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金色のガッシュベル#143

「参謀格の強敵だったはずなのに…の巻」

ファウードが日本に到着するまであと4時間.ロデュウの悪あがきは見事退けたものの,アリシエとリーヤの本当の敵は後からやってきたザルチムの方だ.ガッシュたちの動きを己の分身で止めてアリシエを倒すべく仕掛けるザルチム.以前ザルチムは捨て身で戦うアリシエに圧倒されて動けなくなった経験があり,そのときに味わった屈辱をこの場で晴らそうと考えていたのだ.直前の戦いで心の力を消耗しているアリシエたち.しかし彼はどんな逆境でも闘志を失うことは決してない.

終着点目指して沢山の人々と魔物の運命が集結し絡み合っていく「ガッシュ」.今回は前回主役の座を途中で奪われたアリシエがもう一度頑張る回なんだけど…また途中で主役の地位を引きちぎる2人とかバイクの2人に奪われている気が(苦笑).見せ場の奪われ具合はちょっと面白いくらいなんですが,きっと今ここでリタイアするよりはずっとマシなのだと信じたい.ちなみに全体的に格闘戦が中心になっていてしかもかなり頑張って闘っているので,気合トークで繋いで繋いで凄い術でどーんといういつもの「ガッシュ」らしい大味な展開が見られないことに妙な違和感を感じます(笑).

前回リベンジを挑んだものの味方にすら見捨てられやっぱり退場させられたロデュウのへたれっぷりは記憶に新しいですが,まさかそれを越えるヘタレが次の回に誕生するとは….ロデュウを噛ませ犬に使ったザルチムはアリシエが程よく消耗したところで登場.偉そうな態度で出てくる彼ですが,因縁に決着をつけるなら互いに同条件で闘えばいいのに,わざわざ消耗させてから出てくるあたりで既に腰がかなり引けてます(苦笑).そんなに怖いなら分身の術で縛ってそのまま倒してしまえばいいのに….
わざわざガッシュたちを影で縛り上げ,アリシエたちのみ戦闘が可能という舞台を作ったザルチム.ファウードのサポートシステムで自分の分身を作り,その分身に影縛りをやらせるというのは確かに正しい使い方.持続する上に効果範囲と魔物の間に距離のある術は,こういう場面で使うには実に使い勝手が良さそう.ただしこの段階で即座に清麿を潰しておかなかったザルチムの判断は甘すぎる.叩けるときに徹底して叩かなかった甘さが今のぐだぐだな事態を作り出しているのだと,リオウ側の魔物は即刻全員で反省するべきです.
てなわけでザルチム対リーヤ…というよりはアリシエ戦が開幕.敵の力は残りわずかな上に時間稼ぎをするだけでも相手への大きなダメージになるという絶対有利な状況でも,わざわざ自分から銃撃を仕掛けてしまうザルチムの浮き上がりっぷりが情けない.折角の優位なんだからゆっくり言葉攻めするとか,自分に自信を持ってゆったりと仕掛けていただきたい.この状況で浮き足立つだなんて,自分で「小物です!」と宣言してるようなもんですよ.
圧倒的に有利なはずのザルチムを小物に変えてしまったのは,アリシエが以前彼に与えた恐怖の成果.どんな状況でも闘志にはまったく衰えのないアリシエは,以前ザルチムが迎えに行ったときに彼を大変恐ろしい目に遭わせていたのでありました.リオウの呪いを受けながらも自分の命を庇うことなくザルチムの首をひっつかんでみせたアリシエはまさに鬼であり,そのあまりの身の捨てっぷりにザルチムの脆弱なハートはトラウマレベルに傷ついてしまったご様子.アリシエの怖さは刺し違えることを恐れないところ.自分の命1つで村が助けられるなら本望と命を粗末にする戦士ぶりは,強いとはいえまだ子どもである魔物にはやっぱり怖かったに違いない.巻き添え自爆覚悟で最強術を自分の魔物に命令するという狂犬ぶりを見せるアリシエに,あの日ザルチムは完全に圧倒されたわけです.
そんなアリシエもさすがに人質には負ける.あまりにも一途で真っ直ぐゆえに,守りたいもののためにはどこまでも弱くなるのがこのタイプ.ある意味悪人にとっては一番やっつけやすいタイプなんだから,今だってザルチムも折角つかまえたガッシュたちをもっとうまく使えばいいのに….人質によってアリシエを制したザルチムが,「最初からそう言やよかったんだ」と震えながら言っているのがもう本当に情けない.ザルチムの地位が参謀から小物へと急降下です(苦笑).
あのときアリシエに与えられた屈辱を晴らすべく.ザルチムは影の爪を両手に装着して宿敵に接近.人間を殺す気満々のザルチムに対し,アリシエは毎度のように攻撃にひるむことなくむしろ突っ込んでいきます.リーヤを巨大化させても決定打にはならないけれど,ザルチムが1体で闘っているのに対しアリシエとリーヤは2人がかりで仕掛けてくるんだからやっぱり怖い.今のザルチムには敵が倍の戦力で攻めてきているように感じるはずで,その恐怖が彼のなけなしの判断力をさらに激しく乱すわけです.
そして,ここまで縛られて観客にされていたガッシュたちは,アリシエたちからついに主役の座を奪回するべく動き出します.アリシエの身を捨てたバトルを目の前にして,我慢できずにすごい力で影をちぎり始めるガッシュ…とティオ.ここ,ガッシュだけが頑張ってもまったく問題ないシーンなんだけど,おつきあいで馬鹿力を発揮するティオが怖い…(苦笑).仲間の足を引っ張りたくないという根性だけで術を引きちぎるお子様2人はそのまま分身を攻撃して倒し,アリシエに対するザルチムの最大の切り札が今ここで使わないうちに失われます…情けない(苦笑).
さてこの頃,ファウードの接近は人間の社会を大きく揺るがせはじめています.巨人が日本を狙って接近しているとなればそりゃもう大混乱.ファウードから逃げるには国外脱出しかないと判断されているようで,脱出希望者が船に殺到してごったがえしている程度のモチノキ町は平和なほうじゃないかと.もっと人口の多い都会なら殺気だった人たちがパニックになって殴りあいとか殺し合いとかしている気が.
脱出希望者と船の数は明らかに釣りあわず,このままではモチノキ町には沢山の人が残されてしまうのかと思ったら,高嶺教授とプロフェッサー・ダルタニヤンがでっかいお船でやって来た! この調子でこれまでの登場人物がどんどん出てきてくれるんだろうか.日本経由の世界の危機の只中で,夫に再会できた華さんがとてもうれしそうだ.

