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金色のガッシュベル#139

「せめて裏切りの代償にの巻」

封印を解かれ動き出した巨大な魔物・ファウード.魔界に転送されるまで海溝に沈んでいてもらうという清磨の策はあっさりと崩れ,リオウは転送装置までも止めてしまう.一刻も早くファウードを止めなければ世界は壊滅してしまう.ガッシュたちは再度ファウードの口から内部に突入し,リオウのいる脳のコントロールルームを目指す.
脊椎上部に続くエレベーターから第6脊椎のホールに上がったガッシュたち.モモンの能力で2本の道が上まで通じていることがわかり,一同は2つのグループに分かれて上に進むことにする.

原作展開を逸脱し未知の領域に飛び込んだ「ガッシュ」.正直あのペースで原作を消化しているとあっと言う間に追いつくことは元々目に見えていたんだけど,まさか原作者が怪我したり声優が大変なことになったりするとは思ってなかったからなぁ(苦笑).とはいえ恐らくこの先の展開の大枠については原作者から伝えられているはずなので,途中は原作とはかなり違うものが描かれるとしても,最終的には同じ終着点へと収斂していくのでしょう.罠がてんこ盛りに違いない2つの道の先,その結末に待つのは一体何なのか.

山よりでかくて凶暴なファウード.それを海溝に沈めて時間を稼ごうと狙った清磨の計略は前回ラストでものの見事に大失敗.転送装置を止められた上に日本を上陸ポイントにされてしまってさあ大変! まさかあの巨体が泳げるとは誰も思わなかったわけだから失敗したのも無理ないでしょうが,それでも指揮官としてこの事態をなんとかする責任は,清麿の肩にさっきよりも重くのしかかります.
重責を負わされた中学生の出した行動方針は,全員で再突入してメインコントロールルームに入って動きを止める.無策の突進に限りなく近い結論ではあるものの,それ以外の手段が全て脳から解除されてしまうなら無茶でも侵入して機能停止させるしかありません.自分たちも世界の人々も誰一人死なせぬために,残った6時間で不可能を可能にするしかないのです.…夜明け前,転送装置を動かして封印を解くまでには希望の光がちらちらと見えていたけれど,夜明けを越えた今は希望の光はあまりに遠くて暗い.けれど諦めてしまったら本当に全てが終わってしまうことを,清麿だけでなくここにいる全員がよく知っています.
ファウードが泳ぐ最中の息つぎをなんとか止めて,もう一度口から侵入することに決めた一堂.息を止めるのはもちろんこけおどしのスペシャリストであるキャンチョメ.ディカポルクで目の前に突然現れることによって気を引いて,その隙に全員で危険な口中に再突入! …人数がかなり増えているので足役のウマゴンとか大変そうですが,この疾走は止まれない.口元はなんとか通過できても,後から追いかけてくる海水に飲まれれば溺れて終わってしまう!
必死で走りまくって海水を逃れ,前回通った胃ではなくその手前の血管通路へと抜ける一同.ここでようやく足役解放.たぶん他の連中よりも余分に疲れていそうなウマゴンはご苦労様です.この先のバトルで疲れの影響が出ないといいんですが.それぞれの足で進むアップダウンの激しい道の先にはエレベーターが.ファウードの中枢,脊髄上部までいける素敵に便利なエレベーターです! …せっかく神経の中枢に来たのなら,ここで脊椎をぶっ壊して下半身をコントロール不能にしてもよかったかも.泳げなくなるから沈むだろうし…あ,一緒にガッシュたちも沈んでしまうからダメか(苦笑).
この便利なエレベーター,侵入の難しい脳のすぐ近くにまでいきなり上がれるけれど,敵の基地のど真ん中で一時的に全員が狭い部屋に閉じ込められるから襲撃されたら一網打尽.正直罠にかかりにいくようなものようなもの.ただしガッシュたちには罠を回避する余裕すら残されていないわけで諦めて全員で搭乗.…それでもやっぱし何の策もなしに乗るのはどうかしている(苦笑).たぶん全員疲れてまともな判断ができなくなっているのかもしれません.
で,同じようにきっと疲れでまともな判断ができなくなっているのがリオウ.ファウードの中枢に引き込めばガッシュたちをファウードの中に閉じ込めておけるという判断でろくな罠もなく第6脊椎に侵入させてしまうんだけど,脳からいくらでも妨害できるならガッシュたちを体内で泳がせておいたほうが良さそうな気が.どうせ上がってこようとするんだから,そのルートにあるだけの罠を張りまくっておけば面白いように自爆してくれたはずなのに…やっぱし眠かったんだろうなぁ.さらにこれも寝不足に違いないザルチムは,今後を考えると本当に大切なことを忘れてしまっています.
辿りついた第6脊椎のホールには沢山のルートが.こんなときにこそ大変便利なモモンが気配探知の末に推奨したルートは2本.この2本に関してはどちらが本物なのかがここではわからないということで,現在のチームを2つに割って,2チーム2ルートで同時に最上層を目指すことになります.

