かれたのはうれしかったかな.リィエンを守られ役にしておくのはあまりにも勿体無いですからね.…でも涙の量は原作のほうが上.割とさっぱりした別れになってしまったので,ここまで一緒に来た仲間との別れとしては少し寂しい…あれ? 予告ラストで走っているアレは誰ですか(苦笑)? 次の炎と氷の激突は相殺?それとも大爆発? 次回に続きます.

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