ガッシュたちが自力で脱出してくれたおかげで味方のことを気にする必要もなくなり,動きやすく服をちぎって布で己の手に本を巻きつけた格闘家のアリシエ.ゴウ・アムルクの連打をザルチムに向け,さらに最強術のシャオウ・ニオドルクをザルチムにぶつけて勝負は決した…はずがこれはザルチムの罠.珍しく敵の狙いに直前で清麿が気づいて止めようとしたものの既に遅く,アリシエは心の力をほぼ使い果たしてしまいます.
自分が精神的に物凄く気圧されていることは棚に上げ,相手が術を使いさえしなければ勝てると考えている小物のザルチムはうまいことやったといい気分.最大術がぶつかったのはあくまで分身.アリシエたちはほぼ術が枯渇した状況で本物のザルチムと闘うことに.ちなみにさっき戒めを無理やりぶっちぎったガッシュたちは今度は防衛システムに捕まりました.…結局こうなるなら,無理に脱出しなくてもよかったような…(笑).
超捨身の攻撃を得意とするアリシエの思考回路はザルチムもとっくに予測済み.たとえ術なしの状態でも特攻をかけてくるに違いないバカに合わせて自分の最大呪文を叩き込む…はずが,いきなりリーヤがアリシエの前に出て勢いを止めた! 自分以外のためなら全てをかけがちなアリシエは大変な死にたがりであり,かけがえのないパートナーを失いたくないリーヤは特攻なんかして欲しくない.ゆえに自分の身を最前線にさらすことで敵とアリシエの間に距離を取って自爆を防がなきゃならない.ここまでしなきゃ止まらないだなんて,なんて手間のかかるパートナーだ(苦笑).
ザルチムの最大呪文,巨大な闇の死神の中に飛び込むリーヤ.ザルチムの術に勝つには影の源となる目の光を消すしかないわけだけど,ニドルクでやっと強化された程度のリーヤでは光は半分しか覆えない.このままではやっぱりアリシエは助からない…って,リーヤで半分ならアリシエも一緒に影の中に飛び込めば全部消えたんじゃないか(苦笑)? 状況が厳しいのはわかるけど,あまりにも2人ともテンパリすぎで同じく一杯一杯のザルチムにすら負けるぞ…というところに乱入してきたのがバイクに乗ったテッドとジード! おお,こんなに早く合流してくるのか!
プライドを賭けた対決にいきなり乱入して横からぶんなぐって中断させる格闘戦のスペシャリスト・テッド.さらに一緒に復帰したリィエンの大活躍も相まって,乱戦の中でおいしいところをまたも全部持っていかれたアリシエとリーヤ.いくら新参とはいえ2回連続でこの仕打ちは辛い.そしてもっと可哀想なのは敵の戦力増強を前に撤退を決めたザルチム.本当に強いんならテッドに殴られた23発とか覚えちゃだめだよ.どう見ても負けて逃げて帰ってるんだから,いくらそれが本当だとしてもあんなのよりも重要な敵がいるとか一生懸命語っちゃだめだよ…(苦笑).
アリシエの見せ場と引き換えにしてガッシュ側には頼もしい戦力が参加.窮地を救われたアリシエの感謝の笑顔が場に合わないけどなんだかうれしい.テッドがこっちに来たってことは彼と因縁のある魔物もこっち側に出てくることになるのかな.そして,リィエンの合流によってウォンレイのリタイアを知った一同.そしてここで,最後までリィエンのことを気遣うウォンレイの最後が追加.時期的に原作とアニメが相当接近していたはずだけど,せめてあのシーンはやりたいということで追加したんでしょうね.

ガッシュ側にはテッドたちという頼もしい力が加わったわけですが,気がかりなのはついに動き出した2人とかトガったあの魔物のような第3勢力.強い彼らの行動次第では戦況がひっくり返る可能性は非常に高いから,リオウも高みの見物を決め込んでいる場合じゃないと思います.この戦いで大幅に株を下げたザルチムはこのままヘタレ一直線なのか.アリシエが最後まで主役を演じられる時は来るのか.そしてモチノキ町にたった一人残された鈴芽の運命はいかに? 沢山の魔物と全世界の生命の運命がかかった次の闘いの相手は…あれですか(苦笑).笑いを忘れない次回に続きます.

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