清麿がさくさくと分けた2チームは,ガッシュ・ウォンレイ・ティオ・リーヤのガッシュ…ではなく清麿チームと,アース・カルディオ・ウマゴン・キャンチョメ・モモンのアースチーム.それぞれの要は清麿とアース.魔界の装置を操作できる2人のどちらかを脳に押し込むことが,ここから先の闘いの目的となります.随分と移動力が偏ったチーム編成になってますが,この先長距離移動する機会が減ると踏んで,逆属性の組み合わせによる戦力強化に賭けたんだろうか.でもこれでは片方のルートが失敗だったときにすぐ戻ることもできないし,罠からの高速離脱もできないのでバランスがいいかどうかには疑問を感じます.あと,飛び道具のキャンチョメとモモンを同じチームに入れるのもどうだろう(苦笑).…何はともあれ,この先誰一人死なせずにファウードを止めるため,一同は二手に別れます!
先を急ぐ清麿チームでは,久々に仲間に戻ってくれたウォンレイが己の覚悟を伝えます.リィエンと世界を天秤にかけ,結局世界を裏切った自分を責めるウォンレイ.裏切ったなんて思っていないと仲間は言ってくれるし,「今俺たちと行動をともにしているのは,ウォンレイ自身の意思だろう? だったらそれで十分だ」などと優しい言葉までかけてもらえるわけですが,今のウォンレイにはそんな優しさすらも痛いはず.
一方アースチームもやっぱり必死に移動中.アース・カルディオの新参の強面ペアと,ウマゴン・キャンチョメ・モモンの楽しいトリオがこの先うまくやっていけるかどうかがちょっと心配です.こちらのルートには鮫マッチョなファウードの防衛システムが山ほど登場.チームリーダーのアースが直線様のルートを生かして剣を振るって退けていきます.次々敵が沸いてくるとしても通路は狭いので,計画なしにわらわら出てくる雑魚ではアースの進撃はそう簡単に止められないでしょうね.
そして清麿チームの前には本格的な妨害が.雑魚妨害はなかったものの,ホールでは中ボスクラスのロデュウがお待ちかね! しかもこいつ,数の多いガッシュたちを前にしても獲物が減ったとおどけて悲しんで見せる.…こいつってこんな戦闘バカだったっけ? 以前友達を巡って南の島で闘ったことのあるガッシュとロデュウの間には一応因縁があるわけですが,ここにはそれよりも重い因縁を持つ2人がいました.全員でかかってきても勝てると余裕なロデュウに対し,その必要はないと進み出るのが…ウォンレイ.
ウォンレイとリィエンには平和な日々をロデュウの訪問で見事にぶっ壊されたという実に重い因縁が.ガッシュに救われるまで自分たちの意に反した行動を無理やり取らされてきた被害者としては,ロデュウはぜひとも己の手で仕留めたい相手.ゆえにウォンレイはここでリィエンと2人で残り,全員のための盾になることを宣言します.
仲間のためなら命を捨ててもいいと考えているウォンレイは,恋人と世界を天秤にかけてた状況で恋人を選んでしまったことと,両方を救うという真の回答をガッシュに見せつけられたことにより,自分に王になる資格がないことを強く自覚してしまいました.どんな過酷な状況であっても一人を選んで皆を切り捨てるような者では,全てを守る王にはなれないというわけで.そんな悲しい自覚を埋めるためにウォンレイが選んだ道こそ,王になるべき者を守る役割.全てを守るのが無理ならば全てを守ってくれる一人を守る.踏み台,捨石となる覚悟です.
王の座を目指してここまで勝ち残ってきた魔物にとっては,敗北宣言に限りなく近い決意を抱いて立つウォンレイ.けれどそれによって自分の納得する王が生まれてくれるなら,それは自分が王になることと同じくらいに素晴らしいはず.リタイヤ覚悟で壁となるウォンレイと,彼にどこまでもついていくリィエンの心はもはや曲がることなく,ガッシュたちは2人を案じながらも置いて進むしかありません.「必ず追いついてくるのだぞ!」とガッシュは言うけれど,笑みでしか応えることができないウォンレイ.それはきっと….

そしてはじまるウォンレイの突出と華やかな体術! 展開される高速の体術,小気味いいカンフーアクションはシリーズ中でも滅多に見ないほどに実に気合の入った凄い画で,いきなりの大迫力にさすがのロデュウも壁に吹っ飛んで呆然.ついでに見ている視聴者も呆然(笑).謎のビームでどーんどーんというバトルが普段多いからこういう肉弾戦はとても新鮮です.
もちろん魔物がたかが蹴りで壊れるわけもない.けれど仲間を裏切った罪を雪ぐためには,ここから一歩も引く訳にはいかない! ウォンレイとリィエンの悲壮な戦いぶりについては次回たっぷりとやるようなのでお楽しみに.さらに未だにザルチムがうっかり忘れている2人が動き出すとこのバトルの構図がまた一転するはずなのでそれも気にしつつ,次回に続きます.